JP6017209B2 - 貨物自動車のパワーユニット - Google Patents

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Description

本発明は、荷箱の屋根を開閉させる屋根開閉装置や、荷受台を駆動させる荷受台昇降装置等、複数の貨物用駆動部を備えた貨物自動車に用いられ、貨物用駆動部が備えたアクチュエータ(油圧シリンダ)に対して作動油を供給するためのパワーユニットに関する。
貨物自動車に搭載されるパワーユニットとして、特許文献1には、荷受台を駆動させるための荷受台昇降装置(貨物用駆動部の一例)において、該荷受台昇降装置に備えられた荷受台用油圧シリンダに対して作動油を供給するものが提案されている。
特許文献1のパワーユニットでは、油圧シリンダに作動油を供給するポンプとして、ギヤポンプが用いられている。ギヤポンプは、ポンプ本体(ケーシング)の内部に一対のギヤを備え、ポンプ本体には、吸引ポート及び吐出ポートが形成されている。そして、一対のギヤどうしが噛み合った状態で回転することにより、作動油が吐出ポートから吐出される。
このようなギヤポンプでは、作動油の吐出の際に、作動油の圧力変動に起因する脈動が生じ易く、これにより騒音や振動が発生する。このため、ポンプ本体内に、吐出側に広い断面積を有する油溜め部(オイルポケット)が形成されており、この油溜め部により、脈動による騒音や振動を低減させている。
ところで、貨物自動車には、荷受台の他に、荷箱に左右一対の開閉可能な屋根(以下「ウィング」ともいう)を設けたタイプがある。このような貨物自動車では、ウィングを開閉させるための屋根開閉装置(貨物用駆動部の一例)に屋根用油圧シリンダを備えている。そして、屋根用油圧シリンダに対して作動油を供給するために、前記パワーユニットとは別個のパワーユニットが設けられる。
しかしながら、荷受台の他にウィングを設けた貨物自動車では、屋根用油圧シリンダに対して作動油を供給するために別個のパワーユニットが設けられるから、製造コストが増大するといった問題がある。そこで特許文献2に係る発明では、共通のパワーユニットを使用することで油圧回路を簡素化している。
特開2009−97569号公報 特許第4063617号公報
しかしながら、共通のパワーユニットを使用することで油圧回路を簡素化しても、屋根用油圧シリンダに対して作動油を供給するためのポートが設けられたパワーユニットを製造するためには、ギヤポンプやバルブブロック等を加工しなければならない。このため、図るべき製造コストの低減は達せられず、したがって、さらなる製造コストの低減が望まれていた。
そこで本発明は、荷受台昇降装置及び屋根開閉装置等の複数の貨物用駆動部を備えた貨物自動車であっても、製造コストの安価なパワーユニットの提供を目的とする。
本発明は、複数の貨物用駆動部にそれぞれアクチュエータを備えた貨物自動車における、前記それぞれのアクチュエータに作動油を供給するパワーユニットであって、ポンプ本体を有して作動油を該ポンプ本体の外部へ吐出するポンプと、該ポンプの駆動に伴う脈動を抑制するための油溜め部とを備え、該油溜め部は油溜め部本体と、該油溜め部本体に設けられた空間部を備え、該空間部は、複数の貨物用駆動部のうち、一つの貨物用駆動部以外の他の貨物用駆動部のアクチュエータに作動油を供給するポートとして用いられるよう、一端部で開放した開放部以外の部分で開放されていることを特徴としている。
上記構成によれば、油溜め部の空間部における一端部の開放部を、一つの貨物用駆動部のアクチュエータに作動油を供給するポートとして用いているから、ポンプやバルブブロック等に特別な加工を施す必要がなく、製造コストの安価なパワーユニットとなる。また、上記構成では、油溜め部の空間部を利用して、複数の貨物用駆動部のそれぞれのアクチュエータに作動油を供給するためのポートを形成しているから、製造コストの安価なパワーユニットとなる。
本発明は、複数の貨物用駆動部にそれぞれアクチュエータを備えた貨物自動車における、前記それぞれのアクチュエータに作動油を供給するパワーユニットであって、空間部は、複数の貨物用駆動部のうち、一つの貨物用駆動部以外の他の貨物用駆動部のアクチュエータに作動油を供給するポートとして用いられるよう、一端部で開放した開放部以外の部分で開放されている構成を採用することができる。
