JP2005145639A - クレーンのブーム格納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クレーンを走行姿勢に格納するブーム格納制御を、旋回格納制御を含めて自動的行なえるようにして、操作性の向上図ると共に安全な格納制御が行なえるようにする。
【解決手段】 コントローラ27は、格納操作スイッチ26が操作された状態で旋回操作手段22が右あるいは左旋回位置に操作された時には、まず旋回制御弁15を操作対応方向に切換える弁切換信号を出力して旋回駆動し、旋回停止信号出力手段が作動して旋回停止信号が出力された時には旋回制御弁への弁切換信号を断って、伸縮制御弁を縮小位置にウインチ制御弁を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号と、起伏制御弁を倒伏位置にウインチ制御弁を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号を所定の順序で出力するよう構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、伸縮ブームを有するクレーンを作業終了後に容易に格納姿勢に移行できるようにしたクレーンのブーム格納装置に関するものである。
伸縮ブームを備えたクレーンの構成を、トラックの運転室と荷台間に位置するシャーシフレーム上に搭載され、主として荷台上への荷物の積降し作業に用いられる車輌搭載型クレーンを例に説明する。
車輌搭載型クレーンAは、図6に示す如くトラック1の運転室2と荷台3間に位置するシャーシフレーム1a上に搭載されており、左右に張出して設置可能なアウトリガ装置4,4を備えたクレーン基台5と、当該クレーン基台5上に旋回モータ6によって旋回駆動自在に取付けられた旋回ポスト7、当該旋回ポスト7の上部に起伏シリンダ9によって起伏駆動自在に枢支され基端ブーム8-1内に先端側ブーム8-2,8-3・・を順次伸縮自在に嵌挿した伸縮ブーム8、当該伸縮ブーム8に内装され基端ブーム8-1に対し先端側ブーム8-2,8-3・・を伸縮駆動する伸縮シリンダ10、旋回ポスト7あるいは基端ブーム8-1に取付けられウインチモータ11によって巻上げ巻下げ駆動されるウインチ装置12、当該ウインチ装置12から引出されたワイヤロープ13によって伸縮ブーム先端部8aに昇降自在に吊下げられた荷物吊持用のフックブロック14とで構成されている。
また、15は油圧ポンプ16が吐出する圧油を切換制御して前記旋回モータ6に給排し旋回ポスト7を右あるいは左方向に旋回駆動する旋回制御弁、17は圧油を切換制御して前記伸縮シリンダ10に給排し伸縮ブーム8を伸長あるいは縮小駆動する伸縮制御弁、18は圧油を切換制御して前記起伏シリンダ9に給排し伸縮ブーム8を起仰あるいは倒伏駆動する起伏制御弁、19は圧油を切換制御して前記ウインチモータ11に給排しフックブロック14を巻上げあるいは巻下げ駆動するウインチ制御弁である。
また、20は走行時にフックブロック14が大きく揺動して周辺部材を損傷させるのを防止するため、フックブロック14を伸縮ブーム先端部8aに直接、あるいはフック格納リンク20a等を介して間接的に当接状態(図6実線図示状態)に格納するフック格納装置である。
このように構成した車輌搭載型クレーンAは、アウトリガ装置4,4を左右に張出して支承した状態でフックブロック14に荷物を吊下げ、旋回制御弁15を操作して旋回モータ6を旋回駆動すると共に、伸縮制御弁17を操作して伸縮シリンダ10を伸縮駆動し、起伏制御弁18を操作して起伏シリンダ9を起伏駆動することで伸縮ブーム先端部8aを任意な位置に移動し、更にウインチ制御弁19を操作してウインチモータ11を巻上げ巻下げ駆動することでフックブロック14を昇降させてクレーン作業を行なうようになっている。
一方、クレーン作業が終了して道路走行するため格納姿勢にするには、まず伸縮ブーム8を所定の旋回格納位置(通常、トラック1の軸重条件により荷台3上に位置した後方格納位置(図6実線図示状態)か、運転室2上に位置した前方格納位置(同鎖線図示状態)の何れかに設定されている)に旋回させた後に、伸縮ブーム8をブーム格納長さ(通常は、最縮小状態に設定されている)に縮小、並びにブーム格納倒伏角(通常は、最倒伏状態に設定されている)に倒伏させ、更にフックブロック14を伸縮ブーム先端部8aに当接するまで巻上げて格納姿勢(図6実線図示状態)にするようになっていた(ブーム格納姿勢)。そして、これら一連の格納制御は、作業者が対応する制御弁15,17,18,19を手動操作して行なうようになっており、煩雑な操作となっていた。
このため、作業者が格納操作手段を操作するだけで制御装置が自動的に伸縮ブームの縮小動と倒伏動、フックブロックの巻上げ動の3動作を同時、あるいは所定の順序で制御してクレーンを格納姿勢に移行させるブーム格納制御装置が開発されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−348090号公報
しかしながら、従来のブーム格納制御装置は、制御対象が3動作、すなわち伸縮ブームの縮小動と倒伏動、フックブロックの巻上げ動の3動作であり、伸縮ブーム8を旋回格納位置に格納する旋回格納制御は制御対象外となっていた。これは、車輌搭載型クレーンAの場合、荷台3上に積載した荷物の状態によっては設定された旋回格納位置に格納することができない場合(例えば、荷物が大きく伸縮ブーム8に干渉して後方格納位置に格納できない場合等)があるため前後何れの旋回格納位置にも格納可能であり、しかも伸縮ブーム8の旋回格納方向は荷台3上の荷物や周辺障害物等に干渉しない方向に旋回させて格納する必要があるため、旋回格納制御を作業者の判断に委ねたためであります。このため、作業者は予め伸縮ブーム8を所定の旋回格納位置に旋回させた後に、改めてブーム格納操作を行なう必要があり、更なる操作性の改善が望まれていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、旋回駆動方向を作業者の判断に委ねた上で旋回格納制御を含めた一連のブーム格納制御を自動化して、操作性を向上させると共に安全な格納制御が行なえるようにしたクレーンのブーム格納装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、次の如き構成を有している。
すなわち、本発明のクレーンのブーム格納装置は、旋回モータによって旋回駆動される旋回ポスト、当該旋回ポストの上部に起伏自在に枢支され起伏シリンダによって起伏並びに伸縮シリンダによって伸縮駆動される伸縮ブーム、当該伸縮ブームの先端部に吊下げられウインチモータによって巻上げ巻下げ駆動されるフックブロック、前記旋回モータに圧油を給排制御する旋回制御弁、前記起伏シリンダに圧油を給排制御する起伏制御弁、前記伸縮シリンダに圧油を給排制御する伸縮制御弁、前記ウインチモータに圧油を給排制御するウインチ制御弁、及びこれら各制御弁に弁切換信号を出力して切換操作するコントローラとを備えたクレーンを対象にしている。
