JP2005141999A - 複合スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチの操作性を低減させること無く、スイッチの小型化を図る。
【解決手段】複合スイッチ装置10は、回転操作される回転式スイッチ部14と回転式スイッチ部14の内側に設けられる押下式スイッチ部12とが一体化されている。この複合スイッチ装置10は、押下式スイッチ部12のプッシュノブ20に設けられる照射部16を照射可能な光源22を有する。そして、押下式スイッチ部12は、押下操作を受け付けるプッシュノブ20と、プッシュノブ20を水平方向に伸びる回転軸30を中心として回動自在に支持する支持部26と、プッシュノブ20の回動に応じて、基板19上に設けられたプッシュスイッチ42を押下する押下部材34と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、少なくとも押下式スイッチと回転式スイッチとが一体化された複合スイッチ装置に関する。
近年、車両に搭載される電子機器や家電製品等は、多様化、多機能化に伴い省スペース化が望まれている。また、それに伴い、この各電子機器等を操作する複数のスイッチ群も省スペース化が望まれている。そこで、従来から、複数のスイッチを一体化した複合スイッチが提案されている。
ところで、これらスイッチ群は、夜間でも良好な視認性を提供できるように、照明装置が内蔵されていることが多い。すなわち、夜間であっても、各スイッチの機能や操作状況がわかるように、スイッチノブの表面に、スイッチの機能を視覚的に理解できるような文字や図柄、スイッチの操作状況(ON/OFFなど)が分かるインジケータなどを形成し、これらを照明する。これにより夜間であっても各スイッチの機能や操作状況を理解することができ、操作性を向上させることができる。
このような、照明装置が内蔵された複合スイッチ装置として、特許文献1には、プッシュスイッチ部の周囲にダイヤルスイッチ部を配置した複合スイッチ装置が開示されている。これは、押下可能なスイッチノブの下方に当該スイッチノブ表面に配置された意匠プレートの照明を行う光源を有するプッシュスイッチ部と、前記スイッチノブの周囲に回動自在に配置されたダイヤルノブと当該ダイヤルノブと共に回転し前記意匠プレートに対するダイヤルノブの回転度合いを示すインジケータを照明する光源とを有するダイヤルスイッチ部と、を有している。このスイッチ装置によれば、各スイッチ部の情報(機能や操作状況)を光らせることができ、夜間でも、その情報を容易に確認できる。そして、これによりスイッチの視認性、ひいては、操作性を向上させることができる。
特開2000−16058号公報
ところで、この複合スイッチ装置のプッシュスイッチ部は、プッシュノブを垂直方向にストロークさせることにより、基板上に設けられたプッシュスイッチを押下する。そのため、プッシュノブの垂直移動をガイドするための垂直ガイド機構が必要となる。このガイド機構は、通常、スイッチノブの下方に設けられる略円筒である。この略円筒は、プッシュノブ全面を照射する光源の周囲であって、プッシュスイッチ部の周囲に設けられるリングダイヤル式スイッチ部の内側に設けられる。そして、この略円筒は、リングダイヤル式スイッチ部との関係上、比較的、小径とならざるを得ない。つまり、プッシュノブを垂直移動させるためには、光源の周囲に比較小径の略円筒を設けなければならない。
しかし、かかる略円筒を設けると、光源からの光の広がりが制限されてしまい、プッシュノブの全面を照射することができない。プッシュノブの全面を照射するためには、プッシュノブと光源との距離を離さなければならず、結果として、複合スイッチ装置全体が大型化してしまう。
そこで、本発明では、スイッチの操作性を低減させることなく、スイッチの小型化を可能とする複合スイッチ装置を提供することを目的とする。
