JP2005122647A - 数値制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通常のNCプログラム(EIAフォーマット)に対しても学習制御を適用できるようにした数値制御装置を得る。
【解決手段】 NCプログラムの指令の内、同一動作パターンが実行され学習制御可能な指令を予め記憶しておく。プログラムを読み学習制御可能指令であれば(a10)、このブロックに識別コードと学習制御オンのデータを付加する(a11,a12)。該ブロックの実行処理では、サーボシステムにこれらデータが送られ学習制御が開始される。また学習制御可能指令が読込まれると(a7)、学習制御オフのデータがブロックに付加され(a8)、サーボシステムに出力されて、学習制御を終了させる。同一動作パターンが発生する個所では自動的に学習制御がなされ、その学習制御の補正データは識別コードと共に記憶される。プログラムの再実行時には識別コードに基づいて補正データ使用され学習制御がなされる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、工作機械等を制御する数値制御装置に関する。特に学習制御を実行する数値制御装置に関する。
同一指令パターンを繰り返し指令して同一動作パターンを実行させて加工等を行う場合において、加工精度を向上させるために、学習制御が採用されている。この学習制御は、同一指令パターンを指令して同一動作パターンが発生する1パターンを1周期とし、位置偏差をサンプリングし該位置偏差に基づいて1周期分の補正データを記憶し、同一指令パターンにおける対応するサンプリング時の補正データを当該サンプリング時の位置偏差に加算して補正するもので、この学習制御を繰り替えし実行して補正値を順次更新し、最終的には位置偏差を「0」近傍に収束するように制御するものである。位置偏差が「0」近傍に収束することから、高い加工精度を得ることができるものである(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−309021号公報
上述したように、学習制御は、同一指令パターンにより同一動作パターンが発生するような加工を繰り返し実行するもので、高精度の加工を行うことができるが、従来、この学習制御は同一動作パターンが生じるバイナリ運転に対してのみ適用されており、通常のNCプログラム(EIAフォーマット)による運転では、同一のNCプログラムを実行しても同一の動作パターンが生じないことから、NCプログラムに対しては適用されていない。
そこで、本発明は、通常のNCプログラム(EIAフォーマット)に対しても学習制御を適用できるようにした数値制御装置を提供することにある。
本願請求項1に係わる発明は、同一動作パターンにおける位置偏差に基づく補正データを作成して記憶し、該補正データに基づいて同一動作パターン実行時の位置偏差を補正する学習制御機能を有する数値制御装置において、NCプログラムでの指令を実行し、同一動作パターンが発生する発生開始個所から学習制御を実行し、同一動作パターンが終了する個所で学習制御を停止するようにしたものである。請求項2に係わる発明は、NCプログラムでの指令のうち、同一動作パターンが発生する学習制御可能な指令か若しくは学習制御不可能な指令かを予め記憶しておき、該指令に基づいて同一動作パターンが発生する発生開始個所か、及び学習制御の停止個所かを自動的に判別して、NCプログラムの内同一動作パターン個所に対して学習制御を行うようにしたものである。また、請求項3に係わる発明は、学習制御開始位置及び学習制御終了位置を指令するコードを設け、NCプログラム中に、該コードを用いて学習制御開始位置及び学習制御終了位置を指令し、該指令コードに基づいて学習制御開始位置から学習制御終了位置まで学習制御を行うようにしたものである。
さらに、請求項4に係わる発明は、上述の各発明に対して、NCプログラムを実行し、発生する複数種の同一動作パターンに対して識別コードを付して学習制御による補正データを記憶し、該識別コードに基づいて、学習制御の補正データを選択して学習制御を各々実行するようにしたものである。また、請求項5に係わる発明は、さらに、学習制御開始時及び学習制御終了時に、位置偏差を補正する補正値を学習制御開始時には段階的に増大させ、学習制御終了時には段階的に減少させるようにして、学習制御の開始時と終了時に生じる機械的ショックを緩和したものである。その一方法として、請求項6に係わる発明は、学習制御により求められた補正値に対して、該補正値に乗じる係数を段階的に変えて、該係数を補正値に掛けた値で位置偏差を補正するようにしたものである。
