JP2005134673A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 固定部材による固定の解除忘れによる走査ユニットの損傷を防止する画像読取装置を提供する。
【解決手段】 画像読取装置1は、原稿が載置される原稿台2に沿って本体フレーム35内を移動自在な走査ユニット3、4と、走査ユニット3、4に搭載される光学系を介して原稿の画像を読み取るCCDセンサ6と、第2走査ユニット4を本体フレーム35に固定するビス37と、ビス37による第2走査ユニット4の本体フレーム35への固定が解除されているか否かを検出する検出センサ36と、検出センサ36による検出結果に基づいて走査ユニット3、4の動作を制御する制御部7と、を備える。
【選択図】 図5
【解決手段】 画像読取装置1は、原稿が載置される原稿台2に沿って本体フレーム35内を移動自在な走査ユニット3、4と、走査ユニット3、4に搭載される光学系を介して原稿の画像を読み取るCCDセンサ6と、第2走査ユニット4を本体フレーム35に固定するビス37と、ビス37による第2走査ユニット4の本体フレーム35への固定が解除されているか否かを検出する検出センサ36と、検出センサ36による検出結果に基づいて走査ユニット3、4の動作を制御する制御部7と、を備える。
【選択図】 図5
Description
この発明は、画像読取装置に関し、特に走査ユニットを本体フレームに固定する固定部材を備える画像読取装置に関する。
画像読取装置は、原稿が載置される原稿台、光源となるランプ、複数のミラー、結像レンズ、およびCCDセンサなどの光電変換手段を備え、ランプから照射され原稿で反射された光が複数のミラーで導かれ結像レンズで結像されて光電変換手段によって画像情報として読み取られる。ランプやミラーは、原稿台の下面に沿って副走査方向に移動する走査ユニットに搭載される。走査ユニットは、画像読取装置の本体フレーム内において副走査方向に掛け渡されたワイヤによって係合または支持される。
したがって、画像読取装置が運搬等の際に振動や衝撃を受けた場合、走査ユニットは上下方向および走査方向に振動する。これによって、走査ユニットの組み付け精度が低下し画像読取精度が低下するばかりか、走査ユニットに搭載されるミラーが破損してしまうこともある。
このような走査ユニットに対する振動を防止するため、画像読取装置の運搬時に走査ユニットを本体フレームに対してホームポジション近傍の所定位置で固定部材によって予め固定する技術が提案されている(例えば、特許文献1〜4参照。)。
特開平4−1671号公報
特開平4−136930号公報
特開2001−228561公報
特開2001−337400公報
しかし、上述の特許文献1〜4の技術は、走査ユニットを固定部材によって本体フレームに対して固定しようとするものであり、画像読取装置の運搬後の使用時に、走査ユニットを固定していた固定部材が取り除かれているか否かを確認する手段については開示されていない。画像読取装置が通電されると、走査ユニットは直ちに初期動作を開始しようとするため、固定部材が取り除かれていない場合、運搬中の振動による弊害以上の走査ユニットの損傷を招くことがある。
この発明が解決しようとする課題は、固定部材による固定の解除忘れによる走査ユニットの損傷を防止する画像読取装置を提供することにある。
この発明の画像読取装置は、上述の課題を解決するために以下のように構成される。
(1)原稿が載置される原稿台に沿って本体フレーム内を移動自在な走査ユニットと、走査ユニットに搭載される光学系を介して原稿の画像を読み取る画像読取部と、走査ユニットを本体フレームに固定する固定部材と、固定部材による走査ユニットの本体フレームへの固定が解除されているか否かを検出する検出部材と、検出部材による検出結果に基づいて走査ユニットの動作を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
この構成においては、画像読取装置の運搬中における走査ユニットの振動を防止するための、固定部材による走査ユニットの本体フレームへの固定が解除されたか否かが、走査ユニットの動作開始前に検出される。固定部材による走査ユニットの固定が解除されていると制御部によって判定された場合は、走査ユニットは所定の初期動作を開始し、固定部材による走査ユニットの固定が解除されていないと制御部によって判定された場合は、走査ユニットは動作を開始しないように制御される。
(2)検出部材は、固定部材が走査ユニットを固定する位置にあるか否かを検出することを特徴とする。
この構成においては、走査ユニットを固定する固定部材が走査ユニットを固定するための所定位置にあるか否かが検出部材によって検出される。すなわち、検出部材が走査ユニットを固定する所定位置にあることが検出された場合は、走査ユニットの固定が解除されていないと判定され、走査ユニットが動作を開始しないように制御される。検出部材が走査ユニットを固定する所定位置にないことが検出された場合は、走査ユニットの固定は解除されていると判定され、走査ユニットの初期動作が開始される。
