JP2005118121A - 起立補助椅子 - Google Patents

起立補助椅子 Download PDF

Info

Publication number
JP2005118121A
JP2005118121A JP2003353883A JP2003353883A JP2005118121A JP 2005118121 A JP2005118121 A JP 2005118121A JP 2003353883 A JP2003353883 A JP 2003353883A JP 2003353883 A JP2003353883 A JP 2003353883A JP 2005118121 A JP2005118121 A JP 2005118121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
standing
seat
seat portion
user
chair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003353883A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Ishida
昌彦 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Life Tec Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Life Tec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Life Tec Co Ltd filed Critical Sekisui Life Tec Co Ltd
Priority to JP2003353883A priority Critical patent/JP2005118121A/ja
Publication of JP2005118121A publication Critical patent/JP2005118121A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Abstract

【課題】 着座姿勢からの起立動作、及び起立姿勢からの着座動作を補助して、身体への負担が少なく楽に使用することのできる、使用性や安全性に優れた起立補助椅子を提供する。
【解決手段】 起立補助椅子1は、側面側フレーム141に支持されたアームレスト12を座部13の左右に有し、座部13の後方に背もたれ11を備えている。座部13は前座部131と後座部132とからなり、前座部131の後端縁と後座部132の前端縁とが屈曲自在に連設されている。また、後座部132の下面側には背面側下部フレーム143に支持されるとともに電動アクチュエータ16により伸縮可能に構成された支持杆15が斜め方向に傾斜した状態で取着されている。そして、後座部132を支持杆15の長さ方向にほぼ平行移動させることで、座面高さが昇降可能とされている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、着座姿勢からの起立動作、及び起立姿勢からの着座動作を補助するための起立補助椅子に関する。
従来より、椅子での着座姿勢から自力で立ち上がることが困難となった高齢者や障害者等ために、起立動作を補助することのできる起立補助椅子が提案されている。
例えば、特許文献1には、椅子の座板上のシート部を前脚側の座板に回動可能に取り付け、前記シート部を常時隆起する方向に付勢している付勢手段と、シート部を任意の傾斜位置に係止する係止機構とを備えた起立補助椅子が提案されている。また、この起立補助椅子は、後脚にアームレストが伸縮可能に設けられ、アームレスト保持機構によってアームレストを任意の位置に保持しうるように構成されている。かかる構成において、前記の付勢手段及びアームレスト保持機構には、ガススプリングが採用されている。さらに、アームレスト保持機構は、アームレストにおける支柱下部側に変位可能に設けたフック部材と、アームレスト下面に設けた操作レバーと、前記フック部材と操作レバーとを連結する連動杆とを備える一方、前記後脚内面にフック部材を係止させる複数のフック受け部を備えた構成となっている。
この種の起立補助椅子では、使用者はアームレストに手を掛けて身体を支えながら腰を浮かせなければならない。座板上のシート部は付勢手段によって常時隆起する方向へ付勢されているので、前記のように腰を浮かせることで、これに追従してシート部の後方が前脚側の方に傾斜し隆起する仕組みとなっている。そして、使用者はこのようなシート部の隆起によって腰が持ち上げられ、起立動作を補助されることとなる。
特開平7−8521号公報
