JP2005132724A - 抗菌性無機酸化物微粒子およびその製造方法 - Google Patents

抗菌性無機酸化物微粒子およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 安価に製造でき、少量の抗菌性金属成分で所望の抗菌効果を発揮する抗菌性無機酸化物微粒子を提供する。
【解決手段】 平均粒径が0.01〜10μm範囲の酸化チタン、シリカまたはアルミナ等の無機酸化物微粒子の表面に、抗菌性金属成分を含有するシリカ−アルミナ層が被覆されてなり、抗菌性金属成分を含有するシリカ−アルミナ層の割合は、前記無機酸化物微粒子100重量部に対して0.1〜100重量部である。

Description

本発明は、抗菌性無機酸化物微粒子およびその製造方法に関し、さらに詳しくは、樹脂、塗料、繊維などへの抗菌性付与に使用して、分散性が良く、少ない使用量で優れた抗菌性を発揮する抗菌性無機酸化物微粒子およびその製造方法に関する。
従来、樹脂、塗料、繊維などへ抗菌性を付与するために抗菌性無機酸化物微粒子を樹脂などの中に練り込む方法などが行われており、該樹脂などの抗菌性を高め、色彩や透明度などの樹脂の特性に影響を及ばさない抗菌性無機酸化物微粒子が種々提案されている。
この様な抗菌性無機酸化物微粒子としては、例えば、特許文献1には、抗菌性金属成分を含有する無機酸化物微粒子を球状粒子の表層部に高含有率で含有する無機酸化物球状粒子が開示されている。
また、特許文献2には、シリカを主体とする平均粒径が0.005〜0.2μmのセラミック粒子の表面に、抗菌性金属成分を主体とし、かつ、その抗菌性金属成分の少なくとも一部が金属状態にて存在する金属系抗菌組成物を保持させたことを特徴とする金属−セラミック複合抗菌剤が記載されている。
さらに、特許文献3には、平均粒径0.01〜0.5μmのセラミック粒子もしくは卑金属粒子の表面に、そのセラミック粒子もしくは卑金属粒子の重量に対して0.1〜60重量%の量に相当する平均粒径0.0001〜0.1μmの抗菌性金属粒子が分散付着してなる微粉末状の金属性抗菌剤が記載されている。
特開2003−95620号公報 特開2000−143421号公報 特開平8−99812号公報
しかし、従来の抗菌性無機酸化物微粒子は、微粒子の細孔内部にも抗菌性金属成分が存在するために、有効に利用されない抗菌性金属成分が存在するので抗菌性金属成分の含有量を多くしないと所望の抗菌効果が得られないという問題があった。また、化学メッキ法などにより抗菌性金属を担持するためにはメッキ装置が必要となり、製造コストが高くなるという問題があった。さらに、抗菌性金属成分が銀である場合には、抗菌性金属成分の含有量を多くすると変色するという問題があった。
本願発明の目的は、前述の問題点を解決して、抗菌性金属成分を有効に利用することで、安価に製造でき、少量の抗菌性金属成分で所望の抗菌効果が発揮できる抗菌性無機酸化物微粒子を提供することにある。また、他の目的は、抗菌性金属成分が銀である場合でも変色することのない抗菌性無機酸化物微粒子を提供することにある。
本発明者は、樹脂などの中に練り込む際に分散性が良く、変色が無く耐候性に優れ、少量の使用量で優れた抗菌性を発揮する抗菌性無機酸化物微粒子について鋭意研究し本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の第1は、無機酸化物微粒子の表面に抗菌性金属成分を含有する無機化合物層が被覆されてなる抗菌性無機酸化物微粒子に関する。
本発明の第2は、前記抗菌性金属成分を含有する無機化合物層がシリカ−アルミナ層である請求項1記載の抗菌性無機酸化物微粒子に関する。
本発明の第3は、前記無機酸化物微粒子が酸化チタン、シリカまたはアルミナである請求項1、2記載の抗菌性無機酸化物微粒子に関する。