そして、本発明の請求項1におけるブーム格納装置は、クレーンを格納姿勢に格納する際に操作する格納操作スイッチ、旋回制御弁を右あるいは左旋回位置に切換操作する旋回操作手段、旋回ポストが所定の旋回格納位置に旋回したことを検出あるいは作業者による旋回格納制御の停止指令を検出して旋回停止信号を出力する旋回停止信号出力手段を備え、コントローラは、格納操作スイッチ、旋回操作手段、旋回停止信号出力手段からの各信号に基づき、格納操作スイッチが操作された状態で旋回操作手段が右あるいは左旋回位置に操作された時にはまず旋回制御弁を操作に対応した弁切換位置に切換えるための弁切換信号を出力して伸縮ブームを旋回駆動し、次に旋回停止信号出力手段が作動して旋回停止信号が出力された時には旋回制御弁への弁切換信号を断った上で、伸縮制御弁を縮小位置にウインチ制御弁を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号と、起伏制御弁を倒伏位置にウインチ制御弁を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号を所定の順序で出力するよう構成している。
このように構成したブーム格納装置によれば、クレーン作業が終了して格納姿勢に移行する場合、作業者が格納操作スイッチを操作した状態で旋回操作手段を荷台上の荷物や障害物等に干渉せずに安全に所定の旋回格納位置に旋回可能な方向を判断して操作すればよい。これにより、両操作信号を受けたコントローラは、まず旋回制御弁を旋回操作手段の操作に対応した右あるいは左旋回位置に切換えるための弁切換信号を出力して当該制御弁を切換え、伸縮ブームを操作対応方向に旋回させるようになっている。そして、この格納制御における旋回方向は、作業者が荷台上の荷物や障害物等を考慮して安全に旋回格納位置に旋回可能な方向であると判断して操作した旋回方向であり、伸縮ブームが障害物等に干渉することなく安全な格納制御が行なえるのである。
次に、伸縮ブームが旋回して所定の旋回格納位置に達すれば、旋回停止信号出力手段が旋回格納位置に旋回したことを検出、あるいは作業者による旋回格納制御の停止指令(旋回操作手段の停止操作)を検出して旋回停止信号を出力し、この停止信号を受けたコントローラは旋回制御弁への弁切換信号を断って旋回格納制御を停止し、これと同時に伸縮制御弁を縮小位置にウインチ制御弁を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号と、起伏制御弁を倒伏位置にウインチ制御弁を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号を所定の順序で出力して対応する制御弁を切換えるようになっている。これにより、フックブロックの巻上げ動が連動した状態で伸縮ブームの縮小動と倒伏動が所定の順序で駆動され、伸縮ブームが所定のブーム格納長さ・ブーム格納倒伏角になりフックブロックがブーム先端部に当接したフック格納状態になればブーム格納制御が終了するのである。なお、この格納制御における伸縮ブームの縮小動と倒伏動の制御順序は、例えば伸縮ブームの縮小動を先行して行ないブーム長さを短くした状態(フックブロックを揺動し難くした状態)で倒伏動を行なうよう構成してもよく、また逆に伸縮ブームの倒伏動を先行させた後に縮小動を行なうよう構成してもよい。また、なお、この格納制御における伸縮ブームの縮小動と倒伏動は、フックブロックの巻上げ動が連動して行なわれるようになっており、フックブロックの下降動による運転室や荷物の損傷が未然に防止されるようになっている。
そして、これら一連の制御で、伸縮ブームの旋回格納制御をも含めたブーム格納制御が自動的に行われ、操作性が向上すると共に安全なブーム格納制御が行なえるのである。
また、本発明の請求項2におけるブーム格納装置は、クレーンを格納姿勢に格納する際に操作する格納操作スイッチ、旋回制御弁を右あるいは左旋回位置に切換操作する旋回操作手段、旋回ポストが所定の旋回格納位置に旋回したことを検出あるいは作業者による旋回格納制御の停止指令を検出して旋回停止信号を出力する旋回停止信号出力手段を備え、コントローラは、格納操作スイッチ、旋回操作手段、旋回停止信号出力手段からの各信号に基づき、格納操作スイッチが操作された状態で旋回操作手段が右あるいは左旋回位置に操作された時にはまず旋回制御弁を操作に対応した弁切換位置に切換えるための弁切換信号を出力して伸縮ブームを旋回駆動し、次に旋回停止信号出力手段が作動して旋回停止信号が出力された時には旋回制御弁への弁切換信号を断った上で、伸縮制御弁を縮小位置に、起伏制御弁を倒伏位置に、ウインチ制御弁を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号を出力するよう構成している。
このように構成したブーム格納装置によれば、クレーン作業が終了して格納姿勢に移行する場合、作業者が格納操作スイッチを操作した状態で旋回操作手段を荷台上の荷物や障害物等に干渉せずに安全に所定の旋回格納位置に旋回可能な方向を判断して操作すればよい。これにより、両操作信号を受けたコントローラは、まず旋回制御弁を旋回操作手段の操作に対応した右あるいは左旋回位置に切換えるための弁切換信号を出力して当該制御弁を切換え、伸縮ブームを操作対応方向に旋回させるようになっている。そして、この格納制御における旋回方向は、作業者が荷台上の荷物や障害物等を考慮して安全に旋回格納位置に旋回可能な方向であると判断して操作した旋回方向であり、伸縮ブームが障害物等に干渉することなく安全な格納制御が行なえるのである。
次に、伸縮ブームが旋回して所定の旋回格納位置に達すれば、旋回停止信号出力手段が旋回格納位置に旋回したことを検出、あるいは作業者による旋回格納制御の停止指令(旋回操作手段の停止操作)を検出して旋回停止信号を出力し、この停止信号を受けたコントローラは旋回制御弁への弁切換信号を断って旋回格納制御を停止し、これと同時に伸縮制御弁を縮小位置に、起伏制御弁を倒伏位置に、ウインチ制御弁を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号を出力して対応する制御弁を切換えるようになっている。これにより、フックブロックの巻上げ動と伸縮ブームの縮小動・倒伏動が同時に駆動され、伸縮ブームが所定のブーム格納長さ・ブーム格納倒伏角になりフックブロックがブーム先端部に当接したフック格納状態になればブーム格納制御が終了するのである。なお、この格納制御における伸縮ブームの縮小動と倒伏動は、フックブロックの巻上げ動が連動して行なわれるようになっており、フックブロックの下降動による運転室や荷物の損傷が未然に防止されるようになっている。
