JP2005142787A - 自動写真作成装置および自動写真作成方法 - Google Patents

自動写真作成装置および自動写真作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】出力写真内に配置される任意の撮影画像に落書きを行うことが可能であり、かつ当該写真の内容を利用者が落書き中に知ることができる自動写真作成装置を提供する。
【解決手段】本装置の落書き処理では、複数の撮影画像が適宜配置されたレイアウト合成画像を含む落書き画面を表示して落書き時間を設定し(S51)、利用者によるコピーモードの選択・非選択の操作を受け付け(S52)、利用者がスタンプによる落書きを選択したか判定し(S53)、選択したときにはスタンプ画像を指定位置に描画し(S54)、利用者が落書きペンによる落書きを選択したか判定し(S53)、選択したときには落書きペン画像を指定位置に描画し(S54)、落書き処理が終了したか判定し(S57)、終了しないときには終了するまでS52からS57までの処理を繰り返す。このようにレイアウト合成画像に落書きができるため、各撮影画像に異なる落書きが可能となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、利用者をカメラで撮影し、その撮影画像に基づき生成される合成画像を写真として出力する自動写真作成装置に関する。
従来より、利用者をカメラで撮影し、その撮影画像を写真として出力する遊戯用写真作成装置が知られている。このような遊戯用写真作成装置は、遊戯性または娯楽性が高いことから、撮影画像と合成すべき画像(以下「付加画像」という)を、利用者の嗜好に応じて、予め用意された多種多様な背景画像および前景画像から選択したり、タッチペンやライトペン等のペン型入力手段を用いて利用者が自由に描いたりできるように構成されているものが多い。利用者によるこのような行為は、撮影画像に対してなされるため、「落書き」と呼ばれる。
この落書きの例としては、ペン型入力手段により所定の太さや色などを有する曲線を画面上に自由に描く動作や、予め用意された複数の比較的小さな画像の1つを選択して画面上の任意の位置に貼り付け合成する動作などがある。前者の動作は「落書きペンによる落書き」と呼ばれ、画面上に当該曲線を形成する命令または曲線を形成するための位置を示すカーソルは「落書きペン」と呼ばれる。また、後者の画像は「スタンプ」と呼ばれる。
また、このような落書きは、画面に表示された1つの撮影画像に対して行われるのが通常であるが、同時に複数の撮影画像を並べて表示し、これらに対して一度に落書きができる写真撮影装置がある(特許文献1を参照)。この装置では、利用者は同時に複数の撮影画像に対して落書きができるので、納得のできる落書きがしやすく、時間と費用を節約することができる。
特開2002−252822号公報
しかし、上記従来の写真撮影装置では、撮影画像に対して落書きすることにより生成される合成画像が最終的に出力される写真(以下「出力写真」という)に適宜配置される(レイアウトする)ことが多いため、利用者は落書き中に上記出力写真がどのようなものになるかを知ることはできない。
また、上記合成画像が複数生成される場合であっても、出力写真内には同一の落書きにより生成された同一の合成画像が複数配置される、すなわち落書きにより生成される合成画像の数よりも、出力写真内に配置される合成画像の数の方が多いことが通常である。したがって、上記従来の写真撮影装置では、出力写真内に配置される合成画像の落書き全てが(またはほとんどが)異なるように行われることはなく、娯楽性の高い多様な落書きを含んだ出力写真を得られないことがある。
そこで本発明の目的は、最終的に出力される写真内に配置される任意の撮影画像に落書きを行うことが可能であり、かつ最終的に出力される写真がどのようなものになるかを利用者が落書き中に知ることができる自動写真作成装置および自動写真作成方法を提供することである。
第1の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、前記撮影手段により得られる撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記利用者による操作を受け付ける入力手段と、
前記入力手段により受け付けられた操作に応じて、複数の前記撮影画像を所定の位置に配置することにより所定のレイアウト合成画像を生成するレイアウト合成手段と、
前記入力手段により受け付けられた操作に応じて、所定の付加画像を前記レイアウト合成画像に合成することにより前記合成画像を生成する落書き合成手段と
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記落書き合成手段は、前記レイアウト合成画像に配置される前記撮影画像の1つに合成されるべき前記付加画像を、前記レイアウト合成画像に配置される他の1つ以上の前記撮影画像にも合成するコピー手段を含むことを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記落書き合成手段は、前記入力手段により受け付けられた操作に応じて、前記レイアウト合成画像を右または左に90度回転して表示する画像回転手段を含むことを特徴とする。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明において、
前記落書き合成手段は、前記入力手段により受け付けられた操作に応じて、前記レイアウト合成画像に配置される前記撮影画像を拡大して表示する画像拡大手段を含むことを特徴とする。
第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明において、
前記入力手段は、複数備えられており、
前記落書き合成手段は、前記複数の入力手段によりそれぞれ受け付けられた操作に応じて、前記付加画像をそれぞれ前記レイアウト合成画像に合成することにより前記合成画像を生成することを特徴とする。
第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明において、
