JP2005143290A - 充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両用オールタネータを高効率化、高信頼化することにある。
【解決手段】 上アームトランジスタと下アームトランジスタからなるブリッジ
回路によって発電機の交流出力端子から出入りする電流を整流し、基準電圧端子
と整流出力端子との間に整流出力電圧を発生させ、バッテリを充電する充電装置
において、整流出力電圧と規定電圧を比較する手段を上アームトランジスタと下
アームトランジスタのゲート制御回路に設け、整流出力電圧が規定電圧以上にな
った場合に、上アームトランジスタから下アームトランジスタへの貫通電流を増
加させる制御をする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、車両用交流発電機の交流電流を整流し、バッテリを充電する充電装
置に関する。
従来、車両用交流発電機の交流電流を整流し、バッテリに充電する充電回路に
おいて、複数のMOSFETからなる整流ブリッジ回路と、このFETのいずれ
かにバッテリの両端電圧より高い逆ドレイン・ソース電圧が印加されたときにM
OSFETにゲート電圧を印加する制御手段とを備える充電回路がある(特許文
献1参照)。また、MOSFETとしてソース領域またはドレイン領域とウエル
領域との間のどちらか一方の内蔵ダイオードと並列に高抵抗体を設け、界磁巻線
電流制御を行わない車両用交流発電機があり(特許文献2参照)、また、ソース
電極とウエル領域とを高抵抗体で接続する車両用交流発電機があり(特許文献3
参照)、また、MOSFETとしてSiCを使用した場合の制御方法がある(特
許文献4参照)。
さらに、電機子巻線に生じる発電電圧が規定電圧以上かどうかを検出し、異常
電圧発生時にはトランジスタを導通させて発電電圧を抑圧する短絡回路部とを備
える車両用発電装置があり(特許文献5参照)、また、ローサイド素子をなすM
OSトランジスタのドレイン・ゲート間に定電圧降下素子を設け、電機子巻線に
生じる発電電圧に異常電圧が発生した時にトランジスタをオンさせる方法もある
(特許文献5参照)。
特開平4-138030号公報 特開平7ー163149号公報 特開平7ー170746号公報 特開平8ー336238号公報 特開平9−219938号公報
上記した特許文献5(特開平9−219938号公報)には、電機子巻線に生
じる発電電圧が規定電圧以上かどうかを検出し、異常電圧が発生したトランジス
タをオンさせる方法が開示されているが、このとき異常電圧が発生したトランジ
スタと対になる逆アーム側に配置されているトランジスタや他の相のトランジス
タを異常電圧発生に対応させて最適に制御し、高信頼化する方法に関しては十分
な検討がなされていない。
また、特許文献5(特開平9−219938号公報)には、MOSFETの内
蔵ダイオードを整流素子として使用し、過電圧発生時のみにMOSFETのゲー
ト・ドレイン間に設けた定電圧ダイオードでオンさせて保護する方法が記載され
ているが、同期整流制御による低損失化も同時に満たした高効率な回路構成の検
討は十分になされていない。
また、同期整流を用いたオールタネータ回路を実現するための通常状態の制御
方法や過電圧状態での制御方法やこれらの制御方法における具体的な過電圧保護
を実現するために必要な制御情報の検出方法やその後の制御方法に関して十分な
検討がなされていない。
本発明の課題は、上記事情に鑑み、充電装置、特に車両用オールタネータを高
効率化、高信頼化することにある。
上記課題を解決するために、上アームトランジスタと下アームトランジスタか
らなるブリッジ回路によって発電機の交流出力端子から出入りする電流を整流し、
基準電圧端子と整流出力端子との間に整流出力電圧を発生させ、バッテリを充電
する充電装置において、
整流出力電圧と規定電圧を比較する手段を上アームトランジスタと下アームト
ランジスタのゲート制御回路に設け、整流出力電圧が規定電圧以上になった場合
に、上アームトランジスタから下アームトランジスタへの貫通電流を増加させる
制御をする。
また、トランジスタのドレイン端子とゲート端子の間に双方向の電流を規定電
圧まで遮断する電圧クランプ素子を直列に接続し、ゲート端子とトランジスタを
駆動するゲート制御回路との間には抵抗性素子を設け、トランジスタのドレイン・
ゲート間に規定電圧以上の正電圧が印加された場合には、電圧クランプ素子に電
流が流れ、トランジスタをオンさせる。
また、トランジスタのドレイン端子とゲート端子の間に少なくとも1組の逆向
きの電圧クランプ素子を直列に接続し、トランジスタのドレイン・ゲート間に規
定電圧以上の電圧が印加された場合に、トランジスタを駆動するゲート制御回路
用トランジスタの状態に制限されずに前記ブリッジ回路用トランジスタがオン制
御するようにゲート制御回路用トランジスタの吸込み能力をドレイン・ゲート電
流以下に電流駆動能力を制限する。
以上説明したように、本発明によれば、充電装置、特に車両用オールタネータ
の高効率化と信頼性向上を図ることができ、同時に低コスト化を図ることができ
る。
以下発明の最良の形態を図面を参照しながら実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施例を示す充電装置の回路図であり、図2(a)は、
本実施例の通常状態における駆動表、図2(b)は、本実施例が過負荷状態にな
