JP5064507B2 - インストルメントパネル画像形成装置、インストルメントパネル画像形成方法、車両、インストルメントパネル画像表示装置、インストルメントパネル画像表示方法、インストルメントパネル画像形成プログラム、インストルメントパネル画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

インストルメントパネル画像形成装置、インストルメントパネル画像形成方法、車両、インストルメントパネル画像表示装置、インストルメントパネル画像表示方法、インストルメントパネル画像形成プログラム、インストルメントパネル画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、インストルメントパネルに表示されるインストルメントパネル画像を形成するインストルメントパネル画像形成装置、インストルメントパネル画像形成方法、車両、インストルメントパネル画像形成プログラム、インストルメントパネル画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、およびインストルメントパネル画像を表示するインストルメントパネル画像表示装置、インストルメントパネル画像表示方法に関する。
自動車などの車両(機器)に搭載されるインストルメントパネル(以下、インパネと略す)では、近年、液晶ディスプレイなどのディスプレイにインストルメントパネル画像(以下、インパネ画像と略す)を表示させることが多い。このようなディスプレイには、スピードメータ、タコメータ、および燃料計などの、各種の計器類画像から構成されるインパネ画像が表示される。
しかし、従来のインパネには、表示されるインパネ画像をユーザが変更できないという問題点があった。
そこで、この問題点を解消するための技術として、特許文献1には、複数のインパネ画像データを記憶する記憶手段と、前記複数のインパネ画像データのうち選択操作に応じたインパネ画像データを選択し、その選択信号を生成する選択手段と、前記記憶された複数のインパネ画像データのうち、前記選択信号に応じて選択されたインパネ画像データを、前記インパネ画像表示手段に出力するインパネ画像データ出力手段とを有するインパネ画像選択装置が開示されている。
特許文献1の装置を用いれば、好みのインパネ画像をユーザが選択して、インパネ画像表示手段に表示させることができる。
また、特許文献2には、ユーザが選択したインパネ画像の視認性の判定を行うことによって、運転時の安全性を低下させることなく、ユーザの好みのインパネ画像を構築する技術が開示されている。
日本国公開特許公報「特開平10−297318号公報(公開日:平成10年(1998年)11月10日)」 日本国公開特許公報「特開2005−88673号公報(公開日:平成17年(2005年)4月7日)」
しかしながら、上記従来の技術は、車両を運転する特定のユーザが自分好みのインパネ画像を形成する構成であるため、形成されたインパネ画像は、その車両を運転する別のユーザにとっては必ずしも満足できるものではない。そのため、特定の車両を複数のユーザが使用する場合には、ユーザが変わる度に、そのユーザの好みのインパネ画像を形成しなければならず、多くの手間がかかるという問題点がある。ここで、特定の車両に対して、ユーザ毎の好みのインパネ画像を予め形成し、車両内部の記憶装置等に格納しておく方法が考えられるが、この場合には、自ら自分好みのインパネ画像を記憶部から読み出す等の操作が必要となり手間がかかる上、自分好みのインパネ画像が他人に使用されたり、改変されたりするという問題点もある。
このように、上記従来の技術では、特定の車両を複数のユーザが使用する場合に、ユーザに応じたインパネ画像を、確実かつ容易に表示させることは困難である。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、特定の機器を複数のユーザが使用する場合に、ユーザに応じた表示が確実かつ容易に行えるインストルメントパネル画像を形成することができるインストルメントパネル画像形成装置、インストルメントパネル画像形成方法、車両、サーバ、インストルメントパネル画像形成システム、インストルメントパネル画像表示装置、インストルメントパネル画像表示方法、インストルメントパネル画像形成プログラム、インストルメントパネル画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るインストルメントパネル画像形成装置(本装置)は、機器に搭載されるインストルメントパネルに表示するインストルメントパネル画像を形成するインストルメントパネル画像形成装置において、インストルメントパネル画像をコードする画像データに、上記機器を操作するユーザを識別するためのユーザ識別情報を付与する識別情報付与手段と、上記識別情報付与手段により上記ユーザ識別情報が付与された上記画像データを、ユーザ別画像データ格納部に格納する画像データ格納手段とを備えることを特徴としている。
本装置は、例えば車両などの機器に搭載される液晶ディスプレイなどのインストルメントパネル(インパネ)に表示するインストルメントパネル画像(インパネ画像)を形成するものである。また、インパネに表示されるインパネ画像は、スピードメータ画像やタコメータ画像など、それぞれ搭載される機器内外の情報をユーザに提供する、複数の計器類画像を含んでいてもよい。
また、ユーザを識別するためのユーザ識別情報とは、例えば、ユーザの氏名,パスワード,IDコード,暗証番号などの情報や、ユーザの顔,DNA,網膜,指紋,声紋,静脈など身体的特徴を示す情報である。
ここで、本装置の構成によれば、機器を操作するユーザを識別するためのユーザ識別情報が付与されたインパネ画像データが、ユーザ別画像データ格納部に格納される。
これにより、形成されたインパネ画像がどのユーザのものなのかを容易に判別することができる。そのため、例えば、運転手Aが車両を運転する際に、運転手A用のインパネ画像を、確実かつ容易に特定することができる。したがって、特定された運転手A用のインパネ画像を、ユーザ別画像データ格納部から読み出すことにより、インパネに表示させることが可能となる。
このように、本装置の構成によれば、特定の機器を複数のユーザが使用する場合に、ユーザに応じた表示が確実かつ容易に行えるインパネ画像を形成することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るインストルメントパネル画像形成方法は、機器に搭載されるインストルメントパネルに表示するインストルメントパネル画像を形成するインストルメントパネル画像形成方法であって、インストルメントパネル画像をコードする画像データに、上記機器を操作するユーザを識別するためのユーザ識別情報を付与する識別情報付与ステップと、上記識別情報付与手段により上記ユーザ識別情報が付与された上記画像データを、ユーザ別画像データ格納部に格納する画像データ格納ステップとを含むことを特徴としている。
この構成により、インストルメントパネル画像形成方法は、上述したインストルメントパネル画像形成装置と同様の効果を奏する。
また、本発明に係るインストルメントパネル画像形成装置では、さらに、当該インストルメントパネル画像形成装置は上記機器の外部に設けられ、上記画像データ格納手段は、上記ユーザ識別情報が付与された上記画像データを、上記機器に搭載される上記ユーザ別画像データ格納部に格納することを特徴としている。
これにより、機器(例えば、車両)の外部で、予めユーザ毎のインパネ画像を形成した後に、ユーザ別画像データ格納部に格納することができる。例えば、車両を購入する際に、その車両を運転する複数の運転手それぞれのインパネ画像を、車両外部の端末により形成し、形成した運転手別のインパネ画像データを、車両に搭載されるユーザ別画像データ格納部に格納することができる。また、車両を運転する運転手が新たに加わった場合には、新たな運転手用のインパネ画像データを、車両外部の端末から追加することもできる。
このように、インパネ画像の形成処理を機器の外部で実行することができるため、機器の電気的負荷を抑制することができるとともに、効率的なインパネ画像の形成処理が可能となる。
本発明に係る車両は、上記インストルメントパネル画像形成装置を搭載していることを特徴としている。この構成により、ユーザに応じたインパネ画像を形成することができるインストルメントパネル画像形成装置を搭載した車両を提供できる。
本発明に係るインストルメントパネル画像表示装置は、機器に搭載されるインストルメントパネルに、インストルメントパネル画像を表示するインストルメントパネル画像表示装置において、上記インストルメントパネル画像形成装置により画像データが格納されたユーザ別画像データ格納部から、外部から入力された、上記機器を操作するユーザを識別するためのユーザ識別情報に基づいて、該ユーザ識別情報が付与された画像データを取得するユーザ別画像データ取得手段と、上記ユーザ別画像データ取得手段により取得された画像データに基づいて、インストルメントパネル画像をインストルメントパネルに表示させる表示手段とを備えることを特徴としている。
これにより、特定の機器を複数のユーザが使用する場合に、ユーザに応じたインパネ画像を確実かつ容易に表示させることが可能となる。
また、入力されたユーザ識別情報に基づいて、該ユーザ識別情報が付与された画像データを取得する構成であるため、例えば、車両を運転する運転手以外のインパネ画像がインパネに表示されることを防ぐことができる。具体的には例えば、運転手Aが車両を運転する際に、運転手Aの識別情報を入力することにより、運転手Aの識別情報が付与された運転手A用のインパネ画像が表示される。そのため、誤って運転手B用のインパネ画像が表示されることを防ぐことができる。
本発明に係るインストルメントパネル画像表示方法は、機器に搭載されるインストルメントパネルに、インストルメントパネル画像を表示するインストルメントパネル画像表示方法であって、上記インストルメントパネル画像形成方法により画像データが格納されたユーザ別画像データ格納部から、外部から入力された、上記機器を操作するユーザを識別するためのユーザ識別情報に基づいて、該ユーザ識別情報が付与された画像データを取得するユーザ別画像データ取得ステップと、上記ユーザ別画像データ取得ステップにより取得された画像データに基づいて、インストルメントパネル画像をインストルメントパネルに表示させる表示ステップとを含むことを特徴としている。
この構成により、インストルメントパネル画像表示方法は、上述したインストルメントパネル画像表示装置と同様の効果を奏する。
なお、上記インストルメントパネル画像形成装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記インストルメントパネル画像形成装置をコンピュータにて実現させるインストルメントパネル画像形成プログラム、およびそのインストルメントパネル画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十分分かるであろう。また、本発明の利点は、添付図面を参照した次の説明によって明白になるであろう。
本発明の一実施形態に係るインストルメントパネル画像形成装置の構成を表すブロック図である。 画像DBに含まれる計器類画像データ、背景画像データ、およびサムネイル画像データの詳細を示す図である。 規制DBに格納されるパラメータ規制テーブルの種類の一例を示す図である。 パラメータ規制テーブルに含まれる補正値の一例を示す図である。 上記インストルメントパネル画像形成装置におけるインパネ画像を形成する動作の概略を示すフローチャートである。 各種計器類画像のインパネ画像内における配置例を示す図である。 インストルメントパネルにおいて、スピードメータ画像の選択を運転手に促す画面を表示したことを示す図である。 スピードメータ画像を補正する一例を示す図であり、(a)は補正前のスピードメータ画像が配置されたインパネ画像を示す図であり、(b)は補正後のスピードメータ画像が配置されたインパネ画像を示す図である。 インパネ画像内に配置される各種計器類画像が取りうるエリアの範囲の一例を表す図である。 インパネ画像内に配置される各種計器類画像の表示状態を変更する一例を示す図であり、(a)は変更直後のインパネ画像の一例を示す図であり、(b)はナビゲータ画像およびスピードメータ画像がインパネ画像内において配置可能なエリアの範囲を示す図であり、(c)は補正後のナビゲータ画像およびスピードメータ画像が配置されたインパネ画像を表す図である。 スピードメータ画像の表示状態を補正する一例を示す図であり、(a)は表示状態の調整や補正が行われる前のスピードメータ画像を表す図であり、(b)は画像のサイズが変更されたスピードメータの画像を示す図であり、(c)はさらに速度目盛のサイズが変更されたスピードメータ画像が配置されたインパネ画像を示す図であり、(d)はパラメータ補正部によって速度目盛のサイズが補正されたスピードメータが配置されたインパネ画像を表す図である。 計器類画像の変更処理が施されたインパネ画像の一例を示す図であり、(a)は運転手A用のインパネ画像の一例を表す図であり、(b)は運転手B用のインパネ画像の一例を表す図である。 車両に搭載される、ユーザ別インストルメントパネル画像表示装置の構成を表すブロック図である。 運転手に応じたインパネ画像を表示する動作の概略を示すフローチャートである。 計器類画像データおよび背景画像の少なくとも一方を格納した格納部を有するサーバ、およびこのサーバから変更対象となる計器類画像データおよび背景画像データの少なくとも一方を取得するインストルメントパネル画像形成装置からなるインストルメントパネル画像形成システムの詳細な構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、50 インストルメントパネル画像形成装置
