JP4466512B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像を表示する画像表示部を有する車両用表示装置に関する。
液晶パネル等の画像表示部を有する車両用表示装置としては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。これは、液晶パネル上にスピードメータ、タコメータ、シフトポジション等の車両動作情報を画像表示するとともに、車両周辺の地図情報、目的地までの案内情報等のナビゲーション情報を画像表示するものである。
ところで、この液晶パネルの所定の領域には、複数の情報を表示するための表示領域が設けられており、この領域には、上述したナビゲーション画像とともにシフトポジション画像が表示されている。
特開2004−157434号公報
ここで、運転者は表示領域に表示された複数種類の画像のうち、例えば運転者がシフトチェンジ操作を行った場合にはシフトポジション画像を注視し、その他の場合にはナビゲーション画像を注視するというように、車載機器の操作あるいは車両の動作状態に応じていずれかを選択的に視認している。
そうすると、上記従来装置では、表示領域に表示される複数種類の画像のうち運転者自身が必要な画像を選択しなければならないため、その画像を視認するのに手間取ることがある。従って、運転者の負担を軽減するためには運転者にとって必要な画像のみを表示領域に表示させる必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、表示領域におけるナビゲーション画像とシフトポジション画像との切り替え表示が可能な車両用表示装置を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、画像を表示する画像表示部と、シフトポジション画像及びナビゲーション画像を生成する画像生成手段と、シフトポジション画像及びナビゲーション画像を画像表示部に切り替え表示する表示制御手段と、シフトポジションを検出するシフトポジションセンサと、車速を検出する車速センサと、を備え、表示制御手段は、シフトポジションセンサの検出によりシフトポジションが変更されたと判断したときには、画像表示部にシフトポジション画像を表示するとともに、車速センサにより検出された車速に基づいて車両が停止状態であると判断したときには、シフトポジション画像の表示を走行状態に移行するまで維持することを特徴としている。
請求項1の発明によれば、ナビゲーション画像とシフトポジション画像と切り替え表示に表示するようにしたから、運転者にとって必要な画像のみを画像表示部に表示することができ、もって、視認性を向上させることができる。
さらに、運転者のシフトチェンジ操作が行われると、シフトポジションの変更がシフトポジションセンサにより検出され、これを条件として、表示制御手段が、画像表示部にシフトポジション画像を表示させるようにした。通常、運転者がシフトチェンジ操作を行ったときに画像表示部を視認するのは、変更後のシフトポジションを確認するためである。従って、運転者に対してシフトポジション画像を効果的に視認させることができる。
さらに、車両が停止状態であるときに運転者がシフトチェンジ操作を行い、車両を走行させるまでに時間が経過すると、いずれのシフトポジションにあるかを忘れがちとなる。従って、このようにすることで変更後のシフトポジションを確実に知らしめることができる。
請求項の発明では、画像を表示する画像表示部と、シフトポジション画像及びナビゲーション画像を生成する画像生成手段と、シフトポジション画像及びナビゲーション画像を画像表示部に切り替え表示する表示制御手段と、シフトポジションを検出するシフトポジションセンサと、車速を検出する車速センサと、を備え、表示制御手段は、シフトポジションセンサの検出によりシフトポジションが変更されたと判断したときには、画像表示部にシフトポジション画像を表示するとともに、車速センサにより検出された車速に基づいて車両が走行状態であると判断したときには、シフトポジション画像の表示を所定時間維持することを特徴としている。
これによれば、ナビゲーション画像とシフトポジション画像と切り替え表示に表示するようにしたから、運転者にとって必要な画像のみを画像表示部に表示することができ、もって、視認性を向上させることができる。
さらに、運転者のシフトチェンジ操作が行われると、シフトポジションの変更がシフトポジションセンサにより検出され、これを条件として、表示制御手段が、画像表示部にシフトポジション画像を表示させるようにした。通常、運転者がシフトチェンジ操作を行ったときに画像表示部を視認するのは、変更後のシフトポジションを確認するためである。従って、運転者に対してシフトポジション画像を効果的に視認させることができる。
