JP2005095292A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表示装置を用いて演出を行うにあたって、発光素子の個数を減少させながらも、従来と同様の表示を行う。
【解決手段】 BBに当選すると、移動部駆動装置33のモータ42が駆動される。ベルト43の駆動に伴って移動ヘッド36及び保持部37が水平方向に移動される。保持部37には12個のLED39−1〜39−12からなるLED群39が配列されている。移動ヘッド36は原点位置と終点位置とを往復移動する。移動部36が移動している間、LED39−1〜39−12のスイッチングが行われ、人の視神経における残像現象を利用して文字列「BIG」の表示が行われる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
本明細書中ではパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはコインやパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダル(遊技媒体)投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットボタンなどによりベットすることを含む。さらに、当選役抽選により当選役に当たったことを当選、当選した当選役を構成する図柄を入賞有効ライン上に揃えることが可能な状態を内部入賞、内部入賞した当選役を構成する図柄が入賞有効ライン上に揃えられた状態を入賞とする。
最近のスロットマシンでは、3本のリールとは別に、演出表示用の表示装置を3本のリールの周辺に設け、遊技の経過や当選した当選役の種類の報知などに応じた表示を行って遊技の雰囲気を盛り上げる効果を演出しているものがある。このような表示装置では、LED等の発光素子を用いて表示領域全体に多数の発光素子を密に配置するのが一般的であり、例えば数十個〜数百個といった膨大な数の発光素子が配置されている。
しかしながら、上記のような表示装置を用いた遊技機では、膨大な数の発光素子を必要とするためにコストが高くなるという問題があった。また、これらの発光素子は同一平面上に配置されているので演出効果に乏しく、面白みに欠けるという欠点があった。
本発明は、表示装置を用いて演出を行うにあたって、発光素子の個数を減少させながらも、従来と同様の表示を行うことができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、複数種類の図柄が配列されたリールと、前記リールの図柄を表示する表示窓とを備えた遊技機において、発光素子が設けられた移動部と、前記リールの前方で、かつ、少なくとも前記表示窓の表示範囲内を、前記移動部が水平方向に移動可能となるように保持する保持部と、前記移動部を水平方向に移動させる移動部駆動装置と、前記移動部の位置に基づいて前記発光素子の点灯制御を行う制御装置とを設けたものである。
また、所定の条件が満たされた場合に遊技者に遊技上の特典を付与するか否かを抽選により決定する特典付与決定手段を設け、前記特典付与決定手段での抽選の結果に基づいて、前記制御装置は発光素子の点灯制御を行うことが好ましい。
本発明の遊技機は、発光素子が設けられた移動部と、リールの前方で、かつ、少なくともリールの表示窓の表示範囲内を、前記移動部が水平方向に移動可能となるように保持する保持部と、前記移動部を水平方向に移動させる移動部駆動装置と、前記移動部の位置に基づいて前記発光素子の点灯制御を行う制御装置とを設けたので、発光素子の残像効果を利用して演出用の表示を行うことが可能になり、表示装置を用いて演出を行うにあたって、発光素子の個数を減少させながらも、従来と同様の演出表示を行うことができる。また、本発明の遊技機の表示装置のコストが従来の表示装置を用いた遊技機のコストよりも少ない場合、1個当たりの単価が高い例えば青色LEDなどの発光素子を使用することが可能になり、従来よりも多彩な表示を行うことができる。さらには、リールが配置された場所と別の場所に表示装置を配置しなくてもよくなり、表示装置をリールと別な場所に配置した場合に比べて、より広い範囲で表示を行うことができる。
また、所定の条件が満たされた場合に遊技者に遊技上の特典を付与するか否かを抽選により決定する特典付与決定手段を設け、前記特典付与決定手段での抽選の結果に基づいて、前記制御装置は発光素子の点灯制御を行うので、当選役を決定する抽選の結果に基づいた演出用の表示を行うことが可能になり、遊技者の表示装置への興味を惹きつけるうえでより効果的となる。
図1に示すように、スロットマシン10は、筐体11の前面扉12に表示窓13が設けられ、表示窓13の奥に第1リール14a、第2リール14b、第3リール14cが回転自在に組み込まれている。周知のように、第1〜第3リール14a〜14cの外周には複数種類の図柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した状態では表示窓13を通して1リール当たり3個の図柄が観察可能になる。これにより、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞有効ラインが横3本斜め2本の合計5本が設定される。
