JP2005120488A - 繊維製品のしわ除去剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アイロンがけを必要とせず、一般家庭で簡単に行える繊維製品のしわ除去技術を提供する。
【解決手段】 (a)水溶性もしくは自己乳化性を有する変性シリコーン及び(b)水溶性糖類もしくはその誘導体を含有するしわ除去剤組成物を用い、回転式加熱乾燥機により繊維製品を加熱処理する。
【選択図】 なし

Description

本発明は繊維製品のしわ除去剤組成物、しわ除去材、しわ除去方法に関する。特に、回転式乾燥機を用いて繊維製品を処理する上で好適な技術に関する。
ワイシャツや制服のシャツやブラウスなどの衣料は、洗濯/すすぎ/脱水/乾燥を通じて洗濯じわが形成され、特に木綿などのセルロース系繊維を主成分とする衣料は特にしわが目立ち、アイロンがけを省いては着用できないほどである。また、近年形態安定加工が施されたワイシャツが広く普及しているが、これらも着用/洗濯を繰り返すうちに効果が低下してくるため、同様にアイロンがけが必要となる。しかし、アイロンがけは最も手間の掛かる家事の一つであることから、アイロンがけをしなくても着用できる程度に簡単にしわが除去できる方法が熱望されている。
家庭用の回転式乾燥機を用いた衣料の処理剤、及び処理方法は既に知られている。特許文献1には、抗真菌剤を担持させた乾燥機用繊維製品処理材が開示されている。また特許文献2〜6には、繊維製品の柔軟仕上げ、帯電防止等を目的として、柔軟剤を含浸させた特定の基材からなる乾燥機用衣料コンディショニング製品が開示されている。特許文献7、8には、特定のシリコーン化合物を含有した組成物を可撓性基材に含浸させた乾燥機用シートの技術が開示されている。特許文献9には、特定の汚れ剥離重合体と柔軟剤を、シート形状の可撓性基材に含浸させた布帛コンディショニング組成物が開示されている。しかしながらこれら技術は、しわ除去に関しては何ら示唆するものではなく、しかもこれら公報の技術を用いても満足できるしわ除去効果を得ることはできない。
衣料からしわを除去する方法については、例えば特許文献10〜12に、ポリカルボン酸を含有する処理剤をセルロース系繊維に含浸させ、これを加熱処理することで防しわ効果と防縮効果を与える方法が開示されている。また特許文献13〜17には、特定のポリオルガノシロキサン系化合物を用いた繊維処理剤が開示されている。しかしながらこれら技術は工業用に開発されたものであり、一般家庭で簡単にしわを除去する方法について何ら開示するものではない。
一般家庭で簡単にしわ除去する方法として特許文献18、19には、スプレー処理するアイロンを必要としないしわ取り用水性組成物が開示されている。特許文献20には、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドなどの非イオン界面活性剤を洗浄成分として用いるしわ形成を抑制する洗浄剤の技術が開示されている。しかしながら、これら技術が対象としている衣料はスーツやスラックスなどのウール製品の着用じわであり、これら対象衣料にはある程度効果が得られるものの、木綿製品の洗濯じわに関しては満足できる効果を有するものではない。
一方、特許文献21、22には、しわ除去を目的にオリゴ糖を配合した布地保護組成物が開示されている。これらは、いずれもオリゴ糖の他、所望により繊維潤滑剤を用いることができ、望ましい繊維潤滑剤として、疎水性で組成物中で乳化されたシリコーンを含むことができると記載されている。疎水性シリコーン、及び該シリコーンを乳化するのに用いられる各種界面活性剤は、その油的な性質から、処理した衣料にしみ状に残ることがあり、特に可撓性基材にこうした布地保護組成物を担持させ、回転式加熱乾燥機による繊維製品の加熱処理に使用した場合、回転式加熱乾燥機槽壁には組成物が付着・乾燥した汚れが目立ち、また繊維製品には、疎水性シリコーン、及び該シリコーンを乳化するのに用いられる界面活性剤に由来するしみ汚れがより多く残る等の欠点があり、一般家庭で問題が生じることなく簡単にしわを除去する方法を開示するものではない。
特開平10−121375号公報 特表平9−502369号公報 特表平10−512929号公報 特開平7−82669号公報 特開平7−18578号公報 特開昭52−31200号公報 特開平6−17376号公報 特開昭63−42978号公報 特開昭62−45780号公報 特開平7−243176号公報 特開平8−27666号公報 特開平8−13334号公報 特開平7−70937号公報 特開平9−228255号公報 特開平9−217282号公報 特開平10−96173号公報 特開平10−195781号公報 特開平10−25660号公報 特開平10−46471号公報 特表2001−526741号公報 特表2002−528652号公報 特表2002−528653号公報
