JP2000238552A - 車両用計器及びその計器表示方法、計器表示プログラムを記憶した記録媒体 - Google Patents
車両用計器及びその計器表示方法、計器表示プログラムを記憶した記録媒体Info
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Abstract
示仕様を変更可能にする。 【解決手段】 車両用計器としての表示装置10におい
て、当該計器の表示仕様を表す表示デザインデータを記
憶部12に格納しておき、制御部13の制御により、計
器表示対象の検出物理量を取り込み、表示デザインデー
タに基づいて表示出力部11の構成に適応した計器表示
イメージを生成し、この計器表示イメージに対応した検
出物理量の表示出力物理量を求め、目的の表示仕様の計
器表示を行うための表示出力を生成して、この表示出力
により表示出力部11上に車両に関する計器表示を行
う。この表示装置10は、表示デザインデータを入れ換
えることによって任意に表示仕様を変更して計器表示で
きるようになっている。
Description
おいて設けられる車速計などの運転に必須な基本計器を
含む車両用計器に関し、詳しくは、計器の表示仕様を変
更可能とした表示部を備えた車両用計器及びその計器表
示方法、計器表示プログラムを記憶した記録媒体に関す
る。
水温計などの運転に必須な基本計器と共に、エンジン回
転数計などの補助計器、およびドア警告灯などの車両状
態確認のための各種インジケータ等、各種計器や表示手
段が搭載されている。これらの計器は、メータユニット
などにユニット化されて運転席の前方に設けられてい
る。
グ的に表示するアナログメータや、LED等の表示素子
によりデジタル的に表示するデジタルメータなどが一般
に用いられ、車速などの運転にあたって有益な情報を予
め決められた表示仕様に変換して使用者が容易に認識で
きるように表示が行われている。複数の情報(物理諸
元)を表示する場合、通常は計器を複数用意して対応し
ている。
車両用計器は、その表示仕様(メータ表示する対象の物
理量や表示形態など)が固定されており、使用状況等に
よって自由に表示仕様を変えることは不可能であり、ま
た、メータを他の表示仕様のものに交換することも容易
でなかった。車内の限られたスペースに収納できる計器
数には限界があるため、燃料計のように表示面積の小さ
な機器が生じ、使用者にとって視認性が悪い場合があ
る。また、当然ながら計器の表示仕様は各々で異なるた
め、例えば燃料計に表示する情報を回転計に入力して回
転計において正しく燃料残量の表示を行うようなことは
できず、計器の交換や表示ソフトウェアの書き換え等を
行う必要があった。
合の具体例としては、燃料計や水温計などは使用者に注
意を喚起する必要があるときのみにその計器情報を表示
したり、状況に応じてメータを大きくしたり中央に位置
させるなどの強調を行ったり、使用者にとって必要な計
器のみを残して不要な計器を削除するなどが考えられる
が、従来の計器ではこれらの変更機能に対応することは
困難であった。また最近では、使用者の好み等によって
計器の種類やデザイン、配置などを変更したいという要
求もあるが、手間やコストをかけずに容易に実現するこ
とはできなかった。
で、使用状況や使用者の好み等に応じて任意に表示仕様
を変更することが可能な車両用計器及びその計器表示方
法、計器表示プログラムを記憶した記録媒体を提供する
ことを目的としている。
ために、本発明の車両用計器は、請求項1に記載のよう
に、車両に関する計器表示を行う表示手段と、当該計器
の計器表示仕様情報を格納する計器仕様記憶手段と、計
器表示対象の検出物理量を取り込む検出物理量入力手段
と、前記計器表示仕様情報に基づいて前記表示手段の構
成に適応した計器表示イメージを生成する表示イメージ
生成手段と、前記計器表示イメージに対応した前記検出
物理量の表示出力物理量を求め、前記表示手段において
前記計器表示仕様情報に基づく目的の仕様の計器表示を
行うための表示出力を生成する表示出力生成手段と、を
備えたものである。
手段は、車速、残燃料、冷却水温のうちの少なくとも一
つを含む車両の運転に必須な情報の計器表示を行うもの
である。また好ましくは、請求項3に記載のように、前
記表示手段は、前記車両の運転に必須な情報に加えて、
エンジン回転数、電池電圧、告知メッセージのうちの少
