JP2005130919A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 演出の趣向性を向上させる。
【解決手段】 スロットマシン1は、3個のメインリールと、3個のサブリールとを備える。メインCPU31は入賞情報をサブ基板30BのサブCPU55に送信する。サブCPU55は、入賞情報を参照して各サブリールの入賞態様がメインリールの入賞態様と一致するようにサブリールの表示画像を制御する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、スロットマシンに関する。
スロットマシンは、一般に、3本のリールと、各リールに対応した3個のリールストップボタンと、ゲームを開始するためのスタートレバーとを備える。プレイヤーがスタートレバーを押し下げると総てのリールが一斉に回転し、プレイヤーが各リールストップボタンを押し下げたタイミングで各リールは各々停止する。リールが停止した状態で、入賞ライン上に揃う図柄の組合せのうち、遊技価値を付与する図柄の組合せを役と呼ぶ。有効な入賞ライン上に役を構成する図柄の組合せが揃うと入賞となり、プレイヤーは入賞した役に応じた枚数のメダルを獲得することができる。すなわち、リールが停止した状態が役を構成する図柄の組合せとなる状態(所定の状態)である場合に役に入賞し、入賞した役に応じた遊技価値が付与される。
ここで、入賞は2つのステップによって決定される。第1ステップは、内部抽選と呼ばれるものである。内部抽選では、スタートレバーの操作タイミングで抽選を実行し、どの賞群に当選するかあるいはハズレとなるかを決定し、抽選結果を示す内部抽選情報を生成する。ここで、賞群とは、一または複数の役の集まりをいい、抽選の区分に対応している。つまり、賞群と役が一対一に対応することもあれば、一つの賞群に複数の役が対応することもある。
第2ステップでは、リールストップボタンの操作に応じて、リールの停止位置を制御する。内部抽選情報がハズレを示している場合には、ある役を構成する図柄が有効な入賞ライン上に差し掛かったタイミングでプレイヤーがリールストップボタンを操作しても、リールの停止タイミングを遅らせて、当該役を構成する図柄が有効な入賞ライン上に停止しないように制御がなされる。一方、内部抽選である賞群に当選していれば、リールストップボタンの操作タイミングが若干早くても、賞群に応じた役を構成する図柄が入賞ライン上に停止するように引き込み制御がなされる。ただし、リールストップボタンの操作タイミングが大幅にずれていれば入賞とならない。つまり、プレイヤーが入賞を獲得するためには、内部抽選によってある賞群の当選を得て、かつ、当選した賞群の役を有効な入賞ライン上に揃える必要がある。
ところで、ある種のスロットマシンは、メインのリールの他にサブの演出装置を備える。この演出装置は、3本のリールで構成されたり、あるいは、液晶表示装置等によって構成される。例えば、特許文献1には、リールによって構成される可変表示部と、演出装置としての画像表示部を備え、両者の図柄の変動を連動させるスロットマシンが開示されている。さらに、このスロットマシンは、画像表示部を筐体の中央部に大きく配置し、可変表示部を周辺部に小さく配置することにより、プレイヤーに対して画像表示部で表示される演出を視認し易くしている。
特開2002−793号公報(請求項1、要約)
しかしながら、従来のスロットマシンは、メインの可変表示部とサブの画像表示部の表示が連動して可変表示となり、プレイヤーがリールストップボタンを操作すると、両者が連動して停止するものであった。従って、メインの可変表示部の可変表示が停止した後に、画像表示部の表示を継続させることができなかった。このため、趣向を凝らした演出には限界があった。また、サブの表示をメインと独立して制御すると、メインが入賞を示しているとき、サブが非入賞となる等、両者の表示に矛盾が生じるといった問題があった。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、演出の趣向性を向上させるスロットマシンを提供することを解決課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明にかかるスロットマシンは、複数種類の図柄がリール図柄として表示されるメインリール(Ra1、Ra2、Ra3)と、複数種類の図柄が表示図柄として画像表示される画像表示手段(91)と、開始操作手段(6)とを備え、プレイヤーが前記開始操作手段(6)を操作すると、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)が回転し、前記画像表示手段(91)に表示される前記表示図柄が可変表示され、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)の停止状態における前記リール図柄の表示態様であるリール表示態様が所定のリール入賞態様である場合に入賞し、前記リール入賞態様に応じた数量の遊技媒体を払い出し、入賞時において前記画像表示手段(91)の可変表示が最終的に停止した時点の前記表示図柄の表示態様である画像表示態様が入賞時に所定の画像入賞態様となるスロットマシン(1)であって、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御する第1制御手段(31)と、前記画像表示手段(91)の画像表示を制御する第2制御手段(55)とを有し、前記第1制御手段(31)又は前記第2制御手段(55)の一方の制御手段に、入賞となるか非入賞となるかを示す事前入賞情報を決定する事前決定手段を備え、前記一方の制御手段は前記事前入賞情報に従って前記リール表示態様又は前記画像表示態様を制御すると共に、前記事前入賞情報を他方の制御手段に供給し、前記他方の制御手段は、前記事前入賞情報を参照して、前記事前入賞情報が入賞を示す場合に、前記画像表示態様又は前記リール表示態様が前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様となるように前記画像表示手段(91)又は前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御し、前記事前入賞情報が非入賞を示す場合に、前記前記画像表示態様又は前記リール表示態様が前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様とならないように前記画像表示手段(91)又は前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御することが好ましい。
この発明によれば、一方の制御手段で、事前入賞情報を生成し、これを他方の制御手段に供給するので、メインリールと画像表示手段とで、入賞・非入賞を一致させることが可能となる。これにより、第1及び第2制御手段は、入賞・非入賞の情報を停止制御を開始する前に取得できるので、メインリールと画像表示手段の画像表示とを独立して制御しても、入賞・非入賞を一致させることができる。これによって、画像表示手段は、メインリールの動作とは無関係に多様な演出を実行することができる。
例えば、第1制御手段(31)が事前入賞決定手段を備える場合には、図33(A)に示すものとなり、第1制御手段(31)は前記事前入賞情報に従って前記リール表示態様を制御すると共に、前記事前入賞情報を第2制御手段(55)に供給し、第2制御手段(55)は、前記所定の規則に従って前記画像表示態様と前記事前入賞情報が示す前記リール表示態様とが対応するように前記画像表示手段(91)を制御する。一方、第2制御手段(55)が事前入賞決定手段を備える場合には、図33(B)に示すものとなり、第2制御手段(55)は前記事前入賞情報に従って前記画像表示態様を制御すると共に、前記事前入賞情報を第1制御手段(31)に供給し、第1制御手段(31)は、前記所定の規則に従って前記リール表示態様と前記事前入賞情報が示す前記画像表示態様とが対応するように前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御する。ここで、事前入賞情報は、例えば、プレイヤーがメインリールの回転停止を入力する停止操作手段を操作する前に生成されるものである。スロットマシンは、内部抽選で当選し、かつ、プレイヤーのリールストップボタンの操作が所定のタイミングで行われた場合に入賞となるが、役を構成する図柄の配置がリール図柄の引き込み範囲にあるとき、内部抽選に当選すれば、必ず入賞することになる。そのような場合に、内部抽選の結果を示す内部抽選情報は事前入賞情報に該当する。また、上述したスロットマシンは、前記所定のリール入賞態様は複数の態様を含み、前記所定の画像入賞態様は複数の態様を含み、前記リール入賞態様と前記画像入賞態様とを対応付ける所定の規則を記憶した記憶手段を備え、前記事前入賞情報は、入賞時の前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様を指定するものであり、前記他方の制御手段は、前記所定の規則に従って、前記事前入賞情報が入賞を示す場合には、前記事前入賞情報の示す前記画像表示態様又は前記リール表示態様が前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様となるように前記画像表示手段又は前記メインリールを制御し、前記事前入賞情報が非入賞を示す場合に、前記前記画像表示態様又は前記リール表示態様が前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様とならないように前記画像表示手段(91)又は前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御することが好ましい。
また、本発明にかかる他のスロットマシンは、複数種類の図柄がリール図柄として表示されるメインリール(Ra1、Ra2、Ra3)と、複数種類の図柄が表示図柄として画像表示される画像表示手段(91)と、開始操作手段(6)とを備え、プレイヤーが前記開始操作手段(6)を操作すると、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)が回転し、前記画像表示手段(91)に表示される前記表示図柄が可変表示され、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)の停止状態における前記リール図柄の表示態様であるリール表示態様が予め定められた複数のリール入賞態様のいずれかに該当する場合に入賞し、入賞時の前記リール入賞態様に応じた数量の遊技媒体を払い出し、前記画像表示手段(91)の可変表示が最終的に停止した時点の前記表示図柄の表示態様である画像表示態様が入賞時には予め定められた複数の画像入賞態様のいずれかとなり、前記リール入賞態様と前記画像入賞態様とを対応付ける所定の規則を記憶したスロットマシン(1)であって、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御する第1制御手段(31)と、前記画像表示手段(91)を制御する第2制御手段(55)とを有し、前記第1制御手段(31)又は前記第2制御手段(55)のうち一方の制御手段に、入賞時における前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様を事前に決定して決定結果を示す事前決定情報を生成する事前決定手段を備え、前記一方の制御手段は、前記事前決定情報に従って、前記リール表示態様又は前記画像表示態様が、前記事前決定情報の示す前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様と一致するように前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)又は前記画像表示手段(91)を制御すると共に、前記事前決定情報を他方の制御手段に供給し、前記他方の制御手段は、前記所定の規則に従って、前記事前決定情報の示す前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様と対応する前記画像入賞態様又は前記リール入賞態様を特定し、前記画像表示態様又は前記リール表示態様が、特定した前記画像入賞態様又は前記リール入賞態様となるように前記画像表示手段(91)又は前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御する。
この発明によれば、メインリールのリール入賞態様と画像表示手段の画像入賞態様とを一致させることができる。これによって、リール入賞態様をプレイヤーに分かりにくい図柄の組み合わせとする一方、画像入賞態様をプレイヤーに分かりやすい図柄の組み合わせとすることで、プレイヤーの注意を画像表示手段に集中させることが可能となる。画像表示手段は電気的に画像を表示する手段であるので、多彩な演出が可能であることから、ゲームの趣向性を向上させることができる。入賞時の図柄の並びである役の観点からは、メインリールの役と画像表示手段の役は、必ずしも1対1に対応付けられていなくてもよい。例えば、メインリールの小役a1と画像表示手段の小役b1、b2、及びb3が対応付けられていてもよい。リール入賞態様と画像入賞態様とを対応付ける所定の規則とは、このような対応付けを含む概念である。
具体的には、前記第1制御手段(31)が前記事前決定手段を備える場合には、前記第1制御手段(31)は前記事前決定情報に従って、前記リール表示態様が、前記事前決定情報の示す前記リール入賞態様と一致するように前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御すると共に、前記事前決定情報を前記第2制御手段(55)に供給し、前記第2制御手段(55)は、前記所定の規則に従って、前記事前決定情報の示す前記リール入賞態様と対応する前記画像入賞態様を特定し、前記画像表示態様が、特定した前記画像入賞態様となるように前記画像表示手段(91)を制御する。一方、前記第2制御手段(55)が前記事前決定手段を備える場合には、前記第2制御手段(55)は前記事前決定情報に従って、前記画像表示態様が、前記事前決定情報の示す前記画像入賞態様と一致するように前記画像表示手段(91)を制御すると共に、前記事前決定情報を前記第1制御手段(31)に供給し、前記第1制御手段(31)は、前記所定の規則に従って、前記事前決定情報の示す前記画像入賞態様と対応する前記リール入賞態様を特定し、前記リール表示態様が、特定した前記リール入賞態様となるように前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御する。
次に、本発明にかかわる他のスロットマシンは、複数種類の図柄がリール図柄として表示されるメインリール(Ra1、Ra2、Ra3)と、複数種類の図柄が表示図柄として画像表示される画像表示手段(91)と、開始操作手段(6)とを備え、プレイヤーが前記開始操作手段(6)を操作すると、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)が回転し、前記画像表示手段(91)に表示される前記表示図柄が可変表示され、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)の停止状態における前記リール図柄の表示態様であるリール表示態様が予め定められた複数のリール入賞態様のいずれかに該当する場合に入賞し、入賞時の前記リール入賞態様に応じた数量の遊技媒体を払い出し、前記画像表示手段(91)の可変表示が最終的に停止した時点の前記表示図柄の表示態様である画像表示態様が入賞時に予め定められた複数の画像入賞態様のいずれかとなり、前記リール入賞態様と前記画像表示態様とを対応付ける所定の規則を記憶したスロットマシン(1)であって、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御する第1制御手段(31)と、前記画像表示手段(91)を制御する第2制御手段(55)とを有し、前記第1制御手段(31)又は前記第2制御手段(55)のうち一方の制御手段は、入賞が確定した後に前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様を示す入賞情報を生成する入賞情報生成手段を備え、前記入賞情報を他方の制御手段に供給し、前記他方の制御手段は、前記所定の規則に従って、前記入賞情報の示す前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様と対応する前記画像入賞態様又は前記リール入賞態様を特定し、前記画像表示態様又は前記リール表示態様が特定した前記画像入賞態様又は前記リール入賞態様となるように前記画像表示手段(91)又は前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御することを特徴とする。この発明によれば、一方の制御手段は、入賞が確定した後に入賞情報を他方の制御手段に供給するので、画像表示手段の画像入賞態様はメインリールのリール入賞態様と対応するものとなる。この結果、画像入賞態様とリール入賞態様との間に統一性を持たせることができる。
