JP5119642B2 - 自動写真作成装置および自動写真作成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、利用者をカメラで撮影し、その撮影画像に基づき生成される合成画像を写真として出力する自動写真作成装置に関し、より詳細には、クロマキー合成の手法に基づき生成される合成画像を写真として出力する自動写真作成装置に関する。
従来より、利用者をカメラで撮影し、その撮影画像を写真として出力する遊戯用写真作成装置が知られている。このような遊戯用写真作成装置は、遊戯性または娯楽性が高いことから、撮影画像と合成すべき画像(以下「付加画像」という)を、利用者の嗜好に応じて、予め用意された多種多様な背景画像および前景画像から選択したり、タッチペンやライトペン等のペン型入力手段を用いて利用者が自由に描いたりできるように構成されているものが多い。利用者によるこのような行為は、撮影画像に対してなされるため、「落書き」と呼ばれる。
また近年では、上記遊戯用写真作成装置は、複数の利用者(典型的には2人の利用者)によって使用されることが多く、そのためそれぞれの利用者が個別に使用可能な複数のペン型入力手段が設けられ、各利用者が好む異なる落書きができるようになっている。そして、このときの落書きの対象となる撮影画像は、複数回の撮影により得られた複数枚の撮影画像のうち利用者により選択された数枚であることが多い。
さらに近年では、いわゆるクロマキー合成の手法を使用し、撮影された利用者の背景となるよう、予め記憶された複数の画像から利用者により適宜選択された付加画像を合成する落書きが行われることがある。このクロマキー合成の手法では、撮影すべき利用者の背後に単一色(例えば青色や緑色など)の背景を配置し、この背景と利用者とを撮影した撮影画像に含まれる背景の色をキー色(クロマ)として撮影画像のうちの当該色が含まれる領域(背景領域)をマスク(クロマキーマスクを作成)する。このマスクされた背景領域に対して利用者により適宜選択された画像の一部が合成されることにより、利用者の選択した画像があたかも現実の背景として撮影されたかのような合成画像が得られる。従来より、このようなクロマキー合成の手法を使用する自動写真作成装置がある(例えば特許文献1を参照)。
特開平5−161064号公報
しかし、上記従来の自動写真作成装置では、例えば2人の利用者により(被写体として2人の利用者が)撮影された1枚の撮影画像に対して所定の背景画像をクロマキー合成することができるにすぎず、2人の利用者がそれぞれ異なる撮影画像を選択して1枚の撮影画像に合成することはできない。
すなわち、上記従来の写真作成装置では、例えば2人の利用者が1枚の撮影画像を選択する際、自分が美しく撮影されているなどの理由でそれぞれの利用者において選択したい撮影画像が異なる場合、利用者がそれぞれ好む(自分が写る)撮影画像を選択して、落書きなどの対象となる1枚の撮影画像とすることができない。
そこで本発明の目的は、利用者がそれぞれ好む(自分が写る)撮影画像に基づき、落書きなどの対象となる1枚の画像を得ることができる自動写真作成装置を提供することである。
第1の発明は、所定の撮影領域における被写体である複数の利用者を含む像を複数回取得する撮影手段と、前記撮影手段により得られる撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮影手段による撮影対象であって、所定の色を付された被撮影面を有する背景提示手段と、
所定の操作入力を受け付ける操作入力手段と、
前記撮影手段により得られる複数の撮影画像に基づき、前記被撮影面の像が占める領域の色に対応するクロマキーマスクをそれぞれ作成し、作成されたクロマキーマスクを使用することによって前記利用者の像を切り取るとともに、同時に表示される複数の撮影画像のうち少なくとも2つ以上の撮影画像に対応して前記操作入力手段により受け付けられる2つ以上の操作入力に応じて、前記複数の利用者のうちの異なる一部の像をそれぞれ切り分ける切取手段と、
前記切取手段によって切り取られた前記一部の像のそれぞれと所定の背景付加画像とを合成するクロマキー処理を行うことにより、前記合成画像を生成するクロマキー処理手段と
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記クロマキー処理手段は、前記切取手段によって切り取られた前記一部の像に含まれる画像領域のうち、前記操作入力手段により受け付けられる操作入力に応じて決定される画像領域が前記合成画像から消去されるよう、前記クロマキーマスクを変更する消去手段を含むことを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、
前記クロマキー処理手段は、前記操作入力手段により受け付けられる操作入力に応じて前記切取手段によって切り取られた前記一部の像のそれぞれの合成のための位置関係を変更する位置変更手段を含むことを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明において、
前記クロマキー処理手段は、前記操作入力手段により受け付けられる操作入力に応じて前記切取手段によって切り取られた前記一部の像のそれぞれの合成において生じる先後関係を変更する先後変更手段を含むことを特徴とする。
第5の発明は、所定の撮影領域における被写体である複数の利用者を含む像と所定の色を付された被撮影面を有する背景提示手段の当該被撮影面の像とを複数回取得する撮影ステップと、前記撮影ステップにおいて得られる撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
所定の操作入力を受け付ける操作入力ステップと、
