JP2005104207A - 膝保護用エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インフレーターのリード線を、ステアリングコラム等の周辺機器との干渉を抑えて、車両に搭載させることが可能な膝保護用エアバッグ装置の提供。
【解決手段】 エアバッグ50とインフレーター44とを収納させるとともに車両後方側を開口させたケース17を備える膝保護用エアバッグ装置。ケース17が、開口の周囲の周壁部19と、周壁部19の車両前方側を塞ぐ底壁部20と、を備える。インフレーター44が、軸方向に沿った一方側の端部をケース17から突出させ、端部に、エアバッグ作動回路に連結されてケース17を左右方向で跨ぐように配設されるリード線48を結線させたコネクタを接続させている。リード線48が、ケース17を跨ぐ部位48aを、周壁部19の上面側から下がった底壁部20の近傍となる位置において、ケース17側から配設される係止部材27により、係止させて、配設されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、着座した乗員の膝の前方に配設されて、エアバッグの展開膨張時に乗員の膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置に関する。
従来、膝保護用エアバッグ装置は、折り畳まれたエアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、エアバッグとインフレーターとを収納させる有底の箱形状とされて車両後方側を開口させたケースと、を備える構成であった(例えば、特許文献1参照)。
そして、従来の膝保護用エアバッグ装置では、インフレーターが、略円柱形とされて軸方向を左右方向に略沿わせて配設されるとともに軸方向に沿った一端をケースから突出させている構成であり、この端部に、エアバッグ作動回路に連結されるリード線を結線させたコネクタを接続させていた。
特開2003−40071公報
しかし、例えば、コネクタをインフレーターにおける車内側の端部に接続させる場合、リード線に連結されるエアバッグ作動回路は、通常、車外側となる位置に配設されることから、リード線を、車内側に配設されるコネクタからケースを左右方向に跨ぐように配設させる必要が生じていた。そして、例えば、膝保護用エアバッグ装置を、運転席の前方となるステアリングコラムの下部側に配設させる場合、膝保護用エアバッグ装置は、ステアリングコラムに下部側に近接して配設されることとなる。そのため、エアバッグの展開膨張時においてステアリングコラムが衝撃吸収動作して移動した際に、リード線が、ステアリングコラムと干渉する虞れがあった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、インフレーターのリード線を、ステアリングコラム等の周辺機器との干渉を抑えて、車両に搭載させることが可能な膝保護用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る膝保護用エアバッグ装置は、着座した乗員の膝の前方に配設されて、
折り畳まれたエアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、エアバッグとインフレーターとを収納させる有底の箱形状とされて車両後方側を開口させたケースと、を備えて構成され、
ケースが、開口の周囲の周壁部と、周壁部の車両前方側を塞ぐように配設される底壁部と、を備えて構成され、
インフレーターが、
略円柱形とされて軸方向を左右方向に略沿わせて配設されるとともに、
軸方向に沿った一方側の端部をケースから突出させ、端部に、エアバッグ作動回路に連結されてケースを左右方向で跨ぐように配設されるリード線を結線させたコネクタを接続させる構成の膝保護用エアバッグ装置において、
リード線が、ケースを跨ぐ部位を、ケースにおける周壁部の上面側から下がった底壁部の近傍となる位置において、ケース側から配設される係止部材により、係止させて、配設されていることを特徴とする。
本発明の膝保護用エアバッグ装置では、車両搭載時において、インフレーターのリード線が、ケースを跨ぐ部位を、ケースにおける周壁部の上面側から下がった底壁部の近傍となる位置において、ケース側から配設される係止部材により、係止させて、配設されていることから、本発明の膝保護用エアバッグ装置をステアリングコラムの下部側に近接して配設させる場合にも、エアバッグの展開膨張時においてステアリングコラムが衝撃吸収動作して移動した際に、リード線が、ステアリングコラムと干渉する虞れがない。
