JP2005143932A - 椅子の背部芯材構造 - Google Patents

椅子の背部芯材構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2005143932A
JP2005143932A JP2003387358A JP2003387358A JP2005143932A JP 2005143932 A JP2005143932 A JP 2005143932A JP 2003387358 A JP2003387358 A JP 2003387358A JP 2003387358 A JP2003387358 A JP 2003387358A JP 2005143932 A JP2005143932 A JP 2005143932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing portion
chair
plate
core material
extension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003387358A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Murakami
智一 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP2003387358A priority Critical patent/JP2005143932A/ja
Priority to CN 200410091220 priority patent/CN1286416C/zh
Publication of JP2005143932A publication Critical patent/JP2005143932A/ja
Priority to HK05107772A priority patent/HK1075591A1/xx
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

【課題】 椅子の背部を構成する芯材において、板状部材の面内における特定部位の負荷集中を回避して割れ等を回避することのできる耐久性を備えた椅子の背部芯材構造を提供すること。
【解決手段】 左右両側に支持脚11の上端部を連結するための連結部24が形成された板状部材21と、当該板状部材21の面内に配置された補強部22とを備えて芯材20が構成されている。補強部22は、連結部の上端部から板状部材の上部外縁側を回って延びる外側補強部22Aと、連結部の内側に沿う内側補強部22Bと、当該内側補強部22Bの上部延長線上に位置する延長補強部22Eとを含み、更に、外側補強部22Aと延長補強部22Eとの間にリブ25が設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は椅子の背部芯材構造に係り、更に詳しくは、椅子に着座した者が後方に凭れかかることで負荷が加えられたときの耐久性を向上させることのできる椅子の背部芯材構造に関する。
従来より、いわゆるインナーシェルと称する合成樹脂性の板状部材を芯材とし、この芯材の外面側にウレタン等のクッション材を介してクロス材若しく皮革製の表装材でカバーされた椅子の背部が知られている。
図6には、椅子の背部を構成する従来の芯材を背面側から見た場合の概略斜視図が示されている。同図において、合成樹脂材料によって一体成形された芯材50は、図示しない椅子の座部に着座したときの、当該着座者の腰部から背部中間領域を支えることのできる平面形状を備えた板状部材51と、この板状部材51の背面側(図中手前側)の面内に設けられた補強部52と、板状部材51の左右両側の下部領域に設けられた連結部53,53とを備えて構成されている。
補強部52は、その横断面形状が略凹状をなし、板状部材51の外周に沿って連続的に延びる状態で設けられている。この補強部52は、左右一対の連結部53の上端から上方に延びて板状部材51の上縁を回って連続して延びる外側補強部52Aと、連結部53,53の内側に位置して当該連結部53,53に沿う内側補強部52B,52Bと、これら内側補強部52B,52Bの各上端部と前記外側補強部52Aの左右各下端部との間に連なる中間補強部52C,52Cと、前記内側補強部52B,52Bの下端部間に連なって板状部材51の下縁に沿う下部補強部52Dとからなる。
なお、前記連結部53,53には、図示しない椅子の後部側に位置する支持脚の上端部が連結されるようになっている。
前述した芯材50を含む椅子の背部は、適宜なクッション性を着座者に与えるとともに、補強部52の存在により、一定の剛性を付与することができるが、着座者が後方へ反り返る姿勢をとったときの負荷が、前記中間補強部52Cを中心とした領域に強くかかる傾向をもたらし、当該領域における芯材の割れを惹起する、という不都合がある。
そこで、本発明者は、鋭意検討の結果、前記連結部53との対応関係において、前記内側補強部52Bの長さに起因して中間補強部52C辺りに集中した負荷が生ずることを知見した。
[発明の目的]
本発明は、前述した不都合に着目した種々の実験結果による知見に基づいて案出されたものであり、その目的は、板状部材の面内における補強部のレイアウトに独特な工夫を行うことにより、局所的な負荷集中を回避して芯材の割れ等を回避することのできる耐久性を備えた椅子の背部芯材構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、外面側が表装材で覆われる椅子の背部芯材構造において、
前記芯材は、左右両側に所定の支持体の連結部が形成された板状部材と、この板状部材の面内に設けられた補強部とを備え、
前記補強部は、前記連結部の内側に沿う内側補強部と、この内側補強部の略上方延長線上に設けられた延長補強部とを備える、という構成を採っている。
本発明において、前記板状部材には、当該板状部材の外周縁に沿う外側補強部が設けられ、前記延長補強部と当該延長補強部に沿う外側補強部との間にはリブが設けられる、という構成を採ることができる。
また、前記板状部材には、当該板状部材の外周縁に沿う外側補強部が設けられ、前記延長補強部は、その上端部が前記外側補強部に連なる、という構成も採ってもよい。
