JP2005096548A - 歩行者保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型軽量に形成されると共に、車両に衝突した歩行者に対する衝撃を緩和し、かつ車両外面に形成された突起物等から歩行者を保護することのできる歩行者保護装置を提供する。
【解決手段】 車両のエンジン房内に外気を導入する開口部12aが形成されたフロントフード10と、前記フロントフード10にエアバッグ1を備え、膨張展開した前記エアバッグ1により、前記車両に衝突した歩行者を保護する歩行者保護装置であって、前記エアバッグ1は、膨張展開する際、前記開口部12a内から車両外部に向けて展開し、前記車両の外面を覆う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、走行中の車両に歩行者が衝突した際、フロントフード上にエアバッグを膨張展開する歩行者保護装置に関する。
所定の速度以上で走行している車両が歩行者に衝突すると、この歩行者は、例えばフロントバンパに衝突した後、フロントフード(ボンネット)上に持ち上げられ、フロントガラス等に二次衝突することが知られている。
また、ターボエンジン搭載車においては、フロントフードに外気を導入する開口部が設けられ、この開口部に対し、外気を導くエアインテーク(外気導入フード)が形成されているが、この周辺部のフードは剛性が低い。
そのため、歩行者がフロントフード上に持ち上げられると、前記エアインテーク周辺部において、歩行者からの荷重によりフードが押し潰され、歩行者は直下に位置するエンジン等の周辺装置に衝突(二次衝突)する虞がある。
このような二次衝突から歩行者を保護するため、フロントフード下に設けられたエアバッグを膨張展開させる歩行者保護装置が特許文献1(特開平10―152018号公報)に示されている。
この特許文献1に記載された歩行者保護装置について、図14に基づき説明する。図中、車両のフロントフード50は、その外面を形成するアウターパネル51と内面を形成するインナーパネル52とが接着されることにより構成されている。そして、前記インナーパネル52上に反力板70が載置され、反力板70上にエアバッグ60が設けられる。すなわち、エアバッグ60はアウターパネル51とインナーパネル52との間に収納されている。また、前記エアバッグ60は、車体に配設された障害物検出手段(図示せず)が障害物(例えば、歩行者)を検出することにより膨張展開するように構成されている。
この歩行者保護装置において、前記障害物検出手段が歩行者との衝突を検出すると、エアバッグ60に対して作動信号が出力され、エアバッグ60が展開する。このとき、下方向の荷重は反力板70によって支えられ、エアバッグ60は上方向へと展開し、エアバッグ60の展開荷重によってアウターパネル51とインナーパネル52を接着している接着材が破砕し、アウターパネル51が上方へ移動する。
これにより、アウターパネル51の下方に展開したエアバッグ60による大きなストロークが生じるため、アウターパネル51は衝撃緩和機能を有し、フロントフード50上に乗り上げた歩行者に対して、エンジン等の周辺装置へ衝突することを防止するようになされている。
特開平10−152018号公報(第2頁右欄第46行乃至第3頁左欄第13行、第2図)
このようにエアバッグ60によりフロントフード50のアウターパネル51全体を持ち上げ、歩行者を保護する装置においては、ターボエンジン搭載車のようにエアインテークが設けられたフロントフードを有した場合、フロントフードの剛性が低下するため、アウターパネル51とインナーパネル52との間に、大きなストロークを生じさせる必要がある。
このため、エアバッグはアウターパネル全体を瞬時に持ち上げるに充分な大きさを有するものが必要であり、また、エアバッグにガスを注入するインフレータには高出力のものが要求される。また、ターボエンジン搭載車のようなフロントフード上に開口部を有する車両では、開口部の縁等の突起物に歩行者が衝突してしまう虞がある。
一方、前記特許文献1のようにフロントフード下に展開するのではなく、フロントフード上にエアバッグを展開して歩行者を保護する装置であっても、フロントフードの広範囲を覆う大きなエアバッグが必要である。
いずれにしろ、エアバッグが大型化した場合、その膨張展開に用いるインフレータ等の周辺装置も大型化していた。そのため、大型化したエアバッグおよび周辺装置の収納スペースをフロントフード下に確保する必要があった。
本発明は、前記したような事情の下になされたものであり、小型軽量に形成されると共に、車両に衝突した歩行者に対する衝撃を緩和し、かつ車両外面に形成された突起物等から歩行者を保護することのできる歩行者保護装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる歩行者保護装置は、車両のエンジン房内を覆うフロントフードと、前記フロントフードの内側に収納されたエアバッグとを備え、前記車両の外面に前記エアバッグを展開することで、前記車両に衝突した歩行者を保護する歩行者保護装置であって、前記フロントフードには、エンジン房内に外気を導入する開口部を形成し、前記エアバッグは、膨張展開する際に前記開口部から車両外部に向けて展開し、前記車両の外面を覆うことに特徴を有する。
