JP2016087019A - 椅子用荷重支持部材、及び、椅子 - Google Patents

椅子用荷重支持部材、及び、椅子 Download PDF

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Abstract

【課題】着座者が荷重受け板の稜線部から受ける接触圧を低減し、かつ荷重受け板の中央領域での段差の発生や物の挟み込みを防止できるようにして、座り心地の向上と品質感の向上を図ることができる椅子荷重支持部材、及び、椅子を提供する。【解決手段】荷重受け板32と枠部31とを、互いの直線距離よりも長い距離で連結することにより、荷重受け板32の撓み変形を助長する連結片33,34を設ける。荷重受け板32の連結片33,34との連接部には、荷重受け板32の端部の辺に沿う第1の稜線部38が形成される。荷重受け板32の枠部31に臨む端縁に、第1の稜線部38を分離し、枠部31と離間する方向に延出する第1のスリット39を形成する。第1のスリット39によって枠部31と離間する方向に延出する複数の可変帯部40を形成する。連結片によって枠部と可変帯部を連結する。【選択図】図5

Description

この発明は、背凭れや座等の椅子用荷重支持部材、及び、その椅子用荷重支持部材を用いる椅子に関するものである。
事務用等として用いられる椅子の背凭れや座等の荷重支持部材は、荷重受け部の撓み容易性と枠部の剛性を要求される。このような要求を満たすための改善を施した椅子用荷重支持部材が案出されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の椅子用荷重支持部材は、座に用いられるものであり、座フレームに支持される枠部に、荷重受け板の周縁部が弾性変形可能な連結片によって連結されている。連結片は、断面U字状に下方に凸に湾曲した帯状部材によって形成され、荷重受け板に着座者の荷重が入力されたときに、連結片が湾曲部を開くように弾性変形することにより、荷重受け板の凹状の撓み変形を助長する。
特許文献2に記載の椅子用荷重支持部材は、背凭れに用いられるものであり、背凭れフレームに支持される枠部に、荷重受け板の周縁部が複数の波板状の連結片を介して連結されている。連結片は、荷重受け板に着座者の背部から荷重が入力されると、波形部分が伸びるように弾性変形することにより、荷重受け板を後方側に柔軟に変形させる。
また、特許文献2には、荷重受け板が幅方向に連続する複数の帯状部材によって構成される椅子用荷重支持部材が記載されている。荷重受け板を構成する複数の帯状部材は、特に椅子の幅方向の中央に向かうにしたがい、面直方向と捩れ方向に個々に撓み変形し易くなる。このため、この椅子用荷重支持部材は、柔軟な着座感を得ることができる点で大きなメリットとなっている。
特許第4518603号公報 特許第5521206号公報
特許文献1,2に記載の椅子用荷重支持部材は、いずれも荷重受け板の端部が枠部に弾性変形可能な連結片を介して連結されているため、着座者の荷重を受けたときに荷重受け板を柔軟に沈み込ませることができる。しかし、荷重受け板の連結片との連接部には、荷重受け板の面直方向に屈曲する稜線部が形成されるため、荷重受け板の撓み変形時に着座者の身体がその稜線部に押し付けられると、着座者が稜線部から受ける接触圧が大きくなり、着座者が違和感を感じることが懸念される。
また、特許文献2に記載の椅子用荷重支持部材は、荷重受け板の隣接する帯状部材の間に隙間ができるため、着座者の接触部分が部分的に帯状部材間の隙間に落ち込み、着座者がその部分で段差を感じ易いことも懸念される。
この課題を解決するために、隣接する帯状部材間の間隔を狭めることも考えられるが、この場合、着座者の衣服が狭い帯状部材間の隙間に挟み込まれる可能性が考えられ、背凭れの表面側に表皮材を被覆しているときには、その表皮材が帯状部材間の隙間に挟み込まれる可能性も考えられる。特に、特許文献2に記載の椅子用荷重支持部材においては、上記の通り各帯状部材の幅方向中央寄りほど撓み変形が大きくなるため、これらの事象が発生し易い。
そこでこの発明は、着座者が荷重受け板の稜線部から受ける接触圧を低減し、かつ荷重受け板の中央領域での段差の発生や物の挟み込みを防止できるようにして、座り心地の向上と品質感の向上を図ることができる椅子用荷重支持部材、及び、椅子を提供しようとするものである。