より具体的には、前記一方の制御手段は第1制御手段(31)であり、前記他方の制御手段は第2制御手段(55)であり、前記第2制御手段(55)は、前記第1制御手段(31)から前記入賞情報が供給される前に、前記画像表示態様を仮に決定して決定結果を示す仮決定情報を生成する仮決定手段を備え、前記所定の規則に従って、前記入賞情報の示す前記リール入賞態様と対応する前記画像入賞態様を特定する特定手段と、特定した前記画像入賞態様と前記仮決定情報の示す前記画像表示態様とを比較する比較手段とを備え、前記仮決定情報の示す前記画像表示態様を目標として前記画像表示手段(91)の可変表示を停止させる停止処理を実行し、前記画像表示手段(91)の可変表示が停止した後に前記比較手段の比較結果が不一致となる結果が得られた場合には可変表示を再開させ前記特定手段によって特定された前記画像表示態様となるように前記画像表示手段(91)を制御することが好ましい。この発明によれば、第2制御手段は、第1制御手段と独立して可変表示を制御し、メインリールの入賞情報が得られた時点で、メインリールの表示態様と画像表示手段の表示態様とが一致するように制御することができる。なお、前記第2制御手段は、前記画像表示手段(91)の可変表示が停止する前に前記比較手段の比較結果が不一致となる結果が得られた場合には前記特定手段によって特定された前記画像表示態様となるように前記画像表示手段(91)を制御することが好ましい。
また、前記一方の制御手段は第2制御手段(55)であり、前記他方の制御手段は第1制御手段(31)であり、前記第1制御手段(31)は、前記第2制御手段(55)から前記入賞情報が供給される前に、前記リール表示態様を仮に決定して決定結果を示す仮決定情報を生成する仮決定手段を備え、前記所定の規則に従って、前記入賞情報の示す前記画像入賞態様と対応する前記リール入賞態様を特定する特定手段と、特定した前記リール入賞態様と前記仮決定情報の示す前記リール表示態様とを比較する比較手段と、前記仮決定情報の示す前記リール表示態様を目標として前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)の可変表示を停止させる停止処理を実行し、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)の回転が停止する前に前記比較手段によって不一致となる比較結果が得られた場合には前記特定手段によって特定された前記リール入賞態様となるように前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御し、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)の回転が停止した後に前記比較手段の比較結果が不一致となる結果が得られた場合には可変表示を再開させ前記特定手段によって特定された前記リール入賞態様となるように前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御することが好ましい。この発明によれば、第1制御手段は、第2制御手段と独立して可変表示を制御し、画像表示手段の入賞情報が得られた時点で、画像表示手段の表示態様とメインリールの表示態様とが一致するように制御することができる。なお、このスロットマシンにおいて、前記第1制御手段は、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)の回転が停止する前に前記比較手段によって不一致となる比較結果が得られた場合には前記特定手段によって特定された前記リール入賞態様となるように前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御することが好ましい。
次に、本発明にかかわるスロットマシンは、複数種類の図柄がリール図柄として表示されるメインリール(Ra1、Ra2、Ra3)と、複数種類の図柄が表示図柄として画像表示される画像表示手段(91)と、開始操作手段(6)とを備え、プレイヤーが前記開始操作手段(6)を操作すると、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)が回転し、前記画像表示手段(91)に表示される前記表示図柄が可変表示され、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)の停止状態における前記リール図柄の表示態様であるリール表示態様が予め定められた複数のリール入賞態様のいずれかに該当する場合に入賞し、入賞時の前記リール入賞態様に応じた数量の遊技媒体を払い出し、前記画像表示手段(91)の可変表示が最終的に停止した時点の前記表示図柄の表示態様である画像表示態様が入賞時に予め定められた複数の画像入賞態様のいずれかとなり、前記リール入賞態様と前記画像表示態様とを対応付ける所定の規則を記憶したスロットマシン(1)であって、プレイヤーの停止操作に応じて停止指示信号を出力する停止操作手段(7a、7b、7c)と、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御する第1制御手段(31)と、前記画像表示手段(91)を制御する第2制御手段(55)とを備え、前記第1制御手段(31)は、複数のリール入賞態様のうちどの態様で入賞する可能性があるか、又は、入賞する可能性が無いかを示す入賞可能性情報を決定する決定手段と、前記入賞可能性情報が入賞の可能性を示す場合において、前記停止指示信号が所定のタイミングで発生した場合に前記入賞可能性情報の示すリール入賞態様となるように前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御し、前記停止指示信号が所定のタイミングで発生しなかった場合には全ての前記リール入賞態様とならないように前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御するリール制御手段と、入賞又は非入賞を示す入賞情報を生成する入賞情報生成手段と、前記入賞可能性情報及び前記入賞情報を第2制御手段(55)に供給する供給手段とを備え、前記第2制御手段(55)は、前記入賞可能性情報が入賞の可能性を示す場合に、前記所定の規則に従って入賞の可能性がある前記リール入賞態様に対応する前記画像入賞態様を特定する特定手段と、特定した前記画像表示態様を目標として前記画像表示手段(91)の可変表示を停止させる停止処理を実行し、前記画像表示手段(91)の可変表示が停止した後に非入賞を示す前記入賞情報が得られた場合には可変表示を再開させ前記画像表示態様が全ての前記画像入賞態様とならないように前記画像表示手段(91)を制御する画像制御手段とを備えることが好ましい。ここで、入賞可能性情報には、例えば、内部抽選の結果を示す内部抽選情報が該当する。入賞可能性情報は、入賞の可能性の有無を示す情報であるので、制御の無駄を無くし、処理負荷を軽減することができる。即ち、まず、入賞の可能性がある場合には、そのような入賞態様となるように停止処理を実行する。ここで、入賞となれば、メインリールの表示と画像表示手段の表示とを一致させることができる。一方、非入賞となれば、画像表示手段を再度、可変表示させるので、表示態様を一致させることができる。なお、このスロットマシンにおいて、前記第2制御手段は、前記画像表示手段(91)の可変表示が停止する前に非入賞を示す前記入賞情報が得られた場合には前記目標を変更して前記画像表示態様が全ての前記画像入賞態様とならないように前記画像表示手段(91)を制御することが好ましい。さらに、前記画像制御手段は、所定の条件を充足するか否かを判定し、前記所定の条件を充足する場合には、非入賞を示す前記入賞情報が得られても特定した前記画像表示態様を目標として前記画像表示手段(91)の可変表示を停止させる停止処理を実行することが好ましい。この場合には、所定の条件を充足する場合に、整合性が崩れるので、ゲームに起伏を持たせることができる。
また、本発明にかかわる他のスロットマシンは、複数種類の図柄がリール図柄として表示されるメインリール(Ra1、Ra2、Ra3)と、複数種類の図柄が表示図柄として画像表示される画像表示手段(91)と、開始操作手段(6)とを備え、プレイヤーが前記開始操作手段(6)を操作すると、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)が回転し、前記画像表示手段(91)に表示される前記表示図柄が可変表示され、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)の停止状態における前記リール図柄の表示態様であるリール表示態様が予め定められた複数のリール入賞態様のいずれかに該当する場合に入賞し、入賞時の前記リール入賞態様に応じた数量の遊技媒体を払い出し、前記画像表示手段(91)の可変表示が最終的に停止した時点の前記表示図柄の表示態様である画像表示態様が入賞時に予め定められた複数の画像入賞態様のいずれかとなり、前記リール入賞態様と前記画像表示態様とを対応付ける所定の規則を記憶したスロットマシン(1)であって、プレイヤーの停止操作に応じて停止指示信号を出力する停止操作手段(7a、7b、7c)と、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御する第1制御手段(31)と、前記画像表示手段(91)を制御する第2制御手段(55)とを備え、前記第2制御手段(55)は、複数の画像入賞態様のうちどの態様で入賞する可能性があるか、又は、入賞する可能性が無いかを示す入賞可能性情報を決定する決定手段と、前記入賞可能性情報が入賞の可能性を示す場合において、前記停止指示信号が所定のタイミングで発生した場合に前記入賞可能性情報の示す前記画像入賞態様となるように前記画像表示手段(91)を制御し、前記停止指示信号が所定のタイミングで発生しなかった場合には全ての前記画像入賞態様とならないように前記画像表示手段(91)を制御する画像制御手段と、入賞又は非入賞を示す入賞情報を生成する入賞情報生成手段と、前記入賞可能性情報及び前記入賞情報を第1制御手段(31)に供給する供給手段とを備え、前記第1制御手段(31)は、前記入賞可能性情報が入賞の可能性を示す場合に、前記所定の規則に従って入賞の可能性がある前記画像入賞態様に対応する前記リール入賞態様を特定する特定手段と、特定した前記リール入賞態様を目標として前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)の可変表示を停止させる停止処理を実行し、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)の可変表示が停止した後に非入賞を示す前記入賞情報が得られた場合には可変表示を再開させ前記リール表示態様が全ての前記リール入賞態様とならないように前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御するリール制御手段とを備えることを特徴とする。また、前記第1制御手段(31)は、前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)の可変表示が停止する前に非入賞を示す前記入賞情報が得られた場合には前記目標を変更して前記リール表示態様が全ての前記リール入賞態様とならないように前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)を制御することが好ましい。この場合には、画像表示手段の表示態様にメインリールの表示態様を併せることができ、両者の表示態様の整合性を取ることができる。さらに、前記リール制御手段は、所定の条件を充足するか否かを判定し、前記所定の条件を充足する場合には、非入賞を示す前記入賞情報が得られても特定した前記リール表示態様を目標として前記メインリール(Ra1、Ra2、Ra3)の可変表示を停止させる停止処理を実行することが好ましい。この場合には、所定の条件を充足する場合に、整合性が崩れるので、ゲームに起伏を持たせることができる。
また、前記画像表示手段(91)は、複数種類の図柄が表示図柄として画像表示される複数の表示列を備え、前記第2制御手段(55)は、前記複数種類の図柄を各々示す複数の図柄データが記憶された図柄データ記憶手段と、前記画像表示手段(91)に画像を表示するための画像データを記憶する画像データ記憶手段(90)と、前記画像データ記憶手段(90)から前記画像データを読み出して前記画像表示手段(91)へ供給する読出手段と、前記図柄データ記憶手段から前記図柄データを読み出して前記画像データ記憶手段へ書き込み、前記各表示列の可変表示を停止させる場合に、前記表示列の停止位置を指示する停止情報と前記各表示列の移動方向を指定する移動情報とを参照して、前記停止情報の指示する停止位置で前記各表示列が停止するように、読み出した前記図柄データを前記画像データ記憶手段(90)に書き込む書込手段とを備えることが好ましい。ここで、停止情報は直接的に停止位置を指示するものであってもよいし、関節的に停止位置を指示するものであってもよく、要は、停止位置を特定できるのであれば、停止情報の形式は不問である。例えば、現在の位置を基準としてどれだけ進めたらよいか示す相対的な指定の仕方でもよい。仮に、全ての移動方向について図柄データを用意するとすれば、図柄データ記憶手段の記憶容量が増加してしまうが、この発明によれば、移動方向はパラメータとして扱われるので、図柄データ記憶手段の記憶容量を削減することができる。
また、前記各表示列には、前記複数種類の図柄の組が縦又は横の回転方向に巡回的に表示され、前記移動情報は前記各表示列の前記回転方向を指定し、前記図柄データは縦横に配置された複数のドットからなるデータであって、前記書込手段は、一組の図柄が一巡する可変表示のために所定数の書込処理を実行し、一回の前記書込処理によって移動させる図柄のドット数である移動ドット数を前記回転方向に対応付けて記憶した移動ドット数記憶手段と、前記移動ドット数記憶手段の記憶内容を参照して、前記移動情報の指示する前記回転方向に対応する前記移動ドット数を特定する移動ドット数特定手段とを備え、特定した前記移動ドット数に従って前記図柄データ記憶手段から前記図柄データを読み出して前記画像データ記憶手段へ書き込むことが好ましい。この場合には、移動ドット数で図柄の移動量を管理できるので、処理が簡易化される。なお、図柄データはビットマップ形式であってもよい。
また、前記第2制御手段(55)は、割り込み信号を所定の時間間隔で発生する割り込み信号発生手段を備え、前記書込手段は、前記割り込み信号を検知して、検知した前記割り込み信号の発生回数を計数する計数手段と、ある書込処理から次の書込処理までの時間間隔を前記割り込み信号の回数で示す割り込み回数と書込処理の回数とを対応付けた処理データを複数記憶した処理データ記憶手段と、所定の規則に従って、前記処理データ記憶手段から前記処理データを読み出して、読み出した処理データを参照して、前記書込処理を実行する実行手段とを備えることが好ましい。ここで、割り込み信号をスロットマシンの他の処理に用いるものとすれば、構成を簡略化することができる。なお、割り込み信号発生手段は、ハードウエアで構成してもよいし、ソフトウエアで構成してもよい。
また、前記スロットマシン(1)は、プレイヤーに付与する遊技価値が異なる複数の遊技状態を実行可能であり、前記書込手段は、前記遊技状態と前記図柄データ記憶手段から読み出す前記図柄データとの関係を定めた所定の図柄選択規則に従って、前記図柄データ記憶手段から前記図柄データを読み出す図柄変更手段を備えることが好ましい。この場合には、遊技状態に応じて図柄が変更されることになるので、遊技状態をプレイヤーに報知することができる。ここで、遊技状態とは遊技の状態を意味し、遊技状態が異なればプレイヤーに付与される遊技価値も相違する。そして、制御手段は遊技状態を示す遊技状態情報を管理し、遊技状態情報を参照して、ゲームを進行させる過程で各種に処理を分岐させる。
また、前記スロットマシン(1)は、プレイヤーに付与する遊技価値が異なる複数の遊技状態を実行可能であり、前記図柄データ記憶手段は前記所定の図柄について複数の図柄データを記憶しており、前記書込手段は、前記図柄データ記憶手段から前記図柄データを読み出し、所定の条件を充足するか否かを判定し、判定結果が前記所定の条件を充足する場合に、可変表示を開始した後に前記図柄データ記憶手段から読み出す前記所定の図柄の前記図柄データを切り替える図柄変更手段を備えることが好ましい。