このように構成すれば、剛性が低い、外気導入フード(エアインテーク)周辺のフロントフードが、膨張展開したエアバッグにより覆われるため、エンジン等の剛性の高いものへの歩行者の衝突を防止することができる。また、前記エアバッグは、外気導入フード周辺部のみで展開するため、エアバッグ自体の大きさを小さくすることができる。
これにより、インフレータ等の周辺機器も小型化することができるため、フロントフード内におけるエアバッグおよびインフレータ等の収納スペースを小さくすることができ、また、車両を軽量化することができる。
また、前記フロントフードに覆われると共に、前記フロントフードの前記開口部から前記エンジン房内に向けて外気の流路を形成する外気導入フードと、閉じた状態において前記流路の壁部を構成するリッドとを更に有し、前記エアバッグは、前記フロントフードと前記外気導入フードとにより形成される空間に収納され、前記エアバッグが膨張展開する際、前記リッドを開くことで前記空間と前記流路を連通させ、前記流路を介して前記開口部より、車両外部に向けて展開することが望ましい。
このように開閉自在なリッドを設けることにより、エアバッグが容易に前記リッドを押し開け、車両外部に膨張展開することができる。
また、前記リッドは、開いた状態において、前記エアバッグの展開方向を前記開口部へ導く展開路を形成することが望ましい。
このように押し開けられた前記リッドにより前記フロントフードの開口部が塞がれるため、エアバッグがエンジン房内に展開するのを防ぐことができる。また、リッドが押し開けられることにより、車両外部に向けてエアバッグの展開路が形成される。したがって、フロントフード上に乗り上げる歩行者を確実に受け止める方向にエアバッグを展開させることができる。
また、前記フロントフードの開口部から前記エンジン房内に向けて外気の流路を形成する外気導入フードを更に有し、前記フロントフードは、該フロントフードの外面を形成して前記外気導入フードを覆うアウターパネルと、前記フロントフードの内面を形成するインナーパネルとにより構成され、前記エアバッグは前記アウターパネルと前記外気導入フードとの間に収納され、前記エアバッグが膨張展開する際、前記エアバッグは前記アウターパネルと前記外気導入フードとを離間させ、前記アウターパネルに形成された前記フロントフードの開口部から車両外部に展開するようにしてもよい。
このように構成すれば、剛性が低い、外気導入フード(エアインテーク)周辺のフロントフードが、膨張展開したエアバッグにより覆われるため、エンジン等の剛性の高いものへの歩行者の衝突を防止することができる。また、前記エアバッグは、外気導入フード周辺部のみで展開するため、エアバッグ自体の大きさを小さくすることができる。
これにより、インフレータ等の周辺機器も小型化することができるため、フロントフード内におけるエアバッグおよびインフレータ等の収納スペースを小さくすることができ、また、車両を軽量化することができる。
また、前記アウターパネルと前記外気導入フードとの間隙において、前記エアバッグの展開路を形成するガイド部材を備えることが望ましい。
このようなエアバッグの展開路を形成するガイド部材を設けることによって、フロントフード上に乗り上げる歩行者を確実に受け止める方向にエアバッグを展開させることができる。
さらにまた、前記フロントフードの開口部から前記エンジン房内に向けて外気の流路を形成する外気導入フードを更に有し、前記フロントフードは、該フロントフードの外面を形成するアウターパネルと、前記フロントフードの内面を形成して前記外気導入フードが装着されるインナーパネルとにより構成され、前記エアバッグは、前記アウターパネルと、前記インナーパネルとの間に収納され、前記エアバッグが膨張展開する際、前記エアバッグは前記アウターパネルと前記インナーパネルとを離間させ、前記アウターフードに形成された前記フロントフードの開口部から車両外部に展開し、前記外気導入フードを覆うようにしてもよい。
このように構成すれば、剛性が低い、外気導入フード(エアインテーク)周辺のフロントフードが、膨張展開したエアバッグにより覆われるため、エンジン等の剛性の高いものへの歩行者の衝突を防止することができる。また、前記エアバッグは、外気導入フード周辺部のみで展開するため、エアバッグ自体の大きさを小さくすることができる。
これにより、インフレータ等の周辺機器も小型化することができるため、フロントフード内におけるエアバッグおよびインフレータ等の収納スペースを小さくすることができ、また、車両を軽量化することができる。
また、前記アウターパネルと前記インナーパネルとの間隙において、前記エアバッグの展開路を形成するガイド部材を備えることが望ましい。