本発明の複合スイッチ装置は、回転操作される回転式スイッチ部と回転式スイッチ部の内側に設けられる少なくとも1以上の押下式スイッチ部とを含む多種類のスイッチ部を一体化した複合スイッチ装置であって、押下式スイッチ部のスイッチノブ表面に設けられる照射部を照射可能な光源を有する複合スイッチ装置において、押下式スイッチ部は、押下操作を受け付けるとともに、その表面に光源により照射される照射部を備えたスイッチノブと、スイッチノブを水平方向に伸びる回転軸を中心として回動自在に支持する支持部と、スイッチノブの回動に応じて、基板上に設けられたプッシュスイッチを押下する押下部と、を有することを特徴とする。
好適な態様では、支持部は、基板に対して固定されたノブホルダと、ノブホルダに固定される水平方向の回転軸と、回転軸を中心としてスイッチノブを回動自在に支持する支持部材と、を有する。
このとき、好適な態様では、回転軸は、上面から見た場合に、押下式スイッチ部のスイッチノブの端部近傍を横断する位置に設けられる。別の好適な態様では、回転軸は、上面から見た場合に、押下式スイッチ部のスイッチノブのほぼ中央を横断する位置に設けられる。
他の好適な態様では、押下式スイッチ部は、回転式スイッチ部の内側に複数設けられている。その場合、望ましくは、互いに隣接する押下式スイッチ部のうち、少なくとも一方の押下式スイッチ部の回転軸は、他方の押下式スイッチ部との境界近傍に位置する。別の望ましい態様では、互いに隣接する押下式スイッチ部の回転軸はいずれも、互いに隣接する押下式スイッチ部との境界近傍に位置する。
他の好適な態様では、支持部は、基板に対して固定されたノブホルダと、ノブホルダとプッシュノブとを接続するとともに、スイッチノブを回動自在に支持するヒンジ部と、を有し、前記ヒンジ部は、ノブホルダに固定される基端部と、基端部とスイッチノブとを接続する部材であって、弾性変形により撓みを生じる撓み部と、を有する。
本発明によれば、スイッチの操作性を低減させることなく、スイッチの小型化が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態である複合スイッチ装置について説明する。図1に複合スイッチ装置10の上面図を示す。この複合スイッチ装置10は、車両に搭載される空気調和装置(以下、「エアコン」という)の操作スイッチに適用した一例であり、押下式スイッチ部12を押下することによりエアコンの自動運転が実行される。また、その周囲に設けられた回転式スイッチ部14を回転操作することにより、エアコンの設定温度を調整することができる。
押下式スイッチ部12の表面には、スイッチの機能を表示する文字および絵などからなる照射部16が形成されている。この照射部16は、透光性樹脂などからなり、押下式スイッチ部12の内部から照射することにより、文字および絵のみが光るようになっている。これにより、夜間走行中でも、そのスイッチの機能を確認することができ、操作性を向上させることができる。本実施の形態では、照射部16には、押下式スイッチ部12の機能を示す「PUSH−AUTO」という文字列と、回転式スイッチ部14で選択可能な項目であるエアコンの設定温度とが透光性樹脂などで形成されている。
また、押下式スイッチ部12の表面には、その操作状況を示すインジケータ18も形成されている。これは、導光レンズなどで形成されており、押下式スイッチ部12の内部に設けられたインジケータ用光源で照射される。この照射は、押下式スイッチ部12の操作状況(ON/OFF)に応じて行われる。したがって、操作者は、このインジケータ18の点灯状況を見ることにより、現在の操作状況が分かるようになっている。
次に、このスイッチ装置10の構成について図2を用いて説明していく。図2は、図1におけるA−A断面図である。
複合スイッチ装置10は、上述したように、押下式スイッチ部12と回転式スイッチ部14とが一体化されたものである。押下式スイッチ部12は、押下操作を受け付けるスイッチノブであるプッシュノブ20とこれを支持する支持部26、および、基板19上に設けられたプッシュスイッチ42や光源22,24などを有する。
押下式スイッチ部12のプッシュノブ20は、その表面に照射部16が形成されている。この照射部は、上述したように、光らせたい部分のみを透光性樹脂などで形成したものである。また、操作状況を示すためのインジケータ18も形成されている。