(3)検出部材は、走査ユニットが固定部材によって固定される所定位置にあるか否かを検出することを特徴とする。
この構成においては、走査ユニットは、画像読取装置の運搬時などに、画像読取動作時には位置することのない所定位置において固定部材によって固定される。走査ユニットが固定部材によって固定されるべき所定位置にあることが検出された場合は、走査ユニットの固定が解除されていないと判定され、走査ユニットが動作を開始しないように制御される。走査ユニットが固定部材によって固定されるべき所定位置にはないことが検出された場合は、走査ユニットの固定が解除されていると判定され、走査ユニットの初期動作が開始される。
(4)本体フレームに固定された走査ユニットと本体フレームとの間に弾性部材をさらに備え、弾性部材は、走査ユニットの固定部材による本体フレームへの固定が解除されたときに走査ユニットを本体フレームから離間する方向に付勢することを特徴とする。
画像読取装置の運搬時などに固定される走査ユニットの位置は、本体フレーム内の最端部である側壁近傍である場合が多く、固定が解除されてもワイヤによる作用だけでは走査ユニットは画像読取領域に復帰することが困難である場合がある。この構成においては、走査ユニットが本体フレームへの固定から解除されたときに、スプリングやゴム等の弾性部材によって、走査ユニットは本体フレーム側壁から離間する方向に付勢される。
(5)固定部材は、本体フレームに係合する本体フレーム係合部と走査ユニットに係合する走査ユニット係合部とを有するビスを含み、本体フレーム係合部のネジピッチは走査ユニット係合部のネジピッチよりも小さいことを特徴とする。
この構成においては、本体フレーム係合部と走査ユニット係合部とは同方向にネジが切られ、ビスが本体フレーム側壁から抜き取られる方向に回転されると、ビスは走査ユニットからも抜かれる。また、本体フレーム係合部のネジピッチよりも走査ユニット係合部のネジピッチの方が大きいので、ビスが本体フレーム側壁から抜かれる変位量よりも、ビスが走査ユニットから抜かれる変位量の方が大きくなる。したがって、ビスが本体フレーム側壁から抜き取られる方向に回転されると、走査ユニットは本体フレーム側壁から離間する方向に移動させられる。
(6)検出部材は、本体フレームと走査ユニットのホームポジションとの間に配置され、走査ユニットがホームポジションを越えて本体フレーム側へ移動するオーバーランを検出するオーバーラン検出センサであることを特徴とする。
この構成においては、検出部材とオーバーラン検出センサとが兼用される。
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)画像読取装置の使用開始時の、走査ユニットの固定の解除忘れを防止することができる。したがって、運搬中の走査ユニットの振動を防止する固定部材による走査ユニットの固定が解除されずに走査ユニットの動作が開始されてしまうことによる走査ユニットの損傷を防止することができる。
(2)走査ユニットの固定部材による固定が解除されているか否かを、固定部材があるか否かを検出することによって直接検出することができ、走査ユニットの損傷を確実に防止することができる。
(3)走査ユニットの固定が解除されているか否かを、走査ユニットの位置によって検出することができ、走査ユニットの損傷を確実に防止することができる。
(4)走査ユニットを容易に画像読取領域に復帰させることができる。
(5)走査ユニットを容易に画像読取領域に復帰させることができる。
(6)部品点数が少なくて済むので、製造コストの低下および画像読取装置の軽量化を図ることができる。
以下に、この発明の実施形態に係る画像読取装置1について図面に基づいて説明する。図1は、画像読取装置1の概略構成を示す正面図である。図2は、第1走査ユニット3および第2走査ユニット4が移動する機構を示す平面図である。図3は、第1走査ユニット3および第2走査ユニット4が移動する機構を示す正面図である。図4は、第2走査ユニット4の構造を示す側面図である。画像読取装置1は、原稿が載置される原稿台2を含む。原稿台2は、透明なガラスで形成される。原稿台2の下方には、図示しない光源ランプおよび第1ミラー8が搭載された第1走査ユニット3、第2ミラー11および第3ミラー12が搭載された第2走査ユニット4、結像レンズ5、およびCCDセンサ6が配置される。
第1走査ユニット3は、レール24、25上を図示しない摺動子を介して摺動することによって、原稿台2に沿って本体フレーム35内を副走査方向に移動自在である。第2走査ユニット4は、レール24、25上を摺動子13、14を介して摺動することによって、原稿台2に沿って本体フレーム35内を副走査方向に移動自在である。