また、前記書込手段は、前記表示列に巡回的に表示する図柄の順序を特定する図柄配列データを複数記憶した図柄配列データ記憶手段と、所定の条件を充足したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に応じて前記図柄配列データ記憶手段から読み出す前記図柄配列データを選択する選択手段とを備え、前記選択手段によって選択された前記図柄配列データに従って前記図柄データ記憶手段から前記図柄データを読み出すことが好ましい。
また、前記表示列は前記図柄を前景として背景の画像が変化するものであって、前記第2制御手段(55)は、前記背景の画像を示す複数種類の背景データを記憶する背景データ記憶手段と、前記遊技状態と前記表示列の表示に用いる前記背景データとの関係を記憶した背景選択記憶手段と、前記背景選択記憶手段を参照して、前記遊技状態に応じた前記背景データを前記背景データ記憶手段から読み出す背景データ読出手段と、前記背景データ記憶手段から読み出された前記背景データと前記図柄データを合成して合成画像データを生成する合成手段とを備え、前記書込手段は、前記画像データの替わりに前記合成画像データを前記画像データ記憶手段に書き込むことが好ましい。
また、前記表示列は前記図柄を前景として背景の画像が変化するものであって、前記第2制御手段(55)は、前記背景の画像を示す背景データを記憶する背景データ記憶手段と、前記背景データ記憶手段から読み出した前記背景データに画像変換処理を施して、変換背景データを生成する変換手段と、前記遊技状態に応じて前記変換手段の画像変換処理の処理内容を切り替える画像変換制御手段と、前記変換画像データと前記図柄データを合成して合成画像データを生成する合成手段とを備え、前記書込手段は、前記画像データの替わりに前記合成画像データを前記画像データ記憶手段に書き込むことが好ましい。
以上に説明したように、本発明によれば、メインリールと画像表示手段を独立して制御しても表示態様を対応させることができ、演出の趣向性を向上させることができる。
<1.第1実施形態>
<1−1:スロットマシンの外観構成>
図1は、本発明の実施形態に係るスロットマシン1の外観を示す斜視図である。スロットマシン1の筐体は、本体2と本体2の前面に取り付けられたフロントドア3とを備えている。フロントドア3の上段右側には、第1表示部10Aが設けられている。一方、フロントドア3の中段中央部には、第2表示部10Bが設けられている。第2表示部10Bは、その大きさが第1表示部10Aよりも大きく、且つ、第1表示部10Aよりもスロットマシン1の中央部に配置されているので、第1表示部10Aよりプレイヤーに視認され易い。第1表示部10Aは、後述するメインリールRa1、Ra2、Ra3とそれらの前面に設けられた第1表示窓4Aを有する。第2表示部10Bは、画像表示装置91とその前面に設けられた第2表示窓4Bを有する。第1表示窓4A及び第2表示窓4Bは、例えば、アクリル樹脂等の透明な材料により形成されている。
画像表示装置91は、画像を電気的に表示できるのであればどのような装置であってもよいが、例えば、液晶パネル、有機ELパネル、プラズマディスプレイ、又はCRT等によって構成することができる。また、第1表示窓4Aには水平に3本、斜めに2本の入賞ラインL1〜L5が設けられている。さらに、画像表示装置91には、入賞ラインL1〜L5が画像表示される。第1表示窓4Aの左側には補助表示部11が設けられている。補助表示部11は、各入賞ラインL1〜L5に各々対応する5個のLEDからなる。プレイヤーがメダルを投入したり、あるいは、後述するベット操作を行うと、ベット数に応じた数の入賞ラインL1〜L5が有効となる。このスロットマシン1では、ベット数が1枚の場合に入賞ラインL1が有効となり、ベット数が2枚の場合に入賞ラインL1〜L3が有効となり、ベット数が3枚の場合に入賞ラインL1〜L5が有効となる。補助表示部11を構成する各LEDは、対応する入賞ラインL1〜L5が有効である場合に点灯し、無効である場合に消灯する。これによって、プレイヤーは、どの入賞ラインL1〜L5が有効であるかを知ることができる。また、画像表示装置91に表示される入賞ラインL1〜L5は、有効化されると、識別できるようになっている。例えば、有効化された入賞ラインと無効な入賞ラインとは色が異なるように表示してもよいし、あるいは、線の太さが異なるように表示してもよい。
第1表示窓4Aの内側には、各々の外周面に複数種類の図柄がリール図柄として描かれた3列の左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3(メインリール)が回転自在に設けられている。表示列としての左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3は後述するメイン基板から信号によってそれらの回転(可変表示)及び停止が制御される。また、第2表示窓4Bの内側には、上述した画像表示装置91が設けられている。画像表示装置91には、表示列としての左・中・右リールRb1、Rb2、Rb3が表示される。左・中・右リールRb1、Rb2、Rb3には、21個、7種類の図柄が表示図柄として画像表示される。左・中・右リールRb1、Rb2、Rb3は後述するサブ基板から信号によってそれらの回転(可変表示)及び停止が制御される。
図2に、左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3の構造を示し、図3に、右リールRa3の詳細な構造を示す。各リールRa1〜Ra3は、環状の形状をしており、その表面には各種の図柄が印刷されている。また、右リールRa3の裏面には、一部を除いて、光を遮光する遮光膜Sが形成されている。遮光膜Sが形成された部分では、裏面側から光を照射しても光が透過しない。一方、各図柄部分は、遮光膜Sが形成されておらず、光を散乱させるための凹凸部材Pが右リールRa3の裏面に形成されている。くわえて、各図柄部分は、リール自体が白色半透明になっている。図3に示す例では、図柄「7」の輪郭部分の内部に凹凸部材Pが形成されている。
また、右リールRa3の内周面側には、右リール用照明ユニット670が配置されている。右リール用照明ユニット670は遮光壁によって仕切られた上段・中段・下段シェードを備える。各上段・中段・下段シェードには光源67が設けられている。光源67としては、冷陰極管、LED、あるいは電球を用いることができる。
さらに、右リールRa3の一部には、遮光片491がリール本体から突出して設けられており、右リールRa3が回転するとフォトセンサ492を横切るようになっている。フォトセンサ492は右リールRa3の回転位置を検出する右リール位置検出センサ49A(図7参照)として機能する。なお、左リールRa1および中リールRa2の構造およびその周辺構成は、図3を用いて説明した右リールRa3の構造およびその周辺構成と同様であり、左リールRa1および中リールRa2についても、回転位置を検出する左・中リール回転位置検出センサ47A、48Aが設けられている。これらのセンサの出力信号はサブ基板に送られる。
図1に戻り、説明を続ける。第2表示窓4Bの下方には、プレイヤーが遊技を実行するための各種操作部材が配置された操作部OPが設けられている。操作部OPは、メダル投入口5、スタートレバー6、左・中・右リールストップボタン7a,7b,7c、クレジットボタン8、及びBETボタン15を備える。
メダル投入口5は、第2表示窓4Bの右斜下に設けられており、メダルを投入できるようになっている。メダルを1枚投入すると入賞ラインL1が有効となり、メダルを2枚投入すると入賞ラインL1〜L3が有効となり、メダルを3枚投入すると入賞ラインL1〜L5が有効となる。さらに、プレイヤーが3枚を超えてメダルを投入すると、スロットマシン1は4枚以上のメダル数をクレジットとして貯留する。
BETボタン15は、第2表示窓4Bの左斜下に設けられている。BETボタン15は、プレイヤーが一回のゲームでベットするメダル数を指定するために用いられる。このBETボタン15をプレイヤーが操作することで、メダル投入口5からメダルを投入しなくても、貯留されたメダルをベットすることができる。このため、BETボタン15の操作によって指定されたメダル数に応じて、入賞ラインL1〜L5が適宜有効となる。BETボタン15の操作によって指定されたメダル数と有効となる入賞ラインL1〜L5との関係は、メダルを直接投入する場合と同じである。
スタートレバー6は、BETボタン15の下方に設けられている。スタートレバー6は、プレイヤーがゲームの開始を指示するために用いられる。プレイヤーがスタートレバー6を押し下げると、左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3及び左・中・右リールRb1、Rb2、Rb3が一斉に回転を開始し、第1表示部10A及び第2表示部10Bの図柄が可変表示となる。
左・中・右リールストップボタン7a、7b、7cは、スタートレバー6の右横に設けられている。左・中・右リールストップボタン7a、7b、7cは、第1表示窓4A及び第2表示窓4Bで回転する左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3及び左・中・右リールRb1、Rb2、Rb3をそれぞれ停止させるために用いられる。
スタートレバー6の左側には、メダルをスロットマシン1に貯留するか否かを決定するためのクレジットボタン8が設けられている。プレイヤーがクレジットボタン8を操作することによりクレジットを有効とするか、または無効とするかを変更することができる。所定の場合、メダル払出口10aからメダルがプレイヤーに払い出され、メダル受皿10に貯留される。
<1−2:役と図柄の関係>
図4に、左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3及び左・中・右リールRb1、Rb2、Rb3に表示される図柄の一例を示す。この図に示すように各リールには、21個・6種類の図柄が表示されており、各図柄には図柄番号PN=1〜21が割り当てられている。以下の説明では、左・中・右を区別する必要がない場合には、第1表示部10Aの左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3を単にメインリールと称し、第2表示部10Bの左・中・右リールRb1、Rb2、Rb3を単にサブリールと称する。
図5に、サブリールの図柄と、メインリールの図柄との対応関係の一例を示す。この図に示すようにサブリールのある図柄は、左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3毎に異なる図柄と対応付けられている。例えば、サブリールの図柄「7」は、左リールRa1の図柄「1」、中リールRa2の図柄「3」、右リールRa3の図柄「4」と各々対応付けられている。
図柄の組合せは、遊技価値を与える「役」と無価値な「ハズレ」とに大別される。そして、役は、表示列たる各メインリールが停止した状態において、有効な入賞ライン上に停止した図柄の組合せのうち、所定の態様のものをいう。この例では、メインリールの図柄がサブリールの図柄に対応付けられているから、各サブリールが停止した状態において、第2表示部10Bの有効な入賞ライン上に停止した図柄の組合せのうち、所定の態様のものは役に該当する。
図6に、役とサブリール及びメインリールの図柄の関係を示す。本実施形態では、役として、BB役、RB役、プラム役、ベル役、チェリー役、及びリプレイ役を採用する。役を構成する図柄が有効な入賞ライン上に揃うことを入賞といい、入賞した役に応じた枚数のメダルが払い出される。メダルは、ゲームを開始する際にスロットマシン1に投入するものであり、プレイヤーがゲームを継続するために必要である。つまり、メダルはゲームの継続等の遊技価値を有する遊技媒体といえる。
図6に示すように、メインリールの役を構成する図柄は、第1表示部10Aの複数の入賞ラインL1〜L5のうち賭けの対象となる有効化された入賞ライン上に予め定められた異なる種類の図柄が並ぶ態様であり、サブリールの役を構成する図柄は、第2表示部10Bの複数の入賞ラインL1〜L5のうち有効化された入賞ライン上に同じ種類の図柄が並ぶ態様である。本実施形態の役には次のものがある。
1)BB役 この役は、左リールRa1,Rb1、中リールRa2,Rb2、右リールRa3,Rb3における図柄番号PN=21の図柄の組合せであり、サブリールの停止態様が「7−7−7」、メインリールの停止態様が「1−3−4」である。
2)RB役 この役は、左リールRa1,Rb1、中リールRa2,Rb2、右リールRa3,Rb3における図柄番号PN=5の図柄の組合せであり、サブリールの停止態様が「BAR−BAR−BAR」、メインリールの停止態様が「2−5−3」である。
3)ベル役 この役は、左リールRa1,Rb1における図柄番号PN=16、12、9または2の図柄、中リールRa2,Rb2における図柄番号PN=20、17、13、9または3の図柄、右リールRa3,Rb3における図柄番号PN=18、13、9、または1の図柄の組合せであり、サブリールの停止態様が「ベル−ベル−ベル」、メインリールの停止態様が「5−6−7」である。
5)プラム役 この役は、左リールRa1,Rb1における図柄番号PN=18、15、9または2の図柄、中リールRa2,Rb2における図柄番号PN=18、14、10、6または1の図柄、右リールRa3,Rb3における図柄番号PN=19、14、10、6または2の図柄の組合せであり、サブリールの停止態様が「プラム−プラム−プラム」、メインリールの停止態様が「4−1−2」である。
6)チェリー役 この役は、左リールRa1,Rb1における図柄番号PN=20、13または6の図柄が入賞ラインL1〜L5のうち有効化されたものに停止すればよく、他のリールの停止位置とは無関係である。即ち、サブリールの停止態様が「チェリー−?−?」、メインリールの停止態様が「6−?−?」である。
7)リプレイ役 この役は、左リールRa1,Rb1における図柄番号PN=19、17、10または3の図柄、中リールRa2,Rb2における図柄番号PN=19、15、11、7または2の図柄、右リールRa3,Rb3における図柄番号PN=20、15、11、7または3の図柄の組合せであり、サブリールの停止態様が「リプレイ−リプレイ−リプレイ」、メインリールの停止態様が「7−4−1」である。リプレイ役が成立してもメダルの払い出しはないが、再遊技ができる。再遊技とは、新たにメダルを投入することなく再びゲームを行うことをいう。
これらの役は、遊技状態別に役毎にプレイヤーに付与される遊技価値が予め定められている。役には、1枚から15枚の払い出しが付与される役、入賞による払い出しのあるなしにかかわらずビッグボーナスやレギュラーボーナス等の有利な遊技状態が付与される役、払い出しはないがメダルを投入することなく再度、同数のメダル投入条件で遊技が行える再遊技を付与される役がある。また、これらのすべての役がどの遊技状態においても必ずしも賞として定められているとは限らない。ある遊技状態では賞として成立するが、別の遊技状態においては賞として成立しないというような役も可能である。すなわち、各役の入賞毎によってプレイヤーに付与される遊技価値は、遊技状態毎に予め定められているおり常に一定であるとは限らない。
本実施例においては、通常の遊技状態におけるプレイヤーに付与される遊技価値は、プラム役は15枚、ベル役は10枚、チェリー役は2枚の払い出しが行われ、リプレイ役は再遊技が可能となる役とする。
各種の役のうち、ベル役、チェリー役およびプラム役等の2枚から15枚程度の配当や再遊技が付与される等の比較的低い遊技価値に対応する役を総称して小役と呼ぶ。一方、RB役が入賞すると、15枚の払い出しが行われると共に遊技状態がレギュラーボーナス(以下、適宜「RB」と省略して記載する。)と呼ばれる特定遊技状態に移行する。レギュラーボーナスでは、ジャックゲームを12回行うことができ、RB期間は、ジャックゲームを12回行うか、最大8回入賞すると終了となる。ジャックゲームは、1枚のメダルをベットして中央の入賞ラインL1のみを有効にして行われる。ジャックゲームの役としては、リプレイ役を採用する。この役を構成する図柄が入賞ラインL1に揃うとスロットマシン1は15枚のメダル払い出しを行う。つまり、通常の遊技状態ではリプレイ役が揃っても再遊技ができるだけであるが、レギュラーボーナス期間中に行われるジャックゲームにおいて、リプレイ役を構成する図柄が揃うと15枚のメダルの払い出しを受けることができる。また、後述するビッグボーナス中にはレギュラーボーナスの賞にリプレイ役を割り当てている。なお、RBの遊技状態では通常の遊技状態にはないジャックゲームが行われるので、通常の遊技状態と比較してRBの遊技状態はプレイヤーにとって有利な遊技状態であるといえる。