上記構成では、油溜め部の空間部を利用して、複数の貨物用駆動部のそれぞれのアクチュエータに作動油を供給するためのポートを形成しているから、製造コストの安価なパワーユニットとなる。
本発明は、荷物を積み下ろしするための荷受台を動作させる荷受台昇降装置および、荷物を収納するための荷箱の屋根を開閉させる屋根開閉装置のそれぞれのアクチュエータに、作動油を供給するパワーユニットであって、前記空間部を長手方向一端部で開放した開放部が、前記屋根開閉装置のアクチュエータに作動油を供給するポートとして用いられるとともに、空間部を長手方向途中部分で開放して油溜め部本体の外部と連通する流路が形成され、該流路が前記荷受台昇降装置のアクチュエータに作動油を供給するポートとして用いられる構成を採用することができる。
上記構成では、油溜め部の空間部を利用して、複数の貨物用駆動部である荷受台昇降装置、及び屋根開閉装置のそれぞれのアクチュエータに作動油を供給するためのポートを形成しているから、製造コストの安価なパワーユニットとなる。
本発明は、貨物自動車に搭載されて荷物を積み下ろしするための荷受台を動作させる荷受台昇降装置であって、一または複数の貨物用駆動部のアクチュエータに作動油を供給するパワーユニットを備え、該パワーユニットは、ポンプ本体を有して作動油を該ポンプ本体の外部へ吐出するポンプと、該ポンプの駆動に伴う脈動を抑制するための油溜め部とを備え、該油溜め部は油溜め部本体と、該油溜め部本体に設けられた空間部を備え、該空間部を一端部で開放した開放部が、一つの貨物用駆動部のアクチュエータに作動油を供給するポートとして用いられることを特徴としている。
上記構成によれば、パワーユニットの製造コストが安価であるから、荷受台昇降装置もまた、安価となる。
本発明では、油溜め部の空間部を、貨物用駆動部のアクチュエータに作動油を供給するためのポートとしているため、製造コストの安価なパワーユニットを提供できる。
本発明の一実施形態における貨物自動車の、後方からの斜視図である。 同荷受台昇降装置を表した側面図である。 同荷受台を格納位置に格納した状態の側面図である。 同荷受台昇降装置の平面図である。 同貨物自動車に搭載されるパワーユニット及びアクチュエータの油圧回路図である。 同パワーユニットの斜視図である。 同パワーユニットの前後左右及び上部の壁部を取り外した状態での背面図である。 同ギヤポンプ本体の正面図である。 同カバー部材の正面図である。 同ギヤポンプ本体にカバー部材を取り付けた状態の斜視図である。 同図8に示したカバー部材の平面図である。 本発明の他の実施形態のパワーユニットを表した斜視図である。 本発明の他の実施形態の接続部(油溜め部本体)を表した断面図である。 本発明のさらに他の実施形態の接続部を表した断面図である。 本発明のさらに他の実施形態の接続部を表した一部断面図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。まず、本実施形態に係る貨物自動車の基本構成について説明する。図1は本実施形態に係る複数の貨物用駆動部を備えた貨物自動車の、後方からの斜視図である。図示の状態は、さらに後扉Dが開放されて荷受台30を上昇させた状態であり、荷物を収納する荷箱35の右ウィング(後方から見て右側の屋根)Waが開いて右側面から荷物の積み下ろしが可能な状態である。
本実施形態に係る貨物自動車である車両Vは、その車体フレーム2の後端下方に、格納式の前記荷受台30を駆動させる荷受台昇降装置(一方の貨物用駆動部)を備える。また、車両Vの荷箱35の上部には、右ウィングWa及び左ウィングWbが屋根開閉装置(他方の貨物用駆動部)により開閉可能に配設される。各ウィングWa,Wbは荷箱35の上面を覆う天面部Wa1,Wb1と、天面部Wa1,Wb1における車幅方向左右端部から垂下する垂下部Wa2,Wb2を有する。
なお、この車両Vには、前記屋根開閉装置及び荷受台昇降装置以外に、当該車両Vが備える前記各装置以外の可動部分を動作させる別種の貨物用駆動部を備えていてもよい。あるいは、前記屋根開閉装置に代えて別種の貨物用駆動部を備えていてもよい。
右ウィングWa及び左ウィングWbの開閉動作を行うための屋根開閉装置は、屋根用アクチュエータを備える。この屋根用アクチュエータは、図1に示すように、荷箱35の上部の前後に一対ずつ設けられた開閉用シリンダWS1,WS2により構成されている(図示は後方側のみ)。