さらに、走行中にシフトポジションが変更された場合にも、その都度運転者に対して変更後のシフトポジションを知らしめることができる。
請求項の発明では、画像生成手段は、初期表示画像を生成するものであり、表示制御手段は、表示開始初期において、初期表示画像を画像表示部に表示することを特徴としている。このようにすれば、表示開始後初期に必要な画像を優先的に表示することができる。ここで、初期表示画像としては、例えば車両のシステムチェック画像や演出効果を狙った画像等がある。
請求項の発明では、シフトポジション画像の表示の許可・禁止を設定可能な設定手段を備え、表示制御手段は、設定手段により禁止操作が行われたときには、画像表示部におけるシフトポジション画像の表示を禁止することを特徴としている。
例えば、シフトポジション画像が不要である場合、あるいは、ナビゲーション画像の視認頻度が高い場合等には、設定手段により禁止操作を行うようにすればよい。これにより、運転者の好みに合わせて表示態様を選択することができる。
<第1実施形態>
本発明に係る車両用表示装置の一実施形態について図1ないし図4を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の車両用表示装置100は、制御回路110、状態検出部120、位置検出部130、地図データ入力部140、外部メモリ150、表示部160、音声入出力部170、リモコンセンサ180及び設定スイッチ200を備えている。
状態検出部120は、例えば車速やエンジン回転数など車両の状態を検出するものである。本実施形態においては、状態検出部120として、少なくとも、トランスミッション出力軸の回転数を検出する車速センサ121と、エンジンのクランクシャフト(或いはカムシャフト)の回転数を検出する回転センサ122と、燃料タンク内の残燃料を検出する液面センサ123と、エンジン冷却水の温度を検出する温度センサ124と、各シフトポジション(Pポジション、Rポジション、Nポジション、Dポジション(1〜n速))を検出するシフトポジションセンサ125とを備えている。
位置検出部130は、いずれも周知の地磁気センサ131、ジャイロスコープ132、及び衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機133を有している。また、走行距離を算出するために、状態検出部120を構成する車速センサ121を適用する。すなわち、車速センサ121を状態検出部120と位置検出部130で兼用している(図1中においては、便宜上、車速センサ121を状態検出部120のみに図示)。これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより互いに補完しながら使用するように構成されている。しかしながら、各センサの精度によっては、位置検出部130を上述した内の一部で構成しても良いし、他のセンサを用いても良い。
地図データ入力部140は、道路地図を描画するための道路地図データ及び目印データを含む地図データを制御回路110に入力するためのものである。地図データを記憶する記憶媒体としては、そのデータ量からDVD−ROMやハードディスクを用いるのが一般的であるが、メモリカードやCD−ROM等の書き込み可能な記憶媒体を用いても良い。
外部メモリ150は、指針の変化によって計測量を表示するアナログ式メータ画像のうち、指針の背景画像となる文字盤データ(目盛り、文字等)と、初期表示画像の元となる画像データとを制御回路110に入力するためのものである。尚、文字盤データは、上記外部メモリ150以外にも、制御回路110を構成するROMに記憶させておくことも可能である。
表示部160は、図2及び図3に示すように、各種車両情報を表示する複数の表示部を一体に備えてなるものであり、複数の指針表示部161,162と、これら指針表示部161,162間に設けられ、画像を表示する画像表示部163を有している。また、本実施形態においては、指針表示部161,162及び画像表示部163が、共通の表示パネル(例えばTFT型液晶パネル、有機ELパネル、プラズマパネル等)によって構成されている。
尚、指針表示部161,162としては、機械式表示方式であっても良いし、画像表示方式であっても良い。また、各表示部161,162,163を、異なる表示パネルに表示する構成としても良い。
