JP2005100371A - アンテナシート及びそれを用いたicカードまたはicタグ - Google Patents
アンテナシート及びそれを用いたicカードまたはicタグ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005100371A JP2005100371A JP2004239478A JP2004239478A JP2005100371A JP 2005100371 A JP2005100371 A JP 2005100371A JP 2004239478 A JP2004239478 A JP 2004239478A JP 2004239478 A JP2004239478 A JP 2004239478A JP 2005100371 A JP2005100371 A JP 2005100371A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- antenna
- plastic film
- card
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
Abstract
【解決手段】 プラスチックフィルムとアンテナ回路およびICチップからなるアンテナシートにおいて、前記プラスチックフィルムは空洞含有率が5〜50体積%で、かつ少なくとも一方向に延伸配向された微細空洞含有フィルムであることを特徴とするアンテナシート、及びそれを構成部材とするICカードまたはICタグ。
【選択図】 なし
Description
プラスチックフィルムとアンテナ回路、ICチップよりなるアンテナシートにおいて、前記プラスチックフィルムの空洞含有率を5〜50体積%とすることで、意匠性を改善し、少なくとも一方向に延伸配向された微細空洞含有フィルムを前記プラスチックフィルムとして用いることにより、耐熱性、耐薬品性、環境適性が改善できる。さらに、熱接着層を積層するプラスチックフィルムをアンテナシートの基材として用いることによって、貼り合わせ加工適性を改善することができる。
本発明に用いるプラスチックフィルムは、空洞含有率が5〜50体積%であることが極めて重要である。空洞含有率の下限は、10体積%が好ましく、15体積%が特に好ましい。空洞含有率が5体積%未満では、フィルムのクッション性が十分でなく、カードやタグの内部構造に起因する凹凸を通常用いられるカードやタグの厚みの範囲(例えば、JIS X 6301規格品のカードでは全厚み0.76mm)で十分に吸収できないため、意匠性の改善が十分に達せられず好ましくない。また、コシ感が高く、貼り合わせや接着加工の工程において好適な柔軟性を確保できないため好ましくない。
本発明のアンテナシートに用いるプラスチックフィルムの製造方法について、微細空洞含有ポリエステルフィルムにより本発明を実施する場合の好ましい実施形態を詳説する。
押出機では、260〜300℃に加熱され、溶融混合される。溶融樹脂は20〜40℃に調節された鏡面仕上げの冷却ロール上にシート状に押出し、未延伸シートを成型する。
本発明に用いるアンテナ回路は特に制限されるもので無く、導電性印刷や銅箔エッチングなどによるものもの使用可能であるが、平面コイル状の金属導線アンテナであることがより好ましい。金属導線よりなるアンテナは銅箔や導電性インクよりなるものに比べて厚みや凹凸が大きく、本発明の適用によって著しく意匠性が改善する。
本発明のアンテナシートに設けるICチップとは、半導体集積回路であれば特に限定されるものでなく、いわゆるICチップのほかLSIチップなどでも適用可能である。また、その動作や機能にも限定されず、CPU(演算装置)であってもメモリー(記憶装置)であってもよい。さらに、これが単一チップであっても複数のチップで構成されていてもよい。
一般に、アンテナシートとは、ICカードやICタグの構成部材として用いられる中間製品であり、プラスチックのフィルムやシートにアンテナを設けたものである。本発明のアンテナシートは、上記のごときプラスチックフィルムとアンテナ回路、ICチップよりなるアンテナシートである。構造やその他の構成は特に限定されないが、アンテナシートの構成の例としては、上記のごときプラスチックフィルム(コアシート)上にアンテナ回路と集積回路を設けたものであり、さらに好ましくはこの片面または両面に別のプラスチックフィルムまたはシート(オーバーシート)を重ねて接着した構成が好適である。ここで接着するオーバーシートは特に限定されないが、コアシートに用いるものと同じ種類のプラスチックフィルムを用いることが、意匠性改善などの効果から好ましい。
本発明のICカードは、本発明の上記アンテナシートを構成部材として用いたICカードである。本発明のICカードは、アンテナシートを含むものであるから、当然「非接触型」またはいわゆる「複合型」のICカードであることが好ましい。なお、この複合型とは、接触型と非接触型の入出力方式をともに可能としたものを意味する。
