JP2000107375A - 遊技機の図柄制御装置 - Google Patents

遊技機の図柄制御装置

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JP2000107375A
JP2000107375A JP10286308A JP28630898A JP2000107375A JP 2000107375 A JP2000107375 A JP 2000107375A JP 10286308 A JP10286308 A JP 10286308A JP 28630898 A JP28630898 A JP 28630898A JP 2000107375 A JP2000107375 A JP 2000107375A
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Kunio Matsumoto
邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
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Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄表示手段の表示図柄を変化させて遊技者
の興趣を増大できると共に、その表示図柄の変化から遊
技者がゲームの進行状況を間接的に把握できる遊技機の
図柄制御装置を提供する。 【解決手段】 図柄表示手段21と、図柄変動要求手段14
と、この図柄変動要求手段14からの図柄変動要求がある
ことを条件に図柄表示手段21の図柄を所定時間変動させ
る図柄変動制御手段27と、図柄表示手段21の変動後の停
止図柄により遊技者に有利な状態を発生させる特定状態
発生手段32と、ゲームの進行に伴って図柄表示手段21の
図柄が経時的に変化するように図柄表示手段21の図柄を
制御する経時的変化制御手段33とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機等の遊技機に使用する図柄制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機では、遊技盤
の遊技領域に、普通入賞手段、大入賞手段等の入賞手段
の他に、複数個の図柄表示部を有する図柄表示手段と、
始動入賞口等の図柄変動要求手段とを設け、図柄変動要
求手段からの図柄変動要求があることを条件に図柄表示
手段の複数個の図柄を所定時間変動させて、その変動後
の停止図柄が予め定められた大当たり図柄の組み合わせ
となったときに、大入賞手段を所定回数繰り返し開放す
るか、又は所定の入賞手段に入賞した遊技球がその内部
の特別作動領域を通過した後、特定の入賞手段に遊技球
が入賞することを条件に、その特定の入賞手段に遊技球
が入賞する毎に大入賞手段を所定回数繰り返し開放する
等、遊技者に有利な状態を発生させる特定状態を発生さ
せるようにしている。
【0003】この図柄表示手段は、通常、液晶表示手段
等により構成されており、この液晶表示手段の表示画面
に縁取り等により複数個の図柄表示部を設け、その各図
柄表示部に数字図柄、キャラクター図柄、その他の識別
可能な図柄を表示するようにしている。そして、例えば
図柄変動要求手段からの図柄変動要求が所定時間ないと
きは、液晶表示手段の表示画面にデモンストレーション
画像、その他の画像を表示しておき、図柄変動要求手段
に遊技球が入賞して図柄変動要求があったときに、表示
画面に図柄表示部の縁取り等を表示し、その図柄表示部
内の図柄を所定時間変動させる表示形態を採っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶表示手段で
は、その表示画面にデモンストレーション画像、その他
の画像を動画的に表示すると共に、図柄変動要求があっ
たときに複数個の図柄表示部を表示し、その各図柄表示
部内の図柄を変動させている。従って、液晶表示手段の
表示画像を概括的に見た場合、その表示画像は経時的に
変化する表示形態になっている。
【0005】しかし、液晶表示手段が図柄表示手段とし
て機能する状態を見た場合には、図柄変動要求があった
ときに、図柄変動制御手段の乱数制御に従って各図柄表
示部内の図柄が所定の変動形態で変動するだけであり、
各図柄表示部に表示される図柄自体に変化はない。
【0006】即ち、従来は図柄表示手段が多数回変動を
重ねる等、ゲームが進行した場合にも、それに関係なく
一定の図柄乱数を抽選すれば、図柄表示手段の各図柄が
その図柄乱数による乱数制御に従って変動し、常に一定
の停止図柄(大当たり図柄、外れ図柄を含む)で停止す
るようになっている。
【0007】このため、従来の図柄表示手段では表示図