指針表示部161,162の表示範囲には、指針161a,162a、文字盤等からなるアナログ式メータ画像を表示して、指針の変化により計測量を表示するよう構成している。2つの指針表示部161,162は、画像表示部163を挟んで互いに対向する位置に設けている。このうち、画像表示部163に対して左に位置する指針表示部161には、車速センサ121から入力された計測量(車速)によって生成されるアナログ式スピードメータ画像が表示され、画像表示部163に対して右に位置する指針表示部162には、回転センサ122から入力された計測量(エンジン回転数)によって生成されるアナログ式タコメータ画像が表示される。
画像表示部163は、2つの指針表示部161,162間に設けられており、その上側領域163aには、運転者へのメッセージや自己診断結果を示した初期表示画像と、位置検出部130から入力された車両の現在位置に対応する車両マーク、地図データ入力部140より入力された地図データによって生成される車両周辺の道路地図等からなるナビゲーション画像Nと、シフトポジションセンサ125の検出に基づいて、各シフトポジションのうちいずれのポジションにあるかを文字及び図形で示したシフトポジション画像SHとが選択的に表示される。一方、下側領域163bには、オドメータ、トリップメータ及び時計が数値表示されているとともに、現在のシフトポジションSが文字表示されている。
尚、図2中において、符号164は、略C字状のリング部161b,162b間を連結し、画像表示部163の表示範囲を区間するブリッジ部であり、このブリッジ部164も例えば表示部160に画像表示されている。また、符号165は、液面センサ123の結果に基づく残燃料を、指針の変化によって表示するよう構成された燃料計表示部であり、符号166は、温度センサ124の結果に基づくエンジン冷却水の温度を、指針の変化によって表示するよう構成された水温計表示部である。本実施形態において、燃料計表示部165及び水温計表示部166は、指針表示部161,162及び画像表示部163と共通の表示部160に画像を表示するよう構成されており、指針表示部161の左側に燃料計表示部165が隣接して設けられ、指針表示部162の右側に水温計表示部166が隣接して設けられている。指針表示部161と燃料計表示部165の表示範囲、指針表示部162と水温計表示部166の表示範囲は、それぞれリング部161b,162bによって区画されている。
音声入出力部170は、図示しない入力装置及び出力装置から構成される。入力装置は、ユーザの発話内容を認識して、車両用表示装置100の各種入力に用いるものである。一方、出力装置は、スピーカやオーディオアンプ等から構成されるもので、音声案内等に用いられる。
また、本実施形態の車両用表示装置100は、リモートコントロール端末(以下リモコンと示す)190からの操作信号を無線にて受信するリモコンセンサ180を有している。このリモコン190を操作することにより、上述したように所望の施設や地点を目的地として設定したり、表示地図を任意の方向にスクロールさせたり、表示地図の縮尺を変更する等の各種操作を行うことができる。尚、目的地が設定された場合には、制御回路110は、車両の現時位置(或いはユーザが指定した出発地)から目的地までの最適な経路を自動的に探索して案内経路を算出し、その案内経路を表示部160に表示する。
設定スイッチ200は、画像表示部163に表示されるシフトポジション画像SHの表示の許可・禁止を設定するためのものであり、運転者が設定操作可能な位置に配置されている。このスイッチによって許可操作が行われたときには、許可信号が出力される一方、禁止操作が行われたときには、禁止信号が出力される。
また、符号210は、エンジンの始動、及び、停止を制御するためのスイッチであるイグニッションSWである。このイグニッションSW210は、通常、オフ、アクセサリ、オン、スタートの4段階の切換位置を有しており、各位置に切換られた場合、それぞれの位置に対応する信号が制御回路110に出力される。
制御回路110は、状態検出部120、位置検出部130、地図データ入力部140、外部メモリ150、表示部160、音声入出力部170、リモコンセンサ180及び設定スイッチ200に対して各種の信号を送受信可能とされている。また、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。このうち、ROMには、画像生成処理及び図4に示す表示切替処理を実行するためのプログラムが書き込まれており、このプログラムに従って、CPU等が所定の演算処理を実行する。尚、このプログラムは、外部メモリ150を介して外部から取得することも可能である。
