JP2005119633A - 車両のハイルーフ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の室内高さおよび室内容積率を満足できる水準まで増加させることができ、従来不可能であった特定国家の法規対応が可能な車両のハイルーフ構造を提供する。
【解決手段】本発明は、車両のハイルーフ構造において、FRPを素材として容器形状に成形し、これに補強構造を設けたハイルーフを車体の天井部の切開部位に被せた状態で固定してなり、前記ハイルーフのフロント部及びリヤ部、サイド部の全周にかけてルーフの内方に折曲形成させたフランジ部が車体の各ルーフレール部に接着手段と締結手段により結合され固定されることを特徴とする。
【代表図】図7

Description

本発明は、耐久性及び成形性に優れた強化繊維プラスチック(FRP)を素材として成形し、これに補強構造を設けたハイルーフを、溶接方法ではなく別途の接着手段と締結手段を用いて車体と一体化させて構成した車両のハイルーフ構造に関するものである。
近来、自動車は、使用用途や駆動方式、車体の形により非常に多様に区分されており、最近は、一般乗用車や大型バス、単純貨物車ばかりではなく、ミニバス車両やバン(van)型車両、レジャー用車両などの様々な種類の自動車の使用が増えている趨勢にある。
従って、各国の自動車メーカーは、使用者の多様な要求に対応するために多様な車種の車両を生産、販売しており、特に、内需向け車両ではなく輸出向け車両の場合は、輸出対象国家の関連法規や税制優遇などに符合させて車両の構造を変更、販売しているのが現実である。
例えば、1トン級ミニバス車両の場合、ヨーロッパ及び中南米などでハイルーフ(high roof)車両の選好度がだんだん高まっている趨勢であって、特定の国家では、バン型車両の場合、貨物室内部の室内容積率が一定水準以上であると税制優遇を付与しており、一部国家では初めから容積率を法規化している実情である。
従って、このような条件下で十分な室内容積率の確保のために考えられる一つの方法が、車両の天井部をハイルーフ構造に変更することであって、このような車両では、車両の天井部として、湾曲面または平面の板状ルーフパネルではなく、一定容量の内部空間を有する容器状のハイルーフが適用される。
即ち、一定容量の内部空間を有する容器状のハイルーフを車体の天井部に被せる形態で設置することにより、車体の室内高が高くなると共に十分な室内容積率が確保できるようになる。
従来、このようなハイルーフは、適正強度水準を満足させるためにスチール材の平板をプレス(press)成形して製作し、車体との一体化のために車体パネルにスポット(spot)溶接して固定するか、ヒンジポインターを利用し回転可能に固定した(日本特開2000−33820号、日本特開平9−254815号、日本特開平11−20736号、日本特開昭63−240477号)。
しかし、従来のようにスチール材プレス部品のハイルーフを適用する場合、パネル成形性の限界により満足できる深さの容器形状を成形することができず、車両の室内容積率を満足できる水準まで増加させるに限界があり、また特定国家の法規対応が不可能であるという問題があった。
従って、現在、車両の天井部として十分な耐久性を有しながらも室内高を所望の規格まで十分増大させることのできる新しい車両のハイルーフ構造が切実に要求されている実情である。
特開2000−33820号公報 特開平9−254815号公報 特開平11−20736号公報 特開昭63−240477号公報
本発明は、前記のような問題点を解決するためになされたもので、耐久性及び成形性に優れた強化繊維プラスチック(FRP)を素材として使用し、これに補強構造を設けハイルーフを、溶接法ではなく別途の接着手段と締結手段を用いて車体と一体化させることにより、所望の車両の室内高さおよび室内容積率を満足できる水準まで増加させることができ、従来不可能であった特定国家の法規対応が可能な車両のハイルーフ構造を提供することにその目的がある。
本発明は、車両のハイルーフ構造において、FRPを素材として容器形状に成形し、これに補強構造を設けたハイルーフを車体の天井部の切開部位に被せた状態で固定してなり、前記ハイルーフのフロント部及びリヤ部、サイド部の全周にかけてルーフの内方に折曲形成させたフランジ部が車体の各ルーフレール部に接着手段と締結手段により結合され固定されることを特徴とする。
