JP6184010B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
この構成によれば、変形部はその下端部で背板の変形部を除いた本体部(背板本体)に連結されることとなり、この連結部となる下端部側に前記突出部を配設したものとなる。したがって変形部は、突出部が配設された下端部側で前後方向の変形許容度が相対的に小さく、上部側で変形許容度が相対的に大きくなる。すなわち、着座者の腰およびその近傍に対応する位置にある突出部では前後方向の弾性変形が最小限に抑えられ、腰から遠い背中の上部に対応する部位では大きな変形が許容されるようになる。よって、変形部の適宜な変形を許容しつつ、突出部では他部位よりも強い支持力を発揮させることができる。
この構成によれば、変形部を横スリットによって下側の第1変形部と上側の第2変形部とに分けているので、第1変形部、第2変形部の各々の前後方向の変形許容度を、例えば変形部全体が一つに形成され、この変形部がその上端部あるいは下端部で変形部を除いた背板の本体部に連結されている場合に比べて小とすることができる。したがって、突出部が設けられた第1変形部の変形許容度も小としているため、突出部に強い支持力を発揮させることができる。
この構成によれば、変形部はその上端部で背板の変形部を除いた本体部(背板本体)に連結されることとなり、この連結部となる上端部と反対の下端部側に前記突出部を配設したものとなる。したがって変形部は、突出部が配設された下端部側で前後方向の変形許容度が相対的に大きくなる。よって、変形部の下端部側では、突出部の局部的な変形の度合いが突出部より上側の部位に比べて小さいためその感触が堅くなっているものの、変形部全体の弾性変形を特に突出部側で大きくしているので、着座時における突出部の感触を若干柔らくして、圧迫感をより少なくすることができる。
この構成によれば、背板の上端部を変形部の上端部との間において段差の無い連続した同一面に形成しているので、背板の上端部は、着座者が変形部を後方に変形させたときに着座者の肩より下の部位が後方へ移動するのを円滑に行えるようにするとともに、逆に肩側が後方へ凭れるときの動きについても円滑に行えるようにする。したがって、変形部の変形による効果を高め、座り心地を最適化することができる。
この構成によれば、横スリットで分断された上側と下側とを、横スリットの幅よりも長寸である弾性変形可能な縦可撓片によって互いに連結しているので、変形部の横スリット側の部位の、前後方向の変形許容度を小とすることができる。したがって、前後方向の変形が許容されている変形部の変形許容度を縦可撓片によって適宜に調整することができる。
この構成によれば、縦スリットで分断された左側と右側とを、縦スリットの幅よりも長寸である弾性変形可能な横可撓片によって互いに連結しているので、例えば横可撓片を縦スリットの上下方向略中央部に形成した場合に、変形部の上下方向略中央部での前後方向の変形許容度を小とすることができる。したがって、前後方向の変形が許容されている変形部の変形許容度を横可撓片によって適宜に調整することができる。
この構成によれば、変形部内に上下方向に延びる補助スリットを形成したので、変形部内においてその上側と下側とで撓み量に大きな差が生じるのを抑えることができる。
この構成によれば、突出部が設けられた部位での縦スリット間の幅を、該突出部が設けられた部位より下での縦スリット間の幅より狭く形成しているので、この突出部が設けられた部位より下側の前後方向の変形許容量が、突出部が設けられた部位より上側の前後方向の変形許容量と大きな差がなくなる。したがって、変形部の上下方向で変形部の前後方向の変形許容度が大きく変化しないため、着座時における変形部の変形に違和感を覚えるおそれがなくなる。
背凭れ部6を構成するアウターカバー10は、樹脂や金属等の板材からなるもので、その内面を示す正面図である図3に示すように、その内面側略中央部に形成された一対の取付部10aが一対の支持フレーム9、9の上端部に係合することにより、これら支持フレーム9、9に支持された略矩形板状のものである。このアウターカバー10には、その内面側に複数のリブ12が形成されており、これによってアウターカバー10は、着座者の体重を支える強度部材となっている。リブ12は、上下方向および水平方向に沿って複数形成されるとともに、上部側では斜め方向にも形成され、さらにアウターカバー10の外周部ではその外形に沿って環状に形成されており、これによって着座者の体重がかかってもこれを良好に支持できるようになっている。
4つの第1枢支部13のうち、内側の2つの第1枢支部13は、図3、および図3のA−A線矢視断面に対応した部位の背凭れ部6の側断面図である図4に示すように、アウターカバー10の内面から前方に突出して形成された一対の支持板13a、13aと、これら支持板13a、13a間に挟持された四角柱状の係止ブロック13bとによって構成されている。なお、係止ブロック13bには、図4に示すようにその前面側(背板15側)に開口する穴部が形成されている。
凹部側係止部18bは、凹部本体18aの先端部から内側に円環状に突出して形成された部位であり、前記嵌合突部14の突部側係止部14bに係止する部位である。
