JP2005096514A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】 乗心地の悪化などを招くことなく、パターンノイズの低減と耐偏摩耗性とを両立させた空気入りラジアルタイヤを提供する。
【解決手段】 ピッチバリエーションを施したブロック列4a,4b,4c,4d,4fを有するタイヤの各ブロック4の両側壁の少なくとも一方に凹部5を形成し、凹部5の容積をブロック4のピッチ長Pに対応して異ならせると共に、凹部5の容積の最大値/最小値の比をピッチ長Pの最大値/最小値の比と同等以上にする。
【選択図】 図1
【解決手段】 ピッチバリエーションを施したブロック列4a,4b,4c,4d,4fを有するタイヤの各ブロック4の両側壁の少なくとも一方に凹部5を形成し、凹部5の容積をブロック4のピッチ長Pに対応して異ならせると共に、凹部5の容積の最大値/最小値の比をピッチ長Pの最大値/最小値の比と同等以上にする。
【選択図】 図1
Description
本発明は空気入りラジアルタイヤに関し、さらに詳しくは、ブロックパターンによるパターンノイズの低減と耐偏摩耗性とを両立させた空気入りラジアルタイヤに関する。
一般に多数のブロックを周方向に配列したブロック列を有するタイヤでは、走行中にブロックが周期的に路面に接地して打音を発生するため、特定周波数の音圧レベルが増大し、所謂パターンノイズを大きくすることが知られている。この現象を極力少なくするため、従来から複数のブロックをタイヤ周方向に配列するときのピッチ長を異ならせ、これらピッチ長の配列をランダムにして音圧レベルを分散するピッチバリエーション法が採用されてきた(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、同じブロック列内に配置される各ブロックのピッチ長が異なることによりタイヤ周方向に剛性差が生ずるため、各ブロック毎に摩耗量が異なる偏摩耗が生じてしまうという問題があった。さらに、このような周方向の剛性差は、タイヤを高速走行させた際にTFV(タンジェンシャルフォースバリエーション)を増大させ、これがタイヤの振動を大きくする原因となっていた。
かかる問題の対策として、ブロック長の大小に応じてブロックの高さを変化させることにより、高速TFVを低減させるという提案がある(特許文献2参照。)しかしながら、この提案では、タイヤの半径方向の振れ(RRO)が大きくなることからユニフォミティーを悪化させ、乗心地が悪くなるという問題があった。
特開平5−608号公報
特開2002−362112号公報
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解消し、乗心地の悪化などを招くことなく、パターンノイズの低減と耐偏摩耗性とを両立させた空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延びる複数の縦溝と、該縦溝に交差する複数の横溝とを設け、これら縦溝と横溝とによって周方向に多数のブロックが配列したブロック列を形成すると共に、該ブロック列を構成するブロックのピッチ長を複数に異ならせて配列した空気入りラジアルタイヤにおいて、前記ブロックの両側壁の少なくとも一方に凹部を形成し、該凹部の容積を前記ブロックのピッチ長に対応して異ならせると共に、前記凹部の容積の最大値/最小値の比を前記ピッチ長の最大値/最小値の比と同等以上にしたことを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤは、ピッチバリエーションを施したタイヤの各ブロック列を構成するブロックの両側壁の少なくとも一方に凹部を形成し、凹部の容積を各ブロックのピッチ長に対応して異ならせると共に、凹部の容積の最大値/最小値の比をピッチ長の最大値/最小値の比と同等以上にしたので、タイヤの半径方向の振れを大きくして乗心地を悪化させることがなく、かつタイヤ周方向のブロック剛性差を抑制することによりブロックの偏摩耗の発生を抑制すると共に騒音の発生を低減することができる。
以下、添付図面を引用して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の空気入りタイヤのトレッド面の一例を示す一部平面図で、図2は図1のA−A矢視断面図である。
空気入りタイヤのトレッド面1は、タイヤ周方向Tに延びる複数の縦溝2と、これに交差する複数の横溝3とを設け、これら縦溝2と横溝3とによってタイヤ周方向Tに多数のブロック4が配列した複数(図では5)のブロック列4a,4b,4c,4d,4eを区画形成している。ブロック列4a,4b,4c,4d,4eを構成する各ブロック4は、ピッチ長Pが異なる複数種類からなり、そのピッチ長Pの異なるブロック4がタイヤ周方向Tにランダムに配列し、所謂ピッチバリエーションが施されている。
各ブロック列4a,4b,4c,4d,4eの各ブロック4には、両側壁の少なくとも一方(図では縦溝2側)の側壁の溝底より径方向外側の位置に凹部5が形成されている。各凹部5の容積は各ブロック4のピッチ長Pの大きさに略比例し、かつ同一ブロック列におけるブロック4の凹部5の容積の最大値/最小値の比がピッチ長Pの最大値/最小値の比と同等又はそれ以上に調整されている。これにより、各ブロック列4a,4b,4c,4d,4eを構成する各ブロック4の剛性を略均等にしている。
凹部5のタイヤ周方向長さLは2mm以上とし、上限をブロック4のタイヤ周方向長さYの90%にするとよい。また、凹部5のタイヤ径方向高さHを2〜5mmとし、タイヤ幅方向の深さXを0.5〜3mmにするとよい。
