JP2005096645A - 車載表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両に乗車しながら運転者の視覚の状態を判断することができる車載表示制御装置を提供する。
【解決手段】 視力測定に用いるランドルド環を表示する表示装置10から乗員のアイポイントまでの距離を読み出し(S510)、この距離に応じて、法定視力に相当するランドルド環の大きさを演算し(S520)、この演算した大きさのランドルド環を表示装置10へ表示する(S530)。この表示装置10に表示されるランドルド環の切り欠き方向が認識できれば、乗員は、法定視力を有していることを把握できる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、車載表示制御装置に関するものである。
従来、使用者の視力の異常を判断するシミュレータ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に開示されているシミュレータ装置によれば、例えば、シミュレータ装置を用いて、ウィンカ操作、ブレーキ操作、発進・停止操作等の運転操作タスクを与える。そして、この運転操作タスクの結果、視力が弱いと判断される場合には、ディスプレイによって視力検査を行い、その結果、視力が弱い結果となった場合には、眼鏡を掛ける等の指示を使用者に出す。
特開平9−319291号公報
従来のシミュレータ装置は、自動車の運転訓練用の装置であるため、実際の車両に乗車した状態で運転者の視力の異常を判断することができない。
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたもので、車両に乗車しながら運転者の視覚の状態を判断することができる車載表示制御装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の車載表示制御装置は、車室内に設けられる表示部と、車室内における表示部の取り付け位置のデータを記憶する記憶手段と、乗員の平均的な体形に関する情報を記憶する体形情報記憶手段と、表示部の取り付け位置のデータと乗員の体形に関する情報とに基づいて、乗員が車室内に乗車したときの表示部から乗員までの距離を算出する算出手段と、算出手段によって算出された距離に基づいて、所定の視力により読み取り可能な文字、及び図形の何れかを表示部に表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
このように、本発明の車載表示制御装置は、表示部の取り付け位置のデータと、例えば、乗員の平均的な身長や座高等の乗員の体形に関する情報に基づいて乗員と表示部までの距離を算出する。なお、平均的な体形の乗員がシートに着座したときのシートスライド量やシートバック角度を考慮して、乗員と表示部までの距離を算出してもよい。そして、この算出した距離に基づいて、所定の視力に相当する大きさの文字や記号を表示部に表示する。
これにより、例えば、乗員と表示部までの距離に基づいて、自動車の運転に必要な法定視力に相当する大きさの文字や記号を表示部に表示することで、乗員は、この表示部に表示される文字や記号が識別できる場合には、法定視力を有していることが判断でき、また、この文字や記号が識別できない場合には、法定視力を有していないことが判断できる。なお、請求項2に記載のように、乗員の体形に関する情報を入力させることで、表示部から乗員までの距離をより正確に算出することができる。
請求項3に記載の車載表示制御装置では、入力手段は、乗員の寸法に関する情報として身長を入力することを特徴とする。例えば、JIS−D−4607に規定されている、自動車の室内寸法を測定する際に用いられる成人男性体位の50パーセンタイル値(JM50)等を持つ、三次元座位人体模型(3DM−JM50)を用いて、車両における平均的な運転姿勢を保持したときの3DM−JM50における目(以下、アイポイント)の位置と、その時の表示部から乗員のアイポイントまでの距離を予め測定しておく。そして、例えば、この3DM−JM50の身長と乗員の身長との比から、その乗員が運転姿勢を保持するときのアイポイントの位置を推定して、この推定したアイポイントの位置を用いることで、表示部から乗員のアイポイントまでの距離を補正することができる。
請求項4に記載の車載表示制御装置では、車室内に乗員が乗車したときのシートスライド量、及びシートバック角度を検出するシート位置検出手段を備え、算出手段は、シート位置検出手段によって検出されるシートスライド量、及びシートバック角度を用いて、表示部から乗員までの距離を補正する距離補正手段を備えることを特徴とする。
