JP2005125084A - 放射線撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被検体の心臓の拍動によるアーチファクトを低減したCT画像を得る。
【解決手段】 X線発生手段11と二次元検出器12が形成する撮像領域中において、被検体Pを回転テーブル13により回転させながら、X線発生手段11から発生し被検体Pを透過したX線を二次元検出器12により二次元分布として検出し、被検体Pが持つ固有の心拍変動を検出してその周期pを計算し、この周期pに対する静止期間の比率qを決定し、周期p及び比率qを基に1回転の回転時間tを計算して、回転テーブル13を回転させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばX線等の放射線を利用して画像撮影を行うX線CT(Computer Tomography:コンピュータ断層撮影)装置等において、被検体が持つ変動の影響を除去して、被検体内の放射線特性分布を画像化する放射線撮像装置及び撮像方法に関するものである。
従来から、被検体に対してX線を曝射し、被検体を透過或いは被検体で散乱したX線をX線検出器で検出し、このX線検出出力(X線のフォトン数)に基づいて被検体の透視画像、断層像又は三次元画像を撮像するX線CT装置が知られている。
このようなX線CT装置として、コーンビームCT(CBCT:Cone Beam CT)装置が開発されている。通常のX線CT装置では、X線ビームはZ方向に薄く切り出されており、ファンビームと呼ばれるが、コーンビームCTでは、Z方向にもコーン状(円錐状)に広がったX線ビームを用い、このX線ビームはコーンビームと呼ばれる。
そして、このCBCTとしてROWが1列だけの従来型CTに対し、所謂第3世代型又はR/R型と呼ばれる方式に相当する形式が検討されている。この第3世代型CTとは、X線源と検出器のペアが被検体の周囲を回転しながら走査し投影データの収集を行うものである。
図6はCBCT装置の一例を示し、第3世代型CT装置に属するものであり、Z軸を回転軸として、X線源1と共にX線検出器2も被検者Pの周囲を回転し、1回転で関心領域の走査を終える。
通常のX線CT装置では、チャンネル(CH)方向にサンプリングするために、検出素子がCH方向に1ライン並んでおり、個々の素子はチャンネル番号で識別される。これに対しCBCT装置では、検出素子が更にZ方向(ROW方向)にも配列されている。即ち、CBCT装置におけるX線検出器2は、検出素子が直交格子状に二次元配置されて構成されている。
このようなCBCT装置によれば、検出素子をZ方向(ROW方向)及びCH方向の2方向に格子状に配置してX線検出器2を構成すると共に、X線をZ方向にも厚みを持たせてコーン状に曝射することによって、複数列分の投影データを一括して得ることができる。
複数のスライスを同時に撮影する場合に問題となるのはコーン角である。コーン角が大きな領域では、断面内を透過するX線ビームが欠如するので再構成エラーを生ずる。これを回避するには、X線焦点とFPD(フラットパネルディテクタ)の距離(FDD)を大きくし、コーン角を小さくすればよい。
しかし、距離を大きくすると撮影系が大きくなって、X管球とFPDを高速で回転させることが難しくなり、また検査室での設置にも支障を生ずる。そこで、X管球とFPDを回転させる代りに、被検者を徐々に回転させて撮影することが考えられている。
人体を回転させる場合には、1回転当り3〜5秒が適当と思われるが、このような長時間の撮影では被検者の体動の他に、心臓の拍動による内臓の移動が問題となる。特に、肺野領域の撮影では、心臓の拍動による肺血管の移動が顕著である。図7に示すように、心電図のR波からT波まで期間は、心臓のサイズが急激に変化すると共に、動脈にも大きな圧力が加わり血管の位置が極端に変位する。この血管位置の極端な変位は、再構成画像の分解能を低下させるだけでなく、アーチファクトを発生させ病気診断の障害になる。
特許文献1では、心電同期走査においてX線被曝量の低減と、画質劣化の抑制とを両立することができるX線CT装置を開示している。X線管からX線を発生するためにX線管に高電圧を印加する高電圧発生装置と、X線管から被検者を経て到来するX線を検出するX線検出器と、この検出器で検出された投影データに基づいて断層画像を再構成する断層像再構成プロセッサと、被検者に関する心電図を測定する心電計と、被検者の心拍サイクル内の特定期間にX線の発生を停止し、特定期間以外の期間にX線を発生するために心電図に基づいて高電圧発生装置を制御するシステムコントローラとを備えている。