2、52 インストルメントパネル
4、54 操作部
6、56 保存用データ格納部
7,57 ユーザ別画像データ格納部
8 始動操作部
10、60 画像データ変更部(画像データ変更手段)
11、61 画像データ変更制御部(画像データ格納手段)
12、62 ユーザ情報取得部
13、63 保存用データ取得部
14、83 サムネイル画像データ取得部
15、84 計器類画像データ取得部
16、65 パラメータ補正部(パラメータ判定手段、パラメータ変更手段)
17、64 パラメータ調整部(パラメータ変更手段)
18、66 識別情報付与部(識別情報付与手段)
19,68 画像表示部(表示手段)
21、90 画像DB
22、70 規制DB
30 ユーザ別インストルメントパネル画像表示装置
40 ユーザ別画像データ表示部
41 画像データ表示制御部
42 ユーザ情報取得部
43 ユーザ別画像データ取得部(ユーザ別画像データ取得手段)
44 画像表示部(表示手段)
67 通信部(画像データ取得手段)
80 サーバ
81 サーバ制御部
82 サーバ通信部
100 インストルメントパネル画像形成システム
本発明の一実施形態を、以下に、図1から図15を参照して説明する。なお、以下では、インストルメントパネル画像を「インパネ画像」と略称する。また、このインパネ画像をコードするインストルメントパネル画像データを、「インパネ画像データ」と略称する。
図1は、本発明の一実施形態に係るインストルメントパネル画像形成装置1の構成を表すブロック図である。この図によると、インストルメントパネル画像形成装置1は、概略的に、インストルメントパネル2、操作部4、保存用データ格納部6、ユーザ別画像データ格納部7、画像データ変更部10から構成される。
インストルメントパネル2は、インパネ画像データがコードするインパネ画像を表示するパネル型ディスプレイである。インストルメントパネル2は、例えば液晶パネルとすればよい。なお、インストルメントパネル2は、車両(機器)に搭載されていても良く、またインストルメントパネル画像形成装置1用のディスプレイとして、車両の外部に設置されていても良い。
ここで、インストルメントパネル2に表示されるインパネ画像は、スピードメータ、タコメータ、エンジン温度計、燃料残量計、シートベルト警告灯等の各種警告灯、シフトインジケータ(ギアの状態を示す)、インジケータ、地図を表示するナビゲーション、Webサイトを表示するWebウインドウ、スピードグラフ表示、スピード数値表示、ウインカー、自車を含む車両周囲と車内のコンディションに関する情報などの様々なカテゴリに属し、搭載される機器内外の様々な情報を運転手(ユーザ)に提供する複数の「計器類画像」を含んでいる。すなわち、インパネ画像は、走行上不可欠な情報または有益な情報、あるいは娯楽的な情報などを運転手に提供するものである。また、インストルメントパネル2に表示されるインパネ画像は、計器類画像の背景となる「背景画像」を含んでいる。すなわち、インストルメントパネル2は、計器類画像および背景画像を含んでなるインパネ画像を表示する。
これらの各種計器類画像は、それぞれ、インパネ画像内の特定位置に配置される。例えば、後述するように、車両の走行速度を表示するためのスピードメータ画像であれば、インパネ画像内において、運転手のほぼ正面もしくは運転手側の位置に配置される。すなわち、スピードメータ画像は、運転手の視野内に収まるように予め最適に定められた範囲内の位置に配置される。なお、車種によってはダッシュボードの中央にインパネが配置される場合も考えられる。また、計器類画像が配置される位置は、計器類画像が属するカテゴリ別に予め定められているが、後述するように変更が可能である。
なお、インストルメントパネル2に表示されるインパネ画像は、これら計器類画像の全ての種類を含む必要はない。例えば、インパネ画像は、上記した計器類画像のうち、少なくとも4種類からなるものであればよい。しかし、運転手の安全を確保するため、インパネ画像は、少なくともスピードメータ、ウインカー、燃料残量計、およびエンジン温度計をそれぞれ表す計器類画像を含むものとする。
また、インストルメントパネル2に表示されるインパネ画像をコードするインパネ画像データは、これらの計器類画像をそれぞれコードする、複数の計器類画像データ(画像データ)から構成されている。さらに、インパネ画像をコードするインパネ画像データも、上述した計器類画像データの全ての種類から構成される必要はない。すなわち、インパネ画像データも、インストルメントパネル2に実際に表示される計器類画像をコードするデータからなるものであればよい。
後述するように、インストルメントパネル画像形成装置1では、表示されるインパネ画像に含まれる各種計器類画像を、それぞれの計器類画像ごとに、同じカテゴリに属する他の画像に変更する。例えば、インストルメントパネル画像形成装置1では、アナログ表示型のスピードメータを、デジタル表示型のスピードメータに変更できる。
このことを、インストルメントパネル画像形成装置1では、計器類画像をコードする計器類画像データを、同じカテゴリに属する他の計器類画像データに変更する(画像データ変更ステップ)ことによって実現する。
また、インストルメントパネル画像形成装置1では、各種計器類画像の表示状態を、運転手が変更できる。このことを、インストルメントパネル画像形成装置1では、計器類画像の表示状態を規定するパラメータを変更することによって実現する。
なお、このパラメータは、それぞれの計器類画像データに含まれている。また、このパラメータは、例えば、計器類画像のサイズ、カラー、インパネ画像内での位置、および計器類画像に含まれるフォントのサイズ、カラー、計器類画像内での位置などの少なくともいずれかを規定するものである。
したがって、インストルメントパネル画像形成装置1では、例えば、スピードメータ画像の表示状態を規定するパラメータを変更することによって、アナログ表示型のスピードメータに含まれる、車両の走行速度を表す数値やバーのサイズを変更したり、あるいは、その色を変更したりできる。
以上の詳細については、後述する。
操作部4は、運転手によって用いられ、インストルメントパネル画像形成装置1を操作する。インストルメントパネル画像形成装置1では、この操作部4を通じて入力される様々な指示に従って、インストルメントパネル2に表示される計器類画像および背景画像の少なくとも一方の他の画像への変更や、あるいは、その表示状態の変更などが行われる。この操作部4を通じて入力される情報には、運転手を識別するための情報(ユーザ識別情報)、具体的には例えば、運転手の「氏名」、「パスワード」、「IDコード」、「暗証番号」などの情報や、運転手の「顔」、「DNA」、「網膜」、「指紋」、「声紋」、「静脈」など身体的特徴の情報が含まれている。なお、操作部4は、マウス、キーボード、スイッチ、タッチパネル等の入力装置や、運転手の身体的特徴を検出する検出装置であり、画像データ変更制御部11、画像表示部19、インストルメントパネル2を介して表示される画像変更のI/Fによって、指示が入力されるものとしてもよい。
保存用データ格納部6は、インストルメントパネル2に表示される計器類画像を表す、各種の保存用の計器類画像および背景画像の少なくとも一方のデータを格納する。インストルメントパネル画像形成装置1は、通常、動作開始時に、この保存用データ格納部6に格納される、保存用の計器類画像および背景画像の少なくとも一方のデータを使用することによって、標準画像としてのインパネ画像をインストルメントパネル2に表示する。また、保存用データ格納部6は、インストルメントパネル画像形成装置1により形成された新たなインパネ画像データをも格納する。
ユーザ別画像データ格納部7は、インストルメントパネル2に表示される各種の計器類画像を含む、ユーザ別に形成されたインパネ画像データを格納する。
(画像データ変更部の構成)
画像データ変更部10は、インストルメントパネル2に表示される計器類画像および背景画像の少なくとも一方を、ユーザに応じた他の計器類画像および背景画像の少なくとも一方に変更する。また、画像データ変更部10は、計器類画像および背景画像の少なくとも一方の表示状態を変更する機能も有する。
本インストルメントパネル画像形成装置1の目的は、特定の車両を複数のユーザが使用する場合に、ユーザに応じた表示が確実かつ容易に行えるインパネ画像を形成することにある。そして、この目的を達成するため、本インストルメントパネル画像形成装置1は、特に画像データ変更部10に特徴を有するものである。そこで、以下に、画像データ変更部10の構成、作用、および効果について詳細に説明する。なお、画像データ変更部10は、車両に搭載されてもよく、また、車両の販売店等に設置されてもよい。車両の販売店等に設置される場合には、後述するネットワーク回線を通じて、形成したインパネ画像を車両の記憶装置(ユーザ別画像データ格納部)等にダウンロードして、ユーザに応じたインパネ画像をインストルメントパネル2に表示させる構成とすることにより実現可能である。
画像データ変更部10は、図1に示すように、画像データ変更制御部(画像データ格納手段)11、ユーザ情報取得部12、保存用データ取得部13、サムネイル画像データ取得部14、計器類画像データ取得部15、パラメータ補正部16、パラメータ調整部17、識別情報付与部(識別情報付与手段)18、画像表示部(表示手段)19、画像DB21、および規制DB22から構成される。
ユーザ情報取得部12は、操作部4を通じて入力された運転手の情報を取得する。操作部4を通じて入力される情報には、上述した、運転手を識別するための情報が含まれている。
画像データ変更制御部11は、画像データ変更部10の動作全体を制御する。例えば画像データ変更制御部11は、操作部4からの信号入力を受け付けて、後述する各種部材に信号やデータを出力する。
この画像データ変更制御部11は、図示しないメモリを備えている。このメモリには、後述する保存用データ取得部13を通じて保存用データ格納部6から取得された、各種の計器類画像および背景画像の少なくとも一方のデータが一時的に格納される。
保存用データ取得部13は、保存用データ格納部6にアクセスして、標準画像としての保存用の計器類画像および背景画像の少なくとも一方のデータを取得する。また、保存用データ取得部13は、保存用データ格納部6に、保存用の計器類画像および背景画像の少なくとも一方や、形成された新たなインパネ画像を書き込む機能も有する。
サムネイル画像データ取得部14は、画像DB21にアクセスして、運転手が選択したサムネイル画像データを取得する。このサムネイル画像データは、計器類画像および背景画像の少なくとも一方を小サイズで表すサムネイル画像をコードするものである。また、サムネイル画像データは、後述するように、変更される計器類画像および背景画像の少なくとも一方の選択を運転手に対して促す画面をインストルメントパネル2に表示する際に、画像表示部19によって用いられる。また、本実施形態のサムネイル画像には、例えば、矩形内に描かれた色々な絵柄(メータ類、シフトレバー、シートベルト警告などの記号等々)も含まれる。
計器類画像データ取得部15は、画像DB21にアクセスして、計器類画像および背景画像の少なくとも一方のデータ(計器類画像データ、背景画像データ)を取得する。計器類画像データは、上述したように、インパネ画像を構成する個々の計器類画像をコードするデータである。また、背景画像データは、上述したように、インパネ画像を構成する背景画像をコードするデータである。なお、背景画像データは、複数のデータの組み合わせによって構成されていてもよい。
なお、計器類画像データ取得部15は、画像データ変更制御部11によって生成された識別子信号が表す識別子を使用することによって、画像DB21から、運転手が選択した計器類画像をコードする計器類画像データ、および、運転手が選択した背景画像をコードする背景画像データの少なくとも一方を特定して取得する。この詳細は後述する。
パラメータ補正部16は、各種計器類画像および背景画像の少なくとも一方の表示状態が、予め設定された規制の範囲(複数の表示状態)内にあるか否かを判定する。その際、パラメータ補正部16は、規制DB22に格納されている、計器類画像および背景画像の少なくとも一方のデータを変更するためのパラメータ規制テーブルを使用する。このテーブルの詳細は後述する。
また、パラメータ補正部16は、画像データ変更制御部11によって生成された識別子信号が表す識別子を使用することによって、規制DB22から、変更対象とした計器類画像データおよび背景画像データの少なくとも一方に適用可能な変更用のパラメータ値を特定して取得する。この詳細も後述する。
パラメータ調整部17は、運転手が操作部4を通じて入力したパラメータ値を元に、計器類画像および背景画像の少なくとも一方の表示状態を規定するパラメータ値を変更する。
識別情報付与部18は、パラメータ調整部17によって変更された計器類画像データおよび背景画像データの少なくとも一方を含むインパネ画像データに、ユーザ情報取得部12により取得された、運転手を識別するための情報を付与する。具体的には、識別情報付与部18は、画像データ変更制御部11によって生成された識別子信号が表す識別子を、変更された計器類画像データおよび背景画像データの少なくとも一方を含む、新たなインパネ画像に関連付ける。
