JPH04273016A - 車両用情報表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両に用い
られる情報表示装置に関し、特にＣＲＴ、ＬＣＤ等の表
示器を用いた車両用情報表示装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】自動車等の車両にて、車速、機関回転数
、燃料残量等の車両情報を表示する車両用情報表示装置
として、インストメントパネル等に設けられたＣＲＴ、
ＬＣＤ等の表示器を用い、表示器の画面に車速、機関回
転数、燃料残量等の車両情報をディジタル画像にて複合
表示する車両用情報表示装置が考えられている。

【０００３】上述の如き車両用情報表示装置に於いては
、機械式、セグメント式蛍光表示管等による光電式の表
示装置とは異なって、コンピュータ制御により各種車両
情報の表示項目、表示位置、表示像の大きさを変更する
ことが可能である。表示像の大きさを変更する車両用情
報表示装置は、例えば特開昭６２−１０１５３４号公報
に示されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の車両用
情報表示装置に於いては、表示項目、表示位置、表示像
の大きさ、およびその変更具合いは全てメーカにて規定
され、ユーザ（運転者）が好みに応じてこれらを変更、
設定できるようにはなっていない。このため表示項目、
表示位置、表示像の大きさがユーザの好み、各ユーザの
目の視度、個性によるユーザ固有の見やすさ等に適合し
ない場合がある。

【０００５】本発明は、従来の車両用情報表示装置に於
ける上述の如き問題点に着目してなされたものであり、
各種車両情報の表示項目、表示位置、表示像の大きさ、
およびその変更具合いを各ユーザにて自由に設定、変更
可能な車両用情報表示装置を提供することを目的として
いる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、車速、機関回転数、燃料残量等の車両情報
をＣＲＴ、ＬＣＤの如き表示器の画面にディジタル画像
にて複合表示する車両用情報表示装置に於いて、各種車
両情報の表示画像のデータを格納した表示画像データ記
憶手段と、外部信号により変更可能に設定された表示画
像の画面表示位置に関するデータを記憶する画面表示位
置記憶手段と、前記表示画像データ記憶手段に格納され
た表示画像のデータと前記画面表示位置記憶手段に記憶
された表示画像の画面表示位置に関するデータとに応じ
て表示器に表示する画像を制御する画像表示制御手段と
、前記画面表示位置記憶手段が記憶する表示画像の画面
表示位置および表示画像の大きさの少なくとも何れか一
方に関するデータの入力を行うタッチパネル、キーボー
ドの如き手操作入力手段とを有することを特徴とする車
両用情報表示装置によって達成される。

【０００７】

【作用】上述の如き構成によれば、手操作入力手段によ
り表示画像の画面表示位置および表示画像の大きさの少
なくとも何れか一方に関するデータが入力されることに
より、その入力データに応じて表示器の画面に表示され
る各種車両情報の表示画像の表示位置、大きさが設定、
変更される。

【０００８】

【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。

【０００９】図１は本発明による車両用情報表示装置の
一実施例を示している。車両用情報表示装置は、自動車
等の車両のインストルメントパネル等に取り付けられて
車速、機関回転数、燃料残量等の車両情報の画面表示内
容を運転者より視認される表示器１を有している。表示
器１は、ＣＲＴ、ＬＣＤの如きディジタル画像表示式の
表示器により構成され、これの車速、機関回転数、燃料
残量等の車両情報の画面表示はディスプレイ用コンピュ
ータ２により制御されるようになっている。

【００１０】ディスプレイ用コンピュータ２は、画像表
示制御手段としてのＣＰＵ３およびシステムメモリ４と
、表示画像データメモリ５と、画面表示データメモリ６
と、車速、機関回転数、燃料残量等の各種車両情報を入
力するための車両情報入力用バッファ回路７と、表示器
１の画面表示動作を制御するディスプレイコントローラ
８とを有し、またインタフェース回路９を介して手操作
入力手段としてのタッチパネル１０を接続されている。

【００１１】タッチパネル１０は、透明シート状もので
あり、図２、３に示されている如く、表示器１の画わ１
ａに貼着され、表示画像の表示器１に於ける画面表示位
置（座標位置）、表示画像の表示器１に於ける表示倍率
に関するパラメータをディスプレイ用コンピュータ２に
与えるようになっている。