前記レイアウト合成手段は、連続的に撮影された複数の撮影画像を所定の位置に順に配置することにより所定のレイアウト合成画像を生成することを特徴とする。
第7の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像ステップと、前記撮影ステップにおいて得られる撮影画像を含む合成画像を写真として印刷する印刷手段とを含む自動写真作成方法であって、
前記利用者による操作を受け付ける入力ステップと、
前記入力ステップにおいて受け付けられた操作に応じて、複数の前記撮影画像を所定の位置に配置することにより所定のレイアウト合成画像を生成するレイアウト合成ステップと、
前記入力ステップにおいて受け付けられた操作に応じて、所定の付加画像を前記レイアウト合成画像に合成することにより前記合成画像を生成する落書き合成ステップと
を含むことを特徴とする。
第8の発明は、第7の発明に記載の自動写真作成方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。
第9の発明は、第7の発明に記載の自動写真作成方法により写真として印刷されたことを特徴とする印刷媒体である。
上記第1の発明によれば、入力手段により受け付けられた操作に応じて、撮影画像を所定の位置に配置することにより所定のレイアウト合成画像が生成され、このレイアウト合成画像に対して、所定の付加画像を合成する落書きが行われる。このことにより、最終的に出力される写真内に配置される任意の撮影画像に落書きを行うことが可能となり、かつ最終的に出力される写真がどのようなものになるかを利用者が落書き中に知ることができる。
上記第2の発明によれば、コピー手段によりレイアウト合成画像に配置される撮影画像の1つに合成されるべき付加画像が、当該撮影画像以外の他の1つ以上の撮影画像にも同様に合成される。このことにより、利用者は各撮影画像に同一の落書きを簡単に素早く行うことができる。
上記第3の発明によれば、入力手段により受け付けられた操作に応じて、画像回転手段によりレイアウト合成画像が右または左に90度回転させられる。このことにより、利用者は例えば横向きの状態の撮影画像に落書きする必要がなくなるため、容易に落書きを行うことができる。
上記第4の発明によれば、入力手段により受け付けられた操作に応じて、画像拡大手段によりレイアウト合成画像に配置される撮影画像が拡大して表示される。このことにより、利用者は撮影画像が見やすくなるため、拡大された撮影画像に対する落書きを容易に行うことができる。
上記第5の発明によれば、複数の入力手段によりそれぞれ受け付けられた(互いに関連しない)操作に応じて、付加画像がレイアウト合成画像にそれぞれ合成されることにより合成画像が生成される。したがって、例えば一方の利用者が落書きペンを使用して落書きをしているときにも、他方の利用者は別の位置で落書きペンを使用して落書きをしたり、スタンプ画像を使用して落書きをすることなどが可能となる。このように、複数の利用者による落書きの作業を適宜に分担(分業)することができるため、落書きを容易かつ短時間に行うことができる。
上記第6の発明によれば、レイアウト合成手段により、連続的に撮影された複数の撮影画像を所定の位置に順に配置することによりレイアウト合成画像が生成される。このことにより、比較的多数の撮像画像を含むレイアウト合成画像に対して一括して落書きを行うことができるため、利用者の時間と費用を節約することができる。
以下、本発明の一実施形態につき添付図面を参照して説明する。
<1. 全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る自動写真作成装置である遊戯用写真作成装置を側面から見た図であり、図2は、この遊戯用写真作成装置の本体部4を正面から(被写体としての利用者Uから)見た図である。以下、図1および図2を参照して、本実施形態に係る遊戯用写真作成装置の全体構成について説明する。
この遊戯用写真作成装置は、利用者Uが入る撮影室2と、利用者Uの撮影画像を含む合成画像を生成して写真シール(または写真カード)として出力する本体部4とを備えている。なお、ここでは利用者Uは2人であるものとする。
本体部4は、利用者Uを撮影する撮像手段としてのカメラ10と、当該カメラ10の上方の適宜の位置に配置され閃光を発する照明手段としてのフラッシュ11と、当該カメラ10の下方に配置されたCRT(Cathode Ray Tube)または液晶ディスプレイパネル等からなる表示装置であるプレビューモニタ22と、撮影画像を表示し、利用者Uによる自由な作図(落書き)を行うための画面や、操作画面などを提供する液晶ディスプレイおよび当該操作画面を覆う操作位置検出用の透明シートからなる液晶タッチパネル20と、液晶タッチパネル20に対する操作に使用される2つのタッチペン21L,21Rと、これら下方の適宜の位置に配置され閃光を発する照明手段としてのフラッシュ12とを備える。なお、液晶タッチパネル20は、上記透明シートを含まない静電誘導方式の操作位置検出機能を有する液晶タッチパネルなどであってもよい。
カメラ10は、典型的には、CCD(電荷結合素子)を利用してデジタル画像信号を生成するデジタルカメラであって、撮影室2内の利用者Uを撮影し、その撮影画像を表す画像信号を出力する。
プレビューモニタ22は、上記画像信号の表す画像をリアルタイムで表示するように構成されており、カメラ10によって得られる撮影画像を確認するために使用される。
液晶タッチパネル20は、落書きを行うための操作手段など、利用者Uによる各種操作を受け付ける操作手段として機能する。
また本体部4は、コンピュータを中心に構成され各部の制御や後述する画像合成等の画像処理を行う主制御装置およびI/O制御装置や、カメラ10により得られる撮影画像を含む合成画像を写真シール(または写真カード)として出力するプリンタ等を内蔵している。さらに、本体部4は、前面下方にコイン投入口26を、側面に写真シールの取出口28を、それぞれ備えている。さらにまた、本体部4は、本遊戯用写真作成装置の動作中は常時点灯される照明装置13L,13Rをカメラ10の左右にそれぞれ備えている。
