JP2005137767A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発光時の発熱に起因する温度変化を適切に把握し管理することでより高い安全性を維持し得るように構成した遊技機を提供する。
【解決手段】 スロットマシン100は、主基板700に設けられたROMの抽選結果により、図柄を表示する回胴リール装置200を制御して払出を行うように構成されている。そしてスロットマシン100は、該マシン100を構成する照明部材(103a,104a,104b,106,107)近傍に、発熱により変化する温度を検出する温度検出手段(112,122)を備え、この温度検出手段による検出温度tが規定値に達したか否かを判定する判定手段113と、検出温度tが規定値に達したと判定手段113により判定されたとき、抵抗R4,R5を切り替えることに基づいて、照明部材LPに供給すべき駆動電流を低減する電流制限抵抗切替え手段(110,120)とを備えている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機に関し、特に、ランプ等の照明部材の発熱に起因する温度上昇による種々の不具合を回避すると共に、消費電力の低減を図り得るようにした遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばスロットマシンとして、複数種の絵柄からなるシンボルマークを円周方向に多数備えた横3列の回胴リールを、スタートレバー操作に基づき回転させた後、3個のストップボタンを夫々押圧操作することで、各ボタンに対応する回胴リールを順次停止させて、各回胴リールに備えたシンボルマークのうちの所定の絵柄同士が一致したときに当たりとなり、多数のコインがコイン受け皿に放出される構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載されたものを含むスロットマシンは一般に、回胴リールの裏面側から当該回胴リールの多数のシンボルマークを照明して所謂目押しを容易にするためのバックランプを備えると共に、回胴リールを停止させてシンボルマークを揃える際等に視覚的な演出を行って、遊技者の興味を高めて遊技性を向上させるための照明装置を備えている。また、このような照明装置によって遊技性を高める構成は、遊技機であるパチンコ機においても、同様に採用されている。
特開2003−275372号公報(図1乃至図3参照)
ところで、上述したようなスロットマシンやパチンコ機にあっては、遊技機本体に備えた照明装置がいずれも高温を発する可能性のあるものであり、当該熱の発生を適切に管理することが、より高い安全性を維持する上で重要である。
そこで、本発明は、照明部材の駆動時の発熱に起因する温度変化を適切に把握し管理することでより高い安全性を維持すると共に、消費電力の低減をも図り得るように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明は、主基板に設けられた抽選手段の結果により、図柄を表示する可変表示装置を制御して払出を行う遊技機において、
上記遊技機を構成する照明部材近傍に、発熱により変化する温度を検出する温度検出手段を備え、
前記温度検出手段による検出温度が規定値に達したか否かを判定する判定手段と、
前記検出温度が前記規定値に達したと前記判定手段により判定されたとき、電流制限抵抗を切り替えることに基づいて、前記照明部材に供給すべき駆動電流を低減する電流制限抵抗切替え手段とを備えることを特徴とする。
なお、本発明における「照明部材」とは、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機における演出用ランプやLED(Light Emitting Diode)を含む照明装置、及び、スロットマシンにおける回胴リール内部に備えたバックランプのように、発光に起因して発熱するものを意味する概念である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機の発明において、前記電流制限抵抗切替え手段が、前記照明部材に導通し得る複数の電流路を切替え可能に備え、