本発明による車両のハイルーフ構造によると、FRPが優れた耐久性を有しながらも成形が自由であるという長所があるため、満足できる十分な深さの容器形状に成形できると共に、車両の室内高を所望の規格まで十分増大させることができて、また室内容積率を満足するに値する水準まで増加させることができる。
以下、図面を参照し、本発明を詳細に説明する。
図1と図2は、各々本発明のハイルーフ構造が適用された車両の後面図と側面図である。
本発明は、強化繊維プラスチック(Fiber Reinforced Plastics;以下、FRP)を素材として使用し、これに補強構造を設けてたハイルーフ100を、溶接法ではなく別途の接着手段と締結手段を用いて車体と一体化させた車両のハイルーフ構造に関するものである。
本発明で車両のハイルーフ素材として使用されるFRPは、ガラス繊維(glass fiber)と樹脂(resin)を原料とするものであって、特に優れた耐久性を有しながらも成形が非常に自由であるという長所があるため、このFRPを素材として使用しハイルーフを製作する場合、満足するに値する十分な深さの容器形状を成形することができる。
即ち、FRPは成形の制約がないため、このFRPを素材として使用しハイルーフ100を製作することにより、従来のスチール材ハイルーフを適用する場合に比べ、車両の室内高を所望の規格まで十分増大させることができると共に、室内容積率を満足するに値する水準まで増加させることができて、従来不可能であった特定国家の法規対応が可能になる。
このFRPを素材として使用しハイルーフを成形する際には、モールド(mold)を利用しガラス繊維と樹脂原料を所望の厚さだけ積層し硬化させて、強度をスチールの水準に合わせる。
また、このようなFRP素材のハイルーフを製造する際、走行時のねじり応力に対する剛性補強の目的でハイルーフ100の内側面には、図3と図4に示すように、複数個の補強部材102、104を設ける。
図3は、本発明における、補強部材が設けられた状態を示したハイルーフの平面図であり、図4は、図3の‘III−III’線の断面図である。
例示したように、所定厚みのめっき鋼板をロール(roll)成形し‘コ’字断面状に製造した複数個の補強部材102、104を、ハイルーフ成形時ルーフ100の内側面にインサート(insert)する。
このような補強部材102、104は、各々車体の縦方向及び横方向に長く配置する。例示した図3の実施例では、五つの縦方向補強部材102と一つの横方向補強部材104が設置されているが、このような補強部材の数及び全体的な配置状態は変更してもよい。
また、補強部材102、104は、重量を減らすために厚みを最小化することが望ましく、スチール材質の外に、十分な強度を有する他の材質の素材を使用してもよい。
このように成形されたFRP素材のハイルーフ100は溶接が不可能であるため、車体との結合のために、別途の接着手段と締結手段を使用し車体の天井部の切開部位に被せた状態で装着するようになるが、図5〜図7は、本発明のFRPハイルーフを装着した構造を示している。
図5と図6は、図1の‘I−I’線の断面図であって、各々フロントレール部とリヤレール部のハイルーフ装着構造を示したものであり、ここで図5に示したフロントレール部の装着構造は、図2の円‘A’部分での装着構造を、図6に示したリヤレール部の装着構造は、図2の円‘B’部分での装着構造を示す。
そして、図7は、図2の‘II−II’線の断面図であって、サイドレール部のハイルーフ装着構造を示したものである。
本発明で車体の天井部を覆うようになる容器形状のFRPハイルーフは、成形時、車体パネルとの接合部に該当するフランジ部を全周にかけてルーフの内方に折曲形成し、車体との結合時には、このフランジ部と車体パネルとが締結手段及び接合手段によりお互い結合される。
まず、フロントレール部の装着構造を説明すると、図5で符号112は、ハイルーフ100のフロント部で車体横方向の全周にかけてルーフの内方に折曲形成したフランジ部を示す。図示したように、ハイルーフ100のフランジ部112と車体アウターパネル212とが接着手段310と締結手段320によりお互い結合されている。