<2. 機能的構成>
図3は、本実施形態に係る遊戯用写真作成装置の要部を機能面から見た構成を示すブロック図である。この遊戯用写真作成装置は、機能的には、撮像部52と、確認表示部54と、メイン表示・操作部62と、出力部66と、照明部70と、I/O制御部72と、主制御部80とから構成される。
この構成において、撮像部52は、CCD等の撮像素子を用いて構成されるカメラ10に相当し、リアルタイムに画像を取り込んで当該画像(この画像は「スルー画像」と呼ばれることがあるが、以下では「モニタ用撮影画像」というものとする)を表す画像信号を出力する。この画像信号は主制御部80に入力されて、その内部のメモリにモニタ用画像データとして一時的に記憶される。また、このモニタ用画像データは、モニタ用画像信号として主制御部80から確認表示部54に供給される。確認表示部54は、プレビューモニタ22に相当し、そのモニタ用画像信号に基づきモニタ用撮影画像をリアルタイムで表示する。
メイン表示・操作部62は、液晶タッチパネル20に相当し、出力されるべき写真のレイアウトを決定するための利用者Uの操作、落書き処理に関連する利用者Uの操作や、シャッター操作、プリント出力のための操作等を受け付け、これらの操作を示す信号は、操作信号として主制御部80に入力される。いま、利用者Uの撮影のためにシャッターボタン(不図示)が押下されたとすると、主制御部80からの指示に基づき、数秒程度の予め決められた時間の経過後にカメラ10の撮影方向にフラッシュ11,12から閃光が放たれる。そのとき、利用者Uの撮影画像を表す信号として撮像部52から出力される画像信号が主制御部80に入力され、主制御部80内のメモリまたは補助記憶装置としてのハードディス装置等に撮影画像データとして格納される。出力部66は、本体部4に内蔵されるプリンタに相当し、主制御部80からの指示に基づき、この撮影画像データの表す画像を写真シール(または写真カード)として出力する。
照明部70は、本体部4における照明装置13L,13Rとフラッシュ11,12とに相当し、主制御部80からの指示に基づきI/O制御部72によって点灯/消灯および調光が制御される。
I/O制御部72は、本体部4に内蔵されるI/O制御装置に相当し、主制御部80からの指示に基づき、照明部70を制御すると共に、後述のコイン検出部(不図示)からの検出信号等の入力信号を主制御部80へ転送する。
主制御部80は、本体部4に内蔵され、CPU(Central Processing Unit )や、メモリ、フレームバッファ、タイマー、補助記憶装置などを含むコンピュータを中心に構成される主制御装置に相当し、内部メモリに格納された所定プログラムをCPUが実行することにより、上述のようにして入力される操作信号に基づき各部を制御するために、上述のように各部に指示を出す。また、後述するように、出力すべき写真内に複数の撮影画像が適宜レイアウトされるように合成された画像(以下「レイアウト合成画像」という)を生成する。生成されたレイアウト合成画像はフレームバッファに書き込まれることにより、メイン表示・操作部62に表示される。さらに、当該レイアウト合成画像に対する落書き処理を行うための操作信号に基づき上記レイアウト合成画像データの一部を書き換えることにより、当該レイアウト合成画像に所定の付加画像を描画したレイアウト合成画像を生成する。このレイアウト合成画像はメイン表示・操作部62に表示される。上記のような画像合成が終了すると、その後、出力部66からはレイアウト合成画像が写真シール等として出力される。出力された写真シール等は、本体部4の側面に設けられた取出口28から取り出される。
上記の構成要素の他、本体部4におけるコイン投入口26に投入されたコインを検出するためのコイン検出部(不図示)が更に本体部4に設けられており、主制御部80は、コイン検出部での検出結果に基づき、利用者Uに所定時間だけ撮影や撮影画像に対する描画等による合成画像の生成など、本遊戯用写真作成装置によるプレイを許容するように各部を制御する。このコイン検出部やその検出結果に基づく主制御部80による制御動作は、従来の遊戯用写真作成装置と同様であって周知であるので、その詳しい説明を省略する。
なお、主制御装置において実行される上記所定プログラムは、例えば、そのプログラムを記録した記録媒体であるCD−ROMによって提供される。すなわち、上記所定プログラムの記録媒体としてのCD−ROMが主制御装置内に補助記憶装置として内蔵されたCD−ROM駆動装置に装着され、そのCD−ROMから所定プログラムが読み出されて補助記憶装置としてのハードディスク装置にインストールされる。また、上記所定プログラムは、CD−ROM以外の記録媒体や通信回線を介して提供されてもよい。そして、本遊戯用写真作成装置の起動のための所定操作がなされると、ハードディスク装置にインストールされた所定プログラムは、主制御装置内のメモリに転送されてそこに一時的に格納され、主制御装置内のCPUによって実行される。これにより、主制御装置による上記各部の制御や画像処理が実現される。
<3. 動作>
上述のように本実施形態における主制御部80の動作は、その内部のCPUが上記所定プログラムを実行により実現される。図4は、このようにして実現される主制御部80の動作を示すフローチャートである。本実施形態では、コイン投入口26に所定のコインが投入されると、主制御部80(主制御装置)は、以下のように動作する。
まず、主制御部80は、装置の初期化処理、すなわち各ハードウェアの初期化や、設定値として主制御部80に記憶されるデータの初期化処理を行い、さらに予め決められた撮影のための時間(以下「撮影時間」という)が経過するとタイムアウトとなるようにタイマーを設定し、そのタイマーをスタートさせる(ステップS10)。
次に、主制御部80は、利用者Uを撮影するための撮影処理を行う(ステップS20)。この撮影処理において、主制御部80は、図示されないシャッターボタンまたはメイン表示・操作部62の画面に表示されるシャッターボタンが押されたか否かを操作信号に基づき判定し、シャッターボタンが押されるまで待機する。なお、シャッターボタンが一度も押されないまま撮影時間が終了するときには、シャッターボタンが押されたときの処理が自動的に行われるものとする。
