JP2009119918A - パワーユニット及び荷受台昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユニットが長くなることを防止することのできるパワーユニットを提供する。
【解決手段】モータ155と、このモータ155の回転により作動油を吐出するポンプ142と、モータ155とポンプ142との間に介在している連結部材160と、ポンプ142から吐出した作動油が流れるバルブブロック150とを備えている。モータ155、連結部材160及びポンプ142が同一の直線X上に直列として設けられている。モータ155からポンプ142までの直線Xの方向に沿った長さ範囲B内において、モータ155、連結部材160及びポンプ142と並列に、バルブブロック150が設けられている。
【選択図】 図9

Description

この発明は、パワーユニット及びこれを備えた荷受台昇降装置に関する。
貨物自動車に搭載される荷受台昇降装置は、車体フレームに固定される本体フレームと、荷物を載せる荷受台と、この荷受台を車体フレームに昇降可能として取り付けているアームと、荷受台を昇降させるために伸縮する油圧シリンダと、この油圧シリンダを伸縮動作させるパワーユニットとを備えている。このパワーユニットは、油圧シリンダを伸縮させる油圧駆動装置と、この油圧駆動装置を制御する制御装置(マイコン)とを有している(例えば、特許文献1参照)。
また、本体フレームには、荷受台の位置を検出するセンサやコントロールボックスが設けられており、制御装置は、これらセンサ及びコントロールボックスのスイッチと、ケーブルを介して繋がっている。油圧駆動装置は、作動油を溜めているタンク、モータによって駆動するポンプ、電磁弁等を有している。そして、制御装置は、前記センサ及びスイッチからの信号に応じて油圧駆動装置の各機器の動作を制御している。
荷受台昇降装置のパワーユニットでは、前記ポンプとしてギヤポンプを採用することができる。この場合、パワーユニットは、ギヤポンプを動作させるモータと、ギヤポンプから吐出した作動油が流れる流路及び前記電磁弁等が内部に設けられているバルブブロック(マニホールドブロック)とを備えている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載のものは、モータ、ギヤポンプ及びバルブブロックが、同一の直線上に直列として設けられている。つまり、これらはモータの出力軸に平行な方向に並んで設けられている。
特開2006−248263号公報 特開平7−80366号公報(図1参照)
前記特許文献2のような、モータ、ギヤポンプ及びバルブブロックが、同一の直線上に直列として設けられた場合、これらを収容しているパワーユニットは、前記直線方向(モータの出力軸に平行な方向)に長くなってしまう。
そして、パワーユニットは、荷受台昇降装置の本体フレームに取り付けられるが、その取り付け位置は、車両の後部でかつ左右方向の一方側である。パワーユニットの取り付け位置の前方には、車両の後輪(タイヤボックス)が存在し、後方には荷受台が存在し、左右方向の側方には荷受台昇降装置のアームが存在している。このように、パワーユニットの取り付けスペースは限られた範囲内に限られている。したがって、パワーユニットが長くなってしまうと、パワーユニットの取り付けが不可能となるおそれがある。
そこで、この発明は、ユニットが長くなることを防止することのできるパワーユニット及びこのパワーユニットを備えた荷受台昇降装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するためのこの発明は、モータと、このモータの回転により作動油を吐出するポンプと、前記ポンプから吐出した作動油が流れる流路及び弁体が内部に設けられているバルブブロックとを備え、前記モータ及び前記ポンプが直列として設けられており、これらモータ及びポンプが直列として設けられている方向に沿った総長さの範囲内において当該モータ及びポンプと並列に前記バルブブロックが設けられているものである。
このパワーユニットによれば、モータ及びポンプが直列として設けられている方向(直列の方向)に沿った総長さの範囲内において、これらモータ及びポンプと並列に、バルブブロックが設けられているため、つまり、バルブブロックが、モータ及びポンプと直列として設けられていないため、パワーユニットが、バルブブロックの長さぶんについて、前記直線方向に長くなることを防止することができる。