また、BB役に入賞すると、遊技状態が通常の遊技状態からビッグボーナス(以下、必要に応じてビッグボーナスを「BB」と省略して記載する。)と呼ばれる特別の遊技状態に移行する。ビッグボーナス期間中は、小役やRB役を高当選確率状態での遊技を行うことができる。このビッグボーナスは、所定獲得メダル枚数(例えば450枚)に超えた時点で終了する。ビッグボーナスは、レギュラーボーナスと比較してより有利な遊技状態である。なお、以下の説明では、ビックボーナス中のレギュラーボーナスと、単独で入賞したレギュラーボーナスとを区別するため、前者をBB中RBと称し、後者を単独RBと称する。
<1−3:スロットマシンの電気的構成>
図7は、スロットマシン1における遊技処理動作の制御を司る制御装置と、スロットマシン1を構成するもののうち本発明に関係のある周辺装置を含む回路構成とを示すブロック図である。
制御装置は、メイン基板30Aとサブ基板30Bを主たる構成要素とする。メイン基板30Aは、メインCPU31、クロック発生回路32、数列発生回路33、RAM34、ROM35、送出タイミング制御回路36、データ送出回路37、入力ポート38および出力ポート39を備える。
メインCPU31は、送出タイミング制御回路36を除くメイン基板30Aの各構成要素とバス(図示せず)を介して接続されている。メインCPU31は、第1制御プログラムCP1を実行して各構成要素を制御する。第1制御プログラムCP1には、スロットマシン1全体をどのように動作させるかが記述されている。このため、メインCPU31は、スロットマシン1の制御中枢として機能する。クロック発生回路32は、水晶振動子を含む発振回路を備えており、固定周期の基準クロック信号CLKを生成し、これをメインCPU31と数列発生回路33とに供給する。
数列発生回路33は、高速のリングカウンタで構成されており、基準クロック信号CLKをカウントしてカウントデータCDを生成する。カウントデータCDの数値範囲は、後述する賞群抽選テーブルTBL1の記憶内容によるが、例えば、0〜59999である。カウントデータCDはメインCPU31に常時供給されており、メインCPU31は、プレイヤーがスタートレバー6を押し下げたタイミングを検知し、当該タイミングでカウントデータCDをサンプリングすることによって、サンプリングデータSDを生成する。
プレイヤーはカウントデータCDの値を知ることができないから、スタートレバー6がプレイヤーによって押し下げられるタイミングはランダムである。したがって、サンプリングデータSDの値は乱数の中からある値をサンプリングしたものと等価である。なお、数列発生回路33は基準クロック信号CLKに同期して動作するので、カウントデータCDの周期は極めて短い。例えば、基準クロック信号CLKの周波数が30MHzであれば、カウントデータCDの値が「0」から「59999」まで変化するのに要する時間は、2msecである。したがって、プレイヤーが不正な手段によってカウントデータCDの値を知ることができたとしても、スタートレバー6を操作して所望の値を有するサンプリングデータSDをメインCPU31に生成させることは不可能である。
次に、RAM34は、メインCPU31の作業領域として機能し、演算処理の途中結果や必要に応じて生成されたデータや各種の制御に用いるフラグ等を記憶する。例えば、内部抽選の結果を示す内部抽選データISD等がRAM34に記憶されている。
ROM35には、第1制御プログラムCP1の他、賞群抽選テーブル群TBL1、停止テーブル群TBL2、および入賞図柄組合せテーブルTBL3等が格納されている。入賞図柄組合せテーブルTBL3には、入賞役の図柄の組合せと、入賞役のメダル払出枚数とが対応づけられて記憶されている。
本実施形態のスロットマシン1における役の種類としては、BB役、RB役、ベル役、チェリー役、プラム役及びリプレイ役があることは上述した通りである。BB役の成立はビッグボーナスに移行する契機となる一方、RB役の成立はレギュラーボーナスに移行する契機となる。また、小役の種類によってプレイヤーが獲得できる遊技価値は各々異なる。スロットマシン1の制御においては、遊技価値の相違に応じた制御が必要とされることから、遊技価値に着目して各種の役を分類しておくと便利である。そこで、本実施形態のスロットマシン1は、これらの役に対応して各賞群を割り当てる。BB役に対応する賞群をBB賞、RB役に対応する賞群をRB賞、ベル役に対応する賞群をベル賞、プラム役に対応する賞群をプラム賞、チェリー役に対応する賞群をチェリー賞、リプレイ役に対応する賞群をリプレイ賞という。
賞群抽選テーブル群TBL1は、複数の賞群抽選テーブルを含む。メインCPU31は、遊技状態に応じて選択した賞群抽選テーブルを用いて内部抽選を行う。賞群抽選テーブルとしては、通常ゲームに用いられるテーブル、ビッグボーナスゲームに用いられるテーブル、レギュラーボーナスゲームに用いられるテーブルが用意されている。
図8に通常ゲーム用の賞群抽選テーブルTBL11の記憶内容を示す。この図に示すように、賞群抽選テーブルTBL11は、第1〜第7記憶領域ADR1〜ADR7に抽選区分データを各々記憶している。抽選区分データの値は、各賞群に対応する抽選区分の幅を示す。例えば、第1記憶領域ADR1に記憶される抽選区分データはハズレに対応しておりその値は「54000」である。また、第7記憶領域ADR7に記憶される抽選区分データはBB賞に対応しており、その値は「300」である。したがって、BB賞に当選する確率はハズレに当選する確率の1/180となる。
図9は、賞群抽選テーブルTBL11を用いた内部抽選処理におけるメインCPU31の動作を示すフローチャートである。まず、メインCPU31は初期化処理を行う(ステップS1)。具体的には、変数Nの値を「0」にクリアするとともに内部レジスタに記憶している値を「0」にクリアする。
次に、メインCPU31は、サンプリングデータSDを内部レジスタに記憶し(ステップS2)、これに続いて、変数Nの値をN+1に変更する(ステップS3)。この後、メインCPU31はN番目の記憶領域から抽選区分データを読み出す(ステップS4)。初期化処理の直後の処理では、変数Nの値が「1」となるので、第1記憶領域ADR1から抽選区分データが読み出される。この場合の値は「54000」となる。
次に、メインCPU31は内部レジスタの記憶内容を読み出し、読み出したデータ値と抽選区分データ値を加算し、加算値を内部レジスタに記憶する(ステップS5)。この結果、内部レジスタの記憶内容は、元のデータ値から加算値に更新されることになる。
次に、メインCPU31は、加算値が基準値以上であるか否かを判定する(ステップS6)。基準値は、第1〜第7記憶領域ADR1〜ADR7に記憶されている各抽選区分データの値の総和と等しい。
加算値が基準値未満の場合には、メインCPU31は処理をステップS3に戻し、加算値が基準値以上になるまでステップS3からステップS6の処理を繰り返す。そして、加算値が基準値以上になると、メインCPU31は処理をステップS7に進めて、変数Nの値に応じて賞群を決定し、内部抽選データISDを生成する。具体的にはN=1のときハズレ、N=2のときリプレイ賞、N=3のときチェリー賞、N=4のときベル賞、N=5のときプラム賞、N=6のときRB賞、N=7のときBB賞に当選したと決定する。この結果、サンプリングデータSDと賞群との対応は、図8に示すように、SD=59999〜6000でハズレに、SD=5999〜4200でリプレイ賞に、SD=4199〜3000でチェリー賞に、SD=2999〜1740でベル賞に、SD=1799〜900でプラム賞に、SD=899〜300でRB賞に、SD=299〜0でBB賞に各々対応するものとなる。
そして、メインCPU31は、判定結果に基づいて内部抽選データISDを生成する。内部抽選データISDは8ビットのデータであって、第1ビットにBB賞、第2ビットにRB賞、第3ビットにベル賞、第4ビットにプラム賞、第5ビットにチェリー賞、第6ビットにリプレイ賞が各々割り当てられている。内部抽選によっていずかの賞に当選すると、メインCPU31は該当するビットの値を「1」にし、該当しない場合にはビットの値を「0」にする。したがって、内部抽選データISDを参照すれば、当選しているかハズレているか、また当選している賞群を知ることができる。
なお、以下の説明では、内部抽選データISDの第1ビットをBB当選フラグと呼び、第2ビットをRB当選フラグと呼ぶ。そして、BB当選フラグ又はRB当選フラグを「1」にすることをセット、「0」にすることをクリアと呼ぶ。小役についても同様である。小役については、あるゲームにおいて内部抽選で当選しても当該ゲームで入賞しない限りメダルの払い出しはない。しかし、RB賞とBB賞についてはあるゲームの内部抽選で当選すると、当該ゲームで入賞しなくてもBB当選フラグ又はRB当選フラグをクリアすることなく、以後のゲームで入賞するまでBB当選フラグ又はRB当選フラグを消去しない。このことを当選フラグの持ち越しという。
次に、停止テーブル群TBL2は、複数の停止テーブルから構成されている。各停止テーブルには、中央の入賞ラインL1に表示される図柄番号PNとズレコマ数を示すズレコマ数データとが対応付けられて記憶されている。ここで、ズレコマ数とは、プレイヤーが各左・中・右リールストップボタン7a、7b、7cを押し下げてから、各左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3が停止するまでに進む図柄の数のことをいう。
各左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3は高速で回転するため、プレイヤーが特定の図柄を狙ってストップボタンを操作したとしても、所望の図柄を停止させるには、熟練が必要となる。ストップボタン操作の習熟には、プレイヤーの個人差がある。特に、動体視力の低いプレイヤーは所望の図柄を停止させることが難しい。一方、スキルの高いプレイヤーは、所望の図柄が入賞ラインに表示されている時に、ストップボタンを操作することが可能である。
しかしながら、スキルの低いプレイヤーがゲームを楽しむためには、図柄をある程度揃い易くする必要がある一方、内部抽選の結果がハズレである場合には、役が成立しないようにリールの回転を制御する必要がある。停止テーブルは、このようなリール回転の制御ために用いられる。そして、各左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3の停止位置は、停止テーブルを参照して定める。
図7に戻り、説明を続ける。同図に示す送出タイミング制御回路36とデータ送出回路37とは、メインCPU31が生成した各種の情報をサブ基板30Bに送信する。サブ基板30Bに送信される情報としては、内部抽選データISD、演出調整時間、スタートレバー6の操作タイミング、停止図柄番号、停止操作されたリールストップボタンを特定する停止ボタン番号等が含まれる。
次に、入力ポート38は、後述する各種のセンサから供給される信号の入力インターフェースである。一方、出力ポート39は、各モータや各種装置に対して制御信号を供給するための出力インターフェースである。
入力ポート38に接続され、各種の入力信号を発生する主要な入力信号発生手段としては、以下のものがある。投入メダル検出センサ41は、メダル投入口5を介して投入されるメダルを検知して、1個のメダルに対して1個の出力パルスを生成する。したがって、メインCPU31は、この出力パルスをカウントすることによって、投入されたメダル数を検知することができる。
BETボタンセンサ42はBETボタン15の操作を検出する。スタートレバーセンサ43はスタートレバー6の操作を検出する。左・中・右リールストップボタンセンサ44、45、46は左・中・右リールストップボタン7a、7b、7cの操作を各々検出して停止指示信号44a、45a、46aを出力する。左・中・右リール位置検出センサ47A、48A、49Aは、左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3の回転位置を検出し、基準点通過信号47a、48a、49a(検出信号)を生成する。
右リール位置検出センサ49Aは、図2および図3に示すフォトセンサ492、増幅器、およびコンパレータを備える。フォトセンサ492は発光部と受光部とを含む。受光部が受光量に応じたレベルの受光信号を出力すると、増幅器が受光信号を増幅する。コンパレータは、増幅器の出力信号を予め定められた閾値と比較して基準点通過信号49aを生成し、これを右リール位置検出センサ49Aの出力信号として出力する。右リールRa3が回転すると、図2に示す遮光片491はフォトセンサ492を1回転に1回通過する。したがって、基準点通過信号49aによって、右リールRa3の回転位置を検知することができる。なお、左・中位置検出センサ47A、48Aは、右リール位置検出センサ49Aと同様に構成されている。
出力ポート39に接続され、各種の出力信号の供給を受ける主要な手段としては、メダル払出機構70及び左・中・右リール駆動モータ51A、52A、53Aがある。メダル払出機構70は、スロットマシン1の内部にメダルを貯留するホッパー、ホッパーからメダルをメダル受け10に排出させるディスク機構、排出するメダルを計数するカウンタ等を備え、メインCPU31からの制御信号に基づいて、指示された枚数のメダルを排出する。
左・中・右リール駆動モータ51A、52A、53Aは、左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3をそれぞれ回転駆動するモータであって、この例では、ステッピングモータによって構成されている。したがって、メインCPU31は左・中・右リール駆動モータ51A、52A、53Aに供給する各駆動信号51a、52a、53aのパルス数を調整することによって、左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3の停止位置を正確に定めることが可能である。
また、各モータ51A、52A、53Aは、420個のパルスによって1回転するように構成されている。上述したように各リールRa1、Ra2、Ra3には、21個の図柄が形成されているので、20個のパルスをモータに供給することによって1個の図柄を進めることができる。また、メインCPU31は、各モータ51A、52A、53Aに供給するパルス数をカウントし、カウント結果を各位置データMD1、MD2、MD3として保持している。また、各位置データMD1、MD2、MD3の値は基準点通過信号47a、48a、49aがアクティブとなるタイミングでクリアされるようになっている。
図10は、基準点通過信号49a、図柄番号PN、駆動信号53a、および位置データMD3の関係を示すタイミングチャートである。この図に示すように、時刻t1において基準点通過信号49aがローレベルからハイレベルに立ち上がると、位置データMD3の値はクリアされる。時刻t1は、図3に示す遮光片491がフォトセンサ492を通過するタイミングである。このとき、右リールRa3の回転位置は、図4に示す図柄番号PN=1の図柄(7)が、表示窓4Aの中段に表示される。換言すれば、当該図柄が表示窓4Aの中段に表示されるように遮光片491とフォトセンサ492との取り付け位置が定められている。
そして、時刻t1から時刻t2までの期間に、20個のパルスが駆動信号53aとして右リール用駆動モータ53に供給されると、右リール用駆動モータ53は右リールRa3を1/21回転させる。この結果、表示窓4Aの中段には図4に示す図柄番号PN=2の図柄(2)が表示されることになる。以下、同様に図柄が順次表示され、時刻t3に至ると、右リールRa3が1回転して再び図柄番号PN=1の図柄(7)が表示される。このように、基準点通過信号49a、図柄番号PN、駆動信号53a、および位置データMD3は密接に関係しているから、メインCPU31は、位置データMD3に基づいて、図柄の表示状態を検知することができる。
なお、左リールRa1および中リールRa2についても上述した右リールRa3と同様に、メインCPU31は、位置データMD1、MD2に基づいて、図柄の表示状態を検知することができる。
次に、図11はサブ基板30Bの詳細な構成とその周辺構成とを示すブロック図である。サブ基板30Bは、サブCPU55、データ入力回路56、クロック発生回路57、ROM58、RAM59、VRAM90及び画像表示装置91を備える。
サブCPU55は、第2制御プログラムCP2に従って、サブ基板30Bを制御する制御中枢として機能する。データ入力回路56は、上述したデータ送出回路37から送信される各種の情報を受信し、これらをサブCPU55に引き渡すインターフェースである。クロック発生回路57はクロック信号を発生し、サブCPU55に供給する。