本発明の第4は、前記無機酸化物微粒子は平均粒径が0.01〜10μm範囲の微粒子である請求項1〜3記載の抗菌性無機酸化物微粒子に関する。
本発明の第5は、前記抗菌性金属成分を含有する無機化合物層が前記無機酸化物微粒子100重量部に対して、酸化物として0.1〜100重量部である請求項1〜4記載の抗菌性無機酸化物微粒子に関する。
本発明の第6は、無機酸化物微粒子を水に懸濁し、これにアルカリを加えて該懸濁液のpHを10〜11の範囲に調整した後、該懸濁液にアルミン酸ソーダ水溶液と水硝子水溶液を同時に撹拌しながら添加して無機酸化物微粒子の表面にシリカ−アルミナ水和物を沈着させ、次いで、脱アルカリ処理した後、抗菌性金属成分を担持することを特徴とする請求項2〜5記載の抗菌性無機酸化物微粒子の製造方法に関する。
本発明の第7は、前記請求項6に於いて、抗菌性金属成分を担持した後、更に水硝子、ケイ酸またはシランカップリング剤から選ばれた少なくとも1種で処理することを特徴とする請求項6記載の抗菌性無機酸化物微粒子の製造方法に関する。
本発明の抗菌性無機酸化物微粒子は、抗菌性金属成分の含有量が少なくて抗菌活性が高いという特徴を有する。また、抗菌性金属成分が銀である場合において、該抗菌性無機酸化物微粒子を樹脂中に練り込んで使用する際に、該抗菌性無機酸化物微粒子が高抗菌活性を有するためその使用量が少なく、また、銀成分の使用量が少ないために銀による変色が抑制されるなどの優れた効果を有する。
さらに、本発明の抗菌性無機酸化物微粒子は、該微粒子の表面に水ガラス、ケイ酸またはシランカップリング剤から選ばれた少なくとも1種で処理することにより、抗菌活性が低下することがなく変色が抑制される。
本発明において無機酸化物微粒子としては各種の無機酸化物が使用可能であり、例えば、TiO2、ZrO2、SiO2、Al23、Fe23、Sb23、WO3、CeO2などの単一の無機酸化物や、SiO2・Al23、SiO2・TiO2、SiO2・ZrO2、Al23・TiO2、Al23・CeO2、TiO2・CeO2、TiO2・ZrO2、SiO2・TiO2・ZrO2、SiO2・TiO2・CeO2などの複合酸化物を挙げることができる。特に、TiO2、SiO2、およびAl23は好適に使用される。
前述の無機酸化物微粒子は、平均粒子径が0.01〜10μm範囲の微粒子であることが好ましい。無機酸化物微粒子の平均粒子径が0.01μmより小さい場合には、該無機酸化物微粒子の表面に被覆される抗菌性金属成分を含有する無機酸化物層の形成が出来ないことがあり、また、平均粒子径が10μmより大きい場合には、得られた抗菌性無機酸化物微粒子を樹脂中に練り込んだ際に分散性が悪くなることがある。該無機酸化物微粒子の平均粒子径は、更に好ましくは0.1〜1μmの範囲にあることが望ましい。なお、該無機酸化物微粒子の平均粒子径は、微粒子の大きさにより、平均粒子径が0.05μm以下の場合には電子顕微鏡による方法で、また、0.05μm以上の場合には遠心沈降法で測定される。
前述の無機酸化物微粒子の表面を被覆する抗菌性金属成分を含有する無機化合物層を形成する無機化合物としては、負の電荷を有する無機化合物が用いられる。該無機化合物としては、例えば、シリカ−アルミナ、チタニア−シリカなどが例示される。特にシリカ−アルミナは好ましい。
前記シリカ−アルミナは、更に好ましくは、SiO2/Al23の重量比が1/1〜5/1の範囲にあることが望ましい。該SiO2/Al23重量比が1/1より小さい場合には、抗菌性金属成分の含有量が少なくなることがあり、また、該SiO2/Al23重量比が5/1より大きい場合にも菌性金属成分の含有量が少なくなることがある。