すなわち、表示部から乗員までの距離は、乗員が着座するシートのスライド量やシートバックの角度によって変化する。従って、シートスライドの基準値、及びシートバック角度の基準値を予め記憶しておき、この各基準値からのスライド量、及びシートバック角度を検出し、表示部から乗員までの距離を補正することで、さらに表示部から乗員までの距離を正確に算出することができる。
請求項5に記載の車載表示制御装置では、表示部に表示される文字、及び記号のいずれかの大きさを任意に設定する設定手段と、設定手段によって設定される大きさの文字、及び記号のいずれかに相当する視力を表示部から乗員までの距離に応じて求める演算手段と、演算手段によって求められた視力を乗員に報知する報知手段とを備えることを特徴とする。これにより、乗員自身の視力を把握することができる。
請求項6に記載の車載表示制御装置では、表示部の表示内容に対する回答を指示する指示手段と、指示手段から指示される回答と表示部に表示される表示内容とが一致するか否かを判定する判定手段とを備え、表示制御手段は、判定手段の判定結果に応じて乗員の視力が確定するまで表示部に表示する文字、及び記号の何れかの大きさを繰り返し変更することを特徴とする。
例えば、一般的に行われる視力測定の方法のように、始めに表示した表示内容と回答とが一致する場合には、現在表示されている文字や記号よりも小さい文字や記号に変更し、表示内容と回答とが一致しなくなるまで繰り返し行う。そして、表示内容と回答とが一致しなくなったときの表示部に表示される文字、及び記号の何れかの大きさに相当する視力が乗員の視力として確定することができる。
一方、始めに表示した表示内容と回答とが一致しない場合には、現在表示されている文字や記号よりも大きい文字や記号に変更し、表示内容と回答とが一致するまで繰り返し行う。そして、表示内容と回答とが一致したときの表示部に表示される文字、及び記号の何れかの大きさに相当する視力が乗員の視力として確定することができる。
請求項7に記載の車載表示制御装置では、表示制御手段は、確定した視力によって読み取り可能な大きさに表示部に表示する文字、及び記号のいずれかを変更することを特徴とする。例えば、ナビゲーション装置やオーディオ機器等に表示部が用いられる場合に、確定した視力によって読み取り可能な大きさに表示部に表示する文字や記号を変更する。これにより、乗員は表示部の文字や記号を読み取ることができる。
請求項8に記載の車載表示制御装置では、指示手段は、音声によって表示内容に対する回答を指示することを特徴とする。これにより、乗員は、乗車姿勢を変えることなく回答することができる。なお、視力測定に用いられるランドルド環を表示部に表示する場合には、ランドルド環の切り欠きの方向を音声で指示したり、あるいは、ジョイスティック等によって切り欠きの方向を指示したりしてもよい。
請求項9に記載の車載表示制御装置では、判定手段によって回答と表示内容とが一致すると判定された場合、表示内容に相当する視力を乗員に報知する報知手段を備えることを特徴とする。これにより、乗員は、乗員自身の視力を把握することできる。
請求項10に記載の車載表示制御装置では、判定手段によって回答と表示内容とが一致する場合の表示内容に相当する視力が所定の視力に満たない場合、報知手段は、視力低下を報知することを特徴とする。例えば、表示部に視力低下の旨を示す表示をしたり、警告音を提示したりする。これにより、乗員は、法定視力を有していないことを把握することができる。
以下、本発明の実施の形態における車載表示制御装置に関して、図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、本発明の車載表示制御装置をナビゲーション装置の機能として適用した一例について説明する。
図1は、本実施形態に係わるナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態のナビゲーション装置100は、位置検出器1、地図データ入力器6、操作スイッチ群7、外部メモリ9、表示装置10、音声入出力装置11、リモコンセンサ12、及びこれらと接続する制御回路8によって構成される。
制御回路8は、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。ROMには、ナビゲーション装置100が実行するためのプログラムが書き込まれており、このプログラムに従ってCPU等が所定の演算処理を実行する。また、制御回路8は、外部メモリ9に記憶されるデータを読み込んだり、外部メモリ9にデータを書き込んだりする。
位置検出器1は、いずれも周知の地磁気センサ2、ジャイロスコープ3、距離センサ4、及び衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機5を有している。これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、各センサの精度によっては位置検出器1を上述した内の一部で構成してもよく、更に、図示しないステアリングの回転センサ、各転動輪の車速センサ等を用いてもよい。