った場合を含む駆動表、図3は、本実施例の動作フローチャート図、図4は、本
実施例の通常状態における主要電流の流れ、図5は、本実施例の過負荷状態にお
ける主要電流の流れを示す。
図1には、ステータのコイル1a、1b、1cとフィールドコイル1xを有す
る発電機200の交流出力端子(U相:506,V相:507,W相:508)
から出入りする電流を上アームトランジスタ21a、21b、21cと下アーム
トランジスタ11a、11b、11cからなるブリッジ回路で整流し、基準電圧
端子500と整流出力端子502との間に整流出力電圧V1を出力し、バッテリ
3を充電する自動車用オルタネータ回路を示す。
ブリッジ回路を構成するトランジスタ21a、21b、21c、11a、11
b、11cは、パワーMOSFETでソースからドレインへ低損失で電流を同期
整流ダイオードとして動作させる。同期整流ダイオードとして動作させるという
ことは、パワーMOSFETのソースからドレイン方向を順方向電流とし、順方
向電流が流れる場合にはゲートに電圧を印加して低損失なMOSFET電流を流
し、ドレインからソース方向の逆方向電流は流れないようにパワーMOSFET
をオフ駆動することである。ここで、11aと21a、11bと21b、11c
と21cはブリッジ回路において対となるパワーMOSFETである。
図1において、エンジン停止時にイグニッションスイッチ5をオンすると、0
V判別回路33の動作によりトランジスタ9がオンし、チャージランプ6を点灯
させる。一方、エンジンが始動し、発電機200が回転し始めると、フィールド
コイル1xに十分な電流が流れ、ステータコイル1a〜1cに交流電圧が誘起さ
れる。また、ステータコイル1a〜1cの電圧が上昇すると、トランジスタ9が
オフし、チャージランプ6が消灯し、発電状態であることを示す。ダイオード3
2は、トランジスタ11eがオフになったときに、フィールドコイル1xに電流
を流し続けさせるために設けてある。また、本実施例ではトランジスタ9、11
eをMOSFETの例で示したため、MOSFETのドレイン・ソース間に存在
する内蔵ダイオード10、12eも示してある。
本実施例の充電装置では、同期整流用パワーMOSFETを制御するために、
相電流検出抵抗511,512,513に発生する電圧Vas、Vbs、Vcs
から判断される相電流の向きに応じ、パワーMOSFET駆動回路(ゲート制御
回路)16a、16b、16c、26a、26b、26cの出力電圧を図2の駆
動表並びに図3の動作フローチャート図に従い制御することに特徴がある。
整流出力端子502の整流出力電圧V1は、基準電圧回路(Ref1)35で
生成される電圧Vr1(Vmin,Vmax)と制御回路31で比較し、その結
果により過電圧状態かどうかを配線F1によりパワーMOSFET駆動回路16
a〜16c、26a〜26cに伝達する。基準電圧Vr2は基準電圧回路(Rr
ef2)36で生成されるが、本実施例の場合にはVr2を0Vとして構わない。
このため、基準電圧端子500から直接配線を延ばすだけでも構わない。
まず、バッテリ3の電圧が低く、整流出力電圧V1がVmin(例えば、9V)
未満の場合にはパワーMOSFET駆動回路16a〜16c、26a〜26cの
出力電圧はL状態にしておく。これはボルテージレギュレータ30へ供給する電
源端子505が低い場合には、同期整流用パワーMOSFETを駆動するための
電力を節約するためである。パワーMOSFET駆動回路16a〜16c、26
a〜26cの出力電圧を低電圧状態(L状態)にしている時、パワーMOSFE
Tはオフ状態であるが、内蔵ダイオード12a〜12c、22a〜22cが存在
するため、従来のダイオードを用いた充電回路として動作する。
バッテリ3の電圧がVmin以上となると、相電流の値により同期整流用パワ
ーMOSFETを同期整流駆動する。相電流検出回路15a〜15cは、相電流
をモニタするために電圧Vas、Vbs、Vcsを検出し、基準電圧Vr2と比
較する。一方、制御回路31は、整流出力端子502の整流出力電圧V1と基準
電圧回路(Ref1)35で生成される電圧Vr1(=Vmax)を比較し、V
1が規定の最大電圧Vmax以下であるかどうかを判断する。その結果により過
電圧状態かどうかを配線F1によりパワーMOSFET駆動回路16a〜16c、
26a〜26cに伝達する。
本実施例の通常状態(Vmin≦V1≦Vmax)では、パワーMOSFET
駆動回路16a〜16c、26a〜26cの出力電圧は、図2(a)に示すよう
に駆動することが特徴である。相電流の値により同期整流用パワーMOSFET
を同期整流駆動する。相電流検出回路15a〜15cは、相電流をモニタするた
めに電圧Vas、Vbs、Vcsを検出し、基準電圧Vr2と比較する。すなわ
ち、この結果、Vas、Vbs、Vcsが正となる(発電機からブリッジ回路に
電流が流れる)場合には、交流出力端子506,507、508に接続された上
アームトランジスタはオン制御またはオンするデューティを増加し、対となる逆
アームに配置された下アームトランジスタはオフ制御またはオフするデューティ
を増加して制御する。また、Vas、Vbs、Vcsが負となる(発電機にブリ
ッジ回路から電流が流れる)場合には、交流出力端子506,507、508に
接続された下アーム用トランジスタはオン制御またはオンするデューティを増加
し、対となる逆アームに配置された上アームトランジスタはオフ制御またはオフ