この発明に係る椅子用荷重支持部材は、上記課題を解決するために、椅子本体に支持される枠部と、該枠部の内側に配置される荷重受け板と、該荷重受け板と前記枠部とを、互いの直線距離よりも長い距離で連結することにより、前記荷重受け板の撓み変形を助長する連結片と、を備え、前記荷重受け板の前記連結片との連接部に、前記荷重受け板の端部の辺に沿う第1の稜線部が設けられている椅子用荷重支持部材において、前記荷重受け板の前記枠部に臨む端縁には、前記第1の稜線部を分離し、前記枠部と離間する方向に延出する第1のスリットが形成されるとともに、当該第1のスリットによって前記枠部と離間する方向に延出する複数の可変帯部が形成され、前記連結片が前記枠部と前記可変帯部を連結するようにした。
これにより、荷重受け板に着座者の荷重が作用すると、連結片の弾性変形によって変形を助長されつつ、荷重受け板が沈み込み方向に撓み変形する。このとき、第1の稜線部に連接する荷重受け板の端縁は、第1のスリットによって分離された可変帯部によって構成されているため、可変帯部の撓み変形によって沈み込み方向に柔軟に変形する。したがって、着座者の体が第1の稜線部に押し付けられた場合にも、着座者は第1の稜線部から大きな圧接力を受けなくなる。
また、荷重受け板は、全域が複数の帯に分離されるのではなく、枠部に臨む端縁にのみ第1のスリットが形成されているため、着座者の着座時に荷重受け板の中央領域に段差が発生したり、中央領域で物が挟み込まれたりする心配もない。
前記連結片は、複数の前記可変帯部の各々に対応するように、前記可変帯部と同数形成されることが望ましい。
この場合、各可変帯部が対応する連結片とともに独立して変形することができるため、着座者の体が一部の第1の稜線部に押し付けられたときにも、その第1の稜線部に連接する可変帯部を柔軟に変形させることができる。したがって、このとき第1の稜線部から受ける圧接力を低減することができる。
着座者の腰部に後方側から当接する前方膨出部を有する背凭れに用いられ、前記可変帯部と前記連結片とは、前記荷重受け板の前記前方膨出部よりも上方側の上辺位置に配置されるようにしても良い。
この場合、着座者の腰部よりも上方の背中のやや下方位置が荷重受け板の上辺位置に押し当てられると、その部位の可変帯部と連結片とが後方側に柔軟に沈み込む。これにより、着座者の背中の上方位置が枠部の上辺部分で押さえられた状態で背中のやや下方位置が後方に沈み込むことになるため、着座者は頭部を前方にやや倒した執務姿勢をとり易くなる。また、傾動機構によって背凭れを後方に倒すことができる場合には、背凭れを後方に倒したときに、着座者の背中の上方位置が枠部の上辺部分で押さえられた状態で背中のやや下方位置が沈み込むことにより、着座者の頭部が上方を向き過ぎるのを抑制することができる。
着座者の腰部に後方側から当接する前方膨出部を有する背凭れに用いられ、前記前方膨出部は、前記荷重受け板の下辺位置と前記枠部の下辺部とに跨って設けられ、前記可変帯部と前記連結片とは、前記荷重受け板の下辺位置の近傍に配置されるようにしても良い。
この場合、背凭れの前方膨出部に着座者の腰部から大きな荷重が入力されると、前方膨出部に位置される可変帯部と連結片とが後方側に柔軟に沈み込む。これにより、前方膨出部の幅方向の中央領域は膨出高さを低くし、直線に近づくように変形するようになる。このため、傾動機構によって背凭れを後方に倒すことができる場合には、背凭れを後方に倒したときに、着座者の背骨の変形に沿った形状に荷重受け板と連結片を変形させることができる。即ち、着座者の背骨は、着座者が正規姿勢で着座しているときには、腰部が前方に反ったS字形状に変形し、その状態から背中が後方に倒されるとS字形状が伸ばされるように変形するが、この背凭れにおいては、着座者の背骨の上記の変形に合致するように荷重受け板と連結片を変形させることができる。
前記荷重受け板の下辺位置の近傍に配置される前記連結片は、板厚方向に屈曲、若しくは、湾曲した曲げ形状部と、当該曲げ形状部と前記枠部の下辺を接続する直線形状部と、を有するとともに、前記直線形状部の前記曲げ形状部との連接部に、前記荷重受け板の下辺に沿う第2の稜線部が設けられ、前記直線形状部には、前記第2の稜線部を分離し、前記曲げ形状部から離間する方向に延出する第2のスリットが形成されるとともに、前記第2のスリットによって前記曲げ形状部と離間する方向に延出する複数の変形促進部が形成されるようにしても良い。
この場合、背凭れの前方膨出部に着座者の腰部から大きな荷重を入力されると、前方膨出部に位置される可変帯部と連結片とともに、変形促進部が後方側に柔軟に変形する。このため、前方膨出部の幅方向の中央領域を、着座者の腰部からの入力荷重に応じて膨出高さをより低くするように柔軟に変形させることができる。
前記可変帯部と前記連結片とは、前記荷重受け板の前記前方膨出部よりも上方側の上辺位置と、前記荷重受け板の下辺位置の近傍とに配置され、前記枠部は、前記荷重受け板の四方を囲む形状であり、前記荷重受け板の左右の側辺と前記枠部とは、前記下辺位置に配置される可変帯部よりも上方側位置において、前記荷重受け板と前記枠部とを、互いの直線距離よりも長い距離で連結する補助連結片によって連結されるようにしても良い。