ここで、フランジ部112の折曲角度は、車体アウターパネル212の傾きを考慮したものであって、フランジ部112の傾きと車体アウターパネル212の傾きとをお互い一致させ、フランジ部112の接合面が車体アウターパネル212の接合面に完全に接合するようにする。
また、ハイルーフ100のフロント部で折曲部位111aの外側曲率を最小化し、折曲部位111aの外側端と車体アウターパネル212間のギャップ(gap)の発生を最小化する。
ハイルーフ100のフロント部を車体パネルに結合する時、フランジ部112と車体アウターパネル212との間に接着手段310を塗布した後、二つの接合面をお互い圧着した状態でボルト321及びナット322を締結するが、接着手段310は、接着力の提供と共にギャップ発生の防止及び水密のために使用されて、車両用シーラント(sealant)として主に使用されるシーカフレックス(sikaflex、商品名)が使用可能である。
シーカフレックスはポリウレタンを主材料として、硬化時強度が優秀であると共に、接着力はもちろん振動吸収及びノイズ遮断の効果が非常に優秀なものとして知られている。
接合時、接着性をよくするために車体アウターパネル212の接合面全体にまずプライマーを均一に塗布した後、シーカフレックス310を車体アウターパネル212の接合面上に二列に一定に塗布すると、その後のルーフ安着時、フランジ部112と車体アウターパネル212間に接触が行われながらシーカフレックス310が各接合面の間に均一に広がるようになり、その後ボルト321及びナット322の締結時、締結力により両接合面が圧着されて、硬化後には一定厚さの接着層310を構成するようになる。
このようにハイルーフと車体の接触部との間に前記シーカフレックスを適用することにより、走行中、振動吸収、ノイズの遮断、水密の効果が得られる。
一方、締結手段320として、ルーフ100の内側の空間内でフランジ部112の上面に強度補強用プレート323及びワッシャ(washer)325を介在した状態でナット322を固定した後、ルーフフランジ部112、車体アウターパネル212、その内側のルーフレール214に各々形成した締結ホール(未符号)を通じてボルト321を下から上方に挿入貫通させてナット322と締結する。
ボルト321は、車体インナーパネル216に形成したホール216aを通じて工具を挿入し締結するが、このホール216aは、運転席から設置されインナーパネル216を下側で覆うようになるヘッドライニング(図示せず)により隠される部分になる。
そして、上方をハイルーフ100が覆うようになるフロントレール部210aの内側端もヘッドライニングが覆うようになる部分であるため、別途のモールディングを設置しない。
図5で符号326はワッシャ(washer)であって、これはボルト321のヘッドと車体ルーフレール214との間にボルト321の締結剛性のために介在させる。符号327はスプリングワッシャであって、これは走行中、遊動及びねじり剛性による耐久力低下によりボルト321が解けることを防止するために適用するものである。
このようなボルト321及びナット322の締結構造を、フロントレール部210aで車体横方向に沿って適正間隔をおいて多くの地点に適用するが、このように多くの地点でハイルーフ100と車体フロントレール部210aとがボルト321及びナット322により締結されることにより、車体フロントレール部210aがハイルーフ100のフロント部とさらに固く締結されると共に、ハイルーフ100のフロント部をさらに固く支持することができる。
次に、リヤレール部の装着構造を説明すると、図6で符号114は、ハイルーフ100のリヤ部で車体の横方向の全周りにかけてルーフの内方に折曲形成したフランジ部を示す。図示するように、ハイルーフ100のフランジ部114と車体アウターパネル212とが接着手段と締結手段によりお互い結合されている。
リヤレール部の装着構造でFRPハイルーフ100と車体リヤレール部210bとの結合構造は、前述のフロントレール部210aでの結合構造と同様である。
即ち、リヤレール部210bで車体アウターパネル212の接合面全体にプライマーを均一に塗布した後、シーカフレックス310を車体アウターパネル212の接合面上に二列に一定に塗布して、その後ルーフ100のリヤ部を車体リヤレール部210bの上に安着させて、フランジ部114を車体アウターパネル212上に支持させる。