なお、本実施形態では、アクチュエータとして以下の説明ではシリンダを用いているが、供給された作動油の油圧を機械的な駆動力に変換できる機構であれば、他の機構(例えば油圧モータ等)を用いても良い(荷受台昇降装置も同様)。
各開閉用シリンダWS1,WS2は、シリンダ本体が荷箱35に対して回動可能に取り付けられており、ピストンロッドの先端部が各ウィングWa,Wbにおける天面部Wa1,Wb1と垂下部Wa2,Wb2との接続箇所付近に対して回動可能に取り付けられている。そして、各ウィングWa,Wbは、天面部における車幅方向中央寄り端部にて荷箱35に対して回動可能に取り付けられている。
図2は荷受台昇降装置1の一実施形態を示す側面図である。荷受台昇降装置1は、車両Vの車体フレーム2の後部に取り付けられており、荷受台30を駆動(昇降)させることにより車体フレーム2上の荷箱35と地面との間で荷物の積み降ろしを行なう。
このために、荷受台昇降装置1は、車体フレーム2に取り付けられる本体フレーム5と、荷物を載せる荷受台30と、この荷受台30を本体フレーム5に昇降自在として取り付けているアーム22,24と、荷受台30を昇降及び前後動させるアクチュエータ(後述のリフトシリンダ及びスライドシリンダ)と、これらアクチュエータの動作及び制御を行なう動作用機器を内部に有しているパワーユニットとを備えている。
この実施形態において、前記アクチュエータは油圧シリンダであり、前記動作用機器は、この油圧シリンダを動作させる油圧駆動装置(油圧回路)と、この油圧駆動装置の動作を制御する制御装置とからなる。
この荷受台昇降装置1は、荷受台30を荷箱35の床下の格納位置に格納することができる。図3は、荷受台30を格納位置に格納した状態の側面図である。そして、この図3の状態は車両の走行可能状態である。
図2において、荷受台30は、基部荷受台31と、これに対して折り返し(折り畳み)又は展開可能に連結された先部荷受台32とを備えている。積荷作業時では、先部荷受台32は車両後方へ展開され、荷受台30の上面には、基部荷受台31から先部荷受台32へ略真っ直ぐに連続した荷受面が構成される。一方、荷受台30を、荷箱35の床下に格納する格納動作の際及び荷受台30が格納された状態では、先部荷受台32は基部荷受台31に対して前方へ折り返された状態にある。
図4は荷受台昇降装置1の平面図である。荷受台昇降装置1の本体フレーム5は、車体フレーム2に固定される固定フレーム3と、この固定フレーム3に対して車両前後方向に移動可能である可動フレーム4とを有している。固定フレーム3は、車幅方向の左右に一対設けられ車両前後方向に水平に延びるレール26と、これらレール26を車体フレーム2に取り付けるための複数(図例では左右合計6個)のブラケット27とを有している。
図2と図3において、可動フレーム4は、左右一対の支持部材11と、これら支持部材11を車幅方向に連結している連結部材12とを有している。支持部材11及び連結部材12が前記レール26に前後移動可能として取り付けられている。なお、支持部材11は、複数の部材によって組み立てられ構成されている。
支持部材11の上下位置のそれぞれに、上アーム22の基端部及びリフトシリンダ23の基端部が回動可能として取り付けられている。リフトシリンダ23は上アーム22の長手方向に沿って設けられており、その先端部は上アーム22の先端側の所定位置に回動可能として取り付けられている。このリフトシリンダ23の伸縮動作により、上アーム22にその基端部回りのトルクを付与することができる。また、支持部材11には下アーム24の基端部が回動可能として取り付けられている。
上アーム22及び下アーム24により、これらの基端部側の支点及び先端部側の作用点を結ぶ四角形が平行四辺形となる平行リンクLが構成されている。この平行リンクLの先端側に、荷受台30が取り付けられている。リフトシリンダ23の伸縮動作により、平行リンクLの先端側を昇降動作させることができる。つまり、荷箱35の後方において、荷受台30を荷箱35の床に対応させる(つまり、荷箱35の床面と同じ高さとする)上昇位置と、荷受台30を地面に接地させた接地位置との間を昇降させることができる。
図4において、荷受台昇降装置1は、荷受台30を車両前後方向に移動させるためのスライドシリンダ37を有している。スライドシリンダ37は、左右一対のレール26の間に設けられており、車両前後方向に伸縮する。スライドシリンダ37が伸縮することによって、固定フレーム3に対して可動フレーム4(支持部材11)をレール26に沿って前後方向に移動させることができる。このスライドシリンダ37により、先部荷受台32が折り返し状態とされた荷受台30を、前後移動させることができ、荷受台30を車両前方側へ移動させることで当該荷受台30を格納位置とすることができる。
