JP2013154767A - 車載メータ編集装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タッチパネル5と表示装置4とに接続された車載メータ編集装置10が、表示されている各メータ部品の表示位置および表示状態を保存するメータ表示構成保存部12と、タッチパネル5におけるタッチジェスチャ操作と各メータ部品がどのように変換されるかとを対応付けたジェスチャデータベース13と、タッチ位置がどのメータ部品上にあるかを判定するタッチ位置判定部21と、タッチジェスチャ操作を認識するタッチジェスチャ操作認識部22と、タッチ位置判定部21によりタッチ位置があると判定されたメータ部品とタッチジェスチャ操作認識部22により認識されたタッチジェスチャ操作とジェスチャデータベース13とに基づいて、タッチ位置に表示されているメータ部品の表示状態を変換するデータ変換部23とを備える。
【選択図】図1
Description
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における車載メータ編集装置の構成を示すブロック図である。車載メータ編集装置10は、メモリ1と処理装置2を備えている。メモリ1は、メータ部品格納部11、メータ表示構成保存部12、ジェスチャデータベース13、および、プログラム14を備えている。処理装置2は、タッチ位置判定部21、タッチジェスチャ操作認識部22、および、データ変換部23を備えている。
メータ部品格納部11は、変更しうる部品データ、例えば文字フォントやメータ針の形、スキンデータ、インジケータなどを格納しており、処理装置2からデータの呼出しがあった場合、該当するメータ部品データを渡す。
メータ表示構成保存部12は、現状ユーザが選択・編集しているメータ表示パネル全体の表示について、すなわち、少なくとも各メータ部品が表示されている表示位置および表示状態(大きさ、色、表示内容等)を格納しており、必要に応じてデータ変換部23へ渡される。また、データ変換部23で変換された後のメータ表示パネル全体の表示を格納する。
ジェスチャデータベース13は、ユーザからタッチパネル5を通して行われるタッチ、ダブルタッチ、ドラッグ操作、ピンチイン・アウトなどのタッチジェスチャ操作と、当該タッチジェスチャ操作に対応してどのような処理を行うか、すなわち、各メータ部品がどのように変換されるかなどとを対応付けたデータが格納されており、データ変換部23で使用される。
プログラム14は、全体の処理情報を格納しており、実行時に処理装置2に渡される。
タッチジェスチャ操作認識部22は、タッチパネル5から入力されて検出されたタッチ操作を、ジェスチャデータベース13に格納されているタッチジェスチャ操作と比較して、タッチパネル5において検出されたタッチ操作がどのようなタッチジェスチャ操作であるかを認識する。
データ変換部23は、タッチ位置判定部21によりタッチ位置があると判定されたメータ部品と、タッチジェスチャ操作認識部22により認識されたタッチジェスチャ操作とに基づいて、ジェスチャデータベース13を参照することにより、タッチ位置に表示されているメータ部品の表示状態をジェスチャデータベース13で定義されている表示状態に変換する。
表示装置4は、処理装置2につながっており、メータ表示構成保存部12から渡されたデータから処理装置2が処理を行った結果を表示する。
タッチパネル5は、処理装置2につながっており、実際にユーザがタッチしたタッチ位置座標を処理装置2に渡す。
ここで、図2は実施の形態1における車載メータ編集装置の処理手順を示すメインフローチャートである。この実施の形態1では、図3に示すようなメータ表示パネルのレイアウトを変更する方法について説明する。
図3は、タッチパネル一体型の表示装置に表示された、メータ表示パネルのレイアウトの一例を示す図である。このメータ表示パネル30には、メータ針31によりメータ表示を行うメータ32と、例えば、S(シートベルト未装着ランプ)、D(ドア開状態ランプ)、O(オイルランプ)、B(バッテリランプ)、T(低温度ランプ)、G(ガスランプ)などのインジケータ33が表示されたインジケータ表示枠34、ナビ表示35、デジタル速度計36等が表示されている。