プッシュノブ20は、支持部26により回転自在に支持されている。支持部26は、基板に固定されたノブホルダ32と、これに固定された水平方向の回転軸30、および、回転軸30を中心にプッシュノブ20を回転自在に支持する支持部材28とから構成されている。
ノブホルダ32は、基板19上に固定されており、回転式スイッチ部14を構成するシャトルスイッチ56の内側に形成されている。ノブホルダ32は、径の異なる2つの円筒形を合わせた形状となっている。すなわち、基板19に近い位置では、シャトルスイッチ56に干渉しないように、小径の円筒形である小径部40が形成されている。また、シャトルスイッチ56より高い位置では、大径の円筒形状である大径部36が形成されている。この小径部40と大径部36とは、段差部38により接続されている。
このとき、後述するようにプッシュノブ20は、回転軸30を中心とした回転運動を行うため、垂直移動のためのガイド機構を設ける必要はない。したがって、ノブホルダ32の小径部40は、シャトルスイッチ56より僅かに高ければよい。
プッシュノブ20には水平方向に伸びる回転軸30が固定されている。この回転軸30は、ノブホルダ32の上端部近傍、すなわち、大径部36の側壁に固定されている。また、この回転軸30は、上面から見た場合に、プッシュノブ20の端部近傍を横断する位置に設けられている(図1参照)。
プッシュノブ20は、この回転軸30を中心に回転自在である支持部材28により支持されている。支持部材28は、回転軸30の両端近傍に設けられるもので、その上端はプッシュノブ20の下面に接続されている。また、そのほぼ中央には、回転軸30を貫通させるための孔部28aが設けられており、回転軸30が挿通されている。この回転軸30の挿通により、支持部材28は、回転軸30を中心として回転自在となっている。そして、この支持部材28に接続されたプッシュノブ20も、回転軸30を中心として回転自在となっている。
プッシュノブ20の下面には、プッシュスイッチ42を押下するための押下部材34が形成されている。これは、垂直下方に伸びる棒状部材であり、基板上に形成されたプッシュスイッチ42に対応する位置に設けられる。そして、プッシュノブ20の回転に応じて、プッシュスイッチ42を押下できるようになっている。この押下部材34は、回転軸30から比較的離れた位置、すなわち、回転軸30を中心とした回転運動により一定のストロークが得られる位置に設けられる。
基板19上には、上述したように、プッシュスイッチ42と、2種類の光源22,24とが設けられている。プッシュスイッチ42は、この押下式スイッチ部12が提供する機能のONN/OFFを制御するスイッチである。本実施の形態では、このプッシュスイッチ42によりエアコンの自動運転のON/OFFが制御される。
光源は、プッシュノブ表面の照射部16を照射する表示用光源22とインジケータ18を照射するインジケータ用光源24の2種類が設けられている。
表示用光源22は、ノブホルダ32の小径部40のほぼ中心となる位置に設けられており、車両の車幅灯など、夜間にON状態となる他の機器と連動して点灯する。この表示用光源22は、後述するように所定の広がりをもって、プッシュノブ20のほぼ全面を照射する。これにより透光性樹脂などからなる照射部16に光が透過し、機能を表す文字や絵などを光らせることができる。そして、夜間であっても、良好な視認性、ひいては、良好な操作性を提供することができる。
一方、インジケータ用光源24は、小径部40の外側に設けられており、プッシュスイッチ42がON状態となることにより点灯される。このインジケータ用光源24の光は、インジケータ18に接続された導光レンズ44を介して伝達される。導光レンズ44は、その周囲を遮光壁46で覆われており、表示用光源22の光に影響されること無く、インジケータ用光源24の光を伝達できるようになっている。インジケータ用光源24は、プッシュスイッチ42の操作状況と連動して点灯するため、操作者はインジケータ18の点灯状況を見ることにより、現在の操作状況(ON/OFF)を確認することができる。
回転式スイッチ部14は、回転操作を受け付けるスイッチノブであるダイヤルノブ50、基板19上に設けられたシャトルスイッチ56、および、ダイヤルノブ50の回転をシャトルスイッチ56に伝達するノブホルダ54とを有する。