ROM58は、第2制御プログラムCP2の他、停止データテーブル群、図柄配列テーブル、を記憶している。図柄配列テーブルは各サブリール毎に図柄番号と図柄の種類を対応付けて記憶している。また、RAM59は、サブCPU55の作業領域として機能し、第2制御プログラムCP2に従って実行される処理途中のデータやフラグ等が記憶される。
また、ROM58には、サブリールに配置された各図柄の画像を示す図柄データDGが記憶されている。図柄データDGは、図柄の種類毎に区別されて管理されており、必要に応じてROM59から読み出されるようになっている。この例では、「7」、「プラム」、「ベル」、「チェリー」、「リプレイ」、「BAR」といった7個の図柄データDG1〜DG7がROM58に記憶されている。また、ROM58には、各図柄データDG1〜DG7の記憶領域を示すアドレス情報と各図柄データを識別するための図柄コードが対応付けられて記憶されている。サブCPU55は、制御プログラムCP2に従って図柄コードの並びを生成し、図柄の表示順序を制御するとともに、図柄コードに対応するアドレス情報を取得して、各図柄データDG1〜DG7をROM58から読み出して、VRAM90へ転送する。なお、ROM58は図柄データDGを記憶する画像記憶手段として機能する。
また、VRAM90から、データが順次読み出され表示画像データとして、画像表示装置91に供給される。サブCPU55は、垂直ブランキング期間においてROM58から読み出した図柄データDGをVRAM90に書き込み、表示期間においてVRAM90から表示画像データを読み出して供給する。即ち、サブCPU55は、画像表示装置91へ表示画像データを供給する供給手段として機能するとともに、VRAM90の記憶内容を更新する更新手段として機能する。
サブCPU55は、画面への図柄の表示位置を制御する。画面の上から下へ図柄が流れるように描画するために、画面のY軸方向を1ステップごとにインクリメントさせる。図柄の移動スピードを変更する場合には、例えば、10垂直ブランキング期間ごとにY軸アドレスを1ステップ移動しているところを、8垂直ブランキング期間ごとに変更するように制御する。図柄の移動スピードは、表示画像データを更新する周期と書込アドレスのインクリメントの関係によって定まるので、更新周期を一定にして、移動ステップを変更するようにしてもよい。また、VRAM90の記憶領域を指定するアドレスには連続する値が用いられ、X軸、Y軸の概念がない。そこで、サブCPU55は、X、Yアドレスから実アドレスに換算して図柄データDGを所定の記憶領域に書き込む。
さらに、サブ基板30Bは、サウンドLSI61、音声ROM62、および音声処理回路63を備える。音声ROM62には、各種の効果音を発生させるための音データが記憶されている。サウンドLSI61は、サブCPU55からのコマンドに基づいて、所定のタイミングで音声ROM62から音データを読み出し、所定の処理を施して音声処理回路63に出力する。音声処理回路63は音データをDA変換して音声信号を生成し、音声信号を所定レベルに増幅してスピーカ68に供給する。これにより、スピーカ68から効果音が放音される。
ところで、不正によりROM等の記憶装置やサブ基板30B本体が交換されるのを防ぐために、サブ基板30Bを収納しているケースを本体2に固定する際に、いわゆる「封印」を施すことがある。封印には文字や番号等の識別情報を持つ封印部材を使用する。サブ基板ケースを遊技機本体より取り外す際には、封印である識別情報を持つ部材を破壊しなければならず、その破壊をもってサブ基板ケースの取り外しを監視する。
図12は、サブ基板30Bの封印構造を示す斜視図である。本体2の側面には、サブ基板ケース300が配置される。サブ基板ケース300は、その内部にサブ基板30Bを収容する。サブ基板ケース300は、その上方において2本のネジ301及び302を用いて、本体2に固定される。ネジ301及び302の頭部には、貫通穴303及び304が設けられている。この貫通穴303及び304に識別情報が付与された封印部材305を通す。
封印部材305は挿入部30aと帯部30bを有し、1本の帯形状をしている。その一端を自身のもう一端の挿入部30aに挿入することで円環を成し、挿入部30aと帯部30bとの形状的特徴から挿入された一端が抜けなくなる。その円環を解除するには、帯部30bをニッパー等の工具で切断する。実施例では複数の電気配線を束ねる用途で使われる「結束バンド」と一般的に呼ばれる部材を用いている。封印部材305は、人力で容易に曲げられる弾力性を持つ樹脂や針金等の金属であり、貫通穴303及び305の向きが一直線上になっていなくても2本のネジの頭部を連通することができる。また、樹脂であれば図示のように貫通穴303及び304に通す帯状の箇所の端に識別情報を付与する板状の箇所を一体に成形してあれば良い。針金等の金属であれば、針金とは別に識別情報を付与する板状の部材を設けたり、鍛造や溶接で一体に成形されているものであれば良い。
なお、図示しないが、サブ基板ケース300の下方には本体2に挿入される突起部を持ち、サブ基板ケース300の上方のネジ301及び302で固定すると、サブ基板ケース300の下方は本体2から外れなくなる。従って、このサブ基板ケース300の下方をネジ止めする必要は無い。
<1−4:スロットマシンの全体動作>
次に、スロットマシン1の全体動作を説明する。図13はメインCPU31が1ゲームの開始から終了まで制御する動作を示すフローチャートである。メインCPU31は、投入メダル検出センサ41およびBETボタンセンサ42からの検出信号に基づいて、プレイヤーがベット操作を行ったか否かを判定し(ステップS11)、ベット操作有りと判定した場合には処理をステップS12に進める。
ステップS12において、遊技開始操作があったか否かを判定する。具体的には、メインCPU31は、スタートレバーセンサ43の検出信号に基づいて、プレイヤーがスタートレバー6を操作したか否かを判定する。プレイヤーがスタートレバー6を操作すると、メインCPU31は、第1制御プログラムCP1に従って、賞抽選を実行する(ステップS13)。この際、メインCPU31は、ゲーム態様に応じた賞群抽選テーブルの設定を行う。具体的には、賞群抽選テーブル群TBL1の中から、通常ゲーム、RBゲーム、またはBBゲームといったゲーム態様に応じたテーブルを選択する。この場合、メインCPU31はRAM34に記憶したRBフラグやBBフラグ等を参照して、当該ゲームのゲーム態様を特定し、その結果に基づいてテーブルを選択する。例えば、当該ゲームが、通常ゲーム(ATゲームを含む)であれば、RBフラグおよびBBフラグがクリアされていることを検知し、賞群抽選テーブル群TBL1の中から賞群抽選テーブルTBL11を選択する。この後、メインCPU31は、設定した賞群抽選テーブルTBL1を用いて内部抽選処理を実行し、当選した賞群又はハズレを示す当選フラグをセットする。
内部抽選処理および当選フラグのセットは、次の手順で行われる。第1に、メインCPU31は、スタートレバーセンサ43の検出信号がアクティブとなったタイミングで、カウントデータCDをサンプリングしてサンプリングデータSDを取得する。第2に、メインCPU31は、賞群抽選テーブルを参照して、内部抽選データISDを生成する。例えば、図8に示す賞群抽選テーブルTBL11を用い、サンプリングデータSDの値が「150」であるものとすれば、内部抽選データISDは、BB賞の当選を示すものとなる。この場合、メインCPU31は、内部抽選データISDの第1ビットに当選フラグを内部抽選データISDにセットする。
次に、メインCPU31は、内部抽選データISDに基づいて、リール停止データ群の選択を実行する(ステップS14)。例えば、BBゲーム中であることを示すBBフラグに基づいて、BBゲーム中であるか否かを判定し、この判定結果が否定される場合には、メインCPU31は、停止テーブル群TBL2の中から通常用の停止テーブルを選択する一方、判定結果が肯定される場合には、メインCPU31は、停止テーブル群TBL2の中からBB用の停止テーブルを選択する。
この後、メインCPU31は、内部抽選データISD(内部抽選情報)をサブ基板30Bへ送信し、続いて、遊技状態情報をサブ基板30Bに送信する。遊技状態情報は、実行中の遊技状態を示す。遊技状態は、例えば、通常ゲーム、RBゲーム、BBゲーム、ATゲームといったゲームの種別を意味する。
次に、メインCPU31は、内部抽選データISDに基づいて入賞の可能性の有無を判定する(ステップS17)。内部抽選データISDに何らかの当選フラグがセットされている場合には、入賞の可能性があると判定する一方、いずれの当選フラグもセットされていない場合、即ち、内部抽選結果がハズレの場合には、入賞の可能性がないと判定する。なお、停止テーブルの選択結果を考慮して入賞の可能性を判定してもよい。例えば、内部抽選でBB賞に当選しても、直ちに当選図柄を揃えることができず、所定の条件を充足する場合にのみ、当選図柄を揃えることを許容するスロットマシンがある。このようなスロットマシンは、BB賞の当選を内部に蓄えることからストック機と呼ばれる。この種のスロットマシンでは、BB賞に内部当選してから所定の条件が充足されるまでの期間は、当選図柄を有効な入賞ライン上に揃えることができない停止テーブルが選択される。そこで、メインCPU31は、内部抽選データと停止テーブルの選択結果とに基づいて、入賞の可能性の有無を判定してもよい。具体的には、内部抽選データISDが何等かの賞に内部当選していることを示し、かつ、選択された停止テーブルが内部当選した賞の入賞を許容するものである場合に、入賞の可能性がありと判定し、それ以外の場合には入賞の可能性がないと判定してもよい。
次に、ステップS17の条件が肯定される判定がなされた場合には、メインCPU31は、払出遅延時間を設定する。この例では、メインCPU31は払出遅延時間を抽選で決定する。払出遅延時間としては、例えば、t1=5秒、t2=10秒といったように複数の時間が予め定められており、メインCPU31は、抽選結果として選択した払出遅延時間を指示する払出遅延時間情報を生成する。ここで、払出遅延時間情報は、払出遅延時間を直接指示するものであってもよいし、あるいは、予め定められた複数の払出遅延時間のうちどの払出遅延時間を選択したかを指示するものであってもよい。後者の態様は、払出遅延時間をコマンド化したものであって、例えば、5秒をT1、10秒をT2に対応付けておき、T1又はT2をコマンド化した払出遅延時間情報として生成してもよい。この場合には、コマンドの種類(T1、T2)と払出遅延時間(5秒、10秒)との対応付けをメイン基板30A及びサブ基板30Bの双方でメモリに保持することが好ましい。なお、リプレイ賞のようにメダルの払い出しが無い場合には、払出遅延時間を設定しなくてもよい。さらに、t1=0秒として、払い出しの遅延がないものを選択の対象に含ませてもよい。このようにして払出遅延時間が決定されると、メインCPU31は、処理をステップS19へ進め、サブ基板30Bへ払出遅延時間を指示する払出遅延時間情報を送信する。
次に、メインCPU31は、メインリールの回転を開始させる(ステップS20)。具体的には、駆動信号51a〜53aをアクティブにする。すると、左・中・右リール駆動モータ51A〜53Aの回転軸が回転を開始し、それに伴ってメインリールRa1〜Ra3が回転する。
次に、メインCPU31は、全てのメインリールが停止したか否かを判定する(ステップS21)。全てのメインリールが停止していない場合には、メインCPU31は、処理をステップS22に進め、左リールRa1の停止操作の有無を、停止指示信号44aに基づいて判定する。停止指示信号44aがアクティブである場合には、左リールRa1の停止操作があったと判定し、左リールRa1の停止処理を実行する(ステップS23)。この際、メインCPU31は、左リールRa1が停止したことを示す左停止情報を生成し、サブCPU55へ送信する。左リールRa1の停止処理では、停止テーブルを参照してズレコマ数を読み出し、読み出したズレコマ数だけ図柄が進むように左リールRa1の回転を制御する。
ステップS22の条件が否定される判定がなされた場合には、メインCPU31は、処理をステップS24に進め、中リールRa2の停止操作の有無を停止指示信号45aに基づいて判定する。中リールRa2の停止操作があったと判定された場合は、中リールRa2の停止処理を実行する(ステップS25)。この際、メインCPU31は、中リールRa2が停止したことを示す中停止情報を生成し、サブCPU55へ送信する。中リールRa2の停止操作が無かったと判定された場合は、メインCPU31は右リールRa3の停止操作の有無を停止指示信号46aに基づいて判定する(ステップS26)。右リールRa3の停止操作があったと判定された場合は、右リールRa3の停止処理を実行する(ステップS27)。この際、メインCPU31は、右リールRa3が停止したことを示す右停止情報を生成し、サブCPU55へ送信する。なお、中リールRa2及び右リールRa3の停止処理は、左リールRa1の停止処理と同じである。
一方、ステップS26の条件が否定される判定がなされた場合には、メインCPU31は処理をステップS21に戻し、全てのリールが停止するまで、ステップS21からステップS27までの処理を繰り返す。そして、全てのリールが停止すると、メインCPU31は、メインリールRa1〜Ra3の停止状態におけるリール図柄の表示態様をリール表示態様としたとき、リール表示態様が所定のリール入賞態様であるか否かを判定する。ここで、リール入賞態様とは、入賞となるリール図柄の並びを意味する。例えば、入賞ラインL1が有効化されている場合に、入賞ラインL1上に7−7−7が揃う態様はリール入賞態様に該当する一方、有効化されていない入賞ラインL2上に7−7−7が揃う態様はリール入賞態様に該当しない。リール表示態様が所定のリール入賞態様と一致する場合には、入賞となり、メインCPU31は、リール入賞態様を指定する入賞情報をサブCPU55へ送信する(ステップS28)。
次に、メインCPU31は、入賞したか否かを判定し(ステップS29)、入賞した場合には、ステップS18で設定した払出遅延時間だけメダルの払い出しを遅延させ(ステップS30)、払出遅延時間が経過した後、メダルを払い出して1ゲームを終了する(ステップS31)。なお、入賞しなかった場合も1ゲームの処理を終了する。
次に、サブCPU55の処理を説明する。図14はサブCPU55が実行するサブタイマ割込処理の処理内容を示すフローチャートである。サブタイマ割込処理のプログラムは、プログラムモジュールとしてROM58に格納されており、サブCPU55は、所定の時間間隔で発生する割り込み信号を検知すると当該プログラムモジュールを実行する。
サブCPU55は、メインCPU31からコマンド入力があったか否かを判定し(ステップS41)、コマンドの入力があった場合には、処理をステップS42に進める一方、コマンドの入力が無かった場合にはサブタイマ割込処理を終了して、次の割り込み信号を監視する。
ステップS42では、コマンドが遊技情報であるか否かを判定する。遊技情報には、内部抽選データISD、遊技状態情報、及び払出遅延時間情報が含まれる。ステップS42の条件が肯定される判定がなされた場合には、サブCPU55は、内部抽選データISD、遊技状態情報、遊技状態情報、及び払出遅延時間情報を取得し(ステップS43〜S45)、遊技情報取得フラグをセットする(ステップS46)。
ステップS42の条件が否定される判定がなされた場合には、サブCPU55は、コマンドが左停止情報か否かを判定し(ステップS47)、左停止情報である場合には、左停止情報を取得して(ステップS48)、左停止情報取得フラグをセットする(ステップS49)。ステップS47の条件が否定される判定がなされた場合には、サブCPU55は、コマンドが中停止情報か否かを判定し(ステップS50)、中停止情報である場合には、中停止情報を取得して(ステップS51)、中停止情報取得フラグをセットする(ステップS52)。ステップS50の条件が否定される判定がなされた場合には、サブCPU55は、コマンドが右停止情報か否かを判定し(ステップS53)、右停止情報である場合には、右停止情報を取得して(ステップS54)、右停止情報取得フラグをセットする(ステップS55)。
この後、サブCPU55は、コマンドが入賞情報であるか否かを判定し(ステップS56)、入賞情報であれば、これを取得して入賞情報取得フラグをセットする(ステップS57、S58)。