柄が常に一定であって変化に乏しく、興趣に欠ける欠点
がある。また図柄表示手段の表示図柄がゲームの進行状
況に関係なく一定で変化がないため、その表示図柄から
遊技者がゲームの進行状況を判断することはできず、こ
の点からも興趣に問題がある。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、図柄表示手段の表示図柄を変化させて遊技者の興趣
を増大できると共に、その表示図柄の変化から遊技者が
ゲームの進行状況を間接的に把握できる遊技機の図柄制
御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、図柄表示手段
21と、図柄変動要求手段14と、この図柄変動要求手段14
からの図柄変動要求があることを条件に図柄表示手段21
の図柄を所定時間変動させる図柄変動制御手段27と、図
柄表示手段21の変動後の停止図柄により遊技者に有利な
状態を発生させる特定状態発生手段32とを備えた遊技機
であって、ゲームの進行に伴って図柄表示手段21の図柄
が経時的に変化するように図柄表示手段21の図柄を制御
する経時的変化制御手段33を備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1及び図2において、1 は遊技機
本体で、開閉自在に枢着された前枠2 を有する。前枠2
には、その窓孔3 に対応して遊技盤4 が裏側から着脱自
在に装着され、この遊技盤4 の前側にガラス扉5 と前面
板6 とが開閉自在に配置されている。前面板6 には、発
射用の遊技球を貯留する上皿7 が装着されている。前枠
2 の下部には、余剰球を貯留する下皿8 と、発射手段9
の発射ハンドル10とが夫々設けられている。
【0011】遊技盤4 には、図2に示すように、ガイド
レール11が環状に装着されると共に、そのガイドレール
11の内側の遊技領域12に液晶表示手段13、始動用の可変
式入賞口14、大入賞口15、普通入賞口16〜19、通過ゲー
ト20等の遊技部品が配置されている。
【0012】液晶表示手段13は、遊技者に対して通常の
遊技画像等の遊技情報を表示する他、変動図柄を表示す
る第1図柄表示手段21を兼用している。第1図柄表示手
段21は1個以上、例えば複数個(左右方向に3個)の図
柄表示部21a を備え、可変式入賞口14に遊技球が入賞す
ることを条件に、各図柄表示部21a の表示図柄が乱数制
御により所定時間だけ変動して停止するように構成され
ている。
【0013】液晶表示手段13には、その上部に普通入賞
口16と第2図柄表示手段22が夫々設けられている。第2
図柄表示手段22は1個の図柄表示部を有し、通過ゲート
20が遊技球の通過を検出することを条件に、その図柄表
示部の表示図柄が乱数制御により所定時間変動して停止
するようになっている。
【0014】可変式入賞口14は、開閉自在な左右一対の
開閉爪23を備えた電動式チューリップ等であって、第2
図柄表示手段22の変動後の停止図柄が当たり図柄を表示
したときに、開閉爪23が所定時間開放するようになって
いる。なお、可変式入賞口14によって第1図柄変動要求
手段が構成され、通過ゲート20によって第2図柄変動要
求手段が構成されている。
【0015】大入賞口15は、遊技者に有利な開状態と不
利な閉状態との間で開閉自在な開閉板24を備え、第1図
柄表示手段21の変動後の停止図柄が例えば「3・3・
3」「5・5・5」「7・7・7」等の大当たり図柄の
ときに、開閉板24が前側に開放する。大入賞口15内には
特定領域25が設けられており、この特定領域25を入賞球
が通過したときに、所謂大当たりによる特定状態を継続
させるようになっている。
【0016】大入賞口15は、開放後に所定時間が経過し
たとき、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞し
たときに開閉板24が閉じると共に、遊技球が特定領域25
を通過することを条件に、最大所定回数(例えば16
回)まで開閉動作を繰り返すようになっている。大入賞
口15の左右両側には、1個又は複数個(例えば2個)の
普通入賞口18,19 が設けられている。
【0017】図3は制御系を例示するブロック図であ
る。26は第1乱数発生手段で、大当たり・外れ決定用乱
数、停止図柄決定用乱数等の所定の乱数を発生する。27
は第1図柄変動制御手段で、可変式入賞口14に遊技球が
入賞することを条件に、そのときの図柄変動要求に応じ
て第1乱数発生手段26の発生乱数を抽選し、第1図柄表
示手段21の各図柄表示部21a に表示される図柄を所定時
間変動させ、その図柄を図柄乱数で決定された停止図柄
で停止させる。28は第1図柄判定手段で、第1図柄変動
制御手段27の制御により変動し停止する第1図柄表示手
段21の停止図柄が所定の大当たり図柄の組み合わせか否
