JP2005113745A - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

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    • F02D41/047Taking into account fuel evaporation or wall wetting

Abstract

【課題】 機関の安定的な運転を損なうことなく、デポジットの付着を防止することのできる内燃機関の燃料供給装置を提供する。
【解決手段】 筒内に向けて燃料を噴射する筒内噴射用インジェクタ11と吸気ポート内に向けて燃料を噴射する吸気ポート噴射用インジェクタ12とを備える内燃機関において、必要燃料噴射量が所定値以上のときは、筒内噴射用インジェクタ11および吸気ポート噴射用インジェクタ12の両方から燃料を噴射させ、必要燃料噴射量が所定値未満のときには、吸気ポート噴射用インジェクタ12から燃料を噴射させるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の燃料供給装置に関し、より詳しくは、筒内に向けて燃料を噴射する筒内噴射用インジェクタと吸気ポート内に向けて燃料を噴射する吸気ポート噴射用インジェクタとを備える、いわゆるデュアル噴射型内燃機関の燃料供給装置に関する。
一般に、筒内に向けて燃料を噴射するための筒内噴射用インジェクタと吸気ポート内に向けて燃料を噴射するための吸気ポート噴射用インジェクタとを備え、機関の運転領域に応じてこれらのインジェクタを切替え使用することにより、例えば、低負荷運転領域での成層燃焼と高負荷運転領域での均質燃焼を実現させ、燃費特性や出力特性の改善を図った、いわゆるデュアル噴射型内燃機関が知られている。
ところで、このようなデュアル噴射型内燃機関では、この低負荷運転領域が長時間継続する場合に、カーボンが点火プラグのギャップ部やインジェクタの噴口周りにデポジットとして付着するという問題があり、このような問題を解決するために、例えば、特許文献1に記載の技術が提案されている。
このものは、運転領域のエンジンの負荷に応じて、筒内噴射用インジェクタによる混合気の層状(成層)燃焼と吸気ポート噴射用インジェクタによる均一燃焼とを切替えて行わせるようにしている。そして、上記吸気ポート噴射用インジェクタの使用時においては、筒内噴射用インジェクタの目詰まりを防止するために、筒内噴射用インジェクタによる少量噴射を継続させている。
特公平6−39928号公報
しかしながら、かかる特許文献1に記載のように、運転領域に応じて筒内噴射用インジェクタと吸気ポート噴射用インジェクタとを切替えて使用する場合、両者を完全に切替えて使用すると、燃料噴射が停止されている側のインジェクタにおいて、デポジットが付着し易いという問題があった。例えば、筒内噴射用インジェクタを停止させ、吸気ポート噴射用インジェクタのみから噴射させた場合には、筒内噴射用インジェクタは高温の燃焼ガスに曝されるにもかかわらず自らの噴射による冷却作用がなくなり、大量のデポジットが付着し易いのである。一方、吸気ポート噴射用インジェクタを停止させ、筒内噴射用インジェクタのみから噴射させた場合には、吸気ポート噴射用インジェクタから噴射される燃料による洗浄作用がなくなり、これによりまた、デポジットが付着し易くなる。
これに対処すべく、両方のインジェクタから共に噴射することも考えられるが、そのようにすると、各インジェクタの制御可能な最小燃料噴射量には下限が存するので、必要燃料噴射量が少ないときには、他のインジェクタからの燃料噴射量分だけ増加してしまい、機関の安定的な運転ができなくなるという新たな問題が生ずることになる。
そこで、本発明の目的は、機関の安定的な運転を損なうことなく、デポジットの付着を防止することのできる内燃機関の燃料供給装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の一形態に係る内燃機関の燃料供給装置は、筒内に向けて燃料を噴射する筒内噴射用インジェクタと吸気ポート内に向けて燃料を噴射する吸気ポート噴射用インジェクタとを備える内燃機関において、必要燃料噴射量が所定値以上のときは、前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気ポート噴射用インジェクタの両方から燃料を噴射させ、必要燃料噴射量が所定値未満ときには、前記吸気ポート噴射用インジェクタから燃料を噴射させるようにしたことを特徴とする。
