JP2005112282A - 自動車用エアーバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は自動車用エアーバッグ装置に係り、特に、補強部材の改良構造に関するものである。
【解決手段】 観音開き状態に開放される破断開放部51と、前記破断開放部及び前記破断開放部51の開口周辺領域に対応する裏面を補強すると共に、エアーバッグケース44を連結する補強枠体45を備えた自動車用エアーバッグ装置であって、前記補強枠体45を前記エアーバッグケース44が連結される係止部を備えた枠本体46と、該枠本体46の上部に一体成形された破断開放部用の破断補強部47a,47bと前記破断開放部の開口周辺領域に対応する裏面を補強する縁補強部48とで構成すると共に、前記内装パネル裏面の中央破断溝位置で対峙固定される前記破断補強部47a,47bの対向先端部間の一部を連結して補強連結部60を形成し、該補強連結部60には破断脆弱部61を設けた構成とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車などの車両の衝突時に、助手席や運転席等の車内にいる乗員を正面衝突や側面衝突の衝撃から保護して、乗員の安全性を確保するための自動車用エアーバッグ装置に係り、特に、補強部材の改良構造に関するものである。
自動車などの車両に適用される助手席用,運転席用及び左,右側柱用等のエアーバッグ装置は、基本的に、エアーバッグと、このエアーバッグを折り畳んだ状態で収容するエアーバッグケースと、エアーバッグを膨張展開するインフレータを備え、このエアーバッグ装置は車両内装パネルの内側に配設される構成になっている。
そして、自動車の内装パネルは、一般的にポリプロピレン樹脂等のプラスチック樹脂材により一体成形されたパネルコアーの表面を覆うポリプロピレン樹脂等のプラスチック樹脂製のインストルメントパネルから構成される。
従来の自動車用エアーバッグ装置は、図1及び図2に示すような破断開放部14の破断溝10a,10b,10cを見えにくくしたシームレスタイプの助手席用エアーバッグ装置が提供されている。
自動車などの車両に適用される助手席用,運転席用及び左右側柱用等のエアーバッグ装置は、基本的に、エアーバッグ12と、このエアーバッグ12を折り畳んだ状態で収容するエアーバッグケース13と、エアーバッグ12を膨張展開するインフレータ(図示せず)を備え、このエアーバッグ装置は車両内装パネル10の内側に配設される構成になっている。(例えば,特許文献1参照)
特開2001−206180号公報
即ち、図1及び図2に示す従来技術にあっては、内装パネル10には、図示しないレーザ発生手段からパルス状に発生するレーザを、内装パネル10の裏面側からその裏面に固着する一対の金属製の板材料を折曲成形した補強板材11,11の外形縁部に沿って相対移動しながら照射することにより、内装パネル10の裏面に対して直角方向に形成された長尺方向の前,後ヒンジ溝10a,10aと中央破断溝10b及び前後方向である短尺方向の左右にそれぞれ破断溝10c,10cを設けることで、エアーバッグ12を収容するエアーバッグケース13の開口13aの大きさに対応するエアーバッグ膨張展開用の破断開放部14が形成されている。
また、前記破断開放部14は、長尺方向及びそれと直角方向に形成した中央破断溝10b,短尺方向の左,右破断溝10c,10cによって、前,後破断開放部15a,15bとなり、エアーバッグ膨張展開時に、それぞれ、前記前,後ヒンジ溝10a,10aを介して観音開き状態に破断開口される構成になっている。
前記内装パネル10の破断開放部14は、エアーバッグ膨張展開時にエアーバッグ12の展開圧力により開放される際、前記前,後ヒンジ溝10aが前記内装パネル10より切り離されてしまう場合がある。そのため、前記内装パネル10の前記破断開放部14の裏面には、前記一対の補強板材11,11の一端水平部11a,11aが溶着等の手段によりカシメ固着され、その各他端となる鉛直部11b,11bが、ヒンジ部11c,11cを介して折り曲げられて垂下され、この各鉛直部11b,11bを、前記エアーバッグケース13の開口部13aの外周寸法より僅かに大きな内周寸法を有するようにして前記内装パネル10の裏面に一体成形された枠状の補強リブ16の前,後壁とともに、前記ケース13の前,後壁面13b,13bに取り付けられたフック部17に係止する構成とすることで、エアーバッグ膨張展開時に観音開きされた内装パネル10の破断開放部14が飛散しないようにしたものである。