ゲームの開始に先立ってメダル投入口16から1枚のメダルを投入したときには中央横一本の入賞有効ラインが有効化され、2枚では横3本、3枚ではさらに斜め2本を加えた5本の入賞有効ラインが有効化される。また、メダルは50枚を限度にクレジット(貯留)することが可能になっており、クレジットされているメダルの枚数は、クレジット枚数表示器17により表示される。なお、表示窓13から1リール当たり例えば4個ずつの図柄を観察できるようにしておき、横4本の入賞有効ラインのほかに、各リールごとに図柄を一個ずつ組み合わせるように折れ曲がった別の入賞有効ラインを設定することも可能である。
スタートレバー18が操作されると第1〜第3リール14aが一斉に回転される。ストップボタン19a〜19cは、これらを操作することにより、各ボタンに対応した第1〜第3リール14a〜14cが個別に停止される。ストップボタン19a〜19cの上方の操作パネルには、メダルがクレジットされた状態でゲームを行うときに操作されるベットボタン、ペイアウトボタンなどの各種の操作ボタンが設けられている。これらの操作ボタンの機能はいずれも周知であるのでその詳細については省略する。
筐体11の下部にはメダル受け皿20が設けられており、メダル受け皿20には、ゲームで入賞が得られたときに得られる配当メダルが払い出し口21から払い出される。
筐体11内でリール14a〜14cの上方には表示装置30が設けられている。表示装置30は、当選役抽選で、ビックボーナス(BB)に当選した場合に、リール14a〜14cの前方で文字列「BIG」の表示を行う。BBに当選し、BBを入賞させると、通常モードからBBモードに移行される。BBモードは、レギュラーボーナス(RB)モードに所定回数移行されるとともに、RBモードに移行される前に、小役の当選確率が高くなるRB導入モードに移行される。
図2に示すように、表示装置30は、水平方向に移動自在な移動部31と、移動部31を水平方向に移動自在に保持する保持部32と、移動部31を移動させる移動部駆動装置33と、移動部31の移動開始位置を検出する原点検出部34と、表示装置全体を制御する制御基板(制御装置)35とから構成されている。
移動部31は、移動ヘッド36と保持部37とから構成されている。移動ヘッド36は、後述するレール40に取り付けられ、水平方向(図中矢印の方向)に移動自在に保持されている。また、移動ヘッド36の背面には、一対のリブ36aが設けられている。リブ36aはそれぞれ矩形の板から構成されており、後述するベルト43を狭持している。保持部37は移動ヘッド36の前面にビス38によって取り付けられている。保持部37は透明な樹脂で形成され、移動ヘッド36が移動する方向と直交する方向のほうが長い矩形の板から構成されており、保持部37の前面にはLED群39が設けられている。LED群39は、LED(発光素子)39−1〜39−12からなる12個のLEDから構成されている。LED群39のLEDは移動部36が移動する方向と直交する方向にライン状に並べて配列されている。よって、移動ヘッド36が移動するとLED群39の軌跡によって平面が描かれる。
本実施形態においては、複数の発光素子としてLED群39を用いている。LEDは一般の電球に比べてスイッチング時間が短いため、保持部37を高速で移動させた場合でも、1回の回転の間に多数回スイッチングすることが可能であり、複雑な表示を行うことができる。また、LEDは一般の電球に比べて寿命が長いため、メンテナンスのコストを削減することができる。また、保持部37に12個のLED39−1〜39−12を配置するように説明したが保持部37に任意数のLEDを配置して構成しても良く、保持部37の数も任意数設けてよい。
保持部32は、一対のレール40、レール固定部材41から構成されている。レール40は円柱形状に形成されており、詳しくは図示しないがその両端が筐体11内に取り付けられている。レール40はレール固定部材41に形成された開口に挿通されると、互いに平行になるように位置決めされる。また、レール40は移動ヘッド36に形成された開口にも挿通されており、移動ヘッド36が移動すると移動ヘッドの移動方向がレール40によってガイドされる。
移動部駆動装置33は、モータ42とベルト43とローラ44とから構成されている。モータ43として、DCモータを用いた例について説明を行う。ベルト43は、一方がモータ42に取り付けられたローラ41a、他方がローラ44に引っかけられている。モータ42の駆動がベルト43に伝達され、モータ42の駆動によってベルト43が図中矢印の方向に駆動される。ベルト43は移動ヘッド36の一対のリブ36aによって狭持されているので、ベルト43の駆動に伴って移動ヘッド36及び保持部37が水平方向に移動される。これにより、LED群39が水平方向に移動するため、人の視神経における残像現象を利用してLED群39の移動によってカバーされる領域全体に亘る表示を行うことが可能になる。ただし、残像現象を利用するのでLED群39も移動は十分速く行う必要がある。なお、表示にちらつきを感じさせないようにするためには、例えばこの移動速度を0.6〜1.2m/s(それぞれのリール14a〜14cの幅方向の長さを合計した長さが30cmとすると、1sに1往復する程度)程度にすることが好ましい。