前記複数の電流路は、相互に電気抵抗の異なる抵抗を夫々に挿入されて構成されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機の発明において、前記判定手段が、前記検出温度と比較するための相互に異なる値を前記規定値として備え、前記検出温度を前記規定値と段階的に比較することに基づいて前記検出温度が前記規定値に達したか否かを順次判定するように構成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機の発明において、前記温度検出手段が、フィルム状のサーミスタを備えて構成されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の遊技機の発明において、前記サーミスタが、前記照明部材を収容しているケース部材の壁面に直接貼付されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、照明部材の発熱で温度上昇したとしても、規定値に達した時点で、供給すべき駆動電流を電流制限抵抗切替え手段の切替えによって低減できるので、規定値を大きく超えて異常発熱状態になるような不具合の発生を確実に回避できる。これにより、遊技機に搭載した電子部品等に対する温度上昇時の悪影響を確実に回避することができると共に、これに伴う消費電力の低減効果も期待することができる。
請求項2に記載の発明によれば、電流制限抵抗切替え手段が、照明部材に導通し得る複数の電流路を切替え可能に備え、複数の電流路が、相互に電気抵抗の異なる抵抗を夫々に挿入されて構成されるので、検出温度が規定値に達したと判定した時点で、予め準備された別の電流路に速やかに切り替えて駆動電流を低減することができる。従って、遊技店内の照明等から勘案して予め設定しておいた複数段階の輝度にスムーズに切り替え、駆動電流低減時の輝度設定を的確に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、判定手段が、各規定値との段階的な比較に基づいて検出温度が規定値に達したか否かを順次判定するので、温度上昇を抑制する制御をよりきめ細かに実施することができる。
請求項4に記載の発明によれば、温度検出手段がフィルム状のサーミスタを備えて構成されるので、照明部材の具体的形状やその近傍の状況に拘わらず、サーミスタを所望の状態に容易に設置することができる。
請求項5に記載の発明によれば、サーミスタが照明部材を収容しているケース部材の壁面に直接貼付されるので、照明部材の駆動時の温度検出をより正確に実施することができる。
以下、本発明の遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるスロットマシンについて図1乃至図6を参照して説明する。なお、本発明は、当該スロットマシンに限らず、パチンコ機にも同様に適用可能であることは勿論である。
図1は本スロットマシン100の外部構造を示す正面図、図2は本スロットマシン100の外部構造を示す斜視図、図3は前扉を開放した状態で本スロットマシン100の内部構造を示す背面図、図4は本スロットマシン100に搭載された主基板を含む制御系全体を概略的に示す回路図、図5は図4におけるサブ制御基板及び当該基板によって制御される部分を示す回路図、図6は本スロットマシン100における制御の具体例を示すフローチャート、図7はサーミスタ122の具体的な設置構造を示す側面図である。なお、図2において、図1に示す回胴リールR1,R2,R3、透過窓WD及び放音部105cは図示を省略している。
本スロットマシン100は、図1及び図2に示すように、略箱体状の筐体102と、筐体102の一側部に開閉自在に取り付けられて遊技者に面する前扉101とを備えて構成されている。
前扉101は、上部パネル部103と中部パネル部104と下部パネル部105とを備え、全体的に金属製のフレーム(図示略)と硬質プラスチックで成形された前面パネルとで形成されることによって、機械的に強固な構造を有している。
上部パネル部103には、上部ランプと呼ばれる演出用ランプ103aと、スピーカが取り付けられた放音部103b,103cと、液晶ディスプレイ等で形成された演出表示装置103dとが設けられている。
