JP2002193466A - 給紙ユニット - Google Patents

給紙ユニット

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JP2002193466A
JP2002193466A JP2000392551A JP2000392551A JP2002193466A JP 2002193466 A JP2002193466 A JP 2002193466A JP 2000392551 A JP2000392551 A JP 2000392551A JP 2000392551 A JP2000392551 A JP 2000392551A JP 2002193466 A JP2002193466 A JP 2002193466A
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frictional force
pickup roller
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sheet
force recovery
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JP2000392551A
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English (en)
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Hidenobu Bandai
英伸 万代
Kozo Yamaguchi
孝三 山口
Masaru Tsuji
優 辻
Masahiko Fujita
正彦 藤田
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クリーニング機構のメンテナンスが容易であ
り、その交換に困難を伴わない給紙ユニットを提供す
る。 【解決手段】所定のクリーニング周期で、リフトプレー
ト11を押圧部材15により押し上げ、ピックアップロ
ーラ13をピックアップソレノイドにより下降させ、リ
フトプレート11上に設けられた摩擦力回復部材14に
ピックアップローラ13を回転させながら接触させ、摩
擦力回復工程を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリンタ、複写
機等の用紙処理装置の給紙ユニットにおける給紙機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機等の用紙処理装置にお
いて、給紙を行なう際において、用紙載置台に積載した
用紙のうちの最上位にある用紙に回転するピックアップ
ローラを接触させることにより、ピックアップローラの
摩擦力によって用紙を1枚ずつ搬送するものがある。
【0003】このような構成においては、通紙を繰り返
し行なううちにピックアップローラは、用紙に付着して
いる紙粉等がその表面に付着することで摩擦力が次第に
低下し、用紙の給送が不円滑になって、装置の信頼が低
下する。
【0004】このピックアップローラの動作不良への対
処法の一例として、用紙処理装置自体にピックアップロ
ーラのクリーニング機構を設けているものがあり、これ
によって、専門家の補助がなくても、各ユーザがピック
アップローラのメンテナンスができるようにしているも
のがあった。
【0005】ところが、このクリーニング機構を動作さ
せるために、一連の煩わしい作業を要することが多く、
また、このクリーニング機構自体のメンテナンスがその
構造上困難を伴うものが多かった。
【0006】そこで、特開平11−343030号公報
には給紙と清掃の切り替えが不要で、清掃能力が低下し
たときには、使用者の手で容易に交換できるピックアッ
プローラのクリーニング機構が開示されており、これに
よると給紙と同時にピックアップローラのクリーニング
を行なうことにより、一連の煩わしい作業を必要としな
い交換操作が容易なクリーニング機構を提供できる、と
述べられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−343030号公報に記載の発明では、長期間の
耐久使用の結果必要となる上述のクリーニング機構の交
換は、ユーザによって用紙処理装置本体の給紙ユニット
内部に手を入れて古くなったクリーニング機構を取り外
し、新しいクリーニング機構と交換する等を要するた
め、交換作業が容易であるとは言えなかった。
【0008】また、装置内部に手を入れて作業を行なう
ため、内部にあるセンサ等の精密機器に誤って触れてし
まい、これらを破損させてしまうおそれがあった。
【0009】この発明の目的は、クリーニング機構のメ
ンテナンスが容易であり、その交換に困難を伴わない給
紙ユニットを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は以下の構成を
備えている。
【0011】(1)本体に対して挿脱自在な給紙容器
