JP2005145701A - 紙葉類繰り出し装置 - Google Patents

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良彦 成岡
Yusuke Mitsuya
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Abstract

【課題】この発明は、紙葉類を長期に亘って安定して繰り出すことができる紙葉類繰り出し装置を提供することを課題とする。
【解決手段】紙葉類繰り出し装置10は、紙葉類Pに転接して回転する繰り出しローラ2、繰り出しローラ2を回転させるモータ3、繰り出しローラ2を先端に取り付けたアーム4、バックアッププレート5、およびドレッシングローラ6を有する。繰り出しローラ2の周面2bをドレッシングする場合、バックアッププレート5と繰り出しローラ2との間に紙葉類Pが無い状態で、繰り出しローラ2をドレッシングローラ6に接触させ、繰り出しローラ2を逆回転させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、紙葉類に繰り出しローラを転接せしめて回転することにより当該紙葉類を繰り出す紙葉類繰り出し装置に関する。
従来、紙葉類繰り出し装置として、集積した複数枚の紙葉類の集積方向端部の紙葉類に繰り出しローラを転接せしめて回転することにより当該紙葉類を繰り出す装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。繰り出された紙葉類は、搬送路を介して後段の処理部へ送られる。
しかし、この種の繰り出し装置では、繰り出し動作を続けているうちに繰り出しローラの周面に紙粉等が付着し、紙葉類との間に生じる摩擦が不十分になることが知られている。このように、紙葉類との間の摩擦が不十分になると、紙葉類の繰り出しが不可能になる場合がある。
特開2000−198559
この発明の目的は、紙葉類を長期に亘って安定して繰り出すことができる紙葉類繰り出し装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の紙葉類繰り出し装置は、集積方向一端にある紙葉類に面接する位置に設けられ、紙葉類を集積方向に移動させるバックアッププレートと、このバックアッププレートとの間で紙葉類を挟む位置に設けられ、集積方向他端の紙葉類に接触して回転することにより当該紙葉類を繰り出す繰り出しローラと、この繰り出しローラを回転させる駆動部と、上記繰り出しローラを上記バックアッププレートに向けて付勢する付勢部と、上記バックアッププレートが紙葉類に対向する対向面に露出して設けられ、紙葉類が無い状態で上記繰り出しローラに摺接してドレッシングするドレッシング部材と、を備えている。
上記発明によると、バックアッププレートと繰り出しローラとの間に紙葉類が無い状態のとき、繰り出しローラをドレッシング部材に摺接させてドレッシングできる。これにより、繰り出しローラの周面に付着した紙粉等を除去でき、周面の摩擦係数を維持でき、紙葉類を長期に亘って安定して繰り出すことができる。
また、本発明の紙葉類繰り出し装置は、紙葉類に転接して回転することにより当該紙葉類を繰り出す繰り出しローラと、この繰り出しローラを回転させる第1駆動部と、上記繰り出しローラの周面に接触して該周面をドレッシングするドレッシング部材と、上記繰り出しローラが紙葉類に転接する繰り出し位置と上記ドレッシング部材に接触するドレッシング位置との間で上記繰り出しローラを移動させる移動機構と、を備えている。
さらに、本発明の紙葉類繰り出し装置は、集積された複数枚の紙葉類のうち集積方向端部にある紙葉類に転接して回転することにより当該紙葉類を繰り出す繰り出しローラと、この繰り出しローラを回転させる第1駆動部と、上記繰り出しローラによって繰り出された紙葉類のギャップを検出するギャップ検出部と、上記繰り出しローラの周面に接触して該周面をドレッシングするドレッシング部材と、上記繰り出しローラが紙葉類に転接する繰り出し位置と上記ドレッシング部材に接触するドレッシング位置との間で上記繰り出しローラを移動させる移動機構と、を備え、上記ギャップ検出部で検出した紙葉類のギャップが、予め設定したしきい値を超えて変化したとき、上記繰り出しローラをドレッシング位置に移動させて上記繰り出しローラをドレッシングする。
以上説明したように、この発明の紙葉類繰り出し装置は、上記のような構成および作用を有しているので、紙葉類を長期に亘って安定して繰り出すことができる。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、この発明の第1の実施の形態に係る紙葉類繰り出し装置10(以下、単に、繰り出し装置10と称する)の概略構造を示す正面図であり、図2は、この繰り出し装置10の左側面図であり、図3は、この繰り出し装置10の底面図である。尚、図3では、説明をわかり易くするため、ドレッシングローラ6の図示を省略してある。
繰り出し装置10は、フレーム1、繰り出しローラ2、本発明の駆動部として機能するモータ3、繰り出しローラ2を回転可能に取り付けたアーム4、バックアッププレート5、および本発明のドレッシング部材として機能するドレッシングローラ6を有する。