本発明のICタグは、本発明の上記アンテナシートを構成部材として用いたICタグである。本発明のICタグは、アンテナシートを含むものであるから、当然「非接触型」またはいわゆる「複合型」のICタグであることが好ましい。なお、この複合型とは、接触型と非接触型の入出力方式をともに可能としたものを意味する。
(1)ポリエステル樹脂の固有粘度
JIS K 7367−5に準拠し、溶媒としてフェノール(60質量%)と1,1,2,2−テトラクロロエタン(40質量%)の混合溶媒を用い、30℃で測定した。
JIS K 7130「発泡プラスチック−フィルム及びシート−厚さ測定方法」により測定した。測定器は電子マイクロメーター(ミリトロン1240、マール社製)を用い、5cm角サンプル(4枚)について、各5点(計20点)測定し、この平均値を厚みとした。
JIS K 7222「発泡プラスチック及びゴム−見かけ密度の測定」により測定した。但し、表記を簡便にするため単位はg/cm3に換算した。
測定するプラスチックフィルム片について、上記(3)の方法により見かけ密度を求めた。次に、このフィルム片を凍結粉砕機により十分に細かく粉砕した。粉砕したサンプルは真空中で脱気しながら、再溶融したのちにシート状に固化させた。これを真空中から取り出し、室温に達するまで十分冷却してから、再度見かけ密度を求めた。脱気前後の見かけ密度の差の大きさを脱気後の密度で除して空洞含有率を求めた。
ダイアルゲージ(ミツトヨ製、アップライトダイアルゲージ7053、3mmφ鋼球測定子付き)を用いてフィルム厚みを測定した。次に、ゲージのスピンドルに5Nの荷重を加え、測定子でフィルムを圧縮して厚みを測定した。これにより加重前後の厚み変化量(沈み込み量)を求めた。次に、5Nの荷重を取り除き、10秒後のフィルム厚みをダイアルゲージから読み取った。抜重前後の厚みの変化量(戻り量)を加重時の沈み込み量で除して、変形回復率を求めた。なお、測定値は百分率で表記した。
十分に注意してゼロ点調整した分光光度計(日立製、U−3500型)に球形光拡散室を装着して、波長400nm、700nm、1000nmで分光透過率を測定した。最も透過率が大きい波長の分光透過率(T、単位:%)を代表値として用い、フィルムの光学濃度(D)を次式により求めた。
D=log10(100/T)
顕微鏡つきミクロトームを用いてフィルムより熱接着層を切削した。これをサンプルとし、JIS K 7121「プラスチックフィルムの転移温度測定方法」により、DSCの測定を行った。DSC曲線の補外融解開始温度を融点とした。
アンテナシートおよびICカードの層構成から、接着剤層の数を求めた。プラスチックフィルム自身にもとより存在する熱接着層は数に含まないものとした。またICカードの接着剤層としては、用いたアンテナシートの接着層も含めて計数した。
アンテナシートのICチップ部およびアンテナ部と、内部に回路が存在しない部分の厚みを上記(2)と同様に測定した。それぞれの部位の計測値のうち、最大値と最小値の差をもとめアンテナシートの凹凸とした。
アンテナシートを清浄で平らなステンレス鋼板(SUS304、厚さ0.8mm)上に静置し、オーブンを用いて空気雰囲気下で加熱(100℃、24時間)した。加熱前後の試料外観(光沢損失や変色、曇り、ひび割れ、変形、融解、融着)を目視評価し、加熱前後で差異の認められないものを「○」、差異の認められるものを程度に応じて「△」または「×」とした。
JIS K 7114「プラスチックの耐薬品性試験方法」により評価した。試験液に50℃で7日間浸漬した後の試料外観(光沢損失や変色、曇り、ひび割れ、膨潤、変形、溶解、粘着)を目視評価した。試験液として、ICカードは次亜塩素酸ナトリウム水溶液(濃度:15質量%)を、ICタグには1N−水酸化ナトリウム水溶液(濃度:40質量%)を用いた。浸漬前後で差異の認められないものを「○」、差異の認められるものを程度に応じて「△」または「×」とした。
本発明の分野において当業者としての知識を持たない人20名を対象に、目視外観と触感の印象を調査した。ICカードは表裏両面について、ICタグはダンボールに貼り付けた後の表面について評価した。回答はアンテナ回路やICチップの凹凸が「気になる」か「気にならない」の二択で求め、「気になる」と判断された割合を求めた。
テレフタル酸とエチレングリコールよりなり、平均粒子径(電子顕微鏡法、最大径の個数基準)が1.5μmである無定形シリカを400ppm含有する固有粘度0.62dl/gのポリエステルを予備結晶化後、乾燥してポリエステル原料(以下、PES1)を準備した。
