JP2005137475A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 駆動時の発熱に起因する温度変化を適切に把握し管理することでより高い安全性を維持し得るように構成した遊技機を提供する。
【解決手段】 スロットマシン100は、電動モータ118の駆動で回胴リールR1,R2,R3を回転させる回胴リール装置200を備え、回胴リールR1,R2,R3を回転又は停止させることに基づいて遊技を行うように構成されている。このスロットマシン100では、電動モータ118の駆動時の発熱に起因して変化する温度を検出する温度検出手段(112、122)と、温度検出手段による検出温度が規定値に達したか否かを判定する判定手段113と、判定手段113により検出温度tが規定値に達したと判定されたとき、電動モータ118」に供給する駆動電流を低減するように制御するモータ制御手段114とを備えている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、スロットマシン等の遊技機に関し、詳しくは、回胴リール回転用の電動モータの駆動時の発熱に対して適切に対処し得るように構成した遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばスロットマシンとして、複数種の絵柄からなるシンボルマークを円周方向に多数備えた横3列の回胴リールを、スタートレバー操作に基づき回転させた後、3個のストップボタンを夫々押圧操作することで、各ボタンに対応する回胴リールを順次停止させて、各回胴リールに備えたシンボルマークのうちの所定の絵柄同士が一致したときに当たりとなり、多数のコインがコイン受け皿に放出される構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載されたものを含むスロットマシンは一般に、回胴リールの裏面側から当該回胴リールの多数のシンボルマークを照明して所謂目押しを容易にするためのバックランプを備えており、回胴リールを停止させてシンボルマークを揃える際等に視覚的な演出を行って、遊技者の興味を高めて遊技性を向上させるように構成されている。
特開2003−275372号公報(図1乃至図3参照)
ところで、上述したようなスロットマシンにあっては、回胴リールを回転駆動する電動モータがその駆動に起因して発熱するため、この発熱による電動モータ自体の故障を防止し、更には発熱によって遊技機内部が異常高温状態にならないようにするなど、当該熱の発生を適切に管理することが、より高い安全性を維持する上で重要である。
そこで、本発明は、電動モータの駆動時の発熱に起因する温度変化を適切に把握し管理することでより高い安全性を維持し得るように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明は、電動モータの駆動で回胴リールを回転させる回胴リール装置を備え、前記回胴リールを回転又は停止させることに基づいて遊技を行ってなる遊技機において、
前記電動モータの駆動時の発熱に起因して変化する温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段による検出温度が規定値に達したか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記検出温度が前記規定値に達したと判定されたとき、前記電動モータに供給する駆動電流を低減するように制御するモータ制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機の発明において、電動モータがステッピングモータからなり、
前記モータ制御手段は、
前記検出温度が前記規定値未満である通常制御時には、前記ステッピングモータに第1の駆動電流を供給し、
前記検出温度が前記規定値に達した電流低減制御時には、前記ステッピングモータに前記第1の駆動電流より低い第2の駆動電流を供給し且つ前記通常制御時より低いパルス周波数を与えるように制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機の発明において、前記温度検出手段が、フィルム状のサーミスタを備えて構成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の遊技機の発明において、前記サーミスタが、前記電動モータのハウジングの近傍に配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の遊技機の発明において、前記サーミスタが、前記電動モータのハウジングの壁面に直接貼付されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、温度検出手段が電動モータの駆動時の発熱に起因して変化する温度を検出し、温度検出手段による検出温度が規定値に達したか否かを判定手段が判定し、検出温度が規定値に達したと判定手段により判定されたとき、モータ制御手段が電動モータの回転速度を当該判定時点での回転速度に比して低減するので、たとえ電動モータ駆動時の発熱に起因して遊技機本体が高温になろうとしたとしても、電動モータの回転速度の低減により、異常発熱を確実に抑え回避して、より高い安全性を維持できると共に、これに伴う消費電力の削減も期待できる。