画像表示部19は、計器類画像データがコードする計器類画像と、背景画像データがコードする背景画像とを含むインパネ画像を、インストルメントパネル2に表示させる。また、画像表示部19は、計器類画像および背景画像の概略を示すための、サムネイル画像データがコードするサムネイル画像をインストルメントパネル2に表示させる機能も有する。
画像DB21は、上述した、計器類画像をコードする個々の計器類画像データ、および、背景画像をコードする個々の背景画像データを、それぞれ、識別子および対応するサムネイル画像と関連づけた形式で格納したデータベースである。
この画像DB21の詳細について図2を用いて説明する。図2は、画像DB21内に格納される計器類画像データおよび背景画像データの詳細を示す図である。この図に示すように、画像DB21には、例えば、背景画像DB(データベース)や、あるいは、スピードメータ画像DBなどの、同じカテゴリに属する複数種類の計器類画像データを含むサブデータベースが格納されている。具体的には、サブデータベースには、計器類画像が例えばスピードメータ画像の場合、アナログ表示型のスピードメータ、デジタル表示型のスピードメータ、文字色の異なるスピードメータ、大きさの異なるスピードメータなど、複数の運転手が選択可能な複数種類のスピードメータ画像が格納されている。
ここで、これらのサブデータベースは、個々の計器類画像データを、それぞれ、識別子および対応するサムネイル画像データと関連づけた形式で格納している。例えば、図2に示すように、背景画像DBは、背景画像データ1〜n(nは正の整数)を、これらの画像のサムネイル画像をコードするサムネイル画像データSNH1〜SNHnと共に格納している。また、特に図示しないが、背景画像DBでは、格納される背景画像データはこれらの画像データに対応する識別子と関連づけられている。
また、同様に、スピードメータ画像DBは、スピードメータ画像データ1〜nを、これらの画像のサムネイル画像をコードするサムネイル画像データSNS1〜SNSnと共に格納している。ここで、スピードメータ画像DBでも、格納されるスピードメータ画像データは、これらの画像データに対応する識別子と関連づけられている。
このように、サムネイル画像データ取得部14や計器類画像データ取得部15は、識別子を使用することによって、画像DB21から、取得すべきサムネイル画像データ、計器類画像データ、背景画像データを特定して取得できる。この詳細については、後述する。
規制DB22は、計器類画像および背景画像の少なくとも一方の表示状態を規定するパラメータを変更するために用いられる、パラメータ規制テーブルを格納したデータベースである。この規制DB22の詳細を、図3および図4を用いて説明する。
図3は、規制DB22に含まれるパラメータ規制テーブルの詳細を示す図である。この図に示すように、この規制DB22には、例えば、ナビゲータ規制テーブルや、あるいはスピードメータ規制テーブルなどの、各種のパラメータ規制テーブルが格納されている。なお、パラメータ規制テーブルの種類はこれらの限定されるものではなく、インストルメントパネル2に表示する他の計器類画像や他の背景画像に対応したパラメータ規制テーブルが、規制DB22に含まれていてもよい。
また、図3に示すように、パラメータ規制テーブルには、サイズテーブル、位置テーブル、カラーテーブル、そして文字色テーブルなどの各種のサブテーブルが格納されている。これらのサブテーブルは、それぞれ、計器類画像および背景画像の少なくとも一方の表示状態を規定する各種のパラメータを変更するために用いられる変更値が格納されたものである。したがって、サブテーブルに示すパラメータの範囲内において、計器類画像および背景画像の少なくとも一方の表示状態を変更することができる。このパラメータの範囲は、運転時の安全性を低下させないことを目的とした法規制等により規定される値を反映させたものである。よって、パラメータの範囲は、法改正等による規定値の変更に伴い、適宜変更可能である。なお、車両の状態に応じてパラメータの範囲を設定する処理は、運転手や車両の販売元や公的機関等が行うことができる。
これらのサブテーブルについて図4を用いて説明する。図4は、規制DB22に含まれるパラメータ規制テーブルの一例を示す図である。
この図に示すように、パラメータ規制テーブルでは、例えば、計器類画像の位置、サイズ、カラー、計器類画像に含まれる文字サイズおよび文字色など、計器類画像の表示状態を規定するパラメータごとに、サブテーブルが存在する。これらのサブテーブルには、図4に示すように、パラメータの値が取りうる可能範囲、値の標準値、およびパラメータの変更時に選択される値の候補1〜候補nが含まれている。
なお、このような規制DB22を用いて計器類画像の表示状態を変更する具体例については、後述する。
(インパネ画像の形成動作例)
以下では、インストルメントパネル画像形成装置1における計器類画像を、運転手に応じた他の計器類画像(表示状態)に変更して、新たなインパネ画像を形成する動作について、図5を用いて詳細に説明する。図5は、インパネ画像を形成する動作の概略を示すフローチャートである。
まず、通常動作時、インストルメントパネル2には、「ユーザ情報入力」ボタンが表示されている。運転手(ここでは、運転手Aとする)が、操作部4を通じてこのボタンを押下すると、ユーザ情報を入力するための画面、例えば、運転手Aの氏名を入力する画面が表示される。運転手Aは、操作部4を通じて自分の氏名を入力する(S1)。ユーザ情報取得部12は、操作部4を通じて入力された運転手Aの情報(氏名)を取得する。このとき、インストルメントパネル画像形成装置1は、計器類画像変更モードに移行する。具体的には、運転手Aの氏名が入力されると、操作部4は、画像データ変更制御部11に対して、保存用データ取得要求信号を出力する。
保存用データ取得要求信号が入力されると、画像データ変更制御部11は、この信号を、保存用データ取得部13に出力する。その結果、保存用データ取得部13は、保存用データ格納部6にアクセスして、保存されている標準画像としての各種計器類画像データを含むインパネ画像データを取得する(S2)。そして、保存用データ取得部13は、取得したインパネ画像データを、画像データ変更制御部11に出力する。
インパネ画像データを入力された画像データ変更制御部11は、これらのデータを、図示しないメモリに格納する。また、画像データ変更制御部11は、画像表示部19を通じてインストルメントパネル2に、入力されたインパネ画像とともに、例えば、この画像を採用するか否かを運転手Aに問い合わせる「採用」ボタンと「変更」ボタンとを表示させる(S3)。運転手Aが、操作部4を通じて「採用」ボタンを押下すると(S3にてYES)、インストルメントパネル2に表示されたインパネ画像が決定された後、処理を終了する。
一方、インストルメントパネル2に表示されたインパネ画像に対して、運転手Aが採用せず変更を希望する旨を示す「変更」ボタンを押下すると(S3にてNO)、画像データ変更制御部11は、画像表示部19に対して、計器類画像変更モード移行信号を出力する。この信号を入力された画像表示部19は、インストルメントパネル2の表示を、変更したい計器類画像のカテゴリを選択できる画面に変更する。例えば、画像表示部19は、インストルメントパネル2の上部に、「変更したい画像のカテゴリを選択して下さい」などのメッセージを表示させる。
次に、運転手Aは、操作部4を通じて、インストルメントパネル2に表示された、インパネ画像を構成する各種計器類画像のうち、どのカテゴリに属する画像を変更するのか選択する(S5)。この場合、例えば、運転手Aは、操作部4を操作して、インストルメントパネル2に表示された計器類画像の1つを選択する。マウス等を使用している場合であればダブルクリックする。この結果、操作部4は、画像データ変更制御部11に対して、変更対象となる計器類画像が属するカテゴリ(スピードメータやタコメータなど)を表す、カテゴリ識別信号を出力する。ここでは、運転手Aがスピードメータを選択したと仮定する。
スピードメータを示すカテゴリ識別信号を入力された画像データ変更制御部11は、この信号を解析し、取得対象となる計器類(スピードメータ)画像データが属するカテゴリを特定する。この特定結果を元に、画像データ変更制御部11は、運転手Aが選択したカテゴリに属するスピードメータ画像のサムネイル画像をコードするサムネイル画像データに関連づけられた、識別子信号を生成する。そして、画像データ変更制御部11は、生成した識別子信号をサムネイル画像データ取得部14に出力する。
識別子信号を入力されたサムネイル画像データ取得部14は、画像DB21にアクセスする。そして、サムネイル画像データ取得部14は、識別子信号が表す識別子を使用することによって、画像DB21からサムネイル画像データを取得する。このとき取得するサムネイル画像データは、運転手Aが選択した、変更対象となるスピードメータ画像が属するカテゴリにおいて、選択可能な複数のスピードメータ画像に対応したサムネイル画像をコードするものである。なお、サムネイル画像データ取得部14は、取得したサムネイル画像を、画像データ変更制御部11に出力する。
サムネイル画像データが入力されると、画像データ変更制御部11は、入力された画像データを画像表示部19に出力する。そして、画像表示部19は、入力されたサムネイル画像を用いて、変更するスピードメータ画像の選択を運転手Aに対して促す画面を、インストルメントパネル2に表示させる(S6)。このとき、インストルメントパネル2には、例えば、サムネイル画像が図7に示すような状態で表示される。
この後、運転手Aは、操作部4を通じて、インストルメントパネル2に表示された、サムネイルで表示されている各種のスピードメータ画像のうち、どの画像を選択するのかを決定する(S7)。具体的には例えば、運転手Aは、操作部4を通じて、インストルメントパネル2に表示されているサムネイル画像のうち、いずれか1つをダブルクリックする。これにより、操作部4は、画像データ変更制御部11に、変更対象となるスピードメータ画像の種類を表す画像識別信号を出力する。
画像識別信号が入力されると、画像データ変更制御部11は、この信号を解析し、変更対象となるスピードメータ画像を特定する。この特定結果を基に、画像データ変更制御部11は、運転手Aが選択したスピードメータ画像をコードするスピードメータ画像データに関連づけられた、識別子信号を生成する。そして、画像データ変更制御部11は、生成した識別子信号を計器類画像データ取得部15に出力する。
識別子信号が入力されると、計器類画像データ取得部15は、画像DB21にアクセスする。そして、計器類画像データ取得部15は、識別子信号が表す識別子を使用することによって、画像DB21から、スピードメータ画像データを取得する。このとき取得されるスピードメータ画像データは、運転手Aが選択した、変更対象となるスピードメータ画像をコードするものである。計器類画像データ取得部15は、取得したスピードメータ画像データを、画像データ変更制御部11に出力する。
スピードメータ画像データが入力されると、画像データ変更制御部11は、このデータを画像表示部19に出力する。そして、画像表示部19は、入力されたスピードメータ画像データを使用して、インストルメントパネル2の表示を更新する。具体的には、画像表示部19は、入力されたスピードメータ画像データがコードするスピードメータ画像を、このカテゴリに属するスピードメータ画像が表示される場所に差し替えて表示する(S8;表示ステップ)。
ここで、本インストルメントパネル画像形成装置1は、表示されるスピードメータ画像を他の画像に変更することに加えて、スピードメータ画像の表示状態を調整することもできる。例えば、インストルメントパネル画像形成装置1は、個々のスピードメータ画像のサイズやカラー、そしてインパネ画像内での位置等を変更できる。この点について以下に説明する。
上述のS8にて、差し替えられたスピードメータ画像が表示されると、運転手Aは、操作部4を通じて、表示されたスピードメータ画像を採用するか否かを決定する。具体的には、画像表示部19は、インストルメントパネル2に、例えば「採用」ボタンと「調整」ボタンとを表示させる(S9)。運転手Aが「採用」ボタンを押下する(S9にてYES)と、表示されているスピードメータ画像に決定され、処理を終了する。
一方、運転手Aが「調整」ボタンを押下する(S9にてNO)と、操作部4は、画像データ変更制御部11に対して、表示状態の変更対象となるスピードメータ画像を特定する、調整画像識別信号を出力する。
調整画像識別信号が入力されると、画像データ変更制御部11は、この信号をもとに、まず、パラメータの調整対象とするスピードメータ画像をコードするスピードメータ画像データを特定する。そして、画像データ変更制御部11は、図示しないメモリにアクセスして、パラメータの調整対象となるスピードメータ画像データを読み出す。さらに、画像データ変更制御部11は、読み出したスピードメータ画像データに含まれている、スピードメータ画像の表示状態を規定する各種パラメータの種類(サイズ、カラー、位置等)を特定する。この特定結果を基に、画像データ変更制御部11は、画像表示部19に対して、特定したパラメータの種類を表す信号を出力する。