真空オーブンを用い、平均粒子径(電子顕微鏡法、最大径の個数基準)が0.2μmであるアナターゼ型酸化チタン粒子TAを170℃、10Paの真空中で乾燥した。また、平均粒径(電子顕微鏡法、最大径の個数基準)が0.4μmであるアナターゼ型酸化チタン粒子TBを同条件で乾燥した。また、上記のポリエチレンテレフタレート樹脂を140℃、10Paの真空中で8時間乾燥した。酸化チタン粒子TAを25質量%と同粒子TBを25質量%、ポリエチレンテレフタレート樹脂50質量%をベント式二軸押出機に供給して270℃で混練してストランド状に押出し、冷却および切断して酸化チタン含有マスターバッチを調製した。これを予備結晶化した後、140℃、10Paの真空中で8時間乾燥して酸化チタンマスターバッチMAとした。
本発明に用いるプラスチックフィルムの作成例を以下に示す。また、これらのフィルムの特性を表1に示す。
(プラスチックフィルムFA)
空洞含有二軸延伸ポリエステルフィルム(東洋紡績(株)製、クリスパーK2323、厚み250μm)をプラスチックフィルムFAとした。
ポリエステル原料PES1とマスターペレットMA、マスターペレットMBをそれぞれ65/15/20(質量%)の比率になるよう連続計量しながら、295℃に温調したベント式二軸押出機A1に供給して予備混練した。この溶融樹脂を連続的に、265℃に温調した単軸押出機A2に供給してさらに混練した。またポリエステル原料PES1のみを上記とは別の単軸押出機Bに供給し、285℃で溶融させて押出した。それぞれの押出機より供給される溶融樹脂を、それぞれギアーポンプ型計量器を介してTダイに導き、押出機Bの樹脂がフィルムの両表面となるよう厚み比率1/8/1で積層した。この溶融樹脂の積層体を30℃に調温された冷却ロール上に押出して未延伸フィルムを作製した。得られた未延伸フィルムを、加熱ロールを用いて65℃に均一加熱し、周速が異なる延伸ロール間で3.3倍に縦延伸した。このときフィルムを加熱する補助加熱装置として、延伸ロール中間部に金反射膜を備えた赤外線加熱ヒーター(定格出力:20W/cm)をフィルムの両面に対向してフィルム面から2cmの位置に設置して加熱し、延伸部分でのフィルム温度が92℃になるよう調整した。このようにして得られた一軸延伸フィルムをテンターに導き、105℃に加熱して 3.7倍に横延伸し、幅固定して230℃で5秒間の熱処理を施し、更に180℃で幅方向に4%緩和させた。このようにして得られた二軸延伸フィルムを室温まで冷却した後にコロナ処理装置に導き、両面にコロナ処理(処理電圧3kV、処理電流500mA)を施した。これにより厚さ190μmのプラスチックフィルムFAを得た。
ポリエステル原料PES1とマスターペレットMA、マスターペレットMBをそれぞれ88/4/8(質量%)の比率になるよう連続計量しながら、ベント式二軸押出機A1に供給した。またポリエステル原料PES2を260℃に温調した押出機Bに供給した。押出機A2および押出機Bから供給される溶融樹脂は、厚み比率が9/1となるように各押出機の吐出量を調節して積層した。それ以外の条件は、前記のプラスチックフィルムFBと同様にして、片面に熱接着層を有する、厚さ300μmのプラスチックフィルムFCを得た。
空洞含有ポリプロピレンフィルム(東洋紡績(株)製、トヨパールP6035、厚み150μm)の両面に、ポリエチレン樹脂(出光石油化学製、1018D)を押出しラミネートして、両面に厚さ20μmの熱接着層を有する、厚さ190μmのプラスチックフィルムFDを得た。
合成紙((株)ユポ製、ユポFPG80、厚み:80μm)の片面に、ポリエチレン樹脂(出光石油化学製、1018D)を押出しラミネートして、厚さ20μmの熱接着層を有する、厚さ100μmのプラスチックフィルムFEを得た。
二軸延伸ポリエステルフィルム(東洋紡績(株)製、コスモシャインA4300、厚み188μm)をプラスチックフィルムFFとした。
1,4−シクロヘキサンジメタノールを共重合した非晶性共重合ポリエステル樹脂(東洋紡績(株)製、コスモペットFP300)を200℃に温調したベント式二軸押出機A1に供給して予備溶融した後、連続的に265℃に温調した単軸押出機A2に供給して溶融押出した。押出機A2より供給される溶融樹脂はギアーポンプ型計量器を介してTダイより吐出し、30℃に調温された冷却ロール上に押出して未延伸フィルムを作製した。これにより厚さ200μmのプラスチックフィルムFGを得た。
これらのプラスチックフィルムの特性を表1に示す。
(実施例1)
ICチップ(3mm×3mm×0.21mm)と銅線(直径0.12mm、接着性樹脂被覆マグネットワイヤ)により形成された平面コイル状アンテナ(80mm×48mm)の裏面にエポキシ樹脂系接着剤を塗布し、プラスチックフィルムFAの表面に圧着してコアシートを作成した。このコアシートのICチップとアンテナを含む領域を85mm×54mmの長方形に切り出し、アンテナシートを得た。
