JP2005124299A - 配線の固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】
クリップを用いて配線をパネルに容易に固定でき且つ容易にクリップを取り外すことができる配線固定構造の提供。
【解決手段】
配線固定構造10は、配線30の配索経路上に位置する貫通口22と、貫通口22に弾性変形して挿入され、パネル20の背面に当接して抜け出しを防止する係止部44を備えるクリップ40と、を有している。そして、貫通口22には、係止部44を抜き出し自在とする延長開口22bが配索経路と交差する方向に延設されている。また、貫通口22の延長開口部22bは、それぞれ、配索経路に対して略同一方向に延びている。また、配線30は、配線30の長手方向に向ける張力が作用させられた状態で配索されている。
【選択図】 図5
クリップを用いて配線をパネルに容易に固定でき且つ容易にクリップを取り外すことができる配線固定構造の提供。
【解決手段】
配線固定構造10は、配線30の配索経路上に位置する貫通口22と、貫通口22に弾性変形して挿入され、パネル20の背面に当接して抜け出しを防止する係止部44を備えるクリップ40と、を有している。そして、貫通口22には、係止部44を抜き出し自在とする延長開口22bが配索経路と交差する方向に延設されている。また、貫通口22の延長開口部22bは、それぞれ、配索経路に対して略同一方向に延びている。また、配線30は、配線30の長手方向に向ける張力が作用させられた状態で配索されている。
【選択図】 図5
Description
本発明は配線の固定構造に関するものであり、特に配線を固定する固定部材を固定対象物から容易に取り外すことができる配線の固定構造に関する。
従来から、パネル等の固定対象物に配線を固定するための構造として、図6に示すような配線の固定構造1が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図6(a)に示したように、配線の固定構造1は、配線(図示せず)を保持すると共にパネル2に固定するクリップ4と、パネル2に設けられ前記配線の配索経路上に位置する貫通口2aと、を有している。
クリップ4は、前記配線を取り付けて保持するための取付座6と、貫通口2aに挿入される挿入部8と、を備えている。この挿入部8は、取付座6から略垂直に立設された基幹部8aと、基幹部8aの先端部分から相互に離反する方向に向けて設けられた一対のアーム8b、8bと、を備えている。
図6(b)に示したように、アーム8bは側面視略コ字状を呈し、これにより、アーム8bと基幹部8aとの間に懐空間9が形成されている。また、アーム8bは、例えば樹脂等の弾性体から形成され、弾性を有する構成となっている。
アーム8b、8bには、基端部8cから取付座6に向けて互いに拡開するように傾斜する傾斜面8dと、傾斜面8dから基幹部8a方向に向けて形成され取付座6と略対向する係止部8eと、係止部8eから取付座6に向けて突設する自由端部8fと、が設けられている。
このような構成を有する配線の固定構造1により配線を固定する場合、図6(a)の矢印D6で示したように、クリップ4を挿入部8から貫通口2aに押入する。挿入部が貫通口2aに押入されると、弾性を有するアーム8bが懐空間9側に撓みつつ挿入され、自由端部8fと貫通口2aとが一致する位置でアーム8bが拡開する。そして、これにより係止部8eがパネル2の背面2bに係止され、クリップ4の抜け出しが防止できるようになっている。
この配線の固定構造1では、クリップ4の傾斜面8dを潤滑摩擦性の高い二硫化モリブデン(MoS2)で形成し、これにより挿入時の押圧力を低減して配索作業性の向上を図っている。
特開2001−245427号公報(第2−3頁、図1)
しかしながら、配線の固定構造1によれば、傾斜面8dが高い潤滑摩擦性を有するため配索時の作業性の向上は図れるものの、クリップ4の取り外しは困難である、という問題があった。
すなわち、クリップ4は、係止部8eが背面2bに係止されて抜け出しが防止される構造となっているため容易に取り外すことができず、無理に抜き出せば挿入部8が破損してしまう虞があった。このように挿入部8が破損したクリップ4は再利用することができず、また、パネル2の背面2b側に脱落した挿入部8を分別回収しなければならない、という問題も生じてしまう。