前記撮影ステップにおいて得られる複数の撮影画像に基づき、前記被撮影面の像が占める領域の色に対応するクロマキーマスクをそれぞれ作成し、作成されたクロマキーマスクを使用することによって前記利用者の像を切り取るとともに、同時に表示される複数の撮影画像のうち少なくとも2つ以上の撮影画像に対応して前記操作入力ステップにおいて受け付けられる2つ以上の操作入力に応じて、前記複数の利用者のうちの異なる一部の像をそれぞれ切り分ける切取ステップと、
前記切取ステップにおいて切り取られた前記一部の像のそれぞれと所定の背景付加画像とを合成するクロマキー処理を行うことにより、前記合成画像を生成するクロマキー処理ステップと
を備えることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明に記載の自動写真作成方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。
上記第1の発明によれば、切取手段により作成されたクロマキーマスクを使用することによって利用者の像を切り取るとともに、同時に表示される複数の撮影画像のうち少なくとも2つ以上の撮影画像に対応して操作入力手段により受け付けられる2つ以上の操作入力に応じて、複数の利用者のうちの異なる一部の像をそれぞれ切り分けることで、例えば利用者がそれぞれ好む(典型的には自分が写る)複数の撮影画像から所望の領域を設定し、作成されるクロマキーマスクをクロマキー処理手段により使用した画像合成を行うことにより、複数の撮影画像から落書きなどの対象となる1枚の合成撮影画像を得ることができる。
上記第2の発明によれば、利用者の操作入力に応じて決定される画像領域が合成画像から消去されるようクロマキーマスクが変更される。この構成により、例えば一方の利用者の像のみを含むよう切り分けようとしても他方の利用者の像の一部が含まれてしまうことが避けられない場合や、誤って他方の利用者の像の一部が含まれるよう切り分けてしまう場合であっても、容易に不要な画像を消去することができるので、複数の撮影画像のうち不要な部分が取り除かれた撮影画像から、落書きなどの対象となる1枚の合成撮影画像を得ることができる。
上記第3の発明によれば、利用者の操作入力に応じて、切取手段によって切り取られた一部の像のそれぞれの合成のための位置関係が変更されるので、あたかも利用者の像を所望の位置に動かしたかのような合成撮影画像を得ることができる。
上記第4の発明によれば、利用者の操作入力に応じて、切取手段によって切り取られた一部の像のそれぞれの合成において生じる先後関係が変更されるので、あたかも或る利用者の像を奥側に、また別の或る利用者の像を手前側に重ねたかのような合成撮影画像を得ることができる。
上記第5の発明によれば、上記第1の発明と同様の効果を自動写真作成方法において奏することができる。
上記第6の発明によれば、上記第1の発明と同様の効果を自動写真作成プログラムにおいて奏することができる。
以下、本発明の一実施形態につき添付図面を参照して説明する。
<1. 全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る自動写真作成装置(遊戯用写真作成装置)を側面から見た図であり、図2は、この写真作成装置の本体部4を正面から(被写体としての利用者Uから)見た図である。以下、これらの図を参照して、本実施形態に係る自動写真作成装置の全体構成について説明する。
この自動写真作成装置は、利用者Uが入る撮影室2と、利用者Uの撮影画像を含む合成画像を生成して写真シール(または写真カード)として出力する本体部4とを備えている。なお、利用者Uは1人以上であればよいが、説明の便宜のためここでは2人であるものとする。
撮影室2は、略直方体形状であって、内部に入る利用者Uの後ろの面である背面にはクロマキー合成処理のための単一の色(ここでは青色または緑色)が付されている。なお、これらの色は上記床面等にも付されていてもよい。なお、左右側面の一部には、利用者Cが出入りするための開口部と、当該開口部の一部または全部を覆う遮光カーテンとが設けられている。
本体部4は、利用者Uを撮影する撮影手段としてのカメラ10と、当該カメラ10の上方の適宜の位置に配置され閃光を発する照明手段としてのフラッシュ11と、当該カメラ10の下方に配置されたCRT(Cathode Ray Tube)または液晶ディスプレイパネル等からなる表示装置であるプレビューモニタ22と、利用者Uに対して撮影のための操作画面などを提供する液晶ディスプレイおよび当該操作画面を覆う操作位置検出用の透明シートからなる液晶タッチパネル20と、液晶タッチパネル20に対する操作に使用される2つのタッチペン21L,21Rとを備える。
カメラ10は、典型的には、CCD(電荷結合素子)を利用してデジタル画像信号を生成するデジタルカメラであって、撮影室2内の利用者Uを撮影し、その撮影画像を表す画像信号を出力する。
プレビューモニタ22は、上記画像信号の表す画像をリアルタイムで表示するように構成されており、カメラ10によって得られる撮影画像を確認するために使用される。
液晶タッチパネル20は、上述の操作画面などを提供する表示手段として機能するほか、撮影のための操作手段など、利用者Uによる各種操作を受け付ける操作手段として機能する。なお、液晶タッチパネル20は、タッチペン21L,21Rにより操作されるが、利用者Uの指などにより操作されてもよく、例えば上記透明シートを含まない静電誘導方式の操作位置検出機能を有する液晶タッチパネルなどであってもよい。
また本体部4は、コンピュータを中心に構成され各部の制御等を行う主制御装置、I/O制御装置、およびカメラ10により得られる撮影画像を含む合成画像を写真シール(または写真カード)として出力するプリンタ等を内蔵している。さらに、本体部4は、前面下方にコイン投入口26を、側面に写真シールの取出口28を、それぞれ備えている。さらにまた、本体部4は、本自動写真作成装置の動作中は常時点灯される照明装置13L,13Rをカメラ10の左右にそれぞれ備えている。
