JPH10104439A - 光ケーブルホルダ - Google Patents

光ケーブルホルダ

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JPH10104439A
JPH10104439A JP8258004A JP25800496A JPH10104439A JP H10104439 A JPH10104439 A JP H10104439A JP 8258004 A JP8258004 A JP 8258004A JP 25800496 A JP25800496 A JP 25800496A JP H10104439 A JPH10104439 A JP H10104439A
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Kazuhiro Murata
和浩 村田
Ichio Yoshida
市男 吉田
Yasuyuki Sato
靖幸 佐藤
Kenji Shimada
健司 嶋田
Tomonori Takahashi
朋典 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ケーブルに負荷をかけずに確実な保持が可
能で、且つ万一過剰な引張力がかかった場合には光ケー
ブルを損傷することなく衝撃を吸収することが可能な光
ケーブルホルダを提供すること。 【解決手段】 光ケーブルホルダにおいて、光ケーブル
の許容曲げ半径以上の曲率半径を有する蛇行型の保持溝
を少なくとも1つ具備し、該保持溝は保持溝内に挿入さ
れた光ケーブルを摩擦力により保持し、所定以上の引張
力が光ケーブルにかかると保持溝内での光ケーブルの滑
りを許容する溝幅を有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ケーブルの弱点で
ある曲げ、引っ張りに対して効果的な保持を可能とした
光ケーブルホルダに関する。
【0002】近年の電子機器の高速、大容量化に伴い、
光ケーブルを使用するケースが増加しているが、光ケー
ブルの性質上十分な固定が難しく、最小曲げ半径等を維
持するための固定構造が複雑であった。
【0003】
【従来の技術】従来の光ケーブルの固定構造では、光ケ
ーブルのシース末端にあるフランジ部を電子機器の架
(シェルフ)のケーブルサポートにナイロンバンド等で
固定し、シースの先からばらけて出た光ケーブルを光パ
ッケージ付近までスパイラルチューブでまとめて保護
し、更に余長部分はその光ケーブル固有の許容引張力及
び曲げ半径を満足するような形でワイヤサドルに巻き付
けて処理していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の光ケ
ーブルの固定構造は、構造が複雑であると共に、固定部
品の製造コスト及び配線作業に多大な工数がかかるとい
う問題があった。更に、光ケーブルに過剰な引張力がか
かった場合に、この引っ張りの衝撃力を吸収する機能を
具備していないという問題があった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、光ケーブルに過剰
な引張力がかかった場合にその引っ張り衝撃を吸収し、
光ケーブルに損傷を与えないと共に光ケーブルの確実な
保持を可能にした光ケーブルホルダを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面によ
ると、光ケーブルの許容曲げ半径以上の曲率半径を有す
る蛇行型の保持溝を少なくとも1つ具備し、該保持溝は
保持溝内に挿入された光ケーブルを摩擦力により保持
し、所定以上の引張力が光ケーブルにかかると保持溝内
での光ケーブルの滑りを許容する溝幅を有していること
を特徴とする光ケーブルホルダが提供される。
【0007】好ましくは、光ケーブルホルダは直線状保
持溝を更に具備しており、蛇行型及び直線状の保持溝に
はケーブル飛び出し防止用の複数の突起が設けられてい
る。本発明の第2の側面によると、光ケーブルの許容曲
げ半径以上の曲率半径を有する蛇行型の第1面と、該第
1面と同一のプロフィールを有し、第1面との間に幅が
一定な壁部を画成する第2面と、前記第1面の上端部に