かを判定する。
【0018】29は第2乱数発生手段で、当たり・外れ決
定用乱数等の乱数を発生する。30は第2図柄変動制御手
段で、通過ゲート20が遊技球の通過を検出することを条
件に、そのときの第2乱数発生手段29の発生乱数を抽選
して、第2図柄表示手段22に表示される図柄を所定時間
変動させて所定の停止図柄で停止させる。31は開閉制御
手段で、第2図柄変動制御手段30の制御により変動し停
止する第2図柄表示手段22の停止図柄が所定の当たり図
柄、例えば「7」か否かを判定し、所定の当たり図柄の
ときに、可変式入賞口14を所定時間(例えば0.5秒間
程度)開放させる。なお、抽選した第1乱数、第2乱数
は、最大4個まで記憶可能である。
【0019】32は特定状態発生手段で、第1図柄判定手
段28が大当たりと判定したときに、遊技者に有利な特定
状態を発生させる。特定状態発生手段32は、第1図柄判
定手段28が大当たり判定を行い、第1図柄表示手段21の
停止図柄が例えば「7・7・7」等の大当たり図柄で停
止するときに大入賞口15の開閉板24を開放し、その開放
後に所定時間が経過したとき、又は所定数(例えば10
個)の遊技球が入賞したときに開閉板24が閉じ、遊技球
が特定領域25を通過することを条件に、最大所定回数
(例えば16回)まで開閉動作を継続させるようになっ
ている。
【0020】33は経時的変化制御手段で、ゲームの進行
に伴って第1図柄表示手段21の停止時の表示図柄が経時
的に変化するように、第1図柄変動制御手段27を介して
第1図柄表示手段21の各図柄表示部21a の図柄を制御す
るためのものである。
【0021】経時的変化制御手段33は、予め設定された
所定の変化条件を検知する変化条件検知部34と、予め設
定された所定の解除条件を検知する解除条件検知部35
と、変化条件検知部34が変化条件を検知したときに次回
の変動動作から図柄が色彩変化を起こし、且つ解除条件
検知部35が解除条件を検知したときに色彩変化を解除し
て次回の変動動作から図柄が当初の所定の色彩に戻るよ
うに第1図柄表示手段21を制御する図柄変化制御部36と
を備えている。
【0022】変化条件検知部34は、第1図柄表示手段21
の図柄を経時的に色彩変化させるに必要な変化条件を検
知するためのもので、変動回数計数部37により構成され
ている。変動回数計数部37は、第1図柄表示手段21の変
動回数を順次計数し、予め設定された回数、例えば50
回になる毎に図柄変化制御部36に変化指令を出すように
なっている。変化条件検知部34は変動回数計数部37以外
のもので構成し、変動回数以外、例えば図柄の所定の変
動パターン等を条件に図柄を変化させるようにしても良
い。
【0023】解除条件検知部35は、第1図柄表示手段21
の図柄の経時的な色彩変化を解除するに必要な解除条件
を検知するためのもので、第1図柄表示手段21の表示図
柄が大当たり図柄となるときの第1図柄判定手段28の大
当たり判定を検知して、この大当たりの発生を解除条件
として図柄変化制御部36に解除指令を出すようになって
いる。
【0024】図柄変化制御部36は、変動回数計数部37か
ら変化指令がある毎に第1図柄表示手段21の表示図柄の
色彩を順次次回の変動動作から変化させ、解除条件検知
部35から解除指令あったときにその色彩変化を解除して
当初の色彩に戻すようになっている。なお、表示図柄の
色彩変化には、彩度、明度等を段階的に変化させる方
法、異なる色彩に変化させる方法等があるが、何れもそ
れらはプログラム等により容易に処理可能である。
【0025】上記弾球遊技機において、ゲームに際し発
射手段9 の発射ハンドル10を操作すると、上皿7 の遊技
球が発射手段9 の発射動作に連動して1個づつ発射部に
供給され、その遊技球を打撃槌で打撃してガイドレール
11に沿って順次遊技盤4 側に発射させて行く。
【0026】遊技盤4 の上部側に発射された遊技球は遊
技盤4 の遊技領域12に入った後、その盤面に沿って落下
する間に普通入賞口16〜19等に入賞するか、通過ゲート
20を通過しながら下方へと落下する。遊技球が通過ゲー
ト20を通過すると、第2乱数発生手段29の発生乱数を抽
選して、その乱数制御により第2図柄変動制御手段30が
第2図柄表示手段22の表示図柄を変動させる。そして、
第2図柄表示手段22の変動後の停止図柄が例えば「7」
等の当たり図柄になれば、開閉制御手段31により可変式
入賞口14の開閉爪23が所定時間開放して、この可変式入
賞口14に遊技球が入賞し易くなる。
【0027】遊技球が可変式入賞口14に入賞すると、第
1乱数発生手段26の発生乱数を抽選して、その乱数制御
により第1図柄変動制御手段27が第1図柄表示手段21の
各図柄表示部21a の表示図柄を所定時間変動させる。そ