<2. 機能的構成>
図3は、本実施形態に係る自動写真作成装置の要部を機能面から見た構成を示すブロック図である。この自動写真作成装置は、機能的には、撮影部52と、確認表示部54と、メイン表示・操作部62と、出力部66と、照明部70と、I/O制御部72と、主制御部80とから構成される。
この構成において、撮影部52は、CCD等の撮像素子を用いて構成されるカメラ10に相当し、リアルタイムに画像を取り込んで当該画像(この画像は「スルー画像」と呼ばれる)を表す画像信号を出力する。この画像信号は主制御部80に入力されて、その内部のメモリにスルー画像データとして一時的に記憶される。また、このスルー画像データは、スルー画像信号として主制御部80から確認表示部54に供給される。確認表示部54は、プレビューモニタ22に相当し、そのモニタ用画像信号に基づきスルー画像をリアルタイムで表示する。
メイン表示・操作部62は、液晶タッチパネル20に相当し、出力されるべき写真のレイアウトを決定するための利用者Uの操作や、シャッター操作等を受け付け、これらの操作を示す信号は、操作信号として主制御部80に入力される。いま、利用者Uの撮影のために後述する図5に示されるシャッターボタンが押下されたとすると、主制御部80からの指示に基づき、数秒程度の予め決められた時間の経過後にカメラ10の撮影方向にフラッシュ11から閃光が放たれる。そのとき、利用者Uの撮影画像を表す信号として撮影部52から出力される画像信号が主制御部80に入力され、主制御部80内のメモリまたは補助記憶装置としてのハードディスク装置等に撮影画像データとして格納される。
出力部66は、本体部4に内蔵されるプリンタに相当し、主制御部80からの指示に基づき、液晶タッチパネル20における利用者Uの落書きに応じて画像処理された上記撮影画像データの表す画像を写真シール(または写真カード)として出力する。
照明部70は、本体部4における照明装置13L,13Rとフラッシュ11とに相当し、主制御部80からの指示に基づきI/O制御部72によって点灯/消灯および調光が制御される。
I/O制御部72は、本体部4に内蔵されるI/O制御装置に相当し、主制御部80からの指示に基づき、照明部70を制御する。また、後述のコイン検出部(不図示)からの検出信号等の入力信号を主制御部80へ転送する。
主制御部80は、本体部4に内蔵され、CPUや、メモリ、フレームバッファ、タイマー、補助記憶装置などを含むコンピュータを中心に構成される主制御装置に相当し、内部メモリに格納された所定プログラムをCPUが実行することにより、上述のようにして入力される操作信号等に基づき各部を制御するために、上述のように各部に指示を出す。また、後述するように、2つの撮影画像データから利用者が切り取った2つの領域を含む画像を合成することにより1つの合成撮影画像データを生成するともに、この合成撮影画像データと背景とされるべき画像のデータとを合成することにより、撮影画像に含まれる利用者Uの像に対して所定の背景画像が背景となるように合成された画像である合成画像を生成する。生成された画像はフレームバッファに書き込まれることにより、メイン表示・操作部62に表示される。さらに、当該合成撮影画像に対する落書き処理を行うための操作信号に基づき上記画像データの一部を書き換えることにより、当該合成撮影画像に所定画像を描画した画像である合成画像を生成する。生成された合成画像はメイン表示・操作部62に表示される。上記のような画像合成が終了すると、その後、出力部66からは合成画像が写真シール等として出力される。出力された写真シール等は、本体部4の側面に設けられた取出口28から取り出される。
上記の構成要素の他、本体部4におけるコイン投入口26に投入されたコインを検出するためのコイン検出部(不図示)が更に本体部4に設けられており、主制御部80は、コイン検出部での検出結果に基づき、利用者Uに所定時間だけ撮影や撮影画像に対する描画等による合成画像の生成など、本自動写真作成装置によるプレイを許容するように各部を制御する。このコイン検出部やその検出結果に基づく主制御部80による制御動作は、従来の自動写真作成装置と同様であって周知であるので、その詳しい説明を省略する。
なお、主制御装置において実行される上記所定プログラムは、例えば、そのプログラムを記録した記録媒体であるCD−ROMによって提供される。すなわち、上記所定プログラムの記録媒体としてのCD−ROMが主制御装置内に補助記憶装置として内蔵されたCD−ROM駆動装置に装着され、そのCD−ROMから所定プログラムが読み出されて補助記憶装置としてのハードディスク装置にインストールされる。また、上記所定プログラムは、CD−ROM以外の記録媒体や通信回線を介して提供されてもよい。そして、本自動写真作成装置の起動のための所定操作がなされると、ハードディスク装置にインストールされた所定プログラムは、主制御装置内のメモリに転送されてそこに一時的に格納され、主制御装置内のCPUによって実行される。これにより、主制御装置による上記各部の制御処理が実現される。
<3. 動作>
<3.1 全体的な動作>
上述のように本実施形態における主制御部80の動作は、その内部のCPUが上記所定プログラムを実行することにより実現される。図4は、このようにして実現される主制御部80の動作の手順を示すフローチャートである。本実施形態では、コイン投入口26に所定のコインが投入されると、本自動写真作成装置は、以下のように動作する。