そして、これら一連の制御で、伸縮ブームの旋回格納制御をも含めたブーム格納制御が自動的に行われ、操作性が向上すると共に安全なブーム格納制御が行なえるのである。
また、本発明の請求項3におけるブーム格納装置は、クレーンを格納姿勢に格納する際に操作する格納操作スイッチ、旋回制御弁を右あるいは左旋回位置に切換操作する旋回操作手段、旋回ポストが所定の旋回格納位置に旋回したことを検出あるいは作業者による旋回格納制御の停止指令を検出して旋回停止信号を出力する旋回停止信号出力手段を備え、コントローラは、格納操作スイッチ、旋回操作手段、旋回停止信号出力手段からの各信号に基づき、格納操作スイッチが操作された状態で旋回操作手段が右あるいは左旋回位置に操作された時にはまず旋回制御弁を操作に対応した弁切換位置に、伸縮制御弁を縮小位置に、ウインチ制御弁を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号を出力して伸縮ブームの旋回動と縮小動、フックブロックの巻上げ動を同時に駆動し、次に旋回停止信号出力手段が作動して旋回停止信号が出力された時には旋回制御弁への弁切換信号を断ち、更に伸縮ブームが倒伏可能状態になれば伸縮制御弁への弁切換信号を断った上で、起伏制御弁を倒伏位置に切換えるための弁切換信号を出力するよう構成している。
このように構成したブーム格納装置によれば、クレーン作業が終了して格納姿勢に移行する場合、作業者が格納操作スイッチを操作した状態で旋回操作手段を荷台上の荷物や障害物等に干渉せずに安全に所定の旋回格納位置に旋回可能な方向を判断して操作すればよい。これにより、両操作信号を受けたコントローラは、まず旋回制御弁を旋回操作手段の操作に対応した右あるいは左旋回位置に、伸縮制御弁を縮小位置に、ウインチ制御弁を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号を出力して対応する制御弁を切換えるようになっている。これにより、伸縮ブームが操作対応方向に旋回動すると共に、フックブロックの巻上げ動と伸縮ブームの縮小動が同時に駆動されてフック巻上げ連動のブーム縮小動が行われるのである。そして、この格納制御における旋回方向は、作業者が荷台上の荷物や障害物等を考慮して安全に旋回格納位置に旋回可能な方向であると判断して操作した旋回方向であり、伸縮ブームが障害物等に干渉することなく安全な格納制御が行なえるのである。また、旋回駆動とブーム縮小動が同時に行われるので制御時間の短縮が図れるのである。
次に、伸縮ブームが旋回して所定の旋回格納位置に達すれば、旋回停止信号出力手段が旋回格納位置に旋回したことを検出、あるいは作業者による旋回格納制御の停止指令(旋回操作手段の停止操作)を検出して旋回停止信号を出力し、この信号を受けたコントローラは旋回制御弁への弁切換信号を断って旋回格納制御を停止するようになっている。これにより、フック巻上げ連動のブーム縮小動が継続して行われ、伸縮ブームがブーム倒伏可能状態(例えば、ブーム最縮小状態)になれば、コントローラは伸縮制御弁への弁切換信号を断ってブーム縮小動を停止し、代りに起伏制御弁を倒伏位置に切換えるための弁切換信号を出力して当該制御弁を切換え、フック巻上げ連動のブーム倒伏動を行なうようになっている。そして、伸縮ブームが所定のブーム格納倒伏角になりフックブロックがブーム先端部に当接したフック格納状態になればブーム格納制御が終了するのである。
そして、これら一連の制御で、伸縮ブームの旋回格納制御をも含めたブーム格納制御が自動的に行われ、操作性が向上すると共に安全なブーム格納制御が行なえるのである。
また、所定の旋回格納位置を、荷台上に位置した後方格納位置と、運転室上に位置した前方格納位置の2個所を選択可能に構成すれば、荷台上の荷物が小さく伸縮ブームと干渉しない場合には伸縮ブームを荷台上の後方格納位置に格納し、荷物が大きく伸縮ブームと干渉する場合には運転室上の前方格納位置に格納することが可能である。
また、旋回モータ、起伏シリンダ、伸縮シリンダ、ウインチモータの駆動用油圧回路に格納操作スイッチの操作に基づいて回路圧を低圧に切換える低圧駆動切換手段を設けると、ブーム格納制御時に各アクチュエータの駆動圧を低圧に設定することができ、例えフックブロックがブーム先端部に当接した場合でもワイヤロープが過張力状態とならず、安全なブーム格納制御が行なえるのである。
また、ウインチモータの駆動用油圧回路に格納操作スイッチの操作に基づいて回路圧を低圧に切換える低圧駆動切換手段を設けると、ブーム格納制御時にフック巻上げ駆動圧を低圧に設定することができ、例えフックブロックがブーム先端部に当接した場合でもワイヤロープが過張力状態とならず、安全なブーム格納制御が行なえるのである。
以上の如く構成した本発明のクレーンのブーム格納装置は、従来のブーム格納装置の制御対象(伸縮ブームの縮小動・倒伏動とフックブロックの巻上げ動)に加えて、作業者が安全な旋回方向を判断する必要のある旋回格納制御をも制御対象としたので、一度の操作で自動的にブーム格納制御を行なうことができ、操作性が向上すると共に安全なブーム格納制御が行なえるのである。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図1〜図5に基づき説明する。
まず、請求項1に対応した実施例1の構成について、図1〜図3に基づき説明する。
車輌搭載型クレーンAは、トラック1の運転室2と荷台3間に位置するシャーシフレーム1a上に搭載されており、左右に張出して設置可能なアウトリガ装置4,4を備えたクレーン基台5と、当該クレーン基台5上に旋回モータ6によって旋回駆動自在に取付けられた旋回ポスト7、当該旋回ポスト7の上部に起伏シリンダ9によって起伏駆動自在に枢支され基端ブーム8-1内に先端側ブーム8-2,8-3・・を伸縮自在に嵌挿した伸縮ブーム8、当該伸縮ブーム8に内装され基端ブーム8-1に対し先端側ブーム8-2,8-3・・を伸縮駆動する伸縮シリンダ10、旋回ポスト7あるいは基端ブーム8-1に取付けられウインチモータ11によって巻上げ巻下げ駆動されるウインチ装置12、当該ウインチ装置12から引出されたワイヤロープ13によって伸縮ブーム先端部に昇降自在に吊下げられた荷物吊持用のフックブロック14とで構成されている。
20は、クレーン走行時にフックブロック14が揺動しないようフックブロック14を伸縮ブーム先端部8aに当接状態に格納するフック格納手段である。当該フック格納手段20は、この実施例の場合伸縮ブーム先端部8aに揺動自在にフック格納リンク20aを枢支し、フックブロック14が当該フック格納リンク20a下端に係合した後の更なる巻上げ動で当該リンク20aと共にブーム基端方向に揺動してフック格納状態(図2実線図示状態)に格納されるようになっている。なお、当該フック格納手段20は、上記実施例の他に伸縮ブーム先端部8aにブーム基端方向への傾斜面を有するカムを取付け、フックブロック14が当接した後の更なる巻上げ動でフックブロック14がカム面に沿ってブーム基端方向に揺動しフック格納状態に格納されるよう構成することも可能である。