従って本発明の課題は、アイロンがけを必要とせず、一般家庭で問題を生じることなく簡単に行える繊維製品のしわ除去方法、及び該効果を付与できるしわ除去剤組成物、並びにしわ除去材を提供することにある。
本発明は、(a)水溶性もしくは自己乳化性を有する変性シリコーン〔以下、(a)成分という〕及び(b)水溶性糖類もしくはその誘導体〔以下、(a)成分という〕を含有する、回転式加熱乾燥機による繊維製品の加熱処理に使用される、繊維製品のしわ除去剤組成物に関する。
また、本発明は、上記本発明の繊維製品のしわ除去剤組成物を可撓性吸収体に担持させてなる、回転式加熱乾燥機による繊維製品の加熱処理に使用される、繊維製品のしわ除去材に関する。
また、本発明は、上記本発明の繊維製品のしわ除去材の存在下で、繊維製品を回転式加熱乾燥機により加熱処理する、繊維製品のしわ除去方法に関する。
本発明によれば、アイロンがけを必要とせず、一般家庭で簡単に行える繊維製品のしわ除去方法、及び該効果を繊維製品に付与できるしわ除去剤組成物、並びにしわ除去材が得られる。
<(a)成分>
水溶性、もしくは自己乳化性を有する各種変性シリコーンを本発明では用いる。本発明での自己乳化性は、日本工業規格:石油製品−潤滑油−水分離性試験方法(JIS K2520)の方法を用いた評価により定義される。本法は、石油製品の潤滑油を水で乳化したときの水分散性を試験する方法について規定したものであり、具体的には、試料(シリコーン)40ml及び水40mlを試験管に採り、規定の試験温度に保ちながら、かき混ぜ板を用い毎分1500回転で5分間かき混ぜる。その後、生じた乳化液について、水層と油層とに分離する時間や、各層の体積を測定して水分離性を評価するものである。本発明における「自己乳化性を有する」とは、本法を用い、撹拌乳化後、60分を経過しても分離が起こらない場合を示している。即ち、ここで言う自己乳化性とは、組成物中におけるシリコーン自身の安定性を示すものであり、界面活性剤等の乳化剤がない系、もしくは少ない系でも、安定に分散されることを意味する。
このように、水溶性、もしくは自己乳化性を有するシリコーンを用いることにより、該シリコーンを組成物中に安定に配合するために必要とされる界面活性剤等の乳化剤量を低減、もしくはなくすことができ、同時に、これらが衣料にしみ状に残る可能性を排除することが可能となる。更には、水溶性、もしくは自己乳化性を有するシリコーンを用いることにより、可撓性基材に組成物を担持させ、回転式加熱乾燥機による繊維製品の加熱処理に使用した場合に生じる、回転式加熱乾燥機槽壁の汚れも、大幅に改善されることも見出された。
本発明に用いることのできる、前述の水溶性、もしくは自己乳化性を有する変性シリコーンは、繊維の潤滑剤として作用できるものが好ましく、具体的にはポリエーテル基、アミドポリエーテル基、(ポリ)グリセロール基、アミノ基、4級アンモニウム基、カルボキシル基、カルビノール基などの親水性基を有するシリコーンが挙げられる。
これらの中でも、しわ除去効果の点から、下記の水溶性若しくは自己乳化性を有するシリコーン化合物が好ましい。
(a1)(ポリ)グリセロール変性シリコーン
(ポリ)グリセロール変性シリコーンは、シリコーンのケイ素原子に、連結基を介して、下記一般式(1)で表される分岐グリセロール基を1個以上含有する分岐(ポリ)グリセロール鎖が少なくとも1つ結合した分岐(ポリ)グリセロール変性シリコーンである。
Figure 2005120488
〔式中、2つの酸素原子には、同一又は異なって、上記構造式(1)、下記構造式(2)、(3)又は(4)
Figure 2005120488
で表されるグリセロール基又はグリシドール基が結合する。〕
本発明において、分岐(ポリ)グリセロール鎖は、分岐基として1個以上の構造式(1)で表わされる分岐グリセロール基(以下、基(1)という)を含有するものである。分岐(ポリ)グリセロール鎖の構造は、a個の基(1)、b個の構造式(2)で表されるグリシドール基(以下、基(2)という)、c個の構造式(3)で表されるグリセロール基(以下、基(3)という)、及び末端基としてd個の構造式(4)で表されるグリセロール基(以下、基(4)という)が結合してなるものである(但し、aは1以上の整数、b及びcは0以上の整数、dは2以上の整数を示す。)。