するデューティを増加して制御する。
本実施例の場合には、従来のようにトランジスタ11eのオンするデューティ
を制御させて発電機のフィールド電流を制御して整流出力電圧を制御する方法を
併用させることにより、更に高速に整流出力電圧を制御できるため、信頼性が向
上する。あるいは、従来のようにトランジスタ11eをなくし、フィールド電流
の制御をせずに整流出力電圧を適正値に制御することも可能であり、この場合に
はシステムの低コスト化が図れる。
本実施例において、12Vバッテリシステムの場合、同期整流ダイオードとし
て使用されるパワーMOSFETのドレイン耐圧の最大定格は30V程度、17
5℃におけるオン抵抗は5mΩ以下であることが望ましい。このように、高温で
も低オン抵抗のパワーMOSFETを使用することにより、例えば100Aの電
流が流れても0.5Vの電圧ドロップに抑えられる。従って、整流素子としてダ
イオードを使用した従来の場合に比べ、オルタネータ回路を高効率化できるとい
う効果がある。
ここで、ダイオード12a、12b、12c、22a、22b、22cは、各
々パワーMOSFET11a、11b、11c、21a、21b、21cのドレ
イン・ソース間に存在する内蔵ダイオードである。また、電圧Vas、Vbs、
Vcsは発電機200からブリッジ回路に電流が流れる場合を正にとってある。
次に、ロードダンプ不良のように整流出力端子502とバッテリ側端子503
との間のワイヤが切断し、整流出力端子502に高電圧が印加される過電圧状態
の場合の動作を説明する。
従来回路と同様に制御回路31は、整流出力電圧(配線F0を用いて伝達)が
設定電圧以上(例えば、20V以上)に上昇した場合には、トランジスタ11e
をオフまたはオフするデューティを増加することによりフィールド電流を低減し、
フィールドコイル1xに流れる電流を低下させるだけではなく、本実施例では、
ブリッジ回路を構成するパワーMOSFET駆動回路16a〜16c、26a〜
26cに整流出力電圧が設定電圧以上に上昇したことを配線F1を用いて伝達し、
パワーMOSFET駆動回路16a〜16c、26a〜26cの制御モードを逆
位相に変える。すなわち、この条件の場合、パワーMOSFETは、同期整流ダ
イオードとしての動作ではなく、ドレインからソースへ電流を流すように動作す
る。
本実施例では、過電圧状態(Vmax<V1)になると、配線F1により過電
圧状態となったことをパワーMOSFET駆動回路16a〜16c、26a〜2
6cに伝達する。この結果、パワーMOSFET駆動回路16a〜16c、26
a〜26cの出力電圧は、図2(b)に示すように、過電圧状態では通常状態と
は逆位相でパワーMOSFETを駆動する。すなわち、Vas、Vbs、Vcs
が正となる(発電機からブリッジ回路に電流が流れる)場合には、交流出力端子
506,507、508に接続された下アームトランジスタはオン制御またはオ
ンするデューティを増加する。この時、対となる逆アームに配置された上アーム
トランジスタもオン駆動またはオンするデューティを増加する駆動のままでも構
わないが、発電機200から整流出力電圧端子502に流れる電流を低減するた
めには、オフ制御またはオフするデューティを増加して制御することが望ましい。
また、Vas、Vbs、Vcsが負となる(発電機にブリッジ回路から電流が流
れる)場合には、交流出力端子に接続された上アーム用トランジスタはオン制御
またはオンするデューティを増加する。この時、対となる逆アームに配置された
下アームトランジスタもオン駆動またはオンするデューティを増加する駆動のま
までも構わないが、基準電圧端子500から発電機200に流れる電流を低減す
るためには、オフ制御またはオフするデューティを増加して制御することが望ま
しい。
以上の動作を更に詳しく説明すると、以下のとおりである。
図2(a)の通常状態の駆動表に示す3T/6から6T/6までの主要電流の流
れを図4に、また、図2(b)に示す過電圧負荷状態の3T/6から6T/6ま
での主要電流の流れを図5に示す。
本実施例では、通常状態にはソースからドレインに電流が流れるパワーMOS
FETについてはオン制御またはオンするデューティを増加してソースからドレ
インに同期整流ダイオードとして低損失に電流を流すが、パワーMOSFETが
過電圧状態になると、オフ制御またはオフするデューティを増加する制御にする。
これにより、パワーMOSFETに流れていた電流は、MOSFET電流ではな
く、内蔵ダイオード12a〜12c、22a〜12cに電流が移る。このため、
パワーMOSFETに流れる全電流(MOSFET電流と内蔵ダイオードに流れ
る電流の合計)の絶対値は減少する。これに対し、前記パワーMOSFETと対
になって配置されている逆アーム側にあるパワーMOSFETは、対となるパワ
ーMOSFETと逆位相で制御する。すなわち、通常状態ではオフ制御またはオ
フするデューティを増加する制御にするが、過電圧状態ではオン制御またはオン
するデューティを増加する制御にする。
これにより、整流出力電圧V1が過電圧になった時に、ドレイン・ソース間の
電圧も抑制でき、さらに整流出力電圧V1からグランド側に電流を戻すことによ
り、整流出力電圧V1を通常の電圧に抑制させることができる。
上記動作内容をフローチャート図で示すと、図3となる。これにより、整流出
力電圧端子502から基準電圧端子500側に電流を流すことにより、整流出力