して、第1図柄表示手段21の各図柄表示部21a の停止後
の表示図柄が例えば「3・3・3」「5・5・5」「7
・7・7」等の大当たり図柄になれば、第1図柄判定手
段28が大当たり判定を行い、特定状態発生手段32が働い
て遊技者に有利な特定状態が発生し、大入賞口15が前側
に開放して遊技球が入賞し易くなる。
【0028】この大入賞口15の開放から所定時間が経過
するか、又は所定数の遊技球が入賞すると、大入賞口15
が閉じる。しかし、大入賞口15の開放中に遊技球が特定
領域25を通過すれば、大入賞口15が再度開放し、以下同
様の開閉動作を最大16回まで繰り返す。
【0029】第1図柄表示手段21の各図柄表示部21a の
表示図柄は、所定時間変動した後に左・中・右、又は左
・右・中等の所定の順序で除々に変動速度を遅くしなが
ら停止する。そして、各図柄表示部21a の表示図柄は、
変動動作の停止後、所定時間が経過すれば、他のデモン
ストレーション画像等に切り替わるか、又は次の変動動
作の開始までデモンストレーション画像と停止図柄とに
交互に切り替わる。
【0030】一方、第1図柄表示手段21の各図柄表示部
21a の表示図柄が変動すると、その停止図柄が大当たり
図柄、外れ図柄の別を問わず、経時的変化制御手段33の
変動回数計数部37が第1図柄表示手段21の変動回数を順
次計数する。しかし、変動回数計数部37の計数値が50
回になるまでは、経時的変化制御手段33の図柄変化制御
部36が働かない。従って、第1図柄表示手段21が50回
変動動作を繰り返すまでは、例えば図4の(A)に「1
・4・7」の外れ図柄を示すように彩度又は明度の低い
図柄が各図柄表示部21a に表示され、その表示図柄は各
変動動作毎に所定の外れ図柄等で停止するが、彩度又は
明度等の色彩は略一定で変化しない。
【0031】第1図柄表示手段21の変動回数が50回に
なると、経時的変化制御手段33の変動回数計数部37が5
0回の変動回数を計数し、図柄変化制御部36に変化指令
を出すので、この図柄変化制御部36が働いて次回の第1
図柄表示手段21の変動動作に備える。
【0032】その後に可変式入賞口14に遊技球が入賞し
て第1図柄表示手段21の各図柄表示部21a の表示図柄が
変動動作を開始し始めると同時に、各図柄表示部21a の
縁取りを含む第1図柄表示手段21の部分が図柄変化制御
部36の制御によって彩度変化、明度変化等の色彩変化を
起こし、図4の(B)に「1・4・7」の外れ図柄を示
すように、それ以前の50回までとは異なった色彩とな
る。そして、第1図柄表示手段21の各図柄表示部21a の
表示図柄は、この変化後の色彩を51回目から100回
目まで継続する。
【0033】また同様にして第1図柄表示手段21の変動
回数が101回目から150回目までは、図4の(C)
に示すように更に表示図柄の彩度又は明度が変化する。
以下、第1図柄表示手段21の各図柄表示部21a の表示図
柄が50回変動する毎に、その表示図柄の色彩が順次変
化して行く。なお、図4の「1・4・7」の数字の縁取
り線内の点々、斜線は、その数字自体の彩度又は明度等
が異なることを示している。
【0034】第1図柄表示手段21の各図柄表示部21a の
停止後の表示図柄が例えば「3・3・3」「5・5・
5」「7・7・7」等の大当たり図柄になれば、第1図
柄判定手段28が大当たり判定を行うので、経時的変化制
御手段33の解除条件検知部35がその大当たり判定に従っ
て図柄変化制御部36に解除指令を出す。このため第1図
柄表示手段21の表示図柄は、次回の変動動作から当初の
色彩に戻る。
【0035】この実施形態では、第1図柄表示手段21の
表示図柄の色彩が一定の場合に比較して、第1図柄表示
手段21の表示図柄の色彩変化により遊技者の興趣を増大
できる。また第1図柄表示手段21が所定回数、例えば5
0回変動する毎に第1図柄表示手段21の表示図柄が色彩
変化を行うので、遊技者はその時点の表示図柄の色彩か
ら過去の第1図柄表示手段21の変動回数を間接的に予測
し又は把握できる。
【0036】特に大当たりが発生することにより、色彩
変化を解除して元に戻すようにしているため、表示図柄
の色彩変化は大当たりの発生後のものとなり、第1図柄
表示手段21の表示図柄の色彩を見れば、大当たり発生の
前後の何れか、また大当たり発生後からどの程度外れ状
態が継続しているか等を推測でき、ゲームの進行状況の
変化を予測しながらゲームを行える利点がある。
【0037】図5は本発明の第2の実施形態を示し、経
時的変化制御手段33の図柄変化制御部36により第1図柄
表示手段21の表示図柄の大きさを変化させる場合を例示
する。この実施形態では、図柄変化制御部36により第1
図柄表示手段21の各図柄表示部21a の表示図柄の大きさ
を制御可能に構成している。
【0038】そして、第1図柄表示手段21が1〜50回