そして、遊技機に搭載した電子部品等に対する温度上昇時の悪影響を確実に回避することができる。
請求項2に記載の発明によれば、モータ制御手段が、通常制御時には第1の駆動電流を供給し、電流低減制御時には第1の駆動電流より低い第2の駆動電流を供給し且つ通常制御時より低いパルス周波数を与えるように制御するので、電流低減制御時において駆動電流の低減により回胴リールのトルクが低下しても、ステッピングモータに与えるパルス周波数を低くすることによって回胴リールの回転を低減でき、従って、リール回転上何らの支障もなく駆動電流を低減して発熱を効果的に抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、温度検出手段がフィルム状のサーミスタを備えて構成されるので、電動モータの形状やその近傍の状況に拘わらず、サーミスタを所望の状態に容易に設置することができる。
請求項4に記載の発明によれば、サーミスタが電動モータのハウジングの近傍に配置されるので、サーミスタの設置を比較的容易にすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、サーミスタが電動モータのハウジングの壁面に直接貼付されるので、電動モータ駆動時の温度検出をより正確に実施することができる。
以下、本発明の遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるスロットマシンについて図1乃至図5を参照して説明する。
図1は本スロットマシン100の外部構造を示す正面図、図2は本スロットマシン100の外部構造を示す斜視図、図3は前扉を開放した状態で本スロットマシン100の内部構造を示す背面図、図4は本スロットマシン100に搭載された主基板を含む制御系全体を概略的に示す回路図、図5は本スロットマシン100における制御の具体例を示すフローチャートである。図6乃至図8は夫々、サーミスタ122の具体的な設置構造を示す正面図、側面図、平面図(上面図)である。なお、図2において、図1に示す回胴リールR1,R2,R3、透過窓WD及び放音部105cは図示を省略している。
本スロットマシン100は、図1及び図2に示すように、略箱体状の筐体102と、筐体102の一側部に開閉自在に取り付けられて遊技者に面する前扉101とを備えて構成されている。
前扉101は、上部パネル部103と中部パネル部104と下部パネル部105とを備え、全体的に金属製のフレーム(図示略)と硬質プラスチックで成形された前面パネルとで形成されることによって、機械的に強固な構造を有している。
上部パネル部103には、上部ランプと呼ばれる演出用ランプ103aと、スピーカが取り付けられた放音部103b,103cと、液晶ディスプレイ等で形成された演出表示装置103dとが設けられている。
中部パネル部104には、複数個(本実施形態では3個)の回胴リールR1,R2,R3を備えた回胴リール装置200が設けられていると共に、回胴リール装置200の側方に演出用ランプ104a,104bが設けられている。また、中部パネル部104の回胴リールR1に隣接する位置にはサイドランプ106が設けられ、中部パネル部104の回胴リールR3に隣接する位置にはドットユニット108が設けられている。更に、中部パネル部104におけるサイドランプ106の上部、及びドットユニット108の上部には、夫々警告ランプ121a,121bが設けられている。
なお、回胴リールR1,R2,R3の前方には、透明な硬質プラスチック板で形成された略長方形の透過窓WDが設けられ、これによって回胴リール装置200を外部から保護すると共に、遊技者が透過窓WDを介して回胴リールR1,R2,R3を視認することが可能となっている。
更に、中部パネル部104の下端には遊技者が操作するための操作部104cが設けられ、当該操作部104cには、遊技用メダルを投入するためのメダル投入部MDと、1ゲーム当たりのメダル数を提示するためのベットボタンB1,B2,B3と、1ゲームの開始を指示するためのスタートレバーSTと、回転中の回胴リールR1,R2,R3を個別に停止させるための3個のストップボタンSP1,SP2,SP3が設けられている。
