JP2005090517A - 液圧装置及びその液圧装置を搭載したリフタ付き貨物車輌 - Google Patents
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Abstract
【課題】埃、雨水、泥等にさらされ、検出誤差や故障の恐れの無い液圧装置及びリフタ付き貨物車輌を実現する。
【課題を解決するための手段】液圧装置10の内部に間接的にリフタC1の位置を検出する検出手段を設け、この検出手段からのトリガ信号に基づいて、モータ2の減速制御や流量制御弁82を絞ることで、リフタC1の昇降速度を減速するようにした。
【選択図】図1
【課題を解決するための手段】液圧装置10の内部に間接的にリフタC1の位置を検出する検出手段を設け、この検出手段からのトリガ信号に基づいて、モータ2の減速制御や流量制御弁82を絞ることで、リフタC1の昇降速度を減速するようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、リフタを昇降する液圧シリンダに作動油を供給する液圧装置、及びその液圧装置を搭載したリフタ付き貨物車輌に関するものである。
従来、リフタ付きの運搬車輌において、液圧装置によって、作動油を液圧シリンダに供給したり、液圧装置のタンクに回収したりすることで、リフタを昇降させ、荷物の積み下ろし作業を行っていた。
その作業において、リフタの振動や衝撃、ひいては荷物への振動や衝撃を低減する必要があったが、特に、リフタの上昇停止前、また、下降停止前の一定区間は、リフタが所定の位置に達したことを検出して、リフタの移動速度を低減する必要があり、リフタの位置を検出するセンサを車輌側に設置し、リフタの位置に応じて、リフタ上昇時はモータの駆動を減速制御し、リフタ下降時は、タンクへの戻り流路の途中に配した流量制御弁を絞り、戻り流量を制限することで実現していた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−241401号公報(第2、3頁、図1)
しかしながら、上述のような構成では、センサを外部に取り付けるため、そのセンサは、埃、雨水、泥等にさらされ、検出誤差や故障の原因となるといった問題点を有している。さらに、液圧装置に対し信号ケーブルを配線する必要がありその手間や断線のおそれもあった。
そこで、本発明は、上述する問題を解決することを主たる課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明では、液圧装置の内部に間接的にリフタの位置を検出する検出手段を設け、この検出手段からのトリガ信号に基づいて、モータの減速制御や流量制御弁を絞ることで、停止前の所定位置からリフタの昇降速度を減速するようにしている。
以上に詳述した本発明によれば、リフタの位置を検出するセンサを液圧装置の内部に収納したことで、センサを外部にさらすことなく、即ち、路上の埃、雨水、泥等にさらすことがなく、さらには、センサと液圧装置との間の信号ケーブルも不要となるので、検出誤差や故障の原因を解消でき、センサの車輌への取り付けや信号ケーブルの配線の手間のかからない液圧装置、並びに、その液圧装置を搭載したリフタ付き貨物車輌を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
図1、本発明の一実施形態における液圧装置10の正面図を示すものである。
本実施形態における液圧装置10は、図1に示すように、液圧ポンプたる油圧ポンプ3と、前記油圧ポンプ3を駆動する電動モータ2と、前記油圧ポンプ3で油圧シリンダLへ吐出される作動油OLを収容するタンク4と、下述する検出手段と、制限手段とを具備してなる。
具体的に検出手段は、タンク4内の作動油OL量を検出するものであって、タンク4内の液面たる油面Aに追従して移動するフロートFL1、FL2と油面Aが所定位置に達したことを検出する上位置検出用油面センサS1及び下位置検出用油面センサS2(以下、センサSと総称する。)とを備えてなる。そして、前記フロートFL1、FL2が所定位置に達したとき、前記制限手段に対し、トリガ信号を発生するように構成している。
制限手段は、前記検出手段がタンク4内の油量が所定量に達したことを検出した際に、油圧シリンダLに供給する油量又は油圧シリンダLから回収する油量を制限するものである。本実施形態では、この制限手段を、前記モータの回転数を減らす制御回路(図示せず)、及び、通過油量を減らすことができる流量制御弁82によって構成している。
また、本実施形態では、油圧ポンプ3の上方には、タンク4に配管(図示せず)を介して接続されるバルブブロック8を備えるようにしている。このバルブブロック8は、図2の油圧回路図に示すように、主に切換弁81、流量制御弁82、リリーフバルブ83、チェックバルブ84から構成されるものである。