中部パネル部104には、複数個(本実施形態では3個)の回胴リールR1,R2,R3を備えた回胴リール装置(可変表示装置)200が設けられていると共に、回胴リール装置200の側方に演出用ランプ104a,104bが設けられている。また、中部パネル部104の回胴リールR1に隣接する位置にはサイドランプ106が設けられ、中部パネル部104の回胴リールR3に隣接する位置にはドットユニット108が設けられている。更に、中部パネル部104におけるサイドランプ106の上部、及びドットユニット108の上部には、夫々警告ランプ121a,121bが設けられている。
なお、回胴リールR1,R2,R3の前方には、透明な硬質プラスチック板で形成された略長方形の透過窓WDが設けられ、これによって回胴リール装置200を外部から保護すると共に、遊技者が透過窓WDを介して回胴リールR1,R2,R3を視認することが可能となっている。
更に、中部パネル部104の下端には遊技者が操作するための操作部104cが設けられ、当該操作部104cには、遊技用メダルを投入するためのメダル投入部MDと、1ゲーム当たりのメダル数を提示するためのベットボタンB1,B2,B3と、1ゲームの開始を指示するためのスタートレバーSTと、回転中の回胴リールR1,R2,R3を個別に停止させるための3個のストップボタンSP1,SP2,SP3が設けられている。
下部パネル部105には、本スロットマシン100のゲーム内容に関連した画像等(図示略)が描かれており、遊技者の獲得したメダルを払い出すための排出口105a及び受皿105bと、スピーカが取り付けられた放音部105cが設けられている。
次に、図3を参照して、前扉101の裏面構造と、筐体102の内部構造を概説する。なお、図3は前扉101を開錠して筐体102から開いた状態を表している。
同図において、前扉101の裏面上部に、上述の放音部103b,103cを構成するスピーカSR,SLが設けられ、スピーカSR,SLの間に演出表示装置103dが設けられると共に、演出表示装置103dの裏面側にサブ制御基板300が取り付けられている。
演出表示装置103d及びサブ制御基板300の下方には、上述の透過窓WDと中部パネル部104のパネル面とが形成された略長方形の枠体104dが取り付けられている。この枠体104dの下方には、メダル投入部MDより投入される投入物を正規の遊技用メダルか異物かを判別して振り分ける振分機構(セレクタ)G0と、振分機構G0で振り分けられた遊技用メダルを筐体102側に設けられているホッパ装置HPへ案内するガイド部材G1と、振分機構G0で振り分けられた異物を排出口105aへ案内して排出するガイド部材G2と、ホッパ装置HPから出力される払い出し用のメダルを排出口105aへ案内して出力するガイド部材G3が設けられ、更に排出口105aの近傍に、スピーカSWが放音部105cに対応させて取り付けられている。
更に、上述の枠体104dと振分機構G0との間の領域に長尺状の中央表示基板400が取り付けられ、当該中央表示基板400の裏面側の一端に、設定切替えボタンCSと、数字の0から6までのセグメント表示を行う発光ダイオードで形成された設定表示素子CTが設けられている。
筐体102内には、電源ユニットPWUと、ホッパ装置HPから溢れた遊技用メダルを収容するための補助貯留部SHPと、上述の透過窓WDに対向する回胴リールR1,R2,R3を備えた回胴リール装置200とが設けられる他、電源ユニットPWUの側面に電源装置基板500、回胴リール装置200の上端に回胴装置基板600、回胴リール装置200の上方に主基板700、筐体102の内壁の一端に外部集中端子装置としての外部集中端子基板800が夫々取り付けられている。
電源装置基板500には、電源スイッチBQ、ホッパ装置HP、電源ユニットPWUが配線接続され、電源スイッチBQから出力されるオンオフ信号を主基板700中のマイクロプロセッサへ転送する。なお、電源装置基板500の前面上部側に位置して、出玉率の設定変更を行うための設定スイッチBOが設けられている。
回胴装置基板600には、電動モータ118(図4参照)によって回転駆動される回胴リールR1,R2,R3を備えた回胴リール装置200が配線接続されている。この回胴装置基板600は、主基板700中のマイクロプロセッサから供給されるリール制御信号に従って、電動モータ118を制御することにより、回胴リールR1,R2,R3の回転と制動及び停止の制御を行う。