形成された第1面と同一のプロフィールを有する突出部
と、前記第1、第2面に平行な少なくとも一対の固定用
穴と、を具備したことを特徴とする光ケーブルホルダが
提供される。
【0008】このような構造を有する光ケーブルホルダ
を複数個使用して、一方の光ケーブルホルダの第1面と
他方の光ケーブルホルダの第2面との間に光ケーブルを
挟み込むように各光ケーブルホルダを固定することによ
り、光ケーブルの飛び出しが突出部により防止される。
【0009】本発明の第3の側面によると、平板状薄肉
部と厚肉部との間に光ケーブルの許容曲げ半径以上の曲
率半径を有する蛇行型の第1面を有し、前記薄肉部に少
なくとも一対の固定用穴を具備した固定部材と、前記固
定部材の第1面と同一プロフィールの第2面と、該第2
面の上端部に形成された第2面と概略同一プロフィール
の突出部とを有し、前記固定用穴に対応する位置に少な
くとも一対の固定用長穴を具備した可動部材と、から成
ることを特徴とする光ケーブルホルダが提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1(A)を参照すると、本発明
第1実施形態の光ケーブルホルダの斜視図が示されてい
る。光ケーブルホルダ2は、光ケーブルの許容曲げ半径
以上の曲率半径を有する蛇行型の保持溝4を有してい
る。
【0011】図1(B)に示すように、蛇行型の保持溝
4の曲率半径Rは光ケーブル8の許容曲げ半径以上に設
定されており、これにより光ケーブルの曲げ損失を防止
している。
【0012】保持溝4は、保持溝内に挿入された光ケー
ブル8を摩擦力により保持し、図1(B)に示すように
所定以上の引張力(光ケーブル固有の許容引張力)が光
ケーブル8にかかると、保持溝4内での光ケーブルの滑
りを許容する溝幅を有している。光ケーブルホルダ2は
更に、ホルダ2を架等に固定する一対の固定用穴6を有
している。
【0013】図2は本発明第1実施形態の他の光ケーブ
ルホルダ10の斜視図を示している。光ケーブルホルダ
10は直線状の保持溝12と、一対の固定用穴14を有
している。
【0014】図3を参照すると、本発明第1実施形態の
光ケーブルホルダの使用例が示されている。キャビネッ
ト16には複数の電子回路パッケージ18と、複数の光
パッケージ19が縦置実装されている。
【0015】符号20はシースを有する光ケーブルであ
り、シース末端にあるフランジ部がナイロンバンド24
でケーブルサポート22に固定されている。シース末端
からばらけて出た光ケーブル8は直線状保持溝を有する
光ケーブルホルダ10でキャビネット16の側部に固定
される。
【0016】キャビネット16の側部から伸びた光ケー
ブル8は光コネクタに近い位置には蛇行型の保持溝を有
する光ケーブルホルダ2を用い、それ以外は直線状保持
溝を有する光ケーブルホルダ10を用いて、ケーブルダ
クト26に固定される。
【0017】これにより、過剰な応力は光コネクタに近
い光ケーブルホルダ2にかかり、許容引張力の寸前で今
まで光ケーブルを保持溝内に保持していた摩擦力が負
け、蛇行型の保持溝4内を光ケーブルが滑り、光ケーブ
ルの余長部分8′がこれを吸収する仕組みになってい
る。
【0018】本実施形態の光ケーブルホルダ2,10を
使い分けることにより、引張力による衝撃を蛇行型の保
持溝を有する光ケーブルホルダで有効に吸収することが
でき、光ケーブルの破損を防止することができる。更
に、簡単な構造で確実な光ケーブルの保持が可能とな
る。
【0019】本実施形態の光ケーブルホルダ2,10の
取付方向は、保持溝面を筐体面に向ける形で設置するた
め、手前側の引っ張りに対して光ケーブルが保持溝から
外れることはない。また、本実施形態の光ケーブルホル
ダ2,10は光ケーブルの保持に限らず、一般のメタル
ケーブルにも十分適用可能である。
【0020】図4(A)を参照すると、本発明第2実施
形態の光ケーブルホルダの斜視図が示されている。本実
施形態の光ケーブルホルダ28は直線状保持溝30と、
蛇行型の保持溝32を有している。直線状の保持溝30
は蛇行型の保持溝32の真ん中に形成されている。
【0021】直線状保持溝30は第1実施形態の直線状
保持溝12と実質上同一なサイズを有しており、蛇行型