この場合、背凭れの前方膨出部に着座者の腰部から大きな荷重を入力されると、前方膨出部に位置される可変帯部と連結片が前方膨出部を低くするように変形する結果、荷重受け板の上辺側を後部上方側に押し上げる力が作用する。このため、荷重受け板の上辺側は枠部に対する変位が大きくなり易いうえ、荷重も集中し易くなる。この構造の場合、荷重受け板の左右の側辺と枠部の間が、下辺位置に配置される可変帯部よりも上方側位置で補助連結片によって連結されているため、荷重受け板の上辺側の過大な変位や応力の集中が抑制されている。
この発明に係る椅子は、前記いずれかに記載の椅子用荷重支持部材を備えることを特徴とするものである。
この発明によれば、第1の稜線部に連接する荷重受け板の端縁が、第1のスリットによって分離された可変帯部によって構成されているため、着座者の体が第1の稜線部に押し付けられた場合にも、可変帯部が柔軟に変形することにより、着座者が第1の稜線部から大きな圧接力を受けるのを回避することができる。また、着座者の着座時に荷重受け板の中央領域に段差が発生したり、中央領域で物が挟み込まれたりする心配もない。したがって、この発明によれば、着座者の座り心地の向上と品質感の向上を図ることができる。
この発明の一実施形態に係る椅子の側面図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の一部の縦断面図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の側面図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の一部の縦断面図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の背凭れ本体ブロックの前面側の斜視図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の背凭れ本体ブロックの後面の正面図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の背凭れ本体ブロックの図6のVII−VII断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の背凭れ本体ブロックと背面カバーの図6のVII−VII断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の背凭れ本体ブロックと背面カバーの図6のVII−VII断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の背凭れ本体ブロックの図6のX−X断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の背凭れ本体ブロックと背面カバーの図6のX−X断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の背凭れ本体ブロックの図6のXII−XII断面に対応する断面図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明においては、椅子1に正規姿勢で着座した人の前方を「前」、それと逆側を「後」と呼ぶものとする。また、「上」,「下」と「左」,「右」については、椅子1に正規姿勢で着座した人の上方を「上」、それと逆側を「下」と呼び、椅子に正規姿勢で着座した人の左側方を「左」、それと逆側を「右」と呼ぶものとする。また、図中矢印FRは前方を指し、矢印UPは上方を、矢印LHは左側方をそれぞれ指すものとする。
図1は、この実施形態に係る椅子1を左側方から見た図である。
図1に示すように、この実施形態に係る椅子1は、床面上に載置される脚部10と、脚部10の上端に設置されるボックス状の支基11と、支基11の上面側に取り付けられて着座者の臀部を支持する座12と、支基11の後部に取り付けられて着座者の背部を支持する背凭れ13と、を備えている。
脚部10は、キャスタ18a付きの多岐脚18と、多岐脚18の中央部より起立して昇降機構であるガススプリングを内蔵する脚柱19と、を備え、脚柱19の上端部に支基11が取り付けられている。支基11には、脚柱19の図示しない昇降調整機構と、背凭れ13と座12の連動傾動機構14が内蔵されている。