この信号が入力されると、画像表示部19は、変更すべきパラメータ値の入力を運転手Aに促す画面を、インストルメントパネル2に表示させる。ここで、運転手Aは、操作部4を通じて、表示されたスピードメータ画像の表示状態を規定するパラメータ値を入力する(S10)。例えば、運転手Aは、操作部4を通じて、スピードメータ画像の縦方向の大きさや、横方向の大きさを入力する。そして、入力を受け付けた操作部4は、運転手Aが入力したパラメータ値を画像データ変更制御部11に出力する。
パラメータ値が入力されると、画像データ変更制御部11は、図示しないメモリに格納されているスピードメータ画像データを、パラメータ補正部16に出力する。パラメータ補正部16は、スピードメータ画像データがコードするスピードメータ画像に対応した識別子を特定する。
次に、パラメータ補正部16は、規制DB22にアクセスして、特定した識別子を基に、使用すべきパラメータ規制テーブル(ここでは、スピードメータ規制テーブル)を特定する。パラメータ補正部16は、運転手Aにより入力されたパラメータ値が、パラメータ規制テーブルに定められている、パラメータが取りうる範囲内の値であるか否かを判定する(S11)。この判定によって、インストルメントパネル画像形成装置1は、運転時の安全性が低下するような表示(例えば、視認性を損なう表示)がなされるスピードメータ画像がインパネ画像に含まれることを事前に検出できる。
運転手Aが入力したパラメータ値が、規定の範囲内でない場合(S11にてNO)には、画像データ変更制御部11は、画像表示部19を通じて、インストルメントパネル2に、入力されたパラメータ値が不適格な値である旨の表示、例えば「NG」を表示させ、再度、運転手Aにパラメータ値の入力を促す処理S10に戻る。
一方、運転手Aが入力したパラメータ値が、規定の範囲内である場合(S11にてYES)には、画像データ変更制御部11は、入力されたパラメータ値と、パラメータの調整対象となるスピードメータ画像データとを、パラメータ調整部17に出力する。これらのデータおよびパラメータ値が入力されると、パラメータ調整部17は、スピードメータ画像データに含まれるパラメータ値を入力された値に書き換える。そして、パラメータ調整部17は、パラメータ値が書き換えられたスピードメータ画像データを画像データ変更制御部11に出力する。
このデータが入力されると、画像データ変更制御部11は、入力されたデータを図示しないメモリに書き込む。さらに、画像データ変更制御部11は、このデータを画像表示部19に出力する。そして、画像表示部19は、パラメータが変更されたスピードメータ画像データを用いて、インストルメントパネル2の表示を更新する。これによって、インストルメントパネル2には、運転手Aが入力したパラメータ値に応じて表示状態が変更されたスピードメータ画像が表示されることになる(S12)。
画像表示部19は、インストルメントパネル2に、運転手の好みの状態に調整されたスピードメータ画像を含む新たなインパネ画像とともに、現在の表示状態でよいか否かの確認を運転手に求めるメッセージを表示させる(S13)。このとき、例えば、インストルメントパネル2には、「OK」ボタンと「再入力」ボタンが表示される。
ここで、運転手Aが、操作部4を通じて「再入力」ボタンを押下すると(S13にてNO)、S10の処理に戻り、画像表示部19は、変更すべきパラメータ値の入力を運転手Aに促す画面を、インストルメントパネル2に表示させる。運転手Aが「OK」ボタンを押下するまで、S10以降の処理が繰り返される。
一方、運転手Aが操作部4を通じて「OK」ボタンを押下すると(S13にてYES)、操作部4は、画像データ変更制御部11に画像変更完了信号を出力する。画像変更完了信号が入力されると、画像データ変更制御部11は、この信号を画像表示部19に出力する。ここで、画像変更完了信号が入力されると、画像表示部19は、運転手A用のインパネ画像をインストルメントパネル2に表示させる(S14)。その一方で、識別情報付与部18は、画像データ変更制御部11のメモリに書き込まれた、パラメータ値が書き換えられたスピードメータ画像データを含む新たなインパネ画像データに、ユーザ情報取得部12が取得した、運転手Aを識別するための情報を付与する。具体的には、画像データ変更制御部11によって生成された、運転手Aの氏名を示す識別子を、新たなインパネ画像データに関連付ける。
次に、画像データ変更制御部11は、運転手Aの氏名を示す識別子が付与されたインパネ画像データを、ユーザ別画像データ格納部7に書き込む(S15)。また、画像データ変更制御部11は、保存用データ取得部13に対して、運転手Aの氏名を示す識別子が付与されたインパネ画像データを出力すると共に、保存用データ更新信号を出力する。このデータおよび信号が入力されると、保存用データ取得部13は、入力されたインパネ画像データを保存用データ格納部6に書き込む。
その後、S4に移行し、画像データ変更制御部11が、他に変更を希望する計器類画像があるか否かを運転手Aに問い合わせる。そして、「完了」ボタンが押下されると(S4にてYES)、処理を終了する一方、「継続」ボタンが押下されると(S4にてNO)、画像のカテゴリを選択する処理S5に戻る。運転手Aは、引き続き、例えばタコメータの画像を変更するための操作を行う。
以上の処理によって、インストルメントパネル2に表示されるインパネ画像が、運転手Aが変更した新たなスピードメータ画像と他の計器類画像との組み合わせで表示される、新たなインパネ画像に更新される。
ここで、S4にて、必要な計器類画像が作成された旨(「完了」)の信号が入力された時点で、画像データ変更制御部11は、新たに形成されたインパネ画像をチェックし、全ての計器類画像が存在することを確認することが好ましい。具体的には、「スピードメータは存在するか?」、「右左折表示は存在するか?」など、必要な計器類画像が確実に存在することを確認する。これにより、法規制を逸脱したインパネ画像が形成されることを確実に防ぐことができる。
このようにインパネ画像の表示状態の調整を、インパネ画像内の各種計器類画像に対して繰り返し行うことによって、インストルメントパネル2に表示される各種の計器類画像は、運転手Aが入力した値に従って、それぞれ、その表示状態が変更されることになる。そして、新たに形成されたインパネ画像は、特定の運転手(運転手A)専用の画像となる。
すなわち、インストルメントパネル画像形成装置1は、計器類画像データが表す画像の表示状態を規定するパラメータを他の値(運転手Aが入力した値)に変更することによって、運転手Aが好む表示状態に変更できる。これにより、インストルメントパネル画像形成装置1では、安全性を考慮した規制の範囲内において、運転手が自分好みの表示状態にした計器類画像をインストルメントパネル2に表示できる。また、インストルメントパネル画像形成装置1では、運転手ごとに形成したインパネ画像を、それぞれの運転手の識別情報を付与して保存する構成である。したがって、運転手を識別する公知の技術を利用することによって、特定の車両を複数の運転手が使用する場合に、運転手に応じたインパネ画像の表示を確実かつ容易に行うことができる。なお、運転手に応じたインパネ画像の具体的な表示方法については後述する。
ここで、上述の処理では、S9において、運転手Aが、画像DB21から取得されたスピードメータ画像を採用せず「調整」ボタンを押下した場合、変更すべきパラメータ値の入力を運転手Aに促す画面を、インストルメントパネル2に表示させる構成であったが、他の構成として、例えば、「調整」ボタンを押下すると、パラメータ規制テーブルに予め記録されている、表示状態が最適になるパラメータ値の1つに変更してもよい。この構成の具体例について、以下に説明する。
この構成では、パラメータ規制テーブルには、図4に示すように、あるパラメータが取るべき最適な値の候補が1〜n番目まで含まれている。ここで、パラメータ補正部16は、パラメータをまず第1の候補(候補1)の値に変更する。
画像データ変更制御部11は、候補1のパラメータ値と、パラメータの調整対象となるスピードメータ画像データとを、パラメータ調整部17に出力する。これらのデータおよびパラメータ値が入力されると、パラメータ調整部17は、スピードメータ画像データに含まれるパラメータを候補1の値に書き換える。そして、パラメータ調整部17は、パラメータが書き換えられたスピードメータ画像データを画像データ変更制御部11に出力する。
このデータが入力されると、画像データ変更制御部11は、入力されたデータを図示しないメモリに書き込む。さらに、画像データ変更制御部11は、このデータを画像表示部19に出力する。そして、画像表示部19は、パラメータが変更されたスピードメータ画像データを用いて、インストルメントパネル2の表示を更新する。これによって、インストルメントパネル2には、候補1の値に応じて表示状態が変更されたスピードメータ画像が表示されることになる。その際、画像表示部19は、インストルメントパネル2に、現在の表示状態でよいか否かの確認を運転手Aに求めるメッセージを表示させる。このとき、例えば、インストルメントパネル2には、「OK」ボタンと「次候補」ボタンが表示される。
ここで、運転手Aが操作部4を通じて「次候補」ボタンを押下した場合、操作部4は、画像データ変更制御部11に次候補選択信号を出力する。この信号が入力されると、画像データ変更制御部11は、入力された次候補選択信号と、図示しないメモリに格納されているスピードメータ画像データとを、パラメータ補正部16に出力する。これにより、パラメータ補正部16は、規制DB22にアクセスして、次の補正候補であるパラメータ値(候補2)を取得する。そして、パラメータ補正部16は、スピードメータ画像に含まれるパラメータの値を、次候補の値に変更する。
候補2のパラメータ値に基づいて変更されたスピードメータ画像データが入力されると、画像データ変更制御部11は、上述したように、入力されたスピードメータ画像データをいったん図示しないメモリに格納する。そして、画像データ変更制御部11は、入力されたスピードメータ画像データを画像表示部19に出力する。
データが入力されると、画像表示部19は、パラメータが候補2の値に変更されたスピードメータ画像データを使用して、インストルメントパネル2に表示されるインパネ画像を更新する。その際、画像表示部19は、再び、インストルメントパネル2に、現在の表示状態でよいか否かの確認を運転手Aに求めるメッセージを表示させる。このとき、上述したように、インストルメントパネル2には、「OK」ボタンと「次候補」ボタンが表示される。
ここで、運転手Aが再び「次候補」を押下すると、上述した流れの処理を通じて、スピードメータ画像データに含まれるパラメータは、補正用データに含まれるさらに次の候補(候補3)の値に書き換えられる。なお、この処理は、補正用データに含まれる最後の候補(候補n)を使用するまで繰り返すことができる。
一方、運転手Aが操作部4を通じて「OK」ボタンを押下すると、操作部4は、画像データ変更制御部11に画像変更完了信号を出力する。画像変更完了信号が入力されると、画像データ変更制御部11は、この信号を画像表示部19に出力する。ここで、画像変更完了信号が入力されると、画像表示部19は、運転手A用のインパネ画像をインストルメントパネル2に表示させる。その一方で、識別情報付与部18は、画像データ変更制御部11のメモリに書き込まれた、パラメータ値が書き換えられたスピードメータ画像データを含む新たなインパネ画像データに、運転手Aを識別するための情報を付与する。ここでは、画像データ変更制御部11によって生成された、運転手Aの氏名を示す識別子を、新たなインパネ画像データに関連付ける。
次に、画像データ変更制御部11は、運転手Aの氏名を示す識別子が付与されたインパネ画像データを、ユーザ別画像データ格納部7に書き込む。また、画像データ変更制御部11は、保存用データ取得部13に対して、運転手Aの氏名を示す識別子が付与されたインパネ画像データを出力すると共に、保存用データ更新信号を出力する。このデータおよび信号が入力されると、保存用データ取得部13は、入力されたインパネ画像データを保存用データ格納部6に書き込む。
以上の処理によって、インストルメントパネル2に表示されるインパネ画像が、運転手Aが変更した新たなスピードメータ画像と他の計器類画像との組み合わせで表示される、新たなインパネ画像に更新される。
また、パラメータ補正部16は、上述の処理S11において、運転手Aにより入力されたパラメータの値が、パラメータ規制テーブルに格納されている、パラメータが取りうる値の範囲内にないと判定した場合に、入力されたパラメータ値を、パラメータ規制テーブルに記録されている、パラメータが取りうる範囲内の値に自動的に変更する構成であってもよい。特に、パラメータ補正部16は、パラメータが取りうる範囲内にある値のうち、入力されたパラメータに最も近い値に変更することが好ましい。例えば、あるパラメータが100に設定され、かつ、このパラメータが取るべき値が50〜70に設定されている場合には、パラメータ補正部16は、このパラメータを70に設定する。これにより、画像の表示状態を、運転手Aが希望する表示状態に最も近い状態に自動的に設定することができ、運転手Aのパラメータ値を再入力する手間を省くことができる。
(計器類画像の具体例)
上述したインパネ画像の形成動作における、計器類画像の変更処理の具体例について、以下に、図6〜図11を用いて説明する。
図6は、インパネ画像内に配置可能な各種計器類画像の一例を表した図である。この図では、インストルメントパネル2に表示されるインパネ画像は、ナビゲータ、スピードメータ、シフトインジケータを表す各種計器類画像および背景画像の少なくとも一方の組み合わせで構成されている。