特開2000−51208号公報
この特許文献1においては、心拍の1周期を形態学的に収縮期、弛緩期、等量弛緩期に分類して、形態学的変動の小さい等量弛緩期にX線を曝射してデータを収集する。ここで、走査速度は1回転当り0.75秒、データ収集はハーフ走査を想定している。ここで、ファン角を仮に50度とすると、0.75・(180+50)/360=0.48秒となる。つまり、等量弛緩期が0.48秒以下であれば、1回転中に等量弛緩期のハーフ走査データの収集が完了することになる。
そこで、等量弛緩期の長さを検討すると、特許文献1によれば拍動周期を約1秒と想定し、等量弛緩期が心拍の1周期中の約60%以上は確保できることは図7から読み取ることができ、等量弛緩期は約0.6秒続くことになる。要するに、特許文献1による発明は上記の前提で完成しており、心拍数を60回/秒にするために、患者にβブロッカを投与して約1時間安静にさせるといったことが行われる。
しかし前述したように、大型のFPDを使用した立位タイプのCBCTを考慮すると、被検者を回転させるために1回転当り3〜5秒以上の時間を要するので、特許文献1に開示された発明を適用することはできない。
本発明の目的は、上述の課題を解決し、被検体が持つ固有の変動周期を除去して、アーチファクトを低減したCT画像を得る放射線撮像装置及び撮像方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る放射線撮像装置は、X線発生手段と、被検体を透過したX線を二次元分布として検出する二次元検出手段と、前記X線発生手段と前記二次元検出器が形成する撮像領域中において被検体を相対的に回転させる回転手段とを有する放射線撮像装置において、被検体が持つ固有の変動を検出する変動検出手段と、該変動検出手段から変動の周期pを計算する周期計算手段と、前記変動検出手段から前記周期pに対する静止期間の比率qを決定する静止期間決定手段と、前記周期p及び比率qを基に前記回転手段の1回転の回転時間tを計算する回転時間計算手段とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る放射線撮像方法は、X線発生手段と二次元検出器が形成する撮像領域中において被検体を相対的に回転させながら、前記X線発生手段から発生し被検体を透過したX線を前記二次元検出器により二次元分布として検出し、被検体が持つ固有の変動を検出してその周期pを計算し、該周期pに対する静止期間の比率qを決定し、前記周期p及び比率qを基に被検体の1回転の回転時間tを計算して回転させることを特徴とする。
本発明によれば、被検体の心臓の拍動等によるアーチファクトを低減することが可能となり、フル走査だけでなくハーフ走査にも対応することができる。静止比率が限定できない場合は、撮影完了後のデータ並べ替えに際して静止比率をシフトさせることによって画質の改善を行うことができ、被検者の拍動周期を基に好適なテーブル回転時間を決定することが可能になる。
変動周期中の静止期間が撮影前に特定できる場合には、その静止期間のみX線の曝射を行って被検体の被曝を低減することが可能となり、更に変動の周期Pに対して静止期間の比率qが0.5を越える場合でも、重複したX線データを計画的に排除できるので、被検体の被曝を低減することができる。パルスオキシメータなどを使用した場合にも、心電計を使用した場合と同様のアーチファクトのない再構成画像を得ることができる。
図1は実施例の平面図、図2は側面図である。X線発生手段11と二次元検出器12の間に被検者Pが位置している。被検者Pは回転テーブル13上に乗り、テーブル13に付設された胸当て板14に胸部を接している。二次元検出器12は1画素が250×250μm、総画素数が1720×1720、外形が43×43cmの半導体センサから構成され、その出力は後述するBUSを介して再構成手段15に接続されている。
X線発生手段11から発射されたX線は、被検者Pを透過した後に胸当て板14及び図示しない散乱線除去グリッドを通過し、二次元検出器12に到達する。二次元検出器12で取得されたデータは、再構成手段15に転送されて断層像を演算する再構成がなされる。