本発明において、分岐(ポリ)グリセロール鎖中の、基(1)、(2)、(3)及び(4)の数(a+b+c+d)は3以上であり、後述するNMR解析ないし前駆体シリコーンとの分子量比較により求められ、分岐(ポリ)グリセロール鎖中の基(1)、(2)、(3)及び(4)の数平均結合数は、3〜200であることが好ましく、3〜100であることが更に好ましく、3〜50であることが特に好ましい。
分岐(ポリ)グリセロール鎖中、分岐の割合は、十分な吸着効果を有するために、a/(a+b+c+d)が、1/10〜1/2が好ましく、1/5〜1/2が更に好ましい。
分岐(ポリ)グリセロール鎖中において、基(1)、(2)、(3)及び(4)は、任意に結合していてもよい。
本発明の分岐(ポリ)グリセロール変性シリコーンの数平均分子量は、好ましくは1000〜50万、更に好ましくは1000〜20万、特に好ましくは1000〜10万である。この数平均分子量の測定方法は、後述するように、GPC(ポリスチレン又はポリエチレングリコール換算)による。
本発明の分岐(ポリ)グリセロール変性シリコーンは、ポリシロキサンから誘導されるものであり、ポリシロキサンの形状は鎖状、分岐鎖状、環状の何れであってもよい。また、ポリシロキサンの数平均分子量は、好ましくは300〜50万、より好ましくは300〜10万、更に好ましくは500〜5万である。数平均分子量は、後述する測定法により求めることが出来る。
これらポリシロキサンの具体例としては、例えば、1,3,5,7,9−ペンタメチルシクロペンタシロキサン、1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,1,1,3,5,7,7,7−オクタメチルテトラシロキサン、トリス(トリメチルシロキシ)シラン、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチルトリシロキサン、ペンタメチルジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3−ジフェニル−1,3−ジメチルジシロキサン、1,1,1,3,3,5,5−ヘプタメチルトリシロキサン、1,1,3,3,5,5,7,7−オクタメチルテトラシロキサン等を挙げることができる。
(a2)ポリエーテル変性シリコーン
ポリエーテル変性シリコーンは、シリコーンのケイ素原子に直接又は、連結基を介してアルキレンオキシド基が結合した化合物である。アルキレンオキシド基はシリコーン鎖の主鎖、側鎖或いは末端のいずれの部位に結合していても良く、アルキレンオキシド基の導入率としては、水溶性或いは自己乳化性を有する観点から、曇数から求める方法でHLBが4〜16、より好ましくは6〜16、更に好ましくは8〜14である。なお、曇数からHLBを求める方法は、特開2003−48813号公報、6頁(段落番号0033〜0035)に記載されている方法に準ずる。アルキレンオキシド基としては、エチレンオキシド基、プロピレンオキシド基が好ましく、これらが単独で結合しても、混合して結合しても良い。混合して結合している場合、ブロックでもランダムでも良い。アルキレンオキシド基がケイ素原子に直接結合しても、連結基を介して結合しても良いが、シリコーンの側鎖にアルキレンオキシド基が結合している場合、少なくともひとつが連結基を介して結合するのが好ましい。連結基としては、エステル基、アミド基、エーテル基を含有する炭化水素基が好ましく、アミド基を含有する炭化水素基が更に好ましい。ポリエーテル変性シリコーンの分子量は、好ましくは1000〜100000、より好ましくは2000〜50000、更に好ましくは2000〜20000である。
具体的には、下記の構造を有するポリエーテル変性シリコーンが好ましい。
Figure 2005120488
〔式中、R、R'は炭素数1〜6のアルキレン基、R''は炭素数6〜16のアルキル基であり、2<l<10、5<m<15、0<n<1、x/z=1/1〜50/1(モル比)、y/z=1/2〜10/1(モル比)である〕
Figure 2005120488
〔式中、m、n、a及びbは平均重合度であり、R51は炭素数1〜10のアルキレン基を示し、R52は炭素数1〜22のアルキル基を示すが、これらの値は、少なくとも自己乳化性が達成できるよう選ばれる〕
Figure 2005120488