ここで、運転手Aが操作部4を通じて、スピードメータ画像の変更を選択すると、図7に示すように、画像DB21に格納されている、スピードメータ画像のサムネイル画像001〜006が、インストルメントパネル2に表示される。なお、図7に示すように、運転手Aはサムネイル画像001を選択している。
すると、図8(a)に示すように、運転手Aが選択したスピードメータ画像、ここではサムネイル画像001に対応するスピードメータ画像が、図6に示すインパネ画像内の、スピードメータ画像が配置される位置に表示される。しかし、図8(a)では、運転手Aが選択したスピードメータ画像の配色が、背景画像の配色と極めて類似するため、スピードメータ画像がはっきりと表示されない。したがって、この表示状態では、運転手Aが車両の運転中に速度を視認しづらい。これによって、事故が発生する危険性が高くなるおそれが生ずる。
そこで、インストルメントパネル画像形成装置1では、上述したように、パラメータ補正部16の機能によって、図8(a)に示すように表示されたスピードメータ画像を判定する。具体的には、図5のフロー図のS8において、パラメータ補正部16が、運転手Aにより選択されたスピードメータ画像の配色のパラメータと、背景画像の配色のパラメータとを比較する。そして、両者の値が近似している場合には、画像データ変更制御部11は、インストルメントパネル2に「NG」を表示させて、再度、サムネイル画像を用いてスピードメータ画像の選択を運転手Aに対して促す。ここで、再度選択されたスピードメータ画像に対して「OK」と判定された場合には、上述したように、スピードメータ画像に対して調整を加える処理が実行される。これにより、図8(a)に示すインパネ画像が、図8(b)に示す画像に補正される。図8(b)は、補正されたスピードメータ画像が配置されたインパネ画像を示す図である。図8(b)では、補正前には背景画像にとけ込んで見え難かった、スピード目盛や、現在の車両の速度を表すバーが、はっきりと視認できる。このように、インストルメントパネル画像形成装置1では、スピードメータが運転手Aによって明瞭に視認されるように計器類画像データの補正を行う。
なお、インストルメントパネル画像形成装置1では、上述したように、パラメータ補正部16の機能によって、スピードメータが運転手Aによって明瞭に視認されるように、図8(a)に示すように表示されたスピードメータ画像を自動的に補正し、図8(b)に示すように表示する構成としてもよい。
また、パラメータ補正部16による計器類画像データの補正は、パラメータ調整部17によって調整された計器類画像データの補正にも有効である。この例を、以下に、図9〜図11を参照して説明する。
図9は、インパネ画像内に配置される各種計器類画像が取りうるエリアの範囲の一例を表す図である。この図では、ナビゲータ画像およびスピードメータ画像について、それぞれ、インパネ画像内において配置可能な最小表示エリアおよび最大表示エリアが示されている。これらの領域は、例えば、規制DB22に格納されているパラメータ規制テーブルから計算できる。すなわち、これらの領域は、パラメータ規制テーブルに含まれている、サイズの可能範囲、および位置の可能範囲を表す値を基に算出できる。
ここで、運転手Aが、操作部4およびパラメータ調整部17を通じて、図10(a)に示すように、ナビゲータ画像、およびスピードメータ画像のサイズおよび位置を変更したとする。すると、図10(b)において点線で示すように、調整されたこれらの計器類画像は、いずれも、最大表示エリアからはみ出している。
このとき、パラメータ補正部16は、ナビゲータ画像、およびスピードメータ画像のサイズおよび位置のパラメータの値が、パラメータ規制テーブルに定められている、それぞれのパラメータが取りうる範囲内の値ではないと判定する。そして、画像データ変更制御部11は、画像表示部19を通じて、インストルメントパネル2に、入力されたパラメータが不適格な値である旨の表示をさせ、再度、パラメータの入力を運転手Aに促す。
これにより、図10(c)に示すように、ナビゲータ画像およびスピードメータ画像が、いずれも、最大表示エリア内に収まるように調整される。そのため、各計器類画像がインパネ画像内において互いに重なり合ったり、あるいはサイズが小さくなりすぎたりして、運転手Aが視認しづらくなることが防止できる。
図11に、スピードメータ画像の他の補正例を示す。図11(a)に示すのは、運転手Aが操作部4を通じて選択したスピードメータ画像である。この画像の表示状態は、パラメータ調整部17によって調整されてもなく、また、パラメータ補正部16によって補正されてもいない。すなわち、この画像は、スピードメータ画像DBに格納されている複数の画像データのうちの一つである。
この画像のサイズを、パラメータ調整部17を通じて運転手Aが調整すると、例えば図11(b)に示すような画像になる。なお、このスピードメータ画像では、スピードメータの速度目盛と、他の部位(現在の速度を表すバー等)との表示状態は、それぞれ独立して設定可能である。図11(b)に示す現在の速度を表すバー等は、画像全体のサイズの変更に対応して大きさが変化しているが、それぞれの速度目盛の大きさは変化していない。それぞれの速度目盛は、画像全体のサイズの変更に応じて、スピードメータ画像内に配置される位置が変化している。
ここで、図11(b)に示す画像において、運転手Aが、操作部4およびパラメータ調整部17を通じて、さらに、速度目盛のサイズを大きくさせてインパネ画像に配置させると、図11(c)に示す画像になる。この図に示すように、パラメータ調整部17を通じて運転手Aが設定した速度目盛の大きさは、速度バーの大きさとの釣り合いが悪い。従って、運転手Aにとって両者はアンバランスに見える。また、速度目盛が、シフトインジケータ画像と重なり合っていて、運転手Aにとって視認しづらい。そのため、このような場合には、予め規制DB22に格納されているパラメータ規制テーブルに基づいて、運転手Aに対して、再度、速度目盛の大きさを示すパラメータの入力を促す。
これにより、スピードメータ画像の速度目盛の大きさを、規制の範囲内となる表示状態に補正することができる。その補正によって変化した画像を図11(d)に示す。この図に示すように、補正後のスピードメータ画像では、速度目盛の大きさが速度バーの大きさとバランスよく調整されているため、運転手Aが視認しやすい。また、速度目盛とシフトインジケータ画像とが重なり合うことも無いため、どちらも視認しやすくなっている。
なお、インストルメントパネル画像形成装置1では、インパネ画像内に配置されるスピードメータ画像の表示状態を基準にして、スピードメータ画像の補正や、あるいは他の計器類画像の補正を行うことが好ましい。すなわち、本インストルメントパネル画像形成装置1では、スピードメータ画像が運転手にとって明瞭に視認できる表示状態に補正されるように、各種計器類画像の表示状態を規定するパラメータをパラメータ補正部16が補正する。
例えば、運転手にとって、スピードメータは、運転する車両の速度を提示する計器であり、安全に車両を運転するためには最も重要な計器の1つである。したがって、スピードメータ画像は、インパネ画像内において、運転手に正対する位置もしくは運転手の視野内に収まるように予め最適に定められた範囲内の所定位置に配置されることが最も好ましい。このようにすれば、運転手は、最小限の視線移動によって、車両の速度を確認できる。
そのため、規制DB22では、補正後のスピードメータ画像が、インパネ画像内において、運転手のほぼ正面に配置されるように、この画像の配置可能範囲を定義した値が格納されていることが好ましい。このようにすれば、例え運転手によってスピードメータ画像がインパネ画像内の端側に配置されたとしても、パラメータ補正部16によって、その位置が運転手の正面近くに配置されるように補正される。したがって、運転手が視認しにくい状態でスピードメータ画像がインパネ画像内に配置されることを防止できる。
(運転手別インパネ画像の具体例)
次に、上述した計器類画像の変更処理が施された、運転手別のインパネ画像の具体例について、図12を用いて以下に説明する。
図12は、計器類画像の変更処理が施されたインパネ画像の一例を示す図であり、(a)は運転手A用のインパネ画像の一例を表す図であり、(b)は運転手B用のインパネ画像の一例を表す図である。ここで、運転手Aは、視野、遠近感、視力等にハンディキャップをもつ高齢者であり、運転手Bは、若年の健常者であると仮定する。
運転手Aの操作に基づいて形成されたインパネ画像A(図12(a))は、スピードメータ画像のサイズ、文字等が大き目に変更されており、より視認性が良くなっている。このように、図12(a)に示すインパネ画像Aは、運転手の嗜好性よりも安全性が重視されたものとなっている。
これに対して、運転手Bの操作に基づいて形成されたインパネ画像B(図12(b))では、デジタル型のスピードメータに変更され、その表示サイズも小さい。一方、ナビゲータ表示エリアが最大に設定されており、表示される様々な情報を視認し易くなっている。このように、図12(b)に示すインパネ画像Bは、運転手の嗜好性が重視されたものとなっている。
ここで、運転手AおよびBは、同一の車両を使用するため、運転手Aが車両を使用する場合には、インパネ画像Aが表示され、運転手Bが車両を使用する場合には、インパネ画像Bが表示される。このように、特定の車両において、運転手に応じたインパネ画像が表示される。
(運転手別インパネ画像の表示方法)
ここで、特定の車両を複数の運転手が使用する場合に、運転手を識別して、その運転手用のインパネ画像を表示する方法について、図13を用いて詳細に説明する。
まず、運転手を識別する方法としては、種々の公知の技術を用いることができ、例えば、車両に搭載された操作部(始動操作部)を通じて、運転手の氏名、パスワード、IDコード、暗証番号等を直接入力して識別する方法や、これらの情報が埋め込まれたICカード、電子キーを使用して識別する方法や、運転手の顔、DNA、網膜、指紋、声紋、静脈等の身体の部位により識別する方法等が挙げられる。
以下では、運転手Aの氏名の情報が予め書き込まれたICチップが埋め込まれた、運転手A専用の電子キーを利用して、運転手A専用のインパネ画像を表示する構成の一例について説明する。図13は、車両に搭載されるユーザ別インストルメントパネル画像表示装置30の構成を表すブロック図である。この図によると、ユーザ別インストルメントパネル画像表示装置30は、概略的に、インストルメントパネル9、始動操作部8、ユーザ別画像データ格納部7、ユーザ別画像データ表示部40から構成される。
インストルメントパネル9は、車両に搭載され、インパネ画像データがコードするインパネ画像を表示するパネル型ディスプレイである。インストルメントパネル9は、例えば液晶パネルとすればよい。インストルメントパネル9に表示される画像は、上述のインストルメントパネル2に表示される画像と同一である。なお、インストルメントパネル2が車両に搭載される構成である場合には、インストルメントパネル9は、インストルメントパネル2と同一の部材を表し、インストルメントパネル2が車両の外部に設置される場合には、インストルメントパネル2とインストルメントパネル9とは、互いに異なる部材を表す。
始動操作部8は、運転手によって用いられ、エンジンを始動する際に運転手の識別を行うために、運転手の操作を受け付ける。例えば、電子キーを挿入口に挿入してエンジンを始動する操作や、運転手の暗証番号を入力する操作や、運転手の顔を撮影する操作等である。
ユーザ別画像データ格納部7は、上述のインストルメントパネル画像形成装置1により形成された、運転手を識別するための情報(識別子)が付与されたインパネ画像データを格納している。
ユーザ別画像データ表示部40は、運転手に応じたインパネ画像をインストルメントパネルに表示する。ユーザ別画像データ表示部40は、図13に示すように、画像データ表示制御部41、ユーザ情報取得部42、ユーザ別画像データ取得部(ユーザ別画像データ取得手段)43、画像表示部(表示手段)44から構成される。
ユーザ情報取得部42は、始動操作部8を通じて運転手により入力された情報を取得する。ここでは、電子キーに埋め込まれたICチップから運転手Aの氏名の情報を取得する。
画像データ表示制御部41は、ユーザ別画像データ表示部40の動作全体を制御する。例えば画像データ表示制御部41は、始動操作部8からの信号入力を受け付けて、後述する各種部材に信号やデータを出力する。
この画像データ表示制御部41は、図示しないメモリを備えている。このメモリには、後述するユーザ別画像データ取得部43を通じてユーザ別画像データ格納部7から取得された、運転手別のインパネ画像データが一時的に格納される。
ユーザ別画像データ取得部43は、ユーザ別画像データ格納部7にアクセスして、運転手に応じたインパネ画像データを取得する。具体的には、画像データ表示制御部41によって生成された、運転手を識別する識別子信号が表す識別子を使用することによって、ユーザ別画像データ格納部7に格納されている、識別子が付与された複数のインパネ画像データの中から、運転手に対応したインパネ画像データを特定して取得する。ここでは、運転手A用のインパネ画像データを取得する。
画像表示部44は、ユーザ別画像データ取得部43が取得した、運転手に応じたインパネ画像データがコードするインパネ画像を、インストルメントパネル9に表示させる。