地図データ入力器6は、地図データ、背景データ、目印データ等の各種データを入力するための装置であり、制御回路8からの要請により各種データを送信する。これら各種データを記憶する記憶媒体としては、そのデータ量からCD−ROMやDVD−ROM等が用いられるが、メモリカードやハードディスク等の書き込み可能な記憶媒体を用いてもよい。
操作スイッチ群7は、例えば、表示装置10と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられ、表示装置10の画面に表示される地図のスクロール操作、文字入力、キー選択等の各種入力に使用される。
表示装置10は、例えば、液晶ディスプレイによって構成され、車室内のセンターコンソール付近に設置される。この表示装置10の画面には位置検出器1から入力された車両の現在位置に対応する自車位置マークと、地図データ入力器6より入力された地図データ、背景データ、目印データによって生成される車両の現在位置の周辺地図を表示することができる。
また、表示装置10は、制御回路8からの指示に応じて、液晶ディスプレイの照度を所定の照度に調整する。なお、この照度調節は、操作スイッチ群7によって手動によって調整することも可能である。
音声入出力装置11は、図示しない入力装置及び出力装置から構成される。入力装置は、ユーザの発話内容を認識して、ナビゲーション装置100の各種入力に用いるものである。一方、出力装置は、スピーカやオーディオアンプ等から構成されるもので、音声案内等に用いられる。
ナビゲーション装置100は、操作スイッチ群7やリモコン13等から目的地を設定すると、現在位置を出発地とする目的地までの最適な経路を自動的に探索し、この探索した経路を画面に表示して目的地まで誘導する、いわゆる経路誘導機能を備えている。このような自動的に最適な経路を設定する手法は、例えば、周知のダイクストラ法によるコスト計算方法が採用される。
これらの機能は、主に制御回路8によって各種の演算処理がなされることで実行される。すなわち、制御回路8は、目的地が指定されると地図データ入力器6の地図データを用いて経路を探索し、その経路を表示装置10へ表示させるとともに、分岐地点や右左折すべき交差点において地図の拡大や音声案内を行う。
なお、本実施形態のナビゲーション装置100は、車両に乗車しながらも、乗員の視力測定を行う視力測定機能を有している。この視力測定機能では、乗員の身長が入力されると、この入力された身長に基づいて表示装置10から乗員のアイポイントまでの距離を算出し、この距離に基づいて、運転操作上必要な法定視力に相当する大きさのランドルド環を表示装置10の画面に表示する。
ランドルド環とは、図7に示すように、日本国内において視力測定の基準とされているものであり、一方方向に切り欠きを有するリング状のものである。通常、視力測定は、人から5m離れた位置にこのランドルド環を表示し、この時、太さ1.5mm、直径7.5mmのリングに設けられた、切り欠き幅1.5mmの方向がわかる視力を1.0としている。
通常、乗用車等では、表示装置10から5m離れた位置に乗員が乗車することはできないため、表示装置10から乗員のアイポイントまでの距離を算出し、この算出距離と5mとの比に応じてランドルド環の大きさを変更する。この距離の比に応じた大きさに変更されたランドルド環を表示装置10に表示したとき、乗員の乗車位置から切り欠き方向が読み取れる場合に、視力1.0と判定される。
また、視力1.0に相当する大きさのランドルド環を2倍の大きさに変更したものが視力0.5に相当するランドルド環となり、逆に、半分の大きさに変更したものが視力2.0に相当するランドルド環となる。運転操作上必要な法定視力は0.7であることから、視力1.0に相当する大きさのランドルド環を0.7倍の大きさに変更したものが視力0.7に相当するランドルド環となる。
さらに、視力測定機能では、ランドルド環を表示装置10に表示した後、乗員からランドルド環の切り欠き方向が指示されると、表示装置10に表示されているランドルド環の切り欠き方法と指示された方向とが一致しているか否かを判定し、この判定結果に応じて乗員の視力を判定する。
次に、この本実施形態の特徴部分である視力測定機能の処理について、図4〜図6に示すフローチャートを用いて説明する。先ず、図4に示すステップ(以下、Sと記す)100では、表示装置10に視力測定のメニュー画面を表示する。このメニュー画面には、「設定」、「視力測定」の2つの項目が表示される。
S200では、メニュー画面の「設定」が選択されたか否かを判定し、肯定判定される場合にはS300へ処理を進め、否定判定される場合にはS400へ処理を進める。