また、請求項7に係わる発明は、上述した各発明において、加工条件が変更されたとき、学習制御の補正データを自動的に無効にするようにしたものである。また、請求項8に係わる発明は、精度優先時における学習制御の設定値と加工速度優先時の学習制御の設定値を有し、精度優先か加工速度優先かの選択を可能としたものである。さらに、請求項9に係わる発明は、1種類の加工物に対して各々加工条件を変えて1つのNCプログラムを実行して得られた学習制御の補正データをそれぞれ記憶しておき、いずれかの補正データを選択して学習制御を実施するようにした。また、請求項10に係わる発明は、学習制御の補正データと共にその学習制御を行ったNCプログラムの情報を記憶しておき、NCプログラム選択時に自動的に学習制御の補正データをも選択し設定するようにした。さらに、請求項11に係わる発明は、学習制御の状態を外部に通知する機能を備えるようにした。また、請求項12に係わる発明は、NCプログラムの一部若しくは全てが時間と可動軸の位置又は主軸の回転角と可動軸の位置の関係を記述したプログラムに上述した各発明を適用する数値制御装置である。
通常のNCプログラム(EIAフォーマット)による運転時において、同一動作パターンが生じる区間においては、学習制御がなされることから、通常のNCプログラムによる加工においても位置偏差を小さくした精度の高い加工を行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態の数値制御装置の概要図である。数値制御装置のハードウェア構成は従来の数値制御装置と同一であることから簡単に図示している。数値制御装置10は、大きく分けてCNCシステム11とサーボシステム12で構成され、該CNCシステム11とサーボシステム12との間はインタフェース17を介して接続されている。CNCシステム11には数値制御用のプロセッサ13及びROM,RAM,不揮発性RAM等で構成されたメモリ14、CRTや液晶で構成された表示器とキーボート等の入力機器からなる表示器/入力機器18を備えている。又、インタフェースを介して外部メモリ19にも接続されるように構成されている。
サーボシステム12は、工作機械等の各軸サーボモータの位置、速度、電流を制御するサーボ回路を構成するもので、さらに主軸の制御回路を含めている。これら各軸サーボ
モータを制御するサーボ制御や主軸の制御は、ソフトウェアによる制御がなされており、サーボシステム12としては、サーボ用のプロセッサ15、ROM,RAM等で構成されたメモリ16を有している。このサーボシステム12にはサーボアンプ20を介して各軸のサーボモータM1〜M4に接続されている。又主軸アンプ21を介して主軸モータSMが接続されている。
CNCシステム11のプロセッサ13は、外部メモリ19又は表示器/入力機器18を介して入力されメモリ14に記憶されているNCプログラム読み出し実行し、各ブロックで指令された移動指令に基づいて各軸への分配補間処理して各軸への移動指令をサーボシステム12にインタフェース17を介して引き渡す。サーボシステム12のプロセッサ15は、この移動指令と、各サーボモータ等に設けられた位置・速度検出器からの位置、速度のフィードバック信号に基づいて、さらには電流フィードバック信号に基づいて位置、速度、電流のループ処理を行い、サーボアンプ20を介して各軸サーボモータM1〜M4を駆動制御する。また、同様に主軸モータSMに対しても速度のフィードバック制御がなされ、主軸速度をNCプログラム指令値に保持する。
上述した数値制御装置10の構成、作用は、従来の数値制御装置と同一である。そして、さらに、本実施形態では、サーボシステム12のプロセッサ15は、学習制御の処理をも実施するものである。
図2は、サーボシステム12において、プロセッサ15が実施する各サーボモータM1〜M4を制御するサーボ処理のブロック図の一部である。特にこの実施形態では学習制御を行う学習コントローラ30が設けられている。この学習コントローラ30も従来から周知のものであるが、この実施形態では、学習コントローラ30から出力される補正値に対し段階的制御をするための係数(段階値)αの項35が設けられている点で従来の学習コントローラと相違するものである。