また、前記パワーユニットは、前記モータと前記ポンプとを連結する連結部材を更に備え、前記連結部材は、前記バブルブロックを前記直列の方向に直交する方向に接続している接続部と、前記ポンプから吐出された作動油を前記バブルブロックへと流す流路と、を有しているのが好ましい。
これによれば、バブルブロックが連結部材の接続部に接続されることで、モータやポンプを設計変更することなく、バルブブロックを、モータ及びポンプと並列に設けることができる。
また、前記パワーユニットは、前記連結部材、前記モータ、前記ポンプ及び前記バルブブロックを内部に収容するユニットボックスを更に備え、前記連結部材は、当該連結部材を前記ユニットボックスに取り付けている取付部を有しているのが好ましい。
これによれば、連結部材の取付部をユニットボックスに取り付けることで、モータ、ポンプ及びバルブブロックをユニットボックスに対して固定することができる。このように連結部材の取付部を、モータ、ポンプ及びバルブブロックの取り付け用の部材として兼用することができ、部品の省略化が可能となる。
また、このパワーユニットにおいて、前記連結部材は、前記取付部と前記ユニットボックスとの間に介在している防振部材を更に有しているのが好ましい。
これによれば、連結部材の取付部とユニットボックスとの間に防振部材が介在していることで、ポンプ及びバルブブロックの振動によってパワーユニットが振動することを抑制することができる。また、この防振部材をポンプ及びバルブブロック用として兼用することができ、部品の省略化が可能となる。なお、バルブブロックの振動は、例えば内部に設けられた弁体が動作した際に発生する。
また、この発明は、車体フレームに取り付けられる本体フレームと、前記本体フレームに対して昇降可能に設けられかつ荷物を載せる荷受台と、前記荷受台を昇降させるアクチュエータと、前記本体フレームに取り付けられ前記アクチュエータを動作させる前記パワーユニットとを備えているものである。
この荷受台昇降装置によれば、前記パワーユニットにおいて、バルブブロックが、モータ及びポンプと並列に設けられていることから、パワーユニットを前記直列の方向に短くすることができる。このため、前記直列の方向の取り付けスペースが小さくてもパワーユニットを取り付けることが可能となる。
この発明によれば、バルブブロックが、モータ及びポンプと並列に設けられていることから、パワーユニットが、前記直列の方向に長くなることを防止することができる。これにより、パワーユニットの前記直列の方向の取り付けスペースが小さくても、パワーユニットを荷受台昇降装置に取り付けることが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は荷受台昇降装置1の実施の一形態を示す側面図である。荷受台昇降装置1は、車両(貨物自動車)の車体フレーム2の後部に取り付けられており、荷受台30を昇降させることにより車体フレーム2上の荷箱35と地面との間で荷物の積み降ろしを行なう。
このために、荷受台昇降装置1は、車体フレーム2に取り付けられる本体フレーム5と、荷物を載せる荷受台30と、この荷受台30を本体フレーム5に昇降自在として取り付けているアーム22,24と、荷受台30を昇降及び前後動させるアクチュエータ(後述のリフトシリンダ及びスライドシリンダ)と、これらアクチュエータの動作及び制御を行なう動作用機器を内部に有しているパワーユニットとを備えている。
この実施形態において、前記アクチュエータは油圧シリンダであり、前記動作用機器は、この油圧シリンダを動作させる油圧駆動装置と、この油圧駆動装置の動作を制御する制御装置とからなる。パワーユニットについては後に説明する。
さらに、この荷受台昇降装置1は、荷受台30を荷箱35の床下の格納位置に格納することができる。図2は、荷受台30を格納位置に格納した状態の側面図である。そして、この図2の状態は車両の走行可能状態である。
図1において、荷受台30は、基部荷受台31と、これに対して折り返し(折り畳み)又は展開可能に連結された先部荷受台32とを備えている。積荷作業時では、先部荷受台32は車両後方へ展開され、荷受台30の上面には、基部荷受台31から先部荷受台32へ略真っ直ぐに連続した荷受面が構成される。一方、荷受台30を、荷箱35の床下に格納する格納動作の際及び荷受台30が格納された状態では、先部荷受台32は基部荷受台31に対して前方へ折り返された状態にある。