プラスチックフィルムFAに3.2mm角の貫通孔を形成し、この貫通孔にICチップを入れ、エポキシ樹脂系接着剤によってICチップを埋設した。このほかは実施例1と同様にして、コアシートを作成した。このコアシートのアンテナ側の表面にホットメルト型接着剤シート(東洋紡績製、バイロンRV300)を配し、この上にオーバーシートとして別のプラスチックフィルムFAを重ね合わせてヒートプレス(温度120℃、圧力100kPa、時間3分間)で熱接着した。この積層体のICチップとアンテナを含む領域を85mm×54mmの長方形に切り出し、アンテナシートを得た。
実施例2において、オーバーシートをプラスチックフィルムFFに変更した。この他は実施例2と同様にしてアンテナシートを得た。
実施例2において、コアシートをプラスチックフィルムFBに、オーバーシートをプラスチックフィルムFCに変更した。なお、プラスチックフィルムFCは熱接着面がアンテナシートの外面側になるように配した。この他は実施例2と同様にしてアンテナシートを得た。
プラスチックフィルムFCを用いて、実施例2と同様にコアシートを作成した。但し、アンテナはプラスチックフィルムFCの熱接着層面に設けた。このコアシートのアンテナ側の表面にプラスチックフィルムFAを配しヒートプレス(温度130℃、圧力200kPa、時間5分間)で熱接着した。この他は実施例2と同様にしてアンテナシートを得た。
プラスチックフィルムFDを用いて、実施例2と同様にコアシートを作成した。このコアシートのアンテナ側の表面にプラスチックフィルムFDを配し、また反対側の表面にプラスチックフィルムFEを熱接着層面が最外面となるように配し、ヒートプレス(温度120℃、圧力100kPa、時間2分間)で熱接着した。この他は実施例2と同様にしてアンテナシートを得た。
プラスチックフィルムFGを用いて、実施例2と同様にコアシートを作成した。このコアシートのアンテナ側の表面にプラスチックフィルムFGを配しヒートプレス(温度130℃、圧力200kPa、時間5分間)で熱接着した。この他は実施例2と同様にしてアンテナシートを得た。
プラスチックフィルムFFを用いて、実施例2と同様にコアシートを作成した。このコアシートの両面にホットメルト型接着剤シート(東洋紡績製、バイロンRV300)を介し、オーバーシートとして別のプラスチックフィルムFFを配して、ヒートプレス(温度120℃、圧力100kPa、時間3分間)で熱接着した。この他は実施例2と同様にしてアンテナシートを得た。
比較例2において、オーバーシートをプラスチックフィルムFGに変更した。この他は比較例2と同様にしてアンテナシートを得た。
実施例と比較例のアンテナシートの構成を表2及び3に示す。
定法により印刷を施した、二軸延伸ポリエステルフィルム(東洋紡績製、コスモシャインA4300、厚み50μm)と二軸延伸空洞含有ポリエステルフィルム(東洋紡績製、クリスパーK2323、厚み50μm)を実施例1〜6および比較例1〜3で得られたアンテナシートの表面および裏面に熱接着した。但し、アンテナシート表面にもとより熱接着層を有する実施例4(プラスチックフィルムFC側の面)と実施例6では、そのままヒートプレス(温度130℃、圧力200kPa、時間1分間)で接着した。またアンテナシートの表面に熱接着層を有しない実施例1〜3、5と、実施例4(プラスチックフィルムFB側の面)と比較例1〜3ではホットメルト型接着剤シート(東洋紡績製、バイロンRV300)を介して、ヒートプレス(温度120℃、圧力100kPa、時間1分間)で熱接着した。
定法により印刷を施した葉書大のコート紙の裏面に、カゼイン糊を用いて実施例1〜6および比較例1〜3で得られたアンテナシートを接着した。さらにこのコート紙の裏面(アンテナシート部とその周囲2mmの領域を除く)に、定法により粘着層を付与してICタグを調製した。
これに対して本発明のアンテナシートおよびICカード・タグは、これらの特性を全てに渡って十分に満足している、前述の課題を解決した優れたものであった。
また、本発明のICカードは、表面凹凸が軽減された美麗な外観を有して意匠性に優れ、かつ耐熱性や耐薬品性、物理的耐久性ひいては情報保持の信頼性に優れているため、キャッシュカードやクレジットカード、プリペイドカードなど経済金融分野での情報処理に用いられるカード、社員証や学生証、各種免許証、印鑑登録証、保険証などの身分や資格の証明に用いるカード、セキュリティー管理が必要な建物などへの入出門管理や設備装置の起動運転に関わるキーカード、病院や図書館、各種物品の貸出業者などの窓口業務で個人を特定するカードなど、多くの情報を更新可能な状態で保持しつつ、非接触式の情報入出力で効率よくこれらの情報を処理することができ、また高度な信頼性が要求される用途に好適である。
Claims (8)
- プラスチックフィルムとアンテナ回路およびICチップからなるアンテナシートにおいて、前記プラスチックフィルムは空洞含有率が5〜50体積%で、かつ少なくとも一方向に延伸配向された微細空洞含有フィルムであることを特徴とするアンテナシート。