また、クリップ4の取り外しのための専用治具(図示せず)を用いて取り外す方法も考えられるが、別途の専用治具を用意する必要があり、取り外しの作業も容易ではなく作業工数が増大してしまう、という問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、固定部材を用いて配線を固定対象物に容易に固定することができ、且つ、前記固定部材を前記固定対象物から容易に取り外すことができる配線の固定構造の提供を目的としている。
前記課題を解決するため、請求項1に記載された発明は、固定対象物に設けられ、配線の配索経路上に位置する貫通口と、前記配線を保持する保持部と前記貫通口に挿入可能に弾性変形する係止部とを備える固定部材と、を有し、前記貫通口に挿入された前記係止部が前記固定対象物の背面に当接して前記固定部材の抜け出しが防止される配線の固定構造であって、前記貫通口に、前記係止部を抜き出し自在とする延長開口を前記配索経路と交差する方向に延設したことを特徴とする配線の固定構造である。
このように構成された請求項1に記載のものでは、固定対象物に設けられ、配線の配索経路上に位置する貫通口と、前記配線を保持する保持部と前記貫通口に挿入可能に弾性変形する係止部とを備える固定部材と、を有し、前記貫通口に挿入された前記係止部が前記固定対象物の背面に当接して前記固定部材の抜け出しが防止されるため、前記係止部を前記貫通口に挿入するだけで、容易に、前記固定部材を前記固定対象物に抜け出し不能に固定して前記配線を固定することができる。
そして、前記貫通口に、前記係止部を抜き出し自在とする延長開口を前記配索経路と交差する方向に延設したため、前記固定部材を回動させて前記係止部と前記延長開口とを一致させれば、容易に、前記固定部材を取り外すことができる。
従って、この配線の固定構造によれば、前記固定部材の取り外し作業工数を低減することができると共に、前記固定部材の破損を防止することができる。
また、請求項2に記載された発明は、前記貫通口を複数有し、該貫通口の各々の前記延長開口が、前記配索経路に対して略同一方向に延設されていることを特徴とする請求項1に記載の配線の固定構造である。
このように構成された請求項2に記載のものでは、前記配線を保持させたまま一の保持部材を取り外そうとすると、前記一の保持部材とこれと隣り合う保持部材との間の配線が湾曲し、これにより、前記隣り合う保持部材に回動力が作用する。
しかしながら、この配線の固定構造によれば、複数の延長開口の延設方向が配索経路に対して略同一方向であるため、前記隣り合う保持部材の係止部と前記延長開口とが一致し難い。
従って、この配線の固定構造は、隣り合う保持部材が抜け出し難く取り外し対象の保持部材のみを取り外し易いものであり、配線の一部変更や修理等の部分的な作業を容易にすることができ、保守管理における作業工数の削減を図ることができる。
また、請求項3に記載された発明は、前記配線が、該配線の長手方向に向ける張力が作用させられた状態で配索されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配線の固定構造である。
このように構成された請求項3に記載のものでは、前記配線が、該配線の長手方向に向ける張力が作用させられた状態で配索されているため前記固定部材が回動し難く、振動等が発生する固定対象物であっても前記固定部材が抜け出すことがない。
請求項1に記載の配線の固定構造によれば、固定対象物に設けられ、配線の配索経路上に位置する貫通口と、前記配線を保持する保持部と前記貫通口に挿入可能に弾性変形する係止部とを備える固定部材と、を有し、前記貫通口に挿入された前記係止部が前記固定対象物の背面に当接して前記固定部材の抜け出しが防止されるため、前記係止部を前記貫通口に挿入するだけで、容易に、前記固定部材を前記固定対象物に抜け出し不能に固定して前記配線を固定することができる。
そして、前記貫通口に、前記係止部を抜き出し自在とする延長開口を前記配索経路と交差する方向に延設したため、前記固定部材を回動させて前記係止部と前記延長開口とを一致させれば、容易に、前記固定部材を取り外すことができる。
従って、この配線の固定構造によれば、前記固定部材の取り外し作業工数を低減することができると共に、前記固定部材の破損を防止することができる。
また、請求項2に記載された配線の固定構造によれば、前記配線を保持させたまま一の保持部材を取り外そうとすると、前記一の保持部材とこれと隣り合う保持部材との間の配線が湾曲し、これにより、前記隣り合う保持部材に回動力が作用する。
