JP5875740B1 - 数値制御装置 - Google Patents

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Abstract

直交3軸で加工可能な工作機械を制御する数値制御装置であって、移動指令に基づいて移動を行うかどうかの判定に用いるノイズ指令許容幅を記憶するパラメータ記憶部(4)と、加工プログラムのブロックに、指定された等高線平面に含まれない軸方向である指令非対称軸方向の移動指令が含まれている場合、指令非対称軸方向の移動指令による移動量の絶対値とノイズ指令許容幅とを比較し、指令非対称軸方向の移動指令による移動量の絶対値の方が小さいときは指令非対称軸方向の移動指令をノイズ指令と判定し、ノイズ指令による移動量をゼロにする経路修正を行う経路修正処理部(3)と、を備える。

Description

本発明は、工作機械を制御する数値制御装置に関する。
従来、数値制御(Numerical Control、以下NCという)装置は、CAD(Computer Aided Design)およびCAM(Computer Aided Manufacturing)から出力された加工プログラムを読み込んで、加工対象物であるワークを加工する工作機械の動作を制御する。NC装置が工作機械を制御する加工パターンに、等高線平面を加工する等高線加工がある。等高線加工において、CADおよびCAMから等高線加工の微小線分プログラムが出力される場合、等高線平面以外の軸への微小な移動指令が誤って出力されることがある。従来のNC装置では、微小な移動指令が誤って出力されたノイズ指令かどうか判断できないため、誤ったプログラム通りのノイズ指令を工作機械の駆動部へ出力する。
駆動部は、移動指令に従い各軸のモータへトルク指令を出力し、指令された位置までモータによりワークなどを移動させる。ここで、駆動部の機能の1つにロストモーション補正(Lost Motion Compensation、以下LMCという)機能がある。LMC機能とは、軸の象限切り換わり時、機械の進行方向が反転する際に生じる、摩擦、ねじれ、伸縮及びバックラッシ等に起因する応答遅れを補正する機能である。駆動部では、LMC機能を使用することで、象限切り換わり時の突起現象、円切削における象限切り替わり時の筋目を改善することが可能である。
NC装置より移動指令を受け取った駆動部は、移動指令がノイズ指令であっても、ノイズ指令の方向が正方向から負方向、または負方向から正方向に反転したとき、LMCを含んだトルク指令を出力する。そのため、駆動部において、ノイズ指令へのLMC量が過剰な場合、ワークに傷をつけることがある。駆動部でLMCをかけないために、NC装置では、プログラムを先読みし、プログラムが微小反転すると判断するタイミングと駆動部がLMCをかけるタイミングの同期をとる制御、すなわち、駆動部へLMCをかけない指令をする制御が必要になる。
例えば、下記特許文献1では、CAMの演算誤差などで生成されるプログラムの微小線分による悪影響を解消するため、移動経路を補正する技術が開示されている。また、下記特許文献2では、5軸加工機を制御する数値制御において、NCプログラムからブロックを間引く処理の有効無効をMコードまたはGコードで切り替える技術が開示されている。
特開2001−125616号公報 特開2009−217326号公報
しかしながら、上記従来の技術は、直交3軸の加工において等高線平面を対象とするものではない。そのため、等高線加工において、等高線平面に含まれない軸方向の移動を対象にした制御ができない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、指定された加工平面に含まれない軸方向の移動指令の出力を制御可能な数値制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、工作機械を制御する数値制御装置であって、移動指令に基づいて移動を行うかどうかの判定に用いるノイズ指令許容幅を記憶するパラメータ記憶部と、加工プログラムのブロックに、指定された平面に含まれない軸方向である指令非対象軸方向の移動指令が含まれている場合、前記指令非対象軸方向の移動指令による移動量の絶対値と前記ノイズ指令許容幅とを比較し、前記指令非対象軸方向の移動指令による移動量の絶対値の方が小さいときは前記指令非対象軸方向の移動指令をノイズ指令と判定し、前記ノイズ指令による移動量をゼロにする経路修正を行う経路修正処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる数値制御装置は、指定された加工平面に含まれない軸方向の移動指令の出力を制御できる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態にかかるNC装置の全体構成を示すブロック図 