次に、1サブゲーム処理の処理内容を説明する。図15及び図16は、サブCPU55が実行する1サブゲーム処理の処理内容を示すフローチャートであり、図17は可変態様決定処理の処理内容を示すフローチャートである。まず、サブCPU55は、遊技情報をメインCPU55から取得したか否かを遊技情報取得フラグに基づいて判定する(ステップS60)。具体的には、サブCPU55は遊技情報取得フラグが「1」であれば、遊技情報を取得したと判定し、可変態様決定処理を実行する。可変態様決定処理では、画像表示装置91に画像表示する左・中・右リールRb1、Rb2、Rb3の可変表示の内容を示すパラメータを決定する。P1、P2、P3は左・中・右リールRb1、Rb2、Rb3の種別を各々示すものであり、これらに添え字r、s、e及びtを付加してパラメータとする。「r」は回転方向、「s」は始動パターン、「e」は停止パターン、「t」は定速時間を各々表す。
図17に示すように可変態様決定処理では、サブCPU55は、遊技状態情報及び内部抽選データのうち少なくとも一方に基づいて、回転方向、始動パターン、及び定速時間を各リール毎に決定する(ステップS100〜S102)。この例では、左リールRb1の回転方向をP1r、中リールRb2の回転方向をP2r、右リールRb3の回転方向をP3rで表すことにする。回転方向には縦正転(上から下へ)、縦逆転(下から上へ)、横正転(右から左へ)、横逆転(左から右へ)といった4種類があり、「0」は縦正転、縦「1」は縦逆転、「2」は横正転、「3」は横逆転を指示する。図18(A)に回転方向を示す。例えば、P1r=P2r=P3r=0であれば、図18(B)に示すように左・中・右リールRb1、Rb2、Rb3は、上から下へ回転する。また、P1r=P3r=0、P2r=1であれば、図18(B)に示すように左・右リールRb1、Rb3は上から下へ回転し、中リールRb2は、下から上へ回転する。さらに、P1r=P2r=2、P3r=3であれば、図18(D)に示すように左・中リールRb1、Rb2は右から左へ回転し、右リールRb3は、左から右へ回転する。
次に、始動パターンは、各リールが停止している状態から一定の回転速度に至るまでの速度変化を定めたものであって、通常(0)、低速1(1)、低速2(2)、遅延(3)の4つのパターンがある。この例では、左・中・右リールRb1〜Rb3の始動パターンをP1s〜P3sで表す。図19に、始動パターンを示す。
次に、定速時間は、所定速度に達した後、所定速度を継続する時間を意味し、連動(0)、3秒(3)、10秒(10)、20秒(20)の4種類がある。このうち、連動は、メインリールと同じ時間で回転させることを意味する。この例では、左・中・右リールRb1〜Rb3の定速時間をP1t〜P3tで表す。図20に始動パターンを示す。なお、連動では、メインリールの回転が停止するとサブリールの回転を停止させる。
説明を図17に戻す。ステップS102の処理が終了すると、サブCPU55は払出時間情報に基づいて停止パターンを決定する(ステップS103)。停止パターンは、各リールが定速で回転している状態から停止するまでの速度変化を定めたものであって、通常(0)、低速1(1)、低速2(2)、遅延(3)、逆転1(4)、逆転2(5)、コマ1(6)、コマ2(7)の8種類がある。サブCPU55は、パラメータPne(n=1〜3)と払出時間との対応関係を定めたテーブルを参照して、パラメータPneを決定する。この例では払出時間がt1である場合にPne=0、1の一方が選択され、払出時間がt2のときPne=2〜7から一つが選択されるようになっている。図21に停止パターンの一部を示す。
この後、サブCPU55は、内部抽選データISDに基づいて仮入賞態様を決定する(ステップS104)。賞に入賞するためには、内部抽選において賞に当選し、かつ、リールストップボタン7a〜7cを所定のタイミングで操作する必要がある。このため、内部抽選に当選しても必ずしも、当選した役を構成する図柄が有効化された入賞ライン上に揃うとは限らない。従って、内部抽選データISDの示す当選賞は、入賞の可能性がある賞を示すに過ぎない。そこで、サブCPU55は、内部抽選データISDが何等かの賞に当選したことを示す場合には、当選した賞の役を構成する図柄が有効化された入賞ラインに揃う態様を仮入賞態様として決定する。例えば、内部抽選においてベル賞に当選している場合には、ベルの図柄が有効化された入賞ラインに並ぶ表示態様を仮入賞態様として決定する。
次に、サブCPU55は、仮入賞態様に基づいて停止制御テーブルを選択する(ステップS105)。停止制御テーブルは、上述したメインリールの停止制御に用いる停止テーブルと同様に構成されており、そこには、ズレコマ数が図柄番号と対応付けられて記憶されている。停止制御テーブルの選択処理では、仮入賞態様の図柄を揃えることが可能な停止制御テーブルが選択される。なお、内部抽選データISDに基づいて、当選役を構成する図柄が揃えることが可能な停止制御テーブルを選択してもよい。
図15に戻り説明を続ける。上述した可変態様決定処理が終了すると、サブCPU55は処理をステップS62に進めて、選択された始動パターンを参照して可変表示を開始させる。始動パターンを用いた可変表示の処理内容を説明する前に、サブCPU55が、実行する画像処理の概要を説明する。まず、サブCPU55は、複数種類の図柄の組を巡回的にサブリールRb1〜Rb3に表示させる。サブリールの図柄の順序は、例えば、図4に示すものであり、図柄番号1〜21が一組の図柄となる。サブCPU55は一組の図柄を一巡させるのに所定数の書込処理を実行する。書込処理では、サブCPU55がROM58から図柄データDGを読み出してVRAM90へ書き込む。この際、図柄配列データを参照する。図柄配列データは、各サブリールの図柄の配列順序を指定する。ここで、図柄が一巡に必要な書込処理の回数は、メインリールの1回転のステップ数(ステッピングモータのステップ数)と一致するように設定することが、プログラムの設計の容易化の観点より、好ましい。このため、本実施形態では、420回の書き込み処理で一組の図柄を一巡させている。
図柄データDGのデータ形式としては各種のものを採用することができるが、この例では、ビットマップ形式を採用する。この場合、1個の図柄は縦Xドット、横Yドットで表される。1回の書込処理で移動させるドット数は、サブリールの回転方向により異なる。縦、横のドット数が相違するからである。このため、ROM58には、回転方向と移動ドット数とを対応付けて記憶した移動ドット数テーブル(移動ドット数記憶手段)が格納されており、サブCPU55は、移動ドット数テーブルを参照して、一回の書込処理で移動させるドット数を取得する。この例では、縦方向と横方向にサブリールを回転させるが、移動ドット数テーブルを用いることによって、処理の共通化を図ることができ、サブCPU55の処理負荷を軽減させることができる。
このように1回の書込処理によって図柄が移動する移動量は移動ドット数により一定に定まるが、サブCPU55は、サブリールの回転速度、すなわち、図柄の移動速度を、書込処理の時間間隔を変化させることによって調整している。書込処理の時間間隔は、所定の時間間隔で発生する割り込み信号の回数(以下、割り込み回数と称する)によって定める。この例では、1回の書込処理を実行するのに必要な割り込み回数とその割り込み回数で繰り返し実行する書込処理の回数との組(処理データ)を複数記憶した処理データテーブルがROM58に格納されている。サブCPU55は、処理データテーブルを参照して、サブリールの回転速度を変化させる。
図22(A)に処理データテーブルの記憶内容の一部を示す。例えば、図に示す最上段の処理データでは、割り込み信号の間隔を16msecとした場合、割込み回数が10回、つまり、160msec間隔で1回の書込処理が実行され、1ステップ図柄が進み、これを5回繰り返す。これによって、計5ステップだけ図柄が移動することになる。最下段の処理データを用いると最高速度となる。これは、割込み頻度が1回の時で、16msec間隔で1ステップ図柄を進めることになる。そして、最上段の処理データから最下段の処理データまでを順次用いることによって、回転速度を次第に速めることができる。このようなデータ構造を持てば、図柄の全体移動量を固定にし(この例は、40ステップ)、合計40ステップに収まるように割り込み回数を書き換えることにより、様々な態様の加速・減速パターンデータを持つことが可能となる。
上述した始動パターンは、処理データの組をパラメータPnsで指定され、停止パターンも同様にパラメータPneによって処理データの組が指定される。すなわち、パラメータPns及びPneは、図22(B)及び(C)に示すように処理データの組を指定する指標として機能する。
図15に示すステップS62の処理ではサブCPU55は、選択された始動パターンのパラメータP1s、P2s、P3sで指定される処理データの組に従って、書込処理を実行する。これにより、画像表示装置91に表示されるサブリールが回転を開始するが、回転開始の契機は内部抽選データ等の遊技情報の取得である。即ち、この例では、メインCPU31から送信される遊技情報をサブCPU55が検知することにより回転が開始される。ここで、内部抽選データは、スタートレバー6の操作タイミングに基づくものであり、これを契機にメインリールは回転するので、メインリールの回転開始を示す情報でもある。従って、サブCPU55は、メインリールの回転に伴ってサブリールを回転させている。
次に、サブCPU55はP1t=0であるか否かを判定する(ステップS63)。P1t=0であれば、サブ左リールRb1をメイン左リールRa1と連動させて動作させること意味する。ステップS63の条件を肯定する判定がなされた場合には、サブCPU55は、左停止情報取得フラグが「1」であるか、すなわち、左リールストップボタン7aが操作されたか否かを判定する(ステップS64)。左停止情報取得フラグが「1」の場合には、選択された停止パターンで可変表示を停止させる(ステップS65)。この場合、サブCPU55は、パラメータP1eで指定される処理データの組に従って、書込処理を実行する。
一方、ステップS63の条件を肯定する判定がなされた場合には、設定された定速時間に到達したか否かを判定する(ステップS66)。具体的には、サブCPU55は、始動パターンの終了時点から計時処理を開始し、その計測値が定速時間以上になったか否かを判定する。定速時間に到達した場合には、選択された停止パターンで可変表示を停止させる(ステップS67)。
次に、ステップS68からステップS72までは中リールRb2に対する処理であり、ステップS73からステップS77までは右リールRb3に対する処理であり、処理の対象が左リールRb1である点を除いて、ステップS63からステップS67までの処理と同様であので、説明を省略する。この後、サブCPU55は、入賞情報取得フラグが「1」であるか否かを判定する(ステップS78)。入賞情報取得フラグが「1」でなければ、即ち、メインリールが全て停止していなければ、サブCPU55は処理をステップS63に戻し、ステップS63からステップS78を繰り返し実行する。そして、入賞情報取得フラグが「1」になると、処理を図16に示すステップS79に進める。
ステップS79の処理では、サブCPU55は入賞態様と仮入賞態様と比較し(ステップS79)、両者が一致するか否かを判定する(ステップS80)。両者が一致する場合は、サブCPU55が事前に仮に決定した入賞態様とメインリールの入賞態様が一致する場合である。例えば、ベル賞に内部当選した場合にメインCPU31から送信された内部抽選データISDに基づいて、仮入賞態様を決定し、ベル賞に入賞したことを示す入賞情報を受信した場合には、ステップS80の条件を肯定する判定がなされる。ステップS80の条件を肯定する判定がなされた場合には、各種のフラグをクリアして1サブゲームを終了する(ステップS91)。
一方、ステップS80の条件が否定される判定がなされた場合には、サブCPU55は、処理をステップS81に進め、入賞情報に基づいて、メインリールの入賞態様とサブリールの入賞態様とが一致するように、サブリールの入賞態様を決定し(ステップS81)、停止制御テーブルを選択する(ステップS82)。
次に、サブCPU55は、既にサブリールの回転が停止しているか否かを判定する(スッテプS83)。サブリールの回転が停止していない場合は、サブCPU55は停止パターンを決定し(ステップS84)、選択された停止パターンで可変表示を停止する(ステップS85)。この際、メインリールの入賞態様と一致するようにサブリールの停止位置が制御される。
ステップS83の条件を否定する判定がなされた場合には、既にサブリールの回転が停止している。この場合には、サブCPU55は、最変動させるサブリールを決定する(ステップ86)。具体的には、3個のサブリールRb1、Rb2、Rb3のうち、メインリールの入賞態様と一致しないサブリールを特定し、これを再変動の対象とする。
この後、サブCPU55は、始動パターンPnsを決定し(ステップS87)、続いて停止パターンPne(ステップS88)を決定する。さらに、サブCPU55は、選択された始動パターンPnsに従って可変表示を再開して(ステップS89)、選択された停止パターンPneに従って可変表示の停止を実行する(ステップS90)。この際、メインリールの入賞態様と一致するようにサブリールの停止位置が制御される。
このように本実施形態においては、サブリールの停止処理において、内部抽選データISDの示す当選役を停止位置の目標に設定し、仮入賞態様と実際の入賞態様とが相違する場合には、両者が一致するようにサブリールを再始動させたので、表示態様の整合性を取ることができる。また、仮入賞態様と実際の入賞態様が一致する場合には、サブリールを再始動しなくてもよいし、内部抽選で当選したときのみ、所定の入賞態様となるように画像表示態様を制御してやればよいので、処理負荷を軽減することができる。
<2.第2実施形態>
第2実施形態のスロットマシンは、所定の条件を充足する場合に、サブリールに表示される特定図柄を遊技状態によって変化させる点を除いて、第1実施形態のスロットマシンと同様に構成されている。
このスロットマシンにおいては、ROM58に特定種類の図柄について複数の図柄データを記憶しておく。この例では、ボーナス図柄である「7」について複数バリエーションを持たせる。バリエーションの具体的な態様は、大きさ、色、形状によって持たせることが可能である。図23に図柄変更を模式的に示す。この例では、通常ゲームの第1遊技状態では、「A1」、「c」、「b」、「e」、「d」、「A2」、…の順に図柄が表示されるものとする。そして、BB賞に内部当選している第2遊技状態では、「A1」の替わりに「A2」の図柄を表示し、スーパービッグボーナス中の第3遊技状態では「A1」の替わりに「A3」の図柄を表示するものとする。図24に2組の図柄の例を示す。
遊技状態は、内部抽選の確率又は停止制御方法の少なくとも一方によって定まるので、遊技状態に応じて特定図柄を変更することによって、内部抽選の確率又は停止制御方法が変更されたことをプレイヤーに報知することができる。
具体的には、遊技状態と読み出しの対象となる図柄データとの関係を記憶した図柄選択テーブルをROM58に記憶しておき、サブCPU55は、図柄選択テーブルを参照して、読み出すべき図柄データを特定し、特定した図柄データをROM58から読み出す。
上述したように内部抽選はスタートレバー6の操作タイミングに基づいて実行され、サブリールは、スタートレバー6の操作後に可変表示を開始する。スタートレバー6の操作前の遊技状態が第1遊技状態であり、内部抽選でBB賞に当選したとすると、その時点から遊技状態は、第1遊技状態から第2遊技状態へと移行する。ここで、特定図柄(この例では「7」)が、サブリールに表示していたとする。この場合、サブリールが停止した状態で図柄データの切り替えを行ってもよいが、サブリールのスクロールが開始されて、特定図柄が画面から消え、再び現れたときに図柄を変更するようにしてもよい。あるいは、サブリールの回転開始を契機に図柄データを切り替えてもよい。
<3.第3実施形態>
第3実施形態のスロットマシンは、所定の条件を充足する場合に、複数のサブリールのうち少なくとも一つのサブリールについて図柄の配列を切り替える点を除いて、第1実施形態のスロットマシンと同様に構成されている。
上述したようにサブCPU55は、図柄配列データを参照して、ROM58に記憶されている図柄データの読み出し順序を特定し、特定した順序に従って読み出した図柄データをVRAM90に書き込むことによって、各サブリールRb1〜Rb3を表示する。従って、図柄配列データを変更することによって、各サブリールRb1〜Rb3に表示する図柄の配列を変更することができる。
この例では、少なくとも一つのサブリールについて、複数の図柄配列データがROM58に記憶されており、サブCPU55は、所定の図柄配列選択規則に従って、複数の図柄配列データの中から一つの図柄配列データを選択し、選択した図柄配列データに従って、図柄データをROM58から読み出してVRAM90へ書き込む。また、各図柄配列データは各停止制御テーブルと対応付けられており、サブCPU55は、選択した図柄配列データに対応付けられた停止制御テーブルを参照して、サブリールの停止制御を実行する。
