JP3977706B2 - パチンコ機における普通図柄の表示方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機における普通図柄の表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在の一般的なパチンコ機は、遊技盤の遊技領域に、通過ゲート(検出手段)、普通図柄表示装置、始動入賞装置、特別図柄表示装置及び大入賞装置を設け、その遊技領域に打ち込まれたパチンコ球が通過ゲートを通過することにより普通図柄表示装置が作動して所定の図柄を表して停止し、このときに一定時間だけパチンコ球を受け入れる開放状態となるように設けられた始動入賞装置にパチンコ球が入賞することによって特別図柄表示装置を作動させ、その特別図柄表示装置が所定の図柄を表して停止すると「大当たり」と言われる特定遊技状態が発生して大入賞装置の大入賞口をパチンコ球が受け入れられる開放状態とし、所定の条件に基づいてその開放状態が所定回数だけ繰り返されて多量の景品球を放出するような構造とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のパチンコ機における普通図柄の表示部は、特別図柄表示装置の表示部の上方に別途独立させて配置する形式、又は特別図柄表示装置の表示部の領域内に設ける形式の何れかを採用している。その普通図柄表示装置による普通図柄の表示は、遊技領域に打ち込まれたパチンコ球が通過ゲートを通過したときから図柄の当選が行われるまでの時間、約30秒間、或いは高確率変動の場合では約5秒間行われる。ところが、その普通図柄の変動表示の演出を目ざわりと感じている遊技者が多いという状況である。
【0004】
特に、普通図柄の変動表示を特別図柄表示装置の表示部の領域内に設ける形式においては、特別図柄の変動表示領域が少なくなるため、遊技の一番の醍醐味である「大当たり」の発生にかかわる変動表示領域が、普通図柄の変動表示領域に占有されることになってしまう。
【0005】
この発明の目的は、普通図柄の変動表示を特定の条件の下に行うことにより、遊技者が快適に遊技を楽しむことが可能なパチンコ機における普通図柄の表示方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に記載した発明は、遊技盤の遊技領域に、パチンコ球の通過を検出する検出手段、特別図柄表示部と普通図柄表示部を備えた図柄表示装置と、始動入賞装置及び大入賞装置を設け、その遊技領域に打ち込まれたパチンコ球が検出手段を通過することにより普通図柄表示部を作動させて所定の図柄を表して停止したときに、パチンコ球が入賞しにくい閉成状態から入賞しやすい開放状態に切り替えられる始動入賞装置にパチンコ球が入賞することによって図柄表示装置の特別図柄表示部を作動させ、その特別図柄表示部が所定の図柄を表して停止すると特定遊技状態が発生して大入賞装置の大入賞口がパチンコ球を受け入れる開放状態とされるように構成したパチンコ機において、
前記普通図柄表示部を前記特別図柄表示部の隅部分に設け、普通図柄が変動中で普通図柄の変動停止直前でないときには、前記普通図柄表示部を消去させて普通図柄の表示を行なわないように構成したことを特徴とする。
【0007】
同様の目的を達成するために請求項2に記載した発明は、遊技盤の遊技領域に、パチンコ球の通過を検出する検出手段、特別図柄表示部と普通図柄表示部を備えた図柄表示装置と、始動入賞装置及び大入賞装置を設け、その遊技領域に打ち込まれたパチンコ球が検出手段を通過することにより普通図柄表示部を作動させて所定の図柄を表して停止したときに、パチンコ球が入賞しにくい閉成状態から入賞しやすい開放状態に切り替えられる始動入賞装置にパチンコ球が入賞することによって図柄表示装置の特別図柄表示部を作動させ、その特別図柄表示部が所定の図柄を表して停止すると特定遊技状態が発生して大入賞装置の大入賞口がパチンコ球を受け入れる開放状態とされるように構成したパチンコ機において、