図3はシステムのブロック構成図を示し、システム全体はコンピュータシステムにより構成されている。BUS21はコンピュータの内部バスを示し、BUS21にはX線発生手段11、二次元検出器12、回転テーブル13、再構成手段15、拍動検出手段22、例えばCPUから成る制御手段23、画像表示手段24、周期計算手段25、インタフェース手段26、回転時間計算手段27、静止期間決定手段28が接続されており、制御信号やデータの送信受信が行われる。
図4は撮影手順のフローチャート図を示し、先ずインタフェース手段26を介して撮影開始の指示が出される(ステップS101)。撮影指示がなされると、拍動検出手段22は被検者Pの拍動を検出する(ステップS102)。拍動を検出する手段には、心電計、酸素フォワードを検出するパルスオキシメータ、又はX線発生手段11からX線を連続的に曝射して、透過したX線分布を二次元検出器12で撮像して、画像中の心臓のサイズを検出する形態的検出手段が使用できる。
心電計、パルスオキシメータを被検者Pに付着させることにより、周期的な信号が検出される。前述の図7は心電計により検出された波形を示し、周期計算手段25により心電計波形の特徴的波にR波が得られるが、R波の間隔を計測することで、拍動周期pを計測することができる(ステップS103)。具体的には、或るR波と次のR波の間に計数される基準パルスの計数により計算が可能である。
次に、静止期間決定手段28により拍動周期p中の静止期間の比率qが決定される。静止期間とは心臓の脈動の影響に形態学的変動の小さい期間のことである。心臓の形態変化は収縮期、弛緩期、等量弛緩期に分けられ、弛緩期は所謂心臓の容量が膨張する期間で、等量弛緩期は膨張が収縮した期間である。等量弛緩期は静止期間として特徴的なR波を基準に経験的に決定され、図7に示すように、R波から始まる拍動周期p中の後半分と概略決めることができる(ステップS104)。
拍動周期p中において静止期間決定手段28により決定される静止比率(=等量弛緩期)qは、本実施例ではq≧0.5と制限する。0.5未満にすると、走査中から静止データを取り出すことが複雑になるからである。静止期間の比率qは画質との関係で決定されるものであるので、仮に実際の比率qが0.5以下であっても、それをq=0.5とすることによって再構成画像が極端に悪くなるものではない。つまり、q≧0.5と限定することは、本発明が意図する画質向上から逸脱するものではない。
パルスオキシメータを使用する場合であっても、図7に示すR波を検出することは可能であり、従って拍動周期pの検出は心電計の場合と同様に行うことは可能である。従って、静止期間の比率qの決定において、パルスオキシメータは指先で酸素フォワードを計測するので、実際の拍動のタイミングからは遅延を生じている。しかも、その遅延は人体に依存し、血管中の血液の流動性は個人により異なるために、一律に決定することはできない。
そこで、パルスオキシメータを使用する場合には、拍動周期p中のどの位相に静止期間を設定するかの初期値が与えられる。この初期値は検査される被検者Pの年齢、身長、体重、血圧などの情報を基に、統計データベースから頻度の高い値を決定して設定してもよい。
次に、拍動周期p、比率qから回転時間計算手段27によって、回転テーブル13の1回転の回転時間tが次式により計算される。
t=(n−q)・p (nは自然数)0.5≦q≦1.0
そして、回転時間tは経験的に3秒≦t≦10秒が適当であることが分かっている。回転時間tが短か過ぎると被検者Pは目眩を感じて体動し、長過ぎると忍耐が続かなくて体動し体動アーチファクトが発生する。3秒≦(n−q)・p≦10秒を満足するnは複数存在する場合があるが、被検者Pの年齢に合わせて選択される(ステップS105)。
回転時間tが決定されると、インタフェース手段26に撮影準備完了の表示がされる。撮影開始の指示が出されると、制御手段23からの指示により、回転テーブル13が回転を開始する(ステップS106)。制御手段23は回転テーブル13から発生される図示しないエンコーダ信号を監視し、所定の一定速度及び角度に到達したかを確認する。所定の一定速度及び角度に到達した時点でX線発生手段11に信号を送り被検者PへのX線曝射を開始する(ステップS107)。なお、このエンコーダ信号はデータの積分タイミング決定にも使用される。