下部パネル部105には、本スロットマシン100のゲーム内容に関連した画像等(図示略)が描かれており、遊技者の獲得したメダルを払い出すための排出口105a及び受皿105bと、スピーカが取り付けられた放音部105cが設けられている。
次に、図3を参照して、前扉101の裏面構造と、筐体102の内部構造を概説する。なお、図3は前扉101を開錠して筐体102から開いた状態を表している。
同図において、前扉101の裏面上部に、上述の放音部103b,103cを構成するスピーカSR,SLが設けられ、スピーカSR,SLの間に演出表示装置103dが設けられると共に、演出表示装置103dの裏面側にサブ制御基板300が取り付けられている。
演出表示装置103d及びサブ制御基板300の下方には、上述の透過窓WDと中部パネル部104のパネル面とが形成された略長方形の枠体104dが取り付けられている。この枠体104dの下方には、メダル投入部MDより投入される投入物を正規の遊技用メダルか異物かを判別して振り分ける振分機構(セレクタ)G0と、振分機構G0で振り分けられた遊技用メダルを筐体102側に設けられているホッパ装置HPへ案内するガイド部材G1と、振分機構G0で振り分けられた異物を排出口105aへ案内して排出するガイド部材G2と、ホッパ装置HPから出力される払い出し用のメダルを排出口105aへ案内して出力するガイド部材G3が設けられ、更に排出口105aの近傍に、スピーカSWが放音部105cに対応させて取り付けられている。
更に、上述の枠体104dと振分機構G0との間の領域に長尺状の中央表示基板400が取り付けられ、当該中央表示基板400の裏面側の一端に、設定切替えボタンCSと、数字の0から6までのセグメント表示を行う発光ダイオードで形成された設定表示素子CTが設けられている。
筐体102内には、電源ユニットPWUと、ホッパ装置HPから溢れた遊技用メダルを収容するための補助貯留部SHPと、上述の透過窓WDに対向する回胴リールR1,R2,R3を備えた回胴リール装置200とが設けられる他、電源ユニットPWUの側面に電源装置基板500、回胴リール装置200の上端に回胴装置基板600、回胴リール装置200の上方に主基板700、筐体102の内壁の一端に外部集中端子装置としての外部集中端子基板800が夫々取り付けられている。
電源装置基板500には、電源スイッチBQ、ホッパ装置HP、電源ユニットPWUが配線接続され、電源スイッチBQから出力されるオンオフ信号を主基板700中のマイクロプロセッサへ転送する。なお、電源装置基板500の前面上部側に位置して、出玉率の設定変更を行うための設定スイッチBOが設けられている。
回胴装置基板600には、電動モータ118(図4参照)によって回転駆動される回胴リールR1,R2,R3を備えた回胴リール装置200が配線接続されている。この回胴装置基板600は、主基板700中のマイクロプロセッサから供給されるリール制御信号に従って、電動モータ118を制御することにより、回胴リールR1,R2,R3の回転と制動及び停止の制御を行う。
外部集中端子基板800は、主基板700中のマイクロプロセッサから出力される複数種の信号を並列入力することが可能な複数個の入力端子(図示せず)と、当該信号を管理用電子装置としてのホールコンピュータ側へ並列転送することが可能な複数個の出力端子(図示せず)とを備える他、ホールコンピュータ側から供給される信号を入力する入力端子(図示せず)及び上記マイクロプロセッサ(図示せず)へ転送する出力端子(図示せず)を備えて構成され、更に上記複数種の信号を一方向にのみ転送する信号転送回路が設けられている。
上述の主基板700と、サブ制御基板300、回胴装置基板600、中央表示基板400、電源装置基板500及び外部集中端子基板800は、何れも導電性配線パターンの形成された絶縁性樹脂基板上に集積回路装置(IC)やトランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品が搭載されて配線接続されたいわゆる電気回路基板として形成され、特に、主基板700とサブ制御基板300と外部集中端子基板800とは、夫々硬質プラスチックの収納ケース内に個別に収納されたユニット構造となっている。
引き続き、図4のブロック図を参照して、本実施形態における制御システムの構成を説明する。なお、同図において、図3に示した電源装置基板500、回胴装置基板600、及び外部集中端子基板800は図示を省略している。