バックアッププレート5は、略矩形の板の両端を同じ方向に折り曲げた形状を有し、この折り曲げた部分にドレッシングローラ6の回転軸6aを取り付けている。すなわち、ドレッシングローラ6は、バックアッププレート5に対して固定的且つ回転可能に取り付けられており、バックアッププレート5が移動する際には、バックアッププレート5とともに移動される。また、ドレッシングローラ6は、ワンウェイクラッチ8を介して回転軸6aに取り付けられており、一方向のみ回転可能となっている。
また、バックアッププレート5は、紙葉類Pに面接する位置関係で対向する対向面5aを有し、この対向面5aにドレッシングローラ6を露出させるための開口部5bを有する。本実施の形態では、バックアッププレート5の対向面5aと反対側に設けられたドレッシングローラ6の外周面6bがバックアッププレート5の対向面5aと略面一に露出するようにドレッシングローラ6が位置決めされてバックアッププレート5に取り付けられている。
このバックアッププレート5は、その対向面5aが集積状態の複数枚の紙葉類Pの集積方向一端にある紙葉類Pに面接する位置に設けられている。このバックアッププレート5は、図示しない駆動機構によって、複数枚の紙葉類Pを集積方向に移動する方向、すなわち図中矢印A方向に移動可能となっている。
繰り出しローラ2は、集積状態の複数枚の紙葉類Pのうち集積方向他端にある紙葉類Pの表面に周面2bを接触した状態で回転可能に設けられている。繰り出しローラ2の回転軸2aは、軸受11を介して、アーム4の先端4aに回転可能に取り付けられている。
アーム4は、板状体を複数回折り曲げて形成され、回転軸12に対して軸受11を介して自由に回転可能に取り付けられている。そして、この回転軸12が、フレーム1に対して軸受11を介して回転可能に取り付けられている。また、繰り出しローラ2から離間したアーム4の基端4bには、一端をフレーム1に固定したバネ7の他端が取り付けられている。バネ7は、本発明の付勢部として機能し、繰り出しローラ2をバックアッププレート5に向けて付勢する図1中矢印B方向にアーム4を付勢する。
言い換えると、複数枚の集積状態の紙葉類Pは、バックアッププレート5の対向面5aと繰り出しローラ2の周面2bとの間で、その集積方向に沿って押圧された状態で挟持される。
繰り出しローラ2の回転軸2aには、タイミングプーリ14が取り付けられている。このプーリ14には、回転軸12に固設されたプーリ15との間で巻回されて張設された無端状のタイミングベルト16が掛け回されている。また、回転軸12には、他のプーリ17が固設されている。このプーリ17には、モータ3の回転軸3aに固設されたプーリ18との間で巻回されて張設された無端状のタイミングベルト19が掛け回されている。つまり、モータ3を回転することにより、回転軸12が回転し、繰り出しローラ2が回転する。
上述したドレッシングローラ6は、繰り出しローラ2の周面2bに摺接することにより該周面2bを研磨するように機能する。研磨の度合いは、周面2bを大きく削るのではなく、周面2bに付着した紙粉等の異物を除去して周面2bを初期状態に戻す程度である。つまり、特許請求の範囲および明細書に記載したドレッシングとは、繰り出しローラ2の周面2bをこの程度研磨することを言う。
上記構造の繰り出し装置10は、以下のように動作する。
第1に、紙葉類Pを繰り出す場合、まず、バックアッププレート5を矢印A方向に移動させてバックアッププレート5から離間した側の端部にある紙葉類Pを所定の繰り出し位置へ配置する。この状態で、繰り出し位置へ配置された端部の紙葉類に繰り出しローラ2が所定圧力で当接された状態となる。
この状態で、モータ3を矢印C方向(図1)に所定速度で回転させて繰り出しローラ2を矢印D方向(図1)に回転させ、繰り出しローラ2の周面2bに接触した端部の紙葉類Pを不図示の搬送路上に繰り出す。紙葉類Pは、繰り出しローラ2の回転によって連続して繰り出される。
このように、紙葉類Pを繰り出す場合、図1或いは図2に示すように集積状態の複数枚の紙葉類Pがバックアッププレート5と繰り出しローラ2との間に介在していれば、ドレッシングローラ6は回転せず、紙葉類Pの繰り出し動作を妨げることはない。一方、バックアッププレート5と繰り出しローラ2との間に紙葉類Pが1枚だけ介在している場合、当該紙葉類Pにドレッシングローラ6が接触しているため、繰り出しローラ2によって繰り出される当該紙葉類Pにドレッシングローラ6が連れ回る(図1中矢印E方向)。この場合も、ドレッシングローラ6が紙葉類Pの繰り出し動作を妨げることはない。
このように、ドレッシングローラ6は、ワンウェイクラッチ8の作用により、繰り出しローラ2が紙葉類Pを繰り出す方向に回転しているとき、繰り出しローラ2に連れ回り可能となっており、逆方向への回転は不可能となっている。
第2に、繰り出しローラ2の周面2bをドレッシングする場合、図4および図5に示すようにバックアッププレート5と繰り出しローラ2との間に紙葉類Pが無い状態で、繰り出しローラ2の周面2bをドレッシングローラ6の外周面6bに転接させる。尚、全ての紙葉類Pを繰り出した後、繰り出しローラ2は自動的にドレッシングローラ6に転接される。
そして、この状態で、モータ3を逆回転(図4中矢印F方向)させて繰り出しローラ2を矢印G方向に回転させ、繰り出しローラ2の周面2bとドレッシングローラ6の外周面6bとを摺接させる。このとき、ドレッシングローラ6は、ワンウェイクラッチ8の作用によって停止している。