また、15は電磁切換式の三位置切換弁で構成された旋回制御弁であり、右あるいは左旋回位置への切換操作で油圧ポンプ16が吐出する圧油を旋回モータ6に供給して伸縮ブーム8を旋回駆動するようになっている。17は、同様に電磁切換式の三位置切換弁で構成された伸縮制御弁であり、伸長あるいは縮小位置への切換操作で圧油を伸縮シリンダ10に供給して伸縮ブーム8を伸縮駆動するようになっている。18は、同様に電磁切換式の三位置切換弁で構成された起伏制御弁であり、起仰あるいは倒伏位置への切換操作で圧油を前記起伏シリンダ9に供給して伸縮ブーム8を起伏駆動するようになっている。19は、同様に電磁切換式の三位置切換弁で構成されたウインチ制御弁であり、巻上げあるいは巻下げ位置への切換操作で圧油をウインチモータ11に供給してフックブロック14を巻上げ巻下げ駆動するようになっている。
21は有線あるいは無線操作式の遠隔操作手段であり、旋回操作信号を出力して旋回制御弁15を切換操作する旋回操作手段22と、伸縮操作信号を出力して伸縮制御弁17を切換操作する伸縮操作手段23、起伏操作信号を出力して起伏制御弁18を切換操作する起伏操作手段24、ウインチ操作信号を出力してウインチ制御弁19を切換操作するウインチ操作手段25が設けられている。また、26は格納操作スイッチであり、押操作により格納操作信号が出力されるようになっている。また、40は電源スイッチである。
27はコントローラであり、前記遠隔操作手段21からの各操作信号を受信する受信手段27aと、この受信信号を受けて各制御弁15,17,18,19に弁切換信号を出力する操作信号出力手段27bとで構成されている。当該操作信号出力手段27bには、受信手段27aからの旋回操作信号を受けて旋回制御弁15を右あるいは左旋回位置に切換えるための弁切換信号を出力する旋回操作信号出力部27cと、同様に伸縮操作信号を受けて伸縮制御弁17を伸長あるいは縮小位置に切換えるための弁切換信号を出力する伸縮操作信号出力部27d、同様に起伏操作信号を受けて起伏制御弁18を起仰あるいは倒伏位置に切換えるための弁切換信号を出力する起伏操作信号出力部27e、同様にウインチ操作信号を受けてウインチ制御弁19を巻上げあるいは巻下げ位置に切換えるための弁切換信号を出力するウインチ操作信号出力部27fが設けられている。
28は、フックブロック14が所定の巻上げ上限位置Uに巻上げられたことを検出して過巻き信号を出力する過巻き検出手段である。当該過巻き検出手段28は、図2に示す如く従来周知のものと同様に下端に検出用重錘28bを吊下げた所定長の検出用ワイヤ28cと当該検出用ワイヤ28cの支持力低下を検出して過巻き信号を出力する検出スイッチ28aとで構成されており、フックブロック14が巻上げ上限位置Uまで巻上げられてフックブロック14が検出用重錘28bに当接すれば、検出用ワイヤ28cの支持力が低下しこの支持力の低下を検出用スイッチ28aで検出して過巻き信号が出力されるようになっている。
また、29は油圧ポンプ16の吐出油路30に介装した主リリーフ弁であり、そのパイロット油路29aには前記過巻き検出手段28からの過巻き信号を受けて開弁する過巻き停止用電磁弁31と、低圧リリーフ弁32に接続した低圧用電磁弁33が並列に接続されている。このため、フックブロック14が巻上げ上限位置Uまで巻上げられて過巻き検出手段28が作動すれば、過巻き信号が過巻き停止用電磁弁31に出力されて当該弁31が開弁し、主リリーフ弁29がアンロード状態になってフックブロック14の巻上げ動を停止させるようになっている(フック過巻き自動停止)。また、低圧用電磁弁33に開弁信号が出力されて当該弁33が開弁すれば、主リリーフ弁29が低圧リリーフ弁32の設定圧に調圧されて低圧状態となり、弱い力でクレーンを駆動することができるようになっている。なお、この主リリーフ弁29と低圧リリーフ弁32、低圧用電磁弁33で、請求項5における低圧駆動切換手段を構成している。
また、当該低圧駆動切換手段は、図1二点鎖線図示の如くウインチモータ11の巻上げ側油路11aに低圧リリーフ弁32′と低圧用電磁弁33′を介装し、低圧用電磁弁33′の開弁で低圧リリーフ弁32′を作動させてウインチモータ11の巻上げ駆動圧を低圧に規制し、フックブロック14の巻上げ力のみを弱くするよう構成することも可能である。このように構成した場合の低圧リリーフ弁32′と低圧用電磁弁33′で、請求項6における低圧駆動切換手段を構成している。
34は、伸縮ブーム8が所定の旋回格納位置に旋回したことを検出する旋回格納位置検出手段であり、この実施例では図3に示す如く伸縮ブーム8がクレーン後方の荷台3上に位置した後方格納位置(図1実線図示状態)と、クレーン前方の運転室2上に位置した前方格納位置(図1鎖線図示状態)のいずれかに旋回したことを検出して旋回停止信号を出力するようになっている。なお、この旋回格納位置検出手段は、例えばバン型車輌に搭載したクレーンのように構造上伸縮ブーム8を前方格納位置にしか格納できない場合等には、対応する旋回格納位置のみを検出可能に構成すれば足りるものである。この実施例の場合には、図3に示す如く旋回ベアリング35のポスト側取付座に取付けた近接センサ34aと、基台側取付座に取付けられ後方格納位置を検出する後方検出片34b、同様に前方格納位置を検出する前方検出片34cとで構成されており、伸縮ブーム8が後方格納位置に旋回すれば近接センサ34aが後方検出片34bを検出して旋回停止信号を出力し、前方格納位置に旋回すれば近接センサ34aが前方検出片34cを検出して旋回停止信号を出力するようになっている。もし、前後の旋回格納位置を弁別して検出する必要がある場合には、2個の近接センサを用いて検出するよう構成すればよい。また、旋回角をポテンショメータ等を用いて電気的に検出するよう構成したクレーンにおいては、ポテンショメータの検出値が旋回格納位置対応値になったことを検出して旋回停止信号を出力する比較手段等で構成してもよい。なお、この旋回格納位置検出手段34で、請求項1〜3における旋回停止信号出力手段を構成している。
また、この実施例では、旋回格納位置検出手段34を高価で鉄粉等が付着した場合に誤作動し易い近接センサで構成したが、誤作動が少なく低コストな検出手段が要求されている場合等には、旋回操作手段22からの旋回操作信号の消滅を検出して旋回停止信号を出力するよう構成し、作業者が目視で旋回格納位置への旋回を確認して旋回操作手段22の操作を中止した際の停止指令(旋回操作信号の消滅)で検出するよう構成してもよい。この場合には、作業者の負担が増え、作業者の判断によっては正確な旋回格納位置が得られない場合もあるが、既存の操作手段を利用して低コストに構成することが可能である。