ここで、S300における設定処理について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。この設定処理では、表示装置10から乗員のアイポイントまでの距離を算出する。先ず、S310では、設定方法の選択画面を表示する。この選択画面には、「デフォルト値使用」、「身長入力」の2つの項目が表示される。
S320では、選択画面の「デフォルト値使用」が選択されたか否かを判定し、肯定判定される場合にはS330へ処理を進め、否定判定される場合にはS340へ処理を移行する。S330では、性別の入力を乗員に促し、入力された性別に対応する身長が読み出される。なお、ここで読み出される身長は、日本国内における男性/女性の平均的な身長である。
S340では、選択画面の「身長入力」が選択されたか否かを判定し、肯定判定される場合にはS350へ処理を進め、否定判定される場合にはS310へ処理を移行し、上述した処理を繰り返す。S350では、乗員に乗員自身の身長を入力させる。S360では、身長に基づいて表示装置10から乗員のアイポイントまでの距離の演算を行う。
なお、例えば、JIS−D−4607に規定されている、自動車の室内寸法を測定する際に用いられる成人男性体位の50パーセンタイル値(JM50)を持つ3DM−JM50等を用いて、図2に示すような、ナビゲーション装置100の搭載される車両における平均的な運転姿勢を保持したときの3DM−JM50におけるアイポイント(P)の位置と、その時の表示装置10から乗員のアイポイントまでの距離(L)を予め測定しておく。そして、この3DM−JM50の身長と乗員の身長との比から、その乗員が運転姿勢を保持するときのアイポイント(P)の位置を推定して、この推定したアイポイント(P)の位置を用いて距離(L)を補正する。
なお、この3DM−JM50が運転姿勢を保持したときのシートスライド量(S)、及びシートバック角度(A)を記憶しておき、実際に乗員が運転姿勢を保持したときのシートスライド量とシードバック角度を測定して、距離(L)をさらに補正してもよい。これにより、より正確な距離(L)を推定することができる。
S370では、S360にて演算した距離(L)を登録情報として記憶しておく。なお、この登録情報をデフォルト値として追加してもよい。
この設定処理が終了すると、図4に示すS400では、メニュー画面の「視力測定」が選択されたか否かを判定し、肯定判定される場合にはS500へ処理を進め、否定判定される場合にはS100へ処理を進める。
次に、S500における視力測定処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。なお、この視力測定処理が開始されるのと同時に、表示装置10の照度を視力測定に必要な照度(例えば、500ルクス程度)となるように調整しておく。
S510では、上述した設定処理において登録された表示装置10から乗員のアイポイントまでの距離(L)と、基準値となる一般の視力測定における距離(5m)と、この距離における視力1.0に相当するランドルド環の大きさ(太さ1.5mm、直径7.5mm、切り欠き幅1.5mm)を読み込む。
S520では、この読み込んだ距離(L)と基準値とから、表示装置10に表示すべきランドルド環の大きさを演算する。なお、このS520の処理を始めて実行する場合には、運転操作上必要な法定視力(0.7)に相当するランドルド環の大きさを演算する。
S530では、S520にて演算した法定視力に相当する大きさのランドルド環を表示装置10に表示する。なお、図3に示すように、表示装置10の画面10aの一部10bに表示する。これにより、ナビゲーションシステムにおける地図表示や経路誘導等の実行中であっても、本来の機能を損なうことなく、視力測定の表示をすることができる。
S540では、乗員からのランドルド環の切り欠き方向に対する回答が有ったか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはS550へ処理を進め、否定判定される場合には回答があるまで待機状態となる。
なお、乗員からは、例えば、音声入出力装置11を用いて音声によって回答がなされるとよい。これにより、乗員は、運転姿勢を変えることなく回答することができる。なお、ジョイスティック等によってランドルド環の切り欠き方向を回答するものであってもよい。
S550では、表示装置10に表示されているランドルド環の切り欠きの方向と乗員の回答した切り欠きの方向とが一致しているか否かを判定する。S560では、判定結果を表示装置10に表示する。
例えば、S550の処理を始めに実行したときの表示装置10に表示したランドルド環の切り欠きの方向と乗員の回答した切り欠きの方向とが一致している場合には、表示装置10に表示されているランドルド環の大きさに相当する視力を表示装置10に表示したり、音声で提示したりする。これにより、乗員は、乗員自身の視力を把握することができる。