上記のように構成された自動車用エアーバッグ装置においては、車両が衝突した際には、その衝突時の衝撃力をセンサで検出し、このセンサで検出した衝撃力が予め定めた値以上になったか否かをCPU等からなる制御装置で判定し、設定値以上と判定された時に制御装置から出力される信号によりインフレータを動作させて所定のガスを発生させ、このガスをエアーバッグに供給することにより、エアーバッグを急速に膨張展開させる。
すなわち、エアーバッグが膨張展開時、その膨張圧力で内装パネル10の破断開放部14が内側から押圧されると、破断開放部14の中央破断溝10b及び短尺方向の左,右の破断溝10c,10cが破断され、前,後ヒンジ溝10aを介して観音開き状態に展開される。
そして、観音開き状態に展開された前,後破断開放部15a,15bが、各補強板材11,11のそれぞれのヒンジ部11c,11cを介して展開される。
これと同時に、エアーバッグ12は開かれた破断開放部14から内装パネル10の外方へ膨張展開され、この膨張展開されたエアーバッグ12の緩衝作用で、助手席の乗員の頭部或いは 胸部等を支えることにより、乗員を車両衝突時の衝撃力から保護するようにしている。
ところで、上記従来の自動車用エアーバッグ装置においては、内装パネル10の破断開放部14が設けられている開口部周縁の下方裏面には補強板材11,11や補強リブ16が設けられているものの、これら一対の補強板材11,11にあっては、内装パネル10の裏面側に溶着される水平部11a,11aの各対向先端部が、破断開放部の中央破断溝10b部で互いに僅かに離間された分離状態となっている。
従って、前記内装パネル10の破断開放部14の中央破断溝10bは上方からの押圧力に対し弱く、破断開放部14の中央部或いは開口周縁が凹んだり等の変形を生じることで、エアーバッグの膨張展開時に内装パネル10に剪断応力が掛かり、破断開放部14の開口周縁部にササクレなどが発生する悪影響を与える恐れがあるとともに、内装パネルにおける開口周縁部の外観意匠性を著しく損ねるという問題点があった。
また、前記内装パネル10の破断開放部14の裏面には、中央破断溝10bを挟んで破断開放部14の前,後方向から伸びる一対の補強板材11,11の水平部11a,11aが溶着によりそれぞれ固定されているが、前記各補強板材11,11は金属製の板材料を使用しており、エアーバッグ膨張展開時において、破断開放部14が反転した状態では金属製の補強板材11,11が露出することで安全性に問題がある。
また、エアーバッグ膨張展開時におけるバッグの膨張力は、図3の(a)〜(d)に示す内装パネルの上部より観察した破断展開状態の動作図から分かるように、エアーバッグ膨張展開以前(a)から膨張開始後1〜2秒経過時(b)においては、まず、破断開口部14の中央破断溝10b部に急激な膨張破断力が作用し、5〜6秒経過時(c)には中央破断溝10bが開列する以前に左右の短尺方向の破断溝10c,10c部が破断Cを開始してしまい、A部の拡大断面図(d)に示すように破断部DにササクレEが発生する大きな原因となっている。
前記破断動作は、当初破断開放部14の中央破断溝10b部分にエアーバッグの膨張圧力が作用することで、中央破断溝10bが急激に破断を開始しようとするため、短尺方向の破断溝10c,10c部分にも急激にせん断応力が掛かり、左右方向の破断開口の破断部Dにシャープなエッジが生じたり、ササクレ現象が生じ、安全性に問題があった。
更には、リサイクル時に金属製板材によって形成した補強板材11,11とプラスチック製の内装パネル10とを分離するにあっては両者が互いに溶着カシメにより固着されているため分離作業がしにくいという問題点があった。
本発明は、上記のような従来の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、車両の内側フロント部や側柱部、ハンドル中央部等を覆う内装パネルの破断開放部及びその外周縁近傍の外方からの押圧負荷に対する耐圧性を向上できるように、前記内装パネル裏面の中央破断部位置で対峙固定された一対の破断補強部の対向先端部同志の間及び破断補強部の側端部と対応する枠体の一部を連結した補強連結部並びに側部補強連結部を形成することで、外方からの押圧負荷に対する抵抗力を持たせると共に、エアーバッグ膨張展開時に中央破断溝部分に急激に膨張圧力が作用した場合にあっても、直ちに破断されることのないように、前記補強連結部に引っ張り応力を持たせることで、短尺方向の破断溝10c,10c部分に急激にせん断力が掛からないようにし、破断面にシャープなエッジが生じたり、破断部にササクレ現象が生じるのを防止する。