このようなエアバッグの展開路を形成するガイド部材を設けることによって、フロントフード上に乗り上げる歩行者を確実に受け止める方向にエアバッグを展開させることができる。
また、前記フロントフードにおいて、前記エアバッグの後方には、前記アウターパネルと前記インナーパネルとの間に設けられた第二のエアバッグを備え、前記第二のエアバッグが膨張展開する際、前記第二のエアバッグは前記アウターパネルと前記インナーパネルを離間させ、前記フロントフードの後端から車両外部に展開することが望ましい。
このように構成すれば剛性が低い、外気導入フード周辺のフロントフードが、膨張展開したエアバッグにより覆われると共に、ワイパー等の突起物およびフロントガラスが第二のエアバッグにより覆われるため、突起物およびフロントガラスへの歩行者の衝突を防止することができる。また、前記エアバッグは、フロントフード上で局部的に展開するため、エアバッグ自体の大きさを夫々小さくすることができる。
また、これにより、インフレータ等の周辺機器も小型化することができるため、フロントフード内部におけるエアバッグおよびインフレータ等の収納スペースを小さくすることができ、車両全体を軽量化することができる。
また、前記アウターパネルと前記インナーパネルとの間隙において、前記第二のエアバッグの展開路を形成するガイド部材を備えることが望ましい。
このようなエアバッグの展開路を形成するガイド部材を設けることによって、フロントフード上に乗り上げる歩行者を確実に受け止める方向にエアバッグを展開させることができる。
本発明によれば、小型軽量に形成されると共に、車両に衝突した歩行者に対する衝撃を緩和し、かつ車両外面に形成された突起物等から歩行者を保護することのできる歩行者保護装置を提供することができる。
以下、この発明に係る歩行者保護装置について、図に示す実施形態に基づいて説明する。
先ず、図1乃至図3に本発明の第一の実施形態を示す。図1は、本発明に係る歩行者保護装置の全体を模式的に示す構成図である。図2は、前記歩行者保護装置を搭載した車両のフロントフード周辺の断面図である。図3は、前記歩行者保護装置のエアバッグが展開した状態のフロントフード周辺の断面図である。
図1に示すように、歩行者保護装置100は、車両のバンパ(図示せず)、あるいはフロントフード10への物体の衝突を検出する衝突検出部22と、前記衝突検出部22の検出結果から、車両が歩行者に衝突したことを判定する歩行者衝突判定部21を備える。そして、この歩行者衝突判定部21により歩行者の衝突を判定したときに、エアバッグの作動指示を出すエアバッグ作動指示部20を備えている。
また図1、図2に示すように、この歩行者保護装置100は、前記エアバッグ作動指示部20からの指示により、エアバッグにガスを瞬時に注入し膨張展開する機能を有するインフレータ2と、このインフレータ2に接続され、小さく折り畳まれたエアバッグ1を備えている。
そして、前記エアバッグ作動指示部20が前記インフレータ2に作動指示を送ることにより、このインフレータ2が作動し、前記エアバッグ1が膨張展開するように構成されている。
また、前記フロントフード10は、その外面を形成するアウターパネル11と、内面を形成するインナーパネル12とで構成され、夫々に外気をエンジン房に取り入れるための開口部11a、12aを有している。
そして、アウターパネル11の開口部11aからインナーパネル12の開口部12aまで外気の流路を形成するエアインテーク(外気導入フード)5が、アウターパネル11とインナーパネル12との間に設置されている。
図2の断面図に示すように、前記エアインテークの流路を形成する壁部の上面には、蝶番5bによって開閉自在な蓋体であるリッド5aが設けられ、このリッド5aのすぐ後方に前記エアバッグ1が収納されている。すなわち、前記エアバッグ1は、前記エアインテーク5とアウターパネル11との間に収納されている。
なお、図2に示すように、インナーパネル12の開口部12aの下には、エンジンを効率的に冷却する装置であるインタークーラ30が設けられている。
以上のように構成された歩行者保護装置100は、この歩行者保護装置100を備えて所定の速度(例えば30km/h)以上で走行する車両が歩行者に衝突した場合、次のように動作する。
車両のフロントバンパ(図示せず)あるいはフロントフード10が歩行者に衝突すると、衝突検出部22は、少なくとも物体に衝突したことを検出する。
そして、歩行者衝突判定部21において、車両に衝突したのが歩行者であるか否かが判定される。なお、この歩行者衝突判定部21における歩行者判定方法は、例えばフロントバンパに加わる荷重及び変形量に基づき判断しても良いし、あるいは小型のCCDカメラ等を用いて歩行者を画像認識することにより行なってもよい。
次いで、前記歩行者衝突判定部21において、車両1が歩行者に衝突したことを判定したときに、エアバッグ作動指示部20は、インフレータ2にエアバッグ1の展開指示を行なう。
そして、インフレータ2が作動し、図3に示すようにエアバッグ1がエアインテーク5のリッド5aを押し開いて倒し、アウターパネル11の開口部11aから車両外部に膨張展開して開口部11aを塞ぐ。