と、該給紙容器内に収容される用紙を給紙位置の方へと
導くリフトプレートと、リフトプレートにより案内され
てきた用紙を給紙位置へと繰り出すピックアップローラ
と、を備えた給紙ユニットにおいて、前記リフトプレー
トはピックアップローラとの対向部分に、ピックアップ
ローラ表面の摩擦力を回復させる摩擦力回復部材を備え
たことを特徴とする。
【0012】この構成においては、摩擦力回復部材が設
けられているリフトプレートが、本体に対して挿脱可能
な給紙容器内にあり、用紙充填等のためにこの給紙容器
を本体から脱着する時には、摩擦力回復部材が装置外部
に対して露出される状態になることから、長期間の耐久
使用等により消耗した摩擦力回復部材の取り替えが容易
に行なわれる。
【0013】(2)前記摩擦力回復部材は、凹凸を設け
たフェルト部材であり、前記ピックアップローラの表面
を清掃するクリーニング工程を行なうことを特徴とす
る。
【0014】この構成においては、リフトプレート上の
ピックアップローラとの対向位置にピックアップローラ
の表面を清掃するフェルト部材を設けており、このフェ
ルト部材が凹凸の形状をしていることから、凸部によっ
て効果的にピックアップローラ表面に付着した紙粉等の
除去がなされ、かつ凹部において除去された紙粉等の保
持がされるため、必要となる摩擦力回復部材の清掃回数
を減らすことができる。
【0015】(3)所定の周期で、摩擦力回復部材によ
るピックアップローラ表面の摩擦力を回復させる摩擦力
回復工程を行なう制御部を設けたことを特徴とする。
【0016】この構成においては、予め、摩擦力回復工
程を行なう頻度となる周期を必要に応じて定めておくこ
とで、制御部がこの定められた周期に基づいてピックア
ップローラ表面の摩擦力を回復させる摩擦力回復工程が
行なわれるように制御することから、ユーザが摩擦力回
復工程を行なう時期を認識しておく煩わしさがなくなる
とともに、常に適切な周期で摩擦力回復工程が行なわれ
ることにより、ピックアップローラの性能が絶えず一定
水準に保たれる。
【0017】(4)前記所定の周期は、給紙容器の用紙
が空になった回数又は給紙枚数のいずれかに基づいて設
定されることを特徴とする。
【0018】この構成においては、摩擦力回復工程を行
なう周期が、給紙容器の用紙が空になった回数又は給紙
枚数のいずれかに基づいて設定されることにより、ピッ
クアップローラの表面の状態を感知する装置等を用いる
ことなく、適切な周期でピックアップローラの摩擦力回
復工程が行なわれることから、給紙ユニットの構成が簡
潔になるとともに、容易に該周期の設定が行なわれる。
【0019】(5)前記リフトプレート上の用紙の有無
を検知するセンサを設け、前記周期の経過後で最初のリ
フトプレート上に用紙がなくなった状態を検知したとき
において、前記制御部がピックアップローラの駆動部と
押圧部材駆動モータの駆動部とを含む駆動部に信号を送
り、これらの駆動部が摩擦力回復部材とピックアップロ
ーラとをピックアップローラの回転運動を保ちつつ所定
の時間だけ接触させてピックアップローラ表面のクリー
ニングを行なうことを特徴とする。
【0020】この構成においては、用紙の有無を検知す
るセンサが設けられており、これが給紙容器の用紙状態
を検知し、一方では制御部が所定の周期により摩擦力回
復工程を行なうように各駆動部に信号を出すことから、
ほぼ全自動的にこの摩擦力回復工程を行なうことにな
り、ピックアップローラの性能が常に一定水準に保たれ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、図を用いて本発明につい
て説明する。
【0022】図1は本発明を適用した給紙ユニットの構
成を示す図である。同図においてこの用紙処理装置によ
り用紙処理が施される用紙を収容する給紙容器10が用
紙処理装置本体1に挿脱自在に備えられているため、こ
の給紙容器10は自由に本体1から取り外したり、また
本体1に挿入することができるようになっている。この
給紙容器10内には、用紙を給紙部の方へと導くために
上方へと用紙を持ち上げるリフトプレート11が設けら
れており、このリフトプレート11の先端部と対向する
位置には用紙の有無を検知するセンサ16とリフトプレ
ート11によって押し上げられた用紙を取り上げて給紙
ローラ17へ導くピックアップローラ13とが設けられ
ている。このピックアップローラ13を駆動するのがピ
ックアップソレノイド19であり、一方給紙ローラ17
を駆動するのは給紙ローラ駆動モータ18であるが、こ
れらは動作はいずれも制御部21によって制御される。
【0023】また、リフトプレート11の下方には、リ
フトプレートを押し上げる押圧部材15が設けられてお
り、その近傍には押圧部材15を駆動する押圧部材駆動
モータ20が設けられている。なお、この押圧部材駆動
モータ20の制御も、上述の制御部21によって行なわ
れる。
【0024】次に同図を用いて、本発明の給紙ユニット
の動作について説明する。
【0025】まず、用紙12を補給するために、装置本
体1より給紙容器10を引き出し、画像形成に使用され