例えば、左サブリールRb1に対応する図柄配列データとして、第1図柄配列データと第2図柄配列データがROM58に記憶されており、第1図柄配列データが図4に示す左リールRb1の図柄配列を示すものであり、第2図柄配列データが図柄番号1〜3に「7」を連続して配置したものであってもよい。この場合、サブCPU55は、遊技状態情報を参照して、遊技状態情報が第1遊技状態(通常ゲーム:内部抽選でBB賞に不当選)を示す場合には、第1図柄配列データを選択し、遊技状態情報が第2遊技状態(BB賞に内部当選)を示す場合には、第2図柄配列データを選択すればよい。さらに、サブCPU55は、選択された図柄配列データに対応する停止制御テーブルを選択する。この場合には、図25(A)に示すように左リールRb1について、第1図柄配列データに基づいて表示される図柄配列Aと第2図柄配列データに基づいて表示される図柄配列Bとを切り替えることが可能となる。これにより、第2遊技状態では、いわゆる目押しが容易となり、プレイヤーに遊技状態が変化したことを示唆することが可能となる。
また、遊技状態情報を参照して3つのリール配列を変更してもよい。例えば、図25(B)に示すように、第1遊技状態では、左・中・右リールの図柄配列を「A」、「B」、「C」の順にして、第2遊技状態では、左・中・右リールの図柄配列を「B」、「A」、「C」の順にしてもよい。さらに、4種類の図柄配列データを用意して遊技状態に応じて図柄配列を切り替えてもよい。例えば、図25(C)に示すように、第1遊技状態では左・中・右リールの図柄配列を「A」、「B」、「C」の順にして、第2遊技状態では、左・中・右リールの図柄配列を「B」、「C」、「D」の順にしてもよい。これらの場合は、サブCPU55は、遊技状態情報と図柄配列データ及び停止制御テーブルとの関係を対応付けたテーブルを参照して、図柄配列を変更すればよい。
<4.第4実施形態>
第4実施形態のスロットマシンは、所定の条件を充足する場合に、サブリールの背景(色・デザイン)を変更する点を除いて、上述した第1乃至第3実施形態のスロットマシンと同様に構成されている。
第4実施形態のスロットマシンは、ROM58に背景の画像を示す帯データ(背景データ)を複数格納している。図26にROM58の記憶内容の一例を示す。この例では、帯データ1〜帯データ4が、4つの記憶領域に格納されている。背景画像は、ある単位の画像を繰り返したものとなっているので、帯データとして、各サブリールの表示領域の全てについて記憶する必要はなく、繰り返しの単位となる最小領域の背景画像を示すものであることが、ROM58の記憶容量を節約する観点から好ましい。
サブCPU55は、設定テーブルを参照して、遊技状態情報の示す遊技状態に応じたアドレスを取得し、当該アドレスから帯データを読み出し、読み出した帯データと図柄データとを合成して、VRAM90に書き込む。ここで、設定テーブルは、遊技状態と、表示パラメータ、図柄配列データ及び帯データを関連付けて記憶している。図27に設定テーブルの記憶内容の一例を示す。なお、設定テーブルはROM58に記憶されている。例えば、遊技状態が「A」の場合には、記憶手段の記憶領域を指定する位置情報としてのアドレスは、「2000H」となり、この記憶領域からサブCPU55は帯データ1を読み出す。これにより、例えば、図28に示すように遊技状態に応じて中サブルールRb2の背景を切り替えることが可能となる。
また、サブリールの帯データとして共通のデータをROM58に記憶しておき、ルックアップテーブルを参照して遊技状態に応じた背景に切り替えてもよい。ルックアップテーブルには入力階調値と出力階調値とが対応付けられて記憶されている。図29にルックアップテーブルを用いた背景図柄の変更処理を示す。この例では、帯データがRGBの色データから構成され、各色データが0〜31階調を表すものとする。また、ROM58にはルックアップテーブルLUT1〜LUT4が遊技状態と対応付けられて記憶されており、各ルックアップテーブルLUT1〜LUT4には、0〜32階調と0〜256階調が対応付けられて記憶されている。サブCPU55は遊技状態情報の示す遊技状態に基づいて、ルックアップテーブルを選択し、選択したルックアップテーブルを用いて帯データを変換し、変換した帯データと図柄データとを合成してVRAM90に書き込む。これにより、帯データの記憶容量を削減することができる。
<5.第5実施形態>
第5実施形態のスロットマシンは、所定の条件を充足する場合に、サブリールの数を切り替える点を除いて、上述した第1乃至第4実施形態のスロットマシンと同様に構成されている。
具体的には、図30に示すように3個のサブリールと9個のサブリールとを切り替える。この場合、遊技状態や内部抽選の結果に応じて表示態様を切り替えることが好ましい。以下の説明では3個のサブリールをノーマルリール、9個のサブリールをマルチリールと称する。
この場合、9分割されたマルチリールの図柄配列は、上段の図柄は中段の図柄に1コマずつ遅れるように、上段・中断・下段の各段を連動させて表示させる。図31にマルチリールA1〜A3に表示される図柄の順序を示す。A1からA3の方向に図柄を移動表示させる場合、上段の図柄(A1、B1、C1)を1ステップ下方へ移動させ、その後中段の図柄(A2、B2、C2)を1ステップ下方へ移動させる。同様にその後下段の図柄(A3、B3、C3)を1ステップ下方へ移動させる。なお、A1→A2→A3→B1→B2→B3→C1→C2→C3でもよい。
停止表示させる場合は、通常は3段が連動して停止表示させるが、時には、(入賞しうる)有効な入賞ライン上の図柄だけが停止操作を行っても停止しないで、少し回転してから入賞ライン上に7が確定し、その後上下段の図柄を正規の図柄配列に合わせるように再変動して停止させる。例えば、図32に示すようにマルチリールA1〜A3が回転している状態で、リールストップボタン7aを操作すると、リールA1及びA3を停止させリールA2の回転を継続させ、その後、リールA2を停止させる。そして、リールA1とリールA3とを再変動させて、最終的に停止させる。
このようなマルチリールの表示制御においては、サブCPU55は、上・中・下が連動した連動制御と、少なくとも1つの段が他の段と連動していない非連動制御を選択的に実行する。そして、二つの制御を所定条件で切り替える。ここで、所定条件は、例えば、回転開始指示からの所定時間経過、リールに対応した停止操作の検知、リールに対応していない停止操作の検知としてもよい。
<6.第6実施形態>
第6実施形態のスロットマシンは、所定の条件を充足する場合に、サブリールの表示からフィーチャーゲームに切り替える点を除いて、上述した第1乃至第5実施形態のスロットマシンと同様に構成されている。フィーチャーゲームは、ゲーム結果が既に決定されているアニメーションである。
フィーチャーゲームは、例えば、ルーレットゲームであり、ゲームの終了時に2値以上の結果が得られるものであれば、ゲームの態様はどのようなものであってもよい。例えば、プレイヤーのリールストップボタン7a〜7cの操作によってBB賞に入賞した場合に、メインCPU31は、所定時間だけメダルの払い出し、BETボタンの操作、あるいはスタートレバーの操作を受け付けないように各部を制御する。そして、サブCPU55は所定期間内にフィーチャーゲームを画像表示装置91に表示させる。この際、スタートレバーやリールストップボタンをフィーチャーゲームの操作部材として機能させる。なお、BBゲームの開始時のみならず、スーパーBBとノーマルBBの種別選択にフィーチャーゲームを用いて演出を行ってもよい。
また、フィーチャーゲームは、ATゲームに適用する場合には、AT態様の決定に用いることができ、さらに、ストックゲームに適用する場合には、ストックの解除を所定役の入賞を契機とし、所定役を入賞させるリールストップボタンの押順の報知をフィーチャーゲームで行ってもよい。
<6:変形例>
以上、現時点において、最も、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う遊技機及びその制御方法もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。例えば、以下に述べる変形例は、本発明に包含されることは勿論である。
(1)上述した各実施形態では、メインリールの表示態様にサブリールの表示態様を併せるように画像表示を制御したが、サブCPU55において、内部抽選を実行し、内部抽選情報及び入賞情報をサブCPU55からメインCPU31に供給し、メインCPU31がサブリールの入賞態様と一致するようにメインリールの回転を制御してもよい。
(2)また、上述した各実施形態のスロットマシンは、メダルの替わりにパチンコ球を取り込むことが可能な挿入口を備え、例えば5個数のパチンコ球でメダル1枚に相当するBETができるものであってもよい。このスロットマシンにおいては、遊技媒体として、メダルの替わりにパチンコ球を使用すること以外のゲーム性については同じである。このスロットマシンでは、パチンコ機と同じ遊技媒体を使用するので、パチンコ機を設置している遊技島にパチンコ機から置き換えて設置することができる。
(3)上述した各実施形態においては、サブリールの回転開始は、遊技情報たる内部抽選データをサブCPU55が検知することが契機となったが、サブCPU55は、内部抽選データを受信したてから所定の時間が経過した後、サブリールを回転させてもよいし、あるいは、メインリールの回転をサブCPU55で直接検知してサブリールを回転させてもよい。
本発明の実施形態に係るスロットマシン1の外観を示す斜視図である。 左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3および周辺構成を示す斜視図である。 右リールRa3および周辺部分の詳細な構成を示す斜視図である。 左・中・右リールRa1、Ra2、Ra3及び左・中・右リールRb1、Rb2、Rb3に表示される図柄の一例を示す説明図である。 サブリールの図柄とメインリールの図柄の関係を示す説明図である。 役とサブリール及びメインリールの図柄の関係を示す説明図である。 スロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。 賞群抽選テーブルTBL11の記憶内容の一例を示す説明図である。 内部抽選処理におけるメインCPU31の動作を示すフローチャートである。 検出信号49a、図柄番号PN、駆動信号53a、および位置データMD3の関係を示すタイミングチャートである。 サブ基板30Bの詳細構成を示すブロック図である。 サブ基板30Bの封印構造を示す斜視図である。 メインCPU31の全体動作を示すフローチャートである。 サブタイマ割込処理の処理内容を示すフローチャートである。 サブCPU55の全体動作を示すフローチャートである。 図15の続きを示すフローチャートである。 可変態様決定処理の処理内容を示すフローチャートである。 サブリールの回転方向を示す説明図である。 サブリールの始動パターンを示す説明図である。 サブリールの定速時間を示す説明図である。 サブリールの停止パターンを示す説明図である。 処理データを説明するための説明図である。 図柄変更を模式的に示す説明図である。 2組の図柄変更の例を示す説明図である。 図柄変更の具体例を示す説明図である。 帯データを記憶したROM58の記憶内容の一例を示す説明図である。 設定テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。 遊技状態に応じて中サブルールRb2の背景を切り替える例を示す説明図である。 ルックアップテーブルを用いた背景の変換処理を示す説明図である。 マルチリールを説明するための説明図である。 マルチリールA1〜A3に表示される図柄の順序を示す説明図である。 マルチリールの演出例を示す説明図である。 事前入賞決定手段を備えるスロットマシンの機能ブロック図である。
符号の説明
1 スロットマシン
6 スタートレバー
7a、7b、7c リールストップボタン
10A 第1表示部
10B 第2表示部
30A メイン基板
30B サブ基板
31 メインCPU
55 サブCPU
58 ROM
Ra1〜Ra3 左・中・右リール(メインリール)
Rb1〜Rb3 左・中・右リール(サブリール)

Claims (20)

  1. 複数種類の図柄がリール図柄として表示されるメインリールと、複数種類の図柄が表示図柄として画像表示される画像表示手段と、開始操作手段とを備え、プレイヤーが前記開始操作手段を操作すると、前記メインリールが回転し、前記画像表示手段に表示される前記表示図柄が可変表示され、前記メインリールの停止状態における前記リール図柄の表示態様であるリール表示態様が所定のリール入賞態様である場合に入賞し、前記リール入賞態様に応じた数量の遊技媒体を払い出し、入賞時において前記画像表示手段の可変表示が最終的に停止した時点の前記表示図柄の表示態様である画像表示態様が入賞時に所定の画像入賞態様となるスロットマシンであって、
    前記メインリールを制御する第1制御手段と、
    前記画像表示手段の画像表示を制御する第2制御手段とを有し、
    前記第1制御手段又は前記第2制御手段の一方の制御手段に、入賞となるか非入賞となるかを示す事前入賞情報を決定する事前決定手段を備え、
    前記一方の制御手段は前記事前入賞情報に従って前記リール表示態様又は前記画像表示態様を制御すると共に、前記事前入賞情報を他方の制御手段に供給し、
    前記他方の制御手段は、前記事前入賞情報を参照して、前記事前入賞情報が入賞を示す場合に、前記画像表示態様又は前記リール表示態様が前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様となるように前記画像表示手段又は前記メインリールを制御し、前記事前入賞情報が非入賞を示す場合に、前記前記画像表示態様又は前記リール表示態様が前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様とならないように前記画像表示手段又は前記メインリールを制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記所定のリール入賞態様は複数の態様を含み、前記所定の画像入賞態様は複数の態様を含み、
    前記リール入賞態様と前記画像入賞態様とを対応付ける所定の規則を記憶した記憶手段を備え、
    前記事前入賞情報は、入賞時の前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様を指定するものであり、
    前記他方の制御手段は、前記所定の規則に従って、前記事前入賞情報が入賞を示す場合には、前記事前入賞情報の示す前記画像表示態様又は前記リール表示態様が前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様となるように前記画像表示手段又は前記メインリールを制御し、前記事前入賞情報が非入賞を示す場合に、前記前記画像表示態様又は前記リール表示態様が前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様とならないように前記画像表示手段又は前記メインリールを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 複数種類の図柄がリール図柄として表示されるメインリールと、複数種類の図柄が表示図柄として画像表示される画像表示手段と、開始操作手段とを備え、プレイヤーが前記開始操作手段を操作すると、前記メインリールが回転し、前記画像表示手段に表示される前記表示図柄が可変表示され、前記メインリールの停止状態における前記リール図柄の表示態様であるリール表示態様が予め定められた複数のリール入賞態様のいずれかに該当する場合に入賞し、入賞時の前記リール入賞態様に応じた数量の遊技媒体を払い出し、前記画像表示手段の可変表示が最終的に停止した時点の前記表示図柄の表示態様である画像表示態様が入賞時には予め定められた複数の画像入賞態様のいずれかとなり、前記リール入賞態様と前記画像入賞態様とを対応付ける所定の規則を記憶したスロットマシンであって、
    前記メインリールを制御する第1制御手段と、
    前記画像表示手段を制御する第2制御手段とを有し、
    前記第1制御手段又は前記第2制御手段のうち一方の制御手段に、入賞時における前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様を事前に決定して決定結果を示す事前決定情報を生成する事前決定手段を備え、
    前記一方の制御手段は、前記事前決定情報に従って、前記リール表示態様又は前記画像表示態様が、前記事前決定情報の示す前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様と一致するように前記メインリール又は前記画像表示手段を制御すると共に、前記事前決定情報を他方の制御手段に供給し、