この際、シーカフレックス310が二つの接合面の間で均一に広がるようになり、その後ルーフのフランジ部114と車体アウターパネル212をお互い接合させた状態でボルト321及びナット322を締結する。
このようなボルト321及びナット322の締結構造をリヤレール部210bで車体横方向に沿って適正間隔をおいて多くの地点に適用させる。
ボルト321は、車体インナーパネル216に形成したホール216aを通じて工具を挿入し締結するが、リヤレール部210bでは、このホール216aが完全に露出する部分であって、美観をよくするために前記ホールにプラグ217を設けてホール216aを塞ぐ。
また、ルーフ設置のために切開する部位である車体リヤレール部210bの内側端は室内で完全に露出する部分であって、これは露出時、美観上よくなく且つ鋭いため、乗客や貨物を傷をつける可能性があるため、ハイルーフ100が覆うリヤレール部210bの内側端には全周にかけてウェザストリップ218が装着される。
ルーフ100のリヤ部でフランジ部114の折曲角度は、車体アウターパネル212の傾きを考慮したものであって、ルーフのフロント部と同様にフランジ部114の傾きと車体アウターパネル212の傾きとをお互い一致させ、フランジ部114の接合面が車体アウターパネル212の接合面に完全に接合するようにする。
また、ハイルーフ100のリヤ部で折曲部位111bの外側の曲率を最小化して折曲部位111bの外側端と車体アウターパネル212との間のギャップ(gap)の発生を最小化する。
次に、ルーフサイドレール部の装着構造を説明すると、図7で符号116は、ハイルーフ100の左右の両サイド部で車体縦方向の全周りにかけて形成したフランジ部を示す。図示したように、ハイルーフ100のフランジ部116とルーフサイドレール部210cのサイドアウターパネル212とが接着手段と締結手段によりお互い結合されている。
ルーフ100のサイド部では、成形時フランジ部116として内側フランジ部116aと外側フランジ部116bを形成するが、内側フランジ部1116aは、ルーフ100の内方に折曲形成されサイドアウターパネル212の上部面上に接着された後ボルト締結して、外側フランジ部116bは、サイドアウターパネル212を外側から覆う状態で接着する。
ここで、内側フランジ部116aの接合部位とサイドアウターパネル212の接合部位とは、傾きをお互い一致させ両接合面が完全に接合するようにして、内側フランジ部116aの接合部位及び外側フランジ部116bの終端の接合部位を除いた残りの部位は、サイドアウターパネル212とのギャップ(gap)を形成するようにする。
ハイルーフ100を車体パネルに結合する時、内側フランジ部116aとサイドアウターパネル212との間には接着手段310を塗布した後、両接合面をお互い圧着した状態でボルト321及びナット322を締結するが、これは前述したフロントレール部210a及びリヤレール部210bの装着構造と同じである。
即ち、接合時、接着性をよくするためにまず、内側フランジ部116aと接合する部位であるサイドアウターパネル212の接合面全体にプライマーを均一に塗布した後、シーカフレックス310をサイドアウターパネル212の接合面上に二列に一定に塗布して、その後ルーフ100のサイド部を車体サイドレール部210c上に安着して、内側フランジ部116aをサイドアウターパネル212の上部面上に支持させる。
この際、シーカフレックス310が二つの接合面の間で均一に広がるようになり、その後ルーフ100の内側フランジ部116aとサイドアウターパネル212の上部面とをお互い接合した状態でボルト321及びナット322を締結する。
一方、外側フランジ部116bの離隔を防止するために、外側フランジ部116bとサイドアウターパネル212との間のギャップ領域にはシーカフレックス310を塗布する。このために内側フランジ部116a上にプライマーとシーカフレックス310を塗布する際、外側フランジ部116b上にもプライマーとシーカフレックス310を塗布した後ルーフ100を安着する。
結局、ギャップ領域のシーカフレックス310は、ルーフ100の安着時、ギャップ領域内で広く広がるが、このようにギャップ領域に詰められて硬化したシーカフレックスは、走行中、振動吸収、ノイズの遮断、水密の効果を有する。