変動動作を行う間は、各図柄表示部21a に図5の(A)
に示すように小さい図柄を、51〜100回の間は
(B)に示すように中間の大きさの図柄を、101〜1
50回の間は(C)に示すように大きい図柄を夫々表示
する等、第1図柄表示手段21が所定回数変動する毎に、
順次各図柄表示部21a の表示図柄の大きさを大きくして
行く。
【0039】この場合にも、前述と同様の利点を得るこ
とができる。また第1図柄表示手段21の表示図柄が大き
くなる程、大当たり発生の期待値が大になるので、表示
図柄の大きさに比例して遊技者の期待感が増大し、遊技
者の興趣が特に増大する。
【0040】特に大当たりの発生確率を考慮して、実際
に大当たりが発生するか否かは別にし、統計的に大当た
り発生の期待確率が大きく(例えば50%程度)になる
回数まで外れ状態が継続した場合,その時点から第1図
柄表示手段21の表示図柄が特別に大きくなるようにして
おけば、遊技者の興趣が更に向上する。
【0041】なお、この第2の実施形態では、第1図柄
表示手段21の外れでの変動回数が増えるに伴って第1図
柄表示手段21の表示図柄が順次大きくなるようにしてい
るが、逆に順次小さくなるようにしても良い。また大き
い表示図柄と小さい表示図柄とを所定変動回数毎に交互
に表示するようにしても良い。更に3個の図柄の内、左
右の2個の図柄が徐々に大きくなり、中間の図柄が徐々
に小さくなるか、又はその逆になるようにする等、3個
の図柄が別々に変化するようにしても良い。
【0042】図6は本発明の第3の実施形態を示し、経
時的変化制御手段33の図柄変化制御部36により第1図柄
表示手段21の表示図柄の外形を変化させる場合を例示す
る。この実施形態では、図柄変化制御部36により第1図
柄表示手段21の各図柄表示部21a の表示図柄の外形を変
化させるように構成している。
【0043】例えば、第1図柄表示手段21が1〜50回
変動動作を行う間は、各図柄表示部21a に図6の(A)
に示す図柄を、51〜100回の間は(B)に示す図柄
を夫々表示する等、同じ数字図柄でも外形の異なる数字
図柄を表示するようにしても良い。また(C)に示すよ
うに(A)と同じ数字図柄を基本として、その外形部分
に変化を持たせるようにしても良い。この場合にも、前
述と同様の利点を得ることができる。
【0044】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明はこの実施形態に限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能
である。例えば、表示図柄の色彩と大きさと外形の3種
類の変化の内、何れか2つ又は3つを組み合わせる等、
各実施形態に例示のものを適宜組み合わせて構成するこ
とも可能である。
【0045】また実施形態ではゲームの進行状況として
第1図柄表示手段21の変動回数を基準として、所定回数
変動する毎に表示図柄を変化させるようにしているが、
第1図柄表示手段21のリーチ回数、或いは第2図柄表示
手段22の変動回数、その他を変化条件として設定するこ
とも可能である。
【0046】更に第1図柄表示手段21の表示図柄を変化
させる場合、図柄の表示態様を全く異なるものに変化さ
せることも可能である。従って、第1図柄表示手段21の
表示図柄は、経時的に変化が認められるものであれば、
その変化の程度の大小は別段問題ではない。第2図柄表
示手段22の図柄を経時的に変化させるようにしても良
い。
【0047】また特定状態発生手段32により発生する特
定状態は、遊技者にとって有利な状態であれば良く、そ
の内容はゲーム構成に応じて適宜決定すれば良い。図柄
表示手段は液晶式表示手段で構成するものに限定され
ず、回胴体に周方向に複数個の図柄を表示しておき、そ
の何れかの図柄が表示窓に対応して停止するようにした
ものでも実施できる。その場合には、回胴体の内部に図
柄照明用のランプ等を設け、そのランプの明るさを制御
して図柄の明度を変化させれば良い。
【0048】図柄変動要求手段は、遊技球が入賞する入
賞口の他、遊技球が通過する通過ゲート20等で構成して
も良い。また実施形態のように可変式入賞口14で構成す
る場合、固定的な入賞口を用いても良い。その他、本発
明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機は
勿論のこと、回胴式遊技機でも同様に実施可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、図柄表示手段21と、図
柄変動要求手段14と、この図柄変動要求手段14からの図
柄変動要求があることを条件に図柄表示手段21の図柄を
所定時間変動させる図柄変動制御手段27と、図柄表示手
段21の変動後の停止図柄により遊技者に有利な状態を発