以上のように、本実施の形態の繰り出し装置10によると、従来の装置にドレッシングローラ6を追加しただけの簡単な構造により、紙葉類Pが無い状態で、繰り出しローラ2の周面2bをドレッシングできる。このため、繰り出しローラ2の周面2bを常に初期状態に近い良好な状態に戻すことができ、紙粉等の付着により周面2bの摩擦抵抗が低下することを防止でき、紙葉類を長期に亘って安定して繰り出すことができる。
また、繰り出しローラ2を常に初期状態に近い状態に戻すことができるため、繰り出しローラ2の使用寿命、すなわち繰り出し装置10の使用寿命を延長できる。
次に、この発明の第2の実施の形態に係る紙葉類繰り出し装置110(以下、単に、繰り出し装置110と称する)について、図6乃至図10を参照して説明する。
図6は、紙葉類繰り出し装置110の概略構造を示す正面図であり、図7は、この繰り出し装置110の左側面図であり、図8は、この繰り出し装置110の底面図である。
繰り出し装置110は、フレーム101、繰り出しローラ102、本発明の第1駆動部として機能するローラモータ103、ローラアーム104、アーム駆動レバー105、アームモータ106、および本発明のドレッシング部材として機能するドレッシング板107を有する。ローラアーム104、アーム駆動レバー105、およびアームモータ106は、本発明の移動機構として機能する。
繰り出しローラ102は、集積された複数枚の紙葉類Pのうち集積方向最上端の紙葉類Pの表面に周面102bを転接せしめた状態で回転可能に設けられている。繰り出しローラ102の回転軸102aは、軸受111を介して、ローラアーム104の先端104aに回転可能に取り付けられている。
ローラアーム104は、板状体を複数回折り曲げて形成され、回転軸112に対して軸受111を介して自由に回転可能に取り付けられている。そして、この回転軸112が、フレーム101に対して軸受111を介して回転可能に取り付けられている。また、繰り出しローラ102から離間したローラアーム104の基端104bには、アーム駆動レバー105の先端を連結するためのスライド溝104cが形成されている。
アーム駆動レバー105の先端105aには、スライドピン113が固設されている。スライドピン113は、ローラアーム104のスライド溝104cに挿入され、スライド溝104cに沿ってスライド可能となっている。また、アーム駆動レバー105の基端105bには、アームモータ106の回転軸106aが取り付けられている。
繰り出しローラ102の回転軸102aには、タイミングプーリ114が取り付けられている。このプーリ114には、回転軸112に固設されたプーリ115との間で巻回されて張設された無端状のタイミングベルト116が掛け回されている。また、回転軸112には、他のプーリ117が固設されている。このプーリ117には、ローラモータ103の回転軸103aに固設されたプーリ118との間で巻回されて張設された無端状のタイミングベルト119が掛け回されている。
繰り出しローラ102の上方には、フレーム101に固設されたドレッシング板107が設けられている。図6に示すように繰り出しローラ102が最上端の紙葉類に転接した位置(繰り出し位置)に配置されているとき、繰り出しローラ102の周面102bがドレッシング板107に接触しない位置にドレッシング板107が位置決め配置されている。言い換えると、繰り出しローラ102の周面102bがドレッシング板107に接触する位置(ドレッシング位置)に繰り出しローラ102を配置したとき、繰り出しローラ102の周面102bが紙葉類Pから離間するようになっている。
ドレッシング板107は、繰り出しローラ102の周面102bに摺接することにより該周面102bを研磨するように機能する。研磨の度合いは、周面102bを大きく削るのではなく、周面102bに付着した紙粉等の異物を除去して周面102bを初期状態に戻す程度である。つまり、特許請求の範囲および明細書に記載したドレッシングとは、繰り出しローラ102の周面102bをこの程度研磨することを言う。
繰り出しローラ102を移動させるアームモータ106は、回転トルクを可変制御可能なモータであり、繰り出しローラ102の周面102bを紙葉類Pに押し付ける押圧力、および繰り出しローラ102の周面102bをドレッシング板107に押し付ける押圧力を任意に調整可能となっている。つまり、繰り出しローラ102の材質、紙葉類Pの表面状態、ドレッシング板107の材質、表面状態などに応じてアームモータ106の回転トルクを調整し、適切な押圧力に制御すれば良い。尚、上述したローラモータ103およびアームモータ106は、繰り出し装置110のフレーム101に固設されている。
上記構造の繰り出し装置110は、以下のように動作する。
繰り出し装置110を動作させて紙葉類Pを図示しない搬送路上に繰り出す場合、まず、アームモータ106を矢印A方向(図1参照)に所定トルクで回転させて繰り出しローラ102を矢印B方向(図1)に付勢し、繰り出しローラ102の周面102bを最上端の紙葉類Pに所定圧力で押し付ける。この状態を図6に示す。
この後、ローラモータ103を矢印C方向(図6)に所定速度で回転させて繰り出しローラ102を矢印D方向(図6)に回転させ、繰り出しローラ102の周面102bに転接した状態の紙葉類Pが搬送路上に繰り出される。
一方、繰り出しローラ2の周面102bをドレッシングする場合、まず、図9に示すように、アームモータ106を矢印E方向に所定トルクで回転させて、回転軸112を中心にローラアーム104を矢印F方向に回転させ、繰り出しローラ102をドレッシング位置に移動させてその周面102bを所定の押圧力でドレッシング板107に押圧する。