ボルト321及びナット322の締結時、ルーフ100の内側の空間内で内側フランジ部116aの上面に強度補強用プレート323を介在した状態でナット322を固定した後、内側フランジ部116a、サイドアウターパネル212、その内側のサイドインナーパネル216に各々形成した締結ホール(未符号)を通じてボルト321を下から上方に挿入貫通させてナット322と締結する。
サイドレール部の装着構造では、フォーム(form)部323aを有する強度補強用プレート323が使用されて、この強度補強用プレート323は、遊動防止のために側面部位がルーフ100の内側面に密着して、ナット322の締結位置は、ボルト321の締結角度に合わせて形成したフォーム部323aを追加して一定角度を保持させる。
図7で符号326はワッシャで、これは、ボルト321のヘッドとサイドインナーパネル212との間にボールと321の締結剛性のために介在させる。符号327はスプリングワッシャで、これは走行中、遊動及びねじり剛性による耐久力低下によりボルト321が緩むことを防止するために適用する。
このようなボルト321及びナット322の締結構造を、サイドレール部210cで車体横方向に沿って適正間隔をおいて多くの地点に適用する。
一方、ルーフ100の設置のために切開された部位である車体サイドレール部210cの終端は、室内で完全に露出される部分であって、これは露出時、美観上よくなく且つ鋭いため、乗客や貨物に傷をつける可能性があるため、ハイルーフ100が覆うようになるサイドレール部210cの内側端には全周にかけてウェザストリップ218を装着する。
このようにサイドレール部210cの終端部にウェザストリップ218を設置する場合、サイドアウターパネル212とサイドインナーパネル216の溶接部位も隠すことができるという長所がある。
前記のように、ボルト321及びナット322の締結がなされた状態で、サイドアウターパネル212を覆うようになるルーフの外側フランジ部116bの下端とサイドアウターパネル212との間の隙間には、サイド部の全周にかけてシーラー312を塗布し仕上げする。
次に、図8は、本発明のハイルーフが装着される車体天井部の切開部位を示した平面図であって、ハイルーフ100が装着される場合、運転席側に一つ領域Cとその後方側に一つの領域(3vanの場合、D/E)または二つの領域(6vanの場合、E)が切開されて、また、車体の横方向に設けられるボー(BOW)230の一部が削除される。
ボー230は、車体のねじりに対応するために、既存車体の天井部に横方向に長く設置するもので、図8の例では、二つのボー230が削除されているが、このボー230の削除時、ハイルーフ100が覆うようになるルーフサイドレール部210cから削除されたボーの位置面、即ちルーフサイドレール部210cの空いている空間のボー位置面には、プロテクタ240を設置して空いている空間を塞ぐ。
図9は、本発明におけるサイドレール部のボー位置面の断面図であって、プロテクタは符号240で示し、これはボー230の削除時発生するウェザストリップ218の下側の空間、即ち削除されたボーの位置面を塞ぐもので、EPDMゴムが使用できる。
次に、図10は、本発明のハイルーフにおける乗客席と貨物室との仕切り設置パネルで、中央にルームランプが設けられる位置を示したものであって、符号100はハイルーフを示し、符号250は既存ヘッドライニングを示す。
また、符号260は、本発明のハイルーフ構造でルームランプが設けられる位置を示す。
図示したように、本発明のハイルーフ構造では、上下設置された延長パネル222にルームランプが設けられて、この延長パネル222は、ハイルーフ100の内側面に車体の横方向に別途設置されたボー120の後面に上端が締結されて、運転席を区画する車体パーティションパネル220の後面に下端が締結され固定されるスチールパネルである。
このようにして、本発明による車両のハイルーフ構造では、耐久性及び成形性に優れた強化繊維プラスチック(FRP)を素材として使用し成形して、これに補強構造を設けて製造したハイルーフを、溶接法ではなく別途の接着手段と締結手段を用いて車体と一体化させて構成することにより、車両の室内高を大いに増加させることができるという長所を有する。