従って、本発明の膝保護用エアバッグ装置では、インフレーターのリード線を、ステアリングコラム等の周辺機器との干渉を抑えて、車両に搭載させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の膝保護用エアバッグ装置Sは、図1〜4・6に示すように、乗員としての運転者MDの膝Kを保護できるように、運転者MDの車両前方側であるステアリングコラム7の下方に配設されている。
なお、本明細書における上下、左右、及び、前後は、膝保護用エアバッグ装置Sを車両に搭載させた際の車両の上下・左右・前後に対応するものである。
ステアリングコラム7は、図1に示すように、ステアリングホイール6に連結されるコラム本体8と、ステアリングホイール6の下方のコラム本体8を覆うように配設されるコラムカバー13と、を備えて構成されている。コラム本体8は、メインシャフト9と、メインシャフト9の周囲を覆うコラムチューブ10と、を備えて構成されている。
また、実施形態のステアリングコラム7は、ステアリングホイール6に対して車両前方側へ衝撃力が作用した際、変形して、ステアリングホイール6をメインシャフト9の軸方向に沿って車両前方側に移動させる衝撃吸収機構11(図1参照)を、配設させている。この衝撃吸収機構11は、運転者MDが前方移動してステアリングホイール6と干渉した際、ステアリングホイール6をシャフト9の軸方向に沿って車両前方側へ移動させるように、変形して、運転者MDへの衝撃を緩和するものである。また、コラムチューブ10の周囲には、付属部品12として、ステアリングホイール6に搭載される種々の電子機器のハーネスを包んだコルゲートチューブ12aを保持するブラケット12b等が、配設されている。
コラムカバー13は、略四角筒形状の合成樹脂製として、コラム本体8を覆うように、コラム本体8の軸方向に沿って配設されている。コラムカバー13におけるインストルメントパネル(以下「インパネ」と省略する)14から突出する部位の後面13aは、略長方形形状とし、車両前後方向で、後上がりの曲面状に形成されている。
膝保護用エアバッグ装置Sは、折り畳まれたエアバッグ50、エアバッグ50に膨張用ガスを供給するインフレーター44、折り畳まれたエアバッグ50とインフレーター44とを収納するとともに車両後方側を開口させたケース17、及び、ケース17における開口18aの車両後方側を覆うエアバッグカバー33を、備えて構成されている。
ケース17は、図2〜4に示すように、板金製として、ステアリングコラム7の下部側に配設されており、箱状の本体部18と、本体部18の後端から外方に延びるパネル部30と、から構成されている。本体部18は、略四角筒形状の周壁部19と、周壁部19の車両前方側を塞ぐ底壁部20と、を備えるとともに、車両後方側に略長方形状の開口18aを備えて、構成されている。周壁部19における上下方向で対向する上壁部19aと下壁部19bとの外表面側には、それぞれ、エアバッグカバー33の後述する上下の連結壁部36・37をケース17に組み付けるための複数の係止爪部21と係止突起22とが、配設されている。この係止爪21及び係止突起22は、実施形態の場合、パネル部30と一体とされて、本体部18と別体とされている。
周壁部19における車内側Iとなる左壁部19cには、インフレーター44の後述する本体45の端部45bを挿通可能な挿通孔19dが、形成されている(図3参照)。そして、底壁部20には、インフレーター44の後述するボルト46cを挿通させるための挿通孔20aが、形成されている。
上壁部19aの外表面側に配設される係止爪部21は、断面略Z字形状として、エアバッグカバー33における上側壁部36の係止穴部36aに挿入されて、先端21aを係止穴部36a周縁に係止可能な構成とされるもので、車両の左右方向に沿って複数配設されている。
下壁部19bの外表面側に配設される係止突起22は、断面略U字形状に形成されて、エアバッグカバー33における下側壁部37の係止穴部37aに挿入可能な構成とされるもので、係止穴部37aに挿通されて、ケース17と別体とされる閂部材23により、係止穴部37a周縁に組み付けられる構成である。係止突起22は、車両の左右方向に沿って複数配設されている。また、各係止突起22は、各係止穴部37aへの挿入時に、下側壁部37から突出する突出部22aを備えており、突出部22aには、前後方向に貫通して閂部材23の後述する閂部25を挿入させる挿入孔22bが、形成されている。
閂部材23は、板金製とされて、図5に示すように、ケース本体部18の底壁部20側に固定される2個の固定部24と、係止突起22の挿入孔22bに挿入されて突出部22aの抜け止め防止用の複数(実施形態の場合4個)の閂部25と、を備えており、ケース本体部18の壁部19bに沿うように、左右方向に沿って配設されている。固定部24は、ケース底壁部20に沿って上下方向に沿うように、配設されるもので、インフレーター44のボルト46cを挿通させるための取付孔24aを、備える構成である。各閂部25は、車両前後方向に沿って配設される帯状とされて、各係止突起22の突出部22aに形成される挿入孔22bに挿入可能とされている。