外部集中端子基板800は、主基板700中のマイクロプロセッサから出力される複数種の信号を並列入力することが可能な複数個の入力端子(図示せず)と、当該信号を管理用電子装置としてのホールコンピュータ側へ並列転送することが可能な複数個の出力端子(図示せず)とを備える他、ホールコンピュータ側から供給される信号を入力する入力端子(図示せず)及び上記マイクロプロセッサ(図示せず)へ転送する出力端子(図示せず)を備えて構成され、更に上記複数種の信号を一方向にのみ転送する信号転送回路が設けられている。
上述の主基板700と、サブ制御基板300、回胴装置基板600、中央表示基板400、電源装置基板500及び外部集中端子基板800は、何れも導電性配線パターンの形成された絶縁性樹脂基板上に集積回路装置(IC)やトランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品が搭載されて配線接続されたいわゆる電気回路基板として形成され、特に、主基板700とサブ制御基板300と外部集中端子基板800とは、夫々硬質プラスチックの収納ケース内に個別に収納されたユニット構造となっている。
引き続き、図4のブロック図を参照して、本実施形態における制御システムの構成を説明する。なお、同図において、図3に示した電源装置基板500、回胴装置基板600、及び外部集中端子基板800は図示を省略している。
図4に示すように、主基板700には、サブ制御基板300、中央制御基板400、電源ユニットPWU、及び、回胴リールR1,R2,R3を個別に回転駆動するための3個の電動モータ118が接続されている。中央表示基板400には、スタートレバーST及びストップボタンSP(SP1,SP2,SP3)、並びに振分け機構(セレクタ)GOが接続されており、電源ユニットPWUにはメダルホッパHPが接続されている。
図4に図示はしていないが、中央表示基板400には、スタートレバーST等以外に、ベットボタンB1,B2,B3(図1及び図2参照)、設定表示素子CT及び設定切替えボタンCS(図2参照)が接続されている。この中央表示基板400は、振分機構G0から出力されるメダル検出信号と、ベットボタンB1,B2,B3、スタートレバーST及びストップボタンSP1,SP2,SP3から夫々出力されるオンオフ信号とを、主基板700中の上記マイクロプロセッサへ転送すると共に、マイクロプロセッサから供給されるセグメント表示信号に基づいて、設定表示素子CTに0から6までの数字を表示させる機能を有している。
また、サブ制御基板300には、回胴リールR1,R2,R3に夫々内蔵されるバックランプ107と、対応する部位に夫々配置される複数のサーミスタ122と、演出用ランプ103a,104a,104bと、サイドランプ106と、駆動電圧切替え回路115と、電流制限抵抗切替え回路120と、液晶表示装置103dと、ドットユニット108と、スピーカSR、SL、SWと、EL(エレクトロルミネッセンス)基板109とが夫々配線ケーブルを介して接続されている。
上記サーミスタ122は、後述する温度算出手段112とによって温度検出手段を構成するもので、発光に起因して発熱する照明部材としての演出用ランプ103a,104a,104b、サイドランプ106、及びバックランプ107の各近傍に(又は直接的に)夫々設けられ、その設置場所での温度変化に応じて電気抵抗を変化させる。例えば、上記サーミスタ122としてフィルム状のものを採用すると、当該サーミスタ122を種々の照明部材を収容している板金(図示せず)からなるケースの壁面に直接的に貼付したり、当該ケースの近傍に設けたりする配置上の自由度が増すことになる。
ここで、図7を参照して、フィルム状のサーミスタ122をバックランプ107の近傍に配置した具体的な構成例について説明する。即ち、同図に示すように、回胴リール装置200において、リールカバー123とリール底板124とリール天板126とによって囲まれ、且つモータ取付板125,127によって仕切られて横に並ぶ各空間内に夫々、回胴リールR1,R2,R3が回転可能に収容配置されている。回胴リールR1,R2,R3は夫々、中心部に設けられた電動モータ118の作動によって回転駆動するように構成される。回胴リールR1,R2,R3に夫々対応するモータ取付板127には、バックランプ107の背面に近接する箇所に、上記フィルム状のサーミスタ122が貼付された形で設けられている。なお、サーミスタ122として通常タイプのものを採用する場合であっても、当該サーミスタ122を、モータ取付板127におけるバックランプ107背面に近接する位置に設けることは勿論可能である。