なくとも一つの情報の計器表示を行うものである。さら
に、請求項4に記載のように、前記表示手段は、前記計
器表示対象の検出物理量をアナログ的またはデジタル的
に画像表示する画像表示素子を有してなる。或いは、請
求項5に記載のように、前記表示手段は、前記計器表示
対象の検出物理量を指示表示する指針を備えたメータ機
構と、このメータ機構の目盛りを含む背景を画像表示す
る画像表示素子とを有してなる。
に、前記計器仕様記憶手段は、前記計器表示仕様情報の
少なくとも一つを固定に記憶する第1の記憶手段と、他
の計器表示仕様情報を書換可能に記憶する第2の記憶手
段とを有するものとする。
示イメージ生成手段は、前記計器表示仕様情報に応じて
前記計器表示イメージを変更して生成する計器表示仕様
変更機能を有するものとする。また、請求項8に記載の
ように、請求項1又は7において、前記計器表示仕様情
報を入力して前記計器仕様記憶手段へ記憶させる計器表
示仕様情報入力手段を備えるものとする。
器表示仕様情報入力手段は、前記計器表示仕様情報を記
憶した可搬記録媒体と、この可搬記録媒体に記憶された
情報を読み出して前記計器仕様記憶手段へ転送する媒体
ドライブ装置とを含むこととする。又は、請求項10に
記載のように、前記計器表示仕様情報入力手段は、前記
計器表示仕様情報の生成あるいは書換を行う計器表示仕
様生成プログラムを有したコンピュータを含むこととす
る。或いは、請求項11に記載のように、前記計器表示
仕様情報入力手段は、無線あるいは有線の通信により前
記計器表示仕様情報の伝送を行う通信装置を含むことと
する。
示手段は、当該車両の運転席の略前方に配設されるもの
である。又は、請求項13に記載のように、前記表示手
段は、当該車両の運転席の略前方に配設される第1の表
示手段と、当該車両の助手席と後部座席の少なくとも一
方の近傍に配設される第2の表示手段とを有するもので
ある。
は、請求項14に記載のように、車両用計器の計器表示
仕様情報を格納する計器仕様記憶ステップと、計器表示
対象の検出物理量を取り込む検出物理量入力ステップ
と、前記計器表示仕様情報に基づいて表示手段の構成に
適応した計器表示イメージを生成する表示イメージ生成
ステップと、前記計器表示イメージに対応した前記検出
物理量の表示出力物理量を求め、表示手段において前記
計器表示仕様情報に基づく目的の仕様の計器表示を行う
ための表示出力を生成する表示出力生成ステップと、前
記表示出力により車両に関する計器表示を行う表示ステ
ップと、を有するものである。
示イメージ生成ステップにおいて、前記計器表示仕様情
報に応じて前記計器表示イメージを変更して生成する計
器表示仕様変更ステップを有するものとする。また好ま
しくは、請求項16に記載のように、前記計器表示イメ
ージ変更のための他の計器表示仕様情報を入力する計器
表示仕様情報入力ステップを有するものとする。
記録媒体は、請求項14、15、16のいずれかに記載
の車両用計器の計器表示方法を実行する計器表示プログ
ラムを記憶したものである。
では、車両用計器の計器表示仕様情報を格納しておき、
計器表示対象の検出物理量を取り込み、前記計器表示仕
様情報に基づいて表示手段の構成に適応した計器表示イ
メージを生成し、この計器表示イメージに対応した前記
検出物理量の表示出力物理量を求め、表示手段において
前記計器表示仕様情報に基づく目的の仕様の計器表示を
行うための表示出力を生成して、この表示出力により車
両に関する計器表示を行う。また、表示イメージ生成手
段において計器表示仕様変更機能を有しており、表示仕
様の変更の際には、計器表示仕様情報入力手段によって
計器表示イメージ変更のための他の計器表示仕様情報を
入力し、この計器表示仕様情報によって計器表示の変更
を行う。これにより、計器表示仕様情報に基づいて任意
に車両用計器の表示仕様を変更し、使用状況や使用者の
好み等に応じた計器表示を行うことが可能となる。
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
車両用計器の表示装置の構成を示すブロック図、図2は
表示装置における表示出力部の例を示す説明図である。
なお、本実施形態の説明では、本発明に係る車両用計器
及びその計器表示方法について詳述するが、本発明に係
る記録媒体については計器表示方法を実行するためのプ
ログラムを記録した記録媒体であることから、その説明