- 前記プラスチックフィルムは、厚み方向の変形回復率が5〜70%であることを特徴とする請求項1記載のアンテナシート。
- 前記微細空洞含有フィルムが、微細空洞含有ポリオレフィンフィルムであることを特徴とする請求項1または2記載のアンテナシート。
- 前記微細空洞含有フィルムが、微細空洞含有ポリエステルフィルムであることを特徴とする請求項1または2記載のアンテナシート。
- 前記プラスチックフィルムは、光学濃度が0.5〜2.0であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアンテナシート。
- 前記プラスチックフィルムは、熱接着層が積層されてなるプラスチックフィルムであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のアンテナシート。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のアンテナシートを構成部材とするICカード。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のアンテナシートを構成部材とするICタグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004239478A JP2005100371A (ja) | 2003-08-22 | 2004-08-19 | アンテナシート及びそれを用いたicカードまたはicタグ |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003298882 | 2003-08-22 | ||
JP2004239478A JP2005100371A (ja) | 2003-08-22 | 2004-08-19 | アンテナシート及びそれを用いたicカードまたはicタグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005100371A true JP2005100371A (ja) | 2005-04-14 |
Family
ID=34467077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004239478A Pending JP2005100371A (ja) | 2003-08-22 | 2004-08-19 | アンテナシート及びそれを用いたicカードまたはicタグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005100371A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006118255A1 (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | 熱接着性ポリエステルフィルム、それを用いたicカードまたはicタグの製造方法、及びicカードまたはicタグ |
JP2007203688A (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Toray Ind Inc | 回路搭載シートおよびicカード、icラベル |
WO2007105602A1 (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Mitsubishi Plastics, Inc. | ホットメルト接着シート、ディスプレー材、および、積層体の製造方法 |
JP2007323918A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Toyobo Co Ltd | シールドフラットケーブルおよびその製造方法 |
JP2008021289A (ja) * | 2006-06-12 | 2008-01-31 | Brother Ind Ltd | タグテープ、タグテープロール、無線タグラベル |
JP2008112272A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Toyobo Co Ltd | Icカードまたはicタグの製造方法 |
JP2008192041A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Icタグ及びその製造方法 |
WO2009136569A1 (ja) | 2008-05-09 | 2009-11-12 | 東洋アルミニウム株式会社 | Icカード・タグ用アンテナ回路構成体とicカード |