更に、前記内側補強部と延長補強部は一連に連なる構成、或いは、それぞれ独立して不連続となる構成を採用することができる。
本発明によれば、連結部の上端部よりも更に上方に延長補強部が存在する構成とされているため、連結部の直近上部側に生ずる負荷集中を内側補強部と延長補強部に分散させることができるようになり、これにより、従来のような芯材の割れを防止することが可能となる。
また、外側補強部を設けた構成によれば、前記延長補強部の存在と相俟って負荷集中を一層分散させることができるようになり、しかも、板状部材の外周側の強度も増大させることが可能となる。
更に、外側周補強部と延長補強部との間にリブを設けたり、或いは、延長補強部の上端を外側補強部に連なるように設ける構成により、板状部材の面剛性が更に高められることとなり、前述した割れ防止を更に効果的に達成することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1には、第1実施形態における椅子の概略斜視図が示され、図2には、背部を構成する芯材を背面側から見た概略斜視図が示されている。これらの図において、椅子10は、支持体を構成する支持脚11と、当該支持脚11の上部横行フレーム11Aに固定された座部12と、支持脚11の上端部に固定された背部13とにより構成されている。座部12及び背部13は板状をなす芯材の外面側にウレタン等のクッション材を配して表装材によってカバーされている。
図2に示されるように、背部13を構成する芯材20は合成樹脂材料により一体成形されている。この芯材20は、板状部材21と、当該板状部材21の面内に形成された補強部22とからなる。板状部材21の左右両側において、上下方向中間部より下方に向かう領域は、前記支持脚11の上端部への連結部24として形成されている。この連結部24は、その面内に穴24Aが上下二箇所に形成されており、当該穴24Aを利用して支持脚11の上端部と相互にボルト連結される。
前記補強部22は、図3に示されるように、横断面形状が略凹状をなし、板状部材21の外周に沿って連続的に延びる状態で設けられている。ここで、凹状をなす補強部22の凹みは、板状部材21の前面側に表れる一方、凸状は背面側に表れることとなる。この補強部22は、左右一対の連結部24の各上端から上方に延び、板状部材21の上縁を回って連続して延びる外側補強部22Aと、連結部24,24の内側に位置して当該連結部24,24に沿う内側補強部22B,22Bと、これら内側補強部22B,22Bの各上端部と前記外側補強部22Aの左右各下端部との間に連なる中間補強部22C,22Cと、前記内側補強部22B,22Bの下端部間に連なって板状部材21の下縁に沿う下部補強部22Dと、内側補強部22B,22Bの略延長線上の上方に連なる延長補強部22Eとにより構成されている。
延長補強部22Eの延出長さは、前記中間補強部22Cと板状部材21の上端との間の寸法の約1/2程度に設けられ、これにより、中間補強部22C辺りに生ずる負荷を上下に分散させて吸収する領域が確保できるようになっている。延長補強部22Eと、これに略平行に隣り合う外側補強部22Aとの間には、複数のリブ25がジグザグ状に形成され、これらのリブ25が外側補強部22Aと延長補強部22Eとの間の領域における捻れや屈曲等に対する剛性を強化するようになっている。
このように構成された芯材20を有する背部13を備えた椅子10は、着座する者の後方への反り返りによって前記中間補強部22Cに負荷が集中するが、当該負荷は、前述した延長補強部22Eに拡がる傾向をもたらす結果、中間補強部22C辺りの樹脂割れ等を効果的に防止することができる。
[第2実施形態]
図4及び図5には、本発明の第2実施形態が示されている。この第2実施形態は、補強部22の幅を狭くするとともに、第1実施形態における中間補強部を省略したところに特徴を有するものである。すなわち、補強部22は、外側補強部22A、内側補強部22B、下部補強部22D及び延長補強部22Eにより構成されている。外側補強部22Aと延長補強部22E間のリブ25は、相互に略平行となるように設けられている。また、補強部22は、第1実施形態のように一連に連なる形状でなく、それぞれ独立して不連続となる、一定の長さ毎に断続的に配置されている。
その他の構成は、実質的に、第1実施形態と同様である。
このような第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる他、中間補強部を省略したことで、連結部24の上端側付近の領域における撓みを適度に生じさせつつ負荷集中を分散でき、当該領域の割れを防止することができる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施の形態に対し、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した構成は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではなく、例えば、補強部22の幅は、必要に応じて種々変更することができる。
また、内側補強部22B及び延長補強部22Eを設けている限り、外側補強部22Aや下部補強部22Dは、省略してもよい。更に、外側補強部22A、内側補強部22B、中間補強部22C、下部補強部22D及び延長補強部22Eは、一条に延びる形状でなくともよく、それぞれ複数列若しくは複数本としてもよい。
更に、延長補強部22Eは、板状部材21の上縁に沿う外側補強部22Aに連なる長さ若しくは高さにしたり、或いは、リブを介して連続させるようにしてもよい。
要するに、本発明は、連結部24の上端部領域における負荷集中を適度に分散させて当該領域における芯材20の割れを防止することができる構成であれば足りる。
第1実施形態に係る椅子の概略斜視図。 第1実施形態における芯材を背面側から見た概略斜視図。 図2のA−A線矢視拡大端面図。 第2実施形態における芯材を背面側から見た概略斜視図。 図4のB−B線矢視拡大端面図。 従来の芯材を示す概略斜視図。
符号の説明
10 椅子
11 支持脚(支持体)
13 背部
20 芯材
21 板状部材
22 補強部
22A 外側補強部
22B 内側補強部
22C 中間補強部
22D 下部補強部
22E 延長補強部
24 連結部