座12は、着座者の荷重を直接支持する座本体12Aと、座本体12Aを前後スライド可能に支持する座支持部材12Bと、を備えている。座支持部材12Bは、支基11内の連動傾動機構14によって後部下方に傾動可能にされている。
背凭れ13は、着座者の背部の荷重を直接支持する硬質樹脂製の背凭れ本体ブロック20と、背凭れ本体ブロック20の背部を覆う樹脂製の背面カバー21と、背凭れ本体ブロック20の下端中央部から前部下方側に略L字状に屈曲して、前端部が支基11に回動可能に支持される金属製の背凭れ連結フレーム22と、を備えている。背凭れ本体ブロック20の前面側と外周縁部には、図示しないクッション材と、そのクッション材の外側を覆う表皮材23とが装着されている。この実施形態においては、背凭れ本体ブロック20がこの実施形態における椅子用荷重支持部材を構成している。
図2は、支基11の内部の連動傾動機構14を示す断面図である。同図は、支基11の幅方向略中央で前後方向に切った縦断面を示している。
支基11は、上方側に開口する半割ボックス状のケーシング24が脚柱19の上端部に取り付けられている。ケーシング24には、4節リンク機構を成す第1リンクブロック25と第2リンクブロック26を介して座支持部材12Bが支持されている。
第1リンクブロック25は、上下方向の端部にそれぞれ枢支軸25a,25bを有し、下端側の枢支軸25bがケーシング24の脚柱19の連結位置よりも前方側位置に連結され、上端側の枢支軸25aが座支持部材12Bの前縁部に連結されている。第2リンクブロック26は、同様に上下方向の端部に枢支軸26a,26bを有し、下端側の枢支軸26bがケーシング24の脚柱19の連結位置よりも後方側位置に連結され、上端側の枢支軸26aが座支持部材12Bの後部寄りの中央領域に連結されている。
なお、第1リンクブロック25は、上端側の枢支軸25aが常時下端側の枢支軸25bよりも前方側に位置されるように設定されている。
第1リンクブロック25の上下の枢支軸25a,25b間の長さ(リンク長さ)は、第2リンクブロック26の上下の枢支軸26a,26b間の長さ(リンク長さ)よりも長く設定されている。また、第1リンクブロック25は、上方側が前方に設定角度傾斜した初期位置に向けて付勢スプリング27によって付勢されており、外部から操作力が加えられたときに、上方側が起立するように下端の枢支軸25bを介して後方側に回動する。
座支持部材12Bは、第1リンクブロック25が付勢スプリング27に付勢されて初期位置にあるときに、座本体12Aの上面が前後方向で略水平になるように、第1リンクブロック25と第2リンクブロック26の各上端部に枢支連結されている。座12(座本体12Aと座支持部材12B)は、外部から操作力が加えられると、付勢スプリング27の力に抗する第1,第2リンクブロック25,26の回動に伴って後上方側に変位しつつ後下方に傾斜する。
また、第2リンクブロック26は、背凭れ連結フレーム22の下方前方に延出する延出端に一体に結合されており、第2リンクブロック26の下端側の枢支軸26bは、背凭れ連結フレーム22の支基11側での回動軸を構成している。したがって、背凭れ13は、前述の座12の後下方への傾斜変位と連動して後下方に傾動する。
この実施形態においては、連動傾動機構14は、第1リンクブロック25及び第2リンクブロック26、ケーシング24、座支持部材12B、背凭れ連結フレーム22、付勢スプリング27等を主要素として構成されている。また、連動傾動機構14は、図示しないロック操作部の操作によって適宜作動をロックできるようになっている。
ここで、図3,図4を参照して連動傾動機構14の作動について説明する。図3は、連動傾動機構14のロックを解除した状態において、着座者mが背凭れ13に対して後下方に凭れたときの様子を示す図であり、図4は、このときの連動傾動機構14の作動の様子を示す図である。
図3に示すように、着座者mの上半身が後下方に後傾すると、着座者mの腰部及び背部の荷重が背凭れ13を後下方に押し下げるように作用するとともに、着座者mの体重が座12の後部に作用する。これにより、第1リンクブロック25が第2リンクブロック26とともに、付勢スプリング27の力に抗して下端の枢支軸25b,26bを中心として後上方側に回動する。このとき、第1リンクブロック25と第2リンクブロック26のリンク長さが異なることから、座12の後部側は座12の前部側に対して相対的に下方に傾斜する。この結果、座12は、背凭れ13の後傾に伴って後上方側に変位しつつ後下方に傾斜する。即ち、座12は、後下方に傾斜しつつ、着座者の体重に抗して全体が上方に変位することになる。
図5は、背凭れ本体ブロック20を前部左側方から見た図であり、図6は、背凭れ本体ブロック20を後面側から見た図である。図7,図10,図12は、背凭れ本体ブロック20の断面を示す図であり、図8,図9,図11は、背凭れ本体ブロック20に背面カバー21を組み付けた状態の断面を示す図である。