このように、荷受台昇降装置1は、荷受台30を動作させるアクチュエータとして前記リフトシリンダ23及び前記スライドシリンダ37を備えている。さらに、荷受台昇降装置1は、これらアクチュエータの動作及び制御を行なうパワーユニット39、並びに、これらアクチュエータを操作するためのコントロールボックス40を備えている。図4において、パワーユニット39は可動フレーム4の左右方向の一方側(図例では右側)に取り付けられており、コントロールボックス40は可動フレーム4の左右方向の他方側(図例では左側)に取り付けられている。
図5はパワーユニット39及び前記アクチュエータの油圧回路図である。パワーユニット39は、油圧駆動装置10と、この油圧駆動装置10の伸縮動作を制御する制御装置7(図5には図示せず)とを内部に有している。リフトシリンダ23、スライドシリンダ37、及び開閉用シリンダWS1,WS2は、パワーユニット39内の油圧駆動装置10に、開閉用油圧回路147を介して接続されている。なお、図5の油圧駆動装置10については、後に詳述する。
前記制御装置7は、制御基板(図示せず)に実装されたCPU及びメモリ等を有するマイコンよりなる電気機器である。
パワーユニット39の構成についてさらに説明する。図6はパワーユニット39の斜視図である。この図では、上壁部と側壁部とによって構成されているカバーを外した状態としている。カバーはユニットボックス6内の保守管理を容易とするために、ネジ部材によって取り外し可能となっている。
パワーユニット39は、前記油圧駆動装置10と、荷受台30を駆動させる制御用の前記制御装置7と、油圧駆動装置10及び制御装置7を内部に収容するユニットボックス6とを備えている。
ユニットボックス6は、油圧駆動装置10及び制御装置7を内部に格納している箱本体部(主筐体)8を有している。箱本体部8は、底壁部8a、左右の側壁部8b(一方を図示せず)、前後の壁部8d,8e、上壁部(図示せず)を有する直方体からなる。壁部8d(以下、前壁部8dという)を車両前方側とし、壁部8e(以下、後壁部8eという)を車両後方側として、ユニットボックス6は、可動フレーム4(又は固定フレーム3)に取り付けられる。
前壁部8dは油圧駆動装置10のオイルタンク141によって構成されている。後壁部8e及び側壁部8bは鋼板製であり、底壁部8aは金属製であり具体的にはアルミダイカスト製である。これら壁部が組み立てられて箱本体部8を構成しており、これら壁部によって囲まれて形成された空間に、制御装置7及び油圧駆動装置10が収容されている。
図7はパワーユニット39の前後左右及び上部の壁部を取り外した状態での背面図である。箱本体部8内に、モータ155と、このモータ155の回転により作動油を吐出するギヤポンプ本体142aと、ギヤポンプ本体142aに取り付けられたカバー部材160と、バルブブロック150とが設けられている。
モータ155は出力軸155aを有しており、出力軸155aは車両前後方向を軸線方向としている。図示している形態では、出力軸155aはモータ本体部155bから車両前方へ向かって延びている。このモータ155の前方にカバー部材160及びギヤポンプ本体142aが配設されている。
図8はギヤポンプ本体142aの正面図である。ギヤポンプ本体142aは、ケーシング33と、このケーシング33内に収容されている上下一対のギヤ34とを有している。一対のギヤ34のうちの一方(下方)のギヤ34は、モータ155の出力軸155aと連結されている。ケーシング33には、吸込ポート33aと、吐出ポート33bとが形成されている。
吸込ポート33aは、ケーシング33の左右方向の一側面で開口するようにして形成されており、図7に示しているように、油圧ホースP1を介してオイルタンク141と繋がっている。吐出ポート33bはカバー部材160の合わせ面160bと接触する合わせ面142bで開口するようにして形成されている。
以上の構成により、モータ155の駆動により一対のギヤ34が噛み合った状態で回転すると、吐出ポート33bからカバー部材160へと作動油を吐出することができる。