〔式中、x、n、a及びbは平均重合度であり、R61、R62はそれぞれ炭素数1〜10のアルキレン基を示し、これらの値は、少なくとも自己乳化性が達成できるよう選ばれる〕
(a3)アシルアルキレンイミン変性シリコーン
アシルアルキレンイミン変性シリコーンは、ポリシロキサン鎖の末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して、下記一般式(8)で表される繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレンイミン)が結合している化合物である。
Figure 2005120488
〔式中、R1は水素原子、炭素数1〜22のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基又はアリール基を示し、nは2又は3の数を示す〕
1で示されるアルキル基としては、炭素数1〜10のものが好ましく、シクロアルキレン基としては、炭素数3〜6のものが好ましく、アラルキル基としては、フェニルアルキル基、ナフチルアルキル基等が好ましく、アリール基としてはフェニル基、ナフチル基、アルキル基置換フェニル基等が好ましい。又、ヘテロ原子を含むアルキレン基としては、窒素原子、酸素原子又はイオウ原子を1〜3個含む炭素数2〜20のアルキレン基を挙げることが出来る。具体的に好ましいヘテロ原子を含むアルキレン基としては、下記式で表されるものを挙げることが出来る。
Figure 2005120488
アシルアルキレンイミン変性シリコーンの重量平均分子量は、好ましく20,000〜500,000、より好ましくは50,000〜500,000、更に好ましくは100,000〜300,000である。又、ポリシロキサン鎖部分と一般式(8)の質量比は、好ましくは98/2〜30/70、より好ましくは94/6〜40/60である。
ここで、ポリシロキサン鎖部分の含有率は、プラズマ発光分析によるケイ素原子定量分析により求めた値であり、重量平均分子量はクロロホルムを展開溶媒としたゲル浸透型液体クロマトグラフィーから求めたポリスチレン重量換算分子量である。
<(b)成分>
本発明の(b)成分は、水溶性糖類もしくはその誘導体であり、(a)成分と併用することで衣類のシワを効果的に低減出来る剤である。
(b)成分として、具体的にはグルコース、フルクトース、ガラクトース、アラビノース、リボース、マルトース、イソマルトース、セロビオース、ラクトース、スクロース、トレハロース、タロース、マルトトリオース、イソマルトトリオース、及び天然多糖の部分加水分解から得られるオリゴ糖、並びにこれらの糖に置換基を導入した化合物(糖誘導体)である。単糖又はオリゴ糖としては、糖骨格の繰り返し単位の数(重合度)が1〜40のものが望ましく、1〜20が更に望ましく、1〜5(すなわち、単糖及び重合度1超5以下のオリゴ糖)が特に望ましい。導入可能な置換基としては、アルキル基、アルケニル基、アルコキシル基、ヒドロキシアルキル基、アミン基、4級アンモニウム基、カルボキシル基等が挙げられ、これらの中でも、特にアルキル基、アルケニル基、アルコキシル基が望ましい。置換基としては、好ましくは炭素数1〜18のアルキル基もしくはアルケニル基もしくはアルコキシ基であり、より好ましくは炭素数1〜12のアルキル基もしくはアルケニル基もしくはアルコキシ基であり、特に好ましくは炭素数1〜6のアルキル基であり、最も好ましくは炭素数1〜3のアルキル基である。(b)成分としては、(b1)重合度1〜5である単糖もしくはオリゴ糖、及び(b2)重合度1〜5である単糖もしくはオリゴ糖の少なくとも一つの水酸基の水素原子がアルキル基で置換された化合物、から選ばれる一種以上が好ましい。
また、衣類の黄変を抑制する観点から、上述した糖化合物の中でも還元性を示さない糖化合物を用いるのが好ましく、具体的にはメチルグルコシド、エチルグルコシドが挙げられる。
本発明のしわ除去剤組成物は、(a)成分及び(b)成分を含有する、回転式加熱乾燥機による繊維製品の加熱処理に使用される、繊維製品のしわ除去剤組成物であり、使用方法によって各種形態を採用することができる。具体的には(i)繊維製品の洗濯工程におけるすすぎの段階で該しわ除去剤をすすぎ水に添加し、繊維製品を処理後脱水した処理繊維製品を回転式加熱乾燥機にいれて熱処理を行う方法、(ii)トリガー容器などの噴霧器を用いて繊維製品にスプレーした後、回転式加熱乾燥機にいれて熱処理を行う方法、(iii)可撓性吸収体に該組成物を含浸させたしわ除去剤を処理を施す繊維製品と共に回転式加熱乾燥機にいれて熱処理を行う方法、を挙げることができ、特に(iii)の方法が優れたしわ除去効果を繊維製品と付与することができるため好ましい。本発明の組成物や方法は、繊維製品のうち、特に衣料に好適に適用される。以下、詳細に説明する。