図4に示すように、主基板700には、サブ制御基板300、中央制御基板400、電源ユニットPWU、回胴リールR1,R2,R3を個別に回転駆動するための3個の電動モータ118、及びサーミスタ122が接続されている。中央表示基板400には、スタートレバーST及びストップボタンSP(SP1,SP2,SP3)、並びに振分け機構(セレクタ)GOが接続されており、電源ユニットPWUにはメダルホッパHPが接続されている。
電動モータ118は、ステッピングモータからなり、後述のモータ制御手段114から駆動電流が供給され且つその際の電気パルス信号に応答し、断続的なステップ増加分に応じてロータを回転させるように構成され、高精度の位置決めと動作の反復性を持つように構成される。電動モータ118は、図示しない固定子(ステータ)及び回転子(ロータ)と、これらを収容するハウジング118a(図6参照)とを備えて構成されており、回転子は、ハウジング118aに固定された固定子に対して自在に回転するように支持されている。電動モータ118はまた、与えられるパルス周波数に比例してその回転速度が変化するように構成されている。
上記サーミスタ122は、後述する温度算出手段112とによって温度検出手段を構成するもので、駆動に起因して発熱する電動モータ118の上記ハウジング118aに直接的に貼付されており、その設置場所での温度変化に応じて電気抵抗を変化させる機能を有している。
本実施形態では、上記サーミスタ122にフィルム状のものを採用しており、このサーミスタ122を、上述のように電動モータ118のハウジング118aに直接貼付して設けることによって、温度検出時の精度をより高めている。この場合のサーミスタ122の具体的な設置構造を図6乃至図8に示す。図6乃至図8は夫々、サーミスタ122の具体的な設置構造を示す正面図、側面図、平面図(上面図)である。
即ち、図6乃至図8に示すように、回胴リール装置200では、リールカバー123とリール底板124とリール天板126とによって囲まれ、且つモータ取付板125によって仕切られた空間内に夫々、回胴リールR1,R2,R3が回転可能に収容配置されている。回胴リールR1,R2,R3は夫々、中心部に設けられた電動モータ118の作動によって回転駆動するように構成される。各電動モータ118は夫々、上述した固定子及び回転子を収容するハウジング118aを備えており、当該ハウジング118aの壁面に、上記フィルム状のサーミスタ122を貼付した形で備えている。
なお、サーミスタ122として通常タイプのものを採用する場合には、上述のように電動モータ118に直接貼付するのではなく、例えば、当該電動モータ118を設置した部位における該モータ118の近傍に配置することができる。このような通常タイプや上記フィルム状のサーミスタ122が、電動モータ118のハウジング118aの近傍に配置される場合には、当該サーミスタ122の設置を比較的容易にすることができる。また、上述のようにフィルム状のサーミスタ122を電動モータ118のハウジング118aの壁面に直接貼付する場合には、電動モータ118駆動時の温度検出をより正確に行うことができる。
図4に図示はしていないが、中央表示基板400には、スタートレバーST等以外に、ベットボタンB1,B2,B3(図1及び図2参照)、設定表示素子CT及び設定切替えボタンCS(図2参照)が接続されている。この中央表示基板400は、振分機構G0から出力されるメダル検出信号と、ベットボタンB1,B2,B3、スタートレバーST及びストップボタンSP1,SP2,SP3から夫々出力されるオンオフ信号とを、主基板700中の上記マイクロプロセッサへ転送すると共に、マイクロプロセッサから供給されるセグメント表示信号に基づいて、設定表示素子CTに0から6までの数字を表示させる機能を有している。
また、サブ制御基板300には、回胴リールR1,R2,R3に夫々内蔵されるバックランプ107と、演出用ランプ103a,104a,104bと、サイドランプ106と、液晶表示装置103dと、ドットユニット108と、スピーカSR、SL、SWと、EL(エレクトロルミネッセンス)基板109とが夫々配線ケーブルを介して接続されている。
上記主基板700は、本スロットマシン100の動作全体を管理するシステムプログラム及びスロットマシンゲーム用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる不図示の記憶部と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。当該マイクロプロセッサに設けられた入力ポート及び出力ポートと、残余の基板300,400,500,600,800との間は配線ケーブルによって接続されている。
そして主基板700は、温度算出手段112と、判定手段113と、モータ制御手段114とを備えている。