シャッターボタンが押下されると、主制御部80は、撮影開始を利用者にメイン表示・操作部62の画面で知らせ、数秒程度の予め決められた時間の経過後に撮像部(カメラ)52に撮影信号(シャッター信号)を送る。これにより、撮像部52のシャッター動作と同期して照明部(フラッシュ)70が閃光を放ち、主制御部80がキャプチャ処理を開始する。すなわち、主制御部80は、照明部(フラッシュ)70からの閃光で照らされた利用者Uの撮影画像を表す信号として撮像部52から出力される画像信号を受け取り、メモリまたは補助記憶装置内に撮影画像の画像ファイルとして格納する。なお、所定の撮影時間の間、シャッターボタンが押下される毎に上記キャプチャ処理が実行され、撮影画像が画像ファイルとして一時的に保存される。
次に、主制御部80は、予め定められた回数の撮影が行われることにより撮影が終了したか、撮影時間を示すタイマがタイムアウトとなることにより撮影が終了したか、または撮影時間の経過前であっても、メイン表示・操作部62に対して撮影処理の終了を指示する操作が行われることにより撮影が終了したか否かを判定する(ステップS30)。撮影が終了した場合、処理は次のステップS40に進む。撮影が終了しない場合には、ステップS20の処理に戻り、撮影が終了するまで上記処理が繰り返される(S30→S20→S30)。
撮影が終了した場合、主制御部80は、レイアウト処理のための利用者Uによる操作を受け付け、当該操作に応じたレイアウト処理が行われる(ステップS40)。通常、遊技用写真作成装置では、出力すべき写真シールに複数の撮影画像(またはこれを含む合成画像)を適宜配置するレイアウト処理が行われる。このレイアウト処理には、予め定められた制限時間が設けられており、この制限時間内で撮影画像をどのように配置するかを決定するための操作を受け付ける。具体的には、メイン表示・操作部62に予め記憶された複数の配置パターン(例えば1枚の写真シールを8つの領域に分割し当該領域に画像を配置するレイアウトなど)を表示し、表示された複数の配置パターンのうち利用者Uの操作により選択された配置パターンと、1つ以上の撮影画像のうち利用者Uの操作により適宜選択された撮影画像とに基づき、主制御部80は、所定の位置に撮影画像が配された合成画像であるレイアウト合成画像を生成する。
ここで、予め記憶された複数の配置パターンには、それぞれ利用者Uの選択のためにメイン表示・操作部62に表示される画像データと、当該パターンを形成するように複数の撮影画像を配置すべき各領域(以下「分割領域」という)の位置を示す座標データおよび配置すべき方向を示す方向データと、各分割領域に配置される撮像画像の種類(例えば1枚目の撮影画像であるか2枚目の撮影画像であるか)を示すデータとが含まれている。主制御部80は、各分割領域に配置されるべき種類の撮像画像データを適宜縮小またはトリミングし、かつ方向データが示す方向に必要に応じて回転させ、座標データが示す位置に配置することにより、上記レイアウト合成画像を生成する。
以上のレイアウト処理は、制限時間が経過するか、または制限時間の経過前にメイン表示・操作部62に対する選択操作が受け付けられると終了する。なお、上記選択操作が成されることなく制限時間が経過した場合、予め定められた配置パターンが自動的に選択されるものとする。
続いて、主制御部80は、落書きのための利用者Uによる操作を受け付け、当該操作に応じた画像処理を含む落書き処理が行われる(ステップS50)。この落書き処理にも予め定められた制限時間が設けられており、この制限時間内で上記レイアウト合成画像に対する利用者Uの仮想的な落書きを受け付ける。具体的には、メイン表示・操作部62に表示されるレイアウト合成画像に対して利用者Uの操作に基づき所定の位置に配されたスタンプ画像や所定の(仮想的な)落書きペンの軌跡画像などの付加画像をさらに合成することにより、あたかも落書きされたようなレイアウト合成画像を生成する。
図5はこの落書き処理が行われる際のメイン表示・操作部62による表示例を示す模式図である。図に示すメイン表示・操作部62の表示画面(以下「落書き画面」という)100には、撮影画像が適宜レイアウトされたレイアウト合成画像101と、落書きアイコン102とが表示されている。レイアウト合成画像101は、ここでは比較的大きな4つの撮影画像と、90度左に回転されている比較的小さな8つの撮影画像とを含む。なお、図に示すレイアウト合成画像101は、全てが同一種類の撮影画像(の縮小画像)からなるが、実際には複数種類の撮影画像が適宜配置されることが多い。また、落書きアイコン102は、仮想的な落書きペンの太さや色などを選択可能にするため表示されるペン先アイコン201〜203と、スタンプ画像を選択可能にするため表示されるスタンプアイコン301〜303と、後述するコピーモードの選択および非選択を切り替えるためのコピーモードアイコン401とを含む。利用者Uは、2つのタッチペン21L,21Rのいずれかで、これらの落書きアイコン102のうちの1つを選択する(すなわち表示されたアイコン上にペン先を接触させる)操作や、表示画面上の所望の位置を指定する(すなわち表示画面上の所望の位置にペン先を接触させまたは離す)操作などを行うことにより、仮想的な落書きを行う。
なお、この落書きは、2つのタッチペン21L,21Rによりそれぞれ独立に行うことが可能であるものとする。すなわち、2人の利用者Uのうちの一方がタッチペン21Lを把持して行う落書き操作と、その他方がタッチペン21Rを把持して行う落書き操作とは互いに無関係に行われるものとする。したがって、一方の利用者が落書きペンを使用して落書きをしているときにも、他方の利用者は別の位置で落書きペンを使用して落書きをしたり、スタンプ画像を使用して落書きをすることなどが可能である。このことにより、複数の利用者による落書きの作業を適宜に分担(分業)することができるため、落書きを容易かつ短時間に行うことができる。