電圧端子502と基準電圧端子500との間に発生する整流出力電圧が規定電圧
より過度に高い電圧となることが防止できる。
さらに、本実施例では、一方向性素子として使用するパワーMOSFETのド
レイン・ゲート間に電圧クランプ素子として使用する電圧クランプ素子用ダイオ
ード13a、13b、13c、23a、23b、23cを接続することにより、
整流出力電圧が規定電圧以上になった場合に、パワーMOSFETの内部ゲート
電圧が増加し、パワーMOSFETをアクティブクランプさせる。これにより、
パワーMOSFETのドレイン・ソース間には定格電圧以上の電圧が印加される
ことを防止できるため、パワーMOSFETの破壊を防止できる。ここで、アク
ティブクランプ動作を開始する整流出力電圧の値は、パワーMOSFETが同期
整流ダイオードとして動作しなくなるときの整流出力電圧の値より高くすること
が望ましい。
また、ゲート抵抗14a〜14c、24a〜24cは、パワーMOSFET駆
動回路16a〜16c、26a〜26cの出力端子と電圧クランプ素子用ダイオ
ード13a〜13c、23a〜23cの間に配置する。例えば、パワーMOSF
ET駆動回路16a〜16c、26a〜26cの出力端子がパワーMOSFET
11a〜11c、21a〜21cのゲート・ソース間電圧を下げてパワーMOS
FET11a〜11c、21a〜21cをオフに駆動しているときにも、パワー
MOSFET11a〜11c、21a〜21cのドレイン・ゲート間に設定電圧
以上の過電圧が印加されると、電圧クランプ素子用ダイオード13a〜13c、
23a〜23cによりパワーMOSFET11a〜11c、21a〜21cのゲ
ート・ソース間に電圧を印加してドレイン電流を流し、パワーMOSFET11
a〜11c、21a〜21cのドレイン・ソース間に過電圧が印加されないよう
に保護する。ここで、ゲート抵抗14a〜14c、24a〜24cは、トランジ
スタを抵抗性素子として使用してもよい。また、ゲート抵抗は回路構成上パワー
MOSFET駆動回路の中に配置しても構わない。
なお、本実施例では、ゲート抵抗14a〜14c、24a〜24cを用いてパ
ワーMOSFET11a〜11c、21a〜21cを保護する例を示したが、パ
ワーMOSFET駆動回路16a〜16c、26a〜26cの電流吸込み能力を
抑えても同様の効果がある。すなわち、パワーMOSFETのゲート電圧を下げ
ている(オフ駆動をしている)ときでも、パワーMOSFETのドレイン・ゲー
ト間に設けた電圧クランプ素子用ダイオード13a〜13c、23a〜23cに
クランプ電圧以上の電圧が印加されようとすると、パワーMOSFET駆動回路
16a〜16c、26a〜26cでは、パワーMOSFETのゲート電圧を0V
にできなくなる。このため、パワーMOSFET11a〜11c、21a〜21
cのゲート・ソース間電圧が上昇し、パワーMOSFET11a〜11c、21
a〜21cがオンすることにより、過電圧が印加されないようにできる。
なお、図1では、紙面の都合上、前記トランジスタのゲート・ドレイン間に配
置するダイオードの数は、ゲートに対してドレイン電圧をクランプするために2
個を直列接続し、ドレインに対してゲート電圧をクランプするために2個を直列
接続しているが、例えば12Vバッテリシステムや36Vバッテリシステムの場
合では、前記トランジスタのクランプ電圧は、ゲートに対してドレイン電圧をク
ランプする電圧は、整流出力電圧の上限値との関係で決まり、20V以上(12
Vバッテリシステムならば25V程度)である。また、ドレインに対してゲート
電圧をクランプする電圧は、ゲート酸化膜の保護の目的とゲート電圧が変化して
もゲートからドレインへのリーク電流が流れないようにする必要があることから、
5V以上30V以下(例えば、20V程度)であることが望ましい。
また、このダイオードは、パワーMOSFETと同一チップ上に形成される多
結晶シリコンダイオードを使用することにより、低コスト化と小型化を図ること
ができる。例えば、前記トランジスタのゲート・ドレイン間に配置するダイオー
ドは、耐圧が約6Vの多結晶シリコンダイオードとし、ゲートに対してドレイン
電圧をクランプするために4個(2個以上8個以下)を直列接続し、ドレインに
対してゲート電圧をクランプするために3個(1個以上3個以下)を直列接続す
ることにより実現できる。ここで、ゲートに対してドレイン電圧をクランプする
電圧は、上述のパワーMOSFET駆動回路16a〜16c、26a〜26cが
過電圧状態と判断する最大整流出力電圧Vmaxより高く設定することが望まし
い。
このように、ドレイン・ゲート間にダイオードのクランプ電圧を設定すること
により、整流出力電圧が上昇した場合、まず、フィールド電流を低減させ、ゲー
ト駆動方法も変えて、それでも整流出力電圧が抑えられない場合にパワーMOS
FETを保護するためにアクティブクランプが動作し、パワーMOSFETを保
護するように設定できる。
以上の構成により、本実施例では、オールタネータの高効率化と信頼性向上が
図れるという効果がある。
図6は、本発明の第2の実施例として、第1の実施例を示す充電装置(図1の
回路図)において、過電圧状態でパワーMOSFETの外部ゲート電圧(パワー
MOSFET駆動回路26a〜26c、16a〜16cの出力電圧)を全てL状
態に駆動する場合の駆動表を示し、図7は、その動作フローチャート図を示す。
本実施例では、図1の回路図において、過電圧状態で全てのパワーMOSFE
