JP2005093770A - 金属箔及び離型層付きフィルムキャリア、金属張り板の製造方法及び金属張り板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】耐熱性フィルム上に、離型層、および主として銅からなる金属箔をこの順で形成されている金属箔付きポリイミドフィルムキャリア、この金属箔付きフィルムキャリアを用い、金属箔を転写する金属張り板の製造方法およびこの方法で得られた金属張り板。
【選択図】なし
Description
(1)酸成分
ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3’,3,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタレンジカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル、ピリジン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−デカヒドロナフタレンテトラカルボン酸二無水物、4,8−ジメチル−1,2,5,6−ヘキサヒドロナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,6−ジクロロ−1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,7−ジクロロ−1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−テトラクロロ−1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,8,9,10−フェナントレンテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、1,1−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、1,1−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、ベンゼン−1,2,3,4−テトラカルボン酸二無水物、3,4,3’,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物等。
(2)ジアミン成分
4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、メタフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルプロパン、3,4’−ジアミノジフェニルプロパン、3,3’−ジアミノジフェニルプロパン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジアミノジフェニルメタン、ベンチジン、4,4’−ジアミノジフェニルサルファイド、3,4’−ジアミノジフェニルサルファイド、3,3’−ジアミノジフェニルサルファイド、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、2,6−ジアミノピリジン、ビス−(4−アミノフェニル)ジエチルシラン、3,3’−ジクロロベンチジン、ビス−(4−アミノフェニル)エチルホスフィノキサイド、ビス−(4−アミノフェニル)フェニルホスフィノキサイド、ビス−(4−アミノフェニル)−N−フェニルアミン、ビス−(4−アミノフェニル)−N−メチルアミン、1,5−ジアミノナフタレン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、3,4’−ジメチル−3’,4−ジアミノビフェニル3,3’−ジメトキシベンチジン、2,4−ビス(p−β−アミノ−t−ブチルフェニル)エーテル、ビス(p−β−アミノ−t−ブチルフェニル)エーテル、p−ビス(2−メチル−4−アミノペンチル)ベンゼン、p−ビス−(1,1−ジメチル−5−アミノペンチル)ベンゼン、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン、1,3−ジアミノアダマンタン、3,3’−ジアミノ−1,1’−ジアミノアダマンタン、3,3’−ジアミノメチル1,1’−ジアダマンタン、ビス(p−アミノシクロヘキシル)メタン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、3−メチルヘプタメチレンジアミン、4,4’−ジメチルヘプタメチレンジアミン、2,11−ジアミノドデカン、1,2−ビス(3−アミノプロポキシ)エタン、2,2−ジメチルプロピレンジアミン、3−メトキシヘキサエチレンジアミン、2,5−ジメチルヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘプタメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,12−ジアミノオクタデカン、2,5−ジアミノ−1,3,4−オキサジアゾール、2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、N−(3−アミノフェニル)−4−アミノベンズアミド、4−アミノフェニル−3−アミノベンゾエート等。