ここで、この落書き処理の詳しい処理(サブルーチン)について説明する。なお、以下では説明の便宜のため、タッチペン21L,21Rのいずれか1つのみが使用されるものとし、これをタッチペン21とする。図6は、このサブルーチンの手順を示すフローチャートである。
まず、主制御部80は、上記ステップS40のレイアウト処理により生成されたレイアウト合成画像を含む図5に示すような落書き画面をメイン表示・操作部62に表示するとともに、落書き処理のために予め決められた時間(以下「落書き時間」という)を設定する(ステップS51)。この落書き時間の設定は、当該時間が経過するとタイムアウトとなるようにタイマーを設定し、そのタイマーをスタートさせることにより行われる。なお、この落書き時間を示すタイムアウトまでの残り時間は、上記落書き画面内に常時表示されてもよい。
次に、主制御部80は、メイン表示・操作部62の落書き画面に表示された所定の形状を有するコピーモードアイコン401を選択するための操作(ペン先を接触させる操作)を受け付ける(ステップS52)。この操作がなされるまで、すなわち初期状態では、後述するコピーモードは非選択の状態であり、選択操作がなされる毎に、このコピーモードの状態は選択状態と非選択状態とが交互に入れ替わる。なお、このコピーモードの状態は所定のフラグにより管理される。
続いて、主制御部80は、所定の形状を有する複数のスタンプ画像の中から、いずれかの画像を選択するための操作がメイン表示・操作部62において行われたか否かを判定する(ステップS53)。このような操作は、例えば落書きのため予めメイン表示・操作部62の落書き画面に表示された図5に示すスタンプアイコン301〜303が選択されることによりなされる。この判定の結果、このようなスタンプ画像の選択操作が行われていない場合は、そのままステップS55の処理へ進み、このような選択操作が行われた場合には、当該選択操作に応じて、後述するスタンプ描画処理を行い(ステップS54)、その後にステップS55の処理へ進む。
ステップS56では、予め用意された所定の軌跡を有する複数の(仮想的な)落書きペンの中から、いずれかの落書きペンを選択するための操作がメイン表示・操作部62において行われたか否かを判定する。このような操作は、例えば落書きのため予めメイン表示・操作部62の落書き画面上に表示された図5に示すペン先アイコン201〜203が選択されることによりなされる。この判定の結果、このような落書きペンの選択操作が行われていない場合は、そのままステップS57の処理へ進み、このような選択操作が行われた場合には、当該選択操作に基づき、後述する落書きペン描画処理を行い(ステップS56)、その後にステップS57の処理へ進む。
ステップS57では、落書きが終了したか否か、すなわち落書き時間が経過したか、または落書き時間の経過前にメイン表示・操作部62に対する)操作により落書きが中止(または印刷開始が指示)されたか否かを判定する。この判定の結果、落書きが終了した場合、主制御部80は、図4に示す処理へ復帰し、ステップS60における印刷処理へ進む。落書き処理が終了しない場合には、ステップS52の処理に戻り、落書き処理が終了するまで上記処理が繰り返される。
なお、図5に示す落書き処理では、スタンプ描画処理および落書きペン描画処理のみが含まれるが、これらに限定されるものではなく、合成画像を作成するためのあらゆる画像描画処理や画像処理などが含まれていてもよい。例えば、予め用意された複数の背景画像または前景画像(フレーム画像)からひとつが適宜選択され、合成されてもよい。
図4に示すステップS60における印刷処理では、主制御部80は、印刷指示を示す操作信号を受け取ると、これに基づき、その時点でメイン表示・操作部62に表示されているレイアウト合成画像の出力を出力部(プリンタ)66に指示する。これにより、出力部66としてプリンタは、そのレイアウト合成画像を写真シールとして出力する。これにより、印刷処理が終了する。出力された写真シールは、本体部4の側面に設けられた取出口28から利用者Uによって取り出される。この印刷処理が終了すると、全ての処理は終了され、所定の金額に相当するコインが新たにコイン投入口26に投入されるまで待機状態となる。この待機状態において、所定の金額に相当するコインが新たに投入されると、上記と同様の処理(ステップS10〜S60)が実行される。
ここで、図6に示すステップS54のスタンプ描画処理についての詳しい処理(サブルーチン)について説明する。図7は、このサブルーチンの手順を示すフローチャートである。
まず、主制御部80は、メイン表示・操作部62の画面の中から選択されたスタンプ画像を作成するためデータを補助記憶装置から呼び出し、メモリに一時記憶する(ステップS541)。なお、スタンプ画像の選択操作は、メイン表示・操作部62の画面における所定部分(例えば図5に示すスタンプアイコン301〜303の占める領域)をタッチペン21により押下する動作、より詳しくはタッチペン21を一旦画面上に下ろした後に上げる(画面から離す)動作によりなされる。したがって、スタンプ画像が選択されたとき、タッチペン21は上げられている。
次に、メイン表示・操作部62に対しタッチペン21が下ろされる操作がなされたか否かを判定する(ステップS542)。この判定の結果、タッチペン21が未だ下ろされていない場合には、下ろされるまで待機し、タッチペン21が下ろされた場合に、ステップS543の処理へ進む。なお、上記待機中に所定のキャンセルのための操作が行われた場合には当該操作に基づくキャンセル処理がなされ、所定時間が経過した場合にはタイムアウト処理がなされるものとする。
続いて、主制御部80は、メイン表示・操作部62の画面上でのタッチペン21の位置座標(X,Y)を取得し(ステップS543)、メイン表示・操作部62に対しタッチペン21が上げられる操作がなされたか否かを判定する(ステップS544)。この判定の結果、タッチペン21が下ろされている場合、ステップS543の処理に戻り、タッチペン21が上げられるまで上記処理が繰り返される(S544→S543→S544)。なお、タッチペン21が画面上に下ろされたまま動かされる(ドラッグされる)場合、上記位置座標(X,Y)も変化する。その後、ペンが上げられた場合、ステップS545の処理へ進む。