図3は荷受台昇降装置1の平面図である。荷受台昇降装置1の本体フレーム5は、車体フレーム2に固定される固定フレーム3と、この固定フレーム3に対して車両前後方向に移動可能である可動フレーム4とを有している。固定フレーム3は、車幅方向の左右に一対設けられ車両前後方向に水平に延びるレール26と、これらレール26を車体フレーム2に取り付けるための複数(図例では左右合計6個)のブラケット27とを有している。
図1と図2において、可動フレーム4は、左右一対の支持部材11と、これら支持部材11を車幅方向に連結している連結部材12とを有している。支持部材11及び連結部材12が前記レール26に前後移動可能として取り付けられている。なお、支持部材11は、複数の部材によって組み立てられ構成されている。
支持部材11の上下位置のそれぞれに、上アーム22の基端部及びリフトシリンダ23の基端部が回動可能として取り付けられている。リフトシリンダ23は上アーム22の長手方向に沿って設けられており、その先端部は上アーム22の先端側の所定位置に回動可能として取り付けられている。このリフトシリンダ23の伸縮動作により、上アーム22にその基端部回りのトルクを付与することができる。また、支持部材11には下アーム24の基端部が回動可能として取り付けられている。
上アーム22及び下アーム24により、これらの基端部側の支点及び先端部側の作用点を結ぶ四角形が平行四辺形となる平行リンクLが構成されている。この平行リンクLの先端側に、荷受台30が取り付けられている。リフトシリンダ23の伸縮動作により、平行リンクLの先端側を昇降動作させることができる。つまり、荷箱35の後方において、荷受台30を荷箱35の床に対応させる(つまり、荷箱35の床面と同じ高さとする)上昇位置と、荷受台30を地面に接地させた接地位置との間を昇降させることができる。
図3において、荷受台昇降装置1は、荷受台30を車両前後方向に移動させるためのスライドシリンダ37を有している。スライドシリンダ37は、左右一対のレール26の間に設けられており、車両前後方向に伸縮する。スライドシリンダ37が伸縮することによって、固定フレーム3に対して可動フレーム4(支持部材11)をレール26に沿って前後方向に移動させることができる。このスライドシリンダ37により、先部荷受台32が折り返し状態とされた荷受台30を、前後移動させることができ、荷受台30を車両前方側へ移動させることで当該荷受台30を格納位置とすることができる。
このように、荷受台昇降装置1は、荷受台30を動作させるアクチュエータとして前記リフトシリンダ23及び前記スライドシリンダ37を備えている。これらリフトシリンダ23及びスライドシリンダ37は油圧シリンダからなる。さらに、荷受台昇降装置1は、これらアクチュエータの動作及び制御を行なうパワーユニット39、並びに、これらアクチュエータを操作するためのコントロールボックス40を備えている。図3において、パワーユニット39は可動フレーム4の左右方向の一方側(図例では右側)に取り付けられており、コントロールボックス40は可動フレーム4の左右方向の他方側(図例では左側)に取り付けられている。
図4は、パワーユニット39及びコントロールボックス40を含む荷受台昇降装置1の電気回路を説明する概略図である。図5はパワーユニット39及び前記アクチュエータの油圧回路図である。
パワーユニット39は、油圧駆動装置(油圧回路部)10と、この油圧駆動装置10の動作を制御する制御装置7とを内部に有している。
コントロールボックス40は、制御装置7とケーブルC1を介して接続されている。コントロールボックス40は、作業者が荷受台30を昇降動作等させるために操作するコントロールスイッチ40aを有している。
図4において、荷受台昇降装置1は、荷受台30が所定位置にあることを検知する複数のセンサ16a,16b,16c,16dをさらに備えている。このセンサは、例えば、荷受台30が後端位置にある状態、前端位置にある状態、格納位置にある状態(格納完了状態)等、荷受台30の位置を検知するものである。これらセンサはそれぞれ、固定フレーム3、可動フレーム4及び平行リンクL等に適宜取り付けられている。そして、荷受台30が所定位置まで移動した際、センサがこれを検出し、検出信号がパワーユニット39の制御装置7へ送信され、制御装置7がリフトシリンダ23及びスライドシリンダ37を制御し動作させる。このために、前記センサのそれぞれと前記制御装置7とは、ケーブルC2を介して接続されている。