背凭れ本体ブロック20は、正面視が縦長の略矩形状に形成され、上下方向の中央位置よりも下方領域(下から三分の一程度の高さ位置)が前方に最大に膨出する前方膨出部30が設けられている。背凭れ本体ブロック20は、側面視では、前方膨出部30を頂部として上部後方側と下部後方側に傾斜する略くの状の湾曲形状に形成されている。
また、背凭れ本体ブロック20は、上辺部31aと下辺部31bと左右の側辺部31c,31cとを有する矩形状の枠部31と、枠部31の内側に配置され、面直方向の荷重に対する剛性が枠部31よりも小さい矩形板状の荷重受け板32と、荷重受け板32の上辺と枠部31の上辺部31aを連結する複数の上部連結片33…(連結片)と、荷重受け板32の下辺と枠部31の下辺部31bを連結する下部連結片34(連結片)と、荷重受け板32の左右の側辺と枠部31の左右の側辺部31c,31cを連結する補助連結片35A,35Bと、を備えている。この実施形態の場合、これらの枠部31、荷重受け板32、上部連結片33、下部連結片34、補助連結片35A,35Bは一体の樹脂によって形成されている。
枠部31は、図6では図示都合上省略されているが、背面側が複数のリブによって補強され、リブを含めた全体の肉厚が荷重受け板32よりも厚く形成されている。これにより枠部31は、面直方向だけでなく曲げ方向や捩れ方向の剛性も高められている。枠部31の下辺部31bの幅方向の略中央部には、背凭れ連結フレーム22の上端部が嵌合状態で締結固定される締結ブロック36が一体に設けられている。また、枠部31の上辺部31aは、幅方向の中央領域が後方側に窪むように全体が凹状に湾曲して形成されている。
荷重受け板32は、全体が枠部31に比較して薄肉に形成され、中央領域には、面直方向から荷重を受けたときに全域が幅方向で容易に撓み変形するように、上下方向に長い開口37が複数設けられている。荷重受け板32の略水平方向の断面は中央部が後方側に若干窪む湾曲形状に形成されている。また、荷重受け板32の下端は、背凭れ本体ブロック20の前方膨出部30の頂部の近傍位置に配置される。荷重受け板32の下縁は前方膨出部30の一部を構成している。
上部連結片33は、枠部31の上辺部31aに沿う方向に離間して複数配置されている。各上部連結片33は、荷重受け板32と同様に薄肉に形成され、図7〜図9に示すように、荷重受け板32の上辺と枠部31の上辺部31aとの間で、後方側が凸となるように板厚方向で断面略U字状に曲げられている。上部連結片33は、この形状により、荷重受け板32と枠部31の上辺部31aとを、互いの直線距離よりも長い距離で連結している。上部連結片33は、荷重受け板32に面直方向の荷重が作用したときに、図9中の矢印で示すように撓み変形することによって荷重受け板32の撓み変形、及び、後方への変位を助長する。
ここで、荷重受け板32の上辺の各上部連結片33との連接部には、上部連結片33が後方側に略U字状に屈曲する結果として、荷重受け板32の上辺に沿う第1の稜線部38が形成されている。
荷重受け板32の上辺側の端縁には、隣接する第1の稜線部38,38同士を分離し、枠部31の上辺部31aから離間する方向に延出する第1のスリット39が形成されている。これにより、荷重受け板32の上辺側の端縁には、複数の第1のスリット39によって分離された短冊状の複数の可変帯部40が形成されている。各可変帯部40は、枠部31の上辺部31aから離間する方向に延出している。荷重受け板32は、上辺側の端縁に可変帯部40が複数形成されているため、荷重受け部32の上部の平面視における背面方向への屈曲(湾曲)が発生し易くなっている。この実施形態の場合、上部連結片33と可変帯部40とは一対一で対応するように同数設けられ、各上部連結片33は、枠部31の上辺部31aと、対応する可変帯部40とを連結している。
下部連結片34は、上端部側が荷重受け板32の下辺に連結されるとともに、図7〜図9に示すように板厚方向で後方側に略V字状に曲げられた複数の曲げ形状部34A…と、上端部側が各曲げ形状部34Aの下端に連結されるとともに下端部側が枠部31の下辺部31bに連結される直線形状部34Bと、を有している。下部連結片34は、荷重受け板32と同様に肉薄に形成され、背凭れ本体ブロック20の前方膨出部30の頂部の近傍に設けられている。