回転テーブル13の1回転当り25000パルスを発生させるエンコーダを使用する場合に、1回転に対して1000ビューの投影データを収集するとすれば、エンコーダ信号25のパルス毎に二次元検出器12からデータが収集されることになる。制御手段23ではこのエンコードパルスを計数して25パルス毎に積分信号を発生させて、二次元検出器12に到達したX線量を計数する。
二次元検出器12からのデータは、BUS21を介して逐次的に再構成手段15に転送される。データの転送は、回転テーブル13が所定の回転角度を回転し、所定のビュー数が収集されるまで続く。回転テーブル13が所定の回転角度を回転し、所定のビュー数に達すれば、制御手段23はX線発生手段11に指令してX線の曝射を停止する。その後に、回転テーブル13を減速させながら停止まで制御する。
X線曝射が完了した直後に、最後の投影データは再構成手段15に転送される。投影データの転送が完了するとデータ並べ替え処理が行われる(ステップS108)。図5に従って並べ替え処理を説明すると、t=(n−q)・pにおいて、n=4、q=0.5である。静止期間は拍動周期pの後半を想定している。拍動の行で、「等弛」と示された区間が静止期間であり、この期間がデータ区間に対応している。
360度方向からデータを収集するフル走査を想定すると、1回転目ではA0−A1、A2−A3、A4−A5、A6−A7の区間のデータは変動期間であり使用できない。しかし、2回転目におけるA7−A8の区間は、1回転目で変動区間であったA0−A1区間に相当している。つまり、A7−A8区間のデータをA0−A1区間にコピーすれば、A0−A2区間の静止区間データが完成する。同様に、A9−A10区間のデータをA2−A3区間に、A11−A12区間のデータをA4−A5区間に、A13−A14区間のデータをA6−A7区間にコピーすれば、360度に対する静止期間のデータを得ることができる。
180度にファン角を加えたハーフ走査の場合には、完全に2回転する必要はない。仮にファン角を10度とすると、190度分のデータが収集できればよい。図5に示す場合には、A0−A1など各区間の角度は、360度/7≒51度である。A0−A4区間で静止期間データが収集できれば再構成ができる。従って、A0−A1及びA2−A3区間に相当するA7−A8及びA9―A10に相当する区間のデータを収集すれば、走査を完了してよいことになる。つまり、A0から回転してA10まで収集した時点で回転を停止してよい。
実施例では、q=0.5としたが、q≧0.5の場合は1回点目の静止期間データと2回点目の静止期間データが重複することになる。重複する部分は原理的には同一データであるので、何れか一方を採用すればよい。
被検者Pの被曝を低減するためには、X線発生手段11のX線曝射を静止期間のみに限定してもよく、具体的には図5に示す等量弛緩期間のみX線曝射すればよい。また、q≧0.5の場合には、前述のようにデータが重複する部分が発生するが、重複部分に関してもX線を曝射する必要はない。
ただし、X線曝射を静止期間のみに限定できるのは、拍動周期p中の静止期間の位相が心電計により限定できる場合であって、パルスオキシメータを使用した場合のように、静止期間の位相を正確に限定できない場合には、前述のように静止期間をシフトさせて再構成画像を評価する必要があるため、X線曝射の停止はできない。
制御手段23は並べ替えられた投影データを基にした再構成を再構成手段15に指示する(ステップS109)。再構成は前処理、フィルタ処理、逆投影処理から成り、前処理はオフセット処理、LOG変換、ゲイン補正、欠陥補正から構成される。フィルタ処理では、ラマチャンドラン関数又はシェップローガン関数が一般的であり、本実施例でもこれらを使用し、フィルタ処理されたデータは逆投影される。
これらフィルタ処理から逆投影までのアルゴリズムは、フェルドカンプのアルゴリズムを使用しているが、これに限定されるものではない。参考文献としては、次の非特許文献1が知られている。
フェルドカンプ(Feldkamp)とデイビス(Davis)及びクレス(Kress)が記載した方法(「実用コーンビームアルゴリズム」("Practical Cone-Beam Algorithm"),J.Opt.Soc.Am.A1,612〜619,1984
逆投影が完了してCTの断面画像が再構成されると、断面は画像表示手段24に表示される。前述のように、最初に作成される再構成画像は静止期間の初期値を基に並べ替えられているので、再構成画像に心拍変動によるアーチファクトが含まれる可能性があり、再構成画像の評価をする必要がある(ステップS110)。この評価は人間が行ってもよいが、自動化をすることも可能である。