等高線加工モードでのNC装置の加工パターンを示す図 プログラム入力解析部の加工プログラムの解析処理を示すフローチャート 経路修正処理部の経路修正処理を示すフローチャート ノイズ指令および経路修正後の経路を示す図 移動指令および経路修正なしの場合の経路を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる数値制御装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態にかかるNC装置の全体構成を示すブロック図である。NC装置は、駆動部6を含む工作機械の動作を制御する数値制御装置である。本実施の形態では、X軸、Y軸、Z軸の直交3軸で動作する工作機械をNC装置の制御対象とする。
本実施の形態のNC装置が行う経路修正処理の概要について、従来との比較により説明する。図2は、等高線加工モードでのNC装置の加工パターンを示す図である。図2(a)は従来のNC装置による加工パターンを示し、図2(b)は本実施の形態のNC装置による加工パターンを示す。図2(a)および図2(b)において、上段はX−Y平面の加工パターンを示し、下段はY−Z平面の加工パターンを示す。従来のNC装置では、図2(a)に示すように、X−Y平面の等高線加工モードにおいてZ軸方向に1μm以下程度の誤った移動指令が含まれていた場合でも、そのまま移動指令を出力してしまう。そのため、図2(a)に示すZ軸方向の移動指令では、反転とみなされてZ軸の負方向に過剰なLMCがかけられた場合、ワークに傷をつけることがある。本実施の形態のNC装置では、図2(b)に示すように、X−Y平面の等高線加工モードにおいてZ軸方向の誤った移動指令を出力しない。これにより、過剰なLMCがかかる事態を回避し、ワークに傷がつくことを防止することができる。
図1に戻って、NC装置では、まず、プログラム入力解析部1が、図示しないCADおよびCAMから入力された加工プログラムを読み込んで、加工プログラムを構成するブロック単位、すなわち1ブロックごとに解析する。プログラム入力解析部1は、解析後、1ブロックごとの送り速度、各軸の終点座標、各モーダル指令用フラグのデータをデータ記憶部2に保存する。
データ記憶部2は、プログラム入力解析部1が、解析後のブロックについて、送り速度、各軸の終点座標、各モーダル指令用フラグのデータを保存する記憶部である。なお、図1では、データ記憶部2を独立した構成にしているが、これに限定するものではない。プログラム入力解析部1内にデータ記憶部2を備えてもよい。また、データ記憶部2では、データテーブルを設けて、データテーブル上で各データを保存してもよい。
経路修正処理部3は、プログラム入力解析部1で加工プログラムの1ブロックの解析後、等高線加工モード中の場合、パラメータ記憶部4に記憶されているノイズ指令許容幅に基づいて、解析後のブロックにノイズ指令が含まれているかどうかを判断する。ノイズ指令が含まれている場合、経路修正処理部3は、ノイズ指令の移動を無視する経路に修正するため、プログラム入力解析部1で求められ、データ記憶部2に保存されている終点座標および送り速度の変更を行う。
パラメータ記憶部4は、等高線加工モードにおいて等高線平面に含まれない軸方向の移動について、ノイズ指令を許容する移動量を示すパラメータであるノイズ指令許容幅を記憶している。ノイズ指令許容幅は、経路修正処理部3が、移動指令に基づいて移動を行うかどうかの判定に用いる閾値である。本実施の形態では、移動量がノイズ指令許容幅より小さい移動指令をノイズ指令とみなし、移動量がノイズ指令許容幅以上の移動指令はノイズ指令とはみなさないこととする。ユーザは、あらかじめNC装置の動作開始前にノイズ指令許容幅を設定する。なお、ノイズ指令許容幅については、図示しないNC装置の表示画面を通してユーザが変更可能な構成にしてもよく、また、加工プログラムの段階で変更してもよい。
補間演算部5は、経路修正処理部3での経路修正の有無に係わらず、プログラム入力解析部1または経路修正処理部3で指定された終点座標および送り速度に基づいて、軸ごとの単位時間あたりの移動量および移動方向を計算し、X軸、Y軸、Z軸の各軸のサーボアンプを備えた工作機械の駆動部6へ移動指令を出力する。駆動部6は、移動指令に基づいて、図示しない各軸のモータを駆動する。これにより、NC装置では、読み込んだ加工プログラムに基づいて、工作機械を制御することができる。