学習制御を実施しないときは、CNCシステム11から指令された位置指令から位置・速度検出器からフィードバックされてくる位置フィードバック量を減算器36で減じて位置偏差を求め、該位置偏差に位置ループゲインKpを乗じて速度指令を求め、速度制御部に指令する。速度制御部ではこの速度指令とフィードバックされて来る速度フィードバック量に基づいて比例、積分等の処理を行って電流指令を電流制御部へ出力し電流制御部では電流のループ制御を行ってサーボアンプ20を介してサーボモータM1〜M4を駆動制御する。
学習コントローラ30は、加算器31、制御系を安定化するために設けられた帯域フィルタ32,同一指令パターンの1周期分のサンプリング数に対応する数の補正データを記憶する遅れ要素メモリ33,制御対象の位相遅れ、ゲイン低下を補償する動特性補正要素34、さらに係数(段階値)αの項35で構成されている。
サンプリング周期(この位置、速度ループ処理周期)毎に求められる位置偏差を求めるると共に、同一指令パターンにおける当該サンプリング時に対応する補正データを遅れ要素メモリ33から読み出し、動特性補償要素34の処理を行い係数(段階値)αを乗じて(後述する段階処理をしないときはこの係数(段階値)αは1である。若しくは、この乗数αの項35は設けなくてもよい)、学習コントローラ30の出力(補正値)とし、加算器37で、この学習コントローラ30から出力された補正値を位置偏差に加算し位置ループゲインKpを乗じて速度指令を求め、速度制御部39に入力する。
一方、当該サンプリング時に読み出した補正データを加算器31で位置偏差に加算し、帯域制限フィルタ32の処理を行った後、遅れ要素メモリ33の記憶データを1つシフトさせて、この帯域制限フィルタ32の処理を行って得られた補正データを最新のデータを記憶するメモリに格納する。
以上のようにして、学習制御においては先に実施した該同一指令パターンの処理における各サンプリング時の位置偏差に基づいて求められた補正データの内、当該同一指令パターンを実行するときの当該サンプリング時に対応する補正データを読み出して位置偏差を補正し、かつ、次の同一指令パターンを実行するときの当該サンプリング時に対応する補正データとして遅れ要素メモリに格納してこの補正データを更新するものであり、同一指令パターンにより同一動作パターンが生じることが前提としているものである。
しかし,通常のNCプログラム(EIAフォーマット)を繰り返し実行する場合、同一動作パターンが生じるとは限らない。ねじ切り加工や、Mコード等の指令がある場合には、NCプログラムの各回の実行時において動作タイミングがずれ、各NCプログラムの実行時に同一動作パターンで実行されないものとなる。一方、NCプログラムの所定区間においては、連続した指令で各プログラム実行時において同一動作パターンが生じる区間がある。例えば、直線補間指令や円弧補間指令等が連続する区間では、各NCプログラムの実行時においては、この区間における加工タイミングは加工条件が変わらない限り同一であり、同一動作パターンが発生する。そこで、本発明は、NCプログラムで実行される処理において、同一動作パターンが実行される区間に対してのみ学習制御を自動的に若しくは、プログラム指令によって行うようにしたものである。
まず、NCプログラムの指令によって、学習制御可能な指令か否かを判別して学習制御を行う区間を自動的に決定する実施形態について説明する。
予め、指令により処理を開始してから、同一タイミングで同一指令(動作)のパターンが実行されるようなNCプログラムの指令を学習制御可能指令として設定記憶させておく。例えば、直線補間や円弧補間等の指令は、これらの指令がされ、これらの指令が連続する区間では、同一の指令パターンが同一タイミングで実行され、同一動作パターンがなされるものであるから、これらの指令を学習制御可能指令として設定記憶させておく。逆に、学習制御不可能な指令を設定し記憶させておき、設定記憶されていない指令は学習制御可能指令と判断するようにしてもよい。
図3は、CNCシステム11のプロセッサ13が前処理周期毎に実施する前処理のフローチャートである。まずNCプログラムから1ブロックを読み込み(ステップa1)、該ブロックで指令された指令がプログラムエンドか判断し(ステップa2)、プログラムエンドでなければ、加工条件変更の指令が入力されているか判断する(ステップa3)。プログラムや各種パラメータ、オフセット、送り速度のオーバライド値等が変更されて加工条件が変わったような場合には、指令パターン(動作パターン)が異なることになるから、それまでに行っていた学習制御による補正データは意味を持たないので、ステップa4で学習コントローラ30の遅れ要素メモリ33に記憶する補正データをクリアするようサーボシステム12に出力し、記憶する学習制御による補正データをクリアさせる。