ここで、前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気ポート噴射用インジェクタの両方から燃料を噴射させている状態から両方の燃料噴射を停止させるときには、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射を停止させた後、前記吸気ポート噴射用インジェクタからの燃料噴射を停止させることが好ましい。
さらに、燃料噴射の停止状態から前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気ポート噴射用インジェクタの両方から燃料を噴射させるとき、必要燃料噴射量が少ないときには、前記吸気ポート噴射用インジェクタから筒内噴射用インジェクタの順で燃料噴射を開始させ、必要燃料噴射量が多いときには、前記筒内噴射用インジェクタから吸気ポート噴射用インジェクタの順で燃料噴射を開始させるようにするのが好ましい。
本発明の一形態に係る内燃機関の燃料供給装置によると、筒内に向けて燃料を噴射する筒内噴射用インジェクタと吸気ポート内に向けて燃料を噴射する吸気ポート噴射用インジェクタとを備える内燃機関において、必要燃料噴射量が所定値以上のときは、前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気ポート噴射用インジェクタの両方から燃料が噴射されるので、両インジェクタへのデポジットの付着が抑制される。また、必要燃料噴射量が所定値未満のときには、相対的に燃料圧の低い前記吸気ポート噴射用インジェクタから燃料が噴射されるので、燃料噴射量の制御が容易となり、機関の安定的な運転を損なうことがないという効果を奏する。
ここで、前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気ポート噴射用インジェクタの両方から燃料を噴射させている状態から両方の燃料噴射を停止させるときには、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射を停止させた後、前記吸気ポート噴射用インジェクタからの燃料噴射を停止させるようにした形態によれば、最後に相対的に燃料圧の低い吸気ポート噴射用インジェクタから燃料が噴射されるので、燃料噴射量の制御が最後まで可能であり、全体的に機関の安定的な運転を損なうことがないという効果を奏する。
さらに、燃料噴射の停止状態から前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気ポート噴射用インジェクタの両方から燃料を噴射させるとき、必要燃料噴射量が少ないときには、前記吸気ポート噴射用インジェクタから筒内噴射用インジェクタの順で燃料噴射を開始させ、必要燃料噴射量が多いときには、前記筒内噴射用インジェクタから吸気ポート噴射用インジェクタの順で燃料噴射を開始させるようにする形態によれば、必要燃料噴射量が少ないときには、吸気ポート噴射用インジェクタから筒内噴射用インジェクタの順で燃料が噴射開始されるので、制御された燃料噴射量が早期に得られ機関の安定的な運転が損なわれず、必要燃料噴射量が多いときには、筒内噴射用インジェクタから吸気ポート噴射用インジェクタの順で燃料が噴射開始されるので、大量の燃料噴射量が得られ加速性が向上するという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
まず、本発明に係るデュアル噴射型内燃機関の燃料供給装置の概略構成図が示されている図1を参照するに、機関1は4つの気筒1aを備えている。各気筒1aはそれぞれ対応する吸気枝管2を介して共通のサージタンク3に接続されている。サージタンク3は吸気ダクト4を介してエアフローメータ4aに接続され、エアフローメータ4aはエアクリーナ5に接続されている。吸気ダクト4内にはステップモータ6によって駆動されるスロットル弁7が配置されている。このスロットル弁7は機関負荷が極く低いときのみ或る程度閉弁しており、機関負荷が少し高くなると全開状態に保持される。一方、各気筒1aは共通の排気マニホルド8に連結され、この排気マニホルド8は三元触媒コンバータ9に連結されている。
各気筒1aには、筒内に向けて燃料を噴射するための筒内噴射用インジェクタ11と吸気ポート内に向けて燃料を噴射するための吸気ポート噴射用インジェクタ12とがそれぞれ取り付けられている。これらインジェクタ11、12は電子制御ユニット30の出力信号に基づいてそれぞれ制御される。また、各筒内噴射用インジェクタ11は共通の燃料分配管13に接続されており、この燃料分配管13は燃料分配管13に向けて流通可能な逆止弁14を介して、機関駆動式の高圧ポンプ15に接続されている。