しかしながら、前記のような従来の起立補助椅子においては、まず始めに使用者が自分の体をアームレストで支えつつ腰を浮かせる必要があるので、この動作が使用者にとって負担となる。また、使用者は、傾斜状態となったシート部により上体が前方へ押し出されて前傾姿勢となってしまう。このため、立ち上がることのできる姿勢となるまで、使用者は、シート部からずり落ちないようにアームレストをつかんで身体を支えたり、バランスを崩さないように踏ん張ったりしなければならなかった。
このような動作も、使用者にとって身体の負担となるだけでなく、かかる動作を行うことができない場合には安全に立ち上がることも困難となる。加えて、使用者は最終的には、前傾した不安定な姿勢から立ち上がらなければならないので、アームレストを手摺りとして使用し、身体を支えなければならず、相当な腕力が必要となる場合もあって、高齢者等が使用するには好ましくなかった。
本発明は以上のような事情にかんがみてなされたものであり、着座姿勢からの起立動作、及び起立姿勢からの着座動作を補助することで、身体への負担を軽減して楽に起立又は着座することのできる、使用性や安全性に優れた起立補助椅子を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するために本発明は、側面側フレームに支持されたアームレストを座部の左右に有し、座部の後方に背もたれを備えた起立補助椅子であって、前記座部は前座部と後座部とからなり、前座部の後端縁と後座部の前端縁とが屈曲自在に連設されるとともに、後座部の下面側には背面側下部フレームに支持された伸縮可能な支持杆が斜め方向に傾斜した状態で取着されて、後座部が前記支持杆の長さ方向にほぼ平行移動して座面高さが昇降可能とされたことを特徴としている。
この発明により、着座しているときは、前後の座部が平坦状となって安定した姿勢で着座することができ、この着座姿勢から起立するときは、後座部を支持杆の長さ方向にほぼ水平な状態で上昇させることができる。これにより、着座している使用者の腰は安定して後座部に支持されたまま持ち上げられる。また、前座部は、後座部の上昇に追従して後方から持ち上がり、自ずと下方へ垂下した状態に誘導される。そして、後座部を適宜の高さまで上昇させることで、使用者は着座姿勢から起立姿勢へと楽に移行することができるようになり、容易に立ち上がることができる。
また反対に、起立姿勢から着座する際には、使用者は前記とは逆の動作を行えばよく、起立姿勢から後座部に腰を載せるだけで、後座部が使用者の腰を安定的に支えた状態のままスムーズに下降し、使用者に苦痛を与えることなく容易に着座することを可能にする。
さらに、本発明においては、支持杆は電動アクチュエータにより伸縮可能とされていることを特徴としている。このように電動アクチュエータを使用することで、後座部を電動駆動によって容易かつスムーズに駆動させることができる。
本発明に係る起立補助椅子により、座部の後座部が支持杆の長さ方向にほぼ水平な状態で昇降するので、使用者の着座姿勢からの起立動作や、起立姿勢からの着座動作を、安定的に補助することができる。したがって、使用者は、起立動作時や着座動作時の身体への負担が格段に軽減されて、これらの動作を容易に行うことができるとともに、椅子の使用性や安全性も高めることができる。
以下、本発明に係る起立補助椅子の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜図3は本発明に係る起立補助椅子を示し、図1起立補助椅子の側面図、図2は座部が上昇したところを示す側面図、図3は起立補助椅子の正面図である。
起立補助椅子1は、座部13の後方に背もたれ11を有し、座部13の左右には、側面側フレーム141に支持されたアームレスト12を備えている。
座部13は、前座部131と後座部132とからなる。前座部131は比較的奥行きが浅く、後座部132は奥行きが深く形成されている。そして、前座部131の後端下縁と後座部132の前端下縁とが屈曲自在に連設されている。これらの前座部131と後座部132とは、それぞれ内部にクッション材が充填され、表面を覆う表生地が互いに縫合されることで連設されても、また、両座部131,132の間にヒンジが介されて屈曲自在とされてもよい。さらに、例示の形態では、前座部131の前端縁に、膝への接触を和らげるカバー部133が前記と同様に屈曲自在に連設されている。
背もたれ11を支持する背面側フレーム142の下方には、下部フレーム143が架設されている。この下部フレーム143の幅方向のほぼ中央には、ベース部151を介して
パイプ状の支持杆15が設けられている。
支持杆15は、電動アクチュエータ16によって、その長さ方向に伸縮可能に構成されている。後座部132の下面側には、支持杆15の上端が取着されて斜め方向に傾斜した状態で架け渡され、電動アクチュエータ16のコントロールボックス161が設けられている。