原点検出部34は、インデックス36bとインデックスセンサ45とで構成されている。インデックス36bは、移動ヘッド36のリブ36aの先端に設けられている。詳しくは図示しないが、インデックスセンサ45は筐体11に取り付けられている。インデックスセンサ45には、フォトダイオード(図示せず)と、フォトトランジスタ(図示せず)とが設けられており、このフォトダイオードからの光を受けるようにフォトトランジスタ(図示せず)が配置されている。インデックス36bは、移動ヘッド36が所定の原点位置にある時に、インデックス36bがフォトダイオードからフォトトランジスタへの光を遮るよう配置されている。これにより、移動ヘッド36の原点位置が検出される。また、原点検出部34により、移動ヘッド36が一往復する周期を検出することが可能である。
次に、表示装置30の電気的構成について説明を行う。図3は、表示装置30の電気的構成を示すブロック図である。制御基板35上には、表示装置30の全体の制御を行う制御部50が設けられており、制御部50には、モータ42、原点検出部34、パラレル−シリアル変換部51、電源52、後述する制御基板60が接続されており、電源52から制御基板35内の各部に電源が供給される。制御基板35からは、保持部37の各部に電源供給が行われる。
制御部50は、パラレル−シリアル変換部51を制御して、表示装置10によって表示される表示信号をパラレル信号からシリアル信号に変換して出力させる。
移動ヘッド36には、レシーバ基板53が設けられている。レシーバ基板53には、シリアル−パラレル変換部54と駆動回路55とが設けられている。レシーバ基板53と制御基板35とはフレキシブル基板56を介して接続されている。制御基板35から出力されたシリアル信号はレシーバ基板53のシリアル−パラレル変換部54に入力される。
シリアル−パラレル変換部54は、制御基板35から出力されたシリアル信号の表示信号をパラレル信号の表示信号に変換を行う。その後、パラレル信号の表示信号は、駆動回路55により受信され、この駆動回路55が受信した信号に基づいて、LED群39を駆動する。なお、駆動回路55はレシーバ基板53に形成せずに保持部37に形成しても良い。
なお、制御部50は、例えば中央演算装置、記憶装置、記憶装置に記憶されたプログラム、および制御する各部に対するインターフェースを備えて構成され、LED群39の明るさを保持部37の位置および表示信号に基づいて制御する。このため、制御部50は、モータ42、インデックスセンサ45、駆動回路55と信号のやり取りを行っている。なお、制御部50はロジック回路および制御する各部に対するインターフェースによって構成することもできる。
次に、スロットマシン10の電気的構成について説明する。図4に示すように、スロットマシン10の作動は基本的にCPU60a及びメモリ61を含む制御基板60によって管制される。制御基板60にはCPU60a及びメモリ61の他、後述する電子抽選部69、当選役決定部70が設けられている。
メダルセンサ62はメダル投入口16から投入された適正なメダルを検知し、CPU60aに入力する。メダル投入口16の奥にはセレクタが組み込まれ、不適正なメダルはメダル受け皿20に排出される。また、セレクタは不適切なタイミングでメダルの投入が行われたとき、例えばゲームの途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態で投入されたメダルについても、メダルセンサ62を経由させずにメダル受け皿20に排出する。
なお、ゲームの開始に先立って投入するメダルの枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには4枚目以降に投入されたメダルもメダルセンサ62で検知されることなくメダル受け皿20に排出される。クレジット機能のオン/オフはペイアウトボタンの1プッシュごとに切替えられる。そして、クレジット機能がオン状態のときには4枚目以降に投入されたメダルもメダルセンサ62で検知され、50枚を限度にスロットマシン内部にクレジットされる。
クレジットされたメダルの枚数はクレジット枚数表示器17でデジタル表示される。クレジット機能を用いているときには、前述した1ベットボタンやMAXベットボタンの操作によりメダルの投入操作が行われ、そのベット枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、ゲームが行われて、メダルの払い出しを伴う入賞が得られたときには配当メダルもクレジットされ、ペイアウトボタンを操作したときにクレジットされたメダルが受け皿20に払い出される。