は後述する計器表示方法の説明に含まれるものである。
の構成を説明する。車両用計器として用いられる本実施
形態の表示装置10は、図1に示すように、表示出力部
11、記憶部12、制御部13、入出力ポート14、通
信部15、表示切換スイッチ16を有して構成される。
表示手段として機能する表示出力部11は、図2に示す
ように液晶表示素子(以下、LCDと記載する)などの
画像表示素子を用いて車速計や燃料計などの車両に関す
る計器情報を画像表示するもので構成される。図2
(a)のように全面にメータ表示LCD21を設けた表
示出力部11a、図2(b)のように公知のメータ機構
22と背景LCD23とを組み合わせた表示出力部11
bなどが挙げられる。なお、画像表示素子はLCDに限
らず、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ
やプラズマディスプレイなど、その他の各種表示素子を
用いることができる。この表示装置10は、車速、残燃
料、冷却水温などの車両の運転に必須な情報の計器表示
を行ったり、これらの情報に加えてエンジン回転数、電
池電圧、時刻、走行距離、外気温などの補助的な情報の
計器表示とか、車両の状態や警告などを示す各種のイン
ジケータ及び告知メッセージなどの表示を行えるように
なっている。
2は、後述する表示手段諸元データや初期の表示デザイ
ンデータ、実行プログラム等を格納する記憶手段(メモ
リ)としてのROM19と、後述する表示出力制御メソ
ッドや外部から入力した他の表示デザインデータ等を格
納する書き換え可能な記憶手段(メモリ)としてのRA
M20とを有して構成される。制御部13は、中央演算
処理装置(CPU)を含んで構成され、表示イメージ生
成手段及び表示出力生成手段等の機能を有し、計器情報
の表示に係る処理や、各部の制御処理などの各種処理動
作を行うものである。検出物理量入力手段として機能す
る入出力ポート14は、制御部13と他の構成要素との
間でのデータやプログラムのやり取りを行うものであ
り、I/Oインタフェース等を含んで構成される。通信
部15は、車内ネットワークあるいは車外ネットワーク
等のネットワーク25を介してデータやプログラムの送
受信を行うものであり、ネットワークインタフェース等
を含んで構成される。表示切換スイッチ16は、使用者
の操作によって表示出力部11に表示する計器情報の表
示仕様を切換指示するものである。
は、エンジンの回転数パルス等を出力するエンジン制御
ユニット17と、単位時間の車速パルスを出力する車速
センサや残燃料を検出して検出電圧を出力する燃料セン
サ等の車体状態センサ18とが接続されている。これら
のエンジン制御ユニット17および車体状態センサ18
からは、表示する計器情報の元になる計器表示対象の検
出物理量が送られて表示装置10に計測入力として入力
されるようになっている。
図3に示すように接続して車内ネットワークを構成する
ことも可能である。車内ネットワーク30上には、運転
席前方に配置されるメインのメータユニットとしての表
示装置10a、助手席や後部座席の前方等の近傍に配置
されるサブの表示部としての表示装置10b、表示デザ
インデータの作成、入力等を行う表示変更装置31、表
示デザインデータ等を記憶した媒体32を装填してデー
タ入力を行うデータ入力装置33、無線あるいは有線の
通信手段により外部装置34との間でデータの送受信を
行う通信装置35等が接続されて構成されている。これ
らの表示変更装置31、データ入力装置33、通信装置
35等は、表示仕様変更時の計器表示仕様情報を入力す
る計器表示仕様情報入力手段として機能する。
携帯情報端末等で構成され、キーボード36等の入力手
段を有しており、使用者が表示デザインの変更や作成、
選択を行ってその表示デザインデータを表示装置10に
入力することができる。データ入力装置33は、メモリ
カードや磁気ディスク、光ディスク等の媒体32を挿入
して媒体32に記憶されている表示デザインデータを表
示装置10に入力することができる。これらの表示変更
装置31およびデータ入力装置33は、車内ネットワー
ク30経由ではなく表示装置10に直接接続することも
可能である。
置、外部ネットワークなどの外部装置34とデータ通信
を行うもので、携帯電話等の無線の移動体通信網とか有
線の通信インタフェース等を用いてデータの送受信を行