主制御部80は、メイン表示・操作部62の画面上のタッチペン21の位置座標(X,Y)に対応するフレームバッファのアドレス位置を基点としてメモリに一時記憶されている上記スタンプ画像を描画する(ステップS546)。このことにより、メイン表示・操作部62に当該スタンプ画像が表示される。
続いて、主制御部80は、上記ステップS52の操作受け付け処理において設定されたフラグを参照することにより、コピーモードが選択状態であるか否かを判定する(ステップS546)。この判定の結果、コピーモードが選択状態でない場合、本スタンプ画像描画処理は終了して図6に示す処理へ復帰し、ステップS55の処理へ進む。コピーモードが選択状態である場合、ステップS547の処理へ進む。
ステップS547では、主制御部80は、メイン表示・操作部62の画面上のタッチペン21の位置座標(X,Y)に基づき、当該位置座標(X,Y)を含む分割領域以外の各分割領域において当該位置座標(X,Y)に相当する座標(以下「複写座標」という)を算出し、当該複写座標に対応するフレームバッファの各アドレス位置を基点としてメモリに一時記憶されている上記スタンプ画像をそれぞれ描画する。このことにより、メイン表示・操作部62に表示される全ての分割領域内の対応する位置に当該スタンプ画像が表示される。この処理について、さらに詳しく説明する。
前述したように、落書きの対象となるレイアウト合成画像は、所定の配置パターンにより規定されるn個(nは自然数)の分割領域に配置されたn個の撮影画像が含まれている。これらの撮影画像は2種類以上からなるものであるときにも、同一の撮影条件でカメラ10により撮影される同じサイズの画像データにより表されるものであり、対応するn個の分割領域に配置するために縮小され、または回転させられているにすぎない。したがって、分割領域に配置される撮影画像の落書き画面上での位置座標は、上記縮小または回転により決定される一意の対応関係を有している。このことにより、主制御部80は、メイン表示・操作部62の画面上のタッチペン21の位置座標(X,Y)から、当該位置座標(X,Y)を含む分割領域以外の各分割領域において、当該位置座標(X,Y)と一意の対応関係を有する複写座標(X1,Y1),(X2,Y2),…,(Xn-1,Yn-1)を算出することができる。そこで、主制御部80は、タッチペン21の位置座標を含む分割領域以外の(n−1)個の分割領域毎に上記対応関係から複写座標を算出し、得られた複写座標(X1,Y1),(X2,Y2),…,(Xn-1,Yn-1)に基づいて、ステップS546の処理により描画されたスタンプ画像を、当該画像を含む分割領域以外の各分割領域内の対応する位置にコピーすることができる。
例えば、図5に示すレイアウト合成画像101は1種類の撮影画像からなるため、コピーモードが選択されているときに右上の分割領域に表示されている2人の利用者Uのに星形のスタンプ画像を配置すると、それ以外の分割領域に表示されている全ての2人の利用者Uの間に星形のスタンプ画像が自動的にコピーされる。したがって、利用者Uは各分割領域に同一の落書きを簡単に素早く行うことができる。
その後、上記スタンプ描画処理は終了して図6に示す処理へ復帰し、ステップS55の処理へ進む。前述したように、ステップS55では、いずれかの落書きペンを選択するための操作がメイン表示・操作部62において行われたか否かが判定され、この判定の結果、当該選択操作が行われた場合には、落書きペン描画処理が行われる(ステップS56)。
ここで、図6に示すステップS56の落書きペン描画処理についての詳しい処理(サブルーチン)について説明する。図8は、このサブルーチンの手順を示すフローチャートである。
まず、主制御部80は、メイン表示・操作部62の画面の中から選択された落書きペン画像を作成するためデータを補助記憶装置から呼び出し、メモリに一時記憶する(ステップS561)。なお、落書きペンの選択操作もスタンプ画像の選択操作と同様、タッチペン21を一旦メイン表示・操作部62の画面における所定部分(例えば図5に示すペン先アイコン201〜203の占める領域)に下ろした後に上げる動作によりなされるので、落書きペンが選択されたとき、タッチペン21は上げられている。
次に、メイン表示・操作部62に対しタッチペン21が下ろされる操作がなされたか否かを判定する(ステップS562)。この判定の結果、タッチペン21が未だ下ろされていない場合には、下ろされるまで待機し、タッチペン21が下ろされた場合に、ステップS563の処理へ進む。なお、上記待機中には所定のキャンセル処理またはタイムアウト処理がなされるものとする。
続いて、主制御部80は、メイン表示・操作部62の画面上でのタッチペン21の位置座標(X,Y)を取得し、連続的な軌跡を示す座標列としてとしてメモリに記憶する(ステップS563)。
次に、メイン表示・操作部62に対しタッチペン21が上げられる操作がなされたか否かを判定する(ステップS564)。この判定の結果、タッチペン21が下ろされている場合、ステップS543の処理に戻り、タッチペン21が上げられるまで上記処理が繰り返され(S564→S563→S564)、その後、ペンが上げられた場合、ステップS565の処理へ進む。
ステップS565では、画面上のタッチペン21の位置座標(X,Y)を含む上記座標列に対応するフレームバッファのアドレス位置に、上記軌跡を示す連続的な線が描画される。このことにより、メイン表示・操作部62に当該軌跡が表示される。すなわち、すでに表示されている撮影画像上の一部分に、当該軌跡が合成表示される。
続いて、主制御部80は、上記ステップS52の操作受け付け処理において設定されたフラグを参照することにより、コピーモードが選択状態であるか否かを判定する(ステップS566)。この判定の結果、コピーモードが選択状態でない場合、本落書きペン描画処理は終了して図6に示す処理へ復帰し、ステップS57の処理へ進む。コピーモードが選択状態である場合、ステップS567の処理へ進む。