まず、主制御部80は、装置の初期化処理、すなわち各ハードウェアの初期化や、設定値として主制御部80に記憶されるデータの初期化処理を行い、さらに予め決められた撮影のための時間(以下「撮影時間」という)が経過するとタイムアウトとなるようにタイマーを設定し、そのタイマーをスタートさせる(ステップS10)。
続いて、主制御部80は、利用者Uを撮影するための撮影処理を行う(ステップS20)。この撮影処理において、主制御部80は、メイン表示・操作部62の画面に表示されるシャッターボタンが押されたか否かを操作信号に基づき判定し、シャッターボタンが押されるまで待機する。なお、シャッターボタンが一度も押されないまま撮影時間が終了するときには、シャッターボタンが押されたときの処理が自動的に行われるものとする。
図5は、この撮影処理時におけるメイン表示・操作部62の操作画面例を示す図である。この図5に示されるように、操作画面200は、これまでに撮影した撮像画像を縮小した画像を表示するサムネイル領域201と、これから撮影しようとする(撮像画像となるべき)画像を表示するプレビュー領域202と、シャッター動作を開始する利用者の操作入力を受け付けるためのシャッターボタン203とを含んでいる。利用者は、メイン表示・操作部62である液晶タッチパネル20に表示されるシャッターボタン203をタッチペン21L,21Rのいずれかで押下することによりシャッター動作を開始させる操作入力を行う。
シャッターボタン203が押下されると、主制御部80は、撮影開始を利用者にメイン表示・操作部62の画面で知らせ、数秒程度の予め決められた時間の経過後に撮影部(カメラ)52に撮影信号(シャッター信号)を送る。これにより、撮影部52のシャッター動作と同期して照明部(フラッシュ)70が閃光を放ち、主制御部80がキャプチャ処理を開始する。すなわち、主制御部80は、照明部(フラッシュ)70からの閃光で照らされた利用者Uの撮影画像を表す信号として撮影部52から出力される画像信号を受け取り、メモリまたは補助記憶装置内に撮影画像の画像ファイルとして格納する。なお、所定の撮影時間の間、シャッターボタンが押下される毎に上記キャプチャ処理が実行され、撮影画像が画像ファイルとして一時的に保存される。
次に、主制御部80は、予め定められた回数(ここでは3枚ずつ4回の合計12回)の撮影が行われることにより撮影が終了したか、撮影時間を示すタイマがタイムアウトとなることにより撮影が終了したか、または撮影時間の経過前であっても、メイン表示・操作部62に対して撮影処理の終了を指示する操作が行われることにより撮影が終了したか否かを判定する(ステップS30)。撮影が終了した場合、処理は次のステップS40に進む。撮影が終了しない場合には、ステップS20の処理に戻り、撮影が終了するまで上記処理が繰り返される(S30→S20→S30)。
撮影が終了した場合、主制御部80は、ステップS20において得られる複数の撮影画像から利用者のメイン表示・操作部62に対する操作入力に応じて2つの領域を設定する領域設定処理を行う(ステップS40)。
図6は、上記2つの領域を設定する操作を受け付けるためのメイン表示・操作部62の操作画面例を示す図である。この図6に示されるように、操作画面400は、各撮影画像を表示する第1から第3までの表示領域401〜403と、領域の設定を確定させるための確定ボタン405とを含んでいる。2人の利用者は、メイン表示・操作部62である液晶タッチパネル20に表示される第1から第3までの表示領域401〜403のうちそれぞれが好む撮影画像に含まれる自分の像を囲むように、それぞれ把持するタッチペン21L,21Rで軌跡(図中の点線)を描くことにより、当該軌跡(および画像の端部)で囲まれた領域を設定する操作入力を行う。ここでは、一方の利用者Uaがタッチペン21Lを使用することにより、第1の表示領域401に表示される第1の撮影画像に含まれる自らの像を囲むように(図中の点線で囲まれた)第1の領域を設定し、他方の利用者Ubがタッチペン21Rを使用することにより、第3の表示領域403に表示される第2の撮影画像に含まれる自らの像を囲むように(図中の点線で囲まれた)第2の領域を設定するものとする。なお、これらの領域は図では異なる撮影画像において設定されているが、同一の撮影画像において設定されてもよいし、必ずしも自分の像を囲むように領域を設定する必要はない。その後、利用者は設定範囲を確定させるため、確定ボタン205をタッチペン21Lまたはタッチペン21Rで押下する。この操作入力により、ステップS40の処理は終了し、続くステップS50の処理に進む。なお、ここでは説明の便宜のため、上記領域設定処理により1枚の合成画像のみが作成されるよう説明したが、実際には4枚ないし6枚の合成画像を作成するための領域設定処理が繰り返しなされる。
次に、主制御部80は、利用者のメイン表示・操作部62に対する操作入力により設定された第1および第2の領域を含む各画像に対して、クロマキーマスクを作成する処理を行う(ステップS50)。このクロマキーマスク作成処理の詳しい内容について、図7を参照して詳しく説明する。
図7は、上記クロマキーマスク作成処理の詳細なサブルーチン処理の手順を示すフローチャートである。図7に示すステップS510において、主制御部80は、第1の撮影画像に含まれる第1の領域のための第1のクロマキーマスクを作成する。この第1のクロマキーマスクは、周知の合成マスク(アルファチャネル)であって、対象となる画像(ここでは第1の領域)のうちのキー色(ここでは青色または緑色)を有する領域、すなわち第1の領域に含まれる撮影室2の背面の像が占める領域を透明とし、第1の領域に含まれるそれ以外の領域を非透明とするためのデータである。この合成マスクは一般的には対象となる画像の画素毎に0(完全透明)から255(完全非透明)までの透過度を示す値αが設定される。なおここでのαは、0および255のみが使用されるものとする。