また、閂部材23には、インフレーター44の後述するリード線48を係止可能な係止部材としての係止クリップ27を取付固定させるための取付座部26が、形成されている。この取付座部26は、図5に示すように、閂部材23における車内側Iの端部付近、すなわち、ケース17の左壁部19c近傍としてステアリングコラム7の直下から左方にずれた位置に配設され、さらに、固定部24よりも車両前方側となる位置で、上下方向に沿うように、配設されている。そして、取付座部26には、係止部材を取り付けるための取付孔26aが、配設されている。
係止部材としての係止クリップ27は、図3・4に示すように、バンド式クランプを備えた合成樹脂製とされて、取付座部26の取付孔26aに差し込んで固定される固定部27aと、固定部27aから車両前方側に突出するように配設されてインフレーター44のリード線48を係止するクランプ本体部27bと、を備えて構成されている。実施形態の場合、リード線48は、周囲に本体部27bのバンド部27cを巻き付け、バンド部27cの先端をクランプ本体部27b側の係止孔27dに挿入させて係止させることにより、ケース17の下部側における車両前方側となる位置で、係止クリップ27に係止されることとなる。
パネル部30は、本体部18と別体とされて、ケース17の開口18aの周囲を囲むように、形成されている。また、パネル部30には、図6に示すように、ケース18をボディ1側に連結固定するための連結部31が、配設されている。各連結部31を連結させるボディ1側には、ブラケット3・4・5が、配設される。上部側の連結部31A・31Aを連結させるブラケット3・3は、ボディ1側のインパネリインフォースメント2に連結されている。そして、下部側の連結部31B・31Cを連結させるブラケット4・5は、ボディ1側の図示しないセンターブレースやフロントボディピラー等に連結されている。さらに、パネル部30には、図2に示すように、エアバッグカバー33の上側壁部を挿通させる挿通孔30aが、形成されている。
エアバッグカバー33は、オレフィン系等の熱可塑性エラストマーから形成されて、ケース17における開口18aの車両後方側を覆い可能なように、構成され、ケース17に組み付けられている。また、エアバッグカバー33は、アッパパネル14aとロアパネル14bとからなるインパネ14におけるロアパネル14b側に、配設されており、ケース17の開口18a付近に配設される扉配設部35と、扉配設部35の周囲に配設される一般部34と、を備えて構成されている。
扉配設部35の周囲には、扉配設部35に隣接して、ロアパネル14bが、配設されている。実施形態の場合、扉配設部35とロアパネル14bとは、車両後方側の面を略面一とするように、配設されている(図3参照)。そして、扉配設部35は、扉部42と、扉部42の周縁近傍となる部位に配設される上・下・左・右側壁部36・37・38・39と、を備えて構成されている。
扉部42は、ケース17の開口18aより僅かに大きく形成されて、開口18aを覆う略長方形板状とされている。扉部42は、実施形態では、上下方向に開く2枚の扉部から構成されている。そして、扉部42は、上端及び下端に、開き時の回転中心となるヒンジ部41を配設させるとともに、扉部42の周囲における車両後方側から見て略H字形状となる部位に、薄肉の破断予定部40を、配設させて構成されている。
上側壁部36、下側壁部37、左側壁部38、及び、右側壁部39は、それぞれ、ケース本体部18における周壁部19の外周側に隣接して、車両前方側に突出するように、配設されている。そして、実施形態の場合、周壁部19の上壁部19a近傍に配設される上側壁部36と、下壁部19b近傍に配設される下側壁部37と、が、エアバッグカバー33をケース17に連結させる連結壁部とされている。
上側壁部36は、係止爪部21を係止させるための複数の係止穴部36aを、備えている。下側壁部37は、係止突起22を係止させるための複数の係止穴部37aを、備えている。
一般部34は、図2・3に示すごとく、扉配設部35の周囲に配設されるロアパネル14bに干渉しないように、扉配設部35から、ロアパネル14bの肉厚分車両前方側に凹ませるようにして、形成されている。なお、ロアパネル14bと一般部34とは、図示しない所定箇所において、クリップ等により固定されている。
インフレーター44は、図2・3に示すように、軸方向を車両の左右方向に沿って配設されるシリンダタイプとして構成され、略円柱状の本体45とディフューザー46とを備えて構成されている。本体45における車外側Oとなる端部側には、複数のガス吐出口45aが、配設されている。そして、本体45における車内側Iとなる端部45b側に、作動信号入力用のリード線48を結線させたコネクタ47が、接続されることとなる。リード線48は、車外側Oに配設される図示しないエアバッグ作動回路のターミナルに連結されている。そのため、リード線48は、車内側Iに位置するコネクタ47から、ケース17における周壁部19の上壁部19aから下がった底壁部20の近傍となる位置において、係止クリップ27に係止されて、ケース17を左右方向に跨ぐように配設されている。