上述する実施形態では、凹部5を形成したブロック4の側壁を、各ブロック列4a,4b,4c,4d,4eにおいて縦溝2側とし、かつタイヤ周方向に対して左右一方の側壁に交互に形成した場合を例示したが、凹部5を形成する壁面をタイヤ周方向に対して左右交互にする必要はない。また、ブロック4の両側壁に凹部5を形成してもよく、横溝3側の側壁に凹部5を形成してもよい。なお、凹部5をブロック4の両側壁に形成する場合における凹部5の占める体積は、両側壁の凹部5の体積の和を以ってその体積とする。
本発明において、ブロック4の側壁に形成する凹部5は、各ブロック4を区画する溝の溝底より径方向外側に離れた位置に形成しているので、各ブロック4内における剛性の著しい変化を抑えることができる。また、各ブロック4の側壁に形成する凹部5の容積を、各ブロック4のピッチ長Pと連動して変化させているので、各ブロック列4a,4b,4c,4d,4eにおける各ブロック4のタイヤ周方向の剛性差を少なくして偏摩耗の発生を抑制すると共に、高速TFVを低下させて騒音の発生を低減することができる。
タイヤサイズを205/55R16 89V、トレッドパターンを図1として、ブロック列4a,4b,4c,4d,4fにおける各ブロック4を区画する縦溝2の側壁に凹部5を形成しなかった従来タイヤ(従来例1,2)と、図1に示す凹部5を形成し、各ブロック列におけるブロック4のピッチ長Pの最大値/最小値の比及び凹部5の体積の最大値/最小値の比を表1のように異ならせた本発明タイヤ(実施例1〜3)及び比較タイヤ(比較例)をそれぞれ製作した。
これら6種類のタイヤについて、以下の方法により騒音性及び耐偏摩耗性を調べ、その結果を従来例を100とする指数表示により表1に記載した。数値が大きいほど優れていることを示す。また、120km/h走行時において発生する高速TFVの値を測定し、その結果を従来例を100とする指数表示により表1に併記した。
〔騒音性〕
各タイヤを国産2.5リットルクラスの車両に装着し、走行時に発生する騒音について官能評価を実施した。
〔耐偏摩耗性〕
各タイヤを国産2.5リットルクラスの車両に装着し、テストコースを8000km走行させた後、 ヒールアンドトウ摩耗量を測定した。
〔騒音性〕
各タイヤを国産2.5リットルクラスの車両に装着し、走行時に発生する騒音について官能評価を実施した。
〔耐偏摩耗性〕
各タイヤを国産2.5リットルクラスの車両に装着し、テストコースを8000km走行させた後、 ヒールアンドトウ摩耗量を測定した。
1 トレッド面
2 縦溝
3 横溝
4 ブロック
5 凹部
P ピッチ長
2 縦溝
3 横溝
4 ブロック
5 凹部
P ピッチ長
Claims (2)
- トレッド面にタイヤ周方向に延びる複数の縦溝と、該縦溝に交差する複数の横溝とを設け、これら縦溝と横溝とによって周方向に多数のブロックが配列したブロック列を形成すると共に、該ブロック列を構成するブロックのピッチ長を複数に異ならせて配列した空気入りラジアルタイヤにおいて、
前記ブロックの両側壁の少なくとも一方に凹部を形成し、該凹部の容積を前記ブロックのピッチ長に対応して異ならせると共に、前記凹部の容積の最大値/最小値の比を前記ピッチ長の最大値/最小値の比と同等以上にした空気入りラジアルタイヤ。 - 前記凹部を前記主溝の溝底より径方向外側に離すように設けた請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003330070A JP2005096514A (ja) | 2003-09-22 | 2003-09-22 | 空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003330070A JP2005096514A (ja) | 2003-09-22 | 2003-09-22 | 空気入りラジアルタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005096514A true JP2005096514A (ja) | 2005-04-14 |
Family
ID=34459150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003330070A Pending JP2005096514A (ja) | 2003-09-22 | 2003-09-22 | 空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005096514A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008049833A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2008296858A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
WO2010066504A1 (de) * | 2008-12-09 | 2010-06-17 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Fahrzeugluftreifen |
JP2017109636A (ja) * | 2015-12-17 | 2017-06-22 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
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-
2003
- 2003-09-22 JP JP2003330070A patent/JP2005096514A/ja active Pending
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