本発明のしわ除去剤組成物中の(a)成分と(b)成分の合計は、方法(i)の場合には、好ましくは1.0〜70質量%、より好ましくは3.0〜50質量%、特に好ましくは5.0〜40質量%、方法(ii)の場合には、好ましくは0.01〜20質量%、より好ましくは0.05〜15質量%、特に好ましくは1.0〜10質量%であり、方法(iii)の場合は、好ましくは0.05〜30質量%、より好ましくは1〜20質量%、特に好ましくは3〜15質量%である。また、(a)成分と(b)成分の割合は、質量比で好ましくは(a)/(b)=0.05〜1.0、より好ましくは0.1〜0.7、特に好ましくは0.2〜0.5である。
組成物のpH(20℃)は貯蔵安定性の点から、好ましくは4〜10、より好ましくは5〜9が好適であり、このようなpHに調整する方法としては通常の硫酸、塩酸、リン酸、クエン酸、コハク酸などの酸と水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ剤を用いることができる。
(a)成分は、水溶性、もしくは自己乳化性を有する変性シリコーンではあるが、溶液に安定配合する目的から若干の界面活性剤を用いることができる。界面活性剤を多量に配合すると、衣料へのしみ残り等の問題があるため注意が必要であり、その含有量は(a)成分に対して質量比で、1/3以下に抑えることが好適である。用いることができる界面活性剤としては、炭素数10〜15のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、炭素数10〜16のアルキル硫酸エステル塩、炭素数10〜16のアルキル基を有し、平均付加モル数1〜6のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩から選ばれる陰イオン界面活性剤、炭素数10〜16のアルキル基を有し、平均付加モル数4〜20のポリオキシエチレンアルキルエーテルから選ばれる非イオン界面活性剤、分子中に1又は2個の炭素数12〜20のアルキル基又はアルケニル基と残りが炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であるテトラアルキル型4級アンモニウム界面活性剤を挙げることができる。
本発明で(i)の方法を採用する場合には、本発明の組成物を衣料1kg当り好ましくは10〜200ml、より好ましくは10〜100ml、特に好ましくは10〜70mlになるようにすすぎ水に添加することがしわ除去効果の点から好適であり、特に(a)成分を衣料1kg当り好ましくは0.1〜40g、より好ましくは0.5〜20g、特に好ましくは0.7〜10g、(b)成分を衣料1kg当り好ましくは0.2〜70g、より好ましくは0.5〜40g、特に好ましくは1.0〜20gになるようにすすぎ水に添加することが好ましい。
(ii)の方法において用いることのできる噴霧器としては、トリガー式噴霧器が好ましく、1回のストロークで0.1g〜2.0g、好ましくは0.2〜1.5g、さらに好ましくは0.3g〜1.0g噴出するものが良好である。本発明で使用するトリガー式スプレー容器として特に好ましいものは、実開平4−37554号公報に開示されているような蓄圧式トリガーが、噴霧の均一性の点で特に良好である。
噴霧特性としては、特に地面に垂直に置いた対象物に15cm離れた場所からスプレーしたときの液のかかる面積が100〜800cm2、好ましくは150〜600cm2になるトリガー式噴霧器が好ましい。
本発明で(ii)の方法を採用する場合には、本発明の組成物を衣料1kg当り好ましくは50〜900ml、より好ましくは60〜700ml、特に好ましくは70〜600mlになるように衣料にスプレーすることがしわ除去効果の点から好適であり、特に(a)成分を衣料1kg当り好ましくは0.1〜15g、より好ましくは0.5〜10g、特に好ましくは0.7〜5g、(b)成分を衣料1kg当り好ましくは0.2〜15g、より好ましくは0.5〜10g、特に好ましくは1.0〜7gになるように衣料にスプレーすることが好ましい。