ディフューザー46は、本体45を覆い可能な略円筒状の板金製の保持筒部46aと、保持筒部46aから突出する複数(実施形態では2本)のボルト46cと、を備えて構成されている。保持筒部46aは、本体45のガス吐出口45aから吐出される膨張用ガスを流出可能な複数のガス流出口46bを、車両搭載状態の保持筒部46aにおける車両後方側の面に、開口させて構成されている。
なお、このインフレーター44には、エアバッグ作動回路が車両の前面衝突を検知した際、ステアリングホイール6に搭載された図示しないエアバッグ装置とともに、リード線48を介して、作動信号が入力されることとなる。
エアバッグ50は、可撓性を有したポリエステルやポリアミド糸等からなる織布から形成されて、展開膨張完了時の形状を、図1・6の二点鎖線に示すように、略長方形板状とするとともに、乗員としての運転者MDの両膝KL・KRを保護可能な左右方向の幅寸法を備える形状とされている。また、展開膨張完了時のエアバッグ50の下端側の部位には、図3に示すように、2つの挿通孔50a・50aと、1つの挿通孔50bと、が形成されている。挿通孔50a・50aは、インフレーター44の各ボルト46cを挿通させるものであり、挿通孔50bは、インフレーター44の本体45を挿通させるものである。そして、エアバッグ50は、挿通孔50bからインフレーター44の本体45の端部45bを突出させて、各挿通孔50aとケース底壁部20の挿通孔20aとに挿通させたボルト46cをナット49止めすることにより、各挿通孔50aの周縁が、保持筒部46aとケース17の底壁部20とに挟持されて、ケース17に取り付けられている。
次に、このエアバッグ装置Sの組み立てについて説明をする。まず、挿通孔50aからボルト46cを突出させ、挿通孔50bから本体45の端部45bを突出させるように、エアバッグ50内にインフレーター44を収納させて、エアバッグ50を折り畳み、折り崩れ防止用の破断可能な図示しないラッピング材により、エアバッグ50をくるんでおく。このとき、挿通孔50a・50bから突出したインフレーター44のボルト46cや本体45の端部45bは、ラッピング材から突出させておく。
次いで、インフレーター44の各ボルト46cを挿通孔20aから突出させるとともに、インフレーター本体45の端部45bを挿通孔19dから突出させるようにして、インフレーター44を、折り畳まれたエアバッグ50とともに、ケース本体部18内に収納させる。
そして、エアバッグカバー33を、ケース17に組み付ける。このとき、まず、エアバッグカバー33における上側壁部36の各係止穴部36aに、それぞれ、ケース周壁部19に形成された各係止爪部21を挿入させて、先端21aを、係止穴部36a周縁に係止させる。その後、下側壁部37の各係止穴部37aに、それぞれ、ケース周壁部19に形成された各係止突起22を挿入させる。さらに、閂部材23を、下側壁部37から突出している各突出部22aの挿入孔22bに、各閂部25を挿入させるようにして配置させるとともに、ケース底壁部20側において、インフレーター44のボルト46cを固定部24の取付孔24aに挿通させて閂部材23から突出させる。その後、インフレーター44のボルト46cにナット49を螺合させれば、エアバッグカバー33をケース17に組み付けることができる。
そして、ケース17の各連結部31を、ブラケット3・4・5を利用してボディ1側に取付固定し、同時に、車外側Oに配設される図示しないエアバッグ作動回路のターミナルに連結されるリード線48を結線させたコネクタ47を、インフレーター本体45における車内側Iの端部側に接続させる。そして、リード線48を係止クリップ27に係止させる。その後、インパネ14やアンダーカバー15(図1・2参照)を取り付ければ、エアバッグ装置Sを車両に搭載することができる。
なお、リード線48は、予め、係止クリップ27に係止させた状態でインフレーター本体45に接続させておき、先端側に配設される図示しないコネクタを、車外側Oに配設されるエアバッグ作動回路のターミナルに接続させる構成としてもよい。
エアバッグ装置Sの車両への搭載後、リード線48を経て、インフレーター44の本体45に作動信号が入力されれば、インフレーター44のガス吐出口45aから膨張用ガスが吐出され、膨張用ガスが、ディフューザー46のガス流出口46bを経て、エアバッグ50内に流入することとなる。そして、エアバッグ50は、膨張して、図示しないラッピング材を破断するとともに、エアバッグカバー33の扉部42を押圧し、破断予定部40を破断することとなる。その後、扉部42が、ヒンジ部41を回転中心として上下に開くこととなり、エアバッグ50が、図1・6の二点鎖線で示すごとく、展開膨張することとなる。