シャトルスイッチ56は、基板19上に固定された固定接点58とその固定接点58上を回転摺動可能な可動接点60とを有している。固定接点58は、押下式スイッチ部12のノブホルダ32の外側に配置された環形状となっている。その内周側には、垂直壁からなる円筒部58aを備えている。この円筒部58aの一部の先端には、係止爪58bが形成されており、これにより、固定接点58が押下式スイッチ部12のノブホルダ32に係止されている。
可動接点60は、固定接点58の上面かつ円筒部58aの外側に配置された環形状である。可動接点60の内側壁の一部には、固定接点58の円筒部58aに接触可能な接点部60aが形成されている。また、この可動接点60は、ダイヤルノブ50の回転に応じて、固定接点58の上面を摺動回転可能になっている。この摺動回転により、可動接点60の接点部60aと固定接点58との接触位置が変更される。この接触位置の変化によりエアコンの設定温度が変更される。
ダイヤルノブ50は、プッシュノブ20の周囲に配置される環状ノブである。これは、複合スイッチ装置10の垂直中心軸を中心として回転自在となっている。このダイヤルノブ50には、係止爪54aによりノブホルダ54が接続されている。ノブホルダ54は、ダイヤルノブ50と可動接点60とを接続している。そして、ダイヤルノブ50に加えられた回転を可動接点60に伝達する。これにより、可動接点60が固定接点58に対して摺動回転し、接点部60aの接触位置が変化する。
次に、この複合スイッチ装置10の動きについて説明する。この複合スイッチ装置10では、通常、表示用光源22が車幅灯などと連動して点灯し、プッシュノブ20表面に形成された照射部16を照射する。
このとき、本実施の形態では、プッシュノブ20を垂直移動させるための垂直ガイド機構が不要のため、ノブホルダ32の小径部40を低くすることができる。そのため、ノブホルダ32の小径部40が表示用光源22の光の広がりを阻害しない。これについて、図3を用いて説明する。図3は、垂直ガイド機構がない場合とある場合での表示用光源22の光の広がりの違いを模式的に示した図である。
垂直ガイド機構64を設けた場合は、図3(B)に示すように、ノブホルダ32は、プッシュスイッチ42の上方に配置される。また、小径部40の外側には、垂直移動をガイドするための垂直ガイド機構64を設ける必要がある。ノブホルダ32の安定した垂直移動を実現するためには、この垂直ガイド機構64は、ある程度の高さを有する必要がある。そして、これに伴い、小径部40も比較的高いものとなってしまう。この場合、基板19上に設けられた表示用光源22から発せられる光Sの一部は、小径部40の側壁により遮られてしまう。言い換えれば、光Sの広がりの角度は、小さいものとなる。そのため、プッシュノブ20のほぼ全面を照射するために、プッシュノブ20を比較的高い位置(表示用光源22から離れた位置)に設けなければならない。したがって、複合スイッチ装置10全体の高さが大きくなってしまい、複合スイッチ装置の小型化という目的を達成できない。
一方、本実施の形態では、図3(A)に示すように、垂直ガイド機構を有さないため、ノブホルダ32の小径部40は、シャトルスイッチ(図示せず)より僅かに高くなっていればよい。したがって、小径部40は、比較的低く、また、ノブホルダ32全体も低いものとなる。この場合、基板19上に設けられた表示用光源22から発せられる光Sは、小径部40によって遮られることなく、広がることができる。そのため、プッシュノブ20を比較的低い位置(表示用光源22と近い位置)に設けても、プッシュノブ20のほぼ全面を照射することができ、その表面に形成された照射部16を光らせることができる。
このように、本実施の形態では、プッシュノブ20を垂直移動させないため、垂直ガイド機構が不要となり、結果として複合スイッチ装置10全体を薄化することができる。
次に、プッシュノブ20を押下した際の動きについて説明する。プッシュノブ20を押下した場合、プッシュノブ20は、回転軸30を中心として回転移動する。この回転移動に伴って、押下部材34の先端位置は、下方に移動し、プッシュスイッチ42を押下する。