Tのゲート電圧を下げ(図6、図7のL状態)、全てのパワーMOSFETをオ
フ駆動する。この時、パワーMOSFET21a〜21c、11a〜11cのド
レイン・ゲート間に印加される電圧がクランプダイオード23a〜23c、13
a〜13cのクランプ電圧より高くなる場合がある。この場合には、パワーMO
SFETのドレイン・ゲート間電圧は、一定電圧に保とうとするため、ゲート・
ソース間電圧が増加し、パワーMOSFET21a〜21c、11a〜11cは
自動的にオンする。したがって、パワーMOSFETのドレイン・ソース間には
規定以上の電圧が印加されないため、パワーMOSFETは、破壊せず、保護さ
れることになる。
さらに、パワーMOSFET21a〜21c、11a〜11cが自動的にオン
することにより、同時に整流出力電圧端子502からの電流を基準電圧端子50
0側にバイパスさせる。このため、整流出力電圧端子502と基準電圧端子50
0との間に発生する整流出力電圧が過大にならないように制御される。
なお、本実施例の場合も、第1の実施例で述べたように、ゲート抵抗14a〜
14c、24a〜24cを用いるか、パワーMOSFET駆動回路16a〜16
c、26a〜26cの電流吸込み能力を抑えておくことが必要である。
本実施例でも、過電圧保護の応答速度はやや低減するものの、第1の実施例と
同様にオールタネータの高効率化と信頼性向上が図れるという効果がある。
図8は、本発明の第3の実施例を示す充電装置の回路図であり、図9は、本実
施例の動作フローチャート図である。
本実施例では、発電機200の交流出力端子506,507,508に発生す
る相電圧Va、Vb、Vcをモニタすることにより、過電圧状態を検出し、保護
動作することが特徴である。本実施例の場合にも、第1の実施例の場合と同様に、
過負荷保護のためにはパワーMOSFETを通常状態とは逆位相でゲート駆動す
るが、保護動作をかける場合の判断を相電圧Va、Vb、Vcの値を利用して判
断することが特徴である。すなわち、ブリッジ回路に使われるパワーMOSFE
Tのドレイン・ソース間電圧Va、Vb、Vc、V1−Va、V1−Vb、V1
−Vcを基準電圧(Vr2)36、基準電圧(Vr3)37と比較することによ
り実現する。基準電圧Vr2、Vr3はゼロ電圧とすることが望ましい。
本実施例の通常状態(Vmin≦V1≦Vmax)では、パワーMOSFET
のソースからドレイン方向に電流が流れる時、すなわち、パワーMOSFETの
ドレイン・ソース間電圧がゼロ電圧以下になるときには、パワーMOSFET駆
動回路16a〜16c、26a〜26cの出力電圧はH(高電位)にしてパワー
MOSFETをオン制御して低損失に電流を導通させる。また、逆アーム側のパ
ワーMOSFETのドレイン・ソース間電圧は正電圧となっているため、パワー
MOSFET駆動回路16a〜16c、26a〜26cの出力電圧はL(低電位)
にしてパワーMOSFETをオフ制御させる。このような同期整流ダイオード動
作により低損失駆動できる。
なお、整流出力電圧を目標電圧に設定するために、パワーMOSFETのドレ
イン・ソース間電圧がゼロ電圧以下になるときに、パワーMOSFETをオン制
御するものの、整流出力電圧の値によりオン制御するデューティを調整して駆動
し、逆アーム側のパワーMOSFETには逆位相の電圧を印加させて駆動しても
構わない。
過電圧状態(Vmax<V1)になると、配線F1により過電圧状態となった
ことをパワーMOSFET駆動回路16a〜16c、26a〜26cに伝達する。
この時、本実施例では、パワーMOSFET駆動回路16a〜16c、26a〜
26cの出力電圧は、ドレイン・ソース間電圧が0Vまたは負電圧となるトラン
ジスタと対になるアームのトランジスタをオンまたはオンするデューティが増加
する制御をする。これにより、過電圧が印加されているパワーMOSFETのド
レイン・ソース間電圧を低減でき、さらに、整流出力電圧V1からグランド側に
電流を戻すことにより、整流出力電圧V1を通常の電圧に抑制させることができ
る。
なお、相電圧は、ゲート電圧を印加することより大きく変化してしまうため、
相電圧(ドレイン・ソース間電圧)の検出は、トランジスタをオフさせたときに
実行することが望ましい。
以上の構成により、本実施例でも第1の実施例と同様にオールタネータの高効
率化と信頼性向上が図れるという効果がある。
また、本実施例では、上アーム用MOSFETも下アーム用MOSFETもそ
れぞれ独立してドレイン・ソース間電圧をモニタして制御する方法を示したが、
例えば下アーム用MOSFETのドレイン・ソース間電圧だけを基準電圧Vr2
と比較して、上アーム用MOSFETは対となる下アーム用MOSFETと逆位
相で制御するようにしても同様の効果がえられる。
また、本実施例では、整流出力電圧V1が規定電圧以上かどうかで過電圧保護
をかける場合を示したが、発電機の相電圧Va、Vb、Vcのいずれかが規定電
圧以上になった場合に、図9に示した駆動方法により、規定電圧以上にならない
相も含め、ブリッジ回路を構成する全てのパワーMOSFETの駆動方法を変え
て駆動することにより、過負荷保護動作させてもよい。この場合には、電流出力
端子から基準電圧端子への電流パスが増加するため、規定電圧以上にならない相
も含め、ブリッジ回路を構成する全てのパワーMOSFETの駆動方法を変えて
過電圧保護動作すると、過電圧保護を迅速に実行できるという効果がある。