直線形状部34Bは、背凭れ幅方向に幅広に形成され、下端部が広い範囲に亙って枠部31の下辺部31bに連結されている。複数の曲げ形状部34A…は、荷重受け板32の下辺に沿う方向に離間して配置されている。下部連結片34は、曲げ形状部34A…の屈曲形状により、荷重受け板32と枠部31の下辺部31bとを、互いの直線距離よりも長い距離で連結している。下部連結片34は、荷重受け板32に面直方向の荷重が作用すると、図9中の下側の矢印で示すように撓み変形することによって荷重受け板32の撓み変形を助長する。
荷重受け板32の下辺の各曲げ形状部34Aとの連接部には、曲げ形状部34Aが後方側に略V字状に屈曲する結果として、荷重受け板32の下辺に沿う第1の稜線部38が設けられている。
荷重受け板32の下辺側の端縁には、上辺側の端縁と同様に、隣接する第1の稜線部38,38同士を分離し、枠部31の下辺部31bから離間する方向に延出する第1のスリット39が形成されている。これにより、荷重受け板32の下辺側の端縁には、複数の第1のスリット39によって分離された短冊状の複数の可変帯部40が形成されている。下部連結片34の曲げ形状部34Aと可変帯部40とは一対一で対応するように同数設けられ、各曲げ形状部34Aは、枠部31の下辺部31bと、対応する可変帯部40とを連結している。
また、直線形状部34Bの各曲げ形状部34Aとの連接部には、各曲げ形状部34Aが後方側に略V字状に屈曲する結果として、荷重受け板32の下辺に沿う第2の稜線部41(図7,図8参照)が設けられている。
直線形状部34Bの上縁部には、隣接する第2の稜線部41,41同士を分離し、曲げ形状部34Aから離間する方向に延出する第2のスリット42が形成されている。直線形状部34Bの上縁部には、複数の第2のスリット42によって分離された複数の変形促進部43が形成されている。各変形促進部43は、曲げ形状部34Aから離間する方向に延出している。
また、荷重受け板32の左右の側辺は、上縁部側が補助連結片35Aによって枠部31の左右の側辺部31c,31cに連結され、下縁部側が補助連結片35Bによって枠部31の左右の側辺部31c,31cに連結されている。上下の補助連結片35A,35Bは、いずれも前方膨出部30に位置される下方の可変帯部40よりも上方側に配置されている。補助連結片35A,35Bは、荷重受け板32と同様に薄肉に形成され、図10〜図12に示すように、荷重受け板32の側辺と枠部31の側辺部31cとの間で、後方側が凸となるように板厚方向で断面略U字状に曲げられている。
以上のように、この実施形態に係る椅子1は、背凭れ本体ブロック20の荷重受け板32の上下の端縁が、第1の稜線部38を分離する第1のスリット39によって形成された複数の可変帯部40によって構成され、上部連結片33と下部連結片34が、枠部31の上辺部31aと下辺部31bとを対応する可変帯部40とに連結している。着座者が背凭れ13に凭れてその背中が第1の稜線部38に押し付けられた場合にも、可変帯部40が荷重受け板32の上下の端縁で柔軟に変形することにより、着座者が第1の稜線部38から大きな圧接力を受けるのを回避することができる。したがって、この実施形態に係る椅子1においては、着座者の背中の受ける感触を良好にすることができる。
さらに、この実施形態に係る椅子1は、着座者が受ける圧接荷重を低減するために、荷重受け板32の全域を複数の帯状部材で構成するのではなく、荷重受け板32の枠部31に臨む端縁にのみ第1のスリット39が形成されているため、着座者の着座時に荷重受け板32の中央領域に段差が発生したり、中央領域で物が挟み込まれたりすることがない、という利点がある。
また、この実施形態に係る椅子1は、背凭れ本体ブロック20の上部に配置される上部連結片33が、荷重受け板32の上縁部の複数の可変帯部40の各々に対応するように可変帯部40と同数形成されている。このため、着座者の背部から背凭れ本体ブロック20の上部に荷重が入力されたときに、上部側の各可変帯部40を対応する上部連結片33とともに独立して変形させることができる。したがって、着座者の背中が一部の第1の稜線部38に押し付けられた場合にも、その第1の稜線部38に連接する可変帯部40を柔軟に変形させ、着座者の受ける圧迫感をより低減することができる。
さらに、この実施形態に係る椅子1の場合、背凭れ本体ブロック20の前方膨出部30よりも上方側に、荷重受け板32の上辺と枠部31の上辺部31aを連結する上部連結片33と、それに連接する可変帯部40とが設けられている。このため、着座者の腰部よりも上方の背中のやや下方位置が荷重受け板32の上辺に押し当てられたときに、押し当てられた部分の可変帯部40と上部連結片33とが後方側に柔軟に沈み込むようになる。このとき、着座者の背中の上部位置が枠部31の上辺部31aで押さえられた状態で背中のやや下方位置が後方に柔軟に沈み込むため、着座者は、第1の稜線部38から強い圧迫感を受けることなく、頭部を前方にやや倒した執務姿勢を容易にとることができる。