このようなクロマキーマスクを使用することにより、詳しくは後述するように、撮影画像の非透明領域(α=255)に相当する背景画像の領域は隠され(マスクされ)、その透明領域(α=0)に相当する背景画像の領域は見えるように合成される。そのため、あたかも対象となる撮影画像の非透明領域の部分が切り取られ、切り取られた当該部分が上記背景画像に対して貼り付けられたような合成画像が得られる。なお、この背景画像は後述する落書き処理中に利用者の選択操作に応じて予め用意された複数の背景画像から1つが選ばれる。
次にステップS520において、主制御部80は、第1の撮影画像のうち第1の領域以外の領域がマスクされないように第1のクロマキーマスクを変更する。この第1の領域以外の領域には、もともとマスクされない(すなわち透明とされる)キー色を有する領域、すなわち第1の領域に含まれる撮影室2の背面の像が占める領域が含まれているが、さらに他の利用者の像、ここでは図6に示される第1の表示領域401に表示される第1の撮影画像における利用者Ubの像が含まれている。しかしこの利用者Ubの像は第1の領域内に含まれるよう設定されておらず、利用者Uaにとっては不要な画像である。そこで、この利用者Ubの像もマスクされないよう(すなわち透明となるよう)第1のクロマキーマスクが変更される。このことにより、第1の撮影画像に対して第1のクロマキーマスクを適用すれば、利用者Uaの像のみが背景画像に対してマスクされるので、あたかも対象となる撮影画像の利用者Uaの部分が切り取られ、切り取られた当該部分が上記背景画像に対して貼り付けられたような合成画像が得られる。もっとも実際には後述するように、第2の撮影画像に対しても同様の処理がなされ、第1の撮影画像と適宜に合成されるので、上記背景画像に対して利用者Ua,Ubの像が貼り付けられたような合成画像が得られる。
続いてステップS530において、主制御部80は、ステップS510と同様に、第2の撮影画像に含まれる第2の領域のための第2のクロマキーマスクを作成する。この第2のクロマキーマスクは、第1のクロマキーマスクとは対象となる画像が異なるもののこれと同様の構成であるので、その説明を省略する。
次にステップS540において、主制御部80は、ステップS520と同様に、第2の撮影画像のうち第2の領域以外の領域がマスクされないように第2のクロマキーマスクを変更する。その後上記クロマキーマスク作成処理は終了し、図4に示す処理の流れに復帰する。
再び図4を参照すると、主制御部80は、メイン表示・操作部62において撮影画像の修正や合成の位置関係および先後関係の決定を行う利用者の操作入力を受け付ける(ステップS60)。この画像修正処理の詳しい内容については後述する。
次に、主制御部80およびメイン表示・操作部62による落書き処理が行われる(ステップS70)。この落書き処理では、主制御部80により落書き処理のために予め決められた時間(以下「落書き時間」という)が設定され、この落書き時間内に利用者Uは液晶タッチパネル20を使用することにより落書きを行う。具体的には、液晶タッチパネル20に撮影画像および落書きのための各種アイコン等、例えば、仮想的な落書きペンの太さや色などを選択可能にするため表示されるペン先アイコンやスタンプ画像を選択可能にするため表示されるスタンプアイコン等が表示され、これらに対する利用者Ua,Ubによる操作が受け付けられる。すなわち利用者Uは、液晶タッチパネル20でこれらの各種アイコン等のうちの1つを選択する(すなわち表示されたアイコン上にタッチペン21R,21Lを接触させて確定させる)操作や、表示画面上の所望の位置を指定する操作などを行うことにより、仮想的な落書きを行う。
また、この落書き時間中に、利用者の選択操作に応じて予め用意された複数の背景画像から1つが選ばれる。なお、この選択操作は、ステップS50における画像修正処理中に行われてもよい。こうして選ばれた背景画像は印刷される合成画像に背景として合成されるが、さらに落書きのために表示されている合成撮影画像に直ちに背景として合成されてもよい。
なお、この落書き処理の前(または後)に、出力すべき写真シールに複数の撮影画像(またはこれを含む合成画像)を適宜配置するレイアウト処理が行われてもよい。このレイアウト処理では、予め定められた制限時間内で撮影画像をどのように配置するかを決定するための操作を受け付けることにより、所定の位置に撮影画像または合成画像が配された画像であって写真シール等を印刷するための合成画像が生成される。なお、前述したように、実際には4枚ないし6枚の合成画像が生成されるので、上記レイアウト処理ではこれらの合成画像が適宜に配置されることになる。
続いてステップS80における印刷処理では、上記ステップ60において画像修正処理を受け、ステップS70における落書き処理により生成された合成画像が出力される。すなわち、主制御部80は、(クロマキー合成され)落書き等をされた合成画像の出力を出力部(プリンタ)66に指示する。これにより、出力部66としてのプリンタは、その合成画像を写真シールとして出力する。
そうして上記ステップS80における印刷処理が終了すると、図4に示す一連の処理は終了され、所定の金額に相当するコインが新たにコイン投入口26に投入されるまで図4に示す処理は実行待ち状態となる。この実行待ち状態において、所定の金額に相当するコインが新たにコイン投入口26に投入されるまで図4に示す処理は実行待ち状態となる。この実行待ち状態において、所定の金額に相当するコインが新たに投入されると、上記と同様の処理(ステップS10〜S80)が実行される。
<3.2 画像修正処理における動作>
次に、上述した画像修正処理(ステップS60)の詳しい内容について図8および図9を参照して説明する。図8は、上記画像修正処理の詳細なサブルーチン処理の手順を示すフローチャートである。図8に示すステップS610において、主制御部80は、メイン表示・操作部62の後述する図9に示されるような操作画面上に、画像修正を行うべき第1および第2の撮影画像を合成のために決定される座標に合成して表示する。