さらには、内装パネルの破断開放部の裏面に溶着される補強板材を内装パネル材料と同系の熱可塑性プラスチック材料で形成することで、内装パネルと補強枠体との接合を振動溶着によって行なうことができ、組み付けを容易にし、かつリサイクル時における分離作業を不要とした自動車用エアーバッグ装置を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明の請求項1に記載の発明は、自動車の室内に設けられた内装パネルの裏面側に配設され、インフレータからのガスにより膨張展開される前記エアーバッグを折り畳んだ状態で収納するエアーバッグケースと、前記エアーバッグケースの開口と相対向する前記内装パネルの裏面にエアーバッグ展開用の開口形状を決める破断溝を形成することにより構成される破断開放部と、前記破断開放部を補強する破断補強部を有する補強枠体を備えた自動車用エアーバッグ装置であって、前記補強枠体を枠本体と破断補強部とから構成し、かつ前記補強枠体を熱可塑性樹脂材によって一体形成すると共に、前記破断補強部のヒンジ溝を除く周端部と対向する前記記枠本体との対向部間の一部を連結した補強連結部を設け、該補強連結部には破断脆弱部を設け、前記枠本体及び前記破断補強部をそれぞれ前記内装パネルの裏面に振動溶着によって固着するようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記請求項1に記載の自動車用エアーバッグ装置において、自動車の室内に設けられた内装パネルの裏面側に配設され、インフレータからのガスにより膨張展開される前記エアーバッグを折り畳んだ状態で収納するエアーバッグケースと、前記エアーバッグケースの開口と相対向する前記内装パネルの裏面にエアーバッグ展開用の開口形状を決める破断用溝を形成することにより構成され、観音開き状態に開放される破断開放部と、前記破断開放部及び前記破断開放部の開口周辺領域に対応する裏面を補強すると共に、前記エアーバッグケースを連結する補強枠体を備えた自動車用エアーバッグ装置であって、前記補強枠体が前記エアーバッグケースと連結する係止部を備えた枠本体と、該枠本体の上部に一体成形された破断開放部用の破断補強部と前記破断開放部の開口周辺領域に対応する裏面を補強する縁補強部とで構成されると共に、前記内装パネル裏面の中央破断溝位置で対峙固定された前記破断補強部の対向先端部同志間の一部を補強連結部で連結し、該補強連結部には破断脆弱部を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記請求項2に記載の自動車用エアーバッグ装置において、前記枠本体の下部は、前,後側壁と左,右側壁とによって矩形筒状に形成されると共に、前記枠本体の矩形状の上部周囲には、拡角方向にほぼ水平に延出する縁補強部を、また前記縁補強部の基部より波状の折曲部を有するヒンジ部を介して内方に分岐する破断補強部を形成し、前記枠本体と一体成形された破断補強部及び縁補強部を前記内装パネルの裏面に振動溶着によって固着するようにしたことを特徴とする。
請求項4の発明は、前記請求項2又は3に記載の自動車用エアーバッグ装置において、前記内装パネルの裏面にエアーバッグ展開用の開口形状を決める破断用溝を形成することにより構成される破断開放部は、平面長方形状を呈する長手方向中央部が切断される観音開き方式の破断開放部であって、前記枠本体の矩形状の上部周囲には、拡角方向に分岐されたほぼ水平に延出する縁補強部を、また前記前,後側壁の前記縁補強部の基部からは、波状の折曲部を有するヒンジ部を介して内方に分岐して、中央部分でそれぞれが対峙する一対の破断補強部を形成し、各対峙する対向先端部の一部を補強連結部で連結すると共に、前記破断補強部の左右側部破断溝位置に対応する側端部と前記枠本体との間の一部を連結した側部補強連結部を形成したことを特徴とする。
請求項5の発明は、前記請求項2〜4のいずれか1つに記載の自動車用エアーバッグ装置において、前記補強連結部および前記各側部補強連結部の裏面にはレーザ加工又は型溝成形による破断脆弱部を設けたことを特徴とする。
請求項6の発明は、前記請求項1〜5のいずれか1つに記載の自動車用エアーバッグ装置において、前記内装パネル裏面に対応する破断補強部及び縁補強部のそれぞれの対応面にはそれぞれ所定間隔をもって突設した筋条の突起部を形成し、これらの突起部を介して前記内装パネル裏面に振動溶着によって互いに固着するようにしたことを特徴とする。
請求項7の発明は、前記請求項1〜6のいずれか1つに記載の自動車用エアーバッグ装置において、前記枠本体と一体成形された破断補強部及び縁補強部の前記内装パネルの裏面に対応する対応面には、所定間隔で形成した断裂筋状の振動溶着用の突起部を形成したことを特徴とする。