図9はカバー部材160の正面図である。カバー部材160は、モータ155とギヤポンプ本体142aとの間に介在しており、これらを接続している部材である。カバー部材160の一面側に、ギヤポンプ本体142aの前記合わせ面142b(図7参照)と接触する合わせ面160bを有している。また、図7において、カバー部材160の他面側に、モータ155の合わせ面155eと接触する合わせ面160eを有している。
図10は、ギヤポンプ本体142aにカバー部材160を取り付けた状態の斜視図である。このカバー部材160はギヤポンプ本体142aの蓋部材としての機能を有している。つまり、ギヤポンプ本体142aのケーシング33に形成された、ギヤ34の収容空間に蓋をする蓋部材となっている。ギヤポンプ本体142aにカバー部材160が取り付けられた状態で、ギヤポンプ142が構成される。カバー部材160とギヤポンプ本体142aとはボルトによって固定される。また、カバー部材160とモータ155とはボルトによって固定される。これにより、カバー部材160は、ギヤポンプ本体142a及びモータ155に対して着脱可能となる。つまり、ギヤポンプ本体142a及びモータ155をパワーユニット39内に残してカバー部材160をパワーユニット39から取り外すことができる。
図9において、本実施形態では、カバー部材160はその内部に、ギヤポンプ本体142aの吐出ポート33b(図8参照)から吐出した作動油が流れる流路25を有している。つまり、この流路25の一端は合わせ面160bで開口しており、流路25はギヤポンプ本体142aの吐出ポート33bと連通している。さらにこの流路25は、合わせ面160bから内部へ延びた後に上方へと延びるように形成されており、バルブブロック150を接続させる接続部13(油溜め部本体に相当する)へと延びている。そして、流路25の他端は接続部13の接続面13aで開口している。これにより、ギヤポンプ本体142aから吐出した作動油は流路25を流れることができる。なお、モータ155の出力軸155a(図7参照)は、カバー部材160を孔160cにおいて貫通している。
そして流路25は、後述する油溜め部18(第1の油溜め部)において、その空間部である孔18aの長手方向途中部分に連通して形成されている。
図7において、バルブブロック150には、その内部に、ギヤポンプ本体142aから吐出した作動油が流れる流路(マニホールド)及びソレノイドバルブ等の弁体が設けられている。バルブブロック150は直方体形状(略直方体形状)として構成されている。バルブブロック150は、作動油の流入口(図示せず)を有している。この流入口は、バルブブロック150の下面で開口しており、バルブブロック150がカバー部材160に取り付けられた状態で、カバー部材160の流路25と繋がっている。
また、箱本体部8の側壁部8b(図6参照)にバルブブロック150へ作動油を供給するためのポート部が設けられており、この側壁部8bが車両内側となる。
以上より、図7において、モータ155の出力軸155aが回転すると、オイルタンク141内の作動油は、ギヤポンプ本体142a内のギヤ34によって、カバー部材160内の流路25を通じてバルブブロック150へと供給される。作動油は、バルブブロック150からその外部へと吐出され、前記リフトシリンダ23、スライドシリンダ37へと供給される。また、作動油は、油溜め部18の孔18aの長手方向一端部の開放部180(後述する)から開閉用シリンダWS1,WS2へと供給される。
パワーユニット39では、更に、ギヤポンプ本体142aから吐出した作動油が流れる流路の途中に、図9乃至図11に示すように、油溜め部18が形成されている。油溜め部18は、流路を流れる作動油(その一部)を溜めることができる空室部(オイルポケット)として形成されている。
図11は、図9に示したカバー部材160の平面図である。この実施形態では、カバー部材160に油溜め部18が設けられている。油溜め部18は、カバー部材160と一体として設けられており、前記流路25の途中と交わるようにして形成されている。油溜め部18は流路25と交わっているため、流路25を流れる作動油は、油溜め部18へ浸入することができる。
さらに説明すると、カバー部材160は、前記合わせ面160b,160eが形成された下部の本体部14と、この本体部14の上に設けられた上部の前記接続部13とを有している。接続部13は、バルブブロック150をカバー部材160の上方に設けるための部分であり、接続部13は、バルブブロック150を上に載せて接続させることができる。この接続部13の上面である接続面13aは水平面として形成されている。