う。また、サブの表示装置10bは、カーナビゲーショ
ンシステム、ITS(Intelligent Transport Systems
:高度道路交通システム)端末などの表示手段と兼用
することもできる。
用のプログラムについて説明する。図4は表示出力制御
メソッド及びその実行プログラムにより得られる表示出
力を説明する図である。表示出力部11には、所定の表
示仕様(以下適宜、表示デザインと記載する)による計
器情報が表示されるようになっており、この表示デザイ
ンはソフトウェアの実行プログラムからなる表示出力制
御メソッド41によって生成されて表示出力42として
出力される。
盤や目盛りの形態、針の形や動きなどの人間が視覚的に
とらえられるデザイン(視覚表現)を表すデータである
計器表示仕様情報としての表示デザインデータ43と、
表示出力部11の物理的構成(電気的・機械的仕様)や
態様などの表示手段の諸元(表示手段構成)を表すデー
タである表示手段諸元データ44とに応じて異なる構造
となり、これらのデータに適応して表示デザインを生成
可能なように構成されるものである。この表示出力制御
メソッド41に、計器において表示すべき検出物理量に
相当する計測入力45と計器の表示態様の切換指示を行
うための制御信号に相当する表示制御入力46とを入力
することにより、対応する所定の表示デザインの計器表
示イメージが生成されて表示出力42として表示出力部
11へ送出される。これにより、表示出力部11におい
て表示デザインに適応した計器が表現されることとな
る。
0の機能的構成を示すブロック図である。制御部13の
CPU48と記憶部10のROM19及びRAM20と
は、データバス49を介してデータのやり取りを行うよ
うになっている。
1の諸元に対応する表示手段諸元データ44aと標準の
表示デザインデータα43aとが格納されている。一
方、RAM20には、表示デザインデータα43aとは
異なる他の表示デザインを表す表示デザインデータβ4
3bを格納できるようになっている。そして、表示手段
諸元データ44aと表示デザインデータα43a又は表
示デザインデータβ43bとによって生成される表示出
力制御メソッド41aがRAM20に格納されるように
なっている。
制御メソッド生成処理51、表示制御入力読込処理5
2、計測入力数値化処理53、認識物理量生成処理5
4、表示イメージ抽象化データ生成処理55、表示出力
物理量生成処理56、表示出力制御処理57に相当する
各処理プログラムが格納されている。さらに、データ処
理の手順等を司る基本ソフト(OS:オペレーションシ
ステム)58と、この基本ソフト58上で上記各処理プ
ログラムを実行するためのプログラム実行環境59とが
格納されている。
は上述したものに限るものではなく、データは全てRA
Mや他の書換可能な媒体に格納するようにしても良い
し、種々の記憶手段の形態に応じて適宜格納して使用す
ることが可能である。表示出力制御メソッドや他の処理
プログラムは、Java(Sun Microsystems, Inc.の商標)
等による汎用的に使用可能な小型のプログラムを利用
し、CPUやOSの仕様が異なる環境においてもそのま
ま適用可能な形態とすることもできる。
形態の表示装置における計器表示方法として、所定の表
示デザインによる計器情報を表示する際の動作を説明す
る。図6は表示出力部に計器情報を表示する手順を示す
フローチャートである。各手順の処理は、主にCPU4
8によってROM19内の各処理プログラムに従って実
行される。
理51に基づいて、指定された表示したい目的とする仕
様の表示デザインデータ(ここでは表示デザインデータ
α43aとする)と表示出力部11の表示手段諸元デー
タ44aとを取り込んで表示出力制御メソッド41aを
生成し、RAM20内に格納する(ステップS11)。
ここでは、実際の表示出力部11のハードウェア構成に
おいて所定の表示デザインの計器を実現可能にするため
のソフトウェアプログラムからなるメソッドを生成す
る。
いて、計器表示イメージに対するモード切換などの制御
を行うための表示制御入力を表示切換スイッチ16や他
のスイッチなどから取り込み、表示制御パラメータ値と
して読み込み処理する(ステップS12)。例えば、車
幅灯点灯スイッチのオン/オフによる表示制御入力を取
り込んで、これに対応して計器上で表現されるメータ表
示盤照明の点灯/消灯の状態を表示制御パラメータ値と