また、レール24、25に直交するように回転軸26が配置される。回転軸26の両端部近傍にはプーリ27、28が設けられる。さらに、回転軸26の一端は本体フレーム35の外側へ突出しており、この突出部にギヤ17が設けられる。ギヤ17には、モータ15の駆動軸に連結されたギヤ16との間にベルト18が架け渡される。ギヤ17には、ベルト18を介してモータ15の駆動力が伝達される。モータ15としては例えばステッピングモータが用いられる。
レール24、25のそれぞれの両端部近傍にプーリ29〜31が配置される。また、第2走査ユニット4の両端部にはそれぞれ、二溝プーリ21、22が設けられる。さらに、本体フレーム35の側壁には、ワイヤ33、34の一端がそれぞれ固定される。ワイヤ33は、本体フレーム35の側壁から、二溝プーリ21、プーリ31に順次架け渡された後、プーリ27に数回巻き付けられ、さらに、プーリ29、二溝プーリ21に順次架け渡されて、他端をスプリングを介して本体フレーム35に固定される。また、ワイヤ33のプーリ29と二溝プーリ21との間には、第1走査ユニット3の一端が固定される。
同様に、ワイヤ34は、本体フレーム35の側壁から、二溝プーリ22、プーリ32に順次架け渡された後、プーリ28に数回巻き付けられ、さらに、プーリ30、二溝プーリ22に順次架け渡されて、他端をスプリングを介して本体フレーム35に固定される。また、ワイヤ34のプーリ30と二溝プーリ22との間には、第1走査ユニット3の他の一端が固定される。
上述のような構造において、モータ15の駆動力によってプーリ27、28が回転し、ワイヤ33、34に引かれることによって第1走査ユニット3および第2走査ユニット4が移動する。ここで、上述のようにワイヤ33、34が掛け渡されていることによって、第1走査ユニット3と第2走査ユニット4との副走査方向の移動速度の比は、2対1とされている。また、第1走査ユニット3および第2走査ユニット4は、ワイヤ33、34によって支持されている。
第1走査ユニット3および第2走査ユニット4が副走査方向に連動して移動することによって、光源ランプから照射され原稿台2上の原稿の画像で反射された光は、各ミラー8、11、12に導かれ結像レンズ5によってCCDセンサ6上に結像され、CCDセンサ6によって光電変換されて画像データとして読み取られる。CCDセンサ6から取得された画像データは、制御部7に入力される。
図5は、第2走査ユニット4の本体フレーム35への固定が解除されているか否かを検出する機構を示す説明図である。第1走査ユニット3および第2走査ユニット4は、上述のようにワイヤ33、34によって支持されているので、画像読取装置1の運搬時等には振動や衝撃による損傷を防止するために、本体フレーム35に固定される。第1走査ユニット3および第2走査ユニット4を本体フレーム35に対して固定する固定部材として、この実施形態ではビス37が用いられる。
ビス37は、本体フレーム35に係合する本体フレーム係合部38と、第2走査ユニット4に係合する走査ユニット係合部39と、を備える段付きビスである。本体フレーム係合部38の直径は走査ユニット係合部39の直径よりも大きく設定される。走査ユニット係合部39にはネジが切られており、走査ユニット係合部39が第2走査ユニット4にねじ込まれることで、第2走査ユニット4はホームポジション近傍において本体フレーム35の側壁に固定される。また、ホームポジション近傍においては第1走査ユニット3と第2走査ユニット4とは非常に接近しており、またプーリ31、32に近い位置においてワイヤ33、34を介して連結されているので、第2走査ユニット4が固定されると第1走査ユニット3も略固定される。
第2走査ユニット4のホームポジションのさらに本体フレーム35の側壁側に、第2走査ユニット4のオーバーランを検出する検出センサ36が配置される。図5(a)に示すように、ビス37は、第2走査ユニット4を固定させた時に検出センサ36をONさせるように配置される。そして、図5(b)に示すように、ビス37が第2走査ユニット4から抜き取られて第2走査ユニット4の本体フレーム35への固定が解除されると、検出センサ36はOFFされる。
図6は、制御部7の概略構成を示すブロック図である。制御部7は、画像読取装置1を動作させるための所定のプログラムが読み出し可能に格納されたROM42および作業領域となるRAM43を含むCPU41を備える。CPU41には、画像データが格納されるグラフィックRAM44、第1走査ユニット3および第2走査ユニット4を移動させるモータやソレノイド等を含む走査ユニット負荷機器45、原稿の画像で反射された光を光電変換して画像データとして取得するCCDセンサ6、第2走査ユニット4のオーバーランの検出および第2走査ユニットの本体フレーム35への固定が解除されているか否かの検出をする検出センサ36等の入出力機器が接続され、CPU41はこれらの機器を統括して制御する。