なおこのとき、リッド5aは、エアバッグ側に備えた蝶番5bを中心に回転することで、インナーパネル12の開口部12aを略塞ぐように配置される。すなわち、リッド5aは、エアインテークの開口部を開放した状態で、フロントフードの開口部からエンジン房内へ向けた外気の流路を略塞ぐ位置に配置される。これにより、エアバッグ1がエンジン房内に展開しないようになされている。また、リッド5aは、開いた状態で、前記エアインテーク5と前記アウターパネル11とにより、アウターパネル11の開口部11aに向けてエアバッグ1の展開路を形成し、フロントフード10上に乗り上げる歩行者を確実に受け止める方向にアウターパネル11の開口部11aからエアバッグ1を車両外部に展開させることができる。
このように車両外部に展開したエアバッグ1により、剛性が低いエアインテーク5周辺のフロントフード10が覆われ、エンジン、インタークーラ30等の剛性の高いものへの歩行者の衝突が防止される。また、フロントフード10のエア導入口をエアバッグで塞ぐことにより、エア導入口の縁等の突起物への歩行者の衝突が防がれる。
以上説明した第一の実施形態によれば、剛性が低い、エアインテーク周辺のフードが、膨張展開したエアバッグ1により覆われるため、エンジン、インタークーラ30等の剛性の高いものへの歩行者の衝突を防止することができる。また、前記エアバッグ1は、エアインテーク周辺部のみで展開するため、エアバッグ自体の大きさを小さくすることができる。
これにより、インフレータ等の周辺機器も小型化することができるため、フロントフード内部におけるエアバッグ1およびインフレータ2等の収納スペースを小さくすることができ、また、軽量化することができる。
続いて、図4乃至図6に基づき本発明の第二の実施形態を説明する。図4は、本発明に係る歩行者保護装置の第二の実施形態における全体構成図である。図5は、図4の歩行者保護装置を搭載した車両のフロントフード周辺の断面図である。図6は、図4の歩行者保護装置のエアバッグが展開した状態のフロントフード周辺の断面図である。
なお、図4乃至図6において、前記図1乃至図3で示した部位と同一の機能を有するものについては、同一の符号で示し、その詳細な説明は省略する。
図4に示すように、歩行者保護装置100は、図1と同様に衝突検出部22と、歩行者衝突判定部21と、エアバッグ作動指示部20とを備えている。
また図4、図5に示すように、この歩行者保護装置100は、前記エアバッグ作動指示部20からの指示により、エアバッグにガスを瞬時に注入し膨張展開する機能を有するインフレータ2と、このインフレータ2に接続され、小さく折り畳まれたエアバッグ1(第一のエアバッグ)を備えている。
さらに、前記エアバッグ1よりも後方には、小さく折り畳まれたエアバッグ3(第二のエアバッグ)を備え、このエアバッグ3はインフレータ4に接続されている。そして、このインフレータ4は、インフレータ2と同様に前記エアバッグ作動指示部20に接続されている。
前記エアバッグ作動指示部20が前記インフレータ2ならびにインフレータ4に作動指示を送ることにより、インフレータ2とインフレータ4とが同時に作動し、前記エアバッグ1と前記エアバッグ3とが瞬時に膨張展開するように構成されている。
前記フロントフード10は、その外面を形成するアウターパネル11と、内面を形成するインナーパネル12とで構成され、夫々に外気をエンジン房に取り入れるための開口部11a、12aを有している。
そして、前記アウターパネル11の開口部11aからインナーパネル12の開口部12aまで外気の流路を形成するエアインテーク(外気導入フード)6が、アウターパネル11とインナーパネル12との間に設置される。このエアインテーク6は、アウターパネル11上において凸状に形成されたフード部11mに覆われた状態で設けられる。そして、前記フード部11mの内側面と前記エアインテーク6の上面との接触部分G1が接着剤により接着状態とされている。
図5に示すように小さく折り畳まれた前記エアバッグ1は、前記フード部11m内において、前記エアインテーク6上の後部付近に収納される。すなわち、エアバッグ1は、アウターパネル11とエアインテーク6との間に収納される。
また、図4、図5に示すように、前記インナーパネル12には、凹状に形成されたエアバッグ収容室12bが形成され、この収容室12b内に、小さく折り畳まれた前記エアバッグ3が収納される。すなわち、エアバッグ3は、アウターパネル11とインナーパネル12との間に収納される。なお、フロントフード10の後端部におけるアウターパネル11とインナーパネル12との接触部分G2は接着剤により接着状態とされている。
また、図4に示すように、前記エアバッグ1の車幅方向における左右には、夫々ガイド部材13が設けられ、前記エアバッグ3の車幅方向における左右には、夫々ガイド部材14が設けられる。これらガイド部材13、14によって、エアバッグ1とエアバッグ3とが車幅方向に展開せず、車両前後方向に展開するようになされている。すなわち、前記ガイド部材13が、前記エアインテーク6と前記アウターパネル11と共に、エアバッグ1の展開路を形成し、前記ガイド部材14が、前記アウターパネル11とインナーパネル12と共に、エアバッグ3の展開路を形成する。これにより、フロントフード10上に乗り上げる歩行者を確実に受け止める方向にエアバッグを展開させることができる。