前記普通図柄表示部を前記特別図柄表示部の隅部分に設け、遊技者に有利な特定遊技状態中にのみ普通図柄の表示を行なうように構成したことを特徴とする。
【0008】
同様の目的を達成するために請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載のパチンコ機における普通図柄の表示方法において、前記普通図柄の変動動作を保留するための保留手段を当該パチンコ機の適宜箇所に設け、その保留手段による保留がなく、かつ、普通図柄の変動中でもないときに普通図柄の表示を行わないようにすることを特徴としたものである。
【0009】
【発明の効果】
このパチンコ機における普通図柄の表示方法によれば、普通図柄の変動表示を特定の条件の下に行うようにしたので、普通図柄の変動表示を目ざわりと感じている遊技者に対して不快感が解消される。加えて、普通図柄の変動表示領域が特別図柄の変動表示領域を占有することがなくなることから、「大当たり」が発生するか否やの特別図柄の変動状況に集中することができて遊技の興趣が一層高められる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は本発明のパチンコ機における普通図柄の表示方法を適用したパチンコ機の正面図、図2は普通図柄表示部の説明図、図3は普通図柄の表示方法を説明するためのフローチャートである。
【0011】
本発明の「パチンコ機における普通図柄の表示方法」を適用する対象のパチンコ機としては、一般的なパチンコ機を想定している。図1に示すパチンコ機pは、遊技盤1の遊技領域rに検出手段としての通過ゲート2と、特別図柄表示部20と普通図柄表示部25を備えた図柄表示装置15と、始動入賞装置3及び大入賞装置5とを設け、遊技領域rに打ち込まれたパチンコ球が通過ゲート2を通過することにより普通図柄表示部25を作動させ、所定図柄で停止したときに、一定時間のみパチンコ球が入賞し易い開放状態とされた始動入賞装置3にパチンコ球が入賞することにより図柄表示装置15の特別図柄表示部20を作動させ、その特別図柄表示部20が所定の図柄を表して停止すると「大当たり」と言われる特定遊技状態が発生して大入賞装置5の大入賞口6を開放してパチンコ球を受け入れ若しくは一時的に受け入れない状態とし、所定のラウンド数(通常、最高16回まで)の特定遊技を繰り返して行い、多量の景品球を放出するような基本的構造とされている。
【0012】
また、上皿部9には、普通図柄の変動表示を視認可能とするか否かを選択する操作手段としての押釦10が設けられている。
【0013】
図2に示すように、上記図柄表示装置15は、特別図柄表示部20の左隅部分に四角形の枠26で区画される普通図柄表示部25を設けている。その普通図柄表示部25は、左普通図柄表示領域27と、右普通図柄表示領域28とからなり、各々の表示領域27,28に左普通図柄29、右普通図柄30を変動表示するように構成されている。
ただし、普通図柄の表示については、予め定められた特定の条件下にのみ行われるものとする。
【0014】
つぎに、本発明の「パチンコ機における普通図柄の表示方法」を図3のフローチャートに基づいて詳しく述べる。
(1)遊技領域rに打ち込まれたパチンコ球が通過ゲート2を通過すると(S50,YES)、その通過は図示しない検出スイッチにより検知され、図示しない保留手段によって普通図柄の変動動作が1回分保留される(S54)。
(2)パチンコ球が通過ゲート2を通過せず(S50,NO)、普通図柄の変動中でなく(S51,NO)、かつ、変動動作の保留がないときには(S52,NO)、普通図柄表示部25が消去されて(S53)、普通図柄の表示は行われない。
(3)また、普通図柄の変動中でなく(S51,NO)、変動動作の保留があるときには(S52,YES)、普通図柄表示部25が表示されて普通図柄の変動が開始される(S56)。
なお、保留手段による保留回数については、その変動表示の開始により1回分減じられる(S57)。