耐熱性フィルムとして、ピロメリット酸骨格とジアミノジフェニルエーテル骨格を有する東レ・デュポン(株)製ポリイミドフィルム”カプトン”150EN(37.5μm厚)を用いた。この耐熱性フィルムの上に、接着強度の異なる2種類のシリコーン系離型剤を使用し、相対的に接着強度の強い(接着強度1N/cmの)シリコーン系離型剤Aを耐熱性フィルム側に厚み1μmで形成し、次に接着強度の弱い(接着強度0.1N/cmの)離型剤Bを離型剤Aの上に厚み1μmで積層した。
耐熱性フィルムとして、ピロメリット酸骨格とジアミノジフェニルエーテル骨格を有する東レ・デュポン(株)製ポリイミドフィルム”カプトン”200H(50μm厚)を用いた。この耐熱性フィルムの上に、アルキルカーバイド系離型剤を厚み5μmで形成した。離型層の上に、電極ドラム上で形成した厚みが1μmの電解銅箔を200℃×10秒(2MPa加圧下)で転写することで金属箔付きフィルムキャリアを得た。
耐熱性フィルムとして、鐘淵化学工業(株)製ポリイミドフィルム”アピカル”25NPI(25μm厚)を用いた。この耐熱性フィルムの上に、テルペンフェノール樹脂系離型剤を厚み10μmで形成した。離型層の上に、パラジウム核付け、活性化処理、無電解銅鍍金、電解銅鍍金、無電解錫鍍金をこの順に施し、全体厚みが5μmである金属箔を形成し、金属箔付きフィルムキャリアを得た。
耐熱性フィルムとして、ビフェニルテトラカルボン酸骨格とフェニレンジアミン骨格を有する宇部興産(株)製ポリイミドフィルム“ユーピレックス”25S(50μm厚)を用いた。この耐熱性フィルムの上に、水添テルペン樹脂系離型剤を厚み2μmで形成した。離型層の上に、Niを100nm厚になるようにスパッタし、その後に銅を1000nm厚になるようにスパッタし、その後に無電解銅鍍金を0.5μm厚、電解銅鍍金を3μm施し、金属箔付きフィルムキャリアを得た。
実施例1において、耐熱性フィルムであるポリイミドフィルム”カプトン”150ENの代わりに厚さ0.15mmのアルミニウム板を用いる以外は全て実施例1と同様にして金属箔付きキャリアを形成した。
実施例2において、耐熱性フィルムである東レ・デュポン(株)製ポリイミドフィルム”カプトン”200Hの代わりに厚さ25μmの東レ(株)製ポリエステルフィルム“ルミラー”を用いる以外は全て実施例2と同様にして金属箔付きキャリアを形成した。
実施例1〜4において、金属箔を転写する際、すぐにフィルムキャリアを剥離せず、フィルムキャリア毎ロール状に巻き取った。この状態で200℃×60分(2MPa加圧下)で処理し、接着剤を硬化させた。接着剤硬化後、フィルムキャリアを剥がして外観を観察したところ、接着剤硬化による巻き締まりが大幅に緩和されており、熱による金属箔の損傷も回避されていた。
Claims (13)
- 耐熱性フィルム上に離型層、金属箔がこの順で形成されている金属箔付きフィルムキャリア。
- 金属箔厚みが10nm以上35μm以下であることを特徴とする請求項1記載の金属箔付きフィルムキャリア。
- 離型層が2種類以上の離型剤を積層した構成であることを特徴とする請求項1記載の金属箔付きフィルムキャリア。
- フィルムがポリイミドフィルムであることを特徴とする請求項1記載の金属箔付きフィルムキャリア。
- フィルムがビフェニルテトラカルボン酸骨格あるいはピロメリット酸骨格を有するポリイミドフィルムであることを特徴とする請求項1記載の金属箔付きフィルムキャリア。
- フィルムがフェニレンジアミン骨格あるいはジアミノジフェニルエーテル骨格を有するポリイミドフィルムであることを特徴とする請求項1記載の金属箔付きフィルムキャリア。
- 金属箔が銅を主たる成分とした金属箔であることを特徴とする請求項1記載の金属箔付きフィルムキャリア。
- 離型層の上に電解銅箔あるいは圧延銅箔を形成していることを特徴とする請求項1記載の金属箔付きフィルムキャリア。
- 離型層の上にラミネート、鍍金、スパッタ、蒸着のいずれかの方法で金属箔を形成していることを特徴とする請求項1記載の金属箔付きフィルムキャリア。
- 請求項1記載の金属箔付きフィルムキャリアを用い、金属箔を転写することを特徴とする金属張り板の製造方法。
- 50℃以上500℃以下で転写することを特徴とする請求項10記載の金属張り板の製造方法。
- 金属箔を転写した後すぐにキャリアを除去せず、150℃以上の高温環境下の工程まで付随させることを特徴とする請求項10記載の金属張り板の製造方法。
- 請求項10〜12いずれか記載の方法で得られた金属張り板。
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JP2003325901A JP2005093770A (ja) | 2003-09-18 | 2003-09-18 | 金属箔及び離型層付きフィルムキャリア、金属張り板の製造方法及び金属張り板 |
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
CN107660108A (zh) * | 2017-10-25 | 2018-02-02 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 金属箔组件以及移动终端的金属箔贴覆方法 |
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2003
- 2003-09-18 JP JP2003325901A patent/JP2005093770A/ja active Pending
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