請求項8の発明は、前記請求項に記載の自動車用エアーバッグ装置において、前記内装パネルの裏面にエアーバッグ展開用の開口形状を決める破断用溝を形成することにより構成される破断開放部は、平面長方形状を呈する長尺方向の前側部と、短尺方向の左,右側部が切断される片開方式の破断開放部であって、前記枠本体の矩形状の上部周囲には、拡角方向に分岐されたほぼ水平に延出する縁補強部を、また前記前側壁の前記縁補強部の基部からは、波状の折曲部を有するヒンジ部を介して内方に延設され、端部が前記枠本体の後側壁に対峙する一対の破断補強部を形成すると共に、前記破断補強部の左,右側部の前記破断溝位置に対応する各側端部と前記枠本体との間の一部を連結した側部補強連結部を設けたことを特徴とする。
上記のように構成された自動車用エアーバッグ装置によれば、補強枠体を、縁補強部を有する枠本体と破断補強部とを一体成形した構成としたので、組み付けが容易で、作業性が向上すると共に、内装パネルの上面から押圧力が加えられても、補強枠体の縁補強部が下方から支持して破断開放部のへこみや開口周縁の変形を防止することができると共に、破断開放部の開口縁部及び破断開放部への振動溶着作業が容易に行うことができる。
また、補強枠体を枠本体の前,後側壁に互いに内方中央部で対峙する一対の破断補強部を波状の折曲部を有するヒンジ部を介して形成し、前記破断補強部を破断開放部の裏面に振動溶着した構成としたので、破断補強部の反転に伴うヒンジ部の伸び代を確保できるため、前,後の破断開放部と破断補強部の水平部との溶着部に与える衝撃力を解消できる。
さらに、前記補強枠体及び前記破断補強部を熱可塑性樹脂材によって形成すると共に、前記内装パネル裏面の中央破断部位置で対峙固定された一対の破断補強部の対向先端部同志間の一部を補強連結部で連結し、該補強連結部の裏面には破断脆弱部を設け、かつ前記枠本体及び前記破断補強部をそれぞれ前記内装パネルの裏面に振動溶着によって固着する構成としたので、前記内装パネル、枠本体及び破断補強部が同系の材質であるため、これらの接合を振動溶着によって行なうことが可能となり、溶着作業が容易であると共に、前記破断補強部の水平対向先端部の補強連結部は、内装パネルの上方からの押圧力に対して抵抗力を備えることで、破断開放部の変形を防止して内装パネルの外観意匠性を損なわせることがない。
更にまた、前記補強連結部を有することで、従来、エアーバッグ膨張展開時にエアーバッグの膨張力による破断開口縁周辺部にかかるせん断力が緩衝され、開口縁部の破断部にシャープなエッジが生じたり、破断部にササクレ現象が生じるのを防止し、奇麗な破断面とすることができる。
また、内装パネルの破断開放部の周辺領域を補強するために、補強縁部付きの枠本体としたので内装パネルの上面から押圧力が加えられても、前記補強連結部と補強枠体の補強縁部が下方から支持して破断開放部のへこみや開口周縁の変形を防止することができる。
また、前記破断開放部の開口周辺領域の裏面に振動溶着される補強枠体の左,右補強縁部には、それぞれ内装パネル裏面への溶着のための筋条の突起部を除いた扁平部を設け、該扁平部の上方に前記湾曲線状の左右破断溝の凸形状が前記枠体の開口内部領域に突出しないように配設した構成としたので、低温雰囲気における割れなどの不具合が解消できると共に、破断開放部における破断面に発生するササクレ現象を防止できる。
また、エアーバッグケースが枠本体に対して分離可能に結合できる構成になっているため、廃車時などにエアーバッグを枠体から容易に取り外すことができ、インフレータなどの関連部品を容易に分離除去でき、環境に悪影響を与えることが防止出来る効果を有する。
また、前記補強枠体がオレフィン系エラストマーなどよりなる低弾性の熱可塑性樹脂材からなる前記内装パネルと同系の材質であるため、これらの接合を振動溶着によって行なうことが可能となり、溶着作業が容易であると共に、リサイクル時において、従来のように金属製の破断補強部と樹脂製の内装パネルとを一々分離する作業を省略できる。
更にまた、エアーバッグケースが補強枠体に対して分離可能に結合できる構成になっているため、廃車時などにエアーバッグを枠本体から容易に取り外すことができ、インフレータなどの関連部品を容易に分離除去でき、環境に悪影響を与えることが防止出来る効果を有する。
次に、本発明にかかる自動車用エアーバッグ装置を助手席用に適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。