以下、このバルブブロック8について具体的に説明する。
外部電源からの電力供給により電動モータ2を回転駆動し、その回転動力を歯車ポンプ等の油圧ポンプ3に伝達することで油圧ポンプ3を駆動し、タンク4中の作動油OLを吸込みパイプP1を介して吸込み、吐出口Qから、油圧シリンダLに供給することで、ロッドRが押し出される。
一方、ロッドRを引き込める場合、油圧シリンダL内の作動油OLをタンク4に回収するが、この場合、切換弁81を作動させ、連通側に切り換えることで、シリンダL内の作動油OLが、流量制御弁82を介して、タンク4に回収される。
なお、チェックバルブ84はシリンダL内の作動油OLを保持する際に逆流を防止し、リリーフバルブ83は回路が所定圧力以上になった場合に作動油OLをタンク4に戻すという動作が行われる。
そして以上のように構成される液圧装置10は、図3に示すように、例えば、前記油圧シリンダLで昇降するリフタC1を設けたリフタ付き貨物車輌CのシャーシC2の一部に取り付けられて使用される。
特に、本実施形態では、図1に示したように、タンク4内には、油面Aに追従して、ガイドG1、G2に沿って移動するフロートFL1、FL2により、油面Aが所定位置に達したことを検出するセンサSが設けられ、一方は、油圧シリンダLのロッドが押し出され、リフタC1が上昇して減速する時点に達したことを検出できるように、他方は、ロッドが引き込められ、リフタC1が下降して減速する時点に達したことを検出できるように配置される。
そして、リフタC1の上昇時、油圧シリンダLに供給された作動油OLによりロッドが押し出され、リフタC1が所定位置に達したとき、すなわち、タンク内の作動油OLが減り、油面Aが所定位置に達したとき、下位置検出用油面センサS2からトリガ信号が制限手段の制御回路に送られ、電動モータ2を減速することで油圧シリンダLへ供給される作動油OLの量が制限され、リフタC1の上昇速度が減速し、リフタC1が可動域の上端で車輌に当たる際の衝撃をやわらげることができる。
また、リフタC1の下降時、切換弁81、流量制御弁82を介して、油圧シリンダL内の作動油OLがタンク4内へ戻されるが、リフタC1が所定位置に達したとき、すなわち、タンク4内の作動油OLが増え、油面Aが所定位置に達したとき、上位置検出用油面センサS1からのトリガ信号が制限手段の流量制御弁82に送られ、流量制御弁82が絞られ、タンク4へ回収される作動油OLの通過量を制限されることで、リフタC1の下降速度が減速し、リフタC1が可動域の下端にて地面に当たる際の衝撃をやわらげることができる。
<変形例>
なお、以下の実施態様も本発明に含まれる。本実施形態では、油面Aに追従して移動するフロートFL1、FL2の位置が所定位置に達したときに、トリガ信号を発生するセンサSを使用したが、それには限られない。例えば、油面に光(レーザー)を照射し、反射光を検知してその強さや時間で油面までの距離を測定する光学方式、油面に対して発射した超音波の反射波を検知して、その強さや時間で油面までの距離を測定する超音波方式、さらには、所定位置に発光素子と受光素子とを配置し、作動油と空間における透過光量の差により、油面の到達を検出する方式でも実施可能である。
<変形例>
なお、以下の実施態様も本発明に含まれる。本実施形態では、油面Aに追従して移動するフロートFL1、FL2の位置が所定位置に達したときに、トリガ信号を発生するセンサSを使用したが、それには限られない。例えば、油面に光(レーザー)を照射し、反射光を検知してその強さや時間で油面までの距離を測定する光学方式、油面に対して発射した超音波の反射波を検知して、その強さや時間で油面までの距離を測定する超音波方式、さらには、所定位置に発光素子と受光素子とを配置し、作動油と空間における透過光量の差により、油面の到達を検出する方式でも実施可能である。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
2・・・モータ(電動モータ2)
3・・・液圧ポンプ(油圧ポンプ)
4・・・タンク
10・・・液圧装置
82・・・流量制御弁
A・・・液面(油面)
C・・・リフタ付き貨物車輌
C1・・・リフタ
FL1、FL2・・・フロート
L・・・液圧シリンダ
OL・・・作動油
P1・・・吸込パイプ
P2・・・戻りパイプ
3・・・液圧ポンプ(油圧ポンプ)
4・・・タンク
10・・・液圧装置
82・・・流量制御弁
A・・・液面(油面)
C・・・リフタ付き貨物車輌
C1・・・リフタ
FL1、FL2・・・フロート
L・・・液圧シリンダ
OL・・・作動油