して入力する。
て、計器がリアルタイムに表示すべき計器表示量の元と
なる、エンジン制御ユニット17や車体状態センサ18
などから入力した計測入力による検出物理量を計測入力
物理量として数値化する(ステップS13)。計測入力
物理量としては、車速メータの場合の単位時間の車速パ
ルス数、タコメータの場合のエンジン回転数パルス周期
とか、その他各種センサ電圧などが挙げられる。
て、計器の表示目的である、人間が認識する認識物理量
の形式に前記数値化された計測入力物理量を変換して認
識物理量を生成する(ステップS14)。認識物理量と
しては、「km/h」や「マイル/h」(車の時速)、
「rpm」(エンジン回転数)、「℃」又は「低い/や
や高い/高い/危険な程高い」(冷却水等の温度)など
が挙げられる。
理55に基づいて、前記認識物理量と前記表示制御パラ
メータ値を取り込み、所定の表示デザインの視覚表現に
従った表示イメージ抽象化データを生成する(ステップ
S15)。例えば、「40km/h」→「針の仰角=3
0度」、「メータ表示盤照明の点灯」→「針の発光=オ
ン」など、表示イメージ抽象化データを生成する。
づいて、前記表示イメージ抽象化データを表示出力制御
メソッド41aに入力し、表示出力部11において表示
可能にするための表示出力物理量を生成する(ステップ
S16)。表示イメージ抽象化データの表示出力物理量
への変換例としては、表示手段が液晶表示パネルの場
合、「針の仰角30度」→「液晶針画像30度回転」、
「針の発光=オン」→「液晶針画像=白ヌキ」などが挙
げられる。
て、前記表示出力物理量に対応する表示出力を生成して
表示出力部11へ出力し、表示出力部11の表示手段を
制御して所定の表示デザインによる計器情報を表示する
(ステップS17)。この場合、表示出力としては針の
回転に対応するLCD駆動信号などが出力され、表示出
力部11が駆動されてLCD上に画像表示がなされる。
部11における計器情報の表示デザイン変更について説
明する。図7は表示デザイン変更の手順を示すフローチ
ャート、図8は第1の表示デザイン変更例を示す説明
図、図9は第2の表示デザイン変更例を示す説明図であ
る。ここでは、図3に示した表示装置10aにおいて計
器情報の表示デザインの変更を行う場合を例に説明す
る。
えばその計器(表示装置10a)において標準の表示デ
ザインによる計器情報の表示を行った状態で車両の運転
を行い、変更箇所及び変更内容を決定する(ステップS
21)。そして、図3に示した表示変更装置31を用い
て、所望の変更内容に従って任意に新たな表示デザイン
の入力をキーボード36等の入力手段を用いて行う(ス
テップS22)。このとき、例えば、描画ソフトウェア
のようなアプリケーションソフトウェアを用いて、計器
デザインを描いたり、針や文字盤等の配置を決定したり
する。
表示変更装置31において表示デザインデータのコード
生成を行い、表示デザインを転送可能な書式になるよう
に変換する(ステップS23)。その後、車内ネットワ
ーク30を介して表示装置10aへ表示デザインデータ
を転送し、計器情報を表示する表示装置10aに表示デ
ザインデータを書き込む(ステップS24)。ここで
は、標準の表示デザインデータα43aに対してデザイ
ン変更したものを表示デザインデータβ43bとする。
に、媒体32に記憶した表示デザインデータをデータ入
力装置33を介して入力したり、通信装置35を用いて
外部装置34との間でデータ通信を行って外部装置34
から送られてくる表示デザインデータを入力することも
できる。あるいは、別の表示装置に格納されている表示
デザインデータを(例えば表示装置10bから表示装置
10aに)転送して入力し、転送元の計器の表示デザイ
ンをその計器において表現することも可能である。
た表示切換スイッチ16を操作して表示デザインの切換
え操作を行う(ステップS25)。これに応じて、表示
装置10aにおいて新たな表示デザインデータβ43b
に基づく表示出力制御メソッド41が生成される。そし
て、前述したような計器情報の表示処理がなされ、表示
装置10aの表示出力部11に変更された表示デザイン
による計器情報が表示される(ステップS26)。
す。図8は第1の表示デザイン変更例を示す説明図、図
9は第2の表示デザイン変更例を示す説明図である。
る計器の表示寸法を変更した例であり、ユーザが高頻度