そして、この状態で、ローラモータ103を回転させて繰り出しローラ102を矢印G方向に回転させ、繰り出しローラ102の周面102bとドレッシング板107との間に速度差を形成し、繰り出しローラ102の周面102bをドレッシング板107に摺接させる。このとき、ローラモータ103の回転方向、すなわち繰り出しローラ102の回転方向は、時計周り、反時計周りいずれの方向でも良い。尚、図10には、繰り出しローラ102をドレッシング板107に摺接させた状態の左側面図を示してある。
以上のように、本実施の形態の繰り出し装置110によると、従来の装置にドレッシング板107を追加しただけの簡単な構造により、常に集積方向最上端の紙葉類Pに転接して回転している繰り出しローラ102の周面102bを所望する程度に、所望するタイミングで、且つ所望する時間だけドレッシングできる。このため、繰り出しローラ102の周面102bを常に初期状態に近い良好な状態に戻すことができ、紙粉等の付着により周面102bの摩擦抵抗が低下することを防止でき、紙葉類を長期に亘って安定して繰り出すことができる。また、繰り出しローラ102を常に初期状態に近い状態に戻すことができるため、繰り出しローラ102の使用寿命、すなわち繰り出し装置110の使用寿命を延長できる。
次に、この発明の第3の実施の形態に係る紙葉類繰り出し装置120(以下、単に、繰り出し装置120と称する)について、図11乃至図15を参照して説明する。本実施の形態の繰り出し装置120は、上述した第2の実施の形態の繰り出し装置110と略同様の構造を有するため、ここでは、上述した第2の実施の形態の繰り出し装置110と同様に機能する構成要素について同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図11には、繰り出し装置120の正面図を示してあり、図12には、繰り出し装置120の側面図を示してあり、図13には、繰り出し装置120の底面図を示してある。また、図14には、繰り出しローラ102をドレッシング位置に配置した状態の正面図を示してあり、図15には、この状態の側面図を示してある。
繰り出し装置120は、上述したドレッシング板107の代りに、ドレッシングローラ121を有する。ドレッシングローラ121は、その周面121bが上述したドレッシング位置に配置された繰り出しローラ102の周面102bに転接するように位置決め配置されている。言い換えると、繰り出しローラ102がドレッシング位置に配置されたとき、ドレッシングローラ121の周面121bが繰り出しローラ102の周面102bに転接するようになっている。
ドレッシングローラ121の回転軸121aには、トルクリミッタ122が取り付けられている。そして、トルクリミッタ122が、フレーム101に固設されている。すなわち、ドレッシングローラ121は、繰り出しローラ102に転接して連れ回る際に、トルクリミッタ122から所定の回転トルクを与えられた状態で回転する。さらに言えば、ドレッシングローラ121は、繰り出しローラ102に転接して回転する際、常に、繰り出しローラ102より遅い周速で速度差をもって回転する。
上記構造の繰り出し装置120は、集積した紙葉類Pを繰り出す際には、上述した第2の実施の形態の繰り出し装置110と同様に動作する。
一方、繰り出しローラ102の周面102bをドレッシングする場合、まず、図14に示すように、アームモータ106を矢印E方向に所定トルクで回転させて、回転軸112を中心にローラアーム104を矢印F方向に回転させ、繰り出しローラ102をドレッシング位置に移動してその周面102bを所定の押圧力でドレッシングローラ121の周面121bに押圧する。
そして、この状態で、ローラモータ103を回転させて繰り出しローラ102を矢印G方向(いずれの方向でも良い)に回転させ、ドレッシングローラ121を繰り出しローラ102に連れ回りさせる。このとき、トルクリミッタ122の作用により、ドレッシングローラ121の周速が繰り出しローラ102の周速より遅くなり、繰り出しローラ102の周面102bとドレッシングローラ121の周面121bとの間に速度差が生じる。これにより、繰り出しローラ102の周面102bがドレッシングローラ121の周面121bに摺接され、繰り出しローラ102の周面102bがドレッシングされる。
以上のように、本実施の形態の繰り出し装置120においても、繰り出しローラ102の周面102bを効果的にドレッシングでき、上述した第2の実施の形態と同様の効果を奏することができる。また、本実施の形態のドレッシングローラ121を採用すると、上述したドレッシング板107を採用した場合と比較して、ドレッシング部材の片減りを防止でき、ドレッシング部材の使用寿命を延長できる。また、ドレッシングローラ121と繰り出しローラ102との間の速度差を、トルクリミッタ122により調整でき、利便性を向上できる。
次に、この発明の第4の実施の形態に係る紙葉類繰り出し装置130(以下、単に、繰り出し装置130と称する)について、図16乃至図20を参照して説明する。本実施の形態の繰り出し装置130は、上述した第3の実施の形態の繰り出し装置120と略同様の構造を有するため、ここでは、上述した第3の実施の形態の繰り出し装置120と同様に機能する構成要素について同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図16には、繰り出し装置130の正面図を示してあり、図17には、繰り出し装置130の側面図を示してあり、図18には、繰り出し装置130の底面図を示してある。また、図19には、繰り出しローラ102をドレッシング位置に配置した状態の正面図を示してあり、図20には、この状態の側面図を示してある。