しかしながら、この配線の固定構造によれば、複数の延長開口の延設方向が配索経路に対して略同一方向であるため、前記隣り合う保持部材の係止部と前記延長開口との位置が一致し難い。
従って、この配線の固定構造では、隣り合う保持部材の抜け出しを防止して、取り外し対象の保持部材のみを取り外しやすく、配線の一部変更や修理等の部分的な作業を容易にすることができ、保守管理における作業工数の削減を図ることができる。
また、請求項3に記載された配線の固定構造によれば、前記配線が、該配線の長手方向に向ける張力が作用させられた状態で配索されているため前記固定部材が回動し難く、振動等が発生する固定対象物であっても前記固定部材が抜け出すことがない。
本発明を実施するための形態を、実施例に基づいて説明する。本発明の配線の固定構造は、固定部材を用いて配線を固定対象物に容易に固定することができ、且つ、前記固定部材を前記固定対象物から容易に取り外すことができるものであり、これにより作業工数の低減を図ると共に、前記固定部材の破損を防止して再利用を可能とするものである。
まず、図1乃至図5を参照しつつ、本実施例の配線固定構造(配線の固定構造)10の構成を説明する。
図1に示すように、配線固定構造10は、固定対象物としてのパネル20と、パネル20の前面26上に配索される配線としてのアンテナフィーダ30と、アンテナフィーダ30をパネル20に固定する固定部材としてのクリップ部材40、40・・と、を有している。
パネル20には、アンテナフィーダ30の背面側空間まで貫通する複数の貫通口22、22・・が設けられている。
この貫通口22、22・・は、図2に示すように、アンテナフィーダ30の配索経路W上に位置するように配設されている。
貫通口22は、円形開口部22aと、円形開口部22aから延設する二つの延長開口部(延長開口)22b、22bとを有している。
この二つの延長開口部22b、22bは略長方形状を呈し、円形開口部22aから互いに離反する方向に延設されている。
また、延長開口部22bは、アンテナフィーダ30の配索経路Wと交差する方向に延設されている。ここで、アンテナフィーダ30の配索経路Wと交差する方向とは、配索経路Wと直交する方向のみならず、配索経路Wに対し所定の角度をなす方向を意味する。本実施例の配線固定構造10では、配索経路Wに対し、延長開口部22bの延設方向が略45°をなすように形成されている。
更に、配線固定構造10では、複数の貫通口22、22・・の延長開口部22b、22b・・が、各々、配索経路Wに対して略同一方向に延びている。すなわち、複数の延長開口部22bのそれぞれは、その延設方向が配索経路Wに対して略45°をなすように形成されている。
また、クリップ部材40は、このアンテナフィーダ30を保持する保持部42と、貫通口22に挿入される係止部44と、保持部42と係止部44との間に設けられたフランジ部46と、を備えている。
保持部42は、図3に示すように、中空の筒形状を呈し、これによりアンテナフィーダ30を保持することができるようになっている。
また、係止部44は、フランジ部46の中央部分からクリップ部材40の挿入方向(すなわち、矢印D1方向)に延びる柱状の基幹部44aと、この基幹部44aの先端部分に設けられた一対のアーム44b、44bと、を備えている。
一対のアーム44b、44bは、相互に離反する方向に向けて突設され、側面視略U字状を呈している。また、アーム44bは、その先端部44cに向けて拡開するように延びており、これにより傾斜面44dが形成されている。更に、アーム44bと基幹部44aとの間には懐空間Sが形成されている。
また、アーム44bは、例えば樹脂等の弾性体から形成されて弾性を有し、懐空間Sにより基幹部44a側に向けて弾性変形可能となっている。
アーム44bの先端部44cは、フランジ部46と対向する係止面44eと、フランジ部46方向に突出する突起部44fと、を有し、これにより、側面視略L字状に形成されている。
アーム44bは、変形しなければ円形開口部22aを通過不能な大きさとなっており、貫通口22に係止部44を挿入するとアーム44bが弾性変形しつつ進入する。そして、係止面44eがパネル20の背面24側に位置するとアーム44bが復元し、これにより、係止面44eと背面24とが当接して係止されるようになっている。