加工条件の変更がなければ、学習制御自動判定を有効にするがパラメータ設定されているか判断し(ステップa5)、学習制御自動判定モードにパラメータ設定されていなければ、ステップa9に移行し、当該ブロックの解析処理を行い(ステップa9)、ステップa1に戻る。以下この処理を繰り返す。以上は、学習制御実施を自動判定して学習制御を行わないときの例である。
一方、学習制御自動判定を有効にするパラメータが設定されているときには、学習制御オンを示すフラグが立っていて学習制御中か否かを判別し(ステップa6)、学習制御中でなければ、ステップa1で読み込んだ指令が学習制御可能の指令か判断する(ステップa10)。すなわち、設定されている学習制御可能な指令の中の1つかを判断する。学習制御可能の指令でなければ、ステップa9に移行し、前述した通常の処理を実行する。
学習制御可能の指令であれば、識別コードを計数するカウンタの値に1加算しこの指令に対する識別コードとしブロックと共に記憶する(ステップa11)。なお、識別コードを計数するカウンタは初期設定で「0」にセットされている。そして学習制御オンのフラグを立て当該ブロックと共に学習制御オンを記憶し(ステップa12)、ステップa9に移行し、このブロックに対する解析処理を行い、ステップa1に戻る。そして、前述した処理を行うが、ステップa6では、学習制御オンのフラグが立っているから、ステップa6からステップa7に移行し、ステップa1で読み出した指令が学習制御不可能な指令か否か判断する。即ち、読み込んだ指令が、学習制御可能な指令として設定されている指令か否か判断する。学習制御不可能な指令でなければ(学習制御可能な指令)、ステップa9に移行し、学習制御オンの状態を維持する。
以下、学習制御不可能な指令が読み込まれない限り、学習制御オンの状態を維持する。そして、ステップa7で読み込まれた指令が学習制御不可能な指令であると判断されたときには、学習制御オンを示すフラグをおろし、当該ブロックと共に学習制御オフを記憶する(ステップa8)、ステップa9に移行する。
以下、次に学習制御可能な指令が読み込まれるまで、ステップa1〜a6、a10,a9の処理を繰り返し実行することになる。そして再び学習制御可能な指令が読み込まれるとステップa10からステップa11,a12の処理を行い、当該ブロックと共に識別コード及び学習制御オンを記憶し、学習制御オンのフラグを立て、前処理を実行する。各ブロックを読み込んでいく内に学習制御不可能な指令が読み込まれると(ステップa7)、学習制御オンのフラグを下ろし、かつこのブロックと共に学習制御オフを記憶する。
以上のようにして、NCプログラムの前処理段階で、学習制御可能な指令が読み込まれると、識別コード、学習制御オンが当該ブロックと共に記憶され、学習制御不可能な指令が読み込まれると当該ブロックと共に学習制御オフが記憶されることになる。
そしてNCプログラムよりプログラムエンドが読み込まれると、識別コードを計数するカウンタをクリアし(ステップa13)、このNCプログラムの前処理を終了する。
図4は、CNCシステム11のプロセッサ13が実行処理周期毎に実行する実行処理のフローチャートで、前述したように前処理の段階で、NCプログラムの指令が解析され実行可能状態にされたデータに基づいて、各軸への分配補間処理が実施される。この実施形態では、学習制御開始時と終了時に発生するおそれのある機械的ショックを緩和するために、学習制御の影響を段階的に増加、又は減少させるような処理を行うか否か選択できるものとしている。即ち、図2において、段階値αの値を段階的に変える処理を行うか、「1」に固定するか(又はこの段階値αの項が内学習コントローラの処理)の選択を行うことができるようにしている。
この段階的に学習制御の影響を変える点に付いてまず説明する。
図6は、この段階的に学習制御の影響を変える理由とその動作概要説明である。
図6(a)に示すような位置指令が出力されたとする(横軸は時間、縦軸は指令移動量であり、指令速度に対応する)。学習制御を行わないときでは、図6(b)に示すような位置偏差が生じたものとする(横軸は時間、縦軸は位置偏差)。そして、図6(c)に示すように、学習制御をオンとしたとする。学習制御は、同一の指令パターンにおいて、先に実施したパターンの動作において生じた位置偏差に基づく値を補正データとして当該パターンを実行するときの位置偏差を補正(図2参照)するものであるから、位置偏差が「0」近傍に収斂するものであるから、図6(d)に示すように学習制御がオンとなったとき、位置偏差は急速に小さくなり、又、学習制御がオフとなったとき急激に位置偏差が増大する。速度指令は位置偏差に位置ループゲインKpを乗じたものであるから、位置偏差が急激に変化すれば、速度指令も急激に変化し、それに追従しようとして機械にショックが生じることになる。