前記抗菌性金属成分を含有する無機化合物層の量は、前記無機酸化物微粒子100重量部に対して酸化物として0.1〜100重量部の範囲であることが好ましい。該無機化合物層の量が0.1重量部より少ない場合には、抗菌性無機酸化物微粒子における抗菌性金属成分の量が少なくなるため抗菌活性が低くなることがあり、また、100重量部より多くしても抗菌活性は変わらないので、経済的でない。該無機化合物層の量は、更に好ましくは前記無機酸化物微粒子100重量部に対して酸化物として1〜30重量部の範囲であることが望ましい。
本発明において抗菌性金属成分としては、通常、無機抗菌剤として使用される抗菌性金属成分が使用可能であり、具体的には、銀、銅、亜鉛、鉛、錫、ビスマス、カドミウム、クロム、水銀、ニッケル、コバルトなどが例示される。特に、銀、銅、亜鉛から選択される1種以上の金属成分は、抗菌性の他に防臭・防黴・防藻性作用をも有し、変色および人体に対する安全性などの観点からも好ましい。該抗菌性金属成分の量は、抗菌性無機酸化物微粒子全量を基準として酸化物換算で0.001重量%以上含有することが望ましい。該金属成分の含有量が0.001重量%に満たない場合は抗菌性作用が十分に発現しないことがある。該金属成分量は、好ましくは0.001〜10重量%、特に0.05〜5重量%の範囲であることが望ましい。
次に、抗菌性無機酸化物微粒子の製造方法について述べる。
本発明方法では、まず、前述のTiO2、SiO2、Al23などの無機酸化物微粒子を水に懸濁する。懸濁液の酸化物濃度は特に制限されるものではないが、1〜20重量%の範囲が望ましい。次に、該懸濁液に苛性ソーダなどのアルカリ水溶液を加えて、懸濁液のpHを10〜11の範囲に調整する。懸濁液のpHを10〜11の範囲に調整することにより、無機酸化物微粒子の表面の一部が蕩けて反応し易くなる。pH調整した懸濁液を60〜98℃の温度に加熱することが好ましい。
次いで、該懸濁液に所定量のアルミン酸ソーダ水溶液と所定量の水硝子水溶液を同時に撹拌しながら添加して60〜98℃の温度で0.5〜5時間加熱熟成して無機酸化物微粒子の表面にシリカ−アルミナ水和物を沈着させる。その後、陽イオン交換樹脂などを使用して脱アルカリ処理を行ってアルカリを除去する。
前記無機酸化物微粒子の表面にシリカ−アルミナ水和物を沈着させた微粒子に抗菌性金属成分を担持せしめる方法としては、特開平6−80527号に記載の方法など、通常の方法が採用可能である。
本発明方法では、好ましくは、前述の抗菌性金属成分を担持した後、更に水ガラス、ケイ酸またはシランカップリング剤から選ばれた少なくとも1種で処理することが望ましい。該処理は、前述の抗菌性金属成分を担持した抗菌性無機酸化物微粒子の水懸濁液にアンモニア水と水ガラス、ケイ酸またはシランカップリング剤から選ばれた少なくとも1種を添加した後、60〜98℃の温度で0.5〜5時間加熱熟成し、その後、洗浄、濃縮して、本発明の抗菌性無機酸化物微粒子が懸濁した水懸濁液を得る。また、所望により該水懸濁液を噴霧乾燥、焼成して、本発明の抗菌性無機酸化物微粒子から構成される粒子状物とすることも出来る。水ガラス、ケイ酸またはシランカップリング剤から選ばれた少なくとも1種の添加量は、抗菌性無機酸化物微粒子基準で0.001〜5重量%の範囲であることが望ましい。なお、シランカップリング剤としては、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン等、周知のものが使用可能である。
上記水ガラス、ケイ酸またはシランカップリング剤で処理した抗菌性無機酸化物微粒子は、抗菌性が抑制されることがなく、一層優れた変色抑制効果を示す。
酸化チタン粉末(富士チタン工業(株)製:TA300、平均粒子径0.3μm)77.6gに水7682.4gを入れて懸濁液を調製し,これに3wt%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを10.5に調整した後、加温して95℃で30分熟成した。一方、24wt%水硝子7.5gに水1192.5gを加えて希釈水硝子水溶液と、38wt%アルミン酸ソーダ水溶液2.7gに水119.7gを加えて希釈アルミン酸ソーダ水溶液を調製した。