まず、タッチジェスチャ操作により取得して格納されたタッチ座標として、2点のタッチ座標を検出しているか否かを判定する(ステップST11)。2点のタッチ座標を検出していた場合(ステップST11のYESの場合)、さらにその2点のタッチ座標が距離を離しているか否かを判定する(ステップST12)。2点のタッチ座標の距離が徐々に離れていっている場合(ステップST12のYESの場合)には、ピンチアウトジェスチャであると判定する(ステップST13)。
なお、2点のタッチ座標の距離が変わらない場合(ステップST12のNOの場合、かつ、ステップST14もNOの場合)には、ジェスチャ動作が行われていないと判断し、このフローとしては処理を終了する。
一方、元の座標からなぞり状態にあるが、なぞり速度が一定速度未満の場合(ステップST17のNOの場合)、ドラッグ操作であると判定する(ステップST19)。
なお、例えば、1箇所を1回短くタッチしただけで操作を終了した場合など、その他の場合(ステップST22のNOの場合)には、ジェスチャ動作が行われていないと判断し、このフローとしては処理を終了する。
このジェスチャに応じた変換処理およびそれによる表示については、図5に示すフローチャートおよび図6以降に示すそれぞれの変換処理のフローチャートとそれに基づいて変換されたメータ表示パネルの表示例の図に沿って説明する。
例えば、ジェスチャ操作が図3に示すメータ表示パネル30の右側のメータ針31上の操作であった場合(ステップST31のYESの場合)、メータ針変換処理を行う(ステップST32)。なお、メータ針上の操作であるか否かについては、初期タッチ座標がメータ針の有効範囲内にあるか否かによって判断される。
図6は、実施の形態1の車載メータ編集装置におけるメータ針の変換処理を示すフローチャートである。
具体的なメータ表示パネルの表示例としては、図7に示すとおりである。図3に示すメータ表示パネルの右側のメータ針上におけるジェスチャ操作が、2点のタッチ座標を検出し、かつ、メータ針の針角度に対して水平に、2点のタッチ座標の距離が離れていった場合には、この図7に示すとおり、メータ針31が長く変換されて表示される。なお、メータ針31上の黒丸は初期タッチ座標を示しており、破線に沿って指が移動し、指マークの位置でジェスチャ動作を終了したことを表している。
例えば、ジェスチャ操作がピンチアウトジェスチャであり、そのジェスチャ操作がメータ針に対して直角に、2点のタッチ座標の距離が離れていった場合には、メータ表示パネルの表示例としては、図9に示すとおり、メータ針31が太く変換されて表示される。
一方、ジェスチャ操作がピンチインジェスチャであり、同じくそのジェスチャ操作がメータ針に対して直角に、そして2点のタッチ座標の距離が縮まっていってメータ針上に集合した場合には、メータ表示パネルの表示例としては、図10に示すとおり、メータ針31が細く変換されて表示される。
そして、ドラッグ操作であった場合(ステップST56のYESの場合)、そのドラッグ距離に応じてメータ針の色の変更を行う(ステップST57)。
具体的なメータ表示パネルの表示例としては、図11に示すとおりであり、右側のメータ針31上からドラッグ操作を行ってタッチを放した場合、そのドラッグ距離に応じてメータ針31の色が変換されて表示される。
そして、ダブルタッチ操作であった場合(ステップST58のYESの場合)、そのダブルタッチの度に、登録されているメータ針の形状に変更する処理を行う(ステップST59)。
具体的なメータ表示パネルの表示例としては、図12に示すとおりであり、右側のメータ針31上の一定範囲内でダブルタッチが検出された場合、予め登録されているメータ針形状に変更されて表示される。
図5に戻り、ジェスチャ操作の初期タッチ座標が、図3に示すメータ表示パネルの右側のメータ針31上の操作ではないが(ステップST31のNOの場合)、メータ32上(メータ32内)の操作であった場合(ステップST33のYESの場合)、メータ変換処理を行う(ステップST34)。
図13は、実施の形態1の車載メータ編集装置におけるメータの変換処理を示すフローチャートである。