すなわち、本実施形態の前後動部40は、アウターカバー10の内面を示す正面図である図9に示す嵌合突部41(41a〜41c)と、背凭れ本体11の背面図である図10に示す嵌合凹部42(42a〜42c)とを有して構成されている。
例えば、前記実施形態では、一対の縦スリット21、21のそれぞれの中間部間に、これら縦スリット21、21間を連通させる横スリット26を形成したが、縦スリット21、21間に横スリットを形成することなく、したがって一対の縦スリット21、21に挟まれた領域全体を一つの変形部23としてもよい。このように横スリット26を形成しなくても、一対の縦スリット21、21に挟まれた領域は他の部位、すなわち背板本体22より変形が容易な変形部23となる。
このように構成した場合、変形部はその上端部で背板本体22に連結されることとなり、この連結部となる上端部(上部)と反対の下部に突出部24を配設したものとなる。したがって変形部は、突出部24が配設された下部側で前後方向の変形許容度が相対的に大きくなる。よって、変形部の下端部側では、突出部24の局部的な変形の度合いが突出部24より上側の部位に比べて小さいためその感触が堅くなっているものの、変形部全体の弾性変形を特に突出部24側で大きくしているので、着座時における突出部24の感触を若干柔らくして、圧迫感をより少なくすることができる。
このように構成した場合、変形部が上端から下端に行くに連れて漸次狭くなるので、変形部の前後方向の変形許容度が変形部の上下方向で急激に変化することがなく、徐々に変化するようになる。したがって、着座時における変形部の変形に違和感を覚えるおそれがなくなる。
21…縦スリット、22…背板本体、23…変形部、24…突出部、25…横可撓片、
26…横スリット、27…第1変形部、28…第2変形部、29…縦可撓片、
30…補助スリット、31…上端部
Claims (9)
- 支持構造体と、前記支持構造体に支持される背凭れと、を備え、前記背凭れの下部に前方へ突出する突出部を有した椅子において、
前記背凭れは、上下方向に延在する背板を備え、
前記背板には、上下方向に延びる一対の縦スリットが形成されて、前記縦スリット間に他の部位より変形が容易な変形部が形成され、
前記変形部には前記突出部が設けられ、
前記一対の縦スリットは、前記突出部が設けられた部位での前記縦スリット間の幅が、前記突出部が設けられた部位より上での前記縦スリット間の幅より狭く形成されていることを特徴とする椅子。 - 前記背板には、前記一対の縦スリットのそれぞれの上端部間にこれら縦スリット間を連通させる横スリットが形成されていることを特徴とする請求項1記載の椅子。
- 前記背板には、前記一対の縦スリットのそれぞれの中間部間にこれら縦スリット間を連通させる横スリットが形成され、
前記変形部は、前記横スリットで分断された下側が第1変形部とされ、上側が第2変形部とされ、前記第1変形部に前記突出部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の椅子。 - 前記背板には、前記一対の縦スリットのそれぞれの下端部間にこれら縦スリット間を連通させる横スリットが形成されていることを特徴とする請求項1記載の椅子。
- 前記背板は、前記変形部より上の上端部が後方に向かって湾曲して形成され、
前記背板の上端部は、前記変形部の上端部との間において段差の無い連続した同一面に形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の椅子。 - 前記背板の、前記横スリットで分断された上側と下側との間には、前記横スリットの幅よりも長寸である弾性変形可能な縦可撓片が設けられ、
前記横スリットで分断された上側と下側とは、前記縦可撓片によって互いに連結されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の椅子。 - 前記背板の、前記一対の縦スリットでそれぞれ分断された左側と右側との間には、前記縦スリットの幅よりも長寸である弾性変形可能な横可撓片がそれぞれ設けられ、
前記一対の縦スリットで分断された左側と右側とは、前記横可撓片によってそれぞれ互いに連結されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の椅子。 - 前記一対の縦スリット間の変形部には、上下方向に延びる補助スリットが形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の椅子。
- 前記一対の縦スリットは、前記突出部が設けられた部位での前記縦スリット間の幅が、前記突出部が設けられた部位より下での前記縦スリット間の幅より狭く形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の椅子。
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JP2013220283A Active JP6184010B2 (ja) | 2013-10-23 | 2013-10-23 | 椅子 |
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