また、36は伸縮ブーム8が所定のブーム格納長さ(通常は、最縮小状態に設定されている)になったことを検出して縮小停止信号を出力するブーム格納長さ検出手段である。当該ブーム格納長さ検出手段36は、この実施例の場合伸縮ブーム8の基端ブーム8-1に取付けられ最先端側ブーム8-3が最縮小状態になったことを検出する近接センサで構成されている。なお、当該ブーム格納長さ検出手段36は、伸縮ブーム8のブーム長さを従来周知のブーム長さ検出手段、すなわち繰出量検出機構付きのコードリールを用いて、伸縮ブーム8が伸縮動した際のコード引出し量の変化でブーム長さを検出するよう構成したブーム長さ検出手段を備えたクレーンにおいては、当該ブーム長さ検出手段の検出値がブーム格納長さ対応値になったことを検出して縮小停止信号を出力する比較手段で構成してもよい。また、作業者が目視で伸縮ブーム8が最縮小状態になったことを確認して起伏操作手段24を操作するよう構成し、この操作に基づき出力される起伏操作信号を検出して縮小停止信号を出力するよう構成してもよい。この場合も、既存の操作手段を利用して低コストに構成することが可能である。
37は、コントローラ27に設けられたブーム格納操作信号出力部である。当該ブーム格納操作信号出力部37は、遠隔操作装置21からの格納操作信号と旋回操作信号、過巻き検出手段28からの過巻き信号、旋回格納位置検出手段34からの旋回停止信号、及びブーム格納長さ検出手段36からの縮小停止信号を受けて、低圧用電磁弁33と旋回、伸縮、起伏、ウインチの各制御弁15,17,18,19に対し次の如き弁切換信号を出力してブーム格納制御を行なうようになっている。すなわち、当該ブーム格納操作信号出力部37は、作業者が遠隔操作装置21の格納操作スイッチ26を押操作した格納操作信号と、作業者が荷台3上に積載した荷物や周辺障害物等を考慮して現在のブーム旋回位置から安全に所定の旋回格納位置(後方あるいは前方格納位置)に旋回可能な方向を決めて旋回操作手段22を操作した旋回操作信号が同時に入力すれば、この両操作信号を受けてまず低圧用電磁弁33に開弁信号を出力して主リリーフ弁29を低圧リリーフ弁32の設定圧(低圧)に切換えると共に、ウインチ制御弁19を巻上げ位置に切換えるための弁切換信号を出力して当該制御弁19を切換え、ウインチモータ11を低圧で駆動してフックブロック14を弱い力で巻上げ駆動するようになっている。これにより、フックブロック14の吊下げ長さを短くして揺動を防止することができるのである。なお、このフック巻上げ駆動は、予め作業者が手動操作でフックブロック14を巻上げて吊下げ長さを短くした場合や、後の伸縮ブーム8の旋回格納制御を低速で行なう等のフックブロック14が揺動しない適切な配慮をした場合等には、省略することが可能である。
また、当該旋回格納制御における旋回方向の決め方は、次のようにして決めればよい。すなわち、まず荷台3上の荷物の大きさを確認して伸縮ブーム8が干渉せずに後方格納位置に格納できるか否かを判断する。次に、後方格納位置に格納可能と判断した場合には伸縮ブーム8を現在のブーム旋回位置から後方格納位置に旋回させる際に荷物や周辺障害物等に干渉せずに安全に旋回できる方向を決め、格納不可能と判断した場合には同様に伸縮ブーム8を現在のブーム旋回位置から前方格納位置に旋回させる際に周辺障害物等に干渉せずに安全に旋回できる方向を決めればよい。もし、伸縮ブーム8を左右どちらに旋回させても障害物と干渉する場合には、予め伸縮ブーム8を起仰させる等して障害物と干渉しない状態にして、改めて安全に旋回できる方向を決めればよい。
そして、フックブロック14が大きく揺動する恐れのない巻上げ上限位置Uまで巻上げられて過巻き検出手段28が作動し過巻き信号が出力されれば、これを受けたブーム格納操作信号出力部37はウインチ制御弁15への弁切換信号の出力を断ってフック巻上げ動を停止し、同時に旋回制御弁15を旋回操作手段22の操作信号に対応した右あるいは左旋回位置に切換えるための弁切換信号を出力して当該制御弁15を切換え、旋回モータ6を駆動して伸縮ブーム8を旋回格納方向に旋回させるようになっている(旋回格納制御)。その際の旋回方向は、作業者が荷台3上の荷物や障害物等を考慮して安全に旋回できると判断して操作した旋回方向であり、安全に旋回させることができるのである。なお、この旋回格納制御は、前述したフック巻上げ駆動と同時に行なって制御時間の短縮を図ることも可能である。
次に、伸縮ブーム8が旋回して後方あるいは前方の旋回格納位置になれば、これを旋回格納位置検出手段34の近接センサ34aが検出して旋回停止信号を出力し、これを受けたブーム格納操作信号出力部37は旋回制御弁15への弁切換信号の出力を断って旋回格納制御を停止し、同時に伸縮制御弁17を縮小位置に、ウインチ制御弁19を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号を出力して両制御弁17,19を切換え、伸縮シリンダ10とウインチモータ11を同時に駆動してフックブロック14を巻上げつつ伸縮ブーム8を縮小させるようになっている。これにより、伸縮ブーム8は旋回格納位置に旋回した状態でフック巻上げ連動のブーム縮小駆動が行われ、伸縮ブーム8が縮小してブーム格納長さ(最縮小状態)に格納されるのである。そして、このブーム縮小駆動は、フックブロック14の巻上げ動と連動して行なわれるので、フックブロック14が下降することがなく運転室2や荷物の損傷が未然に防止できるのである。
なお、旋回格納位置検出手段34を旋回操作信号の消滅を検出して旋回停止信号を出力するよう構成したものでは、作業者が目視で旋回格納位置に旋回したことを確認して旋回操作手段22の操作を中止すれば、これを旋回格納位置検出手段34が検出して旋回停止信号が出力されるので、これを受けたブーム格納操作信号出力部37は同様に旋回格納制御の停止と、フック巻上げ連動のブーム縮小駆動を行なうことができるのである。
次に、伸縮ブーム8が縮小してブーム格納長さ(最縮小状態)になれば、これをブーム格納長さ検出手段36の近接センサが検出して縮小停止信号を出力し、これを受けたブーム格納操作信号出力部37は伸縮制御弁17への弁切換信号の出力を断ってブーム縮小駆動を停止し、同時に起伏制御弁18を倒伏位置に切換えるための弁切換信号を出力して当該制御弁18を切換え、起伏シリンダ9とウインチモータ11を同時に駆動してフックブロック14を巻上げつつ伸縮ブーム8を倒伏させるようになっている。これにより、伸縮ブーム8はブーム格納長さに縮小した状態でフック巻上げ連動のブーム倒伏駆動が行われ、伸縮ブーム8が倒伏してブーム格納倒伏角(最倒伏状態)に格納されるのである。そして、このブーム倒伏駆動も、フックブロック14の巻上げ動と連動して行なわれるので、フックブロック14が下降することがなく運転室2や荷物の損傷が未然に防止できるのである。