また、図1に示すように、座部13の下面側には、前リンク191、後リンク192及び接続リンク193による平行リンク機構19が形成されて座部13を支持している。前リンク191の一端は、後座部132の前端下部に軸着され、この前リンク191端部の後方に後リンク192の一端が軸着されている。また、これらの前リンク191及び後リンク192の他端は、前座部131の前端下部に立設された接続リンク193の端部にそれぞれ接続されている。
これにより、起立補助椅子1は、座部13を上昇させていない通常の着座状態にあるときは、平行リンク機構19の各リンク191,192,193が前座部131の下面側と後座部132の下面側との間で水平に横架して備えられており、電動アクチュエータ16の駆動よる支持杆15の伸張にともなって、各リンク191,192,193が立ち上げられ、略平行四辺形の支持形状を形成する。そして支持杆15は、かかる平行リンク機構19を介して、後座部132をほぼ水平な状態のまま、該支持杆15の長さ方向に平行移動可能とさせることができる。
また、起立補助椅子1は、図示するようにアームレスト12の先端部に座部昇降スイッチ17を備えている。この座部昇降スイッチ17を操作することによって、電動アクチュエータ16が作動し、支持杆15を伸縮させることができるようになっている。
以上のような構成の起立補助椅子1においては、使用前の状態では、図1に示すように前座部131の後方に後座部132が段差なく水平状態に配置されている。このような状態の起立補助椅子1に着座している使用者は、起立動作を補助する必要がある場合、座部昇降スイッチ17をアームレスト12の先端部とともに握り、座部昇降スイッチ17を上方へ傾けることで電動アクチュエータ16が駆動し、支持杆15が伸張し始める。これにより、後座部132はゆっくりと支持杆15の長さ方向に上昇し、水平な状態を保ちつつ使用者の腰を持ち上げていく。
後座部132の上昇は、支持杆15の長さの範囲内で、使用者が座部昇降スイッチ17から手を放してスイッチ操作を停止するまで継続される。例示の形態では、図1で実線にて示される座部の使用前状態での座面高さが71.8cmとされ、図2に示すように、約15〜20cmの高さまで上昇可能とされている。
また、かかる後座部132の上昇にともなって、前座部131は後端側が引き上げられたのち、自ずと下方へ垂下した状態に誘導される。また、それとともに、前座部131に連設されているカバー部133は、やや下方に下降することとなる。
後座部132の座面高さが、使用者の立ち上がりやすい高さになると、座部昇降スイッチ17から手を放し上昇を停止させる。あるいは、座部昇降スイッチ17を操作し続けた場合でも、高さ上限に達すると、後座部132の上昇は停止する。このようにして、後座部132を適切な高さで停止させると、着座していた使用者の腰は、もとの位置から安定的に保持されたまま前斜め上方へ移動されることになる。したがって使用者は、最後に軽く腰を持ち上げるだけで楽に起立することが可能となり、身体に負担をかけることなく安全に立ち上がることができる。
また、再び着座する場合には、上記とは逆に、起立姿勢から後座部132に腰を載せ、座部昇降スイッチ17を下方に傾ける操作を行うことで、後座部132がゆっくりと下降し始め、もとの高さに戻される。スムーズに着座することができる。すなわち、座部昇降スイッチ17を操作して電動アクチュエータ16を駆動させるとともに、使用者が後座部132に腰を載せたことで受ける荷重によって、支持杆15が収縮していき、前座部131と後座部132とが段差のない水平状態に戻される。したがって、使用者は、起立姿勢に近い状態で後座部132に腰を掛けることができ、そのまま安定的に着座姿勢へと移行することができるので、苦痛などをともなうことがなく、安心して着座することができる。
以上のように、本発明に係る起立補助椅子1によれば、着座姿勢からの起立動作、及び起立姿勢からの着座動作を安定的に補助することができるので、高齢者等の身体への負担を軽減して楽に起立又は着座することが可能となる。また、座部13の後座部132は、支持杆15の長さ方向にほぼ水平な状態で昇降するので、使用者が不安定な姿勢となることもなく、高い使用性と安全性を確保することができる。
本発明に係る起立補助椅子は、身体への負担を軽減して容易に起立動作や着座動作を行うことを可能にし、高齢者や障害者等の自立の促進と介護者の負担の軽減に資する福祉用具として利用することができる。
本発明に係る起立補助椅子の側面図である。 本発明に係る起立補助椅子において座部を上昇させたところを示す側面図である。 本発明に係る起立補助椅子の正面図である。
符号の説明
1 起立補助椅子
11 背もたれ
12 アームレスト
13 座部
131 前座部
132 後座部
14 フレーム
141 側面側フレーム
142 背面側フレーム
143 下部フレーム
15 支持杆
16 電動アクチュエータ
161 コントロールボックス
17 座部昇降スイッチ
19 平行リンク機構
191 前リンク
192 後リンク
193 接続リンク