接続部13は、バルブブロック150に当接する接続面13aを有している接続本体部13dと、この接続本体部13dから突出して形成されている突出部13b,13cとを有している。突出部13b,13cは接続部13の左右両側(カバー部材160の幅方向両側)へ延びて形成されている。
油溜め部18において、一方の突出部13bの側面から他方の突出部13c側に向かって、真っ直ぐ形成された空間部である有底の孔18aが形成されている。
孔18aの長手方向一端部は開放され、該長手方向一端部は、接続部13の外部と連通する開放部180とされている。なお、孔18aの長手方向他端部は閉じられている。すなわち、該長手方向他端部は、孔18aの底部である。孔18aの長手方向途中部には、前記流路25が交差して連通するように形成されている。
この実施の形態によれば、油溜め部18は、ギヤポンプ本体142aと別体として設けられているため、ギヤポンプ本体142aをパワーユニット39に残して油溜め部18を取り換えることができる。つまり、油溜め部18が設けられているカバー部材160をギヤポンプ本体142aに対して着脱可能としていることにより、ギヤポンプ本体142aをパワーユニット39に残してカバー部材160を取り換えることができる。これにより、従来のようにギヤポンプ本体142aを取り換える必要がなく、カバー部材160を取り外し、容量の異なる別の油溜め部を有するカバー部材をギヤポンプ本体142aとモータ155との間に取り付けることで、油溜め部の容量を変更(調整)することができる。
ギヤポンプ142では、作動油の吐出にあたり脈動が生じやすく、これにより騒音や振動が発生しやすいが、ギヤポンプ142の吐出側の流路25の途中に広い断面積を有する前記油溜め部18が形成されているため、脈動による騒音や振動を低減することができる。そして、容量の異なる別の油溜め部を有するカバー部材に取り換えることで、油溜め部の容量(容積)を調整することができ、これにより、脈動による騒音や振動をより効果的に低減することが可能となる。したがって、油溜め部18は脈動低減装置として機能する。
図9と図11において、油溜め部18の空間部である孔18aの横断面積は、流路25の横断面積よりも大きく設定されており、流路25の横断面積の3倍〜5倍の大きさを有している。
さらに、油溜め部18の幅方向の寸法は、カバー部材160の幅方向の寸法以下に設定されている。なお、カバー部材160の幅方向は、ギヤポンプ本体142aの軸線(モータ155の出力軸155aの軸線)に直交する水平方向であり、油溜め部18の幅方向は、カバー部材160の幅方向と平行な方向である。また、図例では、油溜め部18の幅方向の寸法は、孔18aの長さに相当する。
また、油溜め部18の奥行き方向の寸法は、カバー部材160の奥行き方向の寸法以下に設定されている。なお、カバー部材160の奥行き方向とは、ギヤポンプ本体142aの軸線(モータ155の出力軸155aの軸線)に平行となる水平方向であり、油溜め部18の奥行き方向は、カバー部材160の奥行き方向と平行な方向である。また、図例では、油溜め部18の奥行き方向の寸法は、孔18aの直径に相当する。
さらに、図示している実施の形態では、油溜め部18は一方向に長く形成されている。この油溜め部18の長手方向は、図11において、カバー部材160の幅方向(左右方向)と奥行き方向(前後方向)とのうちの寸法が大きい側の方向と、一致するようにして形成されており、図例では、幅方向が奥行き方向よりも大きいことから、油溜め部18の長手方向を、カバー部材160の幅方向と一致させている。
これによれば、油溜め部18をカバー部材160内に設けても、油溜め部18の長手方向と、カバー部材160の長手方向とが一致するため、カバー部材160を全体としてコンパクトにすることができる。すなわち、カバー部材160が幅方向に大きいにもかかわらず、これに直交する奥行き方向に長く油溜め部18を形成した場合、カバー部材160は全体として、幅方向と奥行き方向との両方に大きく広がった形状となってしまうが、この発明の構成によれば、カバー部材160をコンパクトにすることができる。