また、連動傾動機構14によって背凭れ13を後方に倒した場合には、着座者の背中の上方位置が枠部31の上辺部31aで押さえられた状態で背中のやや下方位置をスムーズに沈み込ませる(着座者の背中全体をスムーズに前方に向かせる)ことができるため、着座者に違和感を与えることなく、着座者の頭部が上方に向き過ぎるのを抑制することができる。
特に、この実施形態に係る椅子1の場合、連動傾動機構14が、座12を着座者の体重に抗して上方に変位させる構成を備えているため、背凭れ13が傾動するにつれて着座者の背中との相対位置がずれ易い(背中が後上方にずれる)傾向にあるが、着座者が背凭れ13に凭れたかかったときに、上記のようにして着座者の背中全体をスムーズに前方に向かせることができるため、着座者が背中の位置ずれ感を感じにくくすることができる。
また、この実施形態に係る椅子1では、背凭れ本体ブロック20の前方膨出部30が荷重受け板32の下縁と枠部31の下辺部31bとに跨って設けられ、下部連結片34とそれに連接する可変帯部40とが荷重受け板32の下縁の近傍に配置されている。このため、着座時に背凭れ本体ブロック20の前方膨出部30に着座者の腰部から大きな荷重が入力されると、前方膨出部30に設けられている下部連結片34とそれに連接する可変帯部40が後方側に柔軟に沈み込むようになる。このとき、荷重受け板32の下縁の前方膨出部30の膨らみが潰されて直線に近づくにように変形する。
したがって、連動傾動機構14によって背凭れ13を後方に倒す場合には、背凭れ13の傾動に伴う着座者の背骨の変形に合致するように、荷重受け板32と下部連結片34を自然に変形させることができる。即ち、着座者の背骨は、着座者が正規姿勢で着座しているときには、腰部が前方に反ったS字形状に変形し、その状態から背中が後傾するとS字形状が次第に伸ばされるように変形するようになるが、荷重受け板32と下部連結片34とは着座者の腰部からの荷重を受けて上記の背骨の変形に合致するように形状変化する。よって、この実施形態に係る椅子1においては、背凭れ13の後傾時における座り心地をより良好なものとすることができる。
また、特にこの実施形態に係る椅子1においては、荷重受け板32を枠部31の下辺部31bに連結する下部連結片34が、曲げ形状部34Aと直線形状部34Bと、を有し、直線形状部34Bに第2のスリット42が形成されることによって曲げ形状部34Aと離間する方向に延出する複数の変形促進部43が形成されている。このため、着座時に背凭れ本体ブロック20の前方膨出部30に着座者の腰部から大荷重が入力された場合に、前方膨出部30に設けられている下部連結片34とそれに連接する可変帯部40とをより柔軟に変形させることができる。
特に、この実施形態の場合、可変帯部40と変形促進部43によって曲げ形状部34Aを挟む上下の領域が同様に低剛性にされるため、図9中の下側の矢印で示すように、腰部からの荷重入力時に前方膨出部30の頂部付近を真直ぐに後退させて、前方膨出部30を効率良く偏平方向に変形させることができる。
さらに、この実施形態の場合、下部連結片34の直線形状部34Bに第2のスリット42が形成され、直線形状部34Bの端部の第2の稜線部41が分断されているため、着座者の腰部が第2の稜線部41に押し付けられることがあっても、変形促進部43が柔軟に変形することにより、着座者が第2の稜線部41から受ける圧迫感を低減することができる。
また、この実施形態に係る椅子1においては、荷重受け板32の四方が枠部31によって囲まれ、荷重受け板32の上辺が可変帯部40とそれに連接する上部連結片33を介して枠部31の上辺部31aに連結されるとともに、前方膨出部30に位置される荷重受け板32の下辺が可変帯部40とそれに連接される下部連結片34を介して枠部31の下辺部31bに連結され、荷重受け板32の左右の側辺と枠部31の側辺部31c,31cとが、前方膨出部30の近傍の可変帯部40よりも上方側位置において、補助連結片35A,35Bによって連結されている。