なお、図5に示すように、インナーパネル12の開口部12aの下には、インタークーラ30が設けられている。
以上のように構成された歩行者保護装置100は、この歩行者保護装置100を備えて、所定の速度(例えば30km/h)以上で走行する車両が歩行者に衝突した場合、次のように動作する。
車両のフロントバンパ(図示せず)あるいはフロントフード10が歩行者に衝突すると、衝突検出部22は、少なくとも物体に衝突したことを検出する。
そして、歩行者衝突判定部21において、車両に衝突したのが歩行者であるか否かが判定される。なお、この歩行者衝突判定部21における歩行者判定方法は、例えばフロントバンパに加わる荷重及び変形量に基づき判断しても良いし、あるいは小型のCCDカメラ等を用いて歩行者を画像認識することにより行なってもよい。
次いで、前記歩行者衝突判定部21において、車両1が歩行者に衝突したことを判定すると、エアバッグ作動指示部20は、インフレータ2ならびにインフレータ4にエアバッグの展開指示を行なう。
そして、インフレータ2が作動することにより、図5に示すようにエアバッグ1がエアインテーク6を覆うアウターパネル11のフード部11mを押し上げるよう作動し、前記フード部11mとエアインテーク6との接触部分G1を離間させて車両外部に膨張展開して開口部11aを塞ぐ。一方、インフレータ4が作動することにより、図5に示すようにエアバッグ3が膨張展開し、フロントフード10後端部におけるアウターパネル11eを押し上げるよう作動し、アウターパネル11eとインナーパネル12との接触部分G2を離間させてフロントフード10後端からフロントガラス30およびワイパー31を覆うように車両外部に展開する。
このようにエアインテーク5周辺に展開したエアバッグ1により、剛性が低いエアインテーク5周辺のフロントフード10が覆われ、エンジン、インタークーラ30等の剛性の高いものへの歩行者の衝突が防止される。さらに、フロントガラス32を覆うように展開したエアバッグ3により、ワイパー31等の突起物を覆い、また、フロントガラス32への歩行者の衝突を防ぐことができる。さらに、フロントフード10のエア導入口をエアバッグで塞ぐことにより、エア導入口の縁等の突起物への歩行者の衝突が防止される。
以上説明した第二の実施形態によれば、剛性が低い、エアインテーク周辺のフードが、膨張展開したエアバッグ1により覆われると共に、ワイパー31等の突起物およびフロントガラス32がエアバッグ3により覆われるため、エンジン、インタークーラ30、ワイパー31、フロントガラス32等の剛性の高いものへの歩行者の衝突を防止することができる。また、前記エアバッグ1およびエアバッグ3は、フロントフード10上で局部的に展開するため、エアバッグ自体の大きさを夫々小さくすることができる。
また、これにより、インフレータ等の周辺機器も小型化することができるため、フロントフード内部におけるエアバッグおよびインフレータ等の収納スペースを小さくすることができ、車両全体を軽量化することができる。
なお、前記第二の実施の形態においては、前記接触部分G1、G2は接着剤を用いて接着しているが、本発明は特にこれに限定されるものではない。すなわち、前記エアバッグ1およびエアバッグ3が膨張展開する際に、前記接触部分G1、G2が離間するものであればよい。
例えば図7の接触部分G1の拡大断面図に示すように、アウターパネル11のフード部11mの先端に爪部11nを形成し、この爪部11nによりエアインテーク6の先端を係止してもよい。すなわち、エアバッグ1、3が膨張展開することにより、前記爪部11nの係合が解除され、接触部分G1、G2が離間する。
また、図8の拡大断面図に示すように、アウターパネル11のフード部11mとエアインテーク6を樹脂により一体に形成し、エアバッグ1およびエアバッグ3の展開時の力により、両者の先端部を破断するようにしてもよい。
また、図9のアウターパネル11のフード部11mの正面図に示すように、前記フード部11mとエアインテーク6の接触部分G1を小さく形成することが好ましい。
その場合、フード部11mの先端の一部に折曲部11fが形成され、また、前記折曲部11fに対応するエアインテーク6の先端の一部に折曲部6fが形成される。そして、前記折曲部11fと折曲部6fとが当接され、接着剤により接着される。これにより前記接触部分G1を小さく形成することができる。
また、この場合、前記接触部分G1以外のフード部11mとエアインテーク6との間には隙間が生じるため、その隙間には風、雨水等が侵入しないようにゴム材R等を挿入することが好ましい。
なお、前記図7乃至図9に示した接触構造は、アウターパネル11とインナーパネル12との接触部分G2の接触構造としても適用することができる。