(i)の方法を採用する場合には、すすぎの段階でしわ除去剤組成物を添加した後、脱水し、回転式加熱乾燥機にいれて熱処理を行うことでしわを除去することができ、(ii)の方法ではすすぎ/脱水終了後、濡れた繊維製品にスプレーした後、回転式加熱乾燥機にいれて熱処理を行う方法、及び乾燥後の繊維製品のしわが形成している部分にスプレーして再度回転式加熱乾燥機にいれて熱処理を行う方法が好適である。いずれの場合も熱処理の温度は、好ましくは40〜120℃、より好ましくは50〜100℃が良好であり、熱処理時間は好ましくは5〜120分、より好ましくは10〜90分が好ましい。
(iii)の方法に本発明のしわ除去剤組成物を用いる場合には、(a)成分及び(b)成分を含有する組成物を可撓性吸収体に担持させたしわ除去材の存在下、繊維製品を回転式加熱乾燥機に入れて加熱処理する方法が好ましい。(iii)の方法に供される本発明のしわ除去剤組成物は(a)成分と(b)成分の合計を、好ましくは0.05〜30質量%、より好ましくは1〜20質量%、特に好ましくは3〜15質量%、(a)成分と(b)成分の割合は、質量比で好ましくは(a)/(b)=0.05〜1.0、より好ましくは0.1〜0.7、特に好ましくは0.2〜0.5である。
また、(iii)の方法に供されるしわ除去剤組成物には水を含有することが効果的にしわを除去する上で好ましく、水の含有量は、好ましくは40〜95質量%、より好ましくは50〜92質量%、特に好ましくは60〜90質量%である。また、水/〔(a)成分+(b)成分〕(質量比)は好ましくは1〜20、より好ましくは3〜15、特に好ましくは5〜15である。さらに水を含有する場合には組成物のpHは貯蔵安定性の点から、好ましくは4〜10、より好ましくは5〜9が好適であり、このようなpHに調製する方法としては通常の硫酸、塩酸、リン酸、クエン酸、コハク酸などの酸と水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ剤を用いることができる。
可撓性吸収体としては紙、織物、不織布、スポンジを挙げることができ、特に空隙率が30〜90%のものが好ましい。ここで、空隙率は下式で求めることができる。
空隙率(%)=[1−W/(T×ε)]×100
〔式中、Wは可撓性吸収体の質量(g)であり、Tは可撓性吸収体の見かけ体積(cm3)であり、εは可撓性吸収体を構成する材料の比重を示す。〕
本発明では特に、しわ除去効果の点から不織布が最も好適である。不織布としては、湿式不織布、ケミカルボンド、サーマルボンド、エアレイ等の乾式不織布の他にスパンレース、スパンボンド、メルトブローン、ニードルパンチ及び/又はステッチボンドを挙げることができるが、特に湿式不織布、ケミカルボンド、サーマルボンド、メルトブローン、又は、スパンレースから選ばれる1種以上がしわ除去効果の点から好ましい。また、不織布は坪量10〜300g/m2、より好ましくは10〜200g/m2、特に好ましくは15〜180g/m2のものが好ましい。
不織布の材質としてはポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニルから選ばれる疎水性繊維、ナイロン、レーヨン、アクリル、ビニロン、ポリウレタン、セルロース、から選ばれる親水性繊維を用いることができる。本発明では疎水性繊維及び親水性繊維を併用することもできる。
本発明の可撓性吸収体はブロック状でもよくシート状でも良いが、しわ除去効果の点からシート状のものが良好である。シートの厚さとしては好ましくは平均50μm〜3000μm、特に好ましくは100μm〜2000μmであり、回転式加熱乾燥機大きさにもよるが縦10〜30cm、横10〜50cm程度の大きさのものが適当である。
可撓性吸収体がシート状のものを用いる場合において、しわ除去剤組成物の担持量は、好ましくは30〜800g/m2、より好ましくは50〜600g/m2、特に好ましくは100〜500g/m2が好適である。担持方法としてはリバースロールコーター法、グラビアロールコーター法、オポジットナイフコーター法、インバースナイフコーター法、キスロールコーター法、スプレーコート法、エアナイフコーター法、ディップロールコーター法、ダイレクトロールコーター法、ハケ塗り法等の湿式コーティング法を用いて担持させることができ、特にディップロールコーター法が製造の容易性の点から好ましい。