上記主基板700は、本スロットマシン100の動作全体を管理するシステムプログラム及びスロットマシンゲーム用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる不図示の記憶部と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。当該マイクロプロセッサに設けられた入力ポート及び出力ポートと、残余の基板300,400,500,600,800との間は配線ケーブルによって接続されている。
上記サブ制御基板300は、主基板700中の上記マイクロプロセッサから供給される演出制御信号に従って、実装された電気回路が演出用スピーカSR,SL,SWと、演出用ランプ103a,104a,104bと、演出表示装置103dとを夫々駆動して、遊技者の視覚に訴える演出表示を行うように機能する。
そしてサブ制御基板300は、温度算出手段112と、判定手段113と、駆動電圧切替え指示手段114と、電流制限抵抗切替え指示手段110とを備えている。
温度算出手段112は、演出用ランプ103a,104a,104b、サイドランプ106、及びバックランプ107夫々の発光時の発熱で変化する温度を、夫々に対応して配置されたサーミスタ122の電気抵抗の変化に基づいて算出する。
判定手段113は、温度算出手段112によって算出(検出)された温度(検出温度t(図6のステップS4参照))が、予め設定された規定値(図6におけるステップS4の70℃、ステップS6の60℃を参照)を超えたか否か(つまり、規定値に達したか否か)を判定し、その判定結果を駆動電圧切替え指示手段114及び電流制限抵抗切替え指示手段110の少なくとも一方に出力する。
駆動電圧切替え指示手段114は、判定手段112により検出温度tが規定値に達したと判定されたとき、バックランプ107、演出用ランプ103a,104a,104b、及びサイドランプ106等の照明部材に印加すべき駆動電圧を低減する旨の信号を上記駆動電圧切替え回路115に出力する。これら駆動電圧切替え指示手段114及び駆動電圧切替え回路115によって、検出温度tが規定値に達したと判定手段113により判定されたとき、種々の照明部材に印加すべき駆動電圧を低減する駆動電圧変更手段が構成されている。
駆動電圧切替え回路115は、図5を参照して後に詳述するが、予め設定された複数の異なる駆動電圧を上記照明部材に対して印加し得るように具備している。この駆動電圧は、本実施形態であっては、後述するトランジスタの切替え動作に基づき、+12Vと+24Vとを異なる経路で上記照明部材に対し個別に与えることができるように用意されている。従って、駆動電圧切替え回路115は、駆動電圧切替え指示手段114からの上記信号を受信した時点で、上記トランジスタの適時の切替え動作によって上記経路を切り替え、予め準備していた+12V又は+24Vを駆動電圧として種々の照明部材に印加することができる。
また電流制限抵抗切替え指示手段110は、判定手段112により検出温度tが規定値に達したと判定されたとき、バックランプ107、演出用ランプ103a,104a,104b、及びサイドランプ106等の照明部材に供給すべき駆動電流を低減する旨の信号を上記電流制限抵抗切替え回路120に出力する。これら電流制限抵抗切替え指示手段110及び電流制限抵抗切替え回路120によって、検出温度tが規定値に達したと判定手段113により判定されたとき、種々の照明部材に供給すべき駆動電流を低減する電流制限抵抗切替え手段が構成されている。
電流制限抵抗切替え回路120は、図5を参照して後述するが、相互に異なる電気抵抗を有する抵抗を挿入した複数の経路を具備し、上記照明部材に対して夫々に電流供給し得るように構成されている。従って、電流制限抵抗切替え回路120は、電流制限抵抗切替え指示手段110からの上記信号を受信した時点で、上記トランジスタの適時の切替え動作によって上記経路を切り替え、異なる電気抵抗の抵抗を挿入した異なる経路に切り替えることにより、異なる駆動電流を種々の照明部材に適時供給することができる。