に使用する計器(ここでは計器A)を大きく表示するよ
うにカスタマイズしたものである。図8において、
(a)を標準の表示デザインα、(b)を変更した表示
デザインβとする。表示デザインαの表示仕様は、計器
A:パネル表示寸法の25%、計器B:パネル表示寸法
の25%、メッセージ表示部:10%×70%である。
一方、表示デザインβの表示仕様は、計器A:パネル表
示寸法の40%、計器B:パネル表示寸法の20%、メ
ッセージ表示部:10%×40%である。
きは、この表示仕様に対応する表示デザインデータα4
3aに基づいて表示出力制御メソッド41aが生成され
て表示装置のRAM等に格納され、上述したような表示
処理手順に従って図8(a)に示すように計器情報の表
示が行われる。また、表示デザインβへの切換えを行う
ときは、計器Aの表示面積を拡大、計器Bの表示面積を
縮小、メッセージ表示部の表示面積を縮小するような表
示デザインデータβ43bを生成し、表示装置のRAM
等に書き込む。そして、切換え操作がなされると、その
表示仕様に対応する表示デザインデータβ43bに基づ
いて表示出力制御メソッド41aが生成されてRAM等
に格納され、図8(b)に示すように計器情報の表示が
変更される。このように、容易かつ低コストで計器の表
示デザインを変更することができ、使用頻度の高い計器
を大きく表示して視認性を向上させることが可能とな
る。
する物理量を変更した例であり、複数表示する計器のう
ちの表示寸法の大きい計器(ここでは計器A)における
物理量を一時的に変更するようにカスタマイズしたもの
である。図9において、(a)を標準の表示デザイン
α、(b)を変更した表示デザインβとする。表示デザ
インαの表示仕様は、計器A:車速パルスから生成した
車速を表示、計器B:センサ電気抵抗から生成した残燃
料を表示である。一方、表示デザインβの表示仕様は、
計器A:センサ電気抵抗から生成した残燃料/車速パル
スから生成した車速を表示、計器B:センサ電気抵抗か
ら生成した残燃料を表示である。
きは、この表示仕様に対応する表示デザインデータα4
3aに基づいて表示出力制御メソッド41aが生成され
て表示装置のRAM等に格納され、上述したような表示
処理手順に従って図9(a)に示すように計器情報の表
示が行われる。また、表示デザインβへの切換えを行う
ときは、計器Bの表示仕様を読み込んで計器Aの表示仕
様に合致するように表示デザインデータβ43bを生成
し、表示装置のRAM等に書き込む。この場合、残燃料
計の表示寸法の拡大に伴い、例えば「10リットル/目
盛」→「3リットル/目盛」に文字盤のスケールを変更
する。そして、切換え操作がなされると、その表示仕様
に対応する表示デザインデータβ43bに基づいて表示
出力制御メソッド41aが生成されてRAM等に格納さ
れ、図8(b)に示すように計器情報の表示が変更され
る。このように、容易に計器の表示デザインを変更する
ことができ、その計器本来の表示物理量とは異なる物理
量を表示できるようにしたり、ユーザが確認したい物理
量を一時的に大きく目立つ位置に強調表示できるように
して容易かつ低コストで計器の使い勝手や視認性を向上
させることが可能となる。
両用計器の計器表示仕様情報を格納しておき、計器表示
対象の検出物理量を取り込み、前記計器表示仕様情報に
基づいて表示手段の構成に適応した計器表示イメージを
生成し、この計器表示イメージに対応した前記検出物理
量の表示出力物理量を求め、表示手段において前記計器
表示仕様情報に基づく目的の仕様の計器表示を行うため
の表示出力を生成して、この表示出力により車両に関す
る計器表示を行うようにしたことにより、使用状況や使
用者の好み等に応じて任意に表示仕様を変更することが
可能となる効果がある。
置の構成を示すブロック図である。
である。
を示すブロック図である。
により得られる表示出力を説明する図である。
すブロック図である。
ローチャートである。
である。
る。
る。
Claims (17)
- 【請求項1】 車両に関する計器表示を行う表示手段
と、 当該計器の計器表示仕様情報を格納する計器仕様記憶手
段と、 計器表示対象の検出物理量を取り込む検出物理量入力手
段と、 前記計器表示仕様情報に基づいて前記表示手段の構成に
適応した計器表示イメージを生成する表示イメージ生成
手段と、 前記計器表示イメージに対応した前記検出物理量の表示