次いで、95℃に加温した酸化チタン懸濁液に、希釈水硝子水溶液と希釈アルミン酸ソーダ水溶液をそれぞれ6.7g/分の添加速度で95℃の温度を保持しながら添加した。添加終了後、更に95℃で1時間熟成した後、50℃まで冷却し、次いで陽イオン交換樹脂を懸濁液のpHが4.5になるまで添加した後、陽イオン交換樹脂を分離して脱アルカリ処理した懸濁液を得た。
一方、硝酸銀0.18gに水300gを加えて溶解して硝酸銀水溶液を調製した。次いで、脱アルカリ処理した懸濁液に、硝酸銀水溶液を1時間かけて添加した後、加温して温度を95℃にして4時間熟成して抗菌性無機酸化物微粒子が懸濁した水懸濁液(A)を得た。
次いで、水懸濁液(A)を130℃で乾燥して水分を飛ばした後、500℃で2時間焼成して抗菌性無機酸化物微粒子から構成される粒子状物(抗菌剤(A))を得た。なお、抗菌剤(A)の銀含有量は0.30wt%であった。抗菌剤(A)の組成を、次述する抗菌剤の組成と共に表1に示す
実施例1において、実施例1と同様にして調製した水懸濁液(A)を冷却した後、15wt%アンモニア水溶液にて水懸濁液(A)のpHを10.5に調整した。次いで、該水懸濁液を加温して95℃にし、15wt%アンモニア水溶液でpHを10.5に保持しながら、0.5wt%ケイ酸液600gを10g/分の速度で添加した。添加終了後、更に95℃で1時間熟成してケイ酸処理した抗菌性無機酸化物微粒子が懸濁した水懸濁液(B)を得た。水懸濁液(B)を130℃で乾燥して水分を飛ばした後、500℃で2時間焼成して抗菌性無機酸化物微粒子から構成される粒子状物(抗菌剤(B))を得た。なお、抗菌剤(B)の銀含有量は0.29wt%であった。
実施例1において、実施例1と同様にして調製した水懸濁液(A)に、0.5wt%のシランカップリング剤(信越化学(株)製、KBM−403)水溶液600gを10g/分の速度で添加した。添加終了後、更に95℃で1時間熟成してシランカップリング剤処理した抗菌性無機酸化物微粒子が懸濁した水懸濁液(C)を得た。水懸濁液(C)を130℃で乾燥して水分を飛ばした後、500℃で2時間焼成して抗菌性無機酸化物微粒子から構成される粒子状物(抗菌剤(C))を得た。なお、抗菌剤(C)の銀含有量は0.29wt%であった。
比較例1
酸化チタン粉末(富士チタン工業(株)製:TA300、平均粒子径0.3μm)77.6gに水7682.4gを入れて懸濁液を調製し、これに5wt%硝酸を加えて、懸濁液のpHを5.0に調整した。一方、硝酸銀0.35gに水100gを加え溶解して硝酸銀水溶液を調製した。次いで、pHを5.0に調整した前記懸濁液に前記硝酸銀水溶液を添加し、その後、加温して温度を95℃にして4時間熟成した。次いで、130℃で乾燥して水分を飛ばした後、500℃で2時間焼成して抗菌剤(D)を得た。なお、抗菌剤(D)の銀含有量は0.30wt%であった。
比較例2
酸化チタン(富士チタン工業(株)製,TA300、平均粒子径0.3μm)77.6gに水7682.4gを入れ懸濁液を調製し、これに5wt%硝酸を加えて、懸濁液のpHを5.0に調整した。一方、硝酸銀3.5gに水1000gを加え溶解して硝酸銀水溶液を調製した。次いで、pHを5.0に調整した前記懸濁液に前記硝酸銀水溶液を添加し、その後、加温して温度を95℃にして4時間熟成した。次いで、130℃で乾燥して水分を飛ばした後、500℃で2時間焼成して抗菌剤(E)を得た。なお、抗菌剤(E)の銀含有量は3.01wt%であった。
[表1] 抗菌剤の組成