の保持溝32は第1実施形態の蛇行型の保持溝4と実質
上同一なサイズを有している。符号34は固定用穴であ
る。
【0022】上述した第1実施形態では2種類の光ケー
ブルホルダ2,10が必要であったため、使い分けが煩
わしかったが、本実施形態の光ケーブルホルダ28では
1種類で対応可能となる。
【0023】よって、工事の際種類を気にすることがな
くなるほか、ホルダ間の余長がなくなるため、誤って光
ケーブルを引っ掛ける危険性も減る。また、1種類のた
め量産効果で1個あたりの単価が安くなる。
【0024】図5は第2実施形態の光ケーブルホルダ2
8の使用例を示している。図3に示した第1実施形態の
使用例と実質的に同一構成部分については同一符号を付
し、その説明を省略する。図示したように、本実施形態
では、ただ1種類の光ケーブルホルダ28で対応可能で
ある。
【0025】図6(A)を参照すると、本発明第3実施
形態の光ケーブルホルダの斜視図が示されている。上述
した第1及び第2実施形態の光ケーブルホルダでは、ル
ートの異なる複数の光ケーブルが配線された場合、光ケ
ーブルの固定に最も効率的な分岐点に光ケーブルホルダ
を設置することができず、設置時に光ケーブルホルダの
使用個数が多くなる。
【0026】本実施形態の光ケーブルホルダ36は、直
線状保持溝38と、許容曲げ半径以上の曲率半径を有す
る蛇行型の保持溝40a〜40dを有している。符号4
2は固定用穴である。
【0027】本実施形態の光ケーブルホルダ36による
と、図3(B)に示すように3方向への整線を行うこと
ができ、ケーブル同士の分岐点に設置することが可能と
なる。
【0028】即ち、光ケーブル8aは直線状保持溝38
又は蛇行型の保持溝40a,40bのいずれかに挿入さ
れており、光ケーブル8bは保持溝40c内に挿入され
ており、光ケーブル8cは保持溝40d内に挿入されて
いる。
【0029】図7(A)に示すように、従来は光ケーブ
ル同士の分岐点に2個の光ケーブルホルダ44,46を
設置する必要があったが、本実施形態によれば図7
(B)に示すように、ケーブルルートの分岐点にただ1
個の光ケーブルホルダ36′を設置すれば良い。
【0030】図8は第3実施形態の光ケーブルホルダ3
6の使用例を示しており、図3に示した第1実施形態の
使用例と実質上構成部分については同一符号を付して、
その説明を省略する。本実施形態によれば、効率的な位
置に少ない個数の光ケーブルホルダ36を使用するだけ
で、光ケーブルの固定が可能となる。
【0031】図9を参照すると、本発明第4実施形態の
光ケーブルホルダの斜視図が示されている。光ケーブル
ホルダ48は、図4に示した第2実施形態と同様に、直
線状の保持溝50と、蛇行型の保持溝52とを有してい
る。
【0032】直線状の保持溝50は第2実施形態の直線
状の保持溝30より大きな断面を有しており、図10に
示すように光ケーブル8が複数本挿入可能である。本実
施形態では更に、各保持溝50,52のケーブル挿入口
に複数のケーブル飛び出し用突起54が設けられてい
る。
【0033】上述した第1乃至第3実施形態によれば、
一旦保持溝内に押し込んだ光ケーブル8が何らかの弾み
によって飛び出してしまう恐れがある。よって、本実施
形態の光ケーブルホルダ48は、各保持溝50,52の
ケーブル挿入口に複数の突起54を設けることにより、
光ケーブル8の保持溝50,52内からの飛び出しを防
止したものである。
【0034】光ケーブルホルダ48は樹脂から形成され
ているため、突起54は弾性変形可能である。故に、光
ケーブル8を保持溝50,52内に挿入する際には突起
54が弾性変形して逃げるため、光ケーブルが突起54
により損傷することはない。一旦保持溝50,52内に
収容された光ケーブルは、ケーブルの外径より狭い部分
(突起54)があるため、不用意に保持溝50,52か
ら外れることはない。
【0035】図11は本発明第4実施形態の使用例を示
している。図3に示した第1実施形態の使用例と実質的
に同一構成部分については同一符号を付し、その説明を
省略する。
【0036】本実施形態の光ケーブルホルダ48はケー
ブル飛び出し用の突起54が設けられているため、保持
溝50,52を手前側に向けて光ケーブルホルダ48を