繰り出し装置130は、ドレッシング部材として、上述したドレッシングローラ121を有する。本実施の形態では、ドレッシングローラ121の回転軸121aは、軸受111を介してフレーム101に対して自由に回転可能に取り付けられている。また、ドレッシングローラ121の回転軸121aには、プーリ131が取り付けられている。本実施の形態では、このプーリ131を介して、ローラモータ103の駆動力がドレッシングローラ121に伝達されるようになっている。
つまり、ローラモータ103の回転軸103aには、プーリ132が取り付けられており、上述したドレッシングローラ121側のプーリ131との間に無端状のタイミングベルト133が掛け回されて張設されている。しかして、ローラモータ103を回転すると、上述したように繰り出しローラ102が回転するとともに、ドレッシングローラ121が回転するようになっている。この場合、繰り出しローラ102とドレッシングローラ121が同じ方向に回転するため、両者が転接した状態では、互いの周面102b、121bが逆方向に走行して摺接することになる。
上記構造の繰り出し装置130も、集積した紙葉類Pを繰り出す場合、上述した第2の実施の形態の繰り出し装置110と同様に動作する。この場合、ドレッシングローラ121にもローラモータ103の駆動力が伝達されるため、ドレッシングローラ121も回転するが、繰り出しローラ102が繰り出し位置に配置されていてドレッシングローラ121の周面121bから離間しているため問題はない。
一方、繰り出しローラ102の周面102bをドレッシングする場合、まず、図19に示すように、アームモータ106を矢印E方向に所定トルクで回転させて、回転軸112を中心にローラアーム104を矢印F方向に回転させ、繰り出しローラ102をドレッシング位置に移動してその周面102bを所定の押圧力でドレッシングローラ121の周面121bに押圧する。
そして、この状態で、ローラモータ103を矢印H方向(或いはH’方向)に回転させて繰り出しローラ102を矢印G方向(或いはG’方向)に回転させ、同時に、ドレッシングローラ121を矢印I方向(或いはI’方向)に回転させる。このとき、上述したように繰り出しローラ102とドレッシングローラ121が摺接して、繰り出しローラ102の周面102bがドレッシングされる。
以上のように、本実施の形態の繰り出し装置130においても、繰り出しローラ102の周面102bを効果的にドレッシングでき、上述した第2および第3の実施の形態と同様の効果を奏することができる。また、本実施の形態の繰り出し装置130によると、ドレッシングローラ121を積極的に回転させて繰り出しローラ102に摺接させるため、上述した第3の実施の形態と比較して、繰り出しローラ102のドレッシングに要する処理時間を短縮できる。
次に、この発明の第5の実施の形態に係る紙葉類繰り出し装置140(以下、単に、繰り出し装置140と称する)について、図21乃至図25を参照して説明する。本実施の形態の繰り出し装置140は、上述したトルクリミッタ122をドレッシングモータ141に代えた以外、上述した第3の実施の形態の繰り出し装置120と同様の構造を有するため、ここでは、上述した第3の実施の形態の繰り出し装置120と同様に機能する構成要素について同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図21には、繰り出し装置140の正面図を示してあり、図22には、繰り出し装置140の側面図を示してあり、図23には、繰り出し装置140の底面図を示してある。また、図24には、繰り出しローラ102をドレッシング位置に配置した状態の正面図を示してあり、図25には、この状態の側面図を示してある。
図21および図22に示すように、ドレッシングローラ121の回転軸121aには、この発明の第2駆動部として機能するドレッシングモータ141の回転軸が直結されている。そして、ドレッシングモータ141が、フレーム101に固設されている。すなわち、ドレッシングローラ121は、ドレッシングモータ141によって所望する方向に所望する速度で回転可能となっている。
上記構造の繰り出し装置140は、集積した紙葉類Pを繰り出す場合、上述した第2の実施の形態の繰り出し装置110と同様に動作する。
一方、繰り出しローラ102の周面102bをドレッシングする場合、まず、図24に示すように、アームモータ106を矢印E方向に所定トルクで回転させて、回転軸112を中心にローラアーム104を矢印F方向に回転させ、繰り出しローラ102をドレッシング位置に移動してその周面102bを所定の押圧力でドレッシングローラ121の周面121bに押圧する。
そして、この状態で、ローラモータ103を矢印H方向(或いはH’方向)に回転させて繰り出しローラ102を矢印G方向(或いはG’方向)に回転させ、同時に、ドレッシングモータを矢印J方向(或いはJ’方向)に回転させてドレッシングローラ121を矢印J方向(或いはJ’方向)に回転させる。