図7は、制御部7の処理手順の一部を示すフローチャートである。画像読取装置1が運搬等され所定の場所に設置された後、主電源がONされると、制御部7のCPU41は、検出センサ36がOFF状態であるか否かを判定する(S1)。CPU41は、検出センサ36がON状態である場合(ステップS1においてNOの場合)は、第2走査ユニット4の本体フレーム35への固定が解除されていないと判断し、その旨の警告を図示しない表示部に表示する(S2)。警告表示を確認したユーザは、一旦主電源をOFFし、ビス37を取り除いた後に再び主電源をONする。すると、CPU41は、検出センサ36がOFF状態であるか否かを再び判定し(S1)、検出センサ36がOFF状態である場合は第1走査ユニット3および第2走査ユニット4をホームポジションへ移動する(S3)。そして、CPU41は、画像読取装置1の所定の初期調整を行うべき指示データを出力し(S4)、画像読取指示があったか否かを判定する(S5)。CPU41は、画像読取指示がない場合はステップS5の処理を繰り返して待機し、画像読取指示があった場合は原稿台2上の原稿の画像を読み取るべき指示データを出力する(S6)。
画像読取装置1によれば、ビス36による第2走査ユニット4の本体フレーム35への固定が解除されたか否かを、第2走査ユニット4の移動開始前に検出することができる。ビス36による第2走査ユニット4の固定が解除されていない場合は、第2走査ユニット4の固定が解除されるまで第2走査ユニット4は移動を開始しないように制御されるので、第2走査ユニット4の固定の解除忘れによる走査ユニット3、4の損傷を防止することができる。
また、第2走査ユニット4の本体フレーム35への固定が解除されているか否かを検出する検出センサ36と、第2走査ユニット4のオーバーランを検出するオーバーラン検出センサとを兼用しているので、部品点数が少なくて済み製造コストの低下および画像読取装置1の軽量化を図ることができる。
図8は、他の実施形態に係る画像読取装置1における第2走査ユニット4の本体フレーム35への固定が解除されているか否かを検出する機構を示す説明図である。この実施形態では、ビス37に代えてビス37aが用いられる。ビス37aは、本体フレーム35に係合する本体フレーム係合部38aと、第2走査ユニット4に係合する走査ユニット係合部39aと、を備える段付きビスである。本体フレーム係合部38aの直径は走査ユニット係合部39aの直径よりも大きく設定される。走査ユニット係合部39aにはネジが切られている。図8(a)に示すように、走査ユニット係合部39aが第2走査ユニット4にねじ込まれることで、第2走査ユニット4が検出センサ36をONする位置において、第2走査ユニット4は本体フレーム35の側壁に固定される。すなわち、この実施形態では、第2走査ユニット4は、オーバーランした位置において本体フレーム35に固定される。
また、本体フレーム35の側壁と第2走査ユニット4との間にはスプリング40が配置される。スプリング40の一端は本体フレーム35の側壁に固定される。そして、図8
(b)に示すように、ビス37aが取り除かれて第2走査ユニット4の本体フレーム35への固定が解除されると、第2走査ユニット4は、スプリング40によって本体フレーム35の側壁から離間する方向へ付勢され、容易にホームポジションへ復帰する。
(b)に示すように、ビス37aが取り除かれて第2走査ユニット4の本体フレーム35への固定が解除されると、第2走査ユニット4は、スプリング40によって本体フレーム35の側壁から離間する方向へ付勢され、容易にホームポジションへ復帰する。
この実施形態に係る画像読取装置1によれば、第2走査ユニット4の本体フレーム35への固定が解除された時に第2走査ユニット4を本体フレーム35から離間する方向に付勢するスプリング40が設けられているので、第2走査ユニット4を容易に画像読取領域へ復帰させることができる。
また、第2走査ユニット4の本体フレーム35への固定が解除されると、第2走査ユニット4がオーバーランの位置から画像読取領域に移動させられるので、検出センサ36がOFFされ、第2走査ユニット4の固定の解除を検出することができる。したがって、第2走査ユニット4の固定の解除忘れによる走査ユニット3、4の損傷を防止することができる。
図9は、さらに他の実施形態に係る画像読取装置1における第2走査ユニット4の本体フレーム35への固定が解除されているか否かを検出する機構を示す説明図である。図10は、ビス37bの正面図である。この実施形態では、ビス37に代えてビス37bが用いられる。ビス37bは、本体フレーム35に係合する本体フレーム係合部38bと、第2走査ユニット4に係合する走査ユニット係合部39bと、を備える段付きビスである。
本体フレーム係合部38bおよび走査ユニット係合部39bにはそれぞれネジが切られており、例えば本体フレーム係合部38bのネジ径は8mm、ネジピッチは0.75mmに設定される。また、走査ユニット係合部39bのネジ径は4.8mm、ネジピッチは1.058mmに設定される。すなわち、走査ユニット係合部39bの直径は本体フレーム係合部38bの直径よりも小さく、さらに、走査ユニット係合部39bのネジピッチは本体フレーム係合部38bのネジピッチよりも大きく設定される。