つぎに、NC装置への等高線加工モードの設定方法について説明する。ユーザは、NC装置が読み込む加工プログラムを作成し、加工プログラム中のプログラム指令により、NC装置を等高線加工モードに設定することができる。例えば、以下に示す4指令を各等高線加工モードにおける選択平面通知用指令および等高線加工モードのキャンセル通知用指令とし、加工プログラムのパラメータにあらかじめ登録する。Mが付いている番号は加工を行うための補助機能の指令であるMコードの指令番号を示し、各Mコードの指令番号の横に実行する指令の内容を示す。
M317 等高線加工モード(X−Y平面)
M318 等高線加工モード(Z−X平面)
M319 等高線加工モード(Y−Z平面)
M320 等高線加工モードキャンセル
上記の指令の例では、加工プログラムによりM317,M318,M319のいずれかの等高線加工モードを指令された場合、NC装置は等高線加工モードとなる。等高線加工モードにあるNC装置では、選択平面に含まれない軸方向の移動指令を含むブロックに対して、経路修正処理部3で経路修正を実行するかどうかの条件判定処理である、経路修正要求フラグをオンする。
ここで、選択平面に含まれない軸を指令非対象軸とする。指令非対象軸は、等高線加工モードを選択するM317,M318,M319の各Mコード指令がどの平面を選択するのかを登録することで、NC装置で求めることができる。上記の指令の例では、M317の等高線加工モードはX−Y平面を選択する指令のため、残りのZ軸が選択平面に含まれない指令非対象軸となる。また、M318の等高線加工モードはZ−X平面を選択する指令のため、残りのY軸が選択平面に含まれない指令非対象軸となる。また、M319の等高線加工モードはY−Z平面を選択する指令のため、残りのX軸が選択平面に含まれない指令非対象軸となる。
つづいて、プログラム入力解析部1での加工プログラムの解析処理について説明する。図3は、プログラム入力解析部1の加工プログラムの解析処理を示すフローチャートである。
プログラム入力解析部1は、入力された加工プログラムを1ブロックごとに読み込み(ステップS1)、読み込んだ加工プログラムのブロックについて、終点座標、送り速度、モーダル指令の情報を作成する(ステップS2)。終点座標とは、読み込んだブロックについて移動後の目標位置を座標で示したものである。また、送り速度とは、目標位置である終点座標までの移動速度である。モーダル指令とは、準備機能の指令であるGコードについて複数のGコードで規定されているグループにおいて、グループ内のGコードのうち常に1つをNC装置の動作モードに指定する指令である。NC装置は、モーダル指令が指令されてからキャンセル指令または同一グループの他のGコードが指令されるまで動作モードを保持する。
プログラム入力解析部1は、読み込んだブロックに等高線加工モード指令がある、または、前のブロックから継続して等高線加工モード中であると判定した場合(ステップS3:Yes)、つぎに、等高線加工モードキャンセル指令があるか確認する(ステップS4)。前のブロックから継続して等高線加工モード中であると判定した場合を想定したものである。プログラム入力解析部1は、等高線加工モードキャンセル指令がないと判定した場合(ステップS4:No)、等高線加工モード中フラグをオンし(ステップS5)、経路修正処理要求フラグをオンし(ステップS6)、現在の等高線加工モードが示す選択平面の情報から求めた指令非対象軸を記憶して(ステップS7)、処理を終了する。
プログラム入力解析部1は、読み込んだブロックに等高線加工モード指令がなく、かつ、等高線加工モード中ではないと判定した場合(ステップS3:No)、または、前のブロックから継続して等高線加工モード中であったが、等高線加工モードキャンセル指令があると判定した場合(ステップS4:Yes)、等高線加工モード中フラグをオフし(ステップS8)、経路修正処理要求フラグをオフして(ステップS9)、処理を終了する。
つづいて、経路修正処理部3での経路修正処理について説明する。プログラム入力解析部1では、加工プログラムの1ブロックを解析後、経路修正処理要求フラグがオンの場合、経路修正処理部3へ経路修正処理を指示する。経路修正処理部3は、プログラム入力解析部1で解析されたブロックである解析ブロックに含まれている移動指令がノイズ指令かどうかを判定し、ノイズ指令と判定した場合、等高線平面に含まれない指令非対象軸方向の移動指令を無視し、終点座標を再計算して変更する。なお、経路修正処理要求フラグがオフの場合、経路修正処理部3では、経路修正処理をせず、データ記憶部2に保存されているデータをそのまま補間演算部5へ出力すればよい。