図5において、スライドシリンダ37は、パワーユニット39内の油圧駆動装置10と接続されている。リフトシリンダ23は、電磁弁(切換弁)126を介して油圧駆動装置10と接続されている。なお、この電磁弁126はパワーユニット39の外部に存在しており、リフトシリンダ23の近傍に設けられている。
パワーユニット39内の油圧駆動装置10は、作動油を溜めているタンク141、モータ155、このモータ155によって駆動するポンプ142、電磁弁143,144,145,146、逆止弁147、絞り弁148、及び、圧力制御弁149を有しており、図示しているように接続して構成されている。電磁弁143,144,145,146、逆止弁147、絞り弁148、及び、圧力制御弁149は、後述するバルブブロック150(図6参照)として一体に構成されている。また、電磁弁126,143,144,145,146はそれぞれ逆止弁及びソレノイドを有している。
前記制御装置7は、制御基板(図示せず)に実装されたCPU及びメモリ等を有するマイコンよりなる電気機器である。制御装置7は、電磁弁(ソレノイド)126,143,144,145,146及びポンプ142(モータ155)の動作を制御するものであり、これにより、スライドシリンダ37及びリフトシリンダ23の伸縮動作を制御することができる。具体的には、制御装置7は、荷受台30を、荷箱35の下の格納位置と、荷物の積み降ろし作業のための荷箱35の後方の作業位置(荷箱の後ろの位置)との間を移動させる制御、及び、作業位置で荷受台30を昇降させる制御を行うことができる。
以上の構成により、作業者がコントロールスイッチ40a(図4参照)を操作するとこのコントロールボックス40からの操作信号に基づいて、又は、前記センサ16a,16b,16c,16dの検出信号に基づいて、制御装置7は油圧駆動装置10を制御する。すなわち、コントロールボックス40からの信号を受けた制御装置7が、その信号に基づいて油圧駆動装置10を動作させ、油圧駆動装置10がリフトシリンダ23及びスライドシリンダ37を伸縮させることにより荷受台30に所定の動作を行なわせたり、センサからの信号を受けた制御装置7が、その信号に基づいて油圧駆動装置10の動作を制御し、油圧駆動装置10がリフトシリンダ23及びスライドシリンダ37の伸縮を停止させて荷受台30を所定位置に停止させたりすることができる。
パワーユニット39の構成についてさらに説明する。図6はパワーユニット39の斜視図であり、図7は正面図であり、図8は断面図である。図6と図7では、後述するカバーを外した状態としている。パワーユニット39は、前記油圧駆動装置10と、荷受台30を昇降させる制御用の前記制御装置7と、油圧駆動装置10及び制御装置7を内部に収容するユニットボックス6とを備えている。
ユニットボックス6は、油圧駆動装置10及び制御装置7を内部に格納している箱本体部(主筐体)8を有している。箱本体部8は、底壁部8a、左右の側壁部8b,8c、前後の壁部8d,8e、上壁部8fを有する直方体からなる。図8において、側壁部8cと上壁部8fとによって鋼板製のカバーが構成されており、カバーはユニットボックス6内の保守管理を容易とするために、ネジ部材によって取り外し可能となっている。壁部8d(以下、前壁部8dという)を車両前方側とし、壁部8e(以下、後壁部8eという)を車両後方側として、ユニットボックス6は、可動フレーム4(又は固定フレーム3)に取り付けられる。
前壁部8dは油圧駆動装置10のオイルタンク141によって構成されている。後壁部8e及び側壁部8bは鋼板製であり、底壁部8aは金属製であり具体的にはアルミダイカスト製である。これら壁部が組み立てられて箱本体部8を構成しており、これら壁部によって囲まれて形成された空間に、制御装置7及び油圧駆動装置10が収容されている。
図9はパワーユニット39の前後左右及び上部の壁部を取り外した状態での背面図である。油圧駆動装置10の配置について具体的に説明すると、箱本体部8内に、モータ155と、このモータ155の回転により作動油を吐出するポンプ142と、ポンプ142に取り付けられた連結部材160と、バルブブロック150とが設けられている。
図9において、モータ155は出力軸155aを有しており、出力軸155aは車両前後方向を軸線方向としている。図示している形態では、出力軸155aはモータ本体部155bから車両前方へ向かって延びている。このモータ155の前方に連結部材160及びポンプ142が配設されている。