そこで、本実施形態では、図6(e)に示すように、学習制御の影響を段階的に変化させるようにしたものである。図2に示すように学習コントローラ30に係数(段階値)αの項を設け、この係数(段階値)αの値を段階的に増大又は減少させることによって学習制御の補正の影響を段階的に作用させるようにしたものである。その結果、図6(f)に示すように、位置偏差は段階的に減少、又は増大し、ショックを緩和させるものである。
図4に示す実行処理に戻って、CNCシステム11のプロセッサ13は、図3で示される前処理によって解析されたブロックのデータに基づいて従来と同様に分配処理を行う(ステップb1)、次に段階的補正を有効にするようにパラメータが設定されているか否か判断し(ステップb2)、段階的補正をするようにパラメータが設定されていなければ、ステップb13に移行し、従来の通常と同じように分配処理したデータをサーボシステム12に出力する。ただし、ブロックに識別コード、及び学習制御オン、オフの信号が付加されている場合には、この識別コード、学習制御オン又はオフの信号もサーボシステム12に送出する。
一方、段階的補正が有効となっている場合には、解析されたブロックに学習制御オフのデータが付されていたか判断し(ステップb3)、学習制御オフのデータが読み込まれないと、次に学習制御オンのデータが読み込まれたか判断し(ステップb4)、このデータも読み込まれなければ、学習制御中を示すフラグF1が「1」か判断し(ステップb5)、このフラグF1が「1」でなければ、ステップb13に移行する。即ち、まだ学習制御可能な指令が読み込まれていない状態であり、従来の通常の処理と同様にステップb1で分配処理したデータをサーボシステム12に出力する。
一方、ステップb4で学習制御オンのデータが読み込まれたと判断されたときには、学習制御オン中を示すフラグF1を「1」にセットし(なお、このフラグF1は初期設定で「0」に設定されている)、タイマT1をリセットしてスタートさせる(ステップb14)。また、段階的制御のために設定されている時間をタイマT2にセットし(ステップb15)、ステップb13に移行する。このときは、学習制御オンのデータが読み込まれたときであるから、ステップb13の処理では、この学習制御オンのデータ及び該データと共に記憶されている識別コードをステップb1で分配処理したデータと共に、サーボシステム12に出力する。
そして、次の周期では、学習制御中を示すフラグF1が「1」にセットされているから、ステップb5からステップb6に移行し、タイマT1での計時時間が現在実行中の学習制御の識別コードに対応して記憶されているオフ段階開始位置に達しているか判断する。このオフ段階開始位置は後述するステップb17,b18の処理で識別コードに対応させて記憶されるものであり、NCプログラムの1回目の実行時(初めての実行時)には、記憶されておらず、このステップb6の判断は「No」となりステップb7に進む。
ステップb7では、ステップb15でタイマT2設定した時間が経過して該タイマT2がタイムアップしたか判断し、タイムアップしてなければ、タイマT2から設定されている所定量を減算する(ステップb8)。次に、学習制御のオフ時の段階的終了処理中を示すフラグF2が1か判断する。なお、このフラグF2は初期設定で「0」に設定されており、最初はゼロであることから、ステップb10に進み、オン時の段階的制御の段階値αを算出する。この段階値αの算出は例えば、ステップb15で設定した設定値をtsとし、ステップb8で減じられたタイマT2の現在値をtとすると、(ts−t)/tsとして求める。
こうして求めた段階値αを学習カウンタ30の補正データに乗じる値としてサーボシステム12に送出し設定する。そして、ステップb13に移行して分配処理データをサーボシステム12に出力する。
以下、各周期毎、ステップb1〜b13の処理を行い、段階値αを徐々に増大させ、段階値αが「1」となり、タイマT2がタイムアップすると、ステップb7からステップb13に移行し、段階値αの出力は停止され、段階値αは「1」に固定される。以後はステップb1〜ステップb7、ステップb13の処理が繰り返される。そして、ステップb3で、学習制御のオフのデータが読み込まれたことが検出されると、ステップb17に移行し、タイマT1の現在値から設定されている時間を減じて、次回からのNCプログラムの実行時に利用するための学習制御の段階的補正におけるオフ時の段階的制御を開始する位置(学習制御を開始してからの経過時間)算出し(ステップb17)、求めたオフ時段階開始位置を識別コードと共に記憶する(ステップb18)。又、フラグF1,F2を「0」にセットする。そして、ステップb13に移行し、分配処理データを出力するが、この場合学習制御オフのデータがサーボシステム12に出力される。