このとき、ドレッシングローラ121の回転方向、および回転速度は、2つのローラ102、121が転接した位置で、ドレッシングローラ121の周面121bと繰り出しローラ102の周面102bとの間に速度差を生じる値に設定されれば良い。例えば、2つのローラの102、121の回転方向は、同じ方向でも逆方向でも良く、両者の間に速度差を生じれば良い。これにより、繰り出しローラ102の周面102bがドレッシングローラ121の周面121bに摺接され、繰り出しローラ102の周面102bがドレッシングされる。
以上のように、本実施の形態の繰り出し装置140においても、繰り出しローラ102の周面102bを効果的にドレッシングでき、上述した第2乃至第4の実施の形態と同様の効果を奏することができる。また、本実施の形態の繰り出し装置140によると、ドレッシングローラ121の回転方向および回転速度を任意に変更でき、利便性を向上させることができる。
次に、この発明の第6の実施の形態に係る紙葉類繰り出し装置150(以下、単に、繰り出し装置150と称する)について、図26乃至図32を参照して説明する。本実施の形態の繰り出し装置150は、繰り出された紙葉類Pを搬送する搬送路151上の所定位置に紙葉類Pの通過を検知するセンサ152を備えている。これ以外の構造は、上述した第2の実施の形態の繰り出し装置110と同様の構造を有する。このため、ここでは、上述した第2の実施の形態の繰り出し装置110と同様に機能する構成要素について同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図26には、繰り出し装置150の正面図を示してある。この発明のギャップ検出部として機能するセンサ152は、搬送路151の一側に発光部152aを有し、搬送路151を介して発光部152aの反対側に受光部152bを有する。すなわち、発光部152aと受光部152bをつなぐ光軸が搬送路151を所定位置で横切る位置にセンサ152が位置決め配置されている。
センサ152は、搬送路151を搬送される紙葉類Pによって光軸が遮られた状態(センサ暗)から光軸を遮らない状態(センサ明)になったことをもって紙葉類Pの搬送方向後端通過を検知し、センサ明からセンサ暗になったことをもって紙葉類Pの搬送方向先端通過を検知する。すなわち、センサ152の出力を図示しない制御部で監視することにより、連続して搬送路151上に繰り出される紙葉類P間のギャップ(先行する紙葉類の搬送方向後端から後続の紙葉類の搬送方向先端までの距離)を検出できる。
上記構造の繰り出し装置150は、集積した紙葉類Pを繰り出す場合、上述した第2の実施の形態の繰り出し装置110と同様に動作する。この種の繰り出し装置では、繰り出しローラ102の周面102bを紙葉類Pの表面に押し当てて回転することにより紙葉類Pを繰り出すため、繰り出しローラ102の周面102bに経時的に紙粉等が付着して周面102bの摩擦抵抗が低下することが知られている。
繰り出しローラ102の周面102bに紙粉等の異物が付着していない初期状態においては、繰り出しローラ102の周面102bの摩擦係数μが十分に高いため、搬送路151上に連続して繰り出される紙葉類P同士のギャップは、例えば図27に示すように一定となる。しかし、経時的に繰り出しローラ102の周面102bに紙粉等が付着して摩擦係数μが低下すると、例えば図28に示すように紙葉類P同士のギャップが大きくなるとともに一定しなくなる。
このため、それぞれの場合において、所定枚数の紙葉類Pを連続して繰り出した場合における紙葉類P同士のギャップを統計的に集計すると、繰り出しローラ102の周面102bが初期状態に近い十分な摩擦係数を有する場合、例えば図29に示すような結果が得られ、周面102bの摩擦係数が小さくなると、例えば図30に示すような結果が得られる。
すなわち、ギャップの平均値を比較した場合、繰り出しローラ周面102bの摩擦係数が高い場合のギャップの平均値G1と摩擦係数が低い場合の平均値G2との関係は、
1<G2
となる。
また、ギャップの平均値からの標準偏差を比較した場合、摩擦係数が高い場合の標準偏差σ1と摩擦係数が低い場合の標準偏差σ2との関係は、
σ1<σ2
となる。
従って、本実施の形態のように連続して繰り出される紙葉類P同士のギャップを監視して統計を取ることにより、繰り出しローラ周面102bの摩擦抵抗の低下を検出でき、繰り出しローラ周面102bをドレッシングする好適なタイミングを取得できる。具体的には、ギャップの平均値Gが予め設定したしきい値を超えた場合、および/或いは標準偏差σが予め設定したしきい値を超えた場合、ローラ周面102bの摩擦抵抗が一定レベルを下回ったことを判断し、繰り出しローラ102の周面102bをドレッシングする。この他に、連続して検出したギャップが予め設定したしきい値を予め設定した回数連続して超えたことをトリガーとしてドレッシングを実施しても良い。尚、このときのドレッシング動作は、上述した第2の実施の形態と同じであるため、ここでは説明を省略する。
以上のように、本実施の形態によると、繰り出しローラ102のドレッシング時期を容易且つ確実に判断でき、繰り出しローラ102の周面102bを適切なタイミングでドレッシングできる。これにより、繰り出し装置150によって繰り出される紙葉類P同士のギャップを長期に亘って安定させることができる。尚、本実施の形態の制御を上述した第3、第4、第5の実施の形態で説明した装置120、130、140に適用しても、同様の効果を奏し得ることは言うまでもない。