本実施形態の構成は以上であり、続いて本実施形態の動作について制御回路110の動作を中心として説明する。制御回路110が実行する画像表示処理は、車両のイグニッションSW210がオン状態とされているときに実施され、オフされると終了する。
はじめに、画像生成処理について説明する。制御回路110は、状態検出部120からの検出信号に基づいて、車速、エンジン回転数、燃料残量、冷却水温度及びシフトポジションの各情報を取得するとともに、位置検出部130(車速センサ121含む)からの検出信号に基づいて車両の現在位置を取得する。
続いて、車両の現在位置を含む、周辺地図の地図データを地図データ入力部140から読み込み、指針表示部161,162の背景画像となる目盛り、文字等からなる文字盤データと、初期表示画像の元となる画像データとを外部メモリ150から読み込む。尚、この文字盤データには、リング部161b,162b及びブリッジ部164の画像データも含まれている。
そして、上記取得された情報をもとに表示部160に表示する画像を生成する。具体的には、取得した車速値(エンジン回転数)が、文字盤画像に指針161a(162a)で表示されるように、文字盤画像における指針161a(162a)の位置(座標)が求められ、車速(回転数)が指針表示された画像を生成する。また、取得した車両の現在位置が、地図画像に車両マークで表示されるように、地図画像における車両マークの位置(座標)が求められ、車両の現在位置が車両マーク表示されたナビゲーション画像Nを生成する。さらに、各シフトゲートにシフトポジション文字が対応付けられたシフトゲートイメージに現在のシフトポジションを示すマークを重ね合わせたシフトポジション画像SHを生成する。また、オドメータ、トリップメータ、時計を示す画像、及びシフトポジション文字Sを生成する。
画像生成処理終了後、生成した画像データを表示部160に出力する。これにより、図2又は図3に示すように、指針表示部161(162)に車速(回転数)を表示するアナログ式メータ画像が表示され、画像表示部163の上側領域163aには、初期表示画像、ナビゲーション画像N及びシフトポジション画像SHが選択的に表示され、下側領域163bには、オドメータ、トリップメータ、時計、及びシフトポジション文字Sが常時表示される。
尚、本実施形態においては、燃料計表示部165及び水温計表示部166に表示される画像を作成するためのデータが取得される。具体的には、液面センサ123(温度センサ124)からのセンサ信号に基づいて、燃料タンク内の残燃料(エンジン冷却水の水温)を算出し、目盛り、文字等からなる文字盤データを例えば外部メモリ150から読み込み、上記画像とともに、アナログ式燃料計画像及びアナログ式水温計画像を生成し、そのデータを表示部160に出力する。
以下、画像表示部163における表示切替処理について図4を参照して説明する。はじめに、表示切替処理を正常に行うために初期化処理を行う。具体的には、後述する車両の停止状態を判定する停止判定フラグを「0」に設定する(ステップS110)。次に、車両のシステムチェック画像、運転者に対するメッセージ画像等の初期表示画像を表示部160に表示する(ステップS120)。この初期表示画像は原則として、イグニッションスイッチがオンされてから所定時間T1表示する(ステップS130及びステップS140でNo)。初期表示画像の表示開始より所定時間T1が経過した場合には(ステップS130でNo、ステップS140でYes)、初期表示画像からナビゲーション画像Nの表示に切り替える(ステップS150)。
ここで、所定時間T1が経過する前に運転者によるシフトチェンジ操作が行われた場合には(ステップS130でYes)、シフトポジション画像SHを表示する(ステップS160)。
このシフトポジション画像を表示してから車両が停止状態であるか否かを判断する(ステップS170)。停止状態である場合には、停止状態判定フラグを「1」に設定する(ステップ170でYes、ステップS180)。
一方、車両が走行状態であると判定した場合には(ステップS170でNo)、停止状態判定フラグに「1」が設定されているか否かを判断する(ステップS190)。停止判定フラグが「1」に設定されているときには(ステップS190でYes)、そのフラグを「0」に設定し(ステップS200)、表示部160の表示画像をナビゲーション画像Nに切り替える(ステップS220)。
逆に、停止状態判定フラグに「0」が設定されているときには(ステップS190でNo)、直近のシフトチェンジ操作を検出した時点より所定時間T2経過したことを条件として(ステップS210でYes)、表示部160の表示画像をナビゲーション画像Nに切り替える(ステップS220)。