一方、S550の処理を始めに実行したときの表示装置10に表示されているランドルド環の切り欠きの方向と乗員の回答した切り欠きの方向とが一致しない場合、乗員は、運転操作上必要な法定視力(0.7)を有していないため、表示装置10に視力低下の表示をしたり、警告音を提示したりする。これにより、乗員は、法定視力を有していないことを把握することができる。
S570では、視力測定を続けるか否かを判定する。すなわち、一般的に行われる視力測定の方法のように、S550の処理を始めに実行したときの表示装置10に表示したランドルド環の切り欠きの方向と乗員の回答した切り欠きの方向とが一致していると判定される場合には、現在表示されているランドルド環の大きさを小さく変更して、上述した処理を繰り返し実行する。そして、ランドルド環の切り欠き方向と乗員の回答した切り欠きの方向とが一致しなくなるまで繰り返し行う。そして、表示内容と回答とが一致しないと判定された場合の表示装置10に表示されるランドルド環の大きさに相当する視力が乗員の視力として確定される。
一方、S550の処理を始めに実行したときの表示装置10に表示したランドルド環の切り欠きの方向と乗員の回答した切り欠きの方向とが一致しないと判定される場合には、現在表示されているランドルド環の大きさをさらに大きく変更して、上述した処理を繰り返し実行する。そして、ランドルド環の切り欠き方向と乗員の回答した切り欠きの方向とが一致するまで繰り返し行う。そして、表示内容と回答とが一致したと判定された場合の表示装置10に表示されるランドルド環の大きさに相当する視力が乗員の視力として確定される。
なお、ランドルド環の大きさは、例えば、一般に行われる視力測定の方法のように、表示装置10に表示されているランドルド環よりも視力±0.1に相当する大きさに変更する。
このように、本実施形態におけるナビゲーション装置100は、車両に乗車しながらも、乗員の視力測定を行う視力測定機能を有している。これにより、乗員は、運転を開始する前や信号待ち等において、乗員自身の視力を測定することができる。その結果、法定視力に満たない場合には、眼鏡の使用をすすめたり、運転を控えるよう乗員に注意を促したりすることができる。
なお、視力測定において表示装置10に表示する文字や記号は、本実施形態のようなランドルド環に限らず、米国等において視力測定に用いられるE文字型のスネレン指標を用いたり、平仮名等の文字を用いたりして視力測定を行ってもよい。さらに、視力測定だけでなく色弱の測定を同時に行うものであってもよい。
(変形例1)
本実施形態では、表示装置10から乗員のアイポイントまでの距離を身長から導いているが、例えば、車載カメラ等によって乗員の顔の特徴的な部分の大きさ(例えば、目の大きさ等)を撮像し、この撮像した特徴的な部分の大きさから表示装置10から乗員のアイポイントまでの距離を推定するものであってもよい。これにより、乗員による身長入力の操作をすることなく、視力測定を開始することができる。
(変形例2)
本実施形態のように、表示装置10がナビゲーション装置や、例えば、オーディオ機器等に用いられる場合、確定した視力によって読み取り可能な大きさに表示装置10に表示する文字や記号を変更してもよい。これにより、乗員は表示部の文字や記号を読み取ることができる。
(変形例3)
本実施形態では、乗員による回答に応じて自動的に表示装置10に表示するランドルド環の大きさを変更しているが、この表示装置10に表示するランドルド環の大きさを任意に設定するようにし、その設定した大きさのランドルド環に相当する視力を乗員に教示するものであってもよい。これにより、乗員自身の視力を把握することができる。
(変形例4)
表示装置10は、車室内のセンターコンソール付近に設置されるものだけでなく、車室内のメータクラスタ内に設置されるディスプレイや、フロントガラス等に表示されるヘッドアップディスプレイ(HUD)であってもよい。
(変形例5)
本実施形態では、法定視力に満たない場合、表示装置10に視力低下の表示したり、警告音を提示したりするものであるが、車両が停止中である場合には、車両の運転操作に係わる装置(例えば、アクセルペダル等)の作動を停止させるものであってもよい。
本発明の実施形態に係わる、ナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係わる、表示装置10から乗員のアイポイント(P)までの距離(L)を示した図である。 本発明の実施形態に係わる、表示装置10の画面10aの一部10bにランドルド環を表示した場合のイメージ図である。 本発明の実施形態に係わる、視力測定機能の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係わる、設定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係わる、視力測定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係わる、ランドルド環を示す図である。