ついで、上述の駆動電圧切替え回路115、電流制限抵抗切替え回路120及びサーミスタ122の具体的構成例を図5に示す。同図では、サブ制御基板300内のCPU(Central Processing Unit)111からの信号を受信し得る状態に接続される要素として、駆動電圧切替え回路115、電流制限抵抗切替え回路120、液晶表示装置103d、スピーカSR,SL,SW、電源装置基板500、及び電動モータ118を抜粋して示すが、これら以外の要素は図示を省略する。
すなわち、サブ制御基板300には、サーミスタ122が一方の端子及び他方の端子を夫々コネクタCNを介して接続されている。サーミスタ122の一方の端子は、コネクタCNを経由した後、プルアップ抵抗R1を介して電源VCCに接続された形でCPU111の不図示の入力ポートに接続されている。また、サーミスタ122の他方の端子は、コネクタCNを経由して接地されている。
次に、回路の構成上、駆動電圧切替え回路115及び電流制限抵抗切替え回路120を一体的にした形で説明する。
つまり、当該回路は、駆動電圧切替え回路115側での電圧の印加を断・接する切替え素子としてのnpn形バイポーラトランジスタQ4を有し、且つこのトランジスタQ4の通電状態において+24Vと+12Vという異なる駆動電圧に切り替えるための電解効果トランジスタ(FET)Q3を有している。トランジスタQ4は、ベースがCPU111の出力ポート(図示せず)に接続され、コレクタがFETQ3のゲート電極に接続され、エミッタが接地されている。
また、当該回路は、FETQ3の駆動状態に応じて切り替わった+24V又は+12Vの駆動電圧が印加されるべき照明部材LPを有すると共に、FETQ3の切替え状態に応じていずれかの駆動電圧が印加された状態にあって、照明部材LPに供給されるべき駆動電流を切り替えるためのnpn形バイポーラトランジスタQ1、Q2を有している。上記照明部材LPは、本実施形態においてバックランプ107、演出用ランプ103a,104a,104b及びサイドランプ106等の照明部材を示している。
FETQ3は、ゲート電極がトランジスタQ4のコレクタに接続されると共に、一方の電極が高圧側電源(+24V)に接続され、他方の電極が、ダイオードD1を介して低圧側電源(+12V)に接続されている。また、FETQ3のゲート電極と上記高圧側電源との間には、例えば10kΩの抵抗R3が挿入されている。更に、FETQ3とダイオードD1のカソードとの接続ノードには、照明部材LPの一方の端子が接続されており、この照明部材LPの他方の端子が上記トランジスタQ1のコレクタに接続されている。これら照明部材LPの他方の端子とトランジスタQ1のコレクタとの接続ノードに、上記トランジスタQ2のコレクタが接続されている。更に、トランジスタQ1のエミッタが、例えば15Ωの抵抗(電流制限抵抗)R4を介して接地され、且つトランジスタQ2のエミッタが、例えば1kΩの抵抗(電流制限抵抗)R5を介して接地されている。
上記トランジスタQ3、抵抗R3、ダイオードD1等によって駆動電圧切替え回路115が構成され、また上記トランジスタQ1,Q2,Q4、抵抗R4,R5等によって電流制限抵抗切替え回路120が構成されている。
上記構成を有する駆動電圧切替え回路115において、例えば、トランジスタQ4がオンとなった通電状態で、FETQ3が通電状態にされれば、照明部材LPが高圧側電源に導通して、+24Vの駆動電圧が印加される。一方、トランジスタQ4がオンとなった通電状態で、FETQ3が非通電状態にされる際、照明部材LPには、ダイオードD1を経由して+12Vの低圧側電源が印加される。これらトランジスタQ4及びFETQ3の制御は、上述した駆動電圧切替え指示手段114から駆動電圧切替え回路115に送信される信号に基づいて実行される。
そして、電流制限抵抗切替え回路120において、例えば、FETQ3の通電状態で照明部材LPに+24Vの駆動電圧が印加されている場合に、例えば、トランジスタQ2が非通電状態且つトランジスタQ1が通電状態であると、照明部材LPには、15Ωの抵抗R4に応じた比較的大きい駆動電流が流れる。これにより、照明部材LPは、温度上昇前の(又は上昇し且つ冷却された後の)通常制御時における発光状態(高輝度状態)となる。また、同様に照明部材LPに+24Vの駆動電圧が印加されている場合に、トランジスタQ1が非通電状態且つトランジスタQ2が通電状態であると、照明部材LPには、1kΩの抵抗R5に応じた比較的小さい駆動電流が流れる。これにより、照明部材LPは、温度上昇時の制御における発光状態(低輝度状態)となる。