生させる特定状態発生手段32とを備えた遊技機であっ
て、ゲームの進行に伴って図柄表示手段21の図柄が経時
的に変化するように図柄表示手段21の図柄を制御する経
時的変化制御手段33を備えているので、図柄表示手段21
の表示図柄を変化させて遊技者の興趣を増大できると共
に、その表示図柄の変化から遊技者がゲームの進行状況
を間接的に把握できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の正
面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図
である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロッ
ク図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す表示図柄の説明
図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す表示図柄の説明
図である。
【図6】本発明の第3の実施形態を示す表示図柄の説明
図である。
【符号の説明】
14 可変式入賞口(第1図柄変動要求手段) 21 第1図柄表示手段 27 第1図柄変動制御手段 32 特定状態発生手段 33 経時的変化制御手段 34 変化条件検知部 36 図柄変化制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄表示手段(21)と、図柄変動要求手段
    (14)と、この図柄変動要求手段(14)からの図柄変動要求
    があることを条件に図柄表示手段(21)の図柄を所定時間
    変動させる図柄変動制御手段(27)と、図柄表示手段(21)
    の変動後の停止図柄により遊技者に有利な状態を発生さ
    せる特定状態発生手段(32)とを備えた遊技機であって、
    ゲームの進行に伴って図柄表示手段(21)の図柄が経時的
    に変化するように図柄表示手段(21)の図柄を制御する経
    時的変化制御手段(33)を備えたことを特徴とする遊技機
    の図柄制御装置。
  2. 【請求項2】 経時的変化制御手段(33)は、図柄表示手
    段(21)の図柄を経時的に変化させるに必要な条件を検知
    する変化条件検知部(34)と、この変化条件検知部(34)が
    変化条件を検知したときに図柄表示手段(21)の図柄を変
    化させる図柄変化制御部(36)とを備えたことを特徴とす
    る遊技機の図柄制御装置。
  3. 【請求項3】 経時的変化制御手段(33)は、図柄表示手
    段(21)の図柄の変動回数を計数する計数部を備え、この
    計数部が所定の変動回数を計数したときに図柄表示手段
    (21)の図柄を変化させるようにしたことを特徴とする請
    求項1〜3の何れかに記載の遊技機の図柄制御装置。
  4. 【請求項4】 経時的変化制御手段(33)は、図柄表示手
    段(21)の図柄の色彩を変化させる機能を備えたことを特
    徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機の図柄制
    御装置。
  5. 【請求項5】 経時的変化制御手段(33)は、図柄表示手
    段(21)の図柄の大きさを変化させる機能を備えたことを
    特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技機の図柄
    制御装置。
  6. 【請求項6】 経時的変化制御手段(33)は、図柄表示手
    段(21)の図柄の外形を変化させる機能を備えたことを特
    徴とする請求項1〜5の何れかに記載の遊技機の図柄制
    御装置。
  7. 【請求項7】 経時的変化制御手段(33)は、所定の解除
    条件を検知したときに図柄表示手段(21)の表示図柄の変
    化を解除して所定の状態に戻す機能を備えたことを特徴
    とする請求項1〜6の何れかに記載の遊技機の図柄制御
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002078884A (ja) * 2000-06-19 2002-03-19 Snk Corp パチンコ機の表示画面の表示表現方法、及びパチンコ機
JP2005130919A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Kpe Inc スロットマシン
JP2017093511A (ja) * 2015-11-18 2017-06-01 株式会社三共 遊技機

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