JP2005119864A - エレベーターのドア制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドア制御装置5はパルスエンコーダ4の出力から、扉の位置点に対応する速度指令値をROM8から読み出すとともに、実速度値と比較してゲート信号発生回路14及びパワー回路2を介してドアモータ1を制御する。
ROM8には、扉質量と減速度の組合せに対応する減速動作時における扉の移動量、並びに扉の動特性及び安全性を考慮して設定した最大移動量を記憶している。戸開移動中、安全装置12から、利用者等の接触を検出する信号を入力すると、上記移動量データから、この扉の減速時の移動量が所定距離内に収まる減速度を選択して、ドアモータ1を制御する。
【選択図】 図1
Description
しかし、上記のように設定された減速度を軽い扉に適応した場合、扉反転時には扉が急激に減速することになるため、騒音及び衝撃が大きくなり、利用者に不快感を与えるという問題点がある。
図1〜図6、図9及び図10は、この発明の第1発明の一実施の形態を示す図で、図1は全体構成図、図2は扉質量と減速度に対応する移動量データ図、図3は速度指令値の波形図、図4〜図6は参考説明用の動作波形図で、図4は通常戸開動作波形図、図5及び図6は減速動作波形図、図9及び図10は動作フローチャートであり、図中同一符号は同一部分を示す。
エレベーター制御装置13から戸開/戸閉指令信号が発生すると、ドア制御装置5内の入出力ポート10に読み込まれ、この指令に対応してROM8からドアモータ1に対する速度指令値W11(図4)がCPU7に読み込まれる。
なお、RAM9には扉の位置点、ドアモータ1の実速度値等が記憶される。また、エレベーターが階床に到着した際やドア制御装置5から要求があった場合などに、エレベーター制御装置13から現在の階床値が、入出力ポート10を介してCPU7へ送られる。
一般に、反転指令受信時には、素早い扉反転動作が要求される。その際に適用される減速度は、大きいほど速い動作となるが、反面騒音や衝撃が大きくなり、利用者に不快感を与える。逆に、減速度が小さいと、遅い扉反転動作となり、騒音及び衝撃は軽減されるが、利用者が扉に挟まれる可能性が高くなる。
また、反転指令時の減速動作において、図6に示すように、実速度値W21が実速度値W22のように移行し、速度指令値W11よりも遅くなる場合が考えられる。
図3において、W11は通常戸開時の速度指令値、V1は減速開始時点の速度指令値、V0は速度指令値の最高速度値、W31は扉質量が適用最大質量時に選択する減速度による速度指令値、W32は扉質量が適用最大質量と適用最軽量の中間値であったときに選択する減速度による速度指令値、W33は扉質量が適用最軽量時に選択する減速度による速度指令値を示す。
条件1:[{移動量×(減速開始時点の速度指令値V1/速度指令値の最高速度値V0 )2}<最大移動量]
条件2:[{移動量×(減速開始時点の速度指令値V1/速度指令値の最高速度値V0 )2}が最も最大移動量に近い]
上記条件1,2により選択した減速度を用いて、速度指令値が零となるまで演算する。
図7はこの発明の第2発明の一実施の形態を示す減速動作波形図である。なお、図1及び図2は実施の形態2にも共用する。
図7において、戸開動作中、利用者又は物体が扉に当たり、実速度値W24が実速度値W22のように移行し、速度指令値W11よりも小さくなったとする。そして、時刻t1において、安全装置12が利用者又は物体が扉に当たったことを検知し、反転指令を受信した場合、速度指令値W11をその時点の速度指令値V13から、実速度値V12に設定する。その後、実施の形態1に示したように速度指令値W32となり、これに従って実速度値V12も減速する。
このようにして、反転動作時に実速度値V12が速度指令値W11よりも小さい場合に、減速時の速度指令値W32を変更し、トルク指令値Q0を下げることにより、反転指令受信後に、利用者や物体に対して、扉が更に力を加えることによる影響を軽減することが可能となる。
この発明の第3発明の一実施の形態を示し、図1〜図3を共用する。
実施の形態3では、まず、あらかじめROM8に移動量データ21を記憶させておき、その内容を処理開始時にROM8からRAM9へ移し、以後RAM9上のデータを使用する。また、同様に速度指令値W11の最高速度値V0を保存する。
このようにして、ROM8に記録されている減速動作時の扉の移動量データと、実際に測定した減速動作時の扉の移動量データが異なる場合にデータを補正するようにしたため、機械系の経年変化などによる誤差などに対応することが可能となる。
図8はこの発明の第4発明の一実施の形態を示す階床ごとの扉質量データ図である。なお、図1及び図2は実施の形態4にも共用する。
この実施の形態では、各階床ごとに扉質量が異なることにより、減速動作時の扉の移動量も異なる事を考慮して、あらかじめROM8に、図8に示す各階床ごとの扉質量データを記録している。
例えば、階床値が階床2であった場合、扉質量データ22から、扉質量2が読み出され、移動量データ21の中から、その扉質量に応じた減速度を選択する際に、扉質量2のデータ(移動量12,22,32…)の中から選択される。
まず、初期設定時に、ステップS1で扉質量と減速度の組合せに応じた移動量データ21をROM8からRAM9に保存する。ステップS2で速度指令値の最高速度値V0をRAM9に保存する。次に、ステップS3で戸開閉中かを判断し、停止中であれば処理は進まない。戸開閉中であれば、ステップS4で現在の階床値を入力する。そして、ステップS5で反転指令を受信したかを判断する。受信していなければステップS3へ戻り、受信していればステップS6へ進んで、減速処理を実施する。
ステップS10で速度指令値が零になったと判定すると、ステップS14へ進み、位置点P2が既に保存済みであるかを判定する。
(減速完了位置点P2−減速開始位置点P1)×(速度指令値の最高速度V0/検出時点の速度指令値V1)^2
Claims (4)
- 出入口に配置された扉をドアモータで駆動して上記出入口を開閉し、このドアモータの実速度値を速度指令値に追従させるように制御し、上記扉の開閉中反転指令が受信されると上記ドアモータが減速して上記扉を反転動作させるエレベーターにおいて、上記扉の質量に対応して上記扉の減速度と上記扉の移動量との関係が記録された移動量データメモリを設け、上記反転指令の受信時、上記移動量データメモリからこの扉の質量に基づいて、この扉の減速時の移動量が所定距離内に収まる減速度を選択する減速度選択手段を備えたことを特徴とするエレベーターのドア制御装置。
- 反転指令受信時、速度指令値よりもドアモータの実速度値が小さい場合に、上記速度指令値を上記実速度値に変更し、この変更された速度指令値から上記ドアモータの減速を開始する速度指令値変更手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターのドア制御装置。
- 反転指令受信時、減速動作時の扉の移動量を算出する移動量算出手段と、上記算出した扉の移動量と移動量データメモリに記録されている過去の移動量データとを比較し、記録されている移動量データよりも上記算出した移動量の方が大きい場合には、上記記録されている移動量を上記算出した移動量に書き換える移動量書換え手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のエレベーターのドア制御装置。
- 階床ごとの扉質量が記録された扉質量データメモリを設け、減速度選択手段を、反転指令受信時、上記扉質量データメモリから上記階床ごとの扉質量を読み出し、それに応じた減速度を移動量データメモリから選択するものとしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターのドア制御装置。
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