なお、上記座標の初期値はこれら第1および第2の撮影画像の当初の座標(すなわち第1および第2の撮影画像が同位置に重ね合わされる座標)であるが、後述するようにこの座標は変更されることがある。
また、これら第1および第2の撮影画像には、それぞれ合成において生じる先後関係が定められており、その先後関係に応じて第1または第2の撮影画像のうち一方が手前になり、また他方が奥になるよう合成して表示される。なお、ここでは説明の便宜上、最初は第1の撮影画像が手前に表示され、第2の撮影画像が奥に表示されるようにその先後関係の初期値が定められているものとする。
ここで、上記先後関係は、具体的には以下のように実現される。すなわち、第1または第2の撮影画像に対応する第1および第2のクロマキーマスクに含まれる非透明領域の部分が同じ位置で重複する場合、奥に表示されるべき画像に対応する第1または第2のクロマキーマスクの上記重複領域に相当する非透明領域の部分を透明領域に変更することにより実現される。このとき手前に表示されるべき画像に対応する第1または第2のクロマキーマスクの非透明領域の部分は変更されない。なおこのような先後関係の実現手法は一例であって、一方が手前に他方が奥になるよう合成して表示されるような周知の画像合成手法を使用することが可能である。
次にステップS620において、主制御部80は、メイン表示・操作部62に対して利用者により第1または第2の撮影画像をペンで移動する後述する操作入力が行われるか否かを判定する。この判定の結果、ペンで移動する操作入力が行われる場合(ステップS620においてYesの場合)、主制御部80は、上記操作入力に応じて第1または第2の撮影画像の合成のための座標を変更する(ステップS630)。なお、この動作については後述する図9を参照して詳しく説明する。また、上記判定の結果、ペンで移動する操作入力が行われない場合(ステップS620においてNoの場合)、処理はステップS640に進む。
続くステップS640において、主制御部80は、メイン表示・操作部62に対して利用者により第1または第2の撮影画像の上述した合成のための先後関係(手前か奥か)を決定するための後述する操作入力が行われるか否かを判定する。この判定の結果、先後関係を決定する操作入力が行われる場合(ステップS640においてYesの場合)、主制御部80は、上記操作入力に応じて第1または第2の撮影画像の先後関係を変更する(ステップS650)。また、上記判定の結果、先後関係を決定する操作入力が行われない場合(ステップS640においてNoの場合)、処理はステップS660に進む。
次にステップS660において、主制御部80は、メイン表示・操作部62に対して利用者により第1または第2の撮影画像のうち不要な画像部分を消去するための後述する操作入力が行われるか否かを判定する。この判定の結果、消去するための操作入力が行われる場合(ステップS660においてYesの場合)、主制御部80は、上記操作入力に応じて第1または第2の撮影画像の該当部分を消去する(具体的には透明領域とする)処理を行う(ステップS670)。また、上記判定の結果、消去するための操作入力が行われない場合(ステップS660においてNoの場合)、処理はステップS680に進む。
続いてステップS680において、主制御部80は、メイン表示・操作部62に対して利用者により画像修正処理を確定する操作入力が行われるか否かを判定する。この判定の結果、確定される場合(ステップS680においてYesの場合)、主制御部80は、ステップS630において変更された(または当初の)座標に、かつステップS650において変更されたされた(または当初の)先後関係で、ステップS670において消去された領域が透明化された第1および第2の撮影画像を合成し、合成撮影画像を作成する。その後、本画像修正処理は終了して図4の処理に復帰する。また、上記判定の結果、確定されない場合(ステップS680においてNoの場合)、処理はステップS610に戻り、確定されるまで上記処理が繰り返される(S680→S610→…→S680)。
ここで、上記画像修正のための各種操作入力を受け付ける操作画面について図9を参照して詳しく説明する。図9は、この画像修正処理時における各種操作入力を受け付けるメイン表示・操作部62の操作画面例を示す図である。
この図9に示されるように、操作画面600は、第1および第2の撮影画像を(利用者の指示する座標および先後関係で)合成した画像を表示する合成画像表示領域606と、この合成画像表示領域606内に表示される利用者Ua,Ubの像(を含む第1および第2の撮影画像)を任意の位置にタッチペン21L,21Rで移動させる指示を開始するためのペン移動ボタン601L,601Rと、利用者Ua,Ubの像(を含む第1および第2の撮影画像)の先後関係(手前か奥か)を決定するための手前ボタン602L,602Rおよび奥ボタン603L,603Rと、不要な画像領域(例えば図中のゴミ画像607)を消去するための消しゴムボタン604L,604Rと、画像修正を確定させるための確定ボタン605とを含んでいる。
この図9を参照して、まず上記ステップS620,S630の処理に関連するペン移動ボタン601L,601Rについて説明する。図9に示されるように、ペン移動ボタン601L,601Rは、合成画像表示領域606の左右に1つずつが設けられており、これらのボタンはそれぞれタッチペン21L,21Rで押下されることにより対応する撮影画像を移動可能とする選択状態となる。例えば、タッチペン21Rによりペン移動ボタン601Rが押下される場合、当該ペン移動ボタン601Rが選択状態となって、タッチペン21Rにより利用者Ubの像を含む第2の撮影画像の座標を移動させることが可能になる。具体的には、タッチペン21Rにより利用者Ubの像を押下しながら所望の位置に移動(ドラッグ)することにより、第2の撮影画像の合成のための座標が変更される。この変更の結果、上記ステップS610において第1および第2の撮影画像の位置関係が変更され、あたかも利用者Ubの像を上記所望の位置に動かしたかのような画像が合成画像表示領域606に表示される。