CPU60aは、ゲームの開始に先立って投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ62からの検知信号に基づいて計数し、これにより入賞有効ラインの有効化本数を決定する。なお、クレジット枚数は図示を省略した別のクレジットメダルカウンタで計数される。
スタート信号センサ63は1〜3枚のメダルが投入された後、スタートレバー18が操作されたときにゲームスタート信号をCPU60aに入力する。ゲームスタート信号を受けて、CPU60aはメモリ61のROM領域に格納された実行プログラムに基づいて第1〜第3リール14a〜14cを回転させるとともにゲームの処理を開始する。
各リールの駆動及び停止制御は、CPU60a及びリール駆動コントローラ64によって行われる。それぞれのリールは個別のステッピングモータ65a〜65cの駆動軸に固着され、各ステッピングモータ65a〜65cの駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。なお、メモリ61のRAM領域はワーキングエリアとなっており、毎回のゲームごとに利用されるフラグやデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
ステッピングモータ65a〜65cは供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転するから、CPU60aにより駆動パルスの供給個数を制御することによって第1〜第3リール14a〜14c及びサブリール15の回転角を制御することができ、また駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決めることができる。また、各リールには、その基準位置に反射信号部66a〜66cが一体に形成され、その一回転ごとにフォトセンサ67a〜67cがそれぞれの反射信号部の通過を光電検出する。フォトセンサ67a〜67cによる検知信号は、リールごとのリセット信号としてCPU60aに入力される。
CPU60a内にはステッピングモータ65a〜65cごとにパルスカウンタが設けられ、各々のステッピングモータ65a〜65cに供給された駆動パルスの個数を計数する。そして、フォトセンサ67a〜67cからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
メモリ61のROM領域には図柄テーブルが格納され、図柄テーブルには、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、リールに一定ピッチで配列されたそれぞれの図柄を表す図柄コードとが対応づけられている。したがって、リールごとにパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中央の入賞有効ライン上にどの図柄が移動してきているのかを識別することができ、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の図柄がその入賞有効ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
ストップボタンセンサ68a〜68cは、ストップボタン19a〜19cが操作されたときにCPU60aにリールごとのストップ信号を入力する。スタートレバー18を操作して全リールの回転が始まり、これらの回転が定常速度に達した時点でストップボタン19a〜19cの操作が有効化される。その後、これらを操作することによってそれぞれ対応する第1〜第3リール14a〜14cの停止制御が開始される。
第1〜第3リール14a〜14cの停止制御は、図柄5個分の0〜4コマの範囲(引き込み範囲)内で行われ、例えばストップボタン19a〜19cが操作されたときに、入賞有効ライン上に位置している図柄から連続する4個の図柄の中に、抽選で当選された当選役を構成する図柄が含まれている場合には、第1〜第3リール14a〜14cが停止するまでの時間が遅らせられ、当選役を構成する図柄が入賞有効ライン上に停止するように第1〜第3リール14a〜14cの停止制御が行われる(引き込み制御)。
当選役決定部70で決定されていない当選役が入賞するようにストップボタン19a〜19cが操作された場合には、当選されていない図柄が入賞有効ライン上に停止しないように第1〜第3リール14a〜14cの停止制御が行われる(蹴飛ばし制御)。
なお、複数のストップボタンをほぼ同時に操作したときには、操作されたタイミングが早かった方のストップボタンに対応するリールだけが停止し、完全に同時操作したときにはいずれのリールも停止しない。また、リールの停止制御は、当選役を構成する図柄に限らず、入賞有効ライン上に停止した図柄の種類、又は図柄の組み合わせにより内部入賞している当選役を遊技者に報知する、いわゆるリーチ目を表示するようにしてもよい。
電子抽選部69及び当選役決定部70は特典付与決定手段を構成する。CPU60aは、ゲームスタート信号を受けて電子抽選部69を作動させる。電子抽選部69は乱数発生器と乱数値のサンプリング回路とを含み、ゲームが開始されるごとに1つの乱数値を抽選する。抽選された乱数値は当選役決定部70に入力される。当選役決定部70では、入力された値に応じて現在実行されたゲームでどのような当選役を与えるかを決定する。
