JP2005131865A - 樹脂成形品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 樹脂成形品である洗面ボウル10及びパネル材51は、成形後に透光性を発揮する樹脂材料を成形型内に注入することにより成形される。これらの樹脂成形品は、肉厚が略一定となる成形品本体11,51と、当該成形品本体の一方の面に一体成形された突条からなる肉厚部21,52,62とを備えている。肉厚部21,52は、その延出方向に沿う肉厚と、当該延出方向に対して略同一面内で直交する方向の幅が次第に増加若しくは減少する形状とされている。肉厚部は、成形品本体11,51の補強部として作用する他、厚み変化により樹脂成形品の面内で濃淡を表出させる。また、肉厚部62は、傾斜面として次第に肉厚を変化して濃淡を表出する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、簡単な成形作業により、製品強度を高めつつ、色の濃淡を表出させることができる樹脂成形品を提供することにある。
前記肉厚部は、前記成形品本体の仮想平面と同一平面内で相互に略直交する二方向に沿って厚みを変化する、という構成を採っている。
前記肉厚部は所定方向に延出する形状を備えているとともに、その延出方向と、当該延出方向に対して略同一面内で略直交する方向の肉厚が変化する、という構成を採っている。
また、肉厚部が波状に連なる形状に設けられた構成では、濃淡が規則的に変化する状態を表出することが可能となる他、肉厚部における波のピーク位置と裾野部におけるクラック発生等も回避可能となる。
図1には、本発明に係る樹脂成形品が洗面ボウルに適用された第1実施形態の概略平面図が示されている。また、図2には、同右側面図が示され、図3には、同正面図が示されている。これらの図において、樹脂成形品としての洗面ボウル10は、椀状をなす成形品本体11と、この成形品本体11の図2中右側に連なるとともに、上部に水栓装置12が設置されるブロック状の外形をなす載置部13とを備えて構成されている。
ここで、洗面ボウル10は、人造大理石等の樹脂材料により成形されており、当該樹脂材料は、成形後に所定の色を有する透光性を発揮するようになっている。なお、前記透光性は、厚みを10mmに設けたときに、光線透過率が以下の式の範囲内に設定されている。
5%<樹脂材料の光線透過率(%)<60%(好ましくは、10%<樹脂材料の光線透過率(%)<50%)
また、洗面ボウル10は、特に限定されるものでないが、図示しないゲルコート層により被覆されている。
1.3<(t2/t1)<5
前記t2/t1が1.3以下であると、補強効果が十分に得られなくなる一方、t2/t1が5以上であると、成形時にクラックの発生等の問題が発生し易くなる。
次に、本発明の第2実施形態を図7を参照しながら説明する。
この第2実施形態は、樹脂成形品として、平面形状を備えたパネル材に適用したところに特徴を有する。これを更に詳述すると、樹脂成形品としてのパネル材50は、第1実施形態と同様の光透過率を有する樹脂材料によって構成されている。このパネル材50は、一定の肉厚を備えた平面視略方形の板状をなす成形品本体51と、この成形品本体51の一方の面、すなわち、図7(A)中上面側に設けられるとともに成形品本体51と一体成形された複数の肉厚部52とにより構成されている。各肉厚部52は、それぞれ同一の形状をなし、成形品本体51の一端から他端に向かって略直線状に延出する突条に形成されている。ここで、肉厚部52は、図7(B)ないし(D)から明らかなように、その延出方向と、当該延出方向に対して略同一面内で直交する方向の肉厚が変化する形状とされている。すなわち、肉厚部52の幅は、一端側(図7(A)中左端側)が狭く、他端側(同図中右端側)が広く設けられているとともに、左端側の高さが低く、右端側の高さが高くなるように設けられている。また、肉厚部52は、側面視略波状とされて成形品本体51に連なるとともに、前記延出方向に対して略直交する方向の中心位置、すなわち、突条の先端が最大厚みとなるように形成されている。なお、肉厚部52の先端と、裾野部は、前記第1実施形態と同様の曲率を有する曲面に設けられ、また、肉厚部52の最大厚みと成形品本体51の厚みの相対関係も、第1実施形態と同様となっている。
第2実施形態におけるパネル材50は、例えば、キッチンカウンターや、洗面化粧台のカウンター等に適用することができる。この場合、肉厚部が下面側となるように配置すれば、平坦面を上面側として利用することが可能となる。
図8には、本発明の第3実施形態が示されている。この第3実施形態は、前記第2実施形態の変形的な態様であり、肉厚部を面として次第に変化させたところに特徴を有する。すなわち、樹脂成形品としてのパネル材60は、一定の肉厚を備えた平面視略方形の板状をなす成形品本体61と、この成形品本体61の一方の面、すなわち、図8(A)中上面側に設けられるとともに成形品本体61と一体成形された肉厚部62とにより構成されている。肉厚部62は、成形品本体61の仮想平面Pと同一平面内で相互に略直交する二方向(図8(A)中X,Y方向)に沿って厚みを次第に変化する形状に設けられている。具体的には、図8(A)中点a位置が前記仮想平面上にあるとしたときに、点b位置、点c位置が、点a位置よりも上方に位置する高さにあり、点d位置が、点b,c位置よりも更に上方に位置する傾斜面となるように肉厚部62が形成されている。
なお、第3実施形態におけるパネル材60は、第2実施形態と同様に、キッチンカウンター等に適用することができる。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施例に対し、形状、位置若しくは方向、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
また、本発明の樹脂成形品は、洗面ボウルやパネル材の他、樹脂材料で成形可能なものであれば特に限定されるものではない。
Claims (5)
- 透光性を有する樹脂材料を用いて所定の厚みに形成された成形品本体と、この成形品本体に一体成形されるとともに、当該成形品本体の少なくとも一方の面に設けられた肉厚部とを含み、
前記肉厚部は、前記成形品本体の仮想平面と同一平面内で相互に略直交する二方向に沿って厚みを変化することを特徴とする樹脂成形品。 - 透光性を有する樹脂材料を用いて所定の厚みに形成された成形品本体と、この成形品本体に一体成形されるとともに、当該成形品本体の少なくとも一方の面に設けられた複数の肉厚部とを含み、
前記肉厚部は所定方向に延出する形状を備えているとともに、その延出方向と、当該延出方向に対して略同一面内で略直交する方向の厚みが変化することを特徴とする樹脂成形品。 - 前記厚みの変化は、次第に増加若しくは減少する形状に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の樹脂成形品。
- 前記各肉厚部は、成形品本体に対して波状に連なる形状に設けられ、それらの幅は前記延出方向に沿って次第に増加若しくは減少する形状に設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の樹脂成形品。
- 前記各肉厚部は、前記延出方向に対して略直交する方向の中心位置が最大厚みに設けられていることを特徴とする請求項2,3又は4記載の樹脂成形品。
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JP2003368604A JP2005131865A (ja) | 2003-10-29 | 2003-10-29 | 樹脂成形品 |
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JP2014162334A (ja) * | 2013-02-25 | 2014-09-08 | Denso Corp | 樹脂成形品 |
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2003
- 2003-10-29 JP JP2003368604A patent/JP2005131865A/ja active Pending
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