る用紙12をセットする。装置本体1に給紙容器10を
挿入すると、装置本体1は給紙準備に入るため、制御部
21より押圧部材駆動モータ20をONする信号が出さ
れる。
【0026】この信号を受けて、押圧部材15が同図中
において時計方向に回転し、積載した用紙を載置するリ
フトプレート11を上方に付勢する。これにより、リフ
トプレート11はその一端である支点Aを中心にして揺
動し、他端がピックアップローラ13に接近する。この
ときリフトプレート11の他端側には、給紙すべき用紙
の先端部が位置することになるが、このリフトプレート
11の他端側はセンサ16がこの用紙の先端部を検知す
るまで上方に付勢され、ピックアップローラ13が用紙
を給紙位置に繰り出すために下降した際において、リフ
トプレート11に積載された最上位の用紙12が接触可
能となり、用紙12が1枚ずつ給紙される。
【0027】次に、制御部21より給紙信号が出された
場合に、給紙駆動モータ18のスイッチがONにされ、
給紙ローラ17及びピックアップローラ13が図中にお
いて矢印Yと同じ方向に回転する。この動作にともなっ
て、ピックアップソレノイド19のスイッチもONにさ
れピックアップローラ13が下降し、最上位の用紙12
がピックアップローラ13の摩擦力により給紙ローラ1
7まで給送される。
【0028】このとき、用紙12の給送は回転するピッ
クアップローラ13の摩擦力に依存するため、ピックア
ップローラ13の表面が紙粉等により汚れてくると、ピ
ックアップローラ13の摩擦係数が低下し給紙の安定性
を損なう結果となる。
【0029】そこで、本発明の摩擦力回復工程を行な
い、ピックアップローラ13の表面の摩擦力を回復させ
る必要が生じてくる。
【0030】ここで、本発明の摩擦力回復工程の動作に
ついて説明すると、用紙の有無を検出するセンサ16が
ONしなかった際には、給紙容器上には用紙がなく空の
状態になっていると制御部が認定する。ここでは、この
ようなリフトレバー11の状態を清掃可能状態という。
【0031】清掃可能状態を検知した制御部21は、押
圧部材駆動モータ20のスイッチを一定時間ONにして
押圧部材15を介してリフトプレート11を一定量、例
えばここでは摩擦力回復部材14とピックアップローラ
13が接触する位置になるまでの量だけ上方に付勢する
ようにする。
【0032】また、同じように制御部21は給紙駆動モ
ータ18のスイッチをONにして、ピックアップローラ
13を回転させ、ピックアップソレノイド19をONに
してピックアップローラ13を下降させる。
【0033】そして、摩擦力回復部材14とピンチアッ
プローラ13とを接触させつつ、ピックアップローラ1
3を回転させることにより、ピックアップローラ13の
表面に付着した紙粉等を除去し摩擦力を回復させ給紙の
安定性を確保することができる。
【0034】次に、図2はリフトプレート11上の摩擦
力回復部材14とピックアップローラ13との接触状態
を示した図である。
【0035】同図に示すように、リフトプレート11上
の摩擦力回復部材14は凹凸を設けたフェルト部材であ
りピックアップローラ13の表面をクリーニングした
際、凹部に付着した紙粉等をためることができる。これ
により、摩擦力回復部材14の実際に摩擦力回復工程に
寄与する凸部には、紙粉等が堆積することはなく、凹部
に堆積された紙粉等が一定量になって次に摩擦力回復工
程を行なうまでの間における作業効率を低下させること
はない。よって、メンテナンスなしの状態でも長期間の
使用が可能となり、その結果摩擦力回復部材14の清掃
回数を減らすことができる。
【0036】次に、摩擦力回復部材14の性能の低下に
より、ピックアップローラ13表面の摩擦力の回復が図
られなくなったときに行なう摩擦力回復部材14の清掃
作業について説明する。
【0037】図3は装置本体1から給紙容器10を引き
出した状態を示す図である。
【0038】同図において、摩擦力回復部材14の清掃
は装置本体1から給紙容器10を通常の用紙補給時と同
様に引き出すことによって、摩擦力回復部材14は給紙
容器10とともにユーザの手が届き易い位置へと導かれ
ることから、摩擦力回復部材14の清掃を容易に行なう
ことができる。
【0039】ここで図4を用いて、制御部21による摩
擦力回復工程の制御について説明する。通常、白黒コピ
ーを目的をした用紙においては、20000枚程度に一
度、ピックアップローラ13を清掃することで給紙の安
定性を確保することができるが、カラーコピーを目的を
した用紙については、10000枚以内に一度、ピック
アップローラを清掃する必要があるとされている。
【0040】そのため、使用する用紙によってクリーニ
ング周期の変更が必要となるが、ユーザが絶えず次のク
リーニングの時期に留意しなければならないとなると、
煩わしい。そこで、予め給紙枚数又は給紙容器10が空
になった回数のいずれかに基づいてクリーニング周期を
設定しておき、その周期が経過した後にすぐに自動的に
ピックアップローラ13の摩擦力回復工程を行なうこと
が可能となっているが、その構成について以下に説明す
る。
【0041】予めユーザによって、その使用状況に最適