当選役決定部70には、電子抽選部69の乱数発生器で発生される全乱数値を、複数の数値範囲にグループ分けし、それぞれのグループに当選役を割り当てた当選役抽選テーブルが複数設けられている。第1当選役抽選テーブルは、通常モードでのゲームでサンプリングされた乱数値が、BBモードに移行する権利を与えるBB、所定枚数のメダルの払出しだけを行う小役、メダルの投入なしに同じベット数で次回のゲームを行う権利を与えるリプレイ、一切当たりを発生させないハズレなどのいずれの当選役が割り当てられたグループに属しているかの判定に用いられる。そして、サンプリングされた乱数値がいずれの当選役が割り当てられたグループに属した値であるかによって当選役の種類と入賞が可能になる図柄が決められる。なお、小役当選図柄は複数種類あり、それぞれに配当メダルが割り当てられている。
当選役決定部70には、第1当選役抽選テーブルに加えて、BBモードで用いられる当選役抽選テーブルやBBが内部入賞した状態で用いられる当選役抽選テーブルが設けられている。
電子抽選部69及び当選役決定部70による当選役抽選の結果、BBが決定された場合には、CPU60aは制御部50にBBの当選信号を入力する。制御部50はBBの当選信号に応答してLED群39の点灯制御を行う。
メダルホッパー71は、当選役の種類に応じて規定枚数の配当メダルをメダル受け皿20に払い出すか、あるいはクレジットカウンタにその規定枚数を加算する。なお、当選役の種類ごとに配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはメモリ61のROM領域に格納されており、CPU60aがこれを読み取ってメダルホッパー71を駆動する。
以下、上述した遊技機10の作用について図5のフローチャートを参照して説明を行う。スロットマシン10では先ず通常モードでのゲームが行われる。ゲームの開始に先立ってメダルを1〜3枚投入すると、投入されたメダルの枚数がCPU60aによりカウントされる。スタートレバー18によりゲームスタート操作を行うとスタート信号センサ63からCPU60aにゲームスタート信号が入力され、第1〜第3リール14a〜14cの回転が開始される。
スタートレバー18が操作されると、電子抽選部69は乱数値をサンプリングし、サンプリングした乱数値を当選役決定部70の第1当選役抽選テーブルと照合する。これにより、当選役抽選が行われてハズレ又は当選役の種類が決定される。当選役抽選が終了すると当選役決定信号がCPU60aにフィードバックされる。これに応答してCPU60aはストップボタン19a〜19cの操作を有効化する。CPU60aはリールごとに設けられた前述のパルスカウンタのカウント値を参照しながらストップボタン19a〜19cの操作タイミングを監視し、当選役決定部70で決定された当選絵柄が入賞有効ライン上に停止しやすいように第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う。
電子抽選部69及び当選役決定部70での抽選でBBが決定されると、電源52は、制御基板35内の各部に電源を供給する。この電力により移動部駆動装置33のモータ42が駆動される。さらに、制御部50は、インデックスセンサ45から移動ヘッド36の原点位置と移動ヘッド36が一往復する周期Tの情報を取得する。制御部50は、この位置情報に基づいて、パラレル−シリアル変換部51を制御することにより、表示信号をパラレル信号からシリアル信号に変換して出力させる。本実施形態においては、保持部37が原点位置Aにあるときにインデックスセンサ45からの信号を制御部50が検出する。
図6はBBに当選したことを示す「BIG」という文字列を表示する場合において、保持部37の位置に対応するLED群39の点灯位置を示している。保持部37が原点位置Aから終点位置Bまで移動する間は、LED39−1〜39−12のスイッチングを行うことにより、文字列「BIG」の表示を行っている。原点位置Aから終点位置Bは、表示窓13の表示範囲も含まれており、文字列「BIG」は表示窓13の表示範囲内で表示される。保持部37は透明な樹脂で形成されているので、LED群39による文字列の表示を行っても、第1リール14a〜14cの図柄が視認不能になることはない。
図7は、LED群39の点灯位置に対応させて各LED39−1〜39−12を点灯させる表示信号のタイミングチャート図である。LED群39による文字列の表示は、例えば保持部37の位置P1では全てのLEDを非点灯とし、位置P2ではLED39−7〜39−10を点灯とし、回転位置P3ではLED39−3〜39−5、および39−7〜39−9を点灯させるというように行われる。
なお、文字列「BIG」を表示する色は、例えば単色、又は、LED群39のLEDを赤(R)・緑(G)・青(B)のLEDで構成し、複数の色やフルカラーにするなど任意の色にしても良い。また、点灯させるLEDの色に応じて表示の内容を異なるようにしてもよい。