そして、実施形態の膝保護用エアバッグ装置Sでは、車両搭載時において、インフレーター44のリード線48が、車内側Iのコネクタ47から車外側Oの図示しないエアバッグ作動回路にかけて、ケース17を左右方向に跨ぐように配設されるものの、このケース17を跨ぐ部位48aを、ケース17における上壁部19aから下がった底壁部20の近傍となる位置において、ケース17側から配設される係止部材としての係止クリップ27により、係止させて、配設されている。そのため、実施形態のエアバッグ装置Sをステアリングコラム7の下部側に近接して配設させる場合にも、エアバッグ50の展開膨張時においてステアリングコラム7の衝撃吸収機構11が作動して、付属部品12(コルゲートチューブ12a)が図2の二点鎖線に示すごとく車両前方側に向かって移動しても、リード線48が、この付属部品12と干渉する虞れがない。
従って、実施形態の膝保護用エアバッグ装置Sでは、インフレーター44のリード線48を、ステアリングコラム7等の周辺機器との干渉を抑えて、車両に搭載させることができる。
なお、実施形態では、インフレーター44のリード線48を係止させる係止クリップ27を取り付けるための取付座部26を、閂部材23と一体的に構成しているが、係止クリップ27を取り付けるための取付座部26は、閂部材23から延設しなくともよい。例えば、図7に示すように、取付座部26Aを、ケース17Aにおけるパネル部30Aの係止突起側の部位52を車両前方側に向かって延設させるようにして、パネル部30Aと一体的に構成してもよい。勿論、取付座部は、閂部材やパネル部と別体として、ケースに配設させる構成としてもよい。
なお、実施形態では、ステアリングコラム7の下方に配設されて運転者MDの膝Kを保護するための膝保護用エアバッグ装置Sを例に採り説明したが、本発明の膝保護用エアバッグ装置は、助手席に着座した乗員の膝を保護するために、助手席前方に配設される膝保護用エアバッグ装置にも適用可能である。膝保護用エアバッグ装置を助手席前方に配設させる場合、周囲に、グラブボックス等が近接して配設されることとなるが、本発明の構成を適用すれば、リード線の位置を固定できて、リード線が周囲のグラブボックス等と干渉することを、防止できる。
本発明の一実施形態である膝保護用エアバッグ装置の使用状態を示す車両前後方向の概略縦断面図である。 膝保護用エアバッグ装置の車両前後方向の概略拡大縦断面図である。 図2のIII−III部位の概略断面図である。 図3のIV−IV部位の概略断面図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置で使用する閂部材の斜視図である。 膝保護用エアバッグ装置の使用状態を示す車両後方側から見た概略正面図である。 本発明の他の形態である膝保護用エアバッグ装置の車両前後方向の概略縦断面図である。
符号の説明
7…ステアリングコラム、
12…付属部品、
17…ケース、
23…閂部材、
27…係止クリップ(係止部材)、
33…エアバッグカバー、
44…インフレーター、
45…本体、
45b…端部、
47…コネクタ、
48…リード線、
50…エアバッグ、
K(KL・KR)…膝、
MD…乗員、
S…膝保護用エアバッグ装置。

Claims (1)

  1. 着座した乗員の膝の前方に配設されて、
    折り畳まれたエアバッグと、該エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、前記エアバッグと前記インフレーターとを収納させる有底の箱形状とされて車両後方側を開口させたケースと、を備えて構成され、
    前記ケースが、開口の周囲の周壁部と、該周壁部の車両前方側を塞ぐように配設される底壁部と、を備えて構成され、
    前記インフレーターが、
    略円柱形とされて軸方向を左右方向に略沿わせて配設されるとともに、
    軸方向に沿った一方側の端部を前記ケースから突出させ、該端部に、エアバッグ作動回路に連結されて前記ケースを左右方向で跨ぐように配設されるリード線を結線させたコネクタを接続させる構成の膝保護用エアバッグ装置において、
    前記リード線が、前記ケースを跨ぐ部位を、前記ケースにおける前記周壁部の上面側から下がった前記底壁部の近傍となる位置において、ケース側から配設される係止部材により、係止させて、配設されていることを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
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