ステップS567では、主制御部80は、メイン表示・操作部62の画面上のタッチペン21の位置座標(X,Y)を含む座標列に基づき、当該座標列を含む分割領域以外の各分割領域において当該座標列に相当する複写座標列を算出し、当該複写座標列に対応するフレームバッファの各アドレス位置に、メモリに一時記憶されている上記落書きペン画像をそれぞれ描画する。このことにより、メイン表示・操作部62に表示される全ての分割領域内の対応する位置に当該落書きペン画像が表示される。
その後、落書きペン描画処理は終了して図6に示す処理へ復帰し、ステップS57の処理へ進む。前述したように、ステップS57では、落書きが終了したか否かが判定される。この判定の結果、落書きが終了した場合、主制御部80は、図4に示す処理へ復帰し、ステップS60における印刷処理へ進む。落書き処理が終了しない場合には、ステップS52の処理に戻り、落書き処理が終了するまで上記処理が繰り返される。
次に、図4に示すステップS60における印刷処理では、主制御部80は、印刷指示を示す操作信号を受け取ると、これに基づき、その時点でメイン表示・操作部62に表示されているレイアウト合成画像の出力を出力部(プリンタ)66に指示する。これにより、出力部66としてプリンタは、そのレイアウト合成画像を写真シールとして出力する。これにより、印刷処理が終了する。出力された写真シールは、本体部4の側面に設けられた取出口28から利用者Uによって取り出される。この印刷処理が終了すると、全ての処理は終了され、所定の金額に相当するコインが新たにコイン投入口26に投入されるまで待機状態となる。この待機状態において、所定の金額に相当するコインが新たに投入されると、上記と同様の処理(ステップS10〜S60)が実行される。
<4. 効果>
上記のように本実施形態によれば、撮像画像が適宜レイアウトされた合成画像(例えば図5に示すレイアウト合成画像101)に対して利用者Uの自由な落書きにより、落書きペン画像やスタンプ画像などの付加画像が合成される。このことにより、最終的に出力される写真内に配置される任意の撮影画像に落書きを行うことが可能であり(例えば撮影画像の全てに異なる落書きを行うことも可能であり)、かつ最終的に出力される写真がどのようなものになるかを利用者が落書き中に知ることができる。
また、上記のように本実施形態によれば、メイン表示・操作部62に表示される1つのレイアウト合成画像に含まれる複数の撮影画像に対して落書きを行うことができるため、一括して素早く落書きができるが、さらにコピーモードが選択された状態でレイアウト合成画像の1つの分割領域内に付加画像を合成する落書きを行うと、当該分割領域以外の分割領域にも同様の付加画像が合成される。このことにより、利用者Uは各分割領域に同一の落書きを簡単にさらに素早く行うことができる。
<5. 変形例>
上記実施形態では、入力手段としてペン型入力手段であるタッチペン21が備えられるが、入力位置の座標を取得可能な入力手段として、例えば指などで押すことにより座標入力が可能なタッチパネルやディジタイザ、マウス、またはトラックボールなどであってもよい。
上記実施形態では、メイン表示・操作部62により表示される図5に示すようなレイアウト合成画像101に対して、利用者Uがタッチペン21L,21Rを操作することにより落書きが行われるが、分割領域の数が比較的多いときには各分割領域が比較的小さくなるため、落書きがしにくい場合もあり得る。そこで、落書き処理時(S50)では、利用者Uの操作に従って、レイアウト合成画像101に含まれる分割領域の1つまたは複数が適宜拡大して表示され、この拡大された分割領域に対する落書きが受け付けられるように構成されていてもよい。そうすれば、利用者Uは撮影画像が見やすくなるため、拡大された分割領域に対する落書きを容易に行うことができる。なお、コピーモードが選択された状態であるときには、画像の拡大に応じて上記複写座標を座標変換する計算がなされるものとする。
上記実施形態では、出力される写真の大きさや形状に合わせて、図5に示すレイアウト合成画像101のように、複数の撮影画像が横向き(90度左に回転した状態)になってメイン表示・操作部62に表示されるが、横向きの画像には落書きがしにくい場合もある。そこで、落書き処理時(S50)では、利用者Uの操作に従って、レイアウト合成画像101を適宜(ここでは右に90度)回転させて表示され、この回転されたレイアウト合成画像に対する落書きが受け付けられるように構成されていてもよい。そうすれば、利用者Uは横向きの撮影画像に落書きする必要がなくなるため、容易に落書きを行うことができる。なお、コピーモードが選択された状態であるときには、画像の回転に応じて上記複写座標を座標変換する計算がなされるものとする。また、上記画像回転処理は、上記画像拡大処理と組み合わされて行われてもよい。
上記実施形態におけるコピーモードが選択された状態であるとき、ステップS547,S567の処理では、メイン表示・操作部62の画面上のタッチペン21の位置座標(X,Y)に基づき、各複写座標を算出する。しかし、各複写座標の対応関係は、レイアウト処理(S40)においてレイアウトが決定されたときに定まるため、ここで各複写座標が算出されてもよいし、予め当該レイアウトにより決定される上記対応関係を各レイアウトに関連づけて補助記憶装置などに記憶しておき、この対応関係を利用して複写座標を算出する構成であってもよい。
また、上記ステップS547,S567の処理におけるスタンプ画像または落書きペン画像の描画は、ステップS545,565の処理における描画の後に行われるが、これらの描画は同時に行われてもよい。
さらに、上記ステップS547,S567の処理におけるスタンプ画像または落書きペン画像の描画は、ステップS545,565の処理において描画される分割領域以外の全ての分割領域に対して行われるように説明したが、レイアウト合成画像に複数種類の撮影画像が含まれる場合には、ステップS545,565の処理において描画される分割領域に配置される撮影画像と同一の種類の撮影画像が配置される分割領域に対してのみ(コピーの)描画が行われるように構成されていてもよい。さらにまた、コピーされるべき分割領域は、利用者Uの操作に応じて決定されてもよい。