続いて、図10乃至図12に基づき本発明の第三の実施形態を説明する。図10は、本発明に係る歩行者保護装置の第三の実施形態における全体構成図である。図11は、前記歩行者保護装置を搭載した車両のフロントフード周辺の断面図である。図12は、前記歩行者保護装置のエアバッグが展開した状態のフロントフード周辺の断面図である。
なお、図10乃至図12において、前記図1乃至図6で示した部位と略同一の機能を有するものについては、同一の符号で示し、その詳細な説明は省略する。
図10に示すように、歩行者保護装置100は、図1および図4と同様に衝突検出部22と、歩行者衝突判定部21と、エアバッグ作動指示部20とを備えている。
また図10、図11に示すように、この歩行者保護装置100は、前記エアバッグ作動指示部20からの指示により、エアバッグにガスを瞬時に注入し膨張展開する機能を有するインフレータ2と、このインフレータ2に接続され、小さく折り畳まれたエアバッグ1(第一のエアバッグ)を備えている。
さらには、前記エアバッグ1よりも後方には、小さく折り畳まれたエアバッグ3(第二のエアバッグ)を備え、このエアバッグ3はインフレータ4に接続されている。そして、インフレータ4は、インフレータ2と同様に前記エアバッグ作動指示部20に接続されている。そして、前記エアバッグ作動指示部20が前記インフレータ2ならびに前記インフレータ4に作動指示を送ることにより、インフレータ2とインフレータ4とが作動し、前記エアバッグ1と前記エアバッグ3とが膨張展開するように構成されている。
また、前記フロントフード10は、その外面を形成するアウターパネル11と、内面を形成するインナーパネル12とで構成され、夫々に外気をエンジン房に取り入れるための開口部11b、12aが形成されている。
図10に示すように、前記アウターパネル11のパネル面に形成された開口部11bからは、外気の流路を形成するエアインテーク(外気導入フード)7が突出して設けられ、このエアインテーク7は、外気をインナーパネル12の開口部12aからエンジン房内に導く機能を有している。
また、図11に示すように小さく折り畳まれた前記エアバッグ1は、前記エアインテーク7よりも後側で、インナーパネル12に凹状に形成されたエアバッグ収容室12cに収納される。このように、エアバッグ1は、アウターパネル11とインナーパネル12との間に収納され、前記アウターパネル11とインナーパネル12との接触部分G3は、接着剤により接着状態とされている。
さらにまた、前記インナーパネル12において、前記エアバッグ収容室12cよりも後方には、凹状のエアバッグ収容室12bが形成され、このエアバッグ収容室12b内に、小さく折り畳まれたエアバッグ3が収納される。すなわち、エアバッグ3は、アウターパネル11とインナーパネル12との間に収納される。なお、フロントフード10の後端部10eにおけるアウターパネル11とインナーパネル12との接触部分G2は接着剤により接着状態とされている。
また、前記エアバッグ1の車幅方向における左右には、夫々ガイド部材13が設けられ、前記エアバッグ3の車幅方向における左右には、夫々ガイド部材14が設けられる。これらガイド部材13、14によって、エアバッグ1とエアバッグ3とが車幅方向に展開せず、車両前後方向に展開するようになされている。すなわち、前記ガイド部材13が、前記アウターパネル11と前記インナーパネル12と共に、エアバッグ1の展開路を形成し、前記ガイド部材14が、前記アウターパネル11とインナーパネル12と共に、エアバッグ3の展開路を形成する。これにより、フロントフード10上に乗り上げる歩行者を確実に受け止める方向にエアバッグを展開させることができる。
なお、図11に示すように、インナーパネル12の開口部12aの下には、エンジンを効率的に冷却する装置であるインタークーラ30が設けられている。
以上のように構成された歩行者保護装置100は、この歩行者保護装置100を備えて、所定の速度(例えば30km/h)以上で走行する車両が歩行者に衝突した場合、次のように動作する。
車両のフロントバンパ(図示せず)あるいはフロントフード10が歩行者に衝突すると、衝突検出部22は、少なくとも物体に衝突したことを検出する。
そして、歩行者衝突判定部21において、車両に衝突したのが歩行者であるか否かが判定される。なお、この歩行者衝突判定部21における歩行者判定方法は、例えばフロントバンパに加わる荷重及び変形量に基づき判断しても良いし、あるいは小型のCCDカメラ等を用いて歩行者を画像認識することにより行なってもよい。
次いで、前記歩行者衝突判定部21において、車両1が歩行者に衝突したことを判定すると、エアバッグ作動指示部20は、インフレータ2ならびにインフレータ4にエアバッグの展開指示を行なう。