    前記他方の制御手段は、前記所定の規則に従って、前記事前決定情報の示す前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様と対応する前記画像入賞態様又は前記リール入賞態様を特定し、前記画像表示態様又は前記リール表示態様が、特定した前記画像入賞態様又は前記リール入賞態様となるように前記画像表示手段又は前記メインリールを制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  4. 複数種類の図柄がリール図柄として表示されるメインリールと、複数種類の図柄が表示図柄として画像表示される画像表示手段と、開始操作手段とを備え、プレイヤーが前記開始操作手段を操作すると、前記メインリールが回転し、前記画像表示手段に表示される前記表示図柄が可変表示され、前記メインリールの停止状態における前記リール図柄の表示態様であるリール表示態様が予め定められた複数のリール入賞態様のいずれかに該当する場合に入賞し、入賞時の前記リール入賞態様に応じた数量の遊技媒体を払い出し、前記画像表示手段の可変表示が最終的に停止した時点の前記表示図柄の表示態様である画像表示態様が入賞時に予め定められた複数の画像入賞態様のいずれかとなり、前記リール入賞態様と前記画像表示態様とを対応付ける所定の規則を記憶したスロットマシンであって、
    前記メインリールを制御する第1制御手段と、
    前記画像表示手段を制御する第2制御手段とを有し、
    前記第1制御手段又は前記第2制御手段のうち一方の制御手段は、入賞が確定した後に前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様を示す入賞情報を生成する入賞情報生成手段を備え、前記入賞情報を他方の制御手段に供給し、
    前記他方の制御手段は、前記所定の規則に従って、前記入賞情報の示す前記リール入賞態様又は前記画像入賞態様と対応する前記画像入賞態様又は前記リール入賞態様を特定し、前記画像表示態様又は前記リール表示態様が特定した前記画像入賞態様又は前記リール入賞態様となるように前記画像表示手段又は前記メインリールを制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  5. 前記一方の制御手段は第1制御手段であり、前記他方の制御手段は第2制御手段であり、
    前記第2制御手段は、
    前記第1制御手段から前記入賞情報が供給される前に、前記画像表示態様を仮に決定して決定結果を示す仮決定情報を生成する仮決定手段を備え、
    前記所定の規則に従って、前記入賞情報の示す前記リール入賞態様と対応する前記画像入賞態様を特定する特定手段と、
    特定した前記画像入賞態様と前記仮決定情報の示す前記画像表示態様とを比較する比較手段とを備え、
    前記仮決定情報の示す前記画像表示態様を目標として前記画像表示手段の可変表示を停止させる停止処理を実行し、前記画像表示手段の可変表示が停止した後に前記比較手段の比較結果が不一致となる結果が得られた場合には可変表示を再開させ前記特定手段によって特定された前記画像表示態様となるように前記画像表示手段を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載のスロットマシン。
  6. 前記一方の制御手段は第2制御手段であり、前記他方の制御手段は第1制御手段であり、
    前記第1制御手段は、
    前記第2制御手段から前記入賞情報が供給される前に、前記リール表示態様を仮に決定して決定結果を示す仮決定情報を生成する仮決定手段を備え、
    前記所定の規則に従って、前記入賞情報の示す前記画像入賞態様と対応する前記リール入賞態様を特定する特定手段と、
    特定した前記リール入賞態様と前記仮決定情報の示す前記リール表示態様とを比較する比較手段と、
    前記仮決定情報の示す前記リール表示態様を目標として前記メインリールの可変表示を停止させる停止処理を実行し、前記メインリールの回転が停止した後に前記比較手段の比較結果が不一致となる結果が得られた場合には可変表示を再開させ前記特定手段によって特定された前記リール入賞態様となるように前記メインリールを制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載のスロットマシン。
  7. 前記第1制御手段は、前記メインリールの回転が停止する前に前記比較手段によって不一致となる比較結果が得られた場合には、前記特定手段によって特定された前記リール入賞態様となるように前記メインリールを制御することを特徴とする請求項6に記載のスロットマシン。
  8. 複数種類の図柄がリール図柄として表示されるメインリールと、複数種類の図柄が表示図柄として画像表示される画像表示手段と、開始操作手段とを備え、プレイヤーが前記開始操作手段を操作すると、前記メインリールが回転し、前記画像表示手段に表示される前記表示図柄が可変表示され、前記メインリールの停止状態における前記リール図柄の表示態様であるリール表示態様が予め定められた複数のリール入賞態様のいずれかに該当する場合に入賞し、入賞時の前記リール入賞態様に応じた数量の遊技媒体を払い出し、前記画像表示手段の可変表示が最終的に停止した時点の前記表示図柄の表示態様である画像表示態様が入賞時に予め定められた複数の画像入賞態様のいずれかとなり、前記リール入賞態様と前記画像表示態様とを対応付ける所定の規則を記憶したスロットマシンであって、
    プレイヤーの停止操作に応じて停止指示信号を出力する停止操作手段と、
    前記メインリールを制御する第1制御手段と、
    前記画像表示手段を制御する第2制御手段とを備え、
    前記第1制御手段は、
    複数のリール入賞態様のうちどの態様で入賞する可能性があるか、又は、入賞する可能性が無いかを示す入賞可能性情報を決定する決定手段と、
    前記入賞可能性情報が入賞の可能性を示す場合において、前記停止指示信号が所定のタイミングで発生した場合に前記入賞可能性情報の示すリール入賞態様となるように前記メインリールを制御し、前記停止指示信号が所定のタイミングで発生しなかった場合には全ての前記リール入賞態様とならないように前記メインリールを制御するリール制御手段と、
    入賞又は非入賞を示す入賞情報を生成する入賞情報生成手段と、
    前記入賞可能性情報及び前記入賞情報を第2制御手段に供給する供給手段とを備え、
    前記第2制御手段は、
    前記入賞可能性情報が入賞の可能性を示す場合に、前記所定の規則に従って入賞の可能性がある前記リール入賞態様に対応する前記画像入賞態様を特定する特定手段と、
    特定した前記画像表示態様を目標として前記画像表示手段の可変表示を停止させる停止処理を実行し、前記画像表示手段の可変表示が停止した後に非入賞を示す前記入賞情報が得られた場合には可変表示を再開させ前記画像表示態様が全ての前記画像入賞態様とならないように前記画像表示手段を制御する画像制御手段とを備える
    ことを特徴とするスロットマシン。
  9. 前記第2制御手段は、前記画像表示手段の可変表示が停止する前に非入賞を示す前記入賞情報が得られた場合には前記目標を変更して前記画像表示態様が全ての前記画像入賞態様とならないように前記画像表示手段を制御することを特徴とする請求項7に記載のスロットマシン。
  10. 前記画像制御手段は、所定の条件を充足するか否かを判定し、前記所定の条件を充足する場合には、非入賞を示す前記入賞情報が得られても特定した前記画像表示態様を目標として前記画像表示手段の可変表示を停止させる停止処理を実行することを特徴とする請求項8又は9に記載のスロットマシン。
  11. 複数種類の図柄がリール図柄として表示されるメインリールと、複数種類の図柄が表示図柄として画像表示される画像表示手段と、開始操作手段とを備え、プレイヤーが前記開始操作手段を操作すると、前記メインリールが回転し、前記画像表示手段に表示される前記表示図柄が可変表示され、前記メインリールの停止状態における前記リール図柄の表示態様であるリール表示態様が予め定められた複数のリール入賞態様のいずれかに該当する場合に入賞し、入賞時の前記リール入賞態様に応じた数量の遊技媒体を払い出し、前記画像表示手段の可変表示が最終的に停止した時点の前記表示図柄の表示態様である画像表示態様が入賞時に予め定められた複数の画像入賞態様のいずれかとなり、前記リール入賞態様と前記画像表示態様とを対応付ける所定の規則を記憶したスロットマシンであって、
    プレイヤーの停止操作に応じて停止指示信号を出力する停止操作手段と、
    前記メインリールを制御する第1制御手段と、
    前記画像表示手段を制御する第2制御手段とを備え、
    前記第2制御手段は、
    複数の画像入賞態様のうちどの態様で入賞する可能性があるか、又は、入賞する可能性が無いかを示す入賞可能性情報を決定する決定手段と、
    前記入賞可能性情報が入賞の可能性を示す場合において、前記停止指示信号が所定のタイミングで発生した場合に前記入賞可能性情報の示す前記画像入賞態様となるように前記画像表示手段を制御し、前記停止指示信号が所定のタイミングで発生しなかった場合には全ての前記画像入賞態様とならないように前記画像表示手段を制御する画像制御手段と、
    入賞又は非入賞を示す入賞情報を生成する入賞情報生成手段と、
    前記入賞可能性情報及び前記入賞情報を第1制御手段に供給する供給手段とを備え、
    前記第1制御手段は、
    前記入賞可能性情報が入賞の可能性を示す場合に、前記所定の規則に従って入賞の可能性がある前記画像入賞態様に対応する前記リール入賞態様を特定する特定手段と、
    特定した前記リール入賞態様を目標として前記メインリールの可変表示を停止させる停止処理を実行し、前記メインリールの可変表示が停止した後に非入賞を示す前記入賞情報が得られた場合には可変表示を再開させ前記リール表示態様が全ての前記リール入賞態様とならないように前記メインリールを制御するリール制御手段とを備える
    ことを特徴とするスロットマシン。
  12. 前記リール制御手段は、所定の条件を充足するか否かを判定し、前記所定の条件を充足する場合には、非入賞を示す前記入賞情報が得られても特定した前記リール表示態様を目標として前記メインリールの可変表示を停止させる停止処理を実行することを特徴とする請求項11に記載のスロットマシン。
  13. 前記画像表示手段は、複数種類の図柄が表示図柄として画像表示される複数の表示列を備え、
    前記第2制御手段は、
    前記複数種類の図柄を各々示す複数の図柄データが記憶された図柄データ記憶手段と、
    前記画像表示手段に画像を表示するための画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    前記画像データ記憶手段から前記画像データを読み出して前記画像表示手段へ供給する読出手段と、
    前記図柄データ記憶手段から前記図柄データを読み出して前記画像データ記憶手段へ書き込み、前記各表示列の可変表示を停止させる場合に、前記表示列の停止位置を指示する停止情報と前記各表示列の移動方向を指定する移動情報とを参照して、前記停止情報の指示する停止位置で前記各表示列が停止するように、読み出した前記図柄データを前記画像データ記憶手段に書き込む書込手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至12のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。
  14. 前記各表示列には、前記複数種類の図柄の組が縦又は横の回転方向に巡回的に表示され、前記移動情報は前記各表示列の前記回転方向を指定し、前記図柄データは縦横に配置された複数のドットからなるデータであって、
    前記書込手段は、
    一組の図柄が一巡する可変表示のために所定数の書込処理を実行し、
    一回の前記書込処理によって移動させる図柄のドット数である移動ドット数を前記回転方向に対応付けて記憶した移動ドット数記憶手段と、
    前記移動ドット数記憶手段の記憶内容を参照して、前記移動情報の指示する前記回転方向に対応する前記移動ドット数を特定する移動ドット数特定手段とを備え、
    特定した前記移動ドット数に従って前記図柄データ記憶手段から前記図柄データを読み出して前記画像データ記憶手段へ書き込む
    ことを特徴とする請求項13に記載のスロットマシン。
  15. 前記第2制御手段は、割り込み信号を所定の時間間隔で発生する割り込み信号発生手段を備え、
    前記書込手段は、
    前記割り込み信号を検知して、検知した前記割り込み信号の発生回数を計数する計数手段と、
    ある書込処理から次の書込処理までの時間間隔を前記割り込み信号の回数で示す割り込み回数と書込処理の回数とを対応付けた処理データを複数記憶した処理データ記憶手段と、
    所定の規則に従って、前記処理データ記憶手段から前記処理データを読み出して、読み出した処理データを参照して、前記書込処理を実行する実行手段とを備える
    ことを特徴とする請求項14に記載のスロットマシン。
  16. 前記スロットマシンは、プレイヤーに付与する遊技価値が異なる複数の遊技状態を実行可能であり、
    前記書込手段は、前記遊技状態と前記図柄データ記憶手段から読み出す前記図柄データとの関係を定めた所定の図柄選択規則に従って、前記図柄データ記憶手段から前記図柄データを読み出す図柄変更手段を備える
    ことを特徴とする請求項15に記載のスロットマシン。
  17. 前記スロットマシンは、プレイヤーに付与する遊技価値が異なる複数の遊技状態を実行可能であり、
    前記図柄データ記憶手段は前記所定の図柄について複数の前記図柄データを記憶しており、 前記書込手段は、前記図柄データ記憶手段から前記図柄データを読み出し、所定の条件を充足するか否かを判定し、判定結果が前記所定の条件を充足する場合に、可変表示を開始した後に前記図柄データ記憶手段から読み出す前記所定の図柄の前記図柄データを切り替える図柄変更手段を備える
    ことを特徴とする請求項15に記載のスロットマシン。
  18. 前記書込手段は、
    前記表示列に巡回的に表示する図柄の順序を特定する図柄配列データを複数記憶した図柄配列データ記憶手段と、
    所定の条件を充足したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に応じて前記図柄配列データ記憶手段から読み出す前記図柄配列データを選択する選択手段とを備え、
    前記選択手段によって選択された前記図柄配列データに従って前記図柄データ記憶手段から前記図柄データを読み出す
    ことを特徴とする請求項15又は16に記載のスロットマシン。
  19. 前記表示列は前記図柄を前景として背景の画像が変化するものであって、
    前記第2制御手段は、
    前記背景の画像を示す複数種類の背景データを記憶する背景データ記憶手段と、
    前記遊技状態と前記表示列の表示に用いる前記背景データとの関係を記憶した背景選択記憶手段と、
    前記背景選択記憶手段を参照して、前記遊技状態に応じた前記背景データを前記背景データ記憶手段から読み出す背景データ読出手段と、
    前記背景データ記憶手段から読み出された前記背景データと前記図柄データを合成して合成画像データを生成する合成手段とを備え、
    前記書込手段は、前記画像データの替わりに前記合成画像データを前記画像データ記憶手段に書き込む
    ことを特徴とする請求項13乃至18のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。
  20. 前記表示列は前記図柄を前景として背景の画像が変化するものであって、
    前記第2制御手段は、
    前記背景の画像を示す背景データを記憶する背景データ記憶手段と、
    前記背景データ記憶手段から読み出した前記背景データに画像変換処理を施して、変換背景データを生成する変換手段と、
    前記遊技状態に応じて前記変換手段の画像変換処理の処理内容を切り替える画像変換制御手段と、
    前記変換画像データと前記図柄データを合成して合成画像データを生成する合成手段とを備え、
    前記書込手段は、前記画像データの替わりに前記合成画像データを前記画像データ記憶手段に書き込む
    ことを特徴とする請求項13乃至18のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。
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