符号の説明
1 位置検出器
6 地図データ入力器
7 操作スイッチ群
8 制御回路
9 外部メモリ
10 表示装置
11 音声入出力装置
12 リモコンセンサ
13 リモコン
100 ナビゲーション装置

Claims (10)

  1. 車室内に設けられる表示部と、
    前記車室内における前記表示部の取り付け位置のデータを記憶する記憶手段と、
    乗員の平均的な体形に関する情報を記憶する体形情報記憶手段と、
    前記表示部の取り付け位置のデータと前記乗員の体形に関する情報とに基づいて、乗員が前記車室内に乗車したときの前記表示部から前記乗員までの距離を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された距離に基づいて、所定の視力により読み取り可能な文字、及び図形の何れかを前記表示部に表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする車載表示制御装置。
  2. 車室内に設けられる表示部と、
    前記車室内における前記表示部の取り付け位置のデータを記憶する記憶手段と、
    前記車室内の乗員の体形に関する情報を入力する入力手段と、
    前記表示部の取り付け位置のデータと乗員の体形に関する情報とに基づいて、前記乗員が前記車室内に乗車したときの前記表示部から前記乗員までの距離を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された距離に基づいて、所定の視力により読み取り可能な文字、及び図形の何れかを前記表示部に表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする車載表示制御装置。
  3. 前記入力手段は、前記乗員の体形に関する情報として身長を入力することを特徴とする請求項2記載の車載表示制御装置。
  4. 前記車室内に乗員が乗車したときのシートスライド量、及びシートバック角度を検出するシート位置検出手段を備え、
    前記算出手段は、前記シート位置検出手段によって検出されるシートスライド量、及びシートバック角度を用いて、前記表示部から前記乗員までの距離を補正する距離補正手段を備えることを特徴とする請求項1又は3記載の車載表示制御装置。
  5. 前記表示部に表示される文字、及び記号のいずれかの大きさを任意に設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定される大きさの文字、及び記号のいずれかに相当する視力を前記表示部から前記乗員までの距離に応じて求める演算手段と、
    前記演算手段によって求められた視力を前記乗員に報知する報知手段とを備えることを特徴とする請求項1、3、4のいずれか1項に記載の車載表示制御装置。
  6. 前記表示部の表示内容に対する回答を指示する指示手段と、
    前記指示手段から指示される回答と前記表示部に表示される表示内容とが一致するか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記判定手段の判定結果に応じて前記乗員の視力が確定するまで前記表示部に表示する文字、及び記号の何れかの大きさを繰り返し変更することを特徴とする請求項1、3、4のいずれか1項に記載の車載表示制御装置。
  7. 前記表示制御手段は、確定した視力によって読み取り可能な大きさに前記表示部に表示する文字、及び記号のいずれかを変更することを特徴とする請求項6記載の車載表示制御装置。
  8. 前記指示手段は、音声によって前記表示内容に対する回答を指示することを特徴とする請求項6又は7記載の車載表示制御装置。
  9. 前記判定手段によって前記回答と前記表示内容とが一致すると判定された場合、前記表示内容に相当する視力を乗員に報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の車載表示制御装置。
  10. 前記判定手段によって前記回答と前記表示内容とが一致する場合の前記表示内容に相当する視力が前記所定の視力に満たない場合、前記報知手段は、視力低下を報知することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の車載表示制御装置。
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