設置可能である。よって、光ケーブルの収容、取り外し
作業が容易となり、工事性が向上する。
【0037】図12を参照すると、本発明第5実施形態
の光ケーブルホルダ斜視図が示されている。本実施形態
の光ケーブルホルダ58は図9に示した第4実施形態の
光ケーブルホルダ48に類似しており、光ケーブルホル
ダ48に光ケーブルホルダ同士の連結構造を持たせるよ
うにしたものである。
【0038】即ち、光ケーブルホルダ58はその上部両
側に一対の凸状レール60を有しているとともに、その
下部両側には凸状レール60が丁度嵌合する一対の嵌合
溝62が形成されている。
【0039】凸状レール60及び嵌合溝62を有してい
るため、図13(A)に示すように一方のケーブルホル
ダ58の凸状レール60を他方のケーブルホルダ58の
嵌合溝62に嵌合させることにより、図13(B)に示
すように2つのケーブルホルダ58,58を連結するこ
とができる。尚、下側の光ケーブルホルダ58は固定穴
56にネジ59を挿入して、板金64にネジ止め固定す
る。
【0040】図14は本発明第5実施形態の光ケーブル
ホルダ58の使用例を示している。図3に示した第1実
施形態と実質上同一構成部分については同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0041】一般的に、光パッケージが増設された場合
に、光ケーブルホルダを取り付けるためのタップ加工等
の後加工を顧客先にて行うことは事実上不可能である。
本実施形態では、光ケーブルホルダ58が連結構造6
0,62を有しているため、光ケーブルホルダ固定のた
めの筐体側への細工を必要とせずに、光ケーブルの増設
に容易に対応可能である。
【0042】図15を参照すると、本発明第6実施形態
の光ケーブルホルダの斜視図が示されている。本実施形
態の光ケーブルホルダ66は、光ケーブルの許容曲げ半
径以上の曲率半径を有する蛇行型の第1面68aと、第
1面68aと同一のプロフィールを有し、第1面68a
との間に幅が一定な壁部を画成する第2面68bとを有
している。更に、第1面68aの上部には第1面68a
と同一プロフィールを有する突出部70が形成されてい
る。符号72は固定用穴である。
【0043】光ケーブル8を保持するには、図16
(A)に示すように一方の光ケーブルホルダ66の第1
面68aと他方の光ケーブルホルダ66の第2面68b
との間に光ケーブル8を挟み込み、図16(B)に示す
ように両光ケーブルホルダ66を板金64にネジ止め固
定する。実際には、基本ホルダ66を予め固定してお
き、光ケーブル8を挟む形で増設ホルダ66を横から並
設し固定する。
【0044】本実施形態では、光ケーブルホルダ66を
並設することで保持溝が形成されるため、多くの保持溝
を必要とする場合には省スペースとなる。突出部70を
設けたことでケーブル飛び出し防止となる。また、取付
ピッチを調整することにより、ある範囲内の太さのケー
ブルにも対応可能となる。
【0045】図17は本発明第6実施形態の使用例を示
している。図3に示した第1実施形態と実質上同一構成
部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、基本ホルダ66は予めキャビネット1
6にネジ止め固定しておき、光ケーブル8を挟む形で増
設ホルダ66を横から並設し、ネジ止め固定する。よっ
て、設置スペース削減に効果を発揮し、高密度実装が可
能となる。
【0046】図18を参照すると、本発明第7実施形態
の光ケーブルホルダ斜視図が示されている。本実施形態
の光ケーブルホルダ74は固定部材76と、可動部材7
8とから構成される。
【0047】固定部材76は平板状薄肉部76aと、厚
肉部76bとを有しており、薄肉部76aと厚肉部76
bとの間に光ケーブルの許容曲げ半径以上の曲率半径を
有する蛇行型の第1面77を画成している。固定部材7
6の薄肉部76aには一対の固定穴(図示せず)が形成
されており、厚肉部76bにも一対の固定穴82が形成
されている。
【0048】可動部材78は固定部材76の第1面77
と同一プロフィールの第2面80を有しており、更に第
2面80の上部には第2面80と概略同一プロフィール