【００１２】表示画像データメモリ５は、ＲＯＭにより
構成され、車速、機関回転数、燃料残量等の各種車両情
報の表示画像、例えば車速計、機関回転数計、燃料計（
燃料残量計）を図形、文字にて示すディジタル画像のデ
ータを予め格納している。

【００１３】画面表示データメモリ６は、ＲＡＭにより
構成され、タッチパネル１０よりの表示画像の画面表示
位置、表示倍率に関するパラメータ（データ）を書換え
可能に、換言すれば変更可能に記憶するようになってい
る。

【００１４】ＣＰＵ３は、システムメモリ４に格納され
たシステムプログラムを実行し、車両情報表示モードに
於いては、表示画像データメモリ５に格納された表示画
像のデータと画面表示データメモリ６に記憶された表示
画像の画面表示位置、表示倍率に関するデータとに応じ
て表示器１に表示する画像を制御し、制御信号をディス
プレイコントローラ８へ出力し、表示画面ユーザ設定モ
ードに於いては、タッチパネル１０より表示画像の表示
器１に於ける画面表示位置、表示画像の表示器１に於け
る表示倍率に関するパラメータを取り込み、これらを画
面表示データメモリ６に書き込むようになっている。車
両情報表示モードと表示画面ユーザ設定モードとのモー
ド切替はインストルメントパネル等に取り付けられたモ
ード切替スイッチ１１により割込処理されるようになっ
ている。

【００１５】表示画面ユーザ設定モードが選択されてい
る時には、例えば図２に示されている如き画面表示が表
示器１の画面１ａになされる。この実施例に於いては、
車両情報表示モードとして、通常表示モードと、高速走
行モードと、山岳地帯走行モードと、燃料残量が少なく
なったこと等のウォーニング表示モードとが予め準備さ
れており、この各モードにて表示画面がユーザ設定され
るようになっている。表示画面をユーザ設定すべき表示
モードは、図２に示されている如き画面表示にて「実行
」と表記されているキー表示部分のタッチパネル１０が
選択的にユーザの指先にて押圧されることにより選択さ
れる。

【００１６】タッチパネル１０の操作により表示画面を
ユーザ設定すべき表示モードが選択されると、例えば図
３に示されている如き画面表示が表示器１の画面１ａに
なされる。この場合には、画面１ａには、車速計、機関
回転数計、燃料計、トリップメータ等の表示メータ名と
、上下左右のスクロールキーと、位置設定キー、倍率設
定キーと、実行キーと、取消キーと、レイアウト表示画
面とが表示される。

【００１７】表示画面のユーザ設定に際しては、先ずタ
ッチパネル１０の押圧により表示メータ名を選択する。 すると、選択された表示メータ名に対応する車速計、機
関回転数計、燃料計、トリップメータ等の表示画像がレ
イアウト表示画面に表示されるようになる。この状態に
てタッチパネル１０の押圧により位置設定キーが選択さ
れると、タッチパネル１０の押圧による上下左右のスク
ロールキーの操作によりレイアウト表示画面に於ける設
定対象の表示画像が上下左右に移動してその表示位置が
変化し、またこの状態にてタッチパネル１０の押圧によ
り倍率設定キーが選択されると、タッチパネル１０の押
圧による上下のスクロールキーの操作によりレイアウト
表示画面に於ける設定対象の表示画像の倍率が変化する
。設定対象の表示画像の位置、倍率、即ち大きさがユー
ザの好みのものに決まったならば、タッチパネル１０の
押圧により実行キーが操作されればよく、これにより設
定対象の表示画像の位置、倍率が決定され、これのパラ
メータを画面表示データメモリ６に書き込むことが行わ
れる。

【００１８】一つの表示モードに於ける車速計、機関回
転数計、燃料計、トリップメータ（走行距離計）等の画
面表示の設定が完了した時には、たとえば実行キーが２
回続けて操作されることにより図２に示されている如き
画面設定メニューの画面に戻り、次に表示画面をユーザ
設定すべき表示モードが選択され得るようになる。表示
画面のユーザ設定が完了した時には図２の画面設定メニ
ュー画面にてタッチパネル１０の押圧により終了キーが
操作されればよく、これにより表示画面ユーザ設定モー
ドより抜け出して車両情報表示モードが実行されるよう
になる。