P1・・・吸込パイプ
P2・・・戻りパイプ
Claims (5)
- 少なくとも、液圧ポンプと、前記液圧ポンプを駆動するモータと、前記液圧ポンプで液圧シリンダへ吐出される作動油を収容するタンクとを具備した液圧装置であって、
タンク内の作動油量を検出する検出手段と、前記検出手段がタンク内の油量が所定量に達したことを検出した際に、液圧シリンダに供給する油量又は液圧シリンダから回収する油量を制限する制限手段とを具備したことを特徴とする液圧装置。 - 前記検出手段が、タンク内の液面に追従して移動するフロートを備え、そのフロートが所定位置に達したとき、前記制限手段に対し、トリガ信号を発生することを特徴とする請求項1記載の液圧装置。
- 前記制限手段が、前記モータの回転数を減らす制御回路であることを特徴とする請求項1又は2記載の液圧装置。
- 前記制限手段が、通過油量を減らすことができる流量制御弁であることを特徴とする請求項1又は2記載の液圧装置。
- 請求項1乃至4いずれか記載の液圧シリンダでリフタを昇降することを特徴とするリフタ付き貨物車輌。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003320423A JP2005090517A (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | 液圧装置及びその液圧装置を搭載したリフタ付き貨物車輌 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003320423A JP2005090517A (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | 液圧装置及びその液圧装置を搭載したリフタ付き貨物車輌 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005090517A true JP2005090517A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34452376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003320423A Pending JP2005090517A (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | 液圧装置及びその液圧装置を搭載したリフタ付き貨物車輌 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005090517A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007302107A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Shimadzu Corp | 車両用液圧装置 |
JP2008275073A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Eiko Denki Kogyo Kk | 昇降装置用パワーユニット及び昇降装置の制御方法 |
CN104985858A (zh) * | 2015-06-18 | 2015-10-21 | 合肥合锻机床股份有限公司 | 液压机油泵安装装置及适用于低液位的立式油泵电机组 |
-
2003
- 2003-09-11 JP JP2003320423A patent/JP2005090517A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007302107A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Shimadzu Corp | 車両用液圧装置 |
JP2008275073A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Eiko Denki Kogyo Kk | 昇降装置用パワーユニット及び昇降装置の制御方法 |
JP4555841B2 (ja) * | 2007-04-27 | 2010-10-06 | 永興電機工業株式会社 | 昇降装置用パワーユニット及び昇降装置の制御方法 |
CN104985858A (zh) * | 2015-06-18 | 2015-10-21 | 合肥合锻机床股份有限公司 | 液压机油泵安装装置及适用于低液位的立式油泵电机组 |
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