JP2010140374A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Hitachi Ltd | 無線icタグおよびその修復方法 |
US7754970B2 (en) | 2005-06-15 | 2010-07-13 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | High frequency electronic part |
JP2023111052A (ja) * | 2022-01-31 | 2023-08-10 | 株式会社Tbm | Rfタグ用の高周波誘電体の製造方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03120027A (ja) * | 1989-10-03 | 1991-05-22 | Toray Ind Inc | 白色ポリエステルフィルム |
JPH11105221A (ja) * | 1997-10-08 | 1999-04-20 | Toyobo Co Ltd | 磁気記録カード用基材 |
JPH11139055A (ja) * | 1997-11-14 | 1999-05-25 | Konica Corp | 非接触型icカード、画像記録方法及びicカード発行装置 |
JPH11208162A (ja) * | 1998-01-27 | 1999-08-03 | Oji Paper Co Ltd | シークレットカード |
JPH11322987A (ja) * | 1999-01-28 | 1999-11-26 | Toyobo Co Ltd | 微細空洞含有熱可塑性樹脂フィルム及びその製造方法 |
-
2004
- 2004-08-19 JP JP2004239478A patent/JP2005100371A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03120027A (ja) * | 1989-10-03 | 1991-05-22 | Toray Ind Inc | 白色ポリエステルフィルム |
JPH11105221A (ja) * | 1997-10-08 | 1999-04-20 | Toyobo Co Ltd | 磁気記録カード用基材 |
JPH11139055A (ja) * | 1997-11-14 | 1999-05-25 | Konica Corp | 非接触型icカード、画像記録方法及びicカード発行装置 |
JPH11208162A (ja) * | 1998-01-27 | 1999-08-03 | Oji Paper Co Ltd | シークレットカード |
JPH11322987A (ja) * | 1999-01-28 | 1999-11-26 | Toyobo Co Ltd | 微細空洞含有熱可塑性樹脂フィルム及びその製造方法 |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006118255A1 (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | 熱接着性ポリエステルフィルム、それを用いたicカードまたはicタグの製造方法、及びicカードまたはicタグ |
US7754970B2 (en) | 2005-06-15 | 2010-07-13 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | High frequency electronic part |
JP2007203688A (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Toray Ind Inc | 回路搭載シートおよびicカード、icラベル |
WO2007105602A1 (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Mitsubishi Plastics, Inc. | ホットメルト接着シート、ディスプレー材、および、積層体の製造方法 |
JP2007323918A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Toyobo Co Ltd | シールドフラットケーブルおよびその製造方法 |
JP2008021289A (ja) * | 2006-06-12 | 2008-01-31 | Brother Ind Ltd | タグテープ、タグテープロール、無線タグラベル |
JP2008112272A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Toyobo Co Ltd | Icカードまたはicタグの製造方法 |