(iii)の方法では、繊維製品を上記本発明の繊維製品のしわ除去材の存在下で、繊維製品を回転式加熱乾燥機により加熱処理する。繊維製品に対するしわ除去剤組成物は、衣料1kg当り、好ましくは10〜200g、より好ましくは20〜100g、特に好ましくは30〜90gになるようにすることがしわ除去効果の点から好適であり、(a)成分を衣料1kg当り好ましくは0.1〜15g、より好ましくは0.5〜10g、(b)成分を衣料1kg当り好ましくは0.2〜15g、より好ましくは0.5〜10gになるようにすることが好ましい。また、繊維製品の量は回転式加熱乾燥機の乾燥室の体積に対して少ないほど良く、30g/m3以下になるように投入することが好ましい。回転式加熱乾燥機処理の温度は、好ましくは40〜120℃、より好ましくは50〜100℃であり、処理時間は、好ましくは5〜120分、より好ましくは10〜90分である。
<合成例1>(a−1)(分岐ポリグリセロール変性シリコーン)の合成
GE東芝シリコーン(株)製カルビノール変性シリコーン XF42−B0970(両末端変性、水酸基当量=60mg-KOH/g(平均分子量=1870相当))187gをフラスコに取り、カリウムメトキシド(30%メタノール溶液)42.1gを加え、攪拌しながら減圧下に60℃まで加温して、メタノールを全て留去し、黄色油状物としてカリウム化カルビノール変性シリコーンを得た。95℃まで昇温し、激しく攪拌しながらアルゴン気流下にグリシドール74.1g(5当量)を定量液送ポンプを用いて5時間にわたり添加した。20分間さらに加熱攪拌後、室温まで放冷し、エタノール600mLを加え淡黄色溶液とした。これにクエン酸34.6gを添加/攪拌し、析出した塩を濾別した。濾液を濃縮し(少量のポリグリセロール誘導体が析出すれば除去する)、淡黄色油状物として分岐ポリグリセロール変性シリコーン(a−1)を得た。
<合成例2>(a−2)(アシルアルキレンイミン変性シリコーン)の合成
硫酸ジエチル29.7g(0.193モル)と2−エチル−2−オキサゾリン153g(1.54モル)を脱水した酢酸エチル370gに溶解し、窒素雰囲気下3時間過熱還流し、末端反応性ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)を合成した。ここに、側鎖1級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(分子量90,000、アミン当量1,870)300g(アミノ基にして0.160モル)の50%酢酸エチル溶液を一括して加え、12時間加熱還流した。反応混合物を減圧濃縮し、N−プロピオニルエチレンイミン−ジメチルシロキサン共重合体(a−2)を淡黄色ゴム状固体(468g、収率97%)として得た。シリコーンセグメントの含有率は61%、重量平均分子量は102,000であった。また、溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の結果、アミノ基が残存していないことを確認した。
<実施例1>
〔1〕しわ除去剤組成物
表1に示す組成のしわ除去剤組成物を調製した。なお、(a)及び(b)成分としては下記のものを用いた。
(a−1):上記合成例1で製造した分岐ポリグリセロール変性シリコーン
(a−2):上記合成例2で製造したアシルアルキレンイミン変性シリコーン
(a−3):アミドポリエーテル変性シリコーンBY16−906(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社)
(a−4):ジメチルシリコーンオイルSH200−5000(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社)
なお、上記(a−1)〜(a−4)の自己乳化性を、日本工業規格:石油製品−潤滑油−水分散性試験方法(JIS K2520)に基づいて評価した。具体的には、試料(シリコーン)40ml及び水40mlを試験管に採り、温度を54℃±1℃に保ちながら、かき混ぜ版を用い、毎分1500回転で5分間かき混ぜる。その後、生じた乳化液について、放置60分後の状態を観察した。結果を表1に示す。
Figure 2005120488
(b−1):D−(+)−グルコース、シグマアルドリッチジャパン株式会社製、試薬
(b−2):メチル−α−D−グルコシド、東京化成工業株式会社製、試薬
(b−3):スクロース(Sucrose)、和光純薬工業株式会社製、試薬
〔2〕しわ除去材
表2のしわ除去剤組成物を約60℃で溶融混合した後、空隙率70%、坪量75g/m2、厚さ約700μmの親水性不織布(レーヨン)に含浸させた。その際、含浸量は400g/m2になるよう調節した。こうして得られたシートを縦30cm×横30cmに裁断して試験に供した。
〔3〕しわ除去方法