図4は、経路修正処理部3の経路修正処理を示すフローチャートである。経路修正処理部3は、解析ブロックに指令非対象軸方向の移動指令があるかどうかを確認し(ステップS11)、解析ブロックに指令非対象軸方向の移動指令がない場合は処理を終了する(ステップS11:No)。
解析ブロックに指令非対象軸方向の移動指令がある場合(ステップS11:Yes)、経路修正処理部3は、解析ブロックの指令非対象軸方向の移動指令の終点座標を読み取り、指令非対象軸の現在位置からの移動量aを算出する(ステップS12)。なお、移動量aには、正負があるものとする。
経路修正処理部3は、保持している前回までの無視移動量bを読み出す(ステップS13)。無視移動量bは、ノイズ指令を含むとみなされた解析ブロックで無視された移動指令による移動量であり、指令非対象軸方向の実際の移動指令と現在位置との差分を意味する。すなわち、無視移動量bは、複数回に渡ってノイズ指令を含むとみなされている場合は、ノイズ指令である無視された移動指令による移動量を累積加算した値となる。なお、経路修正処理の初回、または前回までの経路修正処理で経路修正が発生していない場合、無視移動量bは“0”となる。
経路修正処理部3は、パラメータ記憶部4に記憶されているノイズ指令許容幅と比較する判定対象移動量cを、移動量aと無視移動量bとを加算した値で更新する(ステップS14)。
経路修正処理部3は、判定対象移動量cの絶対値と、パラメータ記憶部4に記憶されているノイズ指令許容幅とを比較し、判定対象移動量cの絶対値がノイズ指令許容幅より小さい場合(ステップS15:Yes)、解析ブロック中の指令非対象軸方向の移動指令をノイズ指令とみなし、指令非対象軸の終点座標を「解析ブロックの終点座標−判定対象移動量c」の計算結果で更新する(ステップS16)。これにより、経路修正処理部3では、等高線平面に含まれている軸の終点座標を変更せず、指令非対象軸のノイズ指令を無視、すなわち、指令非対象軸においてノイズ指令による移動量を終点座標から除去することができる。
経路修正処理部3は、無視したノイズ指令の移動量を記憶するため、無視移動量bを判定対象移動量cで更新し(ステップS17)、処理を終了する。更新した無視移動量bは、経路修正処理部3が、次ブロック以降の経路修正処理の際にステップS13で読み出す無視移動量bとなる。
一方、判定対象移動量cの絶対値がノイズ指令許容幅以上の場合(ステップS15:No)、経路修正処理部3は、解析ブロック中の指令非対象軸方向の移動指令をノイズ指令とみなさず、終点座標を更新しない(ステップS18)。この場合、経路修正処理部3は、無視移動量bをクリア(ステップS19)、すなわち、無視移動量bを“0”にして処理を終了する。
経路修正処理部3での経路修正処理の完了後、補間演算部5は、プログラム入力解析部1で指定された、または経路修正処理部3で更新された終点座標および送り速度に基づいて、軸ごとの単位時間あたりの移動量および移動方向を計算して駆動部6へ移動指令を出力する。補間演算部5が移動指令を出力している間に、プログラム入力解析部1は、次ブロックの解析を行う。
経路修正処理後の経路について、図5および図6を用いて概要を説明する。
図5は、ノイズ指令、経路修正ありの場合の経路、および無視移動量bを更新した状態を示す図である。横軸をX軸方向の移動量、縦軸をZ軸方向の移動量とし、Z軸についてのノイズ指令許容幅を示している。図5(a)では無視移動量b=0とする。この場合、判定対象移動量c=移動量aとなる。経路修正処理部3は、判定対象移動量cの絶対値がノイズ指令許容幅より小さいため、G17平面選択中かつM317の選択平面通知用指令中にZ軸についての移動指令がノイズ指令であると判定し(図5(a))、ノイズ指令による移動量を無視する経路修正あり、すなわち、経路修正によりZ軸方向の移動量を“0”にする(図5(b))。また、経路修正処理部3は、無視移動量bを判定対象移動量cで更新し、次のブロックの経路修正処理において、更新後の無視移動量bを用いる(図5(b),(c))。