ステップb18でオフ時段階開始位置を識別コードと共に記憶されることになるから、次回のNCプログラムの実行時には、ステップb6で、現在の識別コードに対応するオフ時段階開始位置にタイマT1の値が達したかを判断し、達したときには、段階制御オフ中を示すフラグF2を「1」にセットし(ステップb16)、設定時間をタイマT2にセットする(ステップb15)。そして次の周期からは、ステップb1〜ステップb9の処理を行った後、該ステップb9で、フラグF2が「1」であることが検出されることから、ステップb11に移行して、オフ時の段階値αを算出し、サーボシステム12に出力する(ステップb12)。
このオフ時の段階値αの算出は、例えば、ステップb15で設定した設定値をtsとし、ステップb8で減じられたタイマT2の現在値をtとすると、t/tsとして求める。そして、学習制御オフのデータが読み出されると、ステップb3からステップb17に移行し前述した処理を行うことになる。
以上のようにして段階的な学習制御の補正値を段階的に増大、又は減少するための段階値αが求められ、サーボシステム12に送られることになる。
一方、サーボシステム12のプロセッサ15は、所定周期(位置、速度ループ処理周期)毎に図5に示す処理を実行する。
まず、CNCシステム11から送られてきたデータに学習制御オンのデータがあるか判断し(ステップc1)学習制御オンのデータが送られてきてなければ、学習制御オフのデータが送られてきているか判断し(ステップc12)、このデータも送られてきてなければ、送られてきている指令位置と位置のフィードバック量より従来と同様の位置偏差εを求める処理を行い(ステップc4)、学習中オンフラグが「1」か判断し(ステップc5)、「1」ではなければ、従来と同様にこの位置偏差εに位置ループゲインKpを乗じて速度指令Vcを求め(ステップc10)、該速度指令Vcを速度制御部に出力する。速度制御部ではこの速度指令Vcと速度フィードバック信号に基づいて、比例、積分等の速度ループ処理を実行する。この点従来と同様であることから説明を省略する。
以上は、学習制御が行われないときのサーボシステム12の位置ループ処理である。一方、ステップc1で学習制御オンのデータが読み込まれると、該データと共に送られてきている識別コードに対応して記憶している1組みの補正データを読み込む(ステップc2)。即ち、図2において学習コントローラ30の遅れ要素メモリ33に記憶される1組の補正データであり、識別コード毎に先入れ先出し方式(FIFO)で記憶されているものである。NCプログラムの1回目の実行時(最初の実行時)には、まだ、1組の補正データが作成されていないので、この場合には、識別コードに対して補正データを記憶するメモリが用意されるだけである。次に学習中オンフラグを「1」にして(ステップc3)、ステップc4に進む。
ステップc4で位置偏差を求め、学習中オンフラグが「1」にセットされているから、ステップc2で読み込んだ補正データから最初の補正データ(記憶するデータの内、1番先に記憶したデータ)を読み出し、従来と同様に動特性補償処理を行い補正値yを求める(ステップc6)。さらに、CNCシステム11から出力され記憶されている段階値αを補正値yに乗じて段階補正値y’を求める(ステップc7)。また、ステップc4で求めた位置偏差εに読み出した補正値yを加算し、帯域制限フィルタの処理(図2の帯域制限フィルタ32の処理)を行い補正データを求め、最新の補正データとして記憶し、1組の補正データを更新する(ステップc8)。
また、ステップc4で求めた位置偏差εにステップc7で求めた段階補正値y’を加算して、学習制御による補正がなされた位置偏差に更新し(ステップc9)、該位置偏差に位置ループゲインKpを乗じて速度指令Vcを求め(ステップc10)、速度制御部に引き渡す。
次の周期からは、ステップc1,c12,c4,c5〜c11の処理を繰り返し実行することになる。そして、学習制御オフのデータが読み込まれると、ステップc12からステップc13に移行して学習中オンフラグを「0」にセットしステップc4に移行し、ステップc4、ステップc5、ステップc10〜c11の処理がなされることになる。そして、次の周期からは、学習中オンフラグを「0」であるから、ステップc1,ステップc12,ステップc4,c5,ステップc10,c11の処理が実行されることになる。