図10は、本発明の第4の実施例として、第3の実施例を示す充電装置(図8
の回路図)において、過電圧状態になった場合に、保護動作のためにパワーMO
SFETを駆動する条件が異なる場合の動作フローチャート図を示す。
本実施例では、発電機200の相電圧をモニタすることにより、過負荷状態を
検出するという点では第3の実施例と同じであるが、過電圧状態になった場合に、
保護動作のためにパワーMOSFETを駆動する条件が少し異なる。すなわち、
本実施例では、過負荷保護のために、上アーム用MOSFETと下アーム用MO
SFETのうちドレイン・ソース間電圧が高い方のパワーMOSFETをオン制
御するために、相電圧Va、Vb,Vcが整流出力電圧V1の1/2の電圧より
大きいか小さいかを比較することにより実現することが特徴である。このため、
これまでの実施例のように通常動作の場合と全く逆位相の駆動をしているわけで
はない。
本実施例でも、第1の実施例と同様にオールタネータの高効率化と信頼性向上
が図れるという効果がある。
図11は、本発明の第5の実施例を示す充電装置の回路図であり、図12は、
本実施例の動作フローチャート図である。
本実施例は、本発明の自動車用オルタネータ回路等の充電装置において、整流
に用いるパワーMOSFETの制御のために、相電流ではなく、パワーMOSF
ETに流れる電流を使用することが特徴である。このために、本実施例では、パ
ワーMOSFETのソース側、ドレイン側に接続した抵抗17a〜17c、27
a〜27cで電流検出することが特徴である。
本実施例において、通常状態では、抵抗17a〜17cの電圧V17a〜V1
7cがVr2(基準電圧Vr2は例えば0ボルト)以下になる期間ならびに抵抗
27a〜27cの電圧V27a〜V27cがVr3(基準電圧Vr3は例えば0
ボルト)以下になる期間には、パワーMOSFET11a〜11c、21a〜2
1cをオン制御またはオンするデューティが増加する制御をして損失を低減する。
このため、16a〜16c、26a〜26cの出力は高電圧または高電圧にする
デューティが増加する制御にする。一方、抵抗17a〜17cの電圧V17a〜
V17cがVr2(基準電圧Vr2は例えば0ボルト)を超える期間ならびに抵
抗27a〜27cの電圧V27a〜V27cがVr3(基準電圧Vr3は例えば
0ボルト)を超える期間には、パワーMOSFET11a〜11c、21a〜2
1cをオフ制御またはオフするデューティが増加する制御をする。このため、1
6a〜16c、26a〜26cの出力は低電圧または低電圧にするデューティが
増加する制御をする。これにより、パワーMOSFET11a〜11c、21a
〜21cを低損失な同期整流駆動する。
これに対し、本実施例は、整流出力電圧が規定電圧以上になった場合には、上
記駆動とは逆位相で駆動して整流出力電圧がが過大となることを防止することが
特徴である。
なお、本実施例では、下アーム用MOSFETの電流検出抵抗17a〜17c
と比較に用いる電圧Vr2を発生する基準電圧36、上アーム用MOSFETの
電流検出抵抗27a〜27cと比較に用いる電圧Vr3を発生する基準電圧37
を設ける場合を示したが、上アーム用MOSFETを必ず下アームと逆位相で駆
動する場合には、上アーム用の電流検出抵抗27a〜27cと基準電圧37をな
くし、下アーム側だけで電流検出して可電圧保護をすることも可能である。
また、本実施例で示した図11の回路図で図13に示す動作フローチャートに
従い制御すると、パワーMOSFET21a〜21c、11a〜11cに過電流
が流れることにより、パワーMOSFETが破壊することを防止する過電流保護
を実現できる。すなわち、パワーMOSFET21a〜21c、11a〜11c
に過大電流が流れているかどうかを抵抗27a〜27c、17a〜17cで検出
しながら、図12のフローチャートの通常状態動作と同じように駆動する。図1
3では、パワーMOSFET11aの過電流検出フローだけを示すが、他のパワ
ーMOSFETについても同様である。
図11の回路図において、仮に、特定のMOSFETに過大電流が流れた場合、
例えば、通常状態動作のパワーMOSFET11aだけに過大電流が流れた場合
を考えると、電流検出抵抗17aの電圧V17aの絶対値が増加する。もしも、
電圧V17aの絶対値|V17a|が規定電圧Vr2maxを超えると、パワー
MOSFET11aにはソースからドレインに過電流が流れていると判断する。
ソースからドレインに流れる電流はゲート・ソース間電圧では適切に制御できな
いため、この状態でパワーMOSFET11aに過電流が流れつづけ、パワーM
OSFET11aは熱により破壊する可能性がある。
そこで、本実施例では、パワーMOSFET11aが過電流状態になった場合
には、11aと対になって接続してあるパワーMOSFET21aをオン制御ま
たはオンするデューティが増加する制御をすることが特徴である。
発電機200に流れ込む電流は、発電機内のコイルに流れる電流であるため、
急には低減しないが、本実施例では、パワーMOSFET11aを流れる電流が
過電流となった場合には、パワーMOSFET11aと対になるパワーMOSF
ET21aからも発電機に電流が提供されるため、パワーMOSFET11aに
流れる電流を抑制することが可能とある。
V17aがVr2(例えば基準電圧Vr2は0ボルト)より高い電圧となった
場合には、通常状態動作と同様に16aの出力電圧は低電圧、26aの出力電圧