本発明のハイルーフ構造が適用された車両の後面図である。 本発明のハイルーフ構造が適用された車両の側面図である。 本発明における、補強部材が設けられた状態を示したハイルーフの平面図である。 図3の‘III−III’線の断面図である。 図1の‘I−I’線の断面図であって、フロントレール部のハイルーフ装着構造を示した断面図である。 図1の‘I−I’線の断面図であって、リヤレール部のハイルーフ装着構造を示した断面図である。 図2の‘II−II’線の断面図であって、サイドレール部のハイルーフ装着構造を示した断面図である。 本発明のハイルーフが装着される車体天井部の切開部位を示した平面図である。 本発明におけるサイドレール部のボー位置面の断面図である。 本発明のハイルーフにおける、バン車両の仕切り設置部位のパネル中央部の、ルームランプが設けられる位置を示した断面図である。
符号の説明
100 ハイルーフ
102 補強部材
112、114、116 フランジ部
210a フロントレール部
210b リヤレール部
210c サイドレール部
218 ウェザストリップ
240 プロテクタ
310 接着手段
320 締結手段
321 ボルト
322 ナット
323 補強用プレート
323a フォーム(form)部

Claims (10)

  1. 車両のハイルーフ構造において、
    FRPを素材として容器形状に成形し、これに補強構造を設けたハイルーフを車体の天井部の切開部位に被せた状態で固定してなり、前記ハイルーフのフロント部及びリヤ部、サイド部の全周にかけてルーフの内方に折曲形成させたフランジ部が車体の各ルーフレール部に接着手段と締結手段により結合され固定されることを特徴とする車両のハイルーフ構造。
  2. 前記補強構造は、‘コ’字断面状に製造された複数個の補強部材をハイルーフの内側面に車体の縦方向及び横方向に設置してなることを特徴とする請求項1に記載の車両のハイルーフ構造。
  3. 前記ハイルーフのフロント部とリヤ部は、内方に折曲形成されたフランジ部と該当ルーフレール部の車体アウターパネルとの間に接着手段が塗布された状態で、前記フランジ部、車体アウターパネル及びその内側のルーフレールを貫通するボルトとこれに締結されたナットとを含む締結手段により締結固定されることを特徴とする請求項1に記載の車両のハイルーフ構造。
  4. 前記ハイルーフのサイド部は、そのフランジ部がルーフの内方に折曲形成されサイドレール部のサイドアウターパネル上部面に結合される内側フランジ部と、前記サイドアウターパネルを外側から覆う状態で結合される外側フランジ部とからなることを特徴とする請求項1に記載の車両のハイルーフ構造。
  5. 前記内側フランジ部は、前記サイドアウターパネルの上部面との間に接着手段が塗布された状態で、前記内側フランジ部、サイドアウターパネル及びその内側のサイドインナーパネルを貫通するボルトとこれに締結されたナットとを含む締結手段により締結固定されることを特徴とする請求項4に記載の車両のハイルーフ構造。
  6. 前記締結手段が、前記ナットとサイドアウターパネル上部面との間に設けられる強度補強用プレートをさらに含み、この強度補強用プレートは、その側面部位がルーフの内側面に密着されて、ナット締結位置にボルト締結角度に合わせて形成したフォーム(form)部が形成されることを特徴とする請求項5に記載の車両のハイルーフ構造。
  7. 前記外側フランジ部は、前記サイドアウターパネルとの間に接着手段が塗布された状態で圧着され、その下端と前記サイドアウターパネルとの間の隙間にサイド部の全周にかけてシーラーが塗布されることにより結合されることを特徴とする請求項4に記載の車両のハイルーフ構造。
  8. 前記接着手段は、ポリウレタン主体のシーラントであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の車両のハイルーフ構造。
  9. 前記ハイルーフが覆われるようになる車体のルーフリヤレール部とサイドレール部の内側端には、全周にかけてウェザストリップが装着されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のハイルーフ構造。
  10. 前記ハイルーフが覆われるようになるルーフサイドレール部から削除されたボーの位置面にプロテクタが挿入設置されることを特徴とする請求項1に記載の車両のハイルーフ構造。
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