Claims (2)

  1. 側面側フレームに支持されたアームレストを座部の左右に有し、座部の後方に背もたれを備えた起立補助椅子であって、
    前記座部は前座部と後座部とからなり、前座部の後端縁と後座部の前端縁とが屈曲自在に連設されるとともに、後座部の下面側には背面側下部フレームに支持された伸縮可能な支持杆が斜め方向に傾斜した状態で取着されて、
    後座部が前記支持杆の長さ方向にほぼ平行移動して座面高さが昇降可能とされたことを特徴とする起立補助椅子。
  2. 前記支持杆が電動アクチュエータにより伸縮可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の起立補助椅子。
JP2003353883A 2003-10-14 2003-10-14 起立補助椅子 Pending JP2005118121A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003353883A JP2005118121A (ja) 2003-10-14 2003-10-14 起立補助椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003353883A JP2005118121A (ja) 2003-10-14 2003-10-14 起立補助椅子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005118121A true JP2005118121A (ja) 2005-05-12

Family

ID=34612038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003353883A Pending JP2005118121A (ja) 2003-10-14 2003-10-14 起立補助椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005118121A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111202635A (zh) * 2019-08-19 2020-05-29 绍兴文理学院元培学院 一种辅助支撑座椅装置
CN113057808A (zh) * 2020-09-25 2021-07-02 江西应用科技学院 一种辅助人体站坐姿转换的方法及装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111202635A (zh) * 2019-08-19 2020-05-29 绍兴文理学院元培学院 一种辅助支撑座椅装置
CN113057808A (zh) * 2020-09-25 2021-07-02 江西应用科技学院 一种辅助人体站坐姿转换的方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4138653B2 (ja) 起立補助車椅子
JP2010154929A (ja) 起立補助椅子
KR20210096580A (ko) 환자용 전동식 리프트
KR102128494B1 (ko) 일어나는 것을 돕는 의자
JP5666670B2 (ja) 補助機構付きチェアー
JP2000300611A (ja) 起立介助椅子
KR102306638B1 (ko) 기립보조의자
JPH10137294A (ja) 介護装置
JP2606353Y2 (ja) リフトアップチェア
JP2008029533A (ja) 歯科治療用椅子
JP4508760B2 (ja) 立ち上がり補助椅子
JP2005118121A (ja) 起立補助椅子
JPH08670A (ja) 腰掛け椅子による立ち上がり介助方法及び介助機能を有する椅子
JP2010022589A (ja) 起立補助装置
JP2006288496A (ja) 車椅子
JP2003235902A (ja) 起立補助座椅子
JP2003079668A (ja) 起立補助座椅子
JP2004016370A (ja) 介護用ベッド
JP6773317B2 (ja) 入浴介護装置
JP3549966B2 (ja) 座席調整式車椅子
JP2005118143A (ja) 起立補助機能付き椅子
JP3037678B1 (ja) 便座付介護用ベッド
JP2005124795A (ja) 肘掛け椅子
JPH0824293A (ja) 車椅子
CN112656596B (zh) 多功能轮椅