は高電圧に制御する。
ここで、パワーMOSFET11a以外のパワーMOSFET11b、11c
21b、21cは過電流となっていないため、各々V17bとVr2の比較、V
17cとVr2の比較、V1−V17bとVr3の比較、V1−V17cとVr
3の比較を行い、通常状態動作と同じ駆動をする(図13では、紙面の都合上V
17cとVr2の比較とV1−V17cとVr3は示してない。)。
なお、パワーMOSFET11が過電流状態のときに、パワーMOSFET1
1のゲート・ソース間電圧は、通常状態動作と同じように、高電圧にして電圧降
下を抑えてもよいし、逆に、パワーMOSFET11のゲート・ソース間電圧は、
0ボルトにして、パワーMOSFET11に流れる電流が減衰する速度を速くす
るようにしても構わない。
このようにして、同期整流駆動されたパワーMOSFETの過電流保護動作が
可能となる。
なお、本実施例では、ブリッジを構成するパワーMOSFETに過大電流が流
れる場合の保護として説明したが、ブリッジ回路を構成する個々のパワーMOS
FETに温度検出回路を設け、規定温度以上になるパワーMOSFETに過大な
電流が流れなくなるように、対となるパワーMOSFETをオンさせて電流を分
散するように駆動することにより、パワーMOSFETを保護することも可能で
ある。
ここで、抵抗17a〜17c、27a〜27cは、配線等の寄生抵抗を使用し
た場合には低コスト化と小型化が図れるという効果もある。
本実施例でも、第1の実施例と同様にオールタネータの高効率化と信頼性向上
が図れるという効果がある。
図14は、本発明の第6の実施例を示す充電装置の回路図である。
本実施例では、図1の回路に発電機200のY結線の中点端子501に対して
上アーム用パワーMOSFET21dと下アーム用パワーMOSFET11dを
追加することを特徴とする。
従来回路では、中点端子501と基準電圧端子500との間ならびに中点端子
501と整流出力端子502との間にはそれぞれダイオードを配置し、効率を向
上させていたが、本実施例では、その効率向上に用いるダイオードの代わりにM
OSFETを使用し、更に効率向上を図っている。
ここで、パワーMOSFET11d、21dの駆動方法は他のパワーMOSF
ETと同様である。すなわち、抵抗514の電圧Vxsを検出し、ソースからド
レインに電流が流れるときにはパワーMOSFETをオン制御し、逆アーム側の
パワーMOSFETはオフ制御するが、過電圧状態では逆位相で駆動させる。さ
らに、過電圧保護動作をさせる場合には、ソースからドレインに電流が流れるパ
ワーMOSFETと対となるパワーMOSFETはオン制御またはオンするデュ
ーティを増加する駆動をする。この時、対となる逆アームに配置されたトランジ
スタもオン駆動またはオンするデューティを増加する駆動のままでも構わないが、
中点電圧端子501から整流出力端子502への電流または基準電圧端子500
から中点電圧端子501に流れる電流を低減するために、オフ制御またはオフす
るデューティを増加して制御することが望ましい。
なお、ダイオード12d、22dは、パワーMOSFET11d、21dの内
蔵ダイオードであり、ダイオード13d、23dと抵抗14d、24dは、過電
圧保護のために設けてある。
本実施例でも、第1の実施例と同様にオールタネータの高効率化と信頼性向上
が図れるという効果がある。
また、本実施例は、相電流を検出する回路に中点端子用のパワーMOSFET
を追加した場合であるが、Y結線型の発電機ならどのような回路にも適用でき、
オールタネータの高効率化と信頼性向上が図れるという効果がある。
図15は、本発明の第7の実施例を示す充電装置の回路図である。
本実施例は、本発明の自動車用オルタネータ回路等の充電装置において、発電
機201としてΔ結線型で回転子磁石2を使用することを特徴とする。すなわち、
本実施例は、フィールドコイルを使用せずとも、オールタネータ回路を実現でき
るようにした。
発電機201は、UV相のコイル1ab、VW相のコイル1bc、WU相のコ
イル1ac、回転子磁石2からなる。
本実施例の場合には、オールタネータを低コストに実現できるという効果があ
る。このため、本実施例では、オールタネータの高効率化と信頼性向上が図られ、
さらに低コスト化が図れるという効果がある。
図16は、本発明の第8の実施例を示す充電装置の回路図である。
本実施例では、整流出力端子電圧V1が過大になっても、負荷4に過電圧が印
加されないようにスイッチ素子としてパワーMOSFET42を追加することを
特徴とする。
すなわち、本実施例では、整流出力電圧V1が規定電圧以上になった場合に、
整流出力端子502とバッテリー側端子503とを遮断するためのパワーMOS
FET42を設ける。通常は、パワーMOSFET42はオン状態であるが、整
流出力端子502の整流出力電圧V1が過剰に高くなる過電圧状態の場合には、
パワーMOSFET42をオフする。これにより、バッテリー側端子503に過
剰な電圧パルスが印加されないため、バッテリー3に接続されている負荷4が過
電圧により破壊することを防止できる。
なお、抵抗44とダイオード43はパワーMOSFET42の他のパワーMO
SFETと同様に破壊強度を増加するために設けてある。
従って、本実施例の場合にも、オールタネータの高効率化と信頼性向上が図れ
るという効果がある。
なお、上述した実施例では対となる上アームトランジスタと下アームトランジ