図1に示すように、高圧ポンプ15の吐出側はスピル電磁弁15aを介して高圧ポンプ15の吸入側に連結されており、このスピル電磁弁15aの開度が小さいとき程、高圧ポンプ15から燃料分配管13内に供給される燃料量が増大され、スピル電磁弁15aが全開にされると、高圧ポンプ15から燃料分配管13への燃料供給が停止されるように構成されている。なお、スピル電磁弁15aは電子制御ユニット30の出力信号に基づいて制御される。
一方、各吸気ポート噴射用インジェクタ12は共通の燃料分配管16に接続されており、燃料分配管16および高圧ポンプ15は共通の燃料圧レギュレータ17を介して、電動モータ駆動式の低圧ポンプ18に接続されている。さらに、低圧ポンプ18は燃料フィルタ19を介して燃料タンク20に接続されている。燃料圧レギュレータ17は低圧ポンプ18から吐出された燃料の燃料圧が予め定められた設定燃料圧よりも高くなると、低圧ポンプ18から吐出された燃料の一部を燃料タンク20に戻すように構成されており、したがって吸気ポート噴射用インジェクタ12に供給されている燃料圧および高圧ポンプ15に供給されている燃料圧が上記設定燃料圧よりも高くなるのを阻止している。さらに、図1に示すように、高圧ポンプ15と燃料圧レギュレータ17との間には流通弁21が設けられている。この流通弁21は通常開弁されており、この流通弁21が閉弁されると低圧ポンプ18から高圧ポンプ15への燃料供給が停止される。なお、この流通弁21の開閉は電子制御ユニット30の出力信号に基づいて制御される。
また、電子制御ユニット30はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス31を介して相互に接続されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35および出力ポート36を具備している。エアフローメータ4aは吸入空気量に比例した出力電圧を発生し、このエアフローメータ4aの出力電圧はAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。機関1には冷却水温度に比例した出力電圧を発生する水温センサ38が取付けられ、この水温センサ38の出力電圧はAD変換器39を介して入力ポート35に入力される。燃料分配管13には燃料分配管13内の燃料圧に比例した出力電圧を発生する燃料圧センサ40が取付けられ、この燃料圧センサ40の出力電圧はAD変換器41を介して入力ポート35に入力される。触媒9上流の排気マニホルド8には排気ガス中の酸素濃度に比例した出力電圧を発生する酸素濃度センサ42が取付けられ、この酸素濃度センサ42の出力電圧はAD変換器43を介して入力ポート35に入力される。アクセルペダル10はアクセルペダル10の踏込み量に比例した出力電圧を発生する負荷センサ44に接続され、負荷センサ44の出力電圧はAD変換器45を介して入力ポート35に入力される。また、入力ポート35には機関回転数を表す出力パルスを発生する回転数センサ46および機関1が搭載されている車両の速度を表す出力パルスを発生する車速センサ48が接続されている。電子制御ユニット30のROM32には、上述の負荷センサ44および回転数センサ46により得られる機関負荷および機関回転数に基づき、運転領域に対応させて設定されている燃料噴射量の値が予めマップ化されて記憶されている。
さらに、図2には気筒1aの側断面図が示されている。図2を参照するに、61はシリンダブロック、62は頂面上に凹部62aが形成されたピストン、63はシリンダブロック61上に固締されたシリンダヘッド、64はピストン62とシリンダヘッド63間に形成された燃焼室、65は吸気バルブ、66は排気バルブ、67は吸気ポート、68は排気ポート、69は点火プラグをそれぞれ示している。吸気ポート67は燃焼室64内に流入した空気がシリンダ軸線周りの旋回流を発生するように形成されている。凹部62aは筒内噴射用インジェクタ11側に位置するピストン62の周縁部からピストン62中央部に向かって延び、また点火プラグ69の下方において上方に延びるように形成されている。
また、吸気バルブ65および排気バルブ66は、それぞれ、吸気バルブ駆動機構70および排気バルブ駆動機構71に連係されている。吸気バルブ駆動機構70および排気バルブ駆動機構71は、励磁電流が印加されたときに発生する電磁力を利用して、それぞれ、吸気バルブ65と排気バルブ66とを進退駆動する電磁駆動機構から構成され、電子制御ユニット30の信号に基づき、開閉のタイミングおよびリフト量が任意に制御可能に構成されている。従って、例えば電子制御ユニット30からの信号に基づいて吸気バルブ駆動機構70および/または排気バルブ駆動機構71が作動されると、吸気バルブ65および/または吸気バルブ65の開閉時期、延いては開期間が長く或いは短く可変制御されることになる。