図4は本発明にかかる自動車用エアーバッグ装置を助手席用に適用した場合の要部縦断面図、図5は図4における補強枠体の全体斜視図、図6の(a),(b)は図5のB―B線,C―C線に沿った断面図、図7は図4の動作説明図、図8(a)〜(c)は本発明の実施例にかかる破断開放部のエアーバッグ膨張時における動作示す要部説明図で、(d)は(c)のB部拡大断面図である。
図4において、40はポリプロピレン樹脂(PP)などの熱可塑性樹脂を主原料として一体成形された樹脂製のインストルメントパネルカバー(以下内装パネルという)であり、この内装パネル40は、図示省略の車体に固定された樹脂製のインストルメントパネルコアー(図示省略)の表面を覆うように構成され、タッピングネジ等の適宜の手段により、インストルメントパネルコアーに固定されている。
前記内装パネル40の左側部分の助手席(右ハンドル車対応)と対向する内側箇所には、図4に示すように、自動車用エアーバッグ装置41が収容される収容部42が形成されている。なお、左ハンドル車対応の場合は前記構成と反対の右側部分に設けられる。
前記自動車用エアーバッグ装置41は、インフレータからのガスにより膨張展開されるエアーバッグ43と、このエアーバッグ43を折り畳んだ状態で収容する上方に開口44aを有するエアーバッグケース44と、前記内装パネル40と同系の熱可塑性樹脂材料を使用して形成された補強枠体45を構成する枠本体46と、該枠本体46の上部に分岐して形成された一対の前,後の破断開放部用の破断補強部47a,47bと、破断開放部の開口周縁用の縁補強部48とからなる。
そして、前記破断補強部47a,47bの対向先端部には各対峙する中央の一部分を補強連結部60で連結すると共に、前記破断補強部47a,47bの左,右側部破断溝40c,40c(図8参照)位置に対応する側端部と前記枠本体46との間の一部をそれぞれ側部補強連結部62,62によって連結して形成してある。
前記枠本体46の下部は、前,後側壁46a,46bと左,右側壁46c,46dとによって矩形筒状に形成されると共に、前記枠本体46の矩形状の側壁上部には、拡角方向の傾斜面46eを介して四周面がほぼ水平となる前記縁補強部48が形成され、また前,後側壁46a,46bの上部にはそれぞれ前記縁補強部48の傾斜面46eの基部から分岐して波状に屈曲された伸び代を有するヒンジ部49を介して互いに内方に対応して連続形成された一対の破断補強部47a,47bが形成された構成となっている。
そして、前記枠本体46及び一体成形された縁補強部48及び破断補強部47a,47bはオレフィン系エラストマーなどよりなる低弾性の熱可塑性樹脂材によって射出成形により一体形成されたものである。
また、前記内装パネル40の裏面と対応する前記縁補強部48及び破断補強部47a,47bの対応面にはそれぞれ所定間隔をもって突設した断裂筋条の突起部50が形成されており、これらの突起部50を介して前記内装パネル40裏面に振動溶着によって互いに固着するようになっている。
また、前記収容部42と相対向する内装パネル40には、エアーバッグ43の膨張展開時にエアーバッグの押圧力により破断されて、開口する破断開放部51(図4参照)が形成されている。
この破断開放部51は、内装パネル40裏面左右長手方向に沿って設けたヒンジ溝40a及び前後の短尺方向に沿って設けた側部破断用溝40c,40cをエアーバッグケース44の開口44aとほぼ同一の長方形状にレーザ加工等により形成することにより構成されるものであり、破断開放部51の短尺方向すなわち側部破断用溝40c,40cの中間には、破断開放部51の長尺方向の全長に亘り伸びる中央破断用溝40bがレーザ加工等により形成されており、エアーバッグ43の膨張展開時に破断開放部51が側部破断用溝40c,40cと中央破断用溝40bの箇所から破断されることにより、図7に示すようにヒンジ溝40a,40aにより構成されるヒンジ52,52を介して前,後破断開放部51a,51b観音開き状態に開放されるようになっている。
また、前記枠本体46の長手方向の前,後側壁46a,46bには複数の角穴状の係止部53が形成されており、前記エアーバッグケース44の前,後側壁に取付けたフック部54が係止されるようになっている。
前記補強枠体45に一体成形された破断補強部47a,47bは、波状の折曲部を有するヒンジ部49を介して図4に示すように、補強枠体45の内装パネル40側開口を閉鎖する状態から、図7に示すようにエアーバッグ43が膨張展開できる状態に展開できるように破断開放部51a,51bと連結されている。
なお、前記破断補強部47a,47bの対向先端部の中央一部を連結した補強連結部60及び前記破断補強部の左,右側部破断溝位置に対応する各側端部と前記枠本体46との間の一部を連結した側部補強連結部62の各裏面側には、それぞれレーザ加工又は型溝成形による破断用の脆弱部61,63が設けられエアーバッグの膨張展開時にそれぞれ破断されるように成っている。