なお、ブーム格納長さ検出手段36のヒステリシス等により伸縮ブーム8が最縮小せず少し伸長した状態で格納される場合には、伸縮制御弁17への弁切換信号の出力を一定時間継続し、伸縮ブーム8を最縮小させるよう構成すればよい。
また、ブーム格納長さ検出手段36を起伏操作信号を検出して縮小停止信号を出力するよう構成したものでは、作業者が目視で伸縮ブーム8が最縮小状態になったことを確認して起伏操作手段24を倒伏操作すれば、これをブーム格納長さ検出手段36が検出して縮小停止信号が出力されるので、これを受けたブーム格納操作信号出力部37は同様にブーム縮小駆動の停止と、フック巻上げ連動のブーム倒伏駆動を行なうことができるのである。
そして、伸縮ブーム8が格納状態(最縮小・最倒伏状態)となり、フックブロック14がフック格納状態(図1実線図示状態)となれば、作業者がこれを確認して格納操作スイッチ26の操作を止めればよい。この格納操作信号の消滅を受けたブーム格納操作信号出力部37は、起伏制御弁18とウインチ制御弁19への弁切換信号の出力を断ってフック巻上げ連動のブーム倒伏駆動を停止し、一連のブーム格納制御を終了するようになっている。
なお、上記格納制御における伸縮ブーム8の縮小駆動と倒伏駆動の制御順序は、上記の如く縮小駆動を先行させてブーム長さを短かくしフックブロック14の揺動を抑えた後に倒伏駆動を開始するよう構成してもよく、また反対に倒伏駆動を先行させた後に縮小駆動を開始するよう構成してもよい。また、これら一連の格納制御は、主リリーフ弁29を低圧状態に切換えて行なうようになっており、例えフックブロック14が伸縮ブーム先端部8aに当接しても巻上げ力が弱く安全な格納作業が行なえるのである。
このように構成したブーム格納装置によれば、作業者が安全な旋回格納制御の方向を判断して、格納操作スイッチ26を押操作すると共に旋回操作手段22を当該方向に操作するという簡単な操作で、旋回格納制御をも含めた一連のブーム格納制御を自動的に行なうことができ、操作性が向上すると共に安全なブーム格納制御が行なえるのである。
次に、請求項2に対応した実施例2の構成について、図4に基づき説明する。
この実施例のものは、前記実施例のものに比しブーム格納長さ検出手段36を省略すると共に、ブーム格納制御の制御手順を一部変更したものであり、以下の説明ではその変更点を中心に説明するものとする。
コントローラ27′のブーム格納操作信号出力部37′は、遠隔操作装置21からの格納操作信号と旋回操作信号、過巻き検出手段28からの過巻き信号、及び旋回格納位置検出手段34からの旋回停止信号を受けて、低圧用電磁弁33と旋回、伸縮、起伏、ウインチの各制御弁15,17,18,19に対し次の如き弁切換信号を出力してブーム格納制御を行なうようになっている。すなわち、当該ブーム格納操作信号出力部37′は、作業者が格納操作スイッチ26を押操作した格納操作信号と、作業者が荷台3上の荷物や周辺障害物等を考慮して安全に所定の旋回格納位置に旋回可能な方向を決めて旋回操作手段22を操作した旋回操作信号が同時に入力すれば、この両操作信号を受けてまず低圧用電磁弁33に開弁信号を出力して主リリーフ弁29を低圧状態に切換えると共に、ウインチ制御弁19を巻上げ位置に切換えるための弁切換信号を出力して当該制御弁19を切換え、ウインチモータ11を低圧で駆動してフックブロック14を弱い力で巻上げ駆動するようになっている。これにより、フックブロック14の吊下げ長さを短くして揺動を防止するようになっている。なお、このフック巻上げ駆動は、予め作業者が手動操作でフックブロック14を巻上げ吊下げ長さを短くした場合や、後の伸縮ブーム8の旋回格納制御を低速で行なう等のフックブロック14が揺動しない適切な配慮をした場合等には、省略することが可能である。
そして、フックブロック14が大きく揺動する恐れのない巻上げ上限位置Uまで巻上げられて過巻き検出手段28が作動し過巻き信号が出力されれば、これを受けたブーム格納操作信号出力部37′はウインチ制御弁15への弁切換信号の出力を断ってフック巻上げ動を停止し、同時に旋回制御弁15を旋回操作手段22の操作信号に対応した右あるいは左旋回位置に切換えるための弁切換信号を出力して当該制御弁15を切換え、旋回モータ6を駆動して伸縮ブーム8を旋回格納方向に旋回させるようになっている(旋回格納制御)。その際の旋回方向は、作業者が荷台3上の荷物や障害物等を考慮して安全に旋回できると判断して操作した旋回方向であり、安全に旋回させることができるのである。なお、この旋回格納制御は、前述したフック巻上げ駆動と同時に行なって制御時間の短縮を図ることも可能である。
次に、伸縮ブーム8が旋回して後方あるいは前方の旋回格納位置になれば、これを旋回格納位置検出手段34の近接センサ34aが検出して旋回停止信号を出力し、これを受けたブーム格納操作信号出力部37′は旋回制御弁15への弁切換信号の出力を断って旋回格納制御を停止し、同時に伸縮制御弁17を縮小位置に、起伏制御弁18を倒伏位置に、ウインチ制御弁19を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号を出力して各制御弁17,18,19を切換え、伸縮シリンダ10、起伏シリンダ9、ウインチモータ11を同時に駆動してフックブロック14を巻上げつつ伸縮ブーム8を縮小並びに倒伏させるようになっている。これにより、伸縮ブーム8は旋回格納位置に旋回した状態でフック巻上げ連動のブーム縮小駆動と倒伏駆動が行われ、伸縮ブーム8が格納状態(最縮小・最倒伏状態)に格納されるのである。
なお、旋回格納位置検出手段34を旋回操作信号の消滅を検出して旋回停止信号を出力するよう構成したものでは、作業者が目視で旋回格納位置に旋回したことを確認して旋回操作手段22の操作を中止すれば、これを旋回格納位置検出手段34が検出して旋回停止信号が出力されるので、同様に旋回格納制御が停止しフック巻上げ連動のブーム縮小駆動と倒伏駆動が行われるのである。
そして、伸縮ブーム8が格納状態(最縮小・最倒伏状態)となり、フックブロック14がフック格納状態(図4実線図示状態)となれば、作業者がこれを確認して格納操作スイッチ26の操作を止めればよい。この格納操作信号の消滅を受けたブーム格納操作信号出力部37′は、伸縮制御弁17、起伏制御弁18、ウインチ制御弁19への弁切換信号の出力を断ってフック巻上げ連動のブーム縮小駆動と倒伏駆動を停止し、一連のブーム格納制御を終了するようになっている。
このように構成したブーム格納装置によれば、作業者が安全な旋回格納制御の方向を判断して、格納操作スイッチ26を押操作すると共に旋回操作手段22を当該方向に操作するという簡単な操作で、旋回格納制御をも含めた一連のブーム格納制御を自動的に行なうことができ、操作性が向上すると共に安全なブーム格納制御が行なえるのである。