ここで、電子制御ユニット30の出力ポート36は対応する駆動回路47を介して、ステップモータ6、各筒内噴射用インジェクタ11、各吸気ポート噴射用インジェクタ12、スピル電磁弁15a、流通弁21、吸気バルブ駆動機構70および排気バルブ駆動機構71に接続されている。
次に、上記構成を有する本発明の実施形態の制御の一例について以下に説明する。まず、制御が開始されると、電子制御ユニット30は所定時間毎に負荷センサ44および回転数センサ46により得られる機関負荷と機関回転数とにより機関の運転状態ないしは領域を判断する。そして、この判断に基づき、マップに記憶されている必要燃料噴射量を求め、これが所定値以上のときは、筒内噴射用インジェクタ11および吸気ポート噴射用インジェクタ12の両方から燃料を噴射し、一方、必要燃料噴射量が所定値未満ときには、吸気ポート噴射用インジェクタ12から燃料を噴射するように制御する。
具体的には、本実施の形態では、必要燃料噴射量が所定値未満である運転領域は、機関1のアイドリングおよび/または減速運転領域のような最小噴射量運転領域Qminとされており、図3に示すように、この最小噴射量運転領域Qminにおいて、吸気ポート噴射用インジェクタ12のみから燃料が噴射される。この場合、吸気ポート噴射用インジェクタ12からの噴射のために低圧ポンプ18から供される燃料圧は相対的に低いので、その最小の燃料噴射量の制御は比較的容易に行われ得る。一方、最小噴射量運転領域Qmin以外においては、筒内噴射用インジェクタ11および吸気ポート噴射用インジェクタ12の両方から燃料が噴射される。ここで、最小噴射量運転領域Qmin以外の運転領域においてはさらに、機関1の負荷(図3にはTRQで示されている)に対応させて、筒内噴射用インジェクタ11および吸気ポート噴射用インジェクタ12からの燃料噴射量の割合が変更されている。
すなわち、機関1の高負荷運転領域QHにおいては、上述の必要燃料噴射量を噴射するに際し、筒内噴射用インジェクタ11からの噴射量(直噴と表示されている)が吸気ポート噴射用インジェクタ12からの噴射量(吸気ポートと表示されている)よりも多くなるように設定されている。この場合、吸気ポート噴射用インジェクタ12からの噴射量は、デポジットの付着を阻止する程度の少量の一定量でよいので、吸気ポート噴射用インジェクタ12からの噴射量は一定としたまま、負荷TRQおよび回転数Neの増加につれて、筒内噴射用インジェクタ11からの噴射量の割合が吸気ポート噴射用インジェクタ12からの噴射量に比べ大きくなるように設定されている。このようにすると、出力が要求される機関1の高負荷運転領域QHにおいて、好ましい特性が得られる。
一方、機関1の中・低負荷運転領域QLにおいては、同じく上述の必要燃料噴射量を噴射するに際し、吸気ポート噴射用インジェクタ12からの噴射量が筒内噴射用インジェクタ11からの噴射量よりも多くなるように設定されている。この場合、筒内噴射用インジェクタ11からの噴射量は、その制御が可能でデポジットの付着を阻止する程度の少量の一定量でよいので、筒内噴射用インジェクタ11からの噴射量は一定としたまま、負荷および回転数の増加につれて、吸気ポート噴射用インジェクタ12からの噴射量の割合が筒内噴射用インジェクタ11からの噴射量に比べ大きくなるように設定されている。このようにすると、負荷の変動に対し的確に噴射量を制御することが可能である。
次に、本発明の内燃機関の燃料供給装置の第2の実施形態の制御について以下に説明する。本実施の形態は、筒内噴射用インジェクタ11および吸気ポート噴射用インジェクタ12の両方から燃料を噴射させている運転状態から、車両が減速走行等に移行した際に燃料供給を停止させるいわゆるフュエルカットの要求があった場合に対処するものである。すなわち、この筒内噴射用インジェクタ11および吸気ポート噴射用インジェクタ12の両方の燃料噴射を停止させるときには、筒内噴射用インジェクタ11からの燃料噴射を停止させた後に、吸気ポート噴射用インジェクタ12からの燃料噴射を停止させるようにしている。
より具体的に説明すると、負荷センサ44、回転数センサ46および車速センサ48により得られる機関負荷、機関回転数および車速とによりフュエルカットの要求有りと判断されると、電子制御ユニット30は、図4に示すように、筒内噴射用インジェクタ11(直噴INJと表示されている)からの燃料噴射を停止させた後に、吸気ポート噴射用インジェクタ12(ポート噴射INJと表示されている)からの燃料噴射を停止させるのである。このように制御すると、最後に相対的に燃料圧の低い吸気ポート噴射用インジェクタ12から燃料が噴射されるので、燃料噴射量の制御が最後まで可能であり、全体的に機関の安定的な運転を損なうことがないという効果を奏する。