図6は、ノイズ指令ではない移動指令、経路修正なしの場合の経路、および無視移動量bをクリアした状態を示す図である。図6(a)では無視移動量b=0ではないため、判定対象移動量c=移動量a+無視移動量bとなる。経路修正処理部3は、判定対象移動量cの絶対値がノイズ指令許容幅以上のため、G17平面選択中かつM317の選択平面通知用指令中にZ軸方向の移動指令がノイズ指令ではない移動指令と判定し(図6(a))、Z軸方向の移動指令はノイズ指令ではないため経路修正なしで、Z軸方向の移動指令の移動量に基づく経路とする(図6(b))。また、経路修正処理部3は、無視移動量bをクリアして“0”にし、次のブロックの経路修正処理において、更新後の無視移動量b=0を用いる(図6(c))。
以上説明したように、本実施の形態によれば、工作機械を制御する数値制御装置は、加工プログラムにより等高線加工モードを指定され、加工プログラムに指定された等高線平面以外の軸方向の移動指令が誤って含まれていた場合、等高線平面以外の軸方向の移動指令による移動量の絶対値がパラメータで設定されたノイズ指令許容幅より小さいときは等高線平面以外の軸方向の移動指令をノイズ指令とし、等高線平面以外の軸方向のノイズ指令の移動指令を無視して駆動部6へ出力しないこととした。これにより、CADおよびCAMで生成された等高線平面用加工プログラムにノイズ指令が含まれる場合でも、数値制御装置では、指定された加工平面に含まれない軸方向の移動指令の出力を制御でき、駆動部6において不適切なLMCを実行しなくなるため、ワーク加工面に傷をつける事態を回避することができる。また、ノイズブロックを修正する工数を削減することができる。
なお、本実施の形態では、数値制御装置は、等高線平面以外の軸方向の移動指令による移動量の絶対値とノイズ指令許容幅とを比較していたが、これに限定するものではない。例えば、ノイズ指令許容幅を正の方向と負の方向で異なる許容幅とし、数値制御装置は、等高線平面以外の軸方向の移動指令による移動量が、正の方向と負の方向のノイズ指令許容幅で示される許容範囲内の場合はノイズ指令と判定してもよい。
また、本実施の形態では、等高線平面を加工する等高線加工の場合について説明したが、これに限定するものではない。例えば、走査線平面を加工する走査線加工についても適用可能である。
また、本実施の形態では、数値制御装置について、制御対象をX軸、Y軸、Z軸の直交3軸で動作する工作機械としたが、一例であり、X軸、Y軸、Z軸の直交3軸で加工可能であれば、3軸以上で動作する工作機械についても適用可能である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 プログラム入力解析部、2 データ記憶部、3 経路修正処理部、4 パラメータ記憶部、5 補間演算部、6 駆動部。

Claims (3)

  1. 作機械を制御する数値制御装置であって、
    移動指令に基づいて移動を行うかどうかの判定に用いるノイズ指令許容幅を記憶するパラメータ記憶部と、
    加工プログラムのブロックに、指定された平面に含まれない軸方向である指令非対象軸方向の移動指令が含まれている場合、前記指令非対象軸方向の移動指令による移動量の絶対値と前記ノイズ指令許容幅とを比較し、前記指令非対象軸方向の移動指令による移動量の絶対値の方が小さいときは前記指令非対象軸方向の移動指令をノイズ指令と判定し、前記ノイズ指令による移動量をゼロにする経路修正を行う経路修正処理部と、
    を備えることを特徴とする数値制御装置。
  2. 前記経路修正処理部は、
    前記経路修正によって前記ノイズ指令の移動量をゼロにしたときは、前記ノイズ指令による移動量を累積加算した無視移動量を記憶し、
    前記加工プログラムの次ブロック以降の対象ブロックに、指令非対象軸方向の移動指令が含まれている場合、前記対象ブロックの指令非対象軸方向の移動指令による移動量と前記無視移動量とを加算して判定対象移動量とし、前記判定対象移動量の絶対値と前記ノイズ指令許容幅とを比較し、前記判定対象移動量の絶対値の方が小さいときは前記対象ブロックの指令非対象軸方向の移動指令をノイズ指令と判定し、前記ノイズ指令による移動量をゼロにする経路修正を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 前記経路修正処理部は、
    前記判定対象移動量の絶対値と前記ノイズ指令許容幅とを比較し、前記判定対象移動量の絶対値が前記ノイズ指令許容幅以上のときは前記無視移動量をゼロにする、
    ことを特徴とする請求項2に記載の数値制御装置。
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