なお、レイアウト処理(S40)において選択された配置パターンに含まれるデータに基づくこれらステップS547,S567の処理により、レイアウト合成画像に配置される撮影画像の1つに合成されるべき付加画像を、レイアウト合成画像に配置される他の1つ以上の撮影画像にも合成するコピー手段としての機能が実現される。
上記実施形態における撮影画像は、一般的には最大6枚程度であるが、比較的短い所定の時間間隔を空けて連続的に撮影画像が取得される場合(すなわちいわゆる連写が行われる場合)、その枚数は例えば30枚程度になることがある。この場合には全ての撮影画像が撮影順に配置されたレイアウト合成画像を生成するものとする。このことにより、比較的多数の撮像画像を含むレイアウト合成画像に対して一括して落書きを行うことができるため、利用者の時間と費用を節約することができる。特に、コピーモードが選択される場合には、コピーモードによる上記描画によって時間の節約が可能になるばかりでなく、連写が行われる場合には一連の撮影画像が互いに類似した構図となることが多いため、このような撮影画像を含むレイアウト合成画像に対してコピーモードによる描画を行うことができる本装置が好適であるといえる。
本発明の一実施形態に係る遊戯用写真作成装置の側面図である。 一実施形態に係る遊戯用写真作成装置の本体部を示す正面図である。 一実施形態に係る遊戯用写真作成装置の要部を機能面から見た構成を示すブロック図である。 一実施形態に係る遊戯用写真作成装置における主制御部の動作を説明するためのフローチャートである。 一実施形態における落書き処理が行われる際のメイン表示・操作部による表示例を示す模式図である。 一実施形態における落書き処理の手順を示すフローチャートである。 一実施形態におけるスタンプ描画処理の手順を示すフローチャートである。 一実施形態における落書きペン描画処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
2 …撮影室
4 …本体部
10 …カメラ
11,12…フラッシュ
20 …液晶タッチパネル
21L,R …タッチペン
52 …撮像部(カメラ)
54 …確認表示部(プレビューモニタ)
62 …メイン表示・操作部(液晶タッチパネル)
66 …出力部(プリンタ)
70 …照明部
72 …I/O制御部(I/O制御装置)
80 …主制御部(主制御装置)
U …利用者

Claims (9)

  1. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、前記撮影手段により得られる撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記利用者による操作を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段により受け付けられた操作に応じて、複数の前記撮影画像を所定の位置に配置することにより所定のレイアウト合成画像を生成するレイアウト合成手段と、
    前記入力手段により受け付けられた操作に応じて、所定の付加画像を前記レイアウト合成画像に合成することにより前記合成画像を生成する落書き合成手段と
    を備えることを特徴とする、自動写真作成装置。
  2. 前記落書き合成手段は、前記レイアウト合成画像に配置される前記撮影画像の1つに合成されるべき前記付加画像を、前記レイアウト合成画像に配置される他の1つ以上の前記撮影画像にも合成するコピー手段を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自動写真作成装置。
  3. 前記落書き合成手段は、前記入力手段により受け付けられた操作に応じて、前記レイアウト合成画像を右または左に90度回転して表示する画像回転手段を含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動写真作成装置。
  4. 前記落書き合成手段は、前記入力手段により受け付けられた操作に応じて、前記レイアウト合成画像に配置される前記撮影画像を拡大して表示する画像拡大手段を含むことを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の自動写真作成装置。
  5. 前記入力手段は、複数備えられており、
    前記落書き合成手段は、前記複数の入力手段によりそれぞれ受け付けられた操作に応じて、前記付加画像をそれぞれ前記レイアウト合成画像に合成することにより前記合成画像を生成することを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の自動写真作成装置。
  6. 前記レイアウト合成手段は、連続的に撮影された複数の撮影画像を所定の位置に順に配置することにより所定のレイアウト合成画像を生成することを特徴とする、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の自動写真作成装置。
  7. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像ステップと、前記撮影ステップにおいて得られる撮影画像を含む合成画像を写真として印刷する印刷手段とを含む自動写真作成方法であって、
    前記利用者による操作を受け付ける入力ステップと、
    前記入力ステップにおいて受け付けられた操作に応じて、複数の前記撮影画像を所定の位置に配置することにより所定のレイアウト合成画像を生成するレイアウト合成ステップと、
    前記入力ステップにおいて受け付けられた操作に応じて、所定の付加画像を前記レイアウト合成画像に合成することにより前記合成画像を生成する落書き合成ステップと
    を含むことを特徴とする、自動写真作成方法。
  8. 請求項7に記載の自動写真作成方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 請求項7に記載の自動写真作成方法により写真として印刷されたことを特徴とする印刷媒体。
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