なお、ここではペン移動ボタン601Lをタッチペン21Lで押下することにより利用者Uaの像が移動可能になり、ペン移動ボタン601Rをタッチペン21Rで押下することにより利用者Ubの像が移動可能となるように説明したが、タッチペン21L,21Rで選択された利用者Ua,Ubの像を含むいずれの画像も移動可能となる構成であってもよいし、ペン移動ボタン601Lをタッチペン21Rで押下することにより利用者Ubの像が移動可能になり、ペン移動ボタン601Rをタッチペン21Lで押下することにより利用者Uaの像が移動可能となってもよい。
次に上記ステップS640,S650の処理に関連する手前ボタン602L,602Rおよび奥ボタン603L,603Rについて説明する。図9に示されるように、手前ボタン602L,602Rおよび奥ボタン603L,603Rは、それぞれ合成画像表示領域606の左右に1つずつが設けられており、これらのボタンはそれぞれタッチペン21L,21Rで押下されることにより左右の先後関係が論理的に整合するように(すなわちいずれかが手前でいずれかが奥になるように)選択状態となる。例えば、手前ボタン602Lをタッチペン21L,21Rで選択すると、奥ボタン603Lは当然非選択状態となるとともに、奥ボタン603Rが選択状態となる(また手前ボタン602Rは非選択状態となる)。逆に、奥ボタン603Lがタッチペン21L,21Rで選択されると、手前ボタン602Rが選択状態となる(また手前ボタン602Lおよび奥ボタン603Rは非選択状態となる)。例えば奥ボタン603Lが選択されることにより先後関係が決定されると、上記ステップS610において第1および第2の撮影画像の先後関係が変更され、前述したようにあたかも利用者Ubの像を奥側に、また利用者Ubの像を手前側に重ねたかのような画像が合成画像表示領域606に表示される。
続いて上記ステップS660,S670の処理に関連する消しゴムボタン604L,604Rについて説明する。図9に示されるように、消しゴムボタン604L,604Rは、合成画像表示領域606の左右に1つずつが設けられており、これらのボタンはそれぞれタッチペン21L,21Rで押下されることにより対応する撮影画像の一部が消去可能となる選択状態となる。例えばタッチペン21Rで消しゴムボタン604Rを押下することにより、利用者Ubの像を含む第2の撮影画像を部分的に消去することが可能となる。その後例えばタッチペン21Rを第2の撮影画像に含まれる不要な画像領域(ここでは図中に示されるゴミ画像607)に接触させることにより、対応する位置の第2のクロマキーマスクが透明化される。このことにより当該画像が消去される。
ここで、図9に示されるゴミ画像607は、図6において前述したように、利用者Ubがタッチペン21Rを使用することにより、図6に示される第3の表示領域403に表示される第2の撮影画像に含まれる自らの像を囲むように(図中の点線で囲まれた)第2の領域を設定する際、(誤ってまたは仕方なく)利用者Uaの像の一部を第2の領域内に取り込んで設定したために生じている。この図6に示される第3の表示領域403に表示される第2の撮影画像のように、利用者Ua,Ubが重なって写ることは頻繁に起こり得るので、一方の利用者の像のみを含むよう領域を設定しようとしても他方の利用者の像の一部が含まれてしまうことは避けられない。また誤って他方の利用者の像の一部が含まれるよう領域を設定してしまうこともある。このような場合にも、上記ステップS660,S670の処理により、容易に不要な画像を消去することができるので、利用者がそれぞれ好む(自分が写る)2枚の撮影画像のうち不要な部分が取り除かれた2枚の撮影画像を、落書きなどの対象となる1枚の合成撮影画像とすることができる。
<4. 効果>
以上のように、本実施形態の自動写真作成装置は、上記ステップS40における領域設定処理により利用者がそれぞれ好む(自分が写る)撮影画像から所望の領域を設定し、上記ステップS50におけるマスク作成処理により得られるクロマキーマスクを使用した画像合成を行うことにより、落書きなどの対象となる1枚の合成撮影画像を得ることができる。
<5. 変形例>
上記実施形態では、ステップS60における画像修正処理が終了した後、ステップS70において上記画像修正処理により得られる合成撮影画像に基づき落書き処理が行われる構成であるが、上記画像修正処理は落書き処理と同時に行われてもよい。すなわち、落書き処理中に上記画像修正処理すなわち2つの画像領域の位置関係や先後関係を修正しまた不要部分を消去する操作入力を受け付ける構成であってもよい。
また、上記実施形態では、ステップS30において撮影が終了したと判定された後に領域設定処理(ステップS40)およびマスク作成処理(ステップS40)がなされるが、撮影がなされる毎に、すなわち撮影処理(ステップS20)の後に続いて領域設定処理(およびマスク作成処理)がなされる構成であってもよい。
上記実施形態では、2人の利用者Ua,Ubにより使用される例を説明したが、利用者の数は1人であっても、また3人以上であってもよい。例えば、利用者が3人である場合、それぞれの利用者により複数の撮影画像の中から3つの領域が選択され(ステップS40)、それぞれの領域に対応するクロマキーマスクが作成された後(ステップS50)、3つの領域の位置関係や先後関係などを設定し不要な画像領域を消去するなどの画像修正処理を行ってクロマキー合成された合成撮影画像を取得し(ステップS60)、この合成撮影画像に対する落書き処理を経て(ステップS70)、落書きされた合成画像が印刷される(ステップS80)。