上記ナビゲーション画像Nが表示されている間には、シフトチェンジが行われたか否かを判定し、シフトチェンジが行われるまではナビゲーション画像Nを表示し続ける。(ステップS230でNo、ステップS220)、一方、シフトチェンジが行われたときには(ステップS230でYes)、画像表示部163の表示画像をシフトポジション画像SHに切り替える(ステップS160)。
以下、車両の動作状態及び運転者のシフトチェンジ操作に基づく表示画像の切り替え制御について図4及び図5を参照して説明する。
「車両始動後〜車両走行開始前」
運転者がイグニッションSW210をオンすると、表示部160には初期表示画像が表示される(ステップS110、タイミングTa)。運転者がシフトチェンジ操作をするまでは(ステップS130でNo)、運転者が運転する意思がないと推測されるため、初期表示画像あるいはナビゲーション画像Nを表示する(ステップS120〜S150)。初期表示画像及びナビゲーション画像Nの表示は、上述したように、原則として所定時間T1は初期表示画像を表示し(ステップS120、ステップS130、S140でNo)、所定時間T1経過後はナビゲーション画像Nの表示に切り替える(ステップS130でNo、ステップS140でYes、ステップS150)。
上記の画像表示状態で、運転者がシフトチェンジ操作をすると(ステップS130でYes)、シフトポジション画像SHの表示に切り替えられる(ステップS160、タイミングTb)。ここで、車両は停止状態であるから、シフトポジション画像SHの表示が維持される(ステップS170でYes、ステップS180)。尚、シフトポジション画像SHが表示された状態で、運転者がシフトチェンジ操作を行うと、変更後のシフトポジションを示したシフトポジション画像SHが表示される。
一方、運転者がブレーキ、アクセル等を操作して車両が停止状態から走行状態に移行すると(ステップS170、S180でYes、ステップS200)、ナビゲーション画像Nに切り替えられる(ステップS220、タイミングTc)。
「車両走行時」
車両走行中であって、運転者がシフトチェンジ操作をしていないときには、ナビゲーション画像Nが表示され(ステップS220、ステップS230でNo)、シフトチェンジ操作を行うと(ステップS230でYes)、シフトポジション画像SHに切り替えられる(ステップS160、タイミングTd)。ここで、車両は走行状態であるから(ステップS170、S180でNo)、シフトポジション画像SHの表示を所定時間T2維持し、その後にナビゲーション画像Nに切り替える(ステップS210でYes、ステップS220、タイミングTe)。
「一旦停止時」
車両が交差点等で一旦停止しており、シフトチェンジ操作が行われていないときには、ナビゲーション画像Nが表示され(ステップS220、ステップS230でNo)、運転者がシフトチェンジ操作をすると(ステップS230でYes)、シフトポジション画像SHの表示に切り替えられる(ステップS160、タイミングTf)。ここで、車両は一旦停止状態であるため、シフトポジション画像SHの表示が維持される(ステップS170でYes、ステップS180)。尚、シフトポジション画像SHが表示された状態で、運転者がシフトチェンジ操作を行うと、変更後のシフトポジションを示したシフトポジション画像SHが表示される。
一方、運転者がブレーキ、アクセル等を操作して車両が停止状態から走行状態に移行すると(ステップS170、S180でYes、ステップS200)、ナビゲーション画像Nに切り替えられる(ステップS220、タイミングTg)。
尚、本実施形態では、ナビゲーション画像Nを表示しているときに、シフトポジション文字Sを同時的に表示するように構成したが、ナビゲーション画像Nを表示しているときには、シフトポジション文字Sの表示を省略するようにしても良い。
ところで、シフトポジション画像SHが不要である場合、ナビゲーション画像Nの視認頻度が高い等、シフトポジション画像SHへの表示切り替えを望まない場合がある。このような場合には、設定スイッチ200により禁止操作を行う。禁止操作が行われると設定スイッチ200から禁止信号が出力され、これを受けた制御回路110はシフトポジション画像SHへの切り替え表示を禁止し、初期表示画像A又はナビゲーション画像Nのみを画像表示部163に表示する。また、シフトポジション画像SHへの表示切り替えを望む場合には、設定スイッチ200により許可操作を行えばよい。これにより、設定スイッチ200から許可信号が出力され、これを受けた制御回路110は上記の処理を実行する。