JP2008192041A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Icタグ及びその製造方法 |
WO2009136569A1 (ja) | 2008-05-09 | 2009-11-12 | 東洋アルミニウム株式会社 | Icカード・タグ用アンテナ回路構成体とicカード |
US8297517B2 (en) | 2008-05-09 | 2012-10-30 | Toyo Aluminium Kabushiki Kaisha | Antenna circuit constituent body for IC card/tag and IC card |
JP2010140374A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Hitachi Ltd | 無線icタグおよびその修復方法 |
JP2023111052A (ja) * | 2022-01-31 | 2023-08-10 | 株式会社Tbm | Rfタグ用の高周波誘電体の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI327105B (en) | Thermal adhesive polyester film, production method of ic card or ic tag using it, and ic card or ic tag | |
CN101242952B (zh) | 层压膜和成型体 | |
US7790272B2 (en) | Multilayer film and biaxially oriented polyester film | |
AU679114B2 (en) | Security card and method for making same | |
JP3925736B2 (ja) | Icカードまたはicタグ用熱接着性白色ポリエステルフィルム、それを用いたicカードまたはicタグの製造方法、及びicカードまたはicタグ | |
JP2005100371A (ja) | アンテナシート及びそれを用いたicカードまたはicタグ | |
JP3925735B2 (ja) | Icカードまたはicタグ、及びその製造方法 | |
JP2007529804A (ja) | 無線周波数応答タグに使用するためのポリマーフィルム基板 | |
JP2005209171A (ja) | Icカードまたはicタグの製造方法及びこれに用いる延伸プラスチックフィルム | |
JP3968667B2 (ja) | Icカードまたはicタグ用熱接着性ポリエステルフィルム | |
JP5157366B2 (ja) | Rfidメディアの製造方法 | |
KR20100082360A (ko) | 플렉시블 프린트 배선판, 그것을 사용한 인렛 시트, rfid 미디어 및 그의 제조방법 | |
JP2002071913A (ja) | 面光源用反射フィルム | |
JP4978155B2 (ja) | Icカードまたはicタグの製造方法 | |
JP2001232737A (ja) | 白色積層ポリエステルフィルム | |
JP3575277B2 (ja) | 微細空洞含有積層ポリエステル系樹脂フィルムまたはシート | |
JP4085803B2 (ja) | 情報記録媒体およびその製造方法 | |
JP4361419B2 (ja) | 多層フィルム | |
JP2009110987A (ja) | フレキシブルプリント配線板、それを用いたインレットシート及びrfidメディア | |
JP5348854B2 (ja) | 電子写真記録用紙および記録物 | |
JP2001060257A (ja) | Icカード用積層フィルム | |
JP3319515B2 (ja) | 空洞含有ポリエステル系フィルム | |
JP2003141491A (ja) | Icカード | |
JP3653682B2 (ja) | カード用積層ポリエステルオーバーシート | |
JP3125542B2 (ja) | 積層ポリエステルフィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070817 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100818 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100928 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101125 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110531 |