着座時に背凭れ本体ブロック20の前方膨出部30に着座者の腰部から大荷重が入力された場合、前方膨出部30の近傍に位置される可変帯部40と下部連結片34が前方膨出部30を低く押し潰すように変形し、図9中の上側の矢印で示すように荷重受け板32の上辺側に後部上方側に押し上げるような力が作用する。このため、荷重受け板32の上辺側は枠部31に対する変位が大きくなり易いうえ、荷重も集中し易くなる。しかし、この実施形態に係る構造の場合、荷重受け板32の左右の側辺と枠部31の間が、前方膨出部の近傍に配置される可変帯部40よりも上方側位置で補助連結片35A,35Bによって連結されているため、荷重受け板32の上辺側の過大な変位や応力の集中を抑制することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態に係る椅子1では、背凭れ13の後傾に伴って座12を後方側に変位させつつ後上方側に回動させる連動傾動機構14が採用されているが、連動傾動機構は、背凭れ13の後傾に伴って座12を後下方に変位させる構成であっても良い。この場合、上記の実施形態の連動傾動機構14のように、背中が上方にずれる現象が生じない分だけ、より積極的に着座者の背中の上部を前方に向かせ、執務に集中し易い姿勢をとることを助長できる。
また、上記の実施形態においては、荷重受け板32の剛性が枠部31より低く設定されているが、荷重受け板32の剛性は、枠部31と同様であっても、さらに枠部31よりも高くても良い。
また、上記の実施形態は、椅子用荷重支持部材を背凭れに適用したものであるが、椅子用荷重支持部材は背凭れに限らず座に適用することも可能である。
1 椅子
13 背凭れ
20 背凭れ本体ブロック(椅子用荷重支持部材)
30 前方膨出部
31 枠部
32 荷重受け板
33 上部連結片(連結片)
34 下部連結片(連結片)
34A 曲げ形状部
34B 直線形状部
35A,35B 補助連結片
38 第1の稜線部
39 第1のスリット
40 可変帯部

Claims (7)

  1. 椅子本体に支持される枠部と、
    該枠部の内側に配置される荷重受け板と、
    該荷重受け板と前記枠部とを、互いの直線距離よりも長い距離で連結することにより、前記荷重受け板の撓み変形を助長する連結片と、を備え、
    前記荷重受け板の前記連結片との連接部に、前記荷重受け板の端部の辺に沿う第1の稜線部が設けられている椅子用荷重支持部材において、
    前記荷重受け板の前記枠部に臨む端縁には、前記第1の稜線部を分離し、前記枠部と離間する方向に延出する第1のスリットが形成されるとともに、当該第1のスリットによって前記枠部と離間する方向に延出する複数の可変帯部が形成され、
    前記連結片が前記枠部と前記可変帯部を連結していることを特徴とする椅子用荷重支持部材。
  2. 前記連結片は、複数の前記可変帯部の各々に対応するように、前記可変帯部と同数形成されていることを特徴とする請求項1に記載の椅子荷重支持部材。
  3. 着座者の腰部に後方側から当接する前方膨出部を有する背凭れに用いられ、
    前記可変帯部と前記連結片とは、前記荷重受け板の前記前方膨出部よりも上方側の上辺位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の椅子荷重支持部材。
  4. 着座者の腰部に後方側から当接する前方膨出部を有する背凭れに用いられ、
    前記前方膨出部は、前記荷重受け板の下辺位置と前記枠部の下辺部とに跨って設けられ、
    前記可変帯部と前記連結片とは、前記荷重受け板の下辺位置の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の椅子荷重支持部材。
  5. 前記荷重受け板の下辺位置の近傍に配置される前記連結片は、板厚方向に屈曲、若しくは、湾曲した曲げ形状部と、当該曲げ形状部と前記枠部の下辺を接続する直線形状部と、を有するとともに、前記直線形状部の前記曲げ形状部との連接部に、前記荷重受け板の下辺に沿う第2の稜線部が設けられ、
    前記直線形状部には、前記第2の稜線部を分離し、前記曲げ形状部から離間する方向に延出する第2のスリットが形成されるとともに、前記第2のスリットによって前記曲げ形状部と離間する方向に延出する複数の変形促進部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の椅子荷重支持部材。
  6. 前記可変帯部と前記連結片とは、前記荷重受け板の前記前方膨出部よりも上方側の上辺位置と、前記荷重受け板の下辺位置の近傍とに配置され、
    前記枠部は、前記荷重受け板の四方を囲む形状であり、
    前記荷重受け板の左右の側辺と前記枠部とは、前記下辺位置に配置される可変帯部よりも上方側位置において、前記荷重受け板と前記枠部とを、互いの直線距離よりも長い距離で連結する補助連結片によって連結されていることを特徴とする請求項4または5に記載の椅子荷重支持部材。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の椅子用荷重支持部材を備えることを特徴とする請求項に記載の椅子。
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