本実施形態によれば、画像表示部163におけるナビゲーション画像Nとシフトポジション画像SHとの表示切り替えをしているから、運転者が必要とする画像のみを画像表示部163に表示することができる。具体的には、運転者のシフトチェンジ操作が行われたことを条件として画像表示部163にシフトポジション画像を表示させている。これにより、変更後のシフトポジションを運転者に対して効果的に視認させることができる。
また、本実施形態では、車両が停止状態とされているときにシフトチェンジ操作が行われたときには、車両が走行状態に移行するまでシフトポジション画像SHの表示を維持するようにしている。車両が停止状態であるときに運転者がシフトチェンジ操作を行い、車両を走行させるまでに時間が経過した場合には、いずれのシフトポジションにあるかを忘れがちとなる。従って、このようにすることで変更後のシフトポジションを確実に知らしめることができる。一方、車両が走行状態にあるときに、シフトポジションが変更された場合には、所定時間シフトポジション画像SHの表示を維持するようにしたから、その都度運転者に対して変更後のシフトポジションを知らしめることができる。
また、車両始動後にシステムチェック画像、メッセージ画像等の初期表示画像を表示しているから始動時に必要とされる画像を優先的に表示することができる。さらに、シフトチェンジ操作が行われたことを条件として初期表示画像からシフトポジション画像へ切り替え表示しているから、運転者の操作に合わせて必要な画像を提供することができる。
本発明の一実施形態における車両用表示装置の概略構成を示すブロック図である。 ナビゲーション画像を表示したときの表示部の構成を示す正面図である。 シフトポジション画像を表示したときの表示部の構成を示す正面図である。 表示切替処理の内容を示したフローチャートである。 画像表示部163における表示切替のタイミングを示したタイムチャートである。
符号の説明
100…車両用表示装置
110…制御回路
120…状態検出部
121…車速センサ
122…回転センサ
130…位置検出部
150…外部メモリ
160…表示部
161,162…指針表示部
163…画像表示部
N…ナビゲーション画像
S…シフトポジション文字
SH…シフトポジション画像

Claims (4)

  1. 画像を表示する画像表示部と、
    シフトポジション画像及びナビゲーション画像を生成する画像生成手段と、
    前記シフトポジション画像及びナビゲーション画像を前記画像表示部に切り替え表示する表示制御手段と
    シフトポジションを検出するシフトポジションセンサと、
    車速を検出する車速センサと、を備え
    前記表示制御手段は、前記シフトポジションセンサの検出によりシフトポジションが変更されたと判断したときには、前記画像表示部に前記シフトポジション画像を表示するとともに、前記車速センサにより検出された車速に基づいて車両が停止状態であると判断したときには、前記シフトポジション画像の表示を走行状態に移行するまで維持することを特徴とする車両用表示装置。
  2. 画像を表示する画像表示部と、
    シフトポジション画像及びナビゲーション画像を生成する画像生成手段と、
    前記シフトポジション画像及びナビゲーション画像を前記画像表示部に切り替え表示する表示制御手段と、
    シフトポジションを検出するシフトポジションセンサと、
    車速を検出する車速センサと、を備え、
    前記表示制御手段は、前記シフトポジションセンサの検出によりシフトポジションが変更されたと判断したときには、前記画像表示部に前記シフトポジション画像を表示するとともに、前記車速センサにより検出された車速に基づいて車両が走行状態であると判断したときには、前記シフトポジション画像の表示を所定時間維持することを特徴とする車両用表示装置。
  3. 前記画像生成手段は、初期表示画像を生成するものであり、
    前記表示制御手段は、表示開始初期において、前記初期表示画像を前記画像表示部に表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記シフトポジション画像の表示の許可・禁止を設定可能な設定手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記設定手段により禁止操作が行われたときには、前記画像表示部における前記シフトポジション画像の表示を禁止することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用表示装置。
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