以上のようにして、学習制御可能の指令がNCプログラムより読み出されたときは、この指令から、自動的に学習制御が開始され、しかも、段階的制御を行うように設定しておけば、学習制御オンとなったときには学習制御による補正値が段階的に増大するように適用され、学習制御オフ時には段階的に減少するように学習制御による補正値が適用されることになる。
なお、上述した実施形態ではNCプログラムの指令より学習制御を開始するか、学習制御を終了するかをプログラム指令の種類により自動的に判断するようにしたが。プログラムされた各種指令より自動的に判断するのではなく、NCプログラム中に学習制御オン指令(例えばGaaa)、学習制御オフ指令(例えばGbbb)を指令しておき(Gコード中のaaa又はbbbは数値である)、学習制御オン指令(Gaaa)と共に識別コードを指令しておいてもよいものである(なお、識別コードは前述した実施形態のようにカウンタを設けNCプログラムの当初からの学習制御オン指令の数に基づいて決めるようにしてもよい)。この場合、図3のステップ7,ステップ10における判断が、学習制御オフ指令か学習制御オン指令かの判断に代えればよい。
また、上述した実施形態では、図3のステップa3で送り速度やオフセット値等の加工条件が変更になったとき、ステップa4の処理で学習制御の補正データがクリアされることから、新たな加工条件での学習制御の補正データを自動的に作成することができる。また、各種の加工条件で作成した学習制御の補正データをCNCシステム11内のメモリに転送して記憶しておき、必要なとき、加工条件に対応する補正データを読み込み、サーボシステム12に転送してその補正データを利用するようにしてもよい。さらには、この補正データを外部メモリ19に出力し保存するようにしてもよい。又、この保存した補正データを数値制御装置10に入力して利用することにより、学習時間の短縮が図れるものである。又、学習制御を行う同一動作パターンに対しては、識別コードが付されてその学習制御の補正データが記憶されているものであるから、識別コードを指定して、指定された識別コードの動作パターンについてのみ学習制御を行うようにすることもできる。
さらに、識別コードに対してその学習したときの加工条件等により異なった情報を付加しておけば、同種のワークを加工するとき、その時加工する条件に対応する学習制御の補正データを外部信号、NCパラメータ等で指定することで、学習制御を直ちに実行できる。
また、識別コードと共にその学習制御を実施したNCプログラムの情報をも記憶しておくことにより、実行するNCプログラムが選択されたとき、そのNCプログラム選択時に学習制御の補正データも同時に選択できるようにすることができる。
また、学習制御は同一指令パターンの実行を繰り返し行うことにより、位置偏差を0近傍に収束させるものであるが、荒加工や高速での加工のように外乱が大きい場合には、学習制御が安定しない現象が発生する。このような場合は、学習コントローラ30の帯域制限フィルタ32の帯域幅を安定の方向に切り換える等の学習制御の設定を変えることによって、荒加工や高速での加工でも安定した加工ができるようになる。このことから、荒加工や高速での加工を行う加工速度優先場合と精度が必要な加工を行う精度優先の場合とで、学習制御の設定を変えることができるようにする。これは、段階値αを変更したように、この学習制御の設定(例えば帯域制限フィルタ32の設定)をも変えるようにすればよいものである。
また、学習制御のオン、オフの状態や、位置偏差状態をサーボシステム12からCNCシステム11に読み出し、これらのデータを表示器/入力機器18の表示器の画面に表示するようにしてもよい。又、予め位置偏差の範囲を設定しておき、この範囲内に位置偏差があるかを監視することもできる。
さらに、上述した実施形態では、通常のNCプログラムにおいて、同一動作パターンが実行される部分をNCプログラムの中から区分してその部分に学習制御を適用できるようにしたものであるが、このようなNCプログラム以外にも、例えば、図7に示すような、主軸の回転角に対する送り軸の例えば、X、Z軸の位置を対応付けて記述したプログラムを実行する際にも、本発明の学習制御は適用できるものである。
図7において、<PATH TABLE>はプログラム名であり、S01,S11等は主軸の回転位置、X01,X11等は、可動軸であるX軸の位置、Z01,Z11等は、可動軸であるZ軸の位置を示している。そして、例えば、「S11 X11 Z11」は