(運転手別インパネ画像の表示動作例)
以下では、ユーザ別インストルメントパネル画像表示装置30における、運転手に応じたインパネ画像を表示する動作について、図14を用いて詳細に説明する。図14は、運転手に応じたインパネ画像を表示する動作の概略を示すフローチャートである。
まず、運転手Aは、車両に乗り込んだ後、電子キーを挿入口(始動操作部8)に差し込み、電子キーを回してエンジンを始動させる(S21)。エンジンが始動されると、始動操作部8は、画像データ表示制御部41に対して、運転手識別情報要求信号を出力する。
運転手識別情報要求信号が入力されると、画像データ表示制御部41は、この信号を、ユーザ情報取得部42に出力する。その結果、ユーザ情報取得部42は、始動操作部8を通じて入力された運転手Aの情報を取得する(S22)。具体的には、挿入された電子キーに埋め込まれたICチップから運転手Aの氏名の情報を取得する。ユーザ情報取得部42は、取得した運転手Aの氏名の情報を、画像データ表示制御部41に出力する。
運転手Aの氏名の情報が入力されると、画像データ表示制御部41は、運転手Aの氏名を表す識別子信号を生成する。そして、画像データ表示制御部41は、生成した識別子信号をユーザ別画像データ取得部43に出力する。
識別子信号が入力されると、ユーザ別画像データ取得部43は、ユーザ別画像データ格納部7にアクセスする。そして、ユーザ別画像データ取得部43は、識別子信号が表す識別子を使用することによって、ユーザ別画像データ格納部7から、運転手A用のインパネ画像データを取得する(S23)。ユーザ別画像データ取得部43は、取得した運転手A用のインパネ画像データを、画像データ表示制御部41に出力する。
運転手A用のインパネ画像データが入力されると、画像データ表示制御部41は、このデータを画像表示部44に出力する。そして、画像表示部44は、入力された運転手A用のインパネ画像データを使用して、インストルメントパネル9の表示を行う(S24)。
このように、ユーザ別画像データ格納部7に格納される、インストルメントパネル画像形成装置1により形成されたインパネ画像は、運転手を識別するための情報を含んでいるため、運転手を識別する公知の技術を用いることにより、運転手別のインパネ画像をインストルメントパネル9に表示させることが可能となる。
また、特定の運転手に対応したインパネ画像、すなわちユーザ識別情報が付与されたインパネ画像のみをユーザ別画像データ格納部7に格納する構成とした場合、特定の運転手以外の者が車両を運転しようとした場合には、インパネ画像が表示されない。そのため、車両の運転が困難となり、車両の盗難防止効果を得ることができる。
(インストルメントパネル画像形成システム)
なお、本発明のインストルメントパネル画像形成装置は、図15に示すように、計器類画像データが格納された格納部を有するサーバから、ネットワーク回線を通じて、変更対象である計器類画像をコードする計器類画像データを取得する構成にしてもよい。この場合、インストルメントパネル画像形成装置とサーバとは、インストルメントパネル画像形成システムを構成する。なお、背景画像データについても同様である。
そこで、図15に示す、インストルメントパネル画像形成システム100について以下に説明する。図15は、計器類画像データを格納した格納部を有するサーバ80、および変更対象となる計器類画像データをこのサーバ80から取得するインストルメントパネル画像形成装置50からなる、インストルメントパネル画像形成システム100の詳細な構成を示すブロック図である。この図に示すように、本インストルメントパネル画像形成システム100は、インストルメントパネル画像形成装置50およびサーバ80から構成される。
ここで、インストルメントパネル画像形成装置50は、図15に示すように、インストルメントパネル52、操作部54、保存用データ格納部56、ユーザ別画像データ格納部57、および画像データ変更部(画像データ変更手段)60から構成される。これらのうち、インストルメントパネル52、操作部54、保存用データ格納部56、およびユーザ別画像データ格納部57については、上述したインストルメントパネル2、操作部4、保存用データ格納部6、およびユーザ別画像データ格納部7と同一の構成であるため、説明を省略する。
なお、インストルメントパネル画像形成装置50は、画像データ変更部60に特徴を有している。そこで、画像データ変更部60の詳細について図15を参照して説明する。
図15に示すように、画像データ変更部60は、画像データ変更制御部(画像データ変更制御手段)61、ユーザ情報取得部62、保存用データ取得部63、パラメータ調整部(パラメータ変更手段)64、パラメータ補正部(パラメータ変更手段、パラメータ判定手段)65、識別情報付与部(識別情報付与手段)66、通信部(画像データ取得手段)67、および画像表示部(表示手段)68から構成される。これらのうち、ユーザ情報取得部62、保存用データ取得部63、パラメータ調整部64、パラメータ補正部65、識別情報付与部66、画像表示部68、および規制DB70については、それぞれ、上述したユーザ情報取得部12、保存用データ取得部13、パラメータ調整部17、パラメータ補正部16、識別情報付与部18、画像表示部19、および規制DB22と同一構成であるため、説明を省略する。
通信部67は、サーバ80に備えられたサーバ通信部82に対して、サムネイル画像データ要求信号や、計器類画像データ要求信号を送信する。これらの信号については後述する。また、通信部67は、サーバ通信部82から送信されたサムネイル画像データや計器類画像データを受信する機能も有する。すなわち、本インストルメントパネル画像形成装置50では、この通信部67が、ネットワーク回線を通じてサーバ80からサムネイル画像データや計器類画像データを取得する機能を有している。
画像データ変更制御部61は、画像データ変更部60の動作全体を制御することに加えて、サーバ通信部82が送信するサムネイル画像データ要求信号や計器類画像データ要求信号を生成する機能も有する。この詳細については、後述する。
サーバ80は、図15に示すように、サーバ制御部81、サーバ通信部82、サムネイル画像データ取得部83、計器類画像データ取得部84、および画像DB90を備えている。
サーバ制御部81は、サーバ80の動作全体を制御する。
サーバ通信部82は、通信部67から送信されるサムネイル画像データ要求信号や計器類画像データ要求信号を受信する。また、サーバ通信部82は、通信部67に対して、サムネイル画像データや計器類画像データを送信する機能も有する。
画像DB90は、上述した、スピードメータ画像などの各種の計器類画像をコードする計器類画像データを、識別子、および対応するサムネイル画像と関連づけて格納したデータベースである。この点では、画像DB90は画像DB21と同様である。しかし、画像DB90は、画像DB21と異なり、特定のインストルメントパネル画像形成装置だけではなく、様々な種類の車両やインストルメントパネル画像形成装置に対応した計器類画像データを格納している。
すなわち、画像DB90では、計器類画像データやサムネイル画像データは、これらのデータを個別に特定するための識別子に加えて、これらのデータを使用可能な車両の種類を表す車種識別子、およびインストルメントパネル画像形成装置50の種類を表す装置識別子とも関連づけられた形式で格納されている。したがって、この画像DB90を備えたサーバ80は、様々な種類の車両に搭載された、様々な種類のインストルメントパネル画像形成装置50から要求された計器類画像データを、要求があった車両や装置に応じて提供できる。
以下では、インストルメントパネル画像形成システム100について詳細に説明する。
このシステムでは、インストルメントパネル画像形成装置50において、運転手(運転手A)に対して、変更する計器類画像が属するカテゴリの選択の入力を促す画面をインストルメントパネル2に表示させる所までは、上述したインストルメントパネル画像形成装置1と共通する。この画面が表示されると、運転手Aは、操作部54を通じて、変更したい計器類画像が属するカテゴリ(例えば、スピードメータやタコメータなど)を選択する。すると、操作部4は、画像データ変更制御部61に、変更対象となる計器類画像が属するカテゴリを表す、カテゴリ識別信号を出力する。
カテゴリ識別信号が入力されると、画像データ変更制御部61は、この信号に、さらにインストルメントパネル画像形成装置50の種類を表す装置識別信号と、インストルメントパネル画像形成装置50が搭載されている車両の車種を表す車種識別信号を加えた、サムネイル画像データ要求信号を生成する。そして、画像データ変更制御部61は、このサムネイル画像データ要求信号を、通信部67に出力する。
サムネイル画像データ要求信号を入力された通信部67は、この信号を、サーバ通信部82に送信する。すると、サーバ通信部82は、受信したサムネイル画像データ要求信号をサーバ制御部81に出力する。
サムネイル画像データ要求信号が入力されると、サーバ制御部81は、この信号を解析し、取得対象となる計器類画像データが属するカテゴリ、車両側で使用されているインストルメントパネル画像形成装置の種類、およびインストルメントパネル画像形成装置が搭載されている車両の種類を特定する。そして、これらの特定結果を元に、サーバ制御部81は、カテゴリを表すカテゴリ識別子、車種を表す車種識別子、そして装置の種類を表す装置識別子を生成する。この後、サーバ制御部81は、これらの識別子を表す識別子信号を生成し、計器類画像データ取得部84に出力する。
この識別子信号が入力されると、計器類画像データ取得部84は、画像DB90にアクセスし、識別子信号が表す識別子に対応したサムネイル画像データを取得する。例えば、画像DB90は、まず、カテゴリ識別子に従って、アクセスするサブデータベース(スピードメータDBなどの各種計器類画像DB。背景画像DBについても同様)を決定する。次に、画像DB90は、決定したサブデータベースにアクセスして、装置識別子および車種識別子に従い、これらの識別子の両方に関連づけられた形式でサブデータベースに格納されているサムネイル画像データを、全て取得する。そして、計器類画像データ取得部84は、取得したサムネイル画像データをサーバ制御部81に出力する。
サムネイル画像データが入力されると、サーバ制御部81は、入力されたデータをサーバ通信部82に出力する。すると、サーバ通信部82は、入力されたサムネイル画像データを通信部67に送信する。
サムネイル画像データを受信すると、通信部67は、受信したデータを画像データ変更制御部61に出力する。すると、画像データ変更制御部61は、入力されたデータを画像表示部68に出力する。これによって、画像表示部68は、インストルメントパネル52に、サムネイル画像データがコードするサムネイル画像を表示させる。この後、運転手Aは、選択可能な計器類画像を、サムネイル画像の形で、インストルメントパネル52において操作部54を通じて選択できる。
ここで、運転手Aは、操作部54を通じて、インストルメントパネル52に表示されたサムネイル画像のうち、いずれか1つを選択する。すると、操作部54は、画像データ変更制御部61に、変更対象となる計器類画像を表す画像識別信号を出力する。
画像識別信号が入力されると、画像データ変更制御部61は、この信号を含んだ計器類画像データ要求信号を生成し、通信部67に出力する。すると、通信部67は、この計器類画像データ要求信号をサーバ通信部82に送信する。
計器類画像データ要求信号を受信すると、サーバ通信部82は、この信号をサーバ制御部81に出力する。すると、サーバ制御部81は、この信号を解析して、この信号に含まれる画像識別信号を元に、取得対象となる計器類画像データに対応した識別子を表す識別子信号を生成する。そして、サーバ制御部81は、この画像識別子信号を計器類画像データ取得部84に出力する。
識別子信号が入力されると、計器類画像データ取得部84は、画像DB90にアクセスし、入力された識別子信号が表す識別子を元に、この識別子に関連づけられた1つの計器類画像データを取得する。そして、計器類画像データ取得部84は、取得した計器類画像データをサーバ制御部81に出力する。
計器類画像データが入力されると、サーバ制御部81は、入力されたデータをサーバ通信部82に出力する。すると、サーバ通信部82は、入力された計器類画像データを通信部67に送信する。
計器類画像データを受信すると、通信部67は、入力されたデータを画像データ変更制御部61に出力する。すると、画像データ変更制御部61は、入力されたデータを、図示しないメモリに書き込み、かつ、画像表示部68に出力する。
これによって、画像表示部68は、入力された計器類画像データを用いて、インストルメントパネル52に表示される計器類画像を更新する。具体的には、画像表示部68は、入力された計器類画像データがコードする計器類画像を、それまで表示されていた計器類画像に換えて表示させる。したがって、運転手Aが選択した新しい計器類画像が、古い計器類画像に置き換わって、インストルメントパネル52に表示される。その後、インストルメントパネル画像形成装置1と同様、運転手Aが変更したい画像のカテゴリを選択し、選択された画像に対して、予め規定された範囲内において、運転手Aの好みの画像に変更する処理が実行される。