(4)普通図柄が変動中で(S51,YES)、普通図柄の変動停止直前(実施例では3秒前)であるときには(S58,YES)、普通図柄表示部25が出現して普通図柄の表示が行われる(S59)。
(5)また、普通図柄が変動中で(S51,YES)、普通図柄の変動停止直前(実施例では3秒前)でないときには(S58,NO)、普通図柄表示部25が消去されて(S60)、普通図柄の表示は行われない。
【0015】
なお、本実施例においては、普通図柄の変動開始時及び普通図柄の変動停止直前において普通図柄の表示を行うこととしたが、普通図柄の当選時や特定遊技状態中に表示する等、予め設定した特定の条件下にのみ行うものであればよい。また、普通図柄の変動表示を視認可能とするか否かについては、例えば、遊技者が向かって左側の押釦10を押せば視認可能に、右側の押釦10を押せば視認不能にするように設ける。
【0016】
以上に述べたとおり、このパチンコ機における普通図柄の表示方法によれば、普通図柄の変動表示を特定の条件の下に行うようにしたので、普通図柄の表示を目ざわりと感じている遊技者に対して不快感が解消される。さらに、遊技者にとっては、「大当たり」が発生するか否かの特別図柄の変動状況に集中することができるので遊技の興趣が増すという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のパチンコ機における普通図柄の表示方法を適用したパチンコ機の正面図
【図2】 普通図柄表示部の説明図
【図3】 普通図柄の表示方法を説明するためのフローチャート
【符号の説明】
p・・・パチンコ機
1・・・遊技盤
r・・・遊技領域
2・・・通過ゲート(検出手段)
3・・・始動入賞装置
5・・・大入賞装置
10・・・押釦
15・・・図柄表示装置
20・・・特別図柄表示部
25・・・普通図柄表示部
Claims (3)
- 遊技盤の遊技領域に、パチンコ球の通過を検出する検出手段、特別図柄表示部と普通図柄表示部を備えた図柄表示装置と、始動入賞装置及び大入賞装置を設け、その遊技領域に打ち込まれたパチンコ球が検出手段を通過することにより普通図柄表示部を作動させて所定の図柄を表して停止したときに、パチンコ球が入賞しにくい閉成状態から入賞しやすい開放状態に切り替えられる始動入賞装置にパチンコ球が入賞することによって図柄表示装置の特別図柄表示部を作動させ、その特別図柄表示部が所定の図柄を表して停止すると特定遊技状態が発生して大入賞装置の大入賞口がパチンコ球を受け入れる開放状態とされるように構成したパチンコ機において、
前記普通図柄表示部を前記特別図柄表示部の隅部分に設け、普通図柄が変動中で普通図柄の変動停止直前でないときには、前記普通図柄表示部を消去させて普通図柄の表示を行なわないように構成したことを特徴とするパチンコ機における普通図柄の表示方法。 - 遊技盤の遊技領域に、パチンコ球の通過を検出する検出手段、特別図柄表示部と普通図柄表示部を備えた図柄表示装置と、始動入賞装置及び大入賞装置を設け、その遊技領域に打ち込まれたパチンコ球が検出手段を通過することにより普通図柄表示部を作動させて所定の図柄を表して停止したときに、パチンコ球が入賞しにくい閉成状態から入賞しやすい開放状態に切り替えられる始動入賞装置にパチンコ球が入賞することによって図柄表示装置の特別図柄表示部を作動させ、その特別図柄表示部が所定の図柄を表して停止すると特定遊技状態が発生して大入賞装置の大入賞口がパチンコ球を受け入れる開放状態とされるように構成したパチンコ機において、
前記普通図柄表示部を前記特別図柄表示部の隅部分に設け、遊技者に有利な特定遊技状態中にのみ普通図柄の表示を行なうように構成したことを特徴とするパチンコ機における普通図柄の表示方法。 - 前記普通図柄の変動動作を保留するための保留手段を当該パチンコ機の適宜箇所に設け、その保留手段による保留がなく、かつ、普通図柄の変動中でもないときに普通図柄の表示を行わないようにすることを特徴とした請求項1又は2に記載のパチンコ機における普通図柄の表示方法。
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