の突出部80aが形成されている。可動部材78は更
に、固定部材74の薄肉部76aの固定穴に対応する位
置に一対の長穴84を有している。
【0049】光ケーブル8を固定するには、図19
(B)に示すように固定部材76は予め板金64にネジ
86,87で固定しておき、可動部材78がスライド可
能な程度にネジ87を緩めておく。
【0050】次に、図19(A)に示すように、光ケー
ブル8を第1面77と第2面80とで画成される保持溝
内に挿入し、可動部材78を閉じた後、ネジ87を本締
めする。
【0051】本実施形態の光ケーブルホルダ74では、
光ケーブル8を保持溝内に挿入する際、可動部材78を
長穴84の許す限り開くことで、光ケーブル8をストレ
ートの状態で無負荷のまま保持溝へ挿入可能である。ま
た可動部材78の調整により、ある範囲内の太さのケー
ブルに対応可能である。
【0052】図20は本発明第7実施形態の使用例を示
している。図3に示した第1実施形態の使用例と実質上
同一構成部分については同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0053】本実施形態も第4実施形態と同様に、保持
溝を手前側に向けて光ケーブルホルダを設置することが
可能なため、光ケーブルの収容、取り外し作業が容易と
なり、工事性が向上する。更に、光ケーブルを保持溝に
挿入する際の押し込み負荷がないため、ケーブル押し込
みの際の破損を防止することができる。
【0054】図21は本発明第8実施形態の光ケーブル
ホルダの斜視図を示している。光ケーブルホルダ88
は、第4実施形態と同様な直線状保持溝94と、蛇行型
の保持溝96を有している。
【0055】更に、各保持溝94,96にはケーブル飛
び出し防止用の突起98が設けられている。光ケーブル
ホルダ88の上部両側には一対の固定フック90が形成
されており、下部両側には一対のつまみ92が形成され
ている。
【0056】光ケーブル8を保持溝内に挿入するには、
まず図22(A)に示すように指でつまみ92をつま
み、図22(B)に示すように保持溝94を広げ、そこ
へ光ケーブル8を挿入する。
【0057】次に、図23に示すように筐体側に設けら
れた固定用穴100に固定用フック90を差し込み、光
ケーブルホルダ88を筐体に固定する。 図24は本発
明第8実施形態の使用例を示している。図3に示した第
1実施形態の使用例と実質的に同一構成部分については
同一符号を付し、その説明を省略する。
【0058】本実施形態によれば、光ケーブルを保持溝
内に挿入する際の押し込み負荷がないため、光ケーブル
押し込み時の破損を防止することができる。更に、筐体
への固定、取り外しに工具を使用する必要がないため、
設置工事の時間を短縮することができる。
【0059】
【発明の効果】本発明の光ケーブルホルダは、光ケーブ
ルの許容曲げ半径以上の曲率半径を有する蛇行型の保持
溝を有するため、光ケーブルに所定以上の引張力がかか
った場合、光ケーブルが保持溝内で滑ることにより引っ
張り負荷の衝撃を有効に吸収できる。これにより、光ケ
ーブルの破損を防止することができ、確実なケーブル保
持が可能となり、光ケーブルの保持工事を安価に達成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の光ケーブルホルダを示す
図である。
【図2】本発明第1実施形態の他の光ケーブルホルダを
示す図である。
【図3】本発明第1実施形態の使用例を示す図である。
【図4】本発明第2実施形態の光ケーブルホルダを示す
図である。
【図5】本発明第2実施形態の使用例を示す図である。
【図6】本発明第3実施形態の光ケーブルホルダを示す
図である。
【図7】第3実施形態の効果説明図である。
【図8】本発明第3実施形態の使用例を示す図である。
【図9】本発明第4実施形態の光ケーブルホルダを示す
図である。
【図10】本発明第4実施形態の光ケーブルホルダの保
持溝中に光ケーブルを挿入した状態を示す図である。
【図11】本発明第4実施形態の使用例を示す図であ
る。
【図12】本発明第5実施形態の光ケーブルホルダを示
す図である。
【図13】本発明第5実施形態の光ケーブルホルダの相
互連結方法を説明する図である。