このとき、本実施の形態によれば、従来の垂直ガイド機構にそった垂直移動に比べ、プッシュノブ20のガタを低減できる。従来、垂直移動させる場合は、垂直ガイド機構に沿って移動させていたが、その際、ノブホルダと垂直ガイド機構との間の隙間量(公差)がきわめて重要となっていた。すなわち、隙間量が狭い場合、プッシュノブの垂直移動が阻害され、隙間量が多い場合、プッシュノブの移動に際してガタが生じていた。しかし、本実施の形態では、水平方向に伸びる回転軸30によりプッシュノブ20を支持するため、隙間量(この場合は、回転軸30と支持部材28の孔部28aとの隙間量)に左右されにくく、ガタが生じにくい。
プッシュスイッチ42が押下されることにより、エアコンの自動運転が開始される(すでに自動運転開始されていた場合は、自動運転終了となる)。また、プッシュスイッチ42の押下と連動してインジケータ用光源24が点灯する(既に点灯していた場合は、消灯となる)。このインジケータ用光源24の光は、導光レンズ44を介してプッシュノブ20表面のインジケータ18に伝達される。したがって、操作者は、このインジケータ18の点灯状況を見ることにより、押下式スイッチ部12の操作状況を確認できる。
一方、エアコンの設定温度を調整する場合は、ダイヤルノブ50を適宜、回転操作する。これにより、可動接点60が固定接点58に対して摺動回転し、接点部60aの接触位置が変化する。この接触位置の変化により、設定温度が変更される。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、操作性を低下させることなく、装置の小型化を実現できる。
なお、本実施の形態では、回転軸30は、上面から見た場合に、プッシュノブ20の端部近傍を横断する位置に設けたが、これに限定されるものではない。例えば、図4に示すように、プッシュノブ20のほぼ中央を横断する位置に設けてもよい。
図4は、回転軸30をプッシュノブ20のほぼ中央を横断する位置に設けた場合の概略上面図(図4(A))、および、その概略C−C断面図(図4(B))である。なお、簡略化のため、図においては、一部の部材のみを図示している。回転軸30をプッシュノブ20のほぼ中央を横断する位置に設けた場合、プッシュノブ20は、回転軸30を中心として、その両側が押下可能となる。すなわち、いわゆるシーソーの動きをする。したがって、回転軸30を中心線として、その両側にプッシュスイッチ42a,42bが設けられる。また、押下部材34a,34bも、それぞれ対応する位置に設けられる。
そして、上面からみてプッシュノブ20の上側の領域を押下した場合、上側に設けられたプッシュスイッチ42aが押下される。また、上面からみてプッシュノブ20の下側の領域を押下した場合、下側に設けられたプッシュスイッチ42bが押下される。
このように、回転軸30を上面からみてプッシュノブ20のほぼ中央を横断する位置に設けることにより、プッシュノブ20にシーソー的動きを与えることができる。そして、この場合であっても、ノブホルダ(図示せず)の高さ、特に、小径部の高さを抑えることができる。したがって、従来の垂直移動方式に比べ、装置全体を小型化することができる。
なお、この場合における2つのプッシュスイッチ42a,42bは、同一機能(例えば、エアコンの自動運転のON/OFF制御)であっても、別機能(例えば、エアコンの自動運転のON/OFF制御と送風のON/OFF制御など)であってもよい。2つのプッシュスイッチ42a,42bを別機能とすると、省スペースでより多数の機能を提供することができ、スイッチ群全体をより小型化することができる。
また、図5、図6に示すように、回転式スイッチ部の内側に複数のプッシュノブ20a,20bを設けてもよい。
図5、6は、回転式スイッチ部の内側に2つのプッシュノブ20を設けた場合の概略上面図および概略断面図である。図示の例では、プッシュノブ20a,20bは、上下対象の半円形状であり、2つで略円形を構成するようになっている。このプッシュノブ20a,20bは、回転軸30a,30b、押下部材34a,34bなどを、それぞれ有している。