自動的の場合には、画像の評価は心臓周辺の領域を指定して、その領域画像の分散を計算し、その分散値が予め決められた値と比較することにより判断する。画像の切り出しは、操作者が断層画像を基に指定してもよいし、心臓部分決定処理によりに行ってもよい。心臓部分決定処理は被検者Pの体形から予想される予め決められた領域とすることもできるし、パターン認識を使用してもよい。人間が行う場合には、心臓部周辺を中心に、再構成画像でアーチファクトが発生していないかを確認する。
アーチファクトが確認される場合は再試行が支持され、その指示に従って静止期間の変更が行われる(ステップS111)。静止期間の変更は拍動周期p中での静止期間の位相を順次にシフトさせてゆくことによって行われる。シフトのステップ幅は、任意に選択することが可能であるが、拍動周期pの10分の1程度であればよい。
評価が判定基準に満たない場合は、前述のように静止期間の比率qをシフトさせてデータの並べ替えが行われる。このループは再構成画像がアーチファクトに関して満足するまで繰り返される。最後に、再構成画像を表示し撮影は完了する(ステップS112)。
実施例においては、X線は連続に発生されることを想定しているが、これに限定されるものでなく、エンコーダ信号を基に二次元検出器12の積分区間に合わせてパルス状のX線を発生させることもできる。
実施例の平面図である。 側面図である。 システムのブロック構成図である。 フローチャート図である。 静止比率を特定したデータ収集の説明図である。 従来のコーンビームCT装置の説明図である。 心電波形と心臓の収縮の説明図である。
符号の説明
11 X線発生手段
12 二次元検出器
13 回転テーブル
14 胸当て板
15 再構成手段
22 拍動検出手段
23 制御手段
24 画像表示手段
25 周期計算手段
26 インタフェース手段
27 回転時間計算手段
28 静止期間決定手段

Claims (8)

  1. X線発生手段と、被検体を透過したX線を二次元分布として検出する二次元検出手段と、前記X線発生手段と前記二次元検出器が形成する撮像領域中において被検体を相対的に回転させる回転手段とを有する放射線撮像装置において、被検体が持つ固有の変動を検出する変動検出手段と、該変動検出手段から変動の周期pを計算する周期計算手段と、前記変動検出手段から前記周期pに対する静止期間の比率qを決定する静止期間決定手段と、前記周期p及び比率qを基に前記回転手段の1回転の回転時間tを計算する回転時間計算手段とを有することを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記静止期間の比率qは前記周期pに対して0.5≦q≦1.0となるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記回転時間tはt=(n−q)・p (nは自然数) となるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記回転時間tは3秒≦t≦10秒となるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記変動検出手段は心電計又はパルスオキシメータ又は前記二次元検出器による透視画像を基に前記変動を検出することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記X線発生手段は前記静止期間のみ被検体にX線を曝射することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記周期p中での前記静止期間の位相を再構成画像を基に変更することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  8. X線発生手段と二次元検出器が形成する撮像領域中において被検体を相対的に回転させながら、前記X線発生手段から発生し被検体を透過したX線を前記二次元検出器により二次元分布として検出し、被検体が持つ固有の変動を検出してその周期pを計算し、該周期pに対する静止期間の比率qを決定し、前記周期p及び比率qを基に被検体の1回転の回転時間tを計算して回転させることを特徴とする放射線撮像方法。
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