本発明の実施例においては、 エアーバッグ43が膨張展開する場合、エアーバッグ43の膨張展開初期時に発生する膨張圧力が破断補強部47a,47bの水平面と補強枠体45の内側にかかると、枠本体46の縁補強部48が開口側に拡がる傾斜で連結されているため、補強枠体45に対する膨張の影響が少なく,更に縁補強部48を内下方へ引っ張るようにするため内装パネル40の破断開放部51の開口周縁の拡がりを少なくして割れを防止すると共に、破断補強部47a,47bの水平面に溶着された破断開放部51a,51bが中央破断用溝40bの脆弱部分から側部の破断用溝40cの脆弱部分に沿い順次破断されると共に、この前,後の破断開放部51a,51bを含む破断補強部47a,47bの水平部はヒンジ部49となる波状の折曲部を伸び代として図7に示すように展開され、破断開放部51と破断補強部47a,47bとの溶着部分に掛かる無理な圧力抵抗を吸収することができる。
また、展開最終段階では前記枠本体46の角穴53のギャップによっても前記圧力を吸収できることで、内装パネル40の開口周縁に発生する損傷が防止でき、図7示すようにスムーズに観音開き状態に外側へ展開される。
また、前記補強枠体45と破断補強部47a,47bとを一体形成により構成したので、エアーバッグ膨張展開時において、破断開放部51a,51bの変形における破断補強部47a,47bの初期の展開圧力を波状の折曲部よりなる伸び代を有するヒンジ部49によって破断開放部51a,51bの反転における破断補強部47a,47bの伸びを充分に吸収することが可能となるため破断開放部51a,51bのスムーズな展開を図ることができる。
前述の第1実施例によれば、前記内装パネル40裏面の中央破断部位置で対峙固定された一対の破断補強部47a,47bの対向先端部間に一部を連結した補強連結部60を形成することで、外方からの押圧負荷に対する抵抗力を持たせることができる。
更にまた、図8(a)〜(d)に示すエアーバッグ膨張展開時の動作図のように、エアーバッグ膨張展開時におけるバッグの膨張圧力は、エアーバッグ膨張展開以前(a)の状態から膨張開始1〜2秒経過時(b)においては、まず、破断開口部の中央破断溝部に急激な膨張圧力が作用し、5〜6秒経過時(c)には中央破断溝40bが開列する以前に破断部Dが引き伸ばされることにより、左右の側部破断溝40c,40c部に急激なせん断力を生じさせることなく、側部破断溝40c,40c部は(d)に示すように引き伸ばされて破断が遅れ、中央破断部40b部の破断開始に追随して破断されるため、側部破断溝40c,40c近傍の破断開口部にできるササクレ現象を防止できる。
即ち、補強連結部60及び側部補強連結部62によって、破断開放部51の破断開口となる中央破断溝40b部分に急激な破断力が作用されることのないように引っ張り応力を持たせて、短尺方向の側部破断溝40c,40c部分に急激にせん断力が掛からないようにしたものである。
また、前記破断開放部51の前後,左右の開口周辺領域は、補強枠体45の補強縁部45b,45cに溶着されているため、破断開放部51の開放動作に追従することが抑制され側部破断溝46c,40cで速やかに破断されることになり、エアーバッグ43の膨張展開時に破断された破断開放部51の破断部Dにシャープなエッジが生じたり、破断部にササクレ現象の発生を予防し、奇麗な破断面を提供できる。
さらに、破断開放部51のヒンジ溝40aに沿う開口周辺領域は補強枠体45の補強縁部48により補強されているため、破断開放部51を含む内装パネル40の上方からの押圧力に対して耐圧性が増し、エアーバッグ装置の不使用時における内装パネル40の割れ,歪み等の変形を防止できる。
また、この第1実施例によれば、前記補強枠体45及び破断補強部47a,47bを高弾性及び低弾性ではあるが内装パネル40と同系の高弾性で構成すると共に、前記補強枠体45及び破断補強部47a,47bの各水平面及び補強縁部48に形成した筋条の突起部50を介して振動溶着が可能となるとなるため溶着作業が容易である。
更に、前記第1実施例では前記補強枠体45を高弾性の熱可塑性樹脂で、且つ破断補強部47a,47bを低弾性の熱可塑性樹脂で成形したものについて説明したが、前記補強枠体45及び破断補強部47a,47bを共に低弾性の熱可塑性樹脂或いは共に高弾性の熱可塑性樹脂で、更には補強枠体45を低弾性の熱可塑性樹脂で、破断補強部47a,47bを高弾性の熱可塑性樹脂で形成するようにしてもよい。