図10はポンプ142の正面図である。ポンプ142は、ケーシング33と、このケーシング33内に収容されている上下一対のギヤ34とを有している。一対のギヤ34のうちの一方(下方)のギヤ34は、モータ155の出力軸155aと連結されている。ケーシング33には、吸込ポート33aと、吐出ポート33bとが形成されている。
吸込ポート33aは、ケーシング33の左右方向の一側面で開口するようにして形成されており、図9に示しているように、配管P1を介してタンク141と繋がっている。吐出ポート33bは連結部材160の合わせ面160bと接触する合わせ面142bで開口するようにして形成されている。
図11は連結部材160の正面図である。連結部材160は、モータ155とポンプ142との間に介在しており、これらを連結している部材である。図示している形態では、連結部材160はポンプ142のカバーとして兼用されている。連結部材160の一面側に、ポンプ142の前記合わせ面142b(図9参照)と接触する合わせ面160bを有している。また、図9において、連結部材160の他面側に、モータ155の合わせ面155eと接触する合わせ面160eを有している。
図12は、ポンプ142に連結部材160を取り付けた状態の斜視図である。この連結部材160はポンプ142の蓋部材としての機能を有している。つまり、ポンプ142のケーシング33に形成された、ギヤ34の収容空間に蓋をする蓋部材となっている。連結部材160とポンプ142とはボルトによって連結固定されている。また、連結部材160とモータ155とはボルトによって連結固定される。
図11において、この実施形態では、連結部材160は内部に流路25を有しており、この流路25の一端は合わせ面160bで開口しており、この流路25はポンプ142の吐出ポート33b(図10参照)と連通している。流路25は、合わせ面160bから内部へ延びた後に上方へと延びるように形成されており、バルブブロック150を接続させる接続部13へと延びている。そして、流路25の他端は接続部13の接続面13aで開口している。なお、モータ155の出力軸155a(図9参照)は、連結部材160を孔160cを貫通しており、前記ギヤ34の一方と繋がっている。
図9において、バルブブロック150には、その内部に、ポンプ142から吐出した作動油が流れる流路(マニホールド)及び前記電磁弁等の弁体が設けられている。バルブブロック150は直方体形状(略直方体形状)として構成されている。バルブブロック150は、作動油の流入口(図示せず)を有している。この流入口は、バルブブロック150の下面で開口しており、バルブブロック150が連結部材160に取り付けられた状態で、連結部材160の流路25と繋がっている。
また、箱本体部8の側壁部8b(図6参照)にバルブブロック150のポート部が設けられており、この側壁部8bが車両内側となる。
以上より、図9において、モータ155の出力軸155aが回転すると、タンク141内の作動油は、ポンプ142内のギヤ34によって、連結部材160内の流路25を通じてバルブブロック150へと供給される。作動油はバルブブロック150からパワーユニット39の外部へと吐出され、前記リフトシリンダ23及びスライドシリンダ37へと供給される。また、リフトシリンダ23及びスライドシリンダ37からバルブブロック150へ流れてきた作動油は、油圧配管P2を通じてタンク141へと流れる。
そして、モータ155、連結部材160及びポンプ142は、同一の直線X上に直列として設けられている。つまり、モータ155、連結部材160及びポンプ142は、この順番で、ユニットボックス6内において、モータ155の出力軸155aの軸線に平行な方向に沿って直列として配置されている。モータ155、連結部材160及びポンプ142が直列として設けられている方向を、直列の方向という。
そして、バルブブロック150は、モータ155、連結部材160及びポンプ142の直列の方向(すなわち前記直線Xの方向)に沿った総長さの範囲B内において、これらモータ155、連結部材160及びポンプ142と並列に設けられている。
特に図示している形態では、連結部材160が、モータ155(モータ本体部155b)とポンプ142との間に介在していることから、バルブブロック150は、モータ155(モータ本体部155b)からポンプ142までの前記直線Xの方向に沿った長さ範囲B内において、モータ155、連結部材160及びポンプ142と並列に設けられている。