具体的なメータ表示パネルの表示例としては、例えば、図3に示すメータ表示パネル30の右側のメータ32上(メータ32内)におけるジェスチャ操作が、2点のタッチ座標を検出し、かつ、2点のタッチ座標の距離が縮まっていった場合には、図14に示すとおり、右側のメータ32の大きさが縮小されて表示される。
そして、ドラッグ操作であった場合(ステップST63のYESの場合)、さらにそのドラッグ操作のタッチ初期座標がメータの枠線上(枠線部分)であるか否かを判定する(ステップST64)。メータの枠線部分であった場合(ステップST64のYESの場合)、そのドラッグ距離に応じて枠線の太さを変更する処理を行う(ステップST65)。例えば、そのドラッグ距離が長いほど枠線を太く変更する。
なお、ドラッグ操作であるが、タッチ初期座標がメータの枠線上でも目盛り線上でもない場合(ステップST64がNOで、ステップST66もNOの場合)には、メータの変換処理が対応付けられているジェスチャ操作ではないと判断し、このフローとしては処理を終了する。
そして、ダブルタッチ操作であった場合(ステップST68のYESの場合)、メータの色(メータの枠線、目盛り線、メータ内の背景)を、予め登録されている色に変換する処理を行う(ステップST69)。
図5に戻り、ジェスチャ操作の初期タッチ座標が、図3に示すメータ表示パネルのインジケータ上(インジケータ表示枠34内)の操作であった場合(ステップST31がNOで、ステップST33がNOで、ステップST35がYESの場合)、インジケータ変換処理を行う(ステップST36)。
図15は、実施の形態1の車載メータ編集装置におけるインジケータの変換処理を示すフローチャートである。
そして、ドラッグ操作であった場合(ステップST73のYESの場合)、そのドラッグ距離に応じてインジケータ枠内に表示されているインジケータの表示個数を変更する処理を行う(ステップST74)。例えば、そのドラッグ距離が長いほどインジケータの表示個数を増加する。
そして、ダブルタッチ操作であった場合(ステップST75のYESの場合)、そのダブルタッチの度に、最小インジケータ表示個数と最大インジケータ表示個数とを交互に変更する処理を行う(ステップST76)。
図5に戻り、ジェスチャ操作の初期タッチ座標が、図3に示すメータ表示パネル30のナビ表示35上(ナビ表示35枠内)の操作であった場合(ステップST31がNOで、ステップST33がNOで、ステップST35がNOで、ステップST37がYESの場合)、ナビ表示変換処理を行う(ステップST38)。
図17は、実施の形態1の車載メータ編集装置におけるナビ表示の変換処理を示すフローチャートである。
そして、ドラッグ操作であった場合(ステップST83のYESの場合)、そのドラッグ距離に応じてナビ表示枠内に表示されているナビ表示の詳細度を変更する処理を行う(ステップST84)。例えば、そのドラッグ距離が長いほど詳細表示の設定に変更する。
具体的なメータ表示パネルの表示例としては、例えば、図3に示すメータ表示パネル30のナビ表示35上(ナビ表示35枠内)におけるジェスチャ操作が、ドラッグ操作だった場合には、図18に示すとおり、そのドラッグ距離に応じてナビ表示35の詳細度がより詳細な設定に変更されて表示される。
そして、ダブルタッチ操作であった場合(ステップST85のYESの場合)、そのダブルタッチの度に、ナビ表示のフォントを登録されているフォントに変更する処理を行う(ステップST86)。
図5に戻り、ジェスチャ操作の初期タッチ座標が、図3に示すメータ表示パネル30のデジタル速度計36上(デジタル速度計36表示枠内)の操作であった場合(ステップST31がNOで、ステップST33がNOで、ステップST35がNOで、ステップST37がNOで、ステップST39がYESの場合)、デジタル速度計変換処理を行う(ステップST40)。
図19は、実施の形態1の車載メータ編集装置におけるデジタル速度計の変換処理を示すフローチャートである。