また、エアーバッグケース44は補強枠体45および破断補強部47a,47bに対して分離可能に結合できる構成になっているため、廃車時などにエアーバッグケース44を補強枠体45から容易に取り外すことができ、産業廃棄物となるインフレータなどの関連部品を容易に分離除去でき、環境に悪影響を与えることが防止できる。
図9は、本発明の自動車用エアーバッグ装置の第2実施例を示す補強枠体の全体斜視図であり、前述の第1実施例における図5に相当するものである。
この第2実施例においては、前記第1実施例と相違する構成は、第1実施例が破断開放部51の開放が観音開き形式のものであるのに対し、第2実施例の破断開放部においては、開放部が片開き方式に適応させた補強枠体45にあり、その他の構成は前述の第1実施例とほぼ同様なので、同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、相違する点について以下説明する。
前記補強枠体45は枠本体46の矩形状の上部周囲には、拡角方向に分岐されたほぼ水平に延出する縁補強部48を、また前記前側壁46aの前記縁補強部48の基部からは、波状の折曲部を有するヒンジ部49を介して内方に延設され、端部49aが前記枠本体46の後側壁46bに対峙する破断補強部47cを形成すると共に、前記破断補強部47cの左,右側部の前記破断溝位置に対応する各側端部47d,47eと、前記枠本体46との間の一部を平板状の側部補強連結部64で連結した構成としたものである。
なお、前記側部補強連結部64の裏面には、前記第1実施例と同様にレーザ加工又は型溝成形による破断用の脆弱部65が設けられエアーバッグの膨張展開時にそれぞれ破断されるように成っている。
前記構成の第2実施例においても、第1実施例と同様に側部補強連結部64によって、破断開放部51の破断開口となる内装パネルに形成される側部破断溝40c,40c部分に引っ張り応力を持たせて、短尺方向の側部破断溝40c,40c部分に急激にせん断力が掛からないようにし、エアーバッグ43の膨張展開時に破断された破断開放部51の破断部にシャープなエッジが生じたり、破断部にササクレ現象の発生を予防し、奇麗な破断面を提供できる。
以上のように構成された本発明の実施例による助手席用のエアーバッグ装置によれば、自動車などの車両が衝突した際には、その衝突時の衝撃力を図示省略した周知のセンサで検出し、このセンサで検出した衝撃力が予め定めた値以上になった否かを図示省略した周知のCPU等からなる制御装置で判定し、設定値以上と判定された時に制御装置から出力される信号により、図示省略した周知のインフレータを動作させて所定のガスを発生させ、このガスをエアーバッグ43に供給することにより、エアーバッグ43を急速に膨張展開させる(図7参照)ことで、乗員を車両衝突時の衝撃から保護できる。
従来の助手席用エアーバッグ装置の単板状の内装パネルにエアーバッグ膨張展開用の破断開放部を形成した状態を示す部分拡大説明図。 図1のA−A線に沿う概略断面図。 (a)〜(c)は従来の破断開放部のエアーバッグ膨張時における動作示す要部説明図で、(d)は(c)のA部拡大断面図。 本発明にかかる自動車用エアーバッグ装置を助手席用に適用した場合の実施形態を示す要部の縦断面図。 図4における補強枠体の全体斜視図。 (a),(b)はそれぞれ本発明にかかる図5の補強枠体におけるB-B線及びC−C線の断面斜視図。 図4の作動状態を示す説明用断面図。 (a)〜(c)は本発明の実施例にかかる破断開放部のエアーバッグ膨張時における動作示す要部説明図で、(d)は(c)のB部拡大断面図。 本発明の自動車用エアーバッグ装置における第2実施例を示す補強枠体の全体斜視図。 (a),(b)はそれぞれ図9の補強枠体における要部の断面図。
符号の説明
40 内装パネル
40a ヒンジ溝
40b 中央破断溝
40c 側部破断溝
41 自動車用エアーバッグ装置
42 収容部
43 エアーバッグ
44 エアーバッグケース
45 補強枠体
46 枠本体
47a,47b 破断補強部
48 縁補強部
49 ヒンジ部
50 突起部
51 破断開放部
53 角穴状の係止部
54 フック部
60 補強連結部
61 脆弱部
62,64 側部補強連結部
63,65 脆弱部






Claims (8)

  1. 自動車の室内に設けられた内装パネルの裏面側に配設され、インフレータからのガスにより膨張展開される前記エアーバッグを折り畳んだ状態で収納するエアーバッグケースと、前記エアーバッグケースの開口と相対向する前記内装パネルの裏面にエアーバッグ展開用の開口形状を決める破断溝を形成することにより構成される破断開放部と、前記破断開放部を補強する破断補強部を有する補強枠体を備えた自動車用エアーバッグ装置であって、前記補強枠体を枠本体と破断補強部とから構成し、かつ前記補強枠体を熱可塑性樹脂材によって一体形成すると共に、前記破断補強部のヒンジ溝を除く周端部と対向する前記枠本体との対向部間の一部を連結した補強連結部を設け、該補強連結部には破断脆弱部を設け、前記枠本体及び前記破断補強部をそれぞれ前記内装パネルの裏面に振動溶着によって固着するようにしたことを特徴とする自動車用エアーバッグ装置。