温度算出手段112は、電動モータ118の駆動時の発熱に起因して変化する温度を、上記サーミスタ122の電気抵抗の変化に基づいて算出する。
判定手段113は、温度算出手段112によって算出(検出)された温度(検出温度t)が、予め設定された規定値(図5におけるステップS4の70℃を参照)以上になったか否か(つまり、規定値に達したか否か)を判定し、その判定結果をモータ制御手段114に出力する。
モータ制御手段114は、上記検出温度tが規定値に達したと判定手段113により判定されたとき、つまり検出温度tが規定値に達した旨の信号を判定手段113から受信したとき、電動モータ118に供給する駆動電流を低減するように制御する。即ち、モータ制御手段114は、検出温度tが規定値(例えば70℃)未満である通常制御時には、電動モータ118に第1の駆動電流(例えば1.0A(図5のステップS5参照))を供給し、検出温度tが規定値(例えば70℃)に達した電流低減制御時には、電動モータ118に上記第1の駆動電流より低い第2の駆動電流(例えば0.7A(図5のステップS10参照))を供給し且つ通常制御時より低いパルス周波数を与えて回転数を低下させるように制御する。
また、上記サブ制御基板300は、主基板700中の上記マイクロプロセッサから供給される演出制御信号に従って、実装された電気回路が演出用スピーカSR,SL,SWと、演出用ランプ103a,104a,104bと、演出表示装置103dとを夫々駆動して、遊技者の視覚に訴える演出表示を行うように機能する。
次に、本スロットマシン100の作動を、図5のフローチャートに沿って説明する。まず、遊技場係員により電源がオン(ON)されると(ステップS1)、電源ユニットPWUから対応する部位への電源供給が開始される。そして、遊技者がメダル投入部MDから遊技メダルを投入し(ステップS2)、スタートレバーSTを押下してオン(ON)した時点(ステップS3)から、温度算出手段112が、電動モータ118の発熱に起因して変化する温度(検出温度t)と、予め設定された規定値(本実施形態では70℃)とを比較・判定する処理を開始する(ステップS4)。
上記ステップS4では、作動開始からまだ間がないために温度上昇は見られず、従って、判定手段113による判定結果は規定値未満として判定されて、処理はステップS5に進む。このステップS5(通常制御時)では、モータ制御手段114が第1の駆動電流(1.0A)を電動モータ118に供給する定電流制御を実行するので、電動モータ118、即ち3個の電動モータ118に対応する回胴リールR1,R2,R3が第1の駆動電流に応じた回転速度(500pps(pulse per second))で一方向に一斉に回転し始める。そして、遊技者がストップボタンSP1,SP2,SP3を夫々に押圧してオン(ON)すると(ステップS7)、回胴リールR1,R2,R3の対応するものから順に回転が停止する(ステップS8)。
この時点で、次なる遊技を行うか否かを遊技者等が判断するのであるが、この際は、遊技開始から間がなくそれほどの温度上昇も見られないので、何らの問題もなく、遊技者は、ステップS2からの次なる遊技に移行する。
一方、次なる遊技の進行に伴い、ステップS4において判定手段113が、検出温度tが規定値70℃以上になったと判定した場合には、判定手段113がその旨の信号をモータ制御手段114に出力する。これによりモータ制御手段114が、3個の電動モータ118に夫々、第1の駆動電流より低い第2の駆動電流(0.7A)を供給し且つ通常制御時より低いパルス周波数を与えて、回胴リールR1,R2,R3の各回転速度を350ppsに低減する制御(電流低減制御)を行う。そして、制御はステップS7に移行して、ストップボタンSP1,SP2,SP3のオン(ステップS7)、回胴リールR1,R2,R3の回転停止(ステップS8)、次遊技の判断(ステップS4)へと移行する。
以上のように、たとえ電動モータ118駆動時の発熱に起因して遊技機本体が高温になろうとしたとしても、電動モータ118の回転速度の低減により、異常発熱を確実に回避することができ、これにより、発熱による電動モータ自体の故障を防止し、更には発熱で遊技機内部が異常高温状態になるような不具合を回避できるなど、安全性を維持できると共に、これに伴う消費電力の削減も期待できるという効果が得られる。そして、スロットマシン100に搭載した電子部品(図示せず)等に対する温度上昇時の悪影響を確実に回避することができる。
更に、モータ制御手段114が、通常制御時には第1の駆動電流を供給し、電流低減制御時には第1の駆動電流より低い第2の駆動電流を供給し且つ通常制御時より低いパルス周波数を与えるように制御するので、電流低減制御時において駆動電流の低減により回胴リールR1,R2,R3のトルクが低下しても、電動モータ118に与えるパルス周波数を低くすることで回胴リールR1,R2,R3の回転数を低下でき、従って、リール回転上何らの支障もなく駆動電流を低減して発熱を効果的に抑えることができる。