【００１９】図４〜７は、上述の如き要領にてユーザ設
定された各表示モードに於ける画面表示例を示している
。尚、図４は通常表示モードを、図５は高速走行モード
を、図６は山岳地帯走行モードを、図７は燃料残量が少
なくなったことのウォーニング表示モードを各々示して
いる。

【００２０】上述の実施例に於いては、表示画像の大き
さは、倍率のパラメータ設定により、表示画像データメ
モリ５が格納しているディジタル画像が、表示器１の画
面１ａに、拡大表示、あるいは縮小表示されることによ
り変化するようになっているが、この表示画像の大きさ
の設定は、表示画像データメモリ５が予め各大きさのデ
ィジタル画像に関するデータを格納していて、これの選
択設定により行われてもよく、この場合は画面表示デー
タメモリ６は表示画像の画面表示位置に関するパラメー
タのみを書換え可能に記憶すればよい。

【００２１】また、表示器１がカラー表示可能なもので
あれば、各表示画像の色も上述の如き表示画面ユーザ設
定モードにて設定されるようになっていればよい。

【００２２】また表示画面ユーザ設定モードに於ける上
述の如き各種設定キーは、画面表示とタッチパネル１０
とにより表示器１の画面１ａに仮想的に与えられずに、
機械的にキーボードより与えられてもよく、この場合に
はこの車両用情報表示装置はヘッドアップディスプレイ
にも適用される。

【００２３】

【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による車両用情報表示装置によれば、手操作入力手段に
より表示画像の画面表示位置および表示画像の大きさの
少なくとも何れか一方に関するデータが入力されること
により、その入力データに応じて表示器の画面に表示さ
れる各種車両情報の表示画像の表示位置、大きさが設定
、変更されるから、ユーザによる手操作入力手段の操作
により各種車両情報の表示項目、表示位置、表示像の大
きさ、およびその変更具合いが、各ユーザにて各ユーザ
固有の好み、目の視度、個性、体格等に応じて自由に設
定、変更され得るようになり、各種車両情報の表示項目
、表示位置、表示像の大きさが各ユーザの見やすさ等に
適合したものに設定され得るようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による車両用情報表示装置の一実施例を
示すブロック線図。

【図２】表示画面ユーザ設定モード時の画面設定メニュ
ー画面例を示す画面表示例図。

【図３】表示画面ユーザ設定モード時の画面設定操作画
面例を示す画面表示例図。

【図４】通常表示モードに於ける画面表示例を示す画面
表示例図。

【図５】高速走行モードに於ける画面表示例を示す画面
表示例図。

【図６】山岳地帯走行モードに於ける画面表示例を示す
画面表示例図。

【図７】ウォーニング表示モードに於ける画面表示例を
示す画面表示例図。

【符号の説明】

１　　表示器１ ２　　ディスプレイ用コンピュータ ３　　ＣＰＵ ４　　システムメモリ ５　　表示画像データメモリ ６　　画面表示データメモリ ７　　車両情報入力用バッファ回路 ８　　ディスプレイコントローラ ９　　インタフェース回路 １０　　タッチパネル １１　　モード切替スイッチ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　車速、機関回転数、燃料残量等の車両
   情報を表示器の画面にディジタル画像にて複合表示する
   車両用情報表示装置に於いて、各種車両情報の表示画像
   のデータを格納した表示画像データ記憶手段と、外部信
   号により変更可能に設定された表示画像の画面表示位置
   に関するデータを記憶する画面表示位置記憶手段と、前
   記表示画像データ記憶手段に格納された格納表示画像の
   データと前記画面表示位置記憶手段に記憶された表示画
   像の画面表示位置に関するデータとに応じて表示器に表
   示する画像を制御する画像表示制御手段と、前記画面表
   示位置記憶手段が記憶する表示画像の画面表示位置およ
   び表示画像の大きさの少なくとも何れか一方に関するデ
   ータの入力を行う手操作入力手段と、　　を有すること
   を特徴とする車両用情報表示装置。