そして、インフレータ2が作動することにより、図12に示すようにエアバッグ1がアウターパネル11を押し上げるよう作動し、アウターパネル11とインナーパネル12との接触部分G3を離間させてエアインテーク7の上方に膨張展開する。一方、インフレータ4が作動することにより、図12に示すようにエアバッグ3が膨張展開し、フロントフード10後端部におけるアウターパネル11eを押し上げるよう作動し、アウターパネル11eとインナーパネル12との接触部分G2を離間させてフロントフード10後端からフロントガラス32およびワイパー31を覆うように車両外部に展開する。このとき、アウターパネル11とエアインテーク7とがエアバッグの展開路を形成するように、エアバッグ展開時におけるアウターパネル11の位置を、エアインテーク7がアウターパネル11の開口部11bから突出しないようエアインテーク7より上方にする。
このようにエアインテーク7周辺に展開したエアバッグ1により、剛性が低いエアインテーク7周辺のフロントフード10が覆われ、エンジン、インタークーラ30等の剛性の高いものへ歩行者が衝突しなくなる。さらに、フロントガラス32を覆うように展開したエアバッグ3により、ワイパー31等の突起物を覆い、また、フロントガラス32への歩行者の衝突を防ぐことができる。
以上説明した第三の実施形態によれば、剛性が低い、エアインテーク周辺のフードが、膨張展開したエアバッグ1により覆われると共に、ワイパー31等の突起物およびフロントガラス32がエアバッグ3により覆われるため、エンジン、インタークーラ30、ワイパー31、フロントガラス32等の剛性の高いものへの歩行者の衝突を防ぐことができる。また、前記エアバッグ1およびエアバッグ3は、フロントフード10上で局部的に展開するため、エアバッグ自体の大きさを夫々小さくすることができる。
また、これにより、インフレータ等の周辺機器も小型化することができるため、フロントフード内部におけるエアバッグおよびインフレータ等の収納スペースを小さくすることができ、車両全体を軽量化することができる。
なお、前記第三の実施の形態においては、前記接触部分G2の接触方法として接着剤を用いる構成としたが、これに限定するものではなく、前記図7乃至図9に示した接触構造を適用してもよい。
また、前記エアバッグ1は、エアインテーク7周辺のフロントフード10を覆わずに、図12の二点鎖線で示すようにエアインテーク上部のみを覆うようにしてもよい。
また、前記第一乃至第三の実施の形態においては、車両が歩行者に衝突した後にエアバッグが膨張展開する構成としたが、前記全ての実施形態において、車両が歩行者に衝突する直前にエアバッグを膨張展開する構成としてもよい。
すなわち、歩行者保護装置100において、衝突検出部22と歩行者衝突判定部21の代わりに、図13に示すように、車両の物体への衝突を予知する衝突予知センサ23と、車両前方の物体が歩行者か否かを検知する歩行者検知センサ24と、それらセンサの結果から歩行者への衝突を予知する歩行者衝突予知判定部25とを設ける。そして、前記歩行者衝突予知判定部25において、車両が歩行者に衝突すると判定した場合に、エアバッグ作動指示部20が作動し、エアバッグ1、3が膨張展開するように構成してもよい。
なお、前記衝突予知センサ23は、例えばレーザレーダ、ミリ波レーダ等により前方の物体との距離を算出し、車速に応じてブレーキをかけた場合でも前方の物体と衝突する可能性を数値的に算出し、その値を予め設定された閾値と比較することにより前方の物体と衝突するか否かを予知するよう構成されている。また、前記歩行者検知センサ24は、例えば赤外線レーダ、小型CCDカメラを用いた画像センサ等により前方の物体が歩行者であるか否かを検知するよう構成されている。また、前記歩行者衝突予知判定部25は、前記衝突予知センサ23において、車両の前方の物体と車両とが衝突すると判定し、なおかつ、前記歩行者検知センサ24において、前記物体が歩行者であると検知した場合に、エアバッグ作動指示部20の作動を指示するよう構成されている。
このような構成の歩行者保護装置100においては、衝突予知センサ23及び歩行者検知センサ24との検出結果から歩行者衝突予知判定部25が車両と歩行者との衝突を予知判定すると、エアバッグ1、3が膨張展開する。すなわち、車両が歩行者に衝突する前にエアバッグ1、3を膨張展開することができる。
以上の説明で明らかなとおり、本発明によれば、小型軽量に形成されると共に、車両に衝突した歩行者に対する衝撃を緩和し、かつ車両外面に形成された突起物等から歩行者を保護することのできる歩行者保護装置を提供することができる。