市販のYシャツ(商品名:形態安定シャツ ECOSYS 28℃ ポリエステル/綿=50/50)を予め全自動洗濯機(松下電器産業株式会社製 NA−F50K1 やさしい愛妻号 標準コース)を用いて60回繰り返し洗濯したものをしわ評価用Yシャツとした。
家庭用回転式衣類乾燥機(松下電器産業株式会社製 NH−D502型)を用いて、吊り干し乾燥後のしわ評価用Yシャツを3枚と、試験用のしわ除去材1枚を投入してから20分間乾燥機を運転した。この条件では、しわ除去材中のしわ除去剤組成物の質量はしわ評価用Yシャツの質量に対して約6%となる。
乾燥機で処理したYシャツを乾燥機から取り出し室温で1時間放置した後、しわの取れ具合を判定した。判定には5名のパネラーによって、以下に示す基準で採点してもらい、その平均値を求めてしわレベルの評価点とした。結果を表2に示す。なお、本発明のしわ除去材を用いなかった場合のしわレベル評価点は2.5である。
「しわ判定基準」
5:全くしわがない
4:ほとんどしわがない
3:わずかにしわが残っている
2:かなりしわが残っている
1:著しくしわが残っている
同様に、衣類へのしみ残りについても5名のパネラーによって、以下に示す基準で採点してもらい、その平均値を求めて評価点とした。結果を表2に示す。
「衣類へのしみ残り判定基準」
5:全くしみがない
4:ほとんどしみがない
3:わずかにしみがある
2:かなりしみがある
1:著しくしみがある
Figure 2005120488
(注)
・非イオン界面活性剤:エマルゲン120(花王株式会社製、ラウリルアルコールにエチレンオキシドを平均11.7モル付加した化合物)
<実施例2>
前記(a−2)を10質量%、前記(b−1)を12質量%、プロピレングリコールを3質量%、グリセリンを12質量%、残部の水(0.1規定硫酸水溶液及び0.1規定水酸化ナトリウム水溶液により20℃のpHを7.0に調節)、を含有するしわ除去剤組成物を調製する。市販のYシャツ(商品名:形態安定シャツ ECOSYS 28℃ ポリエステル/綿=50/50)を予め全自動洗濯機(松下電器産業株式会社製 NA−F50K1 やさしい愛妻号 標準コース)を用いて60回繰り返し洗濯したものをしわ評価用Yシャツとした。このYシャツ4枚と、上記しわ除去剤組成物40gとを洗濯機内に投じ、40Lの水道水中で5分間撹拌した。その後Yシャツを脱水し、家庭用回転式衣類乾燥機(松下電器産業株式会社製 NH−D502型)を用いて60分間乾燥機を運転した。乾燥後のYシャツのしわのとれ具合は、すべてのYシャツでほとんどしわがない状態である。
<実施例3>
前記(a−3)を3質量%、前記(b−1)を3質量%、プロピレングリコールを3.0質量%、グリセリンを5質量%、残部を水(0.1規定硫酸水溶液及び0.1規定水酸化ナトリウム水溶液により20℃のpHを7.0に調節)、を含有するしわ除去剤組成物を調製する。市販のYシャツ(商品名:形態安定シャツ ECOSYS 28℃ ポリエステル/綿=50/50)を予め全自動洗濯機(松下電器産業株式会社製 NA−F50K1 やさしい愛妻号 標準コース)を用いて60回繰り返し洗濯したものをしわ評価用Yシャツとした。最後の洗濯においてこれらYシャツを室内で吊り干し乾燥を行った。これらのYシャツ1枚(約200g)に対し、上記しわ除去剤組成物を、トリガー容器を用いて均一となるように50g(Yシャツ質量に対して25質量%)スプレーした。その後、家庭用回転式衣類乾燥機(松下電器産業株式会社製 NH−D502型)を用いてYシャツ4枚を60分間乾燥した。乾燥後のYシャツのしわのとれ具合は、すべてのYシャツでほとんどしわがない状態である。

Claims (4)

  1. (a)水溶性もしくは自己乳化性を有する変性シリコーン及び(b)水溶性糖類もしくはその誘導体を含有する、回転式加熱乾燥機による繊維製品の加熱処理に使用される、繊維製品のしわ除去剤組成物。
  2. (b)が、(b1)重合度1〜5である単糖もしくはオリゴ糖、及び(b2)重合度1〜5である単糖もしくはオリゴ糖の少なくとも一つの水酸基の水素原子がアルキル基で置換された化合物から選ばれる一種以上である、請求項1記載の繊維製品のしわ除去剤組成物。
  3. 請求項1又は2記載の繊維製品のしわ除去剤組成物を可撓性吸収体に担持させてなる、回転式加熱乾燥機による繊維製品の加熱処理に使用される、繊維製品のしわ除去材。
  4. 請求項3記載の繊維製品のしわ除去材の存在下で、繊維製品を回転式加熱乾燥機により加熱処理する、繊維製品のしわ除去方法。
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