次に、本スロットマシン100の作動を、図6のフローチャートに沿って説明する。まず、遊技場係員により電源がオン(ON)されると、電源ユニットPWUから対応する部位への電源供給が開始され(ステップS1)、上述の照明部材LPへの適時の電力供給が開始される。そして、ステップS2において、遊技を終了するか否かを判断する。ここで例えば、遊技者又は遊技場係員が遊技を終了すると判断した場合、ステップS8にジャンプし、遊技場係員による電源装置基板500の操作で電源がオフ(OFF)されることになる。
一方、上記ステップS2において、遊技を続けると判断されれば、+24Vの駆動電圧を印加した状態で低抵抗値の抵抗R4側の電流路を経由させて上記照明部材LPを、通常状態として明るく発光させるランプ制御1が実行される(ステップS3)。この際、電流制限抵抗切替え指示手段110からの信号に応答して電流制限抵抗切替え回路120が、低抵抗のトランジスタQ4側の電流路に切り替えているため、照明部材LPは最も高い輝度で発光し得る状態になっている。そして、この状態で遊技を行ううちに照明部材LPの発熱によって、当該照明部材LPやその周囲の温度が上昇する。更に、ステップS4において、温度算出手段112が、サーミスタ122の電気抵抗の変化に基づいて温度を算出し(検出温度t)、判定手段113がこの検出温度tを、予め設定された規定値(例えば70℃)と比較する。その結果、検出温度tが70℃を超えなければ(70℃以下であれば)、ステップS2に戻って、処理を繰り返す。
一方、ステップS4で、検出温度tが70℃を超えたと判定されれば、ステップS5に進んでランプ制御2を実行する。即ち、駆動電圧切替え指示手段114から駆動電圧切替え回路115に対して信号が出力され、これに応答して該駆動電圧切替え回路115が、駆動電圧を+12V側に切り替えて、照明部材LPの輝度を低下させる。同時に、電流制限抵抗切替え指示手段110から電流制限抵抗切替え回路120に信号が出力され、該電流制限抵抗切替え回路120により、高抵抗の抵抗R5側に電流路が切り替えられて、照明部材LPの輝度が一層低下される。これにより、照明部材LPの発光時の発熱に起因して温度上昇していた部位の温度が次第に低下していく。
引き続き、ステップS6において、温度算出手段112が温度を算出し、判定手段113が検出温度tを、今度は規定値(例えば60℃)と比較する。その結果、検出温度tが60℃を超えなければ、ステップS2に戻って、処理を繰り返す。一方、ステップS6で、検出温度tが60℃を超えたと判定されれば、ステップS7において、遊技を終了するか否かを判断する。ここで、遊技者又は遊技場係員が遊技を終了すると判断した場合、ステップS8に進み、遊技場係員による電源装置基板500の操作で電源がオフ(OFF)されることになる。
そして、発熱で温度上昇した部位の冷却に要する適当な時間が経過した時点で、遊技場係員が前扉101を開放して電源ユニットPWUを手動で操作して電源を再びオンし、これにより、遊技者は同じスロットマシン100を使用して遊技を続行することができるようになる。
以上のように本実施形態によると、照明部材LPの発熱で温度上昇したとしても規定値に達した時点で、印加すべき駆動電圧を駆動電圧切替え指示手段114及び駆動電圧切替え回路115からなる駆動電圧変更手段と、電流制限抵抗切替え指示手段110及び電流制限抵抗切替え回路120からなる電流制限抵抗切替え手段とによって低減できるので、規定値を大きく超えて異常発熱状態になるような不具合の発生を確実に回避できる。これにより、遊技機に搭載した電子部品等に対する温度上昇時の悪影響を確実に回避することができると共に、これに伴う消費電力の低減効果も期待することができる。
また、上記駆動電圧変更手段が、予め設定された複数の異なる駆動電圧を照明部材LPに対して印加可能に備えるので、検出温度tが規定値に達したと判定した時点で、予め準備された別の駆動電圧に速やかに切り替えることができ、従って、遊技店内の照明等から勘案して予め設定しておいた複数段階の輝度にスムーズに切り替えることができ、駆動電圧低減時の輝度設定を的確に行うことができる。そして、上記電流制限抵抗切替え手段が、異なる電気抵抗を有する抵抗R4,R5を介在した2つの電流路を照明部材LPに対して切替え可能に備えるので、検出温度tが規定値に達したと判定した時点で、別の電流路に速やかに切り替えることができ、従って、遊技店内の照明等から勘案して予め設定しておいた複数段階の輝度にスムーズに切り替えることができる。更に、判定手段113が、各規定値(70℃、60℃)との段階的な比較に基づいて検出温度tが規定値に達したか否かを順次判定するので、温度上昇を抑制する制御をよりきめ細かに実施することができる。