他方、図4に示すように、延長開口部22bは、アーム44bが非変形で通り抜け可能な大きさに形成されている。このため、配線固定構造10では、アーム44bと延長開口部22bとを一致させることにより、貫通口22に挿入された係止部44を自在に抜き出しできるようになっている。
フランジ部46は、樹脂等から形成されて弾性を有している。更に、フランジ部46は、基幹部44aから径方向に延びると共に、基端部46aから自由端部46bに向けてやや係止部44側に傾斜する構成となっている。これにより、フランジ部46は、係止面44eと背面24とが当接したときに、パネル20の前面26に付勢力を作用させるようになっている。
また、アンテナフィーダ30は可撓性を有し、例えば、図示しない金属線と該金属線の周囲を覆う絶縁部材とから形成されている。
更に、アンテナフィーダ30は、アンテナフィーダ30の長手方向(すなわち図1中、矢印D2の双方向)に向ける張力が作用させられた状態で配索されている。
次に、アンテナフィーダ30の固定方法、及び取り外し方法に沿って、配線固定構造10が奏する作用について説明する。
まず、クリップ部材40をパネル20に固定する場合には、図3に示したように、アンテナフィーダ30を保持したクリップ部材40の係止部44を、貫通口22に挿入する。このとき、アーム44bは弾性変形可能に構成されているため、傾斜面44dと円形開口部22aと摺動しつつ、係止部44が挿入される。
このように挿入された係止部44は、係止面44eがパネル20の背面24側に位置すると、アーム44bが弾性力により元の形状に復元する。これにより、係止面44eと背面24とが当接し、クリップ部材40がパネル20に係止される。
従って、配線固定構造10では、係止部44を貫通口22に挿入するだけで、クリップ部材40を抜け出し不能に固定させることができ、容易にアンテナフィーダ30を固定することができる。
また、このとき、フランジ部46が弾性を有しパネル20の前面26に付勢力を作用させるようになっているため、フランジ部46と係止面44eとでパネル20を挟持することができる。このため、アンテナフィーダ30の配索作業の途中であっても、クリップ部材40は貫通口22を回動中心として回動し難くなっており、アーム44bと延長開口部22bとの一致を防止することができる。
また、このとき、フランジ部46が弾性を有しパネル20の前面26に付勢力を作用させるようになっているため、フランジ部46と係止面44eとでパネル20を挟持することができる。このため、アンテナフィーダ30の配索作業の途中であっても、クリップ部材40は貫通口22を回動中心として回動し難くなっており、アーム44bと延長開口部22bとの一致を防止することができる。
従って、配線固定構造10では、アーム44bと延長開口部22bとの位置が一致し難く、配索作業中のクリップ部材40の抜け出しを防止することができ、作業を容易にして作業工数の削減を図ることができる。
そして、このようにしてクリップ部材40、40・・をパネル20に固定した後、アンテナフィーダ30をその長手方向(すなわち図1中、矢印D2の双方向)に向けて引っ張った状態でその両端を固定する。すなわち、アンテナフィーダ30を、その両端(矢印D2の双方向)に向ける張力を作用させた状態で配索する。
このように、アンテナフィーダ30に、その両端に向ける張力が作用させられていれば、アンテナフィーダ30が撓んで配索経路W上から外れにくくなる。このため、アンテナフィーダ30が撓むことによる保持部42への入力を低減することができる。すなわち、アンテナフィーダ30が撓まなければ、クリップ部材40が貫通口22を回動中心として回動し難く、アーム44bと延長開口部22bとの位置が一致することを防止することができる。
従って、配線固定構造10では、アーム44bと延長開口部22bとの位置が一致し難く、パネル20やアンテナフィーダ30に振動や衝撃が作用した場合であっても、クリップ部材40のパネル20からの抜け出しを防止することができる。このため、配線固定構造10は、振動等が作用する車両等に好適である。
次に、このように固定したアンテナフィーダ30を取り外す場合には、図1に示したように、貫通口22を回動中心としてクリップ部材40を矢印D3方向に回動させ、アーム44bと延長開口部22bとの位置を一致させる。