実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 比較例2
[抗菌剤] A B C D E
[TiO2粉末の粒径](μm) 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3
[SiO2-Al2O3の割合](*1) 5 5 5 なし なし
[SiO2/Al2O3](重量比) 75/25 75/25 75/25 − −
[銀担持量](wt%) 0.30 0.29 0.29 0.30 3.01
[表面処理剤の種類] なし ケイ酸 SC(*2) なし なし
[同上使用量](wt%) − 1.0 1.0 − −
(*1) 割合:SiO2-Al2O3重量部/ TiO2 100重量部
(*2) SC:シランカップリング剤
抗菌性の評価試験1
実施例1,2,3及び比較例1,2で得られた抗菌剤(A)〜(E)について、抗菌性の評価試験1を行った。
試験菌には、大腸菌(Escherichia coli IFO 3972)と、黄色ぶどう球菌(Staphylococcus aureuse IFO 12732)とを用い、50mLのリン酸緩衝液に試験菌を懸濁させ、実施例や比較例で得られた抗菌剤を0.1g添加して、室温で1時間、330rpmで攪拌した後、生菌数を測定した。空試験の1時間後の生菌数(A)と、抗菌剤添加試験の1時間後の生菌数(B)とを測定し、増減値差(Log.A−Log.B)により評価を行った。評価結果を表2に示す。なお、前記リン酸緩衝液とは、リン酸2水素カリウム34gを1000mLの精製水に溶解し、水酸化ナトリウムでpHを7.2に調整した後、0.85%塩化ナトリウム溶液で800倍に希釈したものである。
[表2] 抗菌性の評価試験1
増 減 値 差
大腸菌 黄色ぶどう球菌
実施例1(抗菌剤A) >5.0 >5.0
実施例2(抗菌剤B) >5.0 >5.0
実施例3(抗菌剤C) >5.0 >5.0
比較例1(抗菌剤D) 0.1 0.5
比較例2(抗菌剤E) 3.0 3.5
抗菌性の評価試験2
また、抗菌剤(A)〜(E)をPE樹脂にそれぞれ1重量%含有させ、射出成型機により成型して樹脂試験片を作成し、これらの各樹脂試験片について、抗菌性の評価試験2を行った。
即ち、抗菌性試験(フイルム密着法)“樹脂等の抗菌試験方法、銀等無機抗菌剤を添加した樹脂等の抗菌試験方法”のうち、フイルム密着法に従い、検体試料(50x50mm)、培地(1/500倍栄養)を準備し、試験菌に大腸菌(Escherichia coli IFO 3972)と黄色ぶどう球菌(Staphylococcus aureuse IFO 12732)とを用いた。試験は検体試料上に菌懸濁液、0.4mLを接種し、その上に被覆フイルムを被せて蓋をした後、35±1℃、相対湿度90%以上で24時間放置後、生菌数を測定した。
無加工品の24時間後の生菌数(A)と、加工品の24時間後の生菌数(B)とを測定し、増減値差(Log.A−Log.B)により評価を行った。評価結果を表3に示す。なお、前記1/500倍栄養とは、肉エキス10mg/L+ペプトン20mg/L+塩化ナトリウム10mg/Lを含む培地をいう。
[表3] 抗菌性の評価試験2
増 減 値 差
大腸菌 黄色ぶどう球菌
実施例1(抗菌剤A) >5.0 >5.0
実施例2(抗菌剤B) >5.0 >5.0
実施例3(抗菌剤C) >5.0 >5.0
比較例1(抗菌剤D) 0.0 0.3
比較例2(抗菌剤E) 1.5 2.0
変色評価試験
次に、抗菌剤(A)〜(E)をPE樹脂にそれぞれ1重量%含有させ、射出成型機により成型して樹脂試験片を作成し、これらの各樹脂試験片について変色評価試験を行った。変色評価試験はサンシャインウェザーメーターにより、50時間照射した試験片について変色程度を目視観察した。評価結果を表4に示す。
[表4] 変色評価試験