出力物理量を求め、前記表示手段において前記計器表示
仕様情報に基づく目的の仕様の計器表示を行うための表
示出力を生成する表示出力生成手段と、 を備えたことを特徴とする車両用計器。 - 【請求項2】 前記表示手段は、車速、残燃料、冷却水
温のうちの少なくとも一つを含む車両の運転に必須な情
報の計器表示を行うものである請求項1に記載の車両用
計器。 - 【請求項3】 前記表示手段は、前記車両の運転に必須
な情報に加えて、エンジン回転数、電池電圧、告知メッ
セージのうちの少なくとも一つの情報の計器表示を行う
ものである請求項2に記載の車両用計器。 - 【請求項4】 前記表示手段は、前記計器表示対象の検
出物理量をアナログ的またはデジタル的に画像表示する
画像表示素子を有してなることを特徴とする請求項1に
記載の車両用計器。 - 【請求項5】 前記表示手段は、前記計器表示対象の検
出物理量を指示表示する指針を備えたメータ機構と、こ
のメータ機構の目盛りを含む背景を画像表示する画像表
示素子とを有してなることを特徴とする請求項1に記載
の車両用計器。 - 【請求項6】 前記計器仕様記憶手段は、前記計器表示
仕様情報の少なくとも一つを固定に記憶する第1の記憶
手段と、他の計器表示仕様情報を書換可能に記憶する第
2の記憶手段とを有することを特徴とする請求項1に記
載の車両用計器。 - 【請求項7】 前記表示イメージ生成手段は、前記計器
表示仕様情報に応じて前記計器表示イメージを変更して
生成する計器表示仕様変更機能を有することを特徴とす
る請求項1に記載の車両用計器。 - 【請求項8】 前記計器表示仕様情報を入力して前記計
器仕様記憶手段へ記憶させる計器表示仕様情報入力手段
を備えたことを特徴とする請求項1又は7に記載の車両
用計器。 - 【請求項9】 前記計器表示仕様情報入力手段は、前記
計器表示仕様情報を記憶した可搬記録媒体と、この可搬
記録媒体に記憶された情報を読み出して前記計器仕様記
憶手段へ転送する媒体ドライブ装置とを含むことを特徴
とする請求項8に記載の車両用計器。 - 【請求項10】 前記計器表示仕様情報入力手段は、前
記計器表示仕様情報の生成あるいは書換を行う計器表示
仕様生成プログラムを有したコンピュータを含むことを
特徴とする請求項8に記載の車両用計器。 - 【請求項11】 前記計器表示仕様情報入力手段は、無
線あるいは有線の通信により前記計器表示仕様情報の伝
送を行う通信装置を含むことを特徴とする請求項8に記
載の車両用計器。 - 【請求項12】 前記表示手段は、当該車両の運転席の
略前方に配設されることを特徴とする請求項1に記載の
車両用計器。 - 【請求項13】 前記表示手段は、当該車両の運転席の
略前方に配設される第1の表示手段と、当該車両の助手
席と後部座席の少なくとも一方の近傍に配設される第2
の表示手段とを有することを特徴とする請求項1に記載
の車両用計器。 - 【請求項14】 車両用計器の計器表示仕様情報を格納
する計器仕様記憶ステップと、 計器表示対象の検出物理量を取り込む検出物理量入力ス
テップと、 前記計器表示仕様情報に基づいて表示手段
の構成に適応した計器表示イメージを生成する表示イメ
ージ生成ステップと、 前記計器表示イメージに対応した前記検出物理量の表示
出力物理量を求め、表示手段において前記計器表示仕様
情報に基づく目的の仕様の計器表示を行うための表示出
力を生成する表示出力生成ステップと、 前記表示出力により車両に関する計器表示を行う表示ス
テップと、 を有することを特徴とする車両用計器の計器表示方法。 - 【請求項15】 前記表示イメージ生成ステップにおい
て、前記計器表示仕様情報に応じて前記計器表示イメー
ジを変更して生成する計器表示仕様変更ステップを有す
ることを特徴とする請求項14に記載の車両用計器の計
器表示方法。 - 【請求項16】 前記計器表示イメージ変更のための他
の計器表示仕様情報を入力する計器表示仕様情報入力ス
テップを有することを特徴とする請求項15に記載の車
両用計器の計器表示方法。 - 【請求項17】 請求項14、15、16のいずれかに
記載の車両用計器の計器表示方法を実行する計器表示プ
ログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体。
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