図1は、本発明に係る第一の実施形態の歩行者保護装置の全体構成を示すブロック図である。 図2は、図1の歩行者保護装置を搭載した車両のフロントフード周辺の断面図である。 図3は、図1の歩行者保護装置のエアバッグが展開した状態のフロントフード周辺の断面図である。 図4は、本発明に係る第二の実施形態の歩行者保護装置の全体構成を示すブロック図である。 図5は、図4の歩行者保護装置を搭載した車両のフロントフード周辺の断面図である。 図6は、図4の歩行者保護装置のエアバッグが展開した状態のフロントフード周辺の断面図である。 図7は、図4のアウターパネルとエアインテークとの接触構造例を示す図である。 図8は、図4のアウターパネルとエアインテークとの他の接触構造例を示す図である。 図9は、図4のアウターパネルとエアインテークとの他の接触構造例を示す図である。 図10は、本発明に係る第三の実施形態の歩行者保護装置の全体構成を示すブロック図である。 図11は、図10の歩行者保護装置を搭載した車両のフロントフード周辺の断面図である。 図12は、図10の歩行者保護装置のエアバッグが展開した状態のフロントフード周辺の断面図である。 図13は、図1、図4、図10の歩行者保護装置の別の構成例を示す図である。 図14は、従来の歩行者保護装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 エアバッグ
2 インフレータ
3 エアバッグ
4 インフレータ
5 エアインテーク
5a リッド
6 エアインテーク
7 エアインテーク
10 フロントフード
11 アウターパネル
12 インナーパネル
13 ガイド部材
14 ガイド部材
20 エアバッグ作動指示部
21 歩行者衝突判定部
22 衝突検出部
23 衝突予知センサ
24 歩行者検知センサ
25 歩行者衝突予知判定部

Claims (9)

  1. 車両のエンジン房内を覆うフロントフードと、前記フロントフードの内側に収納されたエアバッグとを備え、前記車両の外面に前記エアバッグを展開することで、前記車両に衝突した歩行者を保護する歩行者保護装置であって、
    前記フロントフードには、エンジン房内に外気を導入する開口部を形成し、前記エアバッグは、膨張展開する際に前記開口部から車両外部に向けて展開し、前記車両の外面を覆うことを特徴とする歩行者保護装置。
  2. 前記フロントフードに覆われると共に、前記フロントフードの前記開口部から前記エンジン房内に向けて外気の流路を形成する外気導入フードと、
    閉じた状態において前記流路の壁部を構成するリッドとを更に有し、
    前記エアバッグは、前記フロントフードと前記外気導入フードとにより形成される空間に収納され、前記エアバッグが膨張展開する際、前記リッドを開くことで前記空間と前記流路を連通させ、前記流路を介して前記開口部より、車両外部に向けて展開することを特徴とする請求項1に記載された歩行者保護装置。
  3. 前記リッドは、開いた状態において、前記エアバッグの展開方向を前記開口部へ導く展開路を形成することを特徴とする請求項2に記載された歩行者保護装置。
  4. 前記フロントフードの開口部から前記エンジン房内に向けて外気の流路を形成する外気導入フードを更に有し、前記フロントフードは、該フロントフードの外面を形成して前記外気導入フードを覆うアウターパネルと、前記フロントフードの内面を形成するインナーパネルとにより構成され、
    前記エアバッグは前記アウターパネルと前記外気導入フードとの間に収納され、前記エアバッグが膨張展開する際、前記エアバッグは前記アウターパネルと前記外気導入フードとを離間させ、前記アウターパネルに形成された前記フロントフードの開口部から車両外部に展開することを特徴とする請求項1に記載された歩行者保護装置。
  5. 前記アウターパネルと前記外気導入フードとの間隙において、前記エアバッグの展開路を形成するガイド部材を備えることを特徴とする請求項4に記載された歩行者保護装置。
  6. 前記フロントフードの開口部から前記エンジン房内に向けて外気の流路を形成する外気導入フードを更に有し、前記フロントフードは、該フロントフードの外面を形成するアウターパネルと、前記フロントフードの内面を形成して前記外気導入フードが装着されるインナーパネルとにより構成され、
    前記エアバッグは、前記アウターパネルと、前記インナーパネルとの間に収納され、前記エアバッグが膨張展開する際、前記エアバッグは前記アウターパネルと前記インナーパネルとを離間させ、前記アウターフードに形成された前記フロントフードの開口部から車両外部に展開し、前記外気導入フードを覆うことを特徴とする請求項1に記載された歩行者保護装置。
  7. 前記アウターパネルと前記インナーパネルとの間隙において、前記エアバッグの展開路を形成するガイド部材を備えることを特徴とする請求項6に記載された歩行者保護装置。
  8. 前記フロントフードにおいて、前記エアバッグの後方には、前記アウターパネルと前記インナーパネルとの間に設けられた第二のエアバッグを備え、
    前記第二のエアバッグが膨張展開する際、前記第二のエアバッグは前記アウターパネルと前記インナーパネルを離間させ、前記フロントフードの後端から車両外部に展開することを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれかに記載された歩行者保護装置。
  9. 前記アウターパネルと前記インナーパネルとの間隙において、前記第二のエアバッグの展開路を形成するガイド部材を備えることを特徴とする請求項8に記載された歩行者保護装置。
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