ところで、上述した各実施の形態の繰り出し装置110、120、130、140、150において、繰り出しローラ102の周面102bを複数回ドレッシングすると、研磨剤を含むドレッシング部材に摺接する繰り出しローラ102の方がより多く研磨され、繰り出しローラ102の直径が徐々に小さくなる。繰り出しローラ102の径が小さくなると、ローラモータ103の回転速度を一定に制御した場合、紙葉類Pの繰り出し速度が徐々に遅くなってしまう。
このため、本発明者等は、繰り出しローラ102の径変化を検出して、この径変化を相殺するようにローラモータ103の回転速度を増速する帰還制御を実施し、繰り出しローラ102の周速を常に一定に保つようにした。以下、この帰還制御を実施する方法について説明する。
図31には、本発明の第7の実施の形態に係る紙葉類繰り出し装置160(以下、単に、繰り出し装置160と称する)の概略正面図を示してある。また、図32には繰り出し装置160の左側面図を示してあり、図33には繰り出し装置160の底面図を示してある。この繰り出し装置160は、ローラモータ103にエンコーダ161(速度検出部)を取り付けた以外、上述した第5の実施の形態の繰り出し装置140と同じ構造を有する。よって、ここでは、第5の実施の形態の繰り出し装置140と同様に機能する構成要素については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
繰り出しローラ102の径変化を検出する場合、まず、図34、35に示すように、アームモータ106を矢印E方向に所定トルクで回転させて、回転軸112を中心にローラアーム104を矢印F方向に回転させ、繰り出しローラ102の周面102bを所定の押圧力でドレッシングローラ121の周面121bに押圧する。
そして、この状態で、ドレッシングモータを矢印G方向(いずれの方向でも良い)に回転してドレッシングローラ121を回転し、繰り出しローラ102をドレッシングローラ121に連れ回りさせる。このとき、ローラモータ103は駆動力を発生しておらず、繰り出しローラ102はドレッシングローラ121に連れ回りする。
この場合、初期状態において繰り出しローラ102の径とドレッシングローラ121の径が等しいと仮定すると、繰り出しローラ102の径が初期状態から小さくなっていると、その径変化が繰り出しローラ102の角速度の変化として現れる。すなわち、この角速度の変化をローラモータ103のエンコーダ161で検出することで、繰り出しローラ102の径変化を検出できる。
具体的には、所定のタイミングで上述した径変化の検出シーケンスを実行し、このときのエンコーダ161の出力に基づいて繰り出しローラ102の径変化を検出し、ローラモータ103に帰還制御をかける。帰還制御では、径変化を相殺するように繰り出しローラ102の周速を増速させ、繰り出しローラ周面102bの走行速度を常に一定に保つ。
以上のように、本実施の形態によると、繰り出しローラ102が経時的に研磨されて直径が小さくなっても、繰り出しローラ102による紙葉類Pの繰り出し速度を一定に保持でき、長期に亘って紙葉類Pを安定して繰り出すことができる。
なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
この発明の第1の実施の形態に係る紙葉類繰り出し装置の概略構造を示す正面図。 図1の繰り出し装置の側面図。 図1の繰り出し装置の底面図。 図1の繰り出し装置の繰り出しローラをドレッシングローラに当接させた状態を示す正面図。 図4の繰り出し装置の側面図。 この発明の第2の実施の形態に係る紙葉類繰り出し装置の概略構造を示す正面図。 図6の繰り出し装置の側面図。 図6の繰り出し装置の底面図。 図6の繰り出し装置の繰り出しローラをドレッシング板に摺接させた状態を示す正面図。 図9の繰り出し装置の側面図。 この発明の第3の実施の形態に係る紙葉類繰り出し装置の概略構造を示す正面図。 図11の繰り出し装置の側面図。 図11の繰り出し装置の底面図。 図11の繰り出し装置の繰り出しローラをドレッシングローラに摺接させた状態を示す正面図。 図14の繰り出し装置の側面図。 この発明の第4の実施の形態に係る紙葉類繰り出し装置の概略構造を示す正面図。 図16の繰り出し装置の側面図。 図16の繰り出し装置の底面図。 図16の繰り出し装置の繰り出しローラをドレッシングローラに摺接させた状態を示す正面図。 図19の繰り出し装置の側面図。 この発明の第5の実施の形態に係る紙葉類繰り出し装置の概略構造を示す正面図。 図21の繰り出し装置の側面図。 図21の繰り出し装置の底面図。 図21の繰り出し装置の繰り出しローラをドレッシングローラに摺接させた状態を示す正面図。 図24の繰り出し装置の側面図。 この発明の第6の実施の形態に係る紙葉類繰り出し装置の概略構造を示す正面図。 図26の繰り出し装置で正常に繰り出された紙葉類の状態を説明するための図。 図26の繰り出し装置の繰り出しローラの摩擦係数が低下した状態で繰り出された紙葉類の状態を説明するための図。 図27で説明した状態における紙葉類間のギャップと頻度との関係を示すグラフ。 図28で説明した状態における紙葉類間のギャップと頻度との関係を示すグラフ。 この発明の第7の実施の形態に係る紙葉類繰り出し装置の概略構造を示す正面図。 図31の繰り出し装置の側面図。 図31の繰り出し装置の底面図。 図31の繰り出し装置の繰り出しローラをドレッシングローラに押圧した状態を示す正面図。 図34の繰り出し装置の側面図。
符号の説明