さらに、本発明の内燃機関の燃料供給装置の第3の実施形態の制御について以下に説明する。本実施の形態は、例えば、上述の燃料噴射の停止状態から筒内噴射用インジェクタ11および吸気ポート噴射用インジェクタ12の両方から燃料を噴射させるときに対処するものである。すなわち、両燃料噴射の停止状態から噴射状態に復帰する際に、必要燃料噴射量が少ないときには、吸気ポート噴射用インジェクタ12から筒内噴射用インジェクタ11の順で燃料噴射を開始させ、必要燃料噴射量が多いときには、筒内噴射用インジェクタ11から吸気ポート噴射用インジェクタ12の順で燃料噴射を開始させるようにしている。
より具体的に説明すると、負荷センサ44、回転数センサ46および車速センサ48により得られる機関負荷、機関回転数および車速とにより噴射開始要求有りと判断されると、電子制御ユニット30は、図5に示すように噴射を開始する。すなわち、必要燃料噴射量が少ないときには、図5(A)に示すように、吸気ポート噴射用インジェクタ12(ポート噴射INJと表示されている)から筒内噴射用インジェクタ11(直噴INJと表示されている)の順で燃料の噴射を開始するように噴射信号を発する。このようにすると、制御された燃料噴射量が早期に得られるので、機関の安定的な運転が損なわれない。一方、必要燃料噴射量が多いときには、図5(B)に示すように、筒内噴射用インジェクタ11から吸気ポート噴射用インジェクタ12の順で燃料の噴射が開始される。このようにすると、高い燃料圧の筒内噴射用インジェクタ11からの噴射により、大量の燃料噴射量が得られ加速性が向上するという効果を奏するのである。
なお、上述の例では、車両走行中の燃料噴射の停止状態から噴射状態に復帰する場合について説明したが、これは機関の始動時においても同様に適用可能である。すなわち、水温センサ38にて検出される冷却水温度に応じて必要燃料噴射量は変動するので、この必要燃料噴射量の大小に応じて、上述の如く噴射開始の順序を決めればよい。
本発明に係るデュアル噴射型内燃機関の燃料供給装置の概略構成図を示す模式図である。 図1に示す機関の側断面図である。 本発明の一実施形態において、運転領域に対応させた噴射形態を示すグラフである。 本発明の一実施形態において、燃料噴射停止に移行するときの様子を説明するグラフである。 本発明の一実施形態において、燃料噴射開始に移行するときの様子を説明するグラフであり、(A)は小流量時、(B)は大流量時である。
符号の説明
11 筒内噴射用インジェクタ
12 吸気ポート噴射用インジェクタ
30 電子制御ユニット
38 水温センサ
44 負荷センサ
46 回転数センサ

Claims (3)

  1. 筒内に向けて燃料を噴射する筒内噴射用インジェクタと吸気ポート内に向けて燃料を噴射する吸気ポート噴射用インジェクタとを備える内燃機関において、
    必要燃料噴射量が所定値以上のときは、前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気ポート噴射用インジェクタの両方から燃料を噴射させ、必要燃料噴射量が所定値未満のときには、前記吸気ポート噴射用インジェクタから燃料を噴射させるようにしたことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  2. 前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気ポート噴射用インジェクタの両方から燃料を噴射させている状態から両方の燃料噴射を停止させるときには、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射を停止させた後、前記吸気ポート噴射用インジェクタからの燃料噴射を停止させることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置。
  3. 燃料噴射の停止状態から前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気ポート噴射用インジェクタの両方から燃料を噴射させるとき、
    必要燃料噴射量が少ないときには、前記吸気ポート噴射用インジェクタから筒内噴射用インジェクタの順で燃料噴射を開始させ、
    必要燃料噴射量が多いときには、前記筒内噴射用インジェクタから吸気ポート噴射用インジェクタの順で燃料噴射を開始させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置。
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