上記実施形態では、利用者から見た筐体背面にキー色が付される構成であるが、筐体の背面以外の内面やそれ以外の平面または曲面(例えば椅子や装飾板など)や、撮影範囲に設けられるカーテンなどにキー色が付される構成であってもよい。
本発明の一実施形態に係る写真作成装置の側面図である。 上記実施形態に係る写真作成装置の本体部を示す正面図である。 上記実施形態に係る写真作成装置の要部を機能面から見た構成を示すブロック図である。 上記実施形態に係る写真作成装置における主制御部の動作を説明するためのフローチャートである。 上記実施形態において、撮影処理時での操作画面例を示す図である。 上記実施形態において、2つの領域を設定する操作を受け付けるための操作画面例を示す図である。 上記実施形態におけるクロマキーマスク作成処理の詳細なサブルーチン処理の手順を示すフローチャートである。 上記実施形態における画像修正処理の詳細なサブルーチン処理の手順を示すフローチャートである。 上記実施形態における画像修正処理時における各種操作入力を受け付ける操作画面例を示す図である。
符号の説明
2 …撮影室
4 …本体部
10 …カメラ
11 …フラッシュ
20 …液晶タッチパネル
21 …タッチペン
52 …撮影部(カメラ)
54 …確認表示部(プレビューモニタ)
62 …メイン表示・操作部(液晶タッチパネル)
66 …出力部(プリンタ)
70 …照明部(フラッシュ)
72 …I/O制御部(I/O制御装置)
80 …主制御部(主制御装置)
200,400,600 …操作画面
401〜403 …第1から第3までの表示領域
405,605 …確定ボタン
606 …合成画像表示領域
607 …ゴミ画像
Ua,Ub …利用者

Claims (6)

  1. 所定の撮影領域における被写体である複数の利用者を含む像を複数回取得する撮影手段と、前記撮影手段により得られる撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記撮影手段による撮影対象であって、所定の色を付された被撮影面を有する背景提示手段と、
    所定の操作入力を受け付ける操作入力手段と、
    前記撮影手段により得られる複数の撮影画像に基づき、前記被撮影面の像が占める領域の色に対応するクロマキーマスクをそれぞれ作成し、作成されたクロマキーマスクを使用することによって前記利用者の像を切り取るとともに、同時に表示される複数の撮影画像のうち少なくとも2つ以上の撮影画像に対応して前記操作入力手段により受け付けられる2つ以上の操作入力に応じて、前記複数の利用者のうちの異なる一部の像をそれぞれ切り分ける切取手段と、
    前記切取手段によって切り取られた前記一部の像のそれぞれと所定の背景付加画像とを合成するクロマキー処理を行うことにより、前記合成画像を生成するクロマキー処理手段と
    を備えることを特徴とする、自動写真作成装置。
  2. 前記クロマキー処理手段は、前記切取手段によって切り取られた前記一部の像に含まれる画像領域のうち、前記操作入力手段により受け付けられる操作入力に応じて決定される画像領域が前記合成画像から消去されるよう、前記クロマキーマスクを変更する消去手段を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自動写真作成装置。
  3. 前記クロマキー処理手段は、前記操作入力手段により受け付けられる操作入力に応じて前記切取手段によって切り取られた前記一部の像のそれぞれの合成のための位置関係を変更する位置変更手段を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自動写真作成装置。
  4. 前記クロマキー処理手段は、前記操作入力手段により受け付けられる操作入力に応じて前記切取手段によって切り取られた前記一部の像のそれぞれの合成において生じる先後関係を変更する先後変更手段を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自動写真作成装置。
  5. 所定の撮影領域における被写体である複数の利用者を含む像と所定の色を付された被撮影面を有する背景提示手段の当該被撮影面の像とを複数回取得する撮影ステップと、前記撮影ステップにおいて得られる撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
    所定の操作入力を受け付ける操作入力ステップと、
    前記撮影ステップにおいて得られる複数の撮影画像に基づき、前記被撮影面の像が占める領域の色に対応するクロマキーマスクをそれぞれ作成し、作成されたクロマキーマスクを使用することによって前記利用者の像を切り取るとともに、同時に表示される複数の撮影画像のうち少なくとも2つ以上の撮影画像に対応して前記操作入力ステップにおいて受け付けられる2つ以上の操作入力に応じて、前記複数の利用者のうちの異なる一部の像をそれぞれ切り分ける切取ステップと、
    前記切取ステップにおいて切り取られた前記一部の像のそれぞれと所定の背景付加画像とを合成するクロマキー処理を行うことにより、前記合成画像を生成するクロマキー処理ステップと
    を備えることを特徴とする、自動写真作成方法。
  6. 請求項5に記載の自動写真作成方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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