【図14】本発明第5実施形態の使用例を示す図であ
る。
【図15】本発明第6実施形態の光ケーブルホルダを示
す図である。
【図16】第6実施形態の光ケーブル保持方法を説明す
る図である。
【図17】本発明第6実施形態の使用例を示す図であ
る。
【図18】本発明第7実施形態の光ケーブルホルダを示
す図である。
【図19】第7実施形態の光ケーブル保持方法を説明す
る図である。
【図20】本発明第7実施形態の使用例を示す図であ
る。
【図21】本発明第8実施形態の光ケーブルホルダを示
す図である。
【図22】第8実施形態の使用方法を説明する図であ
る。
【図23】第8実施形態のケーブル保持方法の拡大図で
ある。
【図24】本発明第8実施形態の使用例を示す図であ
る。
【符号の説明】
2,28,36,48,58,66,74,88 光ケ
ーブルホルダ 4,32,40a〜40d,52,96 蛇行型の保持
溝 8 光ケーブル 18 電子回路パッケージ 19 光パッケージ 26 ケーブルダクト 54 ケーブル飛び出し防止用突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 靖幸 東京都立川市曙町1丁目21番1号 富士通 エーシーエス株式会社内 (72)発明者 嶋田 健司 東京都立川市曙町1丁目21番1号 富士通 エーシーエス株式会社内 (72)発明者 高橋 朋典 東京都立川市曙町1丁目21番1号 富士通 エーシーエス株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ケーブルの許容曲げ半径以上の曲率半
    径を有する蛇行型の保持溝を少なくとも1つ具備し、 該保持溝は保持溝内に挿入された光ケーブルを摩擦力に
    より保持し、所定以上の引張力が光ケーブルにかかると
    保持溝内での光ケーブルの滑りを許容する溝幅を有して
    いることを特徴とする光ケーブルホルダ。
  2. 【請求項2】 直線状保持溝を更に具備したことを特徴
    とする請求項1記載の光ケーブルホルダ。
  3. 【請求項3】 前記蛇行型の保持溝を方向を変えて複数
    設けたことを特徴とする請求項1記載の光ケーブルホル
    ダ。
  4. 【請求項4】 前記保持溝にケーブル飛び出し防止用の
    突起が複数設けられていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の光ケーブルホルダ。
  5. 【請求項5】 光ケーブルホルダの上部両側に形成され
    た一対の凸状レールと、下部両側部に形成された前記凸
    状レールが嵌合するように適合した一対の嵌合溝を更に
    具備したことを特徴とする請求項1,2又は4記載の光
    ケーブルホルダ。
  6. 【請求項6】 光ケーブルホルダの上部両側に形成され
    た一対の固定用フックと、下部両側に形成された一対の
    つまみを更に具備し、 該つまみをつまむことにより前記保持溝を広げて光ケー
    ブルの挿入を容易にしたことを特徴とする請求項4記載
    の光ケーブルホルダ。
  7. 【請求項7】 光ケーブルの許容曲げ半径以上の曲率半
    径を有する蛇行型の第1面と、 該第1面と同一のプロフィールを有し、第1面との間に
    幅が一定な壁部を画成する第2面と、 前記第1面の上端部に形成された第1面と同一のプロフ
    ィールを有する突出部と、 前記第1、第2面に平行な少なくとも一対の固定用穴
    と、 を具備したことを特徴とする光ケーブルホルダ。
  8. 【請求項8】 平板状薄肉部と厚肉部との間に光ケーブ
    ルの許容曲げ半径以上の曲率半径を有する蛇行型の第1
    面を有し、前記薄肉部に少なくとも一対の固定用穴を具
    備した固定部材と、 前記固定部材の第1面と同一プロフィールの第2面と、
    該第2面の上端部に形成された第2面と概略同一プロフ
    ィールの突出部とを有し、前記固定用穴に対応する位置
    に少なくとも一対の固定用長穴を具備した可動部材と、 から成ることを特徴とする光ケーブルホルダ。
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