  2. 自動車の室内に設けられた内装パネルの裏面側に配設され、インフレータからのガスにより膨張展開される前記エアーバッグを折り畳んだ状態で収納するエアーバッグケースと、前記エアーバッグケースの開口と相対向する前記内装パネルの裏面にエアーバッグ展開用の開口形状を決める破断用溝を形成することにより構成され、観音開き状態に開放される破断開放部と、前記破断開放部及び前記破断開放部の開口周辺領域に対応する裏面を補強すると共に、前記エアーバッグケースを連結する補強枠体を備え、
    前記補強枠体を前記エアーバッグケースに連結する係止部を備えた枠本体と、該枠本体の上部に一体成形された破断開放部用の破断補強部と前記破断開放部の開口周辺領域に対応する裏面を補強する縁補強部とで構成すると共に、前記内装パネル裏面の中央破断溝位置で対峙固定される前記破断補強部の対向先端部間の一部を連結して補強連結部を形成し、該補強連結部には破断脆弱部を設けたことを特徴とする自動車用エアーバッグ装置。
  3. 前記枠本体の下部は、前,後側壁と左,右側壁とによって矩形筒状に形成されると共に、前記枠本体の矩形状の上部周囲には、拡角方向にほぼ水平に延出する縁補強部を、また前記縁補強部の基部より波状の折曲部を有するヒンジ部を介して内方に分岐する破断補強部を形成し、前記枠本体と一体成形された破断補強部及び縁補強部を前記内装パネルの裏面に振動溶着によって固着するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の自動車用エアーバッグ装置。
  4. 前記内装パネルの裏面にエアーバッグ展開用の開口形状を決める破断用溝を形成することにより構成される破断開放部は、平面長方形状を呈する長手方向中央部が切断される観音開き方式の破断開放部であって、前記枠本体の矩形状の上部周囲には、拡角方向に分岐されたほぼ水平に延出する縁補強部を、また前記前,後側壁の前記縁補強部の基部からは、波状の折曲部を有するヒンジ部を介してそれぞれ内方に分岐して、中央部分でそれぞれが対峙する一対の破断補強部を形成し、各対峙する対向先端部同志の一部を補強連結部で連結すると共に、前記破断補強部の左,右側部破断溝位置に対応する各側端部と前記枠本体との間の一部を側部補強連結部で連結したことを特徴とする請求項2又は3記載の自動車用エアーバッグ装置。
  5. 前記補強連結部及び前記各側部補強連結部の裏面にはレーザ加工又は型溝成形による破断脆弱部を設けたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の自動車用エアーバッグ装置。
  6. 前記内装パネル裏面に対応する破断補強部及び縁補強部のそれぞれの対応面にはそれぞれ所定間隔をもって突設した筋条の突起部を形成し、これらの突起部を介して前記内装パネル裏面に振動溶着によって互いに固着するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動車用エアーバッグ装置。
  7. 前記枠本体と一体成形された破断補強部及び縁補強部の前記内装パネルの裏面側との対応面には、所定間隔で形成した断裂筋状の振動溶着用の突起部を形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の自動車用エアーバッグ装置。
  8. 前記内装パネルの裏面にエアーバッグ展開用の開口形状を決める破断用溝を形成することにより構成される破断開放部は、平面長方形状を呈する長尺方向の前側部と、短尺方向の左,右側部が切断される片開方式の破断開放部であって、前記枠本体の矩形状の上部周囲には、拡角方向に分岐されたほぼ水平に延出する縁補強部を、また前記前側壁の前記縁補強部の基部からは、波状の折曲部を有するヒンジ部を介して内方に延設され、端部が前記枠本体の後側壁に対峙する一対の破断補強部を形成すると共に、前記破断補強部の左,右側部の前記破断溝位置に対応する各側端部と前記枠本体との間の一部を連結した側部補強連結部を設けたたことを特徴とする請求項1記載の自動車用エアーバッグ装置。
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