主軸の回転角度がS11のとき可動軸X軸はX11でZ軸はZ11であること指令するものである。
また、この主軸の回転位置の代わりに時間を基準として各可動軸の位置を指令するようにしてもよいものである。
本発明の一実施形態の数値制御装置の概要図である。 同実施形態における位置ループ制御と学市有制御のブロック図である。 同実施形態におけるNCプログラムの前処理のフローチャートである。 同実施形態におけるNCプログラムの実行処理のフローチャートである。 同実施形態におけるサーボシステムによる位置ループ処理と学習制御処理のフローチャートである。 学習制御の補正値を段階的に適用するときの動作説明図である。 本発明を適用するの別の実施形態におけるプログラムの例である。
符号の説明
10 数値制御装置
M1〜M4 サーボモータ
SM 主軸モータ
30 学習コントローラ

Claims (12)

  1. 同一動作パターンにおける位置偏差に基づく補正データを作成して記憶し、該補正データに基づいて同一動作パターン実行時の位置偏差を補正する学習制御機能を有する数値制御装置において、
    NCプログラムでの指令を実行し、同一動作パターンが発生する発生開始個所から学習制御を実行し、同一動作パターンが終了する個所で学習制御を停止するようにしたことを特徴とする数値制御装置。
  2. NCプログラムでの指令のうち、同一動作パターンが発生する学習制御可能な指令か若しくは学習制御不可能な指令かを予め記憶しておき、該指令に基づいて同一動作パターンが発生する発生開始個所か、及び学習制御の停止個所かを自動的に判別して、NCプログラムの内同一動作パターン個所に対して学習制御を行う請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 学習制御開始位置及び学習制御終了位置を指令するコードを設け、NCプログラム中に、該コードを用いて学習制御開始位置及び学習制御終了位置を指令し、該指令コードに基づいて学習制御開始位置から学習制御終了位置まで学習制御を行うようにした請求項1に記載の数値制御装置。
  4. NCプログラムを実行し、発生する複数種の同一動作パターンに対して識別コードを付して学習制御による補正データを記憶し、該識別コードに基づいて、学習制御の補正データを選択して学習制御を各々実行する請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の数値制御装置。
  5. 学習制御開始時及び学習制御終了時に、位置偏差を補正する補正値を学習制御開始時には段階的に増大させ、学習制御終了時には段階的に減少させるようにした請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の数値制御装置。
  6. 学習制御により求められた補正値に対して、該補正値に乗じる係数を段階的に変えて、該係数を補正値に掛けた値で位置偏差を補正する請求項5に記載の数値制御装置。
  7. 加工条件が変更されたとき、学習制御の補正データを自動的に無効にする請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の数値制御装置。
  8. 精度優先時における学習制御の設定値と加工速度優先時の学習制御の設定値を有し、精度優先か加工速度優先かの選択を可能とした請求項1乃至7の内いずれか1項に記載の数値制御装置。
  9. 1種類の加工物に対して各々加工条件を変えて1つのNCプログラムを実行して得られた学習制御の補正データをそれぞれ記憶しておき、いずれかの補正データを選択して学習制御を実施するようにした請求項1乃至8の内いずれか1項に記載の数値制御装置。
  10. 学習制御の補正データと共にその学習制御を行ったNCプログラムの情報を記憶しておき、NCプログラム選択時に自動的に学習制御の補正データをも選択し設定するようにした請求項1乃至9の内いずれか1項に記載の数値制御装置。
  11. 学習制御の状態を外部に通知する機能を備える請求項1乃至10の内いずれか1項に記載の数値制御装置。
  12. 前記NCプログラムの一部若しくは全てが時間と可動軸の位置又は主軸の回転角と可動軸の位置の関係を記述したプログラムである請求項1乃至10の内いずれか1項に記載の数値制御装置。
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