このバルブブロック150の配置についてさらに説明すると、バルブブロック150は、ポンプ142の前後方向の(前方の)端面142cから、モータ本体部155bの前後方向の(後方の)端面155cまでの間に設けられている。そして、バルブブロック150は、モータ155、連結部材160及びポンプ142よりも上方に設けられている。具体的には、バルブブロック150は連結部材160の上方に設置されている。
これにより、バルブブロック150は、モータ155、連結部材160及びポンプ142と同一直線X上に直列として設けられていない構成となる。したがって、パワーユニット6の前後方向の寸法が、バルブブロック150の長さ寸法Sについて直線Xの方向に長くなることを防止することができる。つまり、パワーユニット39の前後方向の寸法を短くすることができる。
このように構成したパワーユニット39は、図3に示しているように、前記直線Xの方向を車両前後方向として、本体フレーム5に取り付けられている。パワーユニット39の取り付け位置の前方には、図示していない車両の後輪(タイヤボックス)が存在し、後方には動作する荷受台30が存在し、左右方向の側方(左側)には荷受台昇降装置1のアーム22,24が存在しており、パワーユニット39の取り付けスペースは狭い範囲内に限られている。特に車両前後方向の取り付けスペースが小さくても、前記パワーユニット39によれば、その前後方向の寸法を小さくすることができるため、パワーユニット39を、荷受台昇降装置1の本体フレーム5に取り付けることが可能となる。
また、図7と図9とに示しているように、タンク141を前壁部8dとして兼用することで、パワーユニット39の前後方向の寸法をさらに小さくすることができる。また、ポンプ142はタンク141の下部と隙間を有して対向し、このポンプ142の上方にあるバルブブロック150はタンク141の上部と隙間を有して対向した配置となっている。
連結部材160についてさらに説明する。図9において、バルブブロック150を、連結部材160の隣り(前記直列の方向(直線X)に直交する方向の隣り)に設けるために、すなわち、実施形態では、バルブブロック150を連結部材160の上方の隣りに設けるために、連結部材160はその上部に接続部13を有している。接続部13は、バブルブロック150を上に載せて接続させる部分である。この接続部13の上面である接続面13aは水平面として形成されており、この上にバルブブロック150が載せられた状態として設けられる。バルブブロック150と接続部13とはボルト(図示せず)によって固定される。この接続部13にバブルブロック150が接続されることで、バルブブロック150は、モータ155、連結部材160及びポンプ142と並列に設けられる。そして、ポンプ142から吐出された作動油は、連結部材160の内部に形成された前記流路25を通じて、バブルブロック150へと流れることができる。
図7と図9とにおいて、連結部材160は、更に、当該連結部材160をユニットボックス6の底壁部8aに取り付けるための取付部36を有している。取付部36は、図11と図12とに示しているように、前記流路25及び接続部13を有している本体部160dの左右両側部に設けられた脚部である。
また、図7と図9とにおいて、モータ155(モータ本体部155b)は、モータ本体部155bを底壁部8aに取り付けるための取付部155dを有している。取付部155dは、モータ本体部155bの左右両側部に設けられた脚部である。
そして、連結部材160は、取付部36と底壁部8aとの間に介在している弾性部材38aを有している。また、モータ155は、取付部155dと底壁部8aとの間に介在している弾性部材38bを有している。これにより、連結部材160及びモータ155は弾性部材38a,38bを介して底壁部8aに取り付けられた構成となる。
ポンプ142内のギヤ34が回転することにより、ポンプ142は振動し、また、バルブブロック150の内部に設けられた弁体が動作した際に、バルブブロック150は振動し、パワーユニット39全体を振動させようとする。しかし、防振部材としての弾性部材38a,38bが、取付部36,155dと底壁部8aとの間に介在することで、パワーユニット39の振動を抑制することができる。つまり、弾性部材38a,38bは、ポンプ142及びバルブブロック150の防振部材として機能することができる。弾性部材38a,38bは例えばゴムである。