画像変更処理が完了すると、画像表示部19は、運転手A用のインパネ画像をインストルメントパネル2に表示させる。その一方で、識別情報付与部66は、新たなインパネ画像データに、運転手Aを識別するための情報を付与する。ここでは、画像データ変更制御部61によって生成された、運転手Aの氏名を示す識別子を、新たなインパネ画像データに関連付ける。次に、画像データ変更制御部61は、運転手Aの氏名を示す識別子が付与されたインパネ画像データを、ユーザ別画像データ格納部57に書き込む。
上述したインストルメントパネル画像形成システム100は、あくまで一例であって、他の構成のシステムとすることもできる。例えば、規制DB70をサーバ80に備えるシステムも構成可能である。
この場合、補正用のデータをサーバ80内の規制DB70から取得する補正用データ取得部(図示せず)をサーバ80に設ける。そして、サーバ80では、通信部67から送信される補正用データ要求信号に応じて、補正用データ取得部が規制DB70から補正用のデータを取得する。そして、サーバ80は、サーバ通信部82を通じて、このデータをインストルメントパネル画像形成装置50に送信する。これにより、インストルメントパネル画像形成装置50では、サーバ80から取得したパラメータ補正用のデータを用いて、パラメータ補正部65が、計器類画像データに含まれるパラメータを補正する。
また、パラメータ補正部65もサーバ80に備えるシステムも構成可能である。この場合、計器類画像の表示状態を規定するパラメータ値と、このパラメータによって表示状態が規定される計器類画像の種類を特定した識別子信号とを、サーバ80に送信する。そして、サーバ80側で、識別子信号が表す識別子を使用して規制DB70からパラメータ補正用データを取得し、受信したパラメータ値を補正する。そして、変更したパラメータ値をインストルメントパネル画像形成装置50に送信する。
この場合、インストルメントパネル画像形成装置50では、例えばパラメータ調整部64が、受信したパラメータ値を用いて、補正対象となるパラメータ値を変更すればよい。このような構成によっても、計器類画像の表示状態を規定するパラメータを補正できる。
さらには、サーバ80に対して、パラメータ値の代わりに補正対象である補正前の計器類画像データそのものを送信するシステムも可能である。このシステムでは、サーバ80においてパラメータの補正を行う。そして、サーバ通信部82が、パラメータが補正された計器類画像データをインストルメントパネル画像形成装置50に送信する。インストルメントパネル画像形成装置50では、受信した補正後の計器類画像データを含むインパネ画像データをメモリ(ユーザ別画像データ格納部)に格納し、運転手に応じて計器類画像を表示する。
このように、インストルメントパネル画像形成システム100では、インストルメントパネル画像形成装置50は、サーバ80から計器類画像データを取得する。そのため、新たに選択可能な計器類画像をコードする計器類画像データが提供された場合でも、容易にそのデータを取得できる。すなわち、サーバ側でデータが更新されたり、新規のデータが追加されたりした際にも、新しいデータを速やかに利用できる。
また、インストルメントパネル画像形成システム100では、通信部を介して、規制DBに含まれるパラメータ規制テーブルに格納されているパラメータの変更可能範囲を随時更新することができるため、インパネ画像の形成を、法改正等による規定値の変更に対応させることが可能となる。
ここで、上述したインストルメントパネル画像形成装置1やインストルメントパネル画像形成システム100は、あくまで本発明を実施するための1つの形態に過ぎないものである。すなわち、本発明は、以下に説明するように、請求項に示す範囲内において、様々に変形された形態で実施できる。
例えば、上述した計器類画像データのデータフォーマットは、画像をコードするデータフォーマットであれば任意のものでよい。すなわち、計器類画像データおよび背景画像データのデータフォーマットは、BMP(Bitmap、ビットマップ)などの画像をドット単位で格納した形式、TIFF(Tagged Image File Format)やJPEG(Joint Progressive Experts Group)やPNG(Portable Network Graphics)などの圧縮データ形式、あるいはEPS(Encapsulated PostScript)やPDF(Portable Document Format)などのベクトルデータ形式とすることができる。
なお、計器類画像データおよび背景画像データのデータフォーマットをビットマップにする場合、異なる様々なサイズの計器類画像および背景画像を表す複数のビットマップデータを用意し、これらの画像を運転手が設定したサイズに合わせて変更することによって、画像の解像度を落とすことなく表示状態を変更できる。一方、1つのビットマップデータを変更することによって、様々なサイズの計器類画像および背景画像を表示することも可能である。
また、計器類画像データおよび背景画像データは、一枚の静止画をコードするデータであってもよいし、あるいは、複数の静止画からなる動画をコードするものであってもよい。また、それぞれ1つの静止画をコードする複数の計器類画像データおよび背景画像データからなる、画像データ群であってもよい。例えば、スピードメータでは、車両の走行速度の変化に伴って、インストルメントパネルに表示する画像の状態を経時的に変化させる。したがって、スピードメータ画像をコードする計器類画像データは、それぞれの走行速度の状態を表す静止画をコードした複数の画像データからなる画像データ群とすればよい。
なお、上述した画像DB21および画像DB90は、計器類画像データおよび背景画像データ、サムネイル画像データを格納できるデータベースであれば、その形式は任意ものでよい。例えば、計器類画像データをXML(Extensible Markup Language)形式とし、背景画像データにリンクさせる構成としてもよい。これにより、例えばスピードメータ画像をダウンロードすると、スピードメータ用の背景画像も同時にダウンロードすることが可能となる。また、規制DB22、および規制DB70は、補正用のパラメータ値と、補正対象となるパラメータの種類を特定する識別子が関連づけられて格納されているデータベースであれば、その形式は任意のものでよい。すなわち、これらのデータベースは、識別子とデータとを関連づけて格納したハッシュ形式のデータベースや、あるいはリレーショナルデータベースとすることができる。
また、規制DB22および規制DB70は、いずれも、各種の計器類画像データおよび背景画像データが属するカテゴリ別に、パラメータ規制テーブルを格納している。これによって、これらのデータベースのサイズを小さくできる。しかし、これらのデータベースは、各種の計器類画像データおよび背景画像データの1つに1つに対応した、データ別のパラメータ規制テーブルを格納したものであってもよい。この場合、カテゴリ別のパラメータ規制テーブルを格納した形式に比べて、計器類画像および背景画像の少なくとも一方の表示状態をさらにきめ細かく補正できる。
また、これらのデータベースは、任意の不揮発性の記憶媒体(メモリ)に格納されていればよい。このような記憶媒体は取り外し可能であるか否かは問われない。さらに、記録媒体は、書き換え(書き込み)可能か否か、あるいは記録方法や形状も問われない。このような記録媒体を例示すると、磁気テープやカセットテープなどのテープ、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスクなどの磁気ディスク、CD−ROMや光磁気ディスク(MO)、ミニディスク(MD)、デジタルビデオディスク(DVDなどのディスクなどである。また、記録媒体は、ICカードや光カードのようなカード、あるいは、マスクROMやEPROM、EEPROMまたはフラッシュROMなどの半導体メモリであってもよい。
また、規制DB22や規制DB70では、パラメータ規制テーブルに格納されるサブテーブルの種類は、図4に示したテーブルに限定されない。すなわち、他のパラメータを補正するためのサブテーブルが、規制DB22や規制DB70のパラメータ規制テーブルに含まれていてもよい。例えば、計器類画像の輝度やコントラスト、計器類画像と他の計器類画像との間に許される距離、あるいは計器類画像に含まれる文字同士の間に許される距離などに関する補正値を格納したサブテーブルが、パラメータ規制テーブルに含まれていてもよい。
また、パラメータ補正部16やパラメータ補正部65は、パラメータの候補値を次候補に値に変更する際、全ての計器類画像に対応した全てのパラメータを一律に次候補の値にする代わりに、例えば、運転手によって指定された一部のパラメータのみを次候補の値に変更してもよい。さらに、パラメータ補正部16やパラメータ補正部65は、パラメータ補正部16やパラメータ補正部65がパラメータの変更を行った直後に、運転手による操作部4を介した補正指示を待たずに、自動的にパラメータを補正してもよい。
また、インストルメントパネル画像形成装置1では、インストルメントパネル(表示パネル)2は、画像データを表示するための表示パネルである。このインストルメントパネル2は、表示領域の横縦のサイズ比を示すアスペクト比が7:3以上の横長である。これによって、ナビゲーション画像等の付加的画像と、車両の速度や燃料等の車両状態を示す車両状態画像とを同時に表示させた場合の視認性が向上する。また、アスペクト比は、より詳細には8:3、30:9または32:9等が使用できる。このため、インストルメントパネル2は、アスペクト比がそれぞれ4:3、15:9または16:9のパネルを二つ組み合わせて作成することができる。本実施形態のインストルメントパネル2は、ワイドサイズの液晶表示パネルであるが、これに限るものではない。例えば、インストルメントパネル2として、有機あるいは無機EL(Electro Luminescence)パネルや、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode Ray Tube)などを用いてもよい。上記のことは、インストルメントパネル52も同様である。
また操作部4および操作部54における入力方式は、例えばタッチパネル、ハードキー、マウス、またはジョイスティックを用いた方式とすることができる。ここで、操作部4や操作部54をタッチパネル方式で実現する場合には、インストルメントパネル2やインストルメントパネル52と一体化した構成にできる。
また、運転手による計器類画像の表示状態の補正は、パラメータの値を直接数値で入力する方式に加えて、画像の表示状態を画面上で直接変更した後、この表示状態に対応する値にパラメータ値を変更する方式も可能である。例えば、画像のサイズを変更する場合、画像の横方向の大きさ(X)および縦方向の大きさ(Y)をそれぞれ入力する方式や、スライドバーを操作して入力する方式や、ドラッグアンドドロップによって画面上で画像のサイズを変更する方式が可能である。また、画面に「拡大」ボタンや「縮小」ボタンを表示させ、これらのボタンを運転手が操作部4を通じて押下することにより、計器類画像のサイズを変更するようにしてもよい。
また、計器類画像および背景画像データの表示状態を規定するパラメータは、計器類画像データおよび背景画像データではなく、他のファイルにまとめて保存されていてもよい。さらに、このパラメータは、計器類画像および背景画像の少なくともサイズおよび配色を規定するものであることが好ましい。これにより、計器類画像および背景画像の少なくともサイズおよび配色を変更できる。
また、本発明では、計器類画像および背景画像の少なくとも一方を変更する際、各計器類画像および背景画像の少なくとも一方が属するカテゴリ別に、表示状態を規定するパラメータを事前に設定したテンプレートファイルを使用してもよい。この場合、運転手が選択した計器類画像および背景画像の少なくとも一方の表示状態が、テンプレートファイルに記録されたパラメータ値を基にして選択直後に変更されるため、計器類画像および背景画像の少なくとも一方の選択を素早く完了させることができる。
また、インストルメントパネル画像形成装置1は、車両に搭載されるものとしたが、本明細書における車両とは、自動車のほか、自動二輪車、自転車など、移動のために運転者による操縦を必要とする陸上移動手段全般を含む。また、インストルメントパネル画像形成装置1は、車両に限らず、例えばヘリコプターや航空機、船舶など、移動のために運転者による操縦を必要とするあらゆる移動手段に適用できる。また、インストルメントパネル画像形成装置1は、移動手段に限らず、操作盤が備えられる一般機器に広く適用できる。
さらに、インストルメントパネル画像形成装置1が備える画像データ変更部10、およびインストルメントパネル画像形成装置50が備える画像データ変更部60は、車両等の移動手段を販売する店舗の端末に格納されていてもよい。この場合、端末を操作して形成した各種のインパネ画像を、ネットワーク回線を通じて移動手段に送信し、移動手段に搭載されるメモリ(ユーザ別画像データ格納部7)に記憶する。そして、上述したユーザ別インストルメントパネル画像表示装置30の動作により、運転手に応じたインパネ画像をインストルメントパネル2に表示させる。これにより、例えば、自家用車を購入する際に、販売店に設置された端末を操作して、家族全員分のインパネ画像を形成し、車両内部のメモリ(ユーザ別画像データ格納部7)にダウンロードすることが可能となる。そして、形成したそれぞれのインパネ画像を、個別の電子キーと関連付けることにより、運転手が変わる度に、その運転手用のインパネ画像を表示させることが可能となる。また、車両を運転する運転手が新たに加わった場合には、新たな運転手用のインパネ画像を車両の外部の端末から、ネットワーク回線を通じて追加することもできる。