Claims (5)

  1. 外面側が表装材で覆われる椅子の背部芯材構造において、
    前記芯材は、左右両側に所定の支持体の連結部が形成された板状部材と、この板状部材の面内に設けられた補強部とを備え、
    前記補強部は、前記連結部の内側に沿う内側補強部と、この内側補強部の略上方延長線上に設けられた延長補強部とを備えていることを特徴とする椅子の背部芯材構造。
  2. 前記板状部材には、当該板状部材の外周縁に沿う外側補強部が設けられ、前記延長補強部と当該延長補強部に沿う外側補強部との間にはリブが設けられていることを特徴とする請求項1記載の椅子の背部芯材構造。
  3. 前記板状部材には、当該板状部材の外周縁に沿う外側補強部が設けられ、前記延長補強部は、その上端部が前記外側補強部に連なることを特徴とする請求項1又は2記載の椅子の背部芯材構造。
  4. 前記内側補強部と延長補強部は一連に連なることを特徴とする請求項1,2又は3記載の椅子の背部芯材構造。
  5. 前記内側補強部と延長補強部は、それぞれ独立して不連続に設けられていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の椅子の背部芯材構造。
JP2003387358A 2003-11-18 2003-11-18 椅子の背部芯材構造 Pending JP2005143932A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003387358A JP2005143932A (ja) 2003-11-18 2003-11-18 椅子の背部芯材構造
CN 200410091220 CN1286416C (zh) 2003-11-18 2004-11-17 椅子的背部芯材结构
HK05107772A HK1075591A1 (en) 2003-11-18 2005-09-05 Back core material structure of chair

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003387358A JP2005143932A (ja) 2003-11-18 2003-11-18 椅子の背部芯材構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005143932A true JP2005143932A (ja) 2005-06-09

Family

ID=34694727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003387358A Pending JP2005143932A (ja) 2003-11-18 2003-11-18 椅子の背部芯材構造

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2005143932A (ja)
CN (1) CN1286416C (ja)
HK (1) HK1075591A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181489A (ja) * 2005-12-29 2007-07-19 Itoki Corp 椅子の背凭れ装置
JP2008079918A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Itoki Corp 椅子の背凭れ装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104760526A (zh) * 2014-01-08 2015-07-08 郑州翎羽新材料有限公司 一种长途客车座椅靠背骨架
CN204659524U (zh) * 2014-01-08 2015-09-23 郑州翎羽新材料有限公司 一种座椅骨架
CN106659302B (zh) * 2014-06-05 2020-02-21 株式会社冈村制作所 椅子的靠背及椅子

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181489A (ja) * 2005-12-29 2007-07-19 Itoki Corp 椅子の背凭れ装置
JP4710605B2 (ja) * 2005-12-29 2011-06-29 株式会社イトーキ 椅子の背凭れ装置
JP2008079918A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Itoki Corp 椅子の背凭れ装置

Also Published As

Publication number Publication date
HK1075591A1 (en) 2005-12-23
CN1618374A (zh) 2005-05-25
CN1286416C (zh) 2006-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6475278B2 (ja) 車両用シート
US8172321B2 (en) Transport seating
CN103386909A (zh) 车辆座椅
JPWO2012086546A1 (ja) 車両用シートのシートクッション
US20130313885A1 (en) Vehicle seat
JP2005143932A (ja) 椅子の背部芯材構造
JP5484965B2 (ja) 車両用シートのシートクッション
JP2006280432A (ja) 座席
JP7240024B2 (ja) イス
JP2011218005A (ja) 座クッション
JP2016087019A (ja) 椅子用荷重支持部材、及び、椅子
JP6789366B2 (ja) 姿勢保持具
CN110843624B (zh) 用于座垫的华夫格板图案化b表面
JP2005297610A (ja) 車体フロアの補強構造
JP7125039B2 (ja) 車両用シート
JP5733936B2 (ja) 車両用シート
JP2015101142A (ja) 車両後部のフロア構造
JP7239311B2 (ja) 車両用シートパッド
JP3241478U (ja) 着座具
JP2002102005A (ja) シートクッションの構造
JP6898571B2 (ja) 乗物用シート
JP2021058501A (ja) 背凭れおよび椅子
JP2024017352A (ja) ドライバー用クッション
JP2018127016A (ja) 乗物用シート
JP2006218191A (ja) 椅子及びその座用補助パッド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080328

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080422

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02