このように、連結部材160の取付部36及びモータ155の取付部155dを、弾性部材38a,38bを介して底壁部8aに固定すれば、ポンプ142及びバルブブロック150についてもユニットボックス6に対して固定することができる。このように取付部36を兼用することができ部品の省略化が可能となる。さらに、弾性部材38a,38bを、ポンプ142、モータ155及びバルブブロック150用として兼用することができ、部品の省略化が可能となる。
また、本発明のパワーユニット39及び荷受台昇降装置1は、図示する形態に限らずこの発明の範囲内において他の形態のものであっても良い。例えば、前記実施形態では、荷受台昇降装置1を、荷受台30を荷箱35の下方に格納する床下格納型として説明したが、これ以外のものであってもよく、例えば、起立格納型や、垂直昇降型であってもよい。 さらに、パワーユニット39の取り付け位置は左右逆であってもよく、また、パワーユニット39の前後方向は反対であってもよい。
また、前記実施形態(図9)では、バルブブロック150を連結部材160の上部に取り付けた構成として説明したが、直線Xの方向に沿った長さ範囲B内において、図示しないが、バルブブロック150を連結部材160に取り付けないで、モータ本体部155bの上方に配置してもよく、バルブブロック150とポンプ142とを油圧配管で繋いだ構成としてもよい。
また、この発明において、モータ155とポンプ142とを連結するために、別部材としての連結部材160を設けたが、この連結部材160なるものをポンプ142(又はモータ155)が一体として有していてもよい。つまり、図示した連結部材160と図示したポンプ142とによって一つのポンプ(ポンプ体)が構成されたものであってもよい。この場合でも、前記ポンプ(ポンプ体)とモータ155とが直列として設けられており、これらと並列にバルブブロック150が設けられている。
荷受台昇降装置の実施の一形態を示す側面図である。 荷受台を格納位置に格納した状態の側面図である。 荷受台昇降装置の平面図である。 パワーユニット及びコントロールボックスを含む荷受台昇降装置の電気回路を説明する概略図である。 パワーユニット及びアクチュエータの油圧回路図である。 パワーユニットの斜視図である。 パワーユニットの正面図である。 パワーユニットの断面図である。 パワーユニットの前後左右及び上部の壁部を取り外した状態での背面図である。 ポンプの正面図である。 連結部材の正面図である。 ポンプに連結部材を取り付けた状態の斜視図である。
符号の説明
1 荷受台昇降装置
2 車体フレーム
5 本体フレーム
6 ユニットボックス
13 接続部
23 リフトシリンダ
25 流路
30 荷受台
36 取付部
37 スライドシリンダ
38a 弾性部材
39 パワーユニット
142 ポンプ
150 バルブブロック
155 モータ
160 連結部材

Claims (5)

  1. モータと、このモータの回転により作動油を吐出するポンプと、前記ポンプから吐出した作動油が流れる流路及び弁体が内部に設けられているバルブブロックとを備え、
    前記モータ及び前記ポンプが直列として設けられており、
    これらモータ及びポンプが直列として設けられている方向に沿った総長さの範囲内において当該モータ及びポンプと並列に前記バルブブロックが設けられていることを特徴とするパワーユニット。
  2. 前記モータと前記ポンプとを連結する連結部材を更に備え、
    前記連結部材は、前記バブルブロックを前記直列の方向に直交する方向に接続している接続部と、前記ポンプから吐出された作動油を前記バブルブロックへと流す流路と、を有している請求項1に記載のパワーユニット。
  3. 前記連結部材、前記モータ、前記ポンプ及び前記バルブブロックを内部に収容するユニットボックスを更に備え、
    前記連結部材は、当該連結部材を前記ユニットボックスに取り付けている取付部を有している請求項2に記載のパワーユニット。
  4. 前記連結部材は、前記取付部と前記ユニットボックスとの間に介在している防振部材を更に有している請求項3に記載のパワーユニット。
  5. 車体フレームに取り付けられる本体フレームと、前記本体フレームに対して昇降可能に設けられかつ荷物を載せる荷受台と、前記荷受台を昇降させるアクチュエータと、前記本体フレームに取り付けられ前記アクチュエータを動作させる請求項1〜4のいずれか一項に記載のパワーユニットと、を備えていることを特徴とする荷受台昇降装置。
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