このとき、図5に示すように、隣接するプッシュノブ20a,20bのうち、一方のプッシュノブの回転軸は、他方のプッシュノブとの境界近傍に設けられることが望ましい。図5の例では、下側プッシュノブ20bの回転軸30bは、上側プッシュノブ20aとの境界近傍に設けられている。そして、上側プッシュノブ20aの回転軸30aは、境界から離れた上側プッシュノブ20aの上端部近傍に設けられている。
このような位置に回転軸を設けることにより、誤操作を低減することができる。すなわち、上側プッシュノブ20aを押下したい際に、誤って、下側プッシュノブ20bを押下した場合、その押下位置は、下側プッシュノブ20bの回転軸30b近傍となりやすい。回転軸30b近傍を押下操作しても、プッシュノブ20bは回転移動しにくい。したがって、プッシュスイッチ42bも押下されにくくなり、誤操作が発生しにくくなる。
また、図6に示すように、プッシュノブ20a,20bの回転軸30a,30bは、互いに隣接するプッシュノブ20b,20aとの境界近傍に設けてもよい。すなわち、上側プッシュノブ20aの回転軸30aは下側プッシュノブ20bとの境界近傍に、下側プッシュノブ20bの回転軸30bは上側プッシュノブ20aとの境界近傍に設ける。
このように、回転軸30a,30bを互いに隣接するプッシュノブ20b,20aとの境界近傍にもうことにより、誤操作を低減できる。すなわち、通常、押下は、回転軸30a,30bから離れた位置を押下する。図6の例では、上側プッシュノブ20aを押下したい場合はプッシュノブ20aの上側を、下側プッシュノブ20bを押下したい場合は下側プッシュノブ20bの下側を押下する。つまり、上下プッシュノブ20a,20bで押下する位置が離れているため、誤って、本来の希望とは異なるプッシュノブを押下する可能性が低くなる。また、上側プッシュノブ20aを押下したい際に、誤って、下側プッシュノブ20bを押下しても、回転軸30a,30b近傍を押下することとなり、プッシュスイッチ42a,42bは押下されにくい。
また、図6の例のように、半円形プッシュノブを互いに、直線部を対向させて隣接させる場合においては、境界近傍に回転軸を設けることにより、回転軸を長く取ることができる。これにより、プッシュノブをより安定して支持することができ、ガタ等をより低減できる。
つまり、プッシュノブの回転軸を互いに隣接するプッシュノブとの境界近傍に設けることにより、誤動作が発生しにくく、また、ガタ等をより低減できる。また、図5,図6のいずれの例においても、ノブホルダ(図示せず)の小径部の高さを抑えることができ、スイッチ装置全体として小型化できる。
なお、上述の説明は、一例であり、回転軸の位置は、上述の位置に限定されるものではない。また、プッシュノブの数(押下式スイッチ部の数)も1、または、2に限定されない。3以上であっても、その形状や、回転軸の位置を適宜変更することにより適用可能である。
次に、他の実施の形態について図7を用いて説明する。図7(A)は複合スイッチ装置10の図1における概略A−A断面図、図7(B)は図1における概略B−B断面図である。図7においては、簡略化のため、回転式スイッチ部および光源などは、省略している。
この実施の形態においては、プッシュノブ20は、ヒンジ部材70により支持されている。ヒンジ部材70は、弾性を備えた材料で形成されており、略コの字形状となっている。このヒンジ部材70の基端部74は、ノブホルダ32の小径部40と大径部36とを接続する段差部38上に固着されている。また、基端部74の両端から伸びる撓み部72の上端は、プッシュノブ20の下面に固着されている。
この押下式スイッチ部12のプッシュノブ20を押下した場合、ヒンジ部材70の撓み部72が弾性変形により撓む。そして、この撓み部72に固着されたプッシュノブ20は、略弧状の動きをする。すなわち、プッシュノブ20は、基端部74近傍を回転軸とする回転、または、これに近い動きをし、下方に移動する。言い換えれば、プッシュノブは、押下操作により水平方向の軸を中心とした回転運動、または、これに近い動きをする。そして、これにより、押下部材34がプッシュスイッチ42を押下する。