実施例1(抗菌剤A) 変色なし
実施例2(抗菌剤B) 変色なし
実施例3(抗菌剤C) 変色なし
比較例1(抗菌剤D) 変色あり
比較例2(抗菌剤E) 著しい変色あり
本発明の抗菌性無機酸化物微粒子は、従来の抗菌剤が使用される分野に使用が可能であり、例えば、次に示すような種々の用途に適用することができる。
(1)繊維への適用
各種の繊維に対して抗菌性の他にも防臭・防黴・防藻性を付与することができ、繊維としては、天然繊維(綿、羊毛、絹、麻、パルプなど)、半合成繊維(レーヨン、キュプラ、アセテートなど)、合成繊維(ポリエステル、ポリウレタン、ポリビニルアセタール、ポリアミド、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリルニトリル、ポリフッ素など)、または、無機繊維(ガラス、セラミックスなど)を挙げることができる。これらの繊維に抗菌・防臭・防黴・防藻性を付与するには、繊維と本発明の抗菌性無機酸化物微粒子を接触させた後、水洗、乾燥する方法、あるいは、繊維に本発明の抗菌性無機酸化物微粒子をスプレーする方法など、公知の方法を採用する。
抗菌・防臭・防黴・防藻性付与の対象となる繊維としては、原料繊維、中間繊維製品、および最終繊維製品のいずれもが対象となる。最終繊維製品としては、例えば、一般衣料品(ブラウス、スカート、ワイシャツ、ズボン、ドレス、セーター、カーディガン、エプロン、ユニホーム、パンツ、ストッキング、ソックス、パンティストッキング、ブラジャー、ガードル、和装品、足袋、芯地、帯芯地 など)、身回品(ハンカチ、スカーフ、帽子、手袋、時計バンド、カバン、手提げ袋、靴、履物、靴敷物など)、インテリア用品(カーテン、ブラインド、カーペット、マット、テーブルクロス、トイレタリー用品、カーシートカバーなど)、日用雑貨品(タオル、ふきん、モップ類、テント、寝袋、ぬいぐるみ、フィルター、ブラシなど)、寝具類(毛布、敷布、タオルケット、寝装カバー、布団側地、中綿など)、病院内で使用される製品(看護婦などが着用する白衣、手術用着衣、マスク、オムツ、オムツカバーなど)などが挙げられる。
(2)樹脂、ゴムへの適用
本発明の抗菌性無機酸化物微粒子は、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂、ゴムに抗菌性の他にも防臭・防黴・防藻性を付与することができる。
樹脂の種類としては、例えば、フェノール系樹脂、ユリア系樹脂、メラミン系樹脂、アルキッド系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ケイ素系樹脂等の熱硬化性樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリフッ化ビニル系樹脂、ポリフッ化ビニリデン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルホルマール系樹脂、飽和ポリエステル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂,ABS系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、塩化ポリエーテル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアリレート系樹脂、エチルセルロース、酢酸セルロース、硝酸セルロース等の樹脂が挙げられる。また、ゴムの種類としては天然ゴム、イソプレン系ゴム、アクリロニトリル系ゴム、アクリル系ゴム、ブタジエン系ゴム、ブチル系ゴム、スチレン系ゴム、クロロプレン系ゴム、クロルヒドリン系ゴム、ポリオレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、多硫化ゴム、シリコーン系ゴム、フッ素系ゴム、フロロシリコーン系ゴム等のエラストマーやゴムが挙げられる。