そして、この油溜め部18の長手方向の寸法は、カバー部材160の大きい側である幅方向の寸法以下に設定されている。図9と図11の形態では、本体部14においてカバー部材160は最大幅を有しているが、この本体部14の幅方向の寸法よりも、油溜め部18が形成されている前記接続部13(突出部13b,13c及び接続本体部13d)の幅方向の寸法が小さい。これにより、カバー部材160をより一層コンパクトにすることができる。
そして、図11において、油溜め部18及び突出部13b,13cは、カバー部材160の奥行き方向の寸法の範囲内に形成されている。カバー部材160は接続部13の接続本体部13dにおいて最大奥行き寸法を有しているが、油溜め部18及び突出部13b,13cの奥行き寸法は、接続本体部13dの最大奥行き寸法よりも小さく設定されている。
ここで、図5の回路図に基づいて、パワーユニット39に内蔵された油圧駆動装置10の構成を詳述する。油圧駆動装置10は、パワーユニット39は、作動油を吐出するためのギヤポンプ(油圧ポンプ)142、開閉弁として、流路が励磁により開放され非励磁時は閉鎖(遮断)される、4個のソレノイドバルブ143〜146、オイルタンク141、リリーフ弁148を備え、その他、図中に符号を付していないが、逆止弁、フィルタ、可変絞り弁を備える。これらの構成要素はユニットボックス6内に収納されている。また、ユニット外に対して作動油を取り出し及び取り入れを行うためのポートを、前記ユニットボックス6上の5箇所に備える。このうち、第1ポートPM1は、リフトシリンダ23に接続される。第2ポートPM2及び第3ポートPM3はスライドシリンダ37に接続される。第2ポートPM2から供給される作動油によりスライドシリンダ37が伸長し、第3ポートPM3から供給される作動油によりスライドシリンダ37が収縮する。第4ポートPM4は開閉用シリンダWS1,WS2に作動油を送るためのポートであり、第5ポートPM5は開閉用シリンダWS1,WS2から作動油を受けるためのポートである。
本実施形態では、油溜め部18における孔18aにおいて、その長手方向一端部(図9において、油溜め部18の右側の端部である一端部)が接続部13の外部と連通した開放部180とされ、この開放部180は第4ポートPM4として利用される。このように、第4ポートPM4として、油溜め部18の孔18aの開放部180を利用することで、開閉用シリンダWS1,WS2を備えた車両Vであっても、開閉用シリンダWS1,WS2に作動油を供給するためにギヤポンプ142やバルブブロック150に特別な加工を施したり、特別な部品を設けたりすることなく、開閉用シリンダWS1,WS2に作動油を送り、あるいは開閉用シリンダWS1,WS2から作動油を受けることができるパワーユニット39となり、従って、パワーユニット39を低コストで製造することができる。
なお、図6の実施形態では、前記第1の油溜め部18以外に、第2の油溜め部28を備えている。第2の油溜め部28は、ギヤポンプ本体142aに取り付けられている(図8参照)。具体的には、ギヤポンプ本体142aのケーシング33は、分岐部を介して前記吐出ポート33bと分岐しているサブポート33cを有している。このサブポート33cは、ケーシング33において吸込ポート33aと反対側の側面で開口しており、このサブポート33cに第2の油溜め部28が取り付けられている。
第2の油溜め部28は、円筒形の金属製容器からなり、ケーシング33のサブポート33cにおいてねじ込み可能となるものである。これにより、第2の油溜め部28についてもギヤポンプ本体142aから取り外し可能となっている。第2の油溜め部28をケーシング33に取り付けた状態で、第2の油溜め部28の内部空間と吐出ポート33b(一対のギヤ34によって押し出された作動油が流れる流路)とが連通する。この第2の油溜め部28によって(前記第1の油溜め部18と協働して)作動油の脈動による騒音や振動を低減することができる。
第2の油溜め部28は、ギヤポンプ本体142aと別体として設けられているため、ギヤポンプ本体142aをパワーユニット39に残してこの油溜め部28のみを取り換えることができる。これにより、容量の異なる別の第2の油溜め部をギヤポンプ本体142aに取り付けることで、油溜め部の容量を変更することができる。この結果、油溜め部の容量(容積)を調整することができ、脈動による騒音や振動をより効果的に低減することが可能となる。さらに、モータ155、カバー部材160及びギヤポンプ本体142aをパワーユニット39から取り外すことなく、この第2の油溜め部28を取り換えることができるため、脈動の発生の調整を行