なクリーニング周期が設定されることになるが、その設
定されたクリーニング周期は、カウンタ設定値としてメ
モリに記憶されている。
【0042】まず、本発明が適用される用紙処理装置を
起動させると、制御部21はクリーニング周期に達して
いるか否かの状態を記憶するフラグがセットされている
どうかの確認を行なう(S1)。つまり、すでにクリー
ニング周期に達している場合であっても、用紙が給紙容
器10内に残っている状態では摩擦力回復工程を行なう
ことができないため、このような場合にその後の一番最
初に給紙容器が清掃可能状態になるまでフラグをセット
しておき、清掃可能状態になるのを待って摩擦力回復工
程を行なうこととしている。
【0043】よって、フラグがセットされている状態で
あれば、給紙容器内の用紙の有無についてセンサ16か
らの信号に基づき判断し、給紙容器10が空の状態であ
ればただちに摩擦力回復工程を行なうように、各駆動装
置に対して信号を出す(S8)。
【0044】つぎに、フラグがセットされていないか又
はフラグがセットされているが給紙容器が清掃可能状態
でない場合には、通常どおりの用紙処理を行なうため給
紙命令を出力する(S4)。この命令により給紙がされ
る度に、予めユーザによって設定されているカウンタ設
定値からカウンタ値を減じていく(S5)。
【0045】そして、このカウンタの値がゼロになった
かどうかの判断をし(S6)、ゼロでなければカウンタ
がゼロになるまで上述の動作を繰り返す。もし、カウン
タ値がゼロであるならば、給紙容器10が清掃可能状態
であるかどうかの判断をし(S7)、上述したように、
ここで用紙が給紙容器内に残っている状態であれば摩擦
力回復工程を行なうことができないことから、フラグを
セットして(S14)次に給紙容器10が空になったと
きを待って摩擦力回復工程を行なうようにする。
【0046】もし、給紙容器10内が空の状態であれ
ば、押圧部材駆動モータ20、給紙駆動モータ18及び
ピックアップソレノイド19のスイッチをONにして
(S8)摩擦力回復工程が行なわれるようにするが、こ
のとき制御部21ではクリーニング時間を計測するため
にタイマをONにして(S9)、所定の時間が経過する
まで摩擦力回復工程が行なわれるようにする(S1
0)。
【0047】所定の時間が経過した後には、摩擦力回復
工程を終了するために押圧部材駆動モータ20、給紙駆
動モータ18及びピックアップソレノイド19のスイッ
チをOFFにする(S11)。
【0048】こうして、摩擦力回復工程が終了すると、
カウンタに再びカウンタ設定値を書き込み(S12)、
フラグをリセットする(S13)。
【0049】通常、この摩擦力回復工程終了後には、操
作パネル22に「用紙を補給して下さい」との表示がさ
れユーザに対して用紙補給が促されるが、このクリーニ
ング動作を3〜4回繰り返し行なった後においては、摩
擦力回復工程終了後にこの操作パネル22に「摩擦力回
復部材を清掃して下さい」と「用紙を補給して下さい」
との両方のメッセージを表示するようにしてもよい。
【0050】つぎに図5を用いて、給紙容器に用紙がな
くなった回数によるピックアップローラのクリーニング
周期の設定方法を説明する。
【0051】上述と同様に、予めユーザによって設定さ
れた給紙容器10に用紙がなくなった回数に基づいたク
リーニング周期がカウンタ設定値として記憶されてい
る。そして、給紙容器内の用紙が空になる毎に(S2
0)、カウンタ設定値のカウント値を減じていき(S2
1)、このカウント値がゼロになったか否かを判断する
(S22)。ここで、カウンタ値がゼロでなければ「用
紙を補給して下さい」のメッセージのみを表示し、カウ
ント値がゼロになるまで上述の動作を繰り返す。
【0052】もし、カウント値がゼロであるならば図4
を用いて説明した摩擦力回復工程と同じ工程を行ない摩
擦力回復部材の清掃を行なう。
【0053】上述の方法は、ユーザが給紙枚数又は給紙
容器10が空になった回数のいずれか一方のみを選択し
た場合について説明したが、これらの両方を用いてクリ
ーニング周期を設定するようにでき、例えば、ピックア
ップローラ13のクリーニング周期を給紙枚数によるク
リーニング周期に設定したが、途中でメンテナンスが入
り給紙カウンタがクリアされる可能性がある場合に、あ
らかじめ設定した給紙容器に用紙がなくなった回数に基
づくクリーニング設定値が選択されクリーニングするこ
とによって確実にピックアップローラがクリーニングさ
れる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、 (1)摩擦力回復部材が設けられているリフトプレート
が、本体に対して挿脱可能な給紙容器内にあり、用紙充
填等のためにこの給紙容器を本体から脱着する時には、
摩擦力回復部材が装置外部に対して露出される状態にな
ることから、長期間の耐久使用等により消耗した摩擦力
回復部材の取り替えが容易に行なわれる。
【0055】(2)リフトプレート上のピックアップロ
ーラとの対向位置にピックアップローラの表面を清掃す