これらの樹脂またはゴムに抗菌・防臭・防黴・防藻性を付与するには、これらの原料に本発明の抗菌性無機酸化物微粒子を添加して抗菌・防黴・防藻性樹脂あるいは抗菌・防黴・防藻性ゴムを得る方法、マスターバッチ用樹脂に抗菌性無機酸化物微粒子を添加する方法、樹脂成形品と加温下に抗菌性無機酸化物微粒子を接触させる方法、あるいは、樹脂成形品に抗菌性無機酸化物微粒子を塗布する方法など、公知の方法により行うことができる。
樹脂成形品としては、板、ロッド、パイプ、チューブ、フィルム、シート、容器、発砲体、その他各種の成型品または複合成型品が挙げられる。樹脂成形品の具体例としては、室内装備品(床材、壁材、便座、浴槽、洗面台、流し台、テーブル等)、美術品の保護ケース、台所用品(茶碗、弁当箱、トレー、水筒等の樹脂製食器類、まな板、飲料容器、冷蔵庫内容器等)、身回品(櫛、髭剃り道具、ブラシ、イヤホーン、眼鏡のフレーム等)、育児用品(玩具等)、日用雑貨品(ごみ箱、塵取り器、一般容器等)、包材(ごみ袋、包装用フィルム等)、自動車内装品(ハンドル、シート等)、不特定多数の人が手に触れるもの(乗物の吊り革やその把持部、待合室の椅子やベンチ、手摺り、各種押しボタン、電話受話器、パチンコ台等)、医療関係用品(病院内食器類、注射器、聴診器、手術用手袋、点滴瓶、カテーテル、医療機器樹脂部品等)、文房具楽器類(ボールペン、鉛筆等)、電気・電化製品(冷蔵庫、皿洗浄機、洗濯機、掃除機、ファン、エアコン、テレビ、電子計算機、パソコン等)などが挙げられる。
(3)その他の分野への適用
本発明の抗菌性無機酸化物微粒子は、浄水器、プールの水などの水処理剤、漁網、架橋などのセマント建造物、鉄骨建材、家屋の建築材料、建具材(壁紙、襖、障子、畳等)、セラミックス類(タイル、陶器、磁器等)、革類製品(鞄、靴、毛皮、サイフ、定期入れ等)、木製品(机、戸棚、タンス、床板、天井板、内装材等)、紙製品(ティッシュペーパー、ダンボール紙、紙コップ、紙皿等)、ガラス製品(花瓶、水槽等)、金属製品(サッシ、ケトル、カーエアコン等)、化粧品材料、猫砂などに抗菌・防臭・防黴・防藻性を付与することができる。

Claims (7)

  1. 無機酸化物微粒子の表面に抗菌性金属成分を含有する無機化合物層が被覆されてなる抗菌性無機酸化物微粒子。
  2. 前記抗菌性金属成分を含有する無機化合物層がシリカ−アルミナ層である請求項1記載の抗菌性無機酸化物微粒子。
  3. 前記無機酸化物微粒子が酸化チタン、シリカまたはアルミナである請求項1または2記載の抗菌性無機酸化物微粒子。
  4. 前記無機酸化物微粒子は平均粒径が0.01〜10μm範囲の微粒子である請求項1、2または3記載の抗菌性無機酸化物微粒子。
  5. 前記抗菌性金属成分を含有する無機化合物層が前記無機酸化物微粒子100重量部に対して、酸化物として0.1〜100重量部である請求項1、2、3または4記載の抗菌性無機酸化物微粒子。
  6. 無機酸化物微粒子を水に懸濁し、これにアルカリを加えて該懸濁液のpHを10〜11の範囲に調整した後、該懸濁液にアルミン酸ソーダ水溶液と水硝子水溶液を同時に撹拌しながら添加して無機酸化物微粒子の表面にシリカ−アルミナ水和物を沈着させ、次いで、脱アルカリ処理した後、抗菌性金属成分を担持することを特徴とする請求項2〜5記載の抗菌性無機酸化物微粒子の製造方法。
  7. 前記請求項6に於いて、抗菌性金属成分を担持した後、更に水ガラス、ケイ酸またはシランカップリング剤から選ばれた少なくとも1種で処理することを特徴とする請求項6記載の抗菌性無機酸化物微粒子の製造方法。
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