1、101…フレーム、2、103…繰り出しローラ、3…モータ、4…アーム、5…バックアッププレート、6、121…ドレッシングローラ、7…バネ、8…ワンウェイクラッチ、10、110、120、130、140、150、160…紙葉類繰り出し装置、12、112、121a…回転軸、103…ローラモータ、104…ローラアーム、105…アーム駆動レバー、106…アームモータ、107…ドレッシング板、121b…周面、122…トルクリミッタ、141…ドレッシングモータ、151…搬送路、152…センサ、161…エンコーダ、σ…標準偏差、G…ギャップ、P…紙葉類。

Claims (15)

  1. 集積方向一端にある紙葉類に面接する位置に設けられ、紙葉類を集積方向に移動させるバックアッププレートと、
    このバックアッププレートとの間で紙葉類を挟む位置に設けられ、集積方向他端の紙葉類に接触して回転することにより当該紙葉類を繰り出す繰り出しローラと、
    この繰り出しローラを回転させる駆動部と、
    上記繰り出しローラを上記バックアッププレートに向けて付勢する付勢部と、
    上記バックアッププレートが紙葉類に対向する対向面に露出して設けられ、紙葉類が無い状態で上記繰り出しローラに摺接してドレッシングするドレッシング部材と、
    を備えていることを特徴とする紙葉類繰り出し装置。
  2. 上記ドレッシング部材は、上記バックアッププレートに対して固定的に設けられており、バックアッププレートとともに移動されることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類繰り出し装置。
  3. 上記ドレッシング部材は、上記繰り出しローラに転接して回転可能に設けられたドレッシングローラであることを特徴とする請求項2に記載の紙葉類繰り出し装置。
  4. 上記ドレッシングローラはワンウェイクラッチを介して取り付けられており、上記繰り出しローラが紙葉類を繰り出す方向に回転する場合に連れ回り可能であり、逆転する場合に停止することを特徴とする請求項3に記載の紙葉類繰り出し装置。
  5. 上記ドレッシングローラは、その外周面が上記バックアッププレートの対向面と略面一になるよう位置決め配置されていることを特徴とする請求項4に記載の紙葉類繰り出し装置。
  6. 紙葉類に転接して回転することにより当該紙葉類を繰り出す繰り出しローラと、
    この繰り出しローラを回転させる第1駆動部と、
    上記繰り出しローラの周面に接触して該周面をドレッシングするドレッシング部材と、
    上記繰り出しローラが紙葉類に転接する繰り出し位置と上記ドレッシング部材に接触するドレッシング位置との間で上記繰り出しローラを移動させる移動機構と、
    を備えていることを特徴とする紙葉類繰り出し装置。
  7. 上記移動機構は、上記繰り出し位置で上記繰り出しローラを紙葉類に押し付ける押圧力、および上記ドレッシング位置で上記繰り出しローラを上記ドレッシング部材に押し付ける押圧力を制御することを特徴とする請求項6に記載の紙葉類繰り出し装置。
  8. 上記ドレッシング部材は、上記繰り出しローラに対して速度差をもって摺接して回転するドレッシングローラであることを特徴とする請求項6または7に記載の紙葉類繰り出し装置。
  9. 上記ドレッシングローラは、その回転軸にトルクリミッタを有することを特徴とする請求項8に記載の紙葉類繰り出し装置。
  10. 上記ドレッシングローラを回転する第2駆動部をさらに有することを特徴とする請求項8に記載の紙葉類繰り出し装置。
  11. 上記ドレッシングローラは、上記第1駆動部から駆動力を伝達されて回転することを特徴とする請求項8に記載の紙葉類繰り出し装置。
  12. 集積された複数枚の紙葉類のうち集積方向端部にある紙葉類に転接して回転することにより当該紙葉類を繰り出す繰り出しローラと、
    この繰り出しローラを回転させる第1駆動部と、
    上記繰り出しローラによって繰り出された紙葉類のギャップを検出するギャップ検出部と、
    上記繰り出しローラの周面に接触して該周面をドレッシングするドレッシング部材と、
    上記繰り出しローラが紙葉類に転接する繰り出し位置と上記ドレッシング部材に接触するドレッシング位置との間で上記繰り出しローラを移動させる移動機構と、を備え、
    上記ギャップ検出部で検出した紙葉類のギャップが、予め設定したしきい値を超えて変化したとき、上記繰り出しローラをドレッシング位置に移動させて上記繰り出しローラをドレッシングすることを特徴とする紙葉類繰り出し装置。
  13. 上記紙葉類のギャップの平均値が予め設定したしきい値を超えたとき、上記繰り出しローラをドレッシング位置に移動させて上記繰り出しローラをドレッシングすることを特徴とする請求項12に記載の紙葉類繰り出し装置。
  14. 上記紙葉類のギャップの標準偏差が予め設定したしきい値を超えたとき、上記繰り出しローラをドレッシング位置に移動させて上記繰り出しローラをドレッシングすることを特徴とする請求項12に記載の紙葉類繰り出し装置。
  15. 上記繰り出しローラの回転速度を検出する速度検出部をさらに備え、
    上記繰り出しローラを上記ドレッシングローラに押圧した状態で、上記第2駆動部により上記ドレッシングローラを回転して、上記速度検出部で上記繰り出しローラの回転速度を検出し、この検出結果に基づいて上記繰り出しローラの回転速度を一定にすべく上記第1駆動部を帰還制御することを特徴とする請求項10に記載の紙葉類繰り出し装置。
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