そして、或る回数の遊技を行った後、遊技を一時中断した方が良いと判断した際には(ステップS4)、遊技場係員が電源ユニットPWUに所定の処置を施すことで電源を遮断する(ステップS12)こともできる。この電源の遮断は、電動モータ118以外への電源供給はそのまま継続して行うスリープ状態に移行させるものであり、例えば遊技者が獲得したメダル枚数を記憶しているクレジット等がキャンセルされることのないように実行される。
そして、発熱で温度上昇した部位の冷却に要する適当な時間が経過した時点で、遊技場係員が前扉101を開放して電源ユニットPWUを手動で操作して電源を再びオンし、これにより、遊技者は同じスロットマシン100を使用して遊技を続行することができるようになる。
なお、上述した実施の形態ではいずれも、前扉101の前面上部に比較的小型の液晶表示装置103dを具備したスロットマシン100を例に挙げて本発明を説明したが、これに限らず、近年の、前扉101の前面中央部の略全域を覆いその中央部分を略矩形状に透明化した所謂ドーナツ状の大型液晶表示装置を具備したスロットマシンに本発明を適用しても良いことは勿論である。
以上、本発明をその好適な実施形態例に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態例の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る遊技機は、駆動中に発熱して温度上昇を招く可能性のある構造の遊技機に用いて有用であり、特に、温度上昇に起因して生じ易い不具合を回避する必要がある遊技機に適している。
本発明に係るスロットマシンの外部構造を示す正面図である。 本スロットマシン外部構造を示す斜視図である。 前扉を開放した状態で本スロットマシンの内部構造を示す背面図である。 本スロットマシンに搭載された主基板を含む制御系全体を概略的に示す回路図である。 本スロットマシンにおける制御の具体例を示すフローチャートである。 サーミスタの具体的な設置構造を示す正面図である。 サーミスタの具体的な設置構造を示す側面図である。 サーミスタの具体的な設置構造を示す平面図である。
符号の説明
100…スロットマシン(遊技機)
101…前扉
102…筐体
112…温度算出手段
113…判定手段
114…モータ制御手段
118…電動モータ(発熱要素、ステッピングモータ)
118a…ハウジング
122…サーミスタ
300…サブ制御基板
700…主基板

Claims (5)

  1. 電動モータの駆動で回胴リールを回転させる回胴リール装置を備え、前記回胴リールを回転又は停止させることに基づいて遊技を行ってなる遊技機において、
    前記電動モータの駆動時の発熱に起因して変化する温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段による検出温度が規定値に達したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記検出温度が前記規定値に達したと判定されたとき、前記電動モータに供給する駆動電流を低減するように制御するモータ制御手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記電動モータがステッピングモータからなり、
    前記モータ制御手段は、
    前記検出温度が前記規定値未満である通常制御時には、前記ステッピングモータに第1の駆動電流を供給し、
    前記検出温度が前記規定値に達した電流低減制御時には、前記ステッピングモータに前記第1の駆動電流より低い第2の駆動電流を供給し且つ前記通常制御時より低いパルス周波数を与えるように制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記温度検出手段は、フィルム状のサーミスタを備えて構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記サーミスタは、前記電動モータのハウジングの近傍に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記サーミスタは、前記電動モータのハウジングの壁面に直接貼付されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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