るフェルト部材を設けており、このフェルト部材が凹凸
の形状をしていることから、凸部によって効果的にピッ
クアップローラ表面に付着した紙粉等の除去がなされ、
かつ凹部において除去された紙粉等の保持がされるた
め、必要となる摩擦力回復部材の清掃回数を減らすこと
ができる。
【0056】(3)予め、摩擦力回復工程を行なう頻度
となる周期を必要に応じて定めておくことで、制御部が
この定められた周期に基づいてピックアップローラ表面
の摩擦力を回復させる摩擦力回復工程が行なわれるよう
に制御することから、ユーザが摩擦力回復工程を行なう
時期を認識しておく煩わしさがなくなるとともに、常に
適切な周期で摩擦力回復工程が行なわれることにより、
ピックアップローラの性能が絶えず一定水準に保たれ
る。
【0057】(4)摩擦力回復工程を行なう周期が、給
紙容器の用紙が空になった回数又は給紙枚数のいずれか
に基づいて設定されることにより、ピックアップローラ
の表面の状態を感知する装置等を用いることなく、適切
な周期でピックアップローラの摩擦力回復工程が行なわ
れることから、給紙ユニットの構成が簡潔になるととも
に、容易に該周期の設定が行なわれる。
【0058】(5)用紙の有無を検知するセンサが設け
られており、これが給紙容器の用紙状態を検知し、一方
では制御部が所定の周期により摩擦力回復工程を行なう
ように各駆動部に信号を出すことから、ほぼ全自動的に
この摩擦力回復工程を行なうことができ、ピックアップ
ローラの性能を常に一定水準に保つことができる。
【0059】よって、クリーニング機構のメンテナンス
が容易であり、その交換に困難を伴わない給紙ユニット
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した給紙ユニットの構成を示す図
である。
【図2】摩擦力回復工程の動作を示す図である。
【図3】摩擦力回復部材の清掃作業を示す図である。
【図4】本発明の制御部の動作を示す図である。
【図5】本発明の制御部の動作を示す図である。
【符号の説明】
1−本体 10−給紙容器 11−リフトプレート 12−用紙 13−ピックアップローラ 14−摩擦力回復部材 15−押圧部材 16−センサ 17−給紙ローラ 18ー給紙駆動モータ 19−ピックアップソレノイド 20−押圧部材駆動モータ 21−制御部 22−操作パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 優 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 藤田 正彦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB02 FB04 FC23 FC24 GA03 GB01 GC01 GD01 HD02 HD09 HD18 JA19 KB03 KB04 KB16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体に対して挿脱自在な給紙容器と、該給
    紙容器内に収容される用紙を給紙位置の方へと導くリフ
    トプレートと、リフトプレートにより案内されてきた用
    紙を給紙位置へと繰り出すピックアップローラと、を備
    えた給紙ユニットにおいて、 前記リフトプレートはピックアップローラとの対向部分
    に、ピックアップローラ表面の摩擦力を回復させる摩擦
    力回復部材を備えたことを特徴とする給紙ユニット。
  2. 【請求項2】前記摩擦力回復部材は、凹凸を設けたフェ
    ルト部材であり、前記ピックアップローラの表面を清掃
    するクリーニング工程を行なうことを特徴とする請求項
    1に記載の給紙ユニット。
  3. 【請求項3】所定の周期で、摩擦力回復部材によるピッ
    クアップローラ表面の摩擦力を回復させる摩擦力回復工
    程を行なう制御部を設けたことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の給紙ユニット。
  4. 【請求項4】前記所定の周期は、給紙容器の用紙が空に
    なった回数又は給紙枚数のいずれかに基づいて設定され
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の給
    紙ユニット。
  5. 【請求項5】前記リフトプレート上の用紙の有無を検知
    するセンサを設け、前記周期の経過後で最初のリフトプ
    レート上に用紙がなくなった状態を検知したときにおい
    て、前記制御部がピックアップローラの駆動部と押圧部
    材駆動モータの駆動部とを含む駆動部に信号を送り、こ
    れらの駆動部が摩擦力回復部材とピックアップローラと
    をピックアップローラの回転運動を保ちつつ所定の時間
    だけ接触させてピックアップローラ表面のクリーニング
    を行なうことを特徴とする請求項3又は4に記載の給紙
    ユニット。
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