次に、請求項3に対応した実施例3の構成を、図5に基づき説明する。
この実施例のものは、前記実施例1のものに比しブーム格納制御の制御手順を一部変更したものであり、以下の説明ではその変更点を中心に説明するものとする。
コントローラ27″のブーム格納操作信号出力部37″は、遠隔操作装置21からの格納操作信号と旋回操作信号、過巻き検出手段28からの過巻き信号、旋回格納位置検出手段34からの旋回停止信号、及びブーム格納長さ検出手段36からの縮小停止信号を受けて、低圧用電磁弁33と旋回、伸縮、起伏、ウインチの各制御弁15,17,18,19に対し次の如き弁切換信号を出力してブーム格納制御を行なうようになっている。すなわち、当該ブーム格納操作信号出力部37″は、作業者が遠隔操作装置21の格納操作スイッチ26を押操作した格納操作信号と、作業者が荷台3上の荷物や周辺障害物等を考慮して安全に所定の旋回格納位置に旋回可能な方向を決めて旋回操作手段22を操作した旋回操作信号が同時に入力すれば、この両操作信号を受けてまず低圧用電磁弁33に開弁信号を出力して主リリーフ弁29を低圧状態に切換えると共に、ウインチ制御弁19を巻上げ位置に切換えるための弁切換信号を出力して当該制御弁19を切換え、ウインチモータ11を低圧で駆動してフックブロック14を弱い力で巻上げ駆動するようになっている。これにより、フックブロック14の吊下げ長さを短くして揺動を防止することができるのである。なお、このフック巻上げ駆動は、予め作業者が手動操作でフックブロック14を巻上げて吊下げ長さを短くした場合や、後の伸縮ブーム8の旋回格納制御を低速で行なう等のフックブロック14が揺動しない適切な配慮をした場合等には、省略することが可能である。
そして、フックブロック14が大きく揺動する恐れのない巻上げ上限位置Uまで巻上げられて過巻き検出手段28が作動し過巻き信号が出力されれば、これを受けたブーム格納操作信号出力部37″はウインチ制御弁15への弁切換信号の出力を断ってフック巻上げ動を停止し、同時に旋回制御弁15を旋回操作手段22の操作信号に対応した右あるいは左旋回位置に、伸縮制御弁17を縮小位置に、ウインチ制御弁19を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号を出力して各制御弁15,17,19を切換え、旋回モータ6、伸縮シリンダ10、ウインチモータ11を駆動して旋回格納方向への旋回駆動とフック巻上げ連動のブーム縮小駆動を同時に行なうようになっている。その際の旋回方向は、作業者が荷台3上の荷物や障害物等を考慮して安全に旋回できると判断して操作した旋回方向であり、安全に旋回させることができるのである。
次に、伸縮ブーム8が旋回して後方あるいは前方の旋回格納位置になれば、これを旋回格納位置検出手段34の近接センサ34aが検出して旋回停止信号を出力し、これを受けたブーム格納操作信号出力部37″は旋回制御弁15への弁切換信号の出力を断って旋回格納制御を停止し、フック巻上げ連動のブーム縮小駆動のみを継続して行なうようになっている。そして、伸縮ブーム8が旋回格納位置に旋回した状態でブーム格納長さ(最縮小状態)に縮小すれば、これをブーム格納長さ検出手段36の近接センサが検出して縮小停止信号を出力し、これを受けたブーム格納操作信号出力部37″は伸縮制御弁17への弁切換信号の出力を断ってブーム縮小駆動を停止し、同時に起伏制御弁18を倒伏位置に切換えるための弁切換信号を出力して当該制御弁18を切換え、起伏シリンダ9とウインチモータ11を同時に駆動してフックブロック14を巻上げつつ伸縮ブーム8を倒伏させるようになっている。これにより、伸縮ブーム8はブーム格納長さに縮小した状態でフック巻上げ連動のブーム倒伏駆動が行われ、伸縮ブーム8が倒伏してブーム格納倒伏角(最倒伏状態)に格納されるのである。
なお、旋回格納位置検出手段34を旋回操作信号の消滅を検出して旋回停止信号を出力するよう構成したものでは、作業者が目視で旋回格納位置に旋回したことを確認して旋回操作手段22の操作を中止すれば、これを旋回格納位置検出手段34が検出して旋回停止信号が出力されるので、同様に旋回格納制御の停止が行なえるのである。また、ブーム格納長さ検出手段36を起伏操作信号を検出して縮小停止信号を出力するよう構成したものでは、作業者が目視で伸縮ブーム8が最縮小状態になったことを確認して起伏操作手段24を倒伏操作すれば、これをブーム格納長さ検出手段36が検出して縮小停止信号が出力されるので、同様にブーム縮小駆動の停止と、ブーム倒伏駆動が行なえるのである。
なお、ブーム格納長さ検出手段36のヒステリシス等により伸縮ブーム8が最縮小せず少し伸長した状態で格納される場合には、伸縮制御弁17への弁切換信号の出力を一定時間継続し、伸縮ブーム8を最縮小させるよう構成すればよい。
そして、伸縮ブーム8が格納状態(最縮小・最倒伏状態)となり、フックブロック14がフック格納状態(図5実線図示状態)となれば、作業者がこれを確認して格納操作スイッチ26の操作を止めればよい。この格納操作信号の消滅を受けたブーム格納操作信号出力部37″は、起伏制御弁18とウインチ制御弁19への弁切換信号の出力を断ってフック巻上げ連動のブーム倒伏駆動を停止し、一連のブーム格納制御を終了するようになっている。
このように構成したブーム格納装置によれば、作業者が安全な旋回格納制御の方向を判断して、格納操作スイッチ26を押操作すると共に旋回操作手段22を当該方向に操作するという簡単な操作で、旋回格納制御をも含めた一連のブーム格納制御を自動的に行なうことができ、操作性が向上すると共に安全なブーム格納制御が行なえるのである。
本発明におけるブーム格納装置の実施例1の構成を説明する説明図である。 同、過巻き検出手段の構成を説明する説明図である。 同、旋回格納位置検出手段の構成を説明する説明図である。 同、実施例2の構成を説明する説明図である。 同、実施例3の構成を説明する説明図である。 車輌搭載型クレーンの構成を説明する説明図である。
符号の説明
A 車輌搭載型クレーン、
1 トラック、
1a シャーシフレーム、
2 運転室、
3 荷台、
4 アウトリガ装置、
5 基台、
6 旋回モータ、
7 旋回ポスト、
8 伸縮ブーム、
9 起伏シリンダ、
10 伸縮シリンダ、
11 ウインチモータ、
12 ウインチ装置、
13 ワイヤロープ、
14 フックブロック、
15 旋回制御弁、
16 油圧モータ、
17 伸縮制御弁、
18 起伏制御弁、
19 ウインチ制御弁、
20 フック格納装置、
20a フック格納リンク、
21 遠隔操作手段、
22 旋回操作手段、
23 伸縮操作手段、
24 起伏操作手段、
25 ウインチ操作手段、
26 格納操作スイッチ、
27 コントローラ、