また、通信部67とサーバ通信部82との通信方式は、無線伝送方式であれば、任意の方式でよい。このような無線伝送方式の例として、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等がある。さらに、これらの通信では、データや信号を圧縮形式で送受信してもよい。
なお、上述した各部材は、いずれも機能ブロックである。したがって、これらの部材は、CPUなどの演算手段が、図示しない記憶部に格納されたインストルメントパネル画像表示プログラムを実行し、図示しない入出力回路などの周辺回路を制御することによって、実現される。
したがって、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるインストルメントパネル画像表示プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータによって読み取り可能に記録した記録媒体を、インストルメントパネル画像形成装置に供給し、この装置に備えられるコンピュータ(またはCPUやMPU、DSP)が、記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによって、達成可能である。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。具体的には、インストルメントパネル画像形成装置1が備える画像データ変更部10、およびインストルメントパネル画像形成装置50が備える画像データ変更部60は、インストルメントパネル画像形成装置のメモリ(図示せず)に格納された所定のプログラムを、マイクロプロセッサなどの演算手段が実行することにより実現される。
一方で、上述した各部材は、上述したソフトウェアと同様の処理を行うハードウェアとして実現してもよい。この場合、本発明の目的は、ハードウェアであるインストルメントパネル画像形成装置によって達成されることになる。
また、演算手段は、単体の構成であってもよい。あるいは、装置内部のバスや各種の通信路を介して接続された複数の演算手段が、協同してプログラムコードを実行する構成であってもよい。
ここで、演算手段によって直接的に実行可能なプログラムコードそのもの、または、後述する解凍などの処理によってプログラムコードを生成可能な、データとしてのプログラムは、これらのプログラムまたはデータを記録媒体に格納し、この記録媒体を配布したり、あるいは、プログラムを、有線または無線の通信路を介して伝送するための通信ネットワークによって送信したりして配布したりすることによって、演算手段で実行されるものとする。
このとき、通信ネットワークとしては、特に限定されず、具体的には、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体(通信路)としては、特に限定されず、具体的には、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
なお、プログラムを配布する際の記録媒体は、取り外し可能であることが好ましい。しかし、プログラムを配布した後の記録媒体は、取り外し可能であるか否かを問わない。また、記録媒体は、インストルメントパネル画像表示プログラムが記録されている媒体であれば、書き換え(書き込み)可能か否か、あるいは揮発性か否かは問われず、また、記録方法および形状も問われない。
このような記録媒体を例示すると、磁気テープやカセットテープなどのテープ、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスクなどの磁気ディスク、CD−ROMや光磁気ディスク(MO)、ミニディスク(MD)、デジタルビデオディスク(DVDなどのディスクなどである。また、記録媒体は、ICカードや光カードのようなカード、あるいは、マスクROMやEPROM、EEPROMまたはフラッシュROMなどの半導体メモリであってもよい。あるいは、CPUなどの演算手段内に形成されるメモリであってもよい。
なお、プログラムコードを記録媒体から読み出して主記憶に格納するためのプログラム、および、通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードするためのプログラムは、コンピュータによって実行可能にあらかじめ装置に格納されているものとする。
また、プログラムコードは、上述した各処理の全手段を演算手段へ指示するコードであればよい。あるいは、プログラムコードは、所定の手順で呼び出すことによって、各処理の一部または全部を実行可能な基本プログラム(例えば、オペレーティングシステムやライブラリなど)がすでに存在していれば、この基本プログラムの呼び出しを、演算手段へ指示するコードやポインタなどによって、全手順の一部または全部を置き換えてもよい。
また、記録媒体にインストルメントパネル画像表示プログラムを格納する際の形式は、例えば、実メモリに配置した状態のように、演算手段がアクセスして実行可能な格納形式であればよい。または、実メモリに配置する前で、演算手段が常時アクセス可能なローカルな記録媒体(例えば、実メモリやハードディスクなど)にインストールした後の格納形式や、あるいは、通信ネットワークや搬送可能な記録媒体などから、ローカルな記録媒体にインストールする前の格納形式であってもよい。
また、インストルメントパネル画像表示プログラムは、コンパイルされた後のオブジェクトコードに限る物ではなく、ソースコードや、インタプリトまたはコンパイルの途中で生成される中間コードとして、記録媒体に格納されていてもよい。
いずれの場合であっても、圧縮された情報の解凍、符号化された情報の復元、インタプリト、コンパイル、リンク、または、実メモリへの配置などの処理、あるいは、これらの処理の組み合わせによって、中間コードを演算手段が実行可能な形式に変換可能であれば、インストルメントパネル画像表示プログラムを記録媒体に格納する際の形式にかかわらず、同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
以上のように、本発明のインストルメントパネル画像形成装置は、インストルメントパネル画像をコードする画像データに、上記機器を操作するユーザを識別するためのユーザ識別情報を付与する識別情報付与手段と、上記識別情報付与手段により上記ユーザ識別情報が付与された上記画像データを、ユーザ別画像データ格納部に格納する画像データ格納手段とを備える構成である。
そのため、特定の機器を複数のユーザが使用する場合に、ユーザに応じた表示が確実かつ容易に行えるインパネ画像を形成することができるという効果を奏する。
発明の詳細な説明の項においてなされた具体的な実施形態または実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と次に記載する請求の範囲内において、いろいろと変更して実施することができるものである。
本発明は、計器盤を備える自動車等の移動手段や、あるいは操作盤を備える制御機器などの一般機器に搭載される、表示画面デザインを形成する画像形成装置に適用できる。

Claims (10)

  1. 機器に搭載されるインストルメントパネルに表示するインストルメントパネル画像を形成するインストルメントパネル画像形成装置において、
    上記機器内外の情報をユーザに提供する計器類画像をコードする画像データに、上記機器を操作するユーザを識別するためのユーザ識別情報を付与する識別情報付与手段と、
    上記識別情報付与手段により上記ユーザ識別情報が付与された上記画像データを、ユーザ別画像データ格納部に格納する画像データ格納手段と
    上記ユーザ別画像データ格納部に格納されている、上記機器を操作するユーザ用の上記画像データがコードする計器類画像の表示状態を、該ユーザにより入力されたパラメータに基づいて変更する画像データ変更制御手段と、
    上記パラメータが、上記機器の運転時の安全性を考慮して予め定められた規定範囲内の値であるか否かを判定するパラメータ判定手段と、
    上記パラメータが上記規定範囲内の値でない場合には、上記パラメータを、上記規定範囲内の値に変更するパラメータ変更手段と、を備え、
    上記画像データ変更制御手段は、上記パラメータが上記規定範囲内の値でない場合は、上記計器類画像の表示状態を、上記パラメータ変更手段により変更されたパラメータで規定される表示状態に変更する一方、上記パラメータが上記規定範囲内の値である場合は、上記計器類画像の表示状態を、上記ユーザにより入力されたパラメータで規定される表示状態に変更することを特徴とするインストルメントパネル画像形成装置。
  2. 上記パラメータは、上記計器類画像の、サイズおよび上記インストルメントパネル画像内での位置を規定するものであることを特徴とする請求項1に記載のインストルメントパネル画像形成装置。
  3. 上記画像データ格納手段は、上記識別情報付与手段により上記ユーザ識別情報が付与された上記画像データのみを、上記ユーザ別画像データ格納部に格納し、
    上記ユーザ識別情報に対応するユーザではないユーザが上記機器を操作した場合は、インストルメントパネル画像を上記インストルメントパネルに表示させないことを特徴とする請求項1または2に記載のインストルメントパネル画像形成装置。
  4. 当該インストルメントパネル画像形成装置は、上記機器の外部に設けられ、
    上記画像データ格納手段は、上記ユーザ識別情報が付与された上記画像データを、上記機器に搭載される上記ユーザ別画像データ格納部に格納することを特徴とする請求項1または2に記載のインストルメントパネル画像形成装置。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載のインストルメントパネル画像形成装置を搭載していることを特徴とする車両。
  6. 機器に搭載されるインストルメントパネルに表示するインストルメントパネル画像を形成するインストルメントパネル画像形成方法であって、
    上記機器内外の情報をユーザに提供する計器類画像をコードする画像データに、上記機器を操作するユーザを識別するためのユーザ識別情報を付与する識別情報付与ステップと、
    上記識別情報付与ステップにより上記ユーザ識別情報が付与された上記画像データを、ユーザ別画像データ格納部に格納する画像データ格納ステップと、
    上記ユーザ別画像データ格納部に格納されている、上記機器を操作するユーザ用の上記画像データがコードする計器類画像の表示状態を、該ユーザにより入力されたパラメータに基づいて変更する画像データ変更制御ステップと、
    上記パラメータが、上記機器の運転時の安全性を考慮して予め定められた規定範囲内の値であるか否かを判定するパラメータ判定ステップと、
    上記パラメータが上記規定範囲内の値でない場合には、上記パラメータを、上記規定範囲内の値に変更するパラメータ変更ステップと、を含み、
    上記画像データ変更制御ステップでは、上記パラメータが上記規定範囲内の値でない場合は、上記計器類画像の表示状態を、上記パラメータ変更ステップにて変更したパラメータで規定される表示状態に変更する一方、上記パラメータが上記規定範囲内の値である場合は、上記計器類画像の表示状態を、上記ユーザにより入力されたパラメータで規定される表示状態に変更することを特徴とするインストルメントパネル画像形成方法。
  7. 機器に搭載されるインストルメントパネルに、インストルメントパネル画像を表示するインストルメントパネル画像表示装置において、
    請求項1〜4の何れか1項に記載のインストルメントパネル画像形成装置により画像データが格納されたユーザ別画像データ格納部から、外部から入力された、上記機器を操作するユーザを識別するためのユーザ識別情報に基づいて、該ユーザ識別情報が付与された画像データを取得するユーザ別画像データ取得手段と、
    上記ユーザ別画像データ取得手段により取得された画像データに基づいて、インストルメントパネル画像をインストルメントパネルに表示させる表示手段とを備えることを特徴とするインストルメントパネル画像表示装置。
  8. 機器に搭載されるインストルメントパネルに、インストルメントパネル画像を表示するインストルメントパネル画像表示方法であって、
    請求項に記載のインストルメントパネル画像形成方法により画像データが格納されたユーザ別画像データ格納部から、外部から入力された、上記機器を操作するユーザを識別するためのユーザ識別情報に基づいて、該ユーザ識別情報が付与された画像データを取得するユーザ別画像データ取得ステップと、
    上記ユーザ別画像データ取得ステップにより取得された画像データに基づいて、インストルメントパネル画像をインストルメントパネルに表示させる表示ステップとを含むインストルメントパネル画像表示方法。
  9. 請求項1〜4の何れか1項に記載のインストルメントパネル画像形成装置が備えるコンピュータを動作させるインストルメントパネル画像形成プログラムであって、上記コンピュータを上記の各手段として機能させるためのインストルメントパネル画像形成プログラム。
  10. 請求項に記載のインストルメントパネル画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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