LED群39のスイッチング及び明るさの制御は、1往復を1周期Tとして、例えば、図6のように表示する場合には、周期Tを50分割した時間でスイッチング及び明るさの制御を行い、表示パターンを変化させることにより残像効果で画像を表示させている。なお、本実施形態では、周期Tを50分割した時間でLED群39のスイッチング及び明るさの制御を行っているが、これに限るものではなく、例えば、100分割した時間でLED群39のスイッチング及び明るさの制御を行っても良い。また、50分割した時間をさらに4分割し、LEDの点灯・消灯を制御するようにしても良い。この場合、明るさの制御を行うこともできるという利点がある。
前述のように生成されたシリアル信号はフレキシブル基板56を介してシリアル−パラレル変換部54に送信される。シリアル−パラレル変換部54は、シリアル信号をパラレル信号に変換する。パラレル信号は、図6に示すパラレル信号と同様のものであり、このパラレル信号が駆動回路55に送信される。駆動回路55は、このパラレル信号に基づいて対応する位置のLED群39を発光させる。
前述したような表示は、数周期(数往復)に亘って繰り返し行われる。表示を終了する場合には、制御部50が、モータ42を停止させて、表示の処理が終了する。なお、表示の開始、終了のタイミングは任意のタイミングとなるように設定してよい。
本実施形態においては、保持部の前面にLEDを設けたが、これに限るものではなく、例えば背面にLEDを設けても良い。また、設けるLEDの個数は任意の個数にしてよくい、LEDの配列方法も任意の配列方法にしてよい。
本実施形態においては、モータ42として、DCモータを用いた例について説明したが、これに限るものではなく、例えば、パルスモータを使用しても良い。この場合は、制御部50がパルスモータの速度を制御するので、インデックスセンサ45から原点位置の情報のみを取得すれば良い。
本実施形態においては、BBが当選した場合に、文字列「BIG」を表示してBBに当選したことを遊技者に表示したが、例えば、他の当選役に当選したこと、当選役に当選したことを示す期待度、ストップボタンの操作順序、入賞有効ラインなど任意の内容を表示してよい。
本実施形態では、LED群がリールの前方に位置するように表示装置を配置したが、表示装置をリールが設けられている場所とは別の場所に配置して、リールの前方以外の場所で表示を行ってもよい。この場合、LED群を視認するための表示窓を設ければよい。
本実施形態では、リールの幅方向に保持部が移動するようにしたが、例えばリールの回転方向に保持部が移動するなど、保持部が水平方向に移動するようにすれば保持部の移動方向は任意に設定してよい。
本実施形態では、表示窓の表示範囲の幅方向に保持部は移動するようにして、表示窓全体にわたって表示を行うようにしたが、例えば各リールの前方で保持部を往復移動させて各リールごとに対応させて演出用の表示を行うようにするなど、表示範囲は任意の範囲にしてよい。
本実施形態では、発光素子としてLEDを設けたが、発光素子として例えばレーザー光源を設けるなど適宜の素子を設けてよい。発光素子としてレーザー光源を用いた場合、表示窓が形成され、リールの前方に配置されたパネルの裏面(スロットマシンの筐体の内部側の面)にレーザー光を照射すれば演出用の表示を行うことができる。
本発明は、スロットマシンに適用される他に、パチンコ機など他の遊技機にも適用することができる。
本発明を用いたスロットマシンの外観図である。 表示装置の概略構成を示す斜視図である。 表示装置の電気構成を示すブロック図である。 遊技機の作用を説明するフローチャート図である。 スロットマシンの電気的概略構成を示す機能ブロック図である。 表示装置により表示される表示面のイメージ図である。 表示信号であるパラレル信号のタイミングチャート図である。
符号の説明
10 スロットマシン
30 表示装置
31 移動部
32 保持部
33 移動部駆動装置
34 原点検出部
35 制御基板
60 制御部
60a CPU
61 メモリ
69 電子抽選部
70 当選役決定部

Claims (2)

  1. 複数種類の図柄が配列されたリールと、前記リールの図柄を表示する表示窓とを備えた遊技機において、
    発光素子が設けられた移動部と、
    前記リールの前方で、かつ、少なくとも前記表示窓の表示範囲内を、前記移動部が水平方向に移動可能となるように保持する保持部と、
    前記移動部を水平方向に移動させる移動部駆動装置と、
    前記移動部の位置に基づいて前記発光素子の点灯制御を行う制御装置とを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 所定の条件が満たされた場合に遊技者に遊技上の特典を付与するか否かを抽選により決定する特典付与決定手段を設け、前記特典付与決定手段での抽選の結果に基づいて、前記制御装置は発光素子の点灯制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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