具体的なメータ表示パネルの表示例としては、例えば、図3に示すメータ表示パネル30のデジタル速度計36上(デジタル速度計36表示枠内)におけるジェスチャ操作が、2点のタッチ座標を検出し、かつ、2点のタッチ座標の距離が離れていった場合には、図20に示すとおり、デジタル速度計36の大きさが拡大されて表示される。なお、図20は、図14に示すように、右側のメータ32が縮小された後に、デジタル速度計36が拡大された表示例を示している。
そして、ドラッグ操作であった場合(ステップST93のYESの場合)、そのドラッグ距離に応じてデジタル速度計の色を変更する処理を行う(ステップST94)。
そして、ダブルタッチ操作であった場合(ステップST95のYESの場合)、そのダブルタッチの度に、デジタル速度計の数値表示のフォントを登録されているフォントに変更する処理を行う(ステップST96)。
図5に戻り、ジェスチャ操作の初期タッチ座標が、図3に示すメータ表示パネル30の背景37上の操作であった場合(ステップST31がNOで、ステップST33がNOで、ステップST35がNOで、ステップST37がNOで、ステップST39がNOで、ステップST41がYESの場合)、背景変換処理を行う(ステップST42)。
図21は、実施の形態1の車載メータ編集装置における背景の変換処理を示すフローチャートである。
そして、ドラッグ操作であった場合(ステップST101のYESの場合)、そのドラッグ距離に応じて背景の色を変更する処理を行う(ステップST102)。
一方、背景上のジェスチャ操作が、ドラッグ操作でない場合(ステップST101のNOの場合)には、背景の変換処理が対応付けられているジェスチャ操作ではないと判断し、このフローとしては処理を終了する。
ジェスチャ操作の初期タッチ座標に関係なく、そのジェスチャ操作がフリック操作であった場合(ステップST43のYESの場合)、メータ表示パネルのスキンの変更を行う(ステップST44)。
また、そのジェスチャ操作が長押し操作であった場合(ステップST45のYESの場合)には、メータ表示パネルの表示をデフォルト状態に戻すためのボタン等がポップアップ表示され(ステップST46)、そのボタンをタッチすることにより、当該ボタンに対応した処理を行う。
Claims (3)
- タッチパネルと表示装置とに接続された車載メータ編集装置であって、
前記表示装置に表示されている各メータ部品の表示位置および表示状態を保存するメータ表示構成保存部と、
前記タッチパネルにおけるタッチジェスチャ操作と、当該タッチジェスチャ操作により前記各メータ部品がどのように変換されるかとを対応付けて保存するジェスチャデータベースと、
前記タッチパネルにおいて検出されたタッチ位置と、前記メータ表示構成保存部に保存されているメータ部品の表示位置とを比較して、前記タッチ位置がどのメータ部品上にあるかを判定するタッチ位置判定部と、
前記タッチパネルにおいて検出されたタッチジェスチャ操作を認識するタッチジェスチャ操作認識部と、
前記タッチ位置判定部によりタッチ位置があると判定されたメータ部品と、前記タッチジェスチャ操作認識部により認識されたタッチジェスチャ操作とに基づいて、前記ジェスチャデータベースを参照することにより、前記タッチ位置に表示されているメータ部品の表示状態を変換するデータ変換部とを備えた
ことを特徴とする車載メータ編集装置。 - 前記メータ部品とは、少なくともメータ針、メータ、インジケータ、ナビ表示、デジタル速度計のいずれかである
ことを特徴とする請求項1記載の車載メータ編集装置。 - 前記メータ部品の表示状態とは、
前記メータ部品がメータ針である場合には、当該メータ針の長さ、太さ、種類、色のいずれかであり、
前記メータ部品がメータである場合には、当該メータの大きさ、枠線の太さ、目盛り線の太さ、目盛り線の色のいずれかであり、
前記メータ部品がインジケータである場合には、当該インジケータの表示個数、大きさのいずれかであり、
前記メータ部品がナビ表示である場合には、当該ナビ表示の詳細度、文字フォント、大きさのいずれかであり、
前記メータ部品がデジタル速度計である場合には、当該デジタル速度計の大きさ、文字フォント、文字色のいずれかである
ことを特徴とする請求項2記載の車載メータ編集装置。
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