そして、図4及び図5に示したように、クリップ部材40を抜け出し方向(すなわち矢印D4方向)に引っ張る。このようにすると、延長開口部22bが、係止部44のアーム44bが抜き出し自在となるような大きさに形成されているため、係止面44eを背面24に当接させずにクリップ部材40を容易に抜き出すことができる。
従って、配線固定構造10によれば、特別の冶具を必要とせず、捻るだけで容易にクリップ部材40を取り外すことができるため、クリップ部材40の取り外し作業工数を低減することができる。しかも、クリップ部材40の取り外しの際、係止部44に力がほとんど作用しないため、係止部44の破損が防止され、クリップ部材40の再利用を図ることができる。
また、配線固定構造10では、クリップ部材40を捻って取り外すように構成されている。このため、アンテナフィーダ30を保持させたまま一のクリップ部材40を取り外そうとすると、アンテナフィーダ30が、図2の二点鎖線で示したアンテナフィーダ130のように湾曲する。そして、湾曲したアンテナフィーダ130によって、一のクリップ部材40と隣り合うクリップ部材40に、回動力が作用する。
しかしながら、配線固定構造10では、複数の延長開口部22b、22b・・の延設方向が配索経路Wに対して略同一方向であるため、前記隣り合うクリップ部材40のアーム44bと延長開口部22bとの位置が一致し難い。すなわち、一のクリップ部材40を回動させると、一方向に膨出するように湾曲したアンテナフィーダ130により、前記隣り合うクリップ部材40には前記一のクリップ部材40と逆回転の回動力が作用する。
従って、配線固定構造10では、隣り合うクリップ部材40の抜け出しが防止され、取り外し対象のクリップ部材40のみを取り外しやすく、配線の一部変更や修理等の部分的な作業を容易にすることができ、保守管理における作業工数の削減を図ることができる。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、具体的な構成はこの実施例に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更があってもこの発明に含まれる。
例えば、延設開口部22bの延設方向は、配索経路Wに対して45°とは限らず、配索経路Wと交差する方向であれば、容易に抜け出さない範囲内で任意に選択することができる。
10 配線固定構造(配線の固定構造)
20 パネル(固定対象物)
22 貫通口
22b 延長開口部(延長開口)
24 背面(固定対象物の背面)
30 アンテナフィーダ(配線)
40 クリップ部材(固定部材)
42 保持部
44 係止部
W 配索経路
20 パネル(固定対象物)
22 貫通口
22b 延長開口部(延長開口)
24 背面(固定対象物の背面)
30 アンテナフィーダ(配線)
40 クリップ部材(固定部材)
42 保持部
44 係止部
W 配索経路
Claims (3)
- 固定対象物に設けられ、配線の配索経路上に位置する貫通口と、
前記配線を保持する保持部と前記貫通口に挿入可能に弾性変形する係止部とを備える固定部材と、を有し、前記貫通口に挿入された前記係止部が前記固定対象物の背面に当接して前記固定部材の抜け出しが防止される配線の固定構造であって、
前記貫通口に、前記係止部を抜き出し自在とする延長開口を前記配索経路と交差する方向に延設したことを特徴とする配線の固定構造。 - 前記貫通口を複数有し、該貫通口の各々の前記延長開口が、前記配索経路に対して略同一方向に延設されていることを特徴とする請求項1に記載の配線の固定構造。
- 前記配線が、該配線の長手方向に向ける張力が作用させられた状態で配索されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配線の固定構造。
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CN109449564A (zh) * | 2018-11-28 | 2019-03-08 | 武汉虹信通信技术有限责任公司 | 天线用支撑结构 |
EP2149950B1 (en) * | 2008-08-01 | 2019-04-17 | The Boeing Company | Wire bundle pull tool and method |
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2003
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