図9(a)に示すように、走査ユニット係合部39bが第2走査ユニット4にねじ込まれることで、第2走査ユニット4が検出センサ36をONする位置において、第2走査ユニット4は本体フレーム35の側壁に固定される。すなわち、この実施形態では、第2走査ユニット4は、オーバーランした位置において本体フレーム35に固定される。
そして、ビス37bが本体フレーム35から抜き取られる方向に回転されると、走査ユニット係合部39bのネジピッチは本体フレーム係合部38bのネジピッチよりも大きいので、第2走査ユニット4は本体フレーム35の側壁から離間する方向に移動させられ、これによって検出センサ36がOFFされる。
この実施形態に係る画像読取装置1によれば、ビス37bの走査ユニット係合部39bのネジピッチが本体フレーム係合部38bのネジピッチよりも大きく設定されるので、第2走査ユニット4の固定の解除時に第2走査ユニット4を容易に画像読取領域へ復帰させることができる。
また、第2走査ユニット4の本体フレーム35への固定が解除されると、第2走査ユニット4がオーバーランの位置から画像読取領域に移動させられるので、検出センサ36がOFFされ、第2走査ユニット4の固定の解除を検出することができる。したがって、第2走査ユニット4の固定の解除忘れによる走査ユニット3、4の損傷を防止することができる。
1 画像読取装置
2 原稿台
3 第1走査ユニット
4 第2走査ユニット
6 CCDセンサ
7 制御部
8 第1ミラー
11 第2ミラー
12 第3ミラー
35 本体フレーム
36 検出センサ
37、37a、37b ビス
38、38a、38b 本体フレーム係合部
39、39a、39b 走査ユニット係合部
40 スプリング
2 原稿台
3 第1走査ユニット
4 第2走査ユニット
6 CCDセンサ
7 制御部
8 第1ミラー
11 第2ミラー
12 第3ミラー
35 本体フレーム
36 検出センサ
37、37a、37b ビス
38、38a、38b 本体フレーム係合部
39、39a、39b 走査ユニット係合部
40 スプリング
Claims (6)
- 原稿が載置される原稿台に沿って本体フレーム内を移動自在な走査ユニットと、
前記走査ユニットに搭載される光学系を介して前記原稿の画像を読み取る画像読取部と、
前記走査ユニットを前記本体フレームに固定する固定部材と、
前記固定部材による前記走査ユニットの前記本体フレームへの固定が解除されているか否かを検出する検出部材と、
前記検出部材による検出結果に基づいて前記走査ユニットの動作を制御する制御部と、を備えることを特徴とする画像読取装置。 - 前記検出部材は、前記固定部材が前記走査ユニットを固定する位置にあるか否かを検出することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記検出部材は、前記走査ユニットが前記固定部材によって固定される所定位置にあるか否かを検出することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記本体フレームに固定された前記走査ユニットと前記本体フレームとの間に弾性部材をさらに備え、
前記弾性部材は、前記走査ユニットの前記固定部材による前記本体フレームへの固定が解除されたときに前記走査ユニットを前記本体フレームから離間する方向に付勢することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。 - 前記固定部材は、前記本体フレームに係合する本体フレーム係合部と前記走査ユニットに係合する走査ユニット係合部とを有するビスを含み、前記本体フレーム係合部のネジピッチは前記走査ユニット係合部のネジピッチよりも小さいことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
- 前記検出部材は、前記本体フレームと前記走査ユニットのホームポジションとの間に配置され、前記走査ユニットが前記ホームポジションを越えて前記本体フレーム側へ移動するオーバーランを検出するオーバーラン検出センサであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003371139A JP2005134673A (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015004982A (ja) * | 2013-05-20 | 2015-01-08 | トヨフレックス株式会社 | 原稿載置装置 |
-
2003
- 2003-10-30 JP JP2003371139A patent/JP2005134673A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015004982A (ja) * | 2013-05-20 | 2015-01-08 | トヨフレックス株式会社 | 原稿載置装置 |
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