この場合であっても、垂直ガイド機構などを必要としないため、ノブホルダの小径部40を低くできる。そして、プッシュノブ20のほぼ全面を表示用光源で照射することができる。これにより、複合スイッチ装置全体の操作性を低下させること無く、小型化が図れる。
つまり、回転軸に替えて、ヒンジ部材70を用いても、複合スイッチ装置全体の操作性を低下させること無く、小型化が図れる。
なお、上述の説明は、すべて、車両のエアコン制御用スイッチを例として説明したが、適宜、スイッチノブの形状、模様などを変更することにより、他の機器のスイッチ、例えば、車両に搭載されるオーディオ装置のスイッチや家電製品のスイッチなどにも適用できる。
本発明の実施の形態である複合スイッチ装置の上面図である。 図1におけるA−A断面図である。 表示用光源から発せられる光の広がりを示す図である。 回転軸の他の配置例を示す図である。 回転軸の他の配置例を示す図である。 回転軸の他の配置例を示す図である。 本発明の他の実施の形態を示す図である。
符号の説明
10 複合スイッチ装置、12 押下式スイッチ部、14 回転式スイッチ部、16 照射部、20 プッシュノブ、22 表示用光源、26 支持部、28 支持部材、30 回転軸、32 ノブホルダ、34 押下部材、42 プッシュスイッチ、50 ダイヤルノブ、56 シャトルスイッチ、70 ヒンジ部材、72 撓み部、74 基端部、S 表示用光源の光。

Claims (8)

  1. 回転操作される回転式スイッチ部と回転式スイッチ部の内側に設けられる少なくとも1以上の押下式スイッチ部とを含む多種類のスイッチ部を一体化した複合スイッチ装置であって、押下式スイッチ部のスイッチノブ表面に設けられる照射部を照射可能な光源を有する複合スイッチ装置において、
    押下式スイッチ部は、
    押下操作を受け付けるとともに、その表面に光源により照射される照射部を備えたスイッチノブと、
    スイッチノブを水平方向に伸びる回転軸を中心として回動自在に支持する支持部と、
    スイッチノブの回動に応じて、基板上に設けられたプッシュスイッチを押下する押下部と、
    を有することを特徴とする複合スイッチ装置。
  2. 請求項1に記載の複合スイッチ装置であって、
    支持部は、
    基板に対して固定されたノブホルダと、
    ノブホルダに固定される水平方向の回転軸と、
    回転軸を中心としてスイッチノブを回動自在に支持する支持部材と、
    を有することを特徴とする複合スイッチ。
  3. 請求項2に記載の複合スイッチ装置であって、
    回転軸は、上面から見た場合に、押下式スイッチ部のスイッチノブの端部近傍を横断する位置に設けられることを特徴とする複合スイッチ装置。
  4. 請求項2に記載の複合スイッチ装置であって、
    回転軸は、上面から見た場合に、押下式スイッチ部のスイッチノブのほぼ中央を横断する位置に設けられることを特徴とする複合スイッチ装置。
  5. 請求項1、または、2に記載の複合スイッチ装置であって、
    押下式スイッチ部は、回転式スイッチ部の内側に複数設けられることを特徴とする複合スイッチ装置。
  6. 請求項5に記載の複合スイッチ装置であって、
    互いに隣接する押下式スイッチ部のうち、少なくとも一方の押下式スイッチ部の回転軸は、他方の押下式スイッチ部との境界近傍に位置することを特徴とする複合スイッチ装置。
  7. 請求項6に記載の複合スイッチ装置であって、
    互いに隣接する押下式スイッチ部の回転軸はいずれも、互いに隣接する押下式スイッチ部との境界近傍に位置することを特徴とする複合スイッチ装置。
  8. 請求項1に記載の複合スイッチ装置であって、
    支持部は、
    基板に対して固定されたノブホルダと、
    ノブホルダとプッシュノブとを接続するとともに、スイッチノブを回動自在に支持するヒンジ部と、
    を有し、前記ヒンジ部は、
    ノブホルダに固定される基端部と、
    基端部とスイッチノブとを接続する部材であって、弾性変形により撓みを生じる撓み部と、
    を有することを特徴とする複合スイッチ装置。

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