なお、上述した実施の形態ではいずれも、前扉101の前面上部に比較的小型の液晶表示装置103dを具備したスロットマシン100を例に挙げて本発明を説明したが、これに限らず、近年の、前扉101の前面中央部の略全域を覆いその中央部分を略矩形状に透明化した所謂ドーナツ状の大型液晶表示装置を具備したスロットマシンに本発明を適用しても良いことは勿論である。
以上、本発明をその好適な実施形態例に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態例の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る遊技機は、発光時に発熱して温度上昇を招く可能性のある構造を有する遊技機に用いて有用であり、特に、温度上昇に起因して生じ易い不具合を回避する必要がある遊技機に適している。
本発明に係るスロットマシンの外部構造を示す正面図である。 本スロットマシン外部構造を示す斜視図である。 前扉を開放した状態で本スロットマシンの内部構造を示す背面図である。 本スロットマシンに搭載された主基板を含む制御系全体を概略的に示す回路図である。 図4におけるサブ制御基板及び当該基板によって制御される部分を示す回路図である。 本スロットマシンにおける制御の具体例を示すフローチャートである。 サーミスタの具体的な設置構造を示す側面図である。
符号の説明
100…スロットマシン(遊技機)
103a,104a,104b…演出用ランプ(照明部材)
106…サイドランプ(照明部材)
107…バックランプ(照明部材)
112…温度算出手段
113…判定手段
110…電流制限抵抗切替え指示手段(電流制限抵抗切替え手段)
120…電流制限抵抗切替え回路(電流制限抵抗切替え手段)
122…サーミスタ
200…回胴リール装置(可変表示装置)
300…サブ制御基板
700…主基板
R4,R5…抵抗(電流制限抵抗)

Claims (5)

  1. 主基板に設けられた抽選手段の結果により、図柄を表示する可変表示装置を制御して払出を行う遊技機において、
    上記遊技機を構成する照明部材近傍に、発熱により変化する温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記温度検出手段による検出温度が規定値に達したか否かを判定する判定手段と、
    前記検出温度が前記規定値に達したと前記判定手段により判定されたとき、電流制限抵抗を切り替えることに基づいて、前記照明部材に供給すべき駆動電流を低減する電流制限抵抗切替え手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記電流制限抵抗切替え手段は、前記照明部材に導通し得る複数の電流路を切替え可能に備え、
    前記複数の電流路は、相互に電気抵抗の異なる抵抗を夫々に挿入されて構成されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記判定手段は、前記検出温度と比較するための相互に異なる値を前記規定値として備え、前記検出温度を前記規定値と段階的に比較することに基づいて前記検出温度が前記規定値に達したか否かを順次判定するように構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記温度検出手段は、フィルム状のサーミスタを備えて構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記サーミスタは、前記照明部材を収容しているケース部材の壁面に直接貼付されていることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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