27a 受信手段、
27b 操作信号出力手段、
27c 旋回操作信号出力部、
27d 伸縮操作信号出力部、
27e 起伏操作信号出力部、
27f ウインチ操作信号出力部、
28 過巻き検出手段、
29 主リリーフ弁、
30 吐出油路、
31 過巻き停止電磁弁、
32 低圧リリーフ弁、
33 低圧用電磁弁、
34 旋回格納位置検出手段、
34a 近接センサ、
34b,34c 検出片、
36 ブーム格納長さ検出手段、
37,37′,37″ ブーム格納操作信号出力部、

Claims (6)

  1. 旋回モータによって旋回駆動される旋回ポスト、当該旋回ポストの上部に起伏自在に枢支され起伏シリンダによって起伏並びに伸縮シリンダによって伸縮駆動される伸縮ブーム、当該伸縮ブームの先端部に吊下げられウインチモータによって巻上げ巻下げ駆動されるフックブロック、前記旋回モータに圧油を給排制御する旋回制御弁、前記起伏シリンダに圧油を給排制御する起伏制御弁、前記伸縮シリンダに圧油を給排制御する伸縮制御弁、前記ウインチモータに圧油を給排制御するウインチ制御弁、及びこれら各制御弁に弁切換信号を出力して切換操作するコントローラとを備えたクレーンにおいて、
    クレーンを格納姿勢に格納する際に操作する格納操作スイッチ、前記旋回制御弁を右あるいは左旋回位置に切換操作する旋回操作手段、前記旋回ポストが所定の旋回格納位置に旋回したことを検出あるいは作業者による旋回格納制御の停止指令を検出して旋回停止信号を出力する旋回停止信号出力手段を備え、前記コントローラは、格納操作スイッチ、旋回操作手段、旋回停止信号出力手段からの各信号に基づき、格納操作スイッチが操作された状態で旋回操作手段が右あるいは左旋回位置に操作された時にはまず前記旋回制御弁を操作に対応した弁切換位置に切換えるための弁切換信号を出力して伸縮ブームを旋回駆動し、次に旋回停止信号出力手段が作動して旋回停止信号が出力された時には当該旋回制御弁への弁切換信号を断った上で、前記伸縮制御弁を縮小位置にウインチ制御弁を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号と、前記起伏制御弁を倒伏位置にウインチ制御弁を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号を所定の順序で出力するよう構成したことを特徴とするクレーンのブーム格納装置。
  2. 旋回モータによって旋回駆動される旋回ポスト、当該旋回ポストの上部に起伏自在に枢支され起伏シリンダによって起伏並びに伸縮シリンダによって伸縮駆動される伸縮ブーム、当該伸縮ブームの先端部に吊下げられウインチモータによって巻上げ巻下げ駆動されるフックブロック、前記旋回モータに圧油を給排制御する旋回制御弁、前記起伏シリンダに圧油を給排制御する起伏制御弁、前記伸縮シリンダに圧油を給排制御する伸縮制御弁、前記ウインチモータに圧油を給排制御するウインチ制御弁、及びこれら各制御弁に弁切換信号を出力して切換操作するコントローラとを備えたクレーンにおいて、
    クレーンを格納姿勢に格納する際に操作する格納操作スイッチ、前記旋回制御弁を右あるいは左旋回位置に切換操作する旋回操作手段、前記旋回ポストが所定の旋回格納位置に旋回したことを検出あるいは作業者による旋回格納制御の停止指令を検出して旋回停止信号を出力する旋回停止信号出力手段を備え、前記コントローラは、格納操作スイッチ、旋回操作手段、旋回停止信号出力手段からの各信号に基づき、格納操作スイッチが操作された状態で旋回操作手段が右あるいは左旋回位置に操作された時にはまず前記旋回制御弁を操作に対応した弁切換位置に切換えるための弁切換信号を出力して伸縮ブームを旋回駆動し、次に旋回停止信号出力手段が作動して旋回停止信号が出力された時には当該旋回制御弁への弁切換信号を断った上で、前記伸縮制御弁を縮小位置に、起伏制御弁を倒伏位置に、ウインチ制御弁を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号を出力するよう構成したことを特徴とするクレーンのブーム格納装置。
  3. 旋回モータによって旋回駆動される旋回ポスト、当該旋回ポストの上部に起伏自在に枢支され起伏シリンダによって起伏並びに伸縮シリンダによって伸縮駆動される伸縮ブーム、当該伸縮ブームの先端部に吊下げられウインチモータによって巻上げ巻下げ駆動されるフックブロック、前記旋回モータに圧油を給排制御する旋回制御弁、前記起伏シリンダに圧油を給排制御する起伏制御弁、前記伸縮シリンダに圧油を給排制御する伸縮制御弁、前記ウインチモータに圧油を給排制御するウインチ制御弁、及びこれら各制御弁に弁切換信号を出力して切換操作するコントローラとを備えたクレーンにおいて、
    クレーンを格納姿勢に格納する際に操作する格納操作スイッチ、前記旋回制御弁を右あるいは左旋回位置に切換操作する旋回操作手段、前記旋回ポストが所定の旋回格納位置に旋回したことを検出あるいは作業者による旋回格納制御の停止指令を検出して旋回停止信号を出力する旋回停止信号出力手段を備え、前記コントローラは、格納操作スイッチ、旋回操作手段、旋回停止信号出力手段からの各信号に基づき、格納操作スイッチが操作された状態で旋回操作手段が右あるいは左旋回位置に操作された時にはまず前記旋回制御弁を操作に対応した弁切換位置に、伸縮制御弁を縮小位置に、ウインチ制御弁を巻上げ位置に夫々切換えるための弁切換信号を出力して伸縮ブームの旋回動と縮小動、フックブロックの巻上げ動を同時に駆動し、次に旋回停止信号出力手段が作動して旋回停止信号が出力された時には当該旋回制御弁への弁切換信号を断ち、更に伸縮ブームが倒伏可能状態になれば伸縮制御弁への弁切換信号を断った上で、前記起伏制御弁を倒伏位置に切換えるための弁切換信号を出力するよう構成したことを特徴とするクレーンのブーム格納装置。
  4. 前記所定の旋回格納位置は、クレーン後方で荷台上に位置した後方格納位置と、クレーン前方で運転室上に位置した前方格納位置を選択可能に構成したことを特徴とする請求項1〜3記載のクレーンのブーム格納装置。
  5. 前記格納操作スイッチの操作に基づき、旋回モータ、起伏シリンダ、伸縮シリンダ、ウインチモータを駆動する油圧回路の圧力を低圧に切換える低圧駆動切換手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4記載のクレーンのブーム格納装置。
  6. 前記格納操作スイッチの操作に基づき、ウインチモータを駆動する油圧回路の圧力を低圧に切換える低圧駆動切換手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4記載のクレーンのブーム格納装置。




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