スタは同時にオンすることがないように駆動することを原則として述べてきたが、
過電圧保護のため、故意に対となる上アームトランジスタと下アームトランジス
タを同時にオンさせて貫通電流を増加させ、整流出力電圧V1が過電圧とならな
いように制御させるようにしても構わない。
本発明は、充電装置として、特に車両用オールタネータの高効率化と信頼性向
上を図ることができ、同時に低コスト化を図ることができるので、自動車などの
充電装置として有用である。
本発明の第1の実施例を示す充電装置の回路図である。 本発明の第1の実施例を示す充電装置の通常状態(a)と過負荷状態(b)の場合の駆動表である。 本発明の第1の実施例を示す充電装置の動作フロー図である。 本発明の第1の実施例を示す充電装置の通常状態における主要電流の流れを示した図である。 本発明の第1の実施例を示す充電装置の過負荷状態における主要電流の流れを示した図である。 本発明の第2の実施例として図1に示す充電回路図の駆動表である。 本発明の第2の実施例として図1に示す充電回路図の動作フロー図である。 本発明の第3の実施例を示す充電装置の回路図である。 本発明の第3の実施例を示す充電装置の動作フロー図である。 本発明の第4の実施例として図8に示す充電回路図の動作フロー図である。 本発明の第5の実施例を示す充電装置の回路図である。 本発明の第5の実施例を示す充電装置の動作フロー図である。 本発明の第5の実施例を示す充電装置の動作フロー図である。 本発明の第6の実施例を示す充電装置の回路図である。 本発明の第7の実施例を示す充電装置の回路図である。 本発明の第8の実施例を示す充電装置の回路図である。
符号の説明
1a…U相のコイル、1b…V相のコイル、1c…W相のコイル、1ab…UV
相のコイル、1bc…VW相のコイル、1ac…WU相のコイル、1x…フィー
ルドコイル、2…回転子磁石、3…バッテリー、4…負荷、5…イグニッション
スイッチ、6…チャージランプ、11a〜11c…下アーム用パワーMOSFE
T、11d…中点下アーム用パワーMOSFET、12a〜12c…下アーム用
パワーMOSFET、12d…中点下アーム用パワーMOSFET、13a〜1
3d、23a〜23d…電圧クランプ素子用(アクティブクランプ用)ダイオー
ド、14a〜14d、24a〜24d…電圧クランプ素子用(アクティブクラン
プ用)抵抗、15a〜15d…相電流検出回路、16a〜16d、26a〜26
d…パワーMOSFET駆動回路(ゲート制御回路)、17a〜17d、27a
〜27d…センス抵抗(または、寄生抵抗)、21a〜21c…上アーム用パワ
ーMOSFET、21d…中点上アーム用パワーMOSFET、22a〜22d
…パワーMOSFETのドレイン・ソース間ダイオード、30…ボルテージレギ
ュレータ、31…制御回路、33…0V判別回路、35,36,37…基準電圧、
Va〜Vc…相電流検出電圧端子、502…整流出力電圧端子、500…基準電
圧端子、505…ボルテージレギュレータの電圧端子、503…バッテリ側高電
圧端子、200,201…発電機

Claims (3)

  1. 上アームトランジスタと下アームトランジスタからなるブリッジ回路によって
    発電機の交流出力端子から出入りする電流を整流し、基準電圧端子と整流出力端
    子との間に整流出力電圧を発生させ、バッテリを充電する充電装置において、
    前記整流出力電圧と規定電圧を比較する手段を前記上アームトランジスタと下
    アームトランジスタのゲート制御回路に設け、前記整流出力電圧が前記規定電圧
    以上になった場合に、上アームトランジスタから下アームトランジスタへの貫通
    電流を増加させる制御をすることを特徴とする充電装置。
  2. 上アームトランジスタと下アームトランジスタからなるブリッジ回路によって
    発電機の交流出力端子から出入りする電流を整流し、基準電圧端子と整流出力端
    子との間に整流出力電圧を発生させ、バッテリを充電する充電装置において、
    前記トランジスタのドレイン端子とゲート端子の間に双方向の電流を規定電圧
    まで遮断する電圧クランプ素子を直列に接続し、前記ゲート端子と前記トランジ
    スタを駆動するゲート制御回路との間には抵抗性素子を設け、前記トランジスタ
    のドレイン・ゲート間に規定電圧以上の正電圧が印加された場合には、前記電圧
    クランプ素子に電流が流れ、前記トランジスタをオンさせることを特徴とする充
    電装置。
  3. 上アームトランジスタと下アームトランジスタからなるブリッジ回路によって
    発電機の交流出力端子から出入りする電流を整流し、基準電圧端子と整流出力端
    子との間に整流出力電圧を発生させ、バッテリを充電する充電装置において、
    前記トランジスタのドレイン端子とゲート端子の間に少なくとも1組の逆向き
    の電圧クランプ素子を直列に接続し、前記トランジスタのドレイン・ゲート間に
    規定電圧以上の電圧が印加された場合に、前記トランジスタを駆動するゲート制
    御回路用トランジスタの状態に制限されずに前記ブリッジ回路用トランジスタが
    オン制御するように前記ゲート制御回路用トランジスタの吸込み能力を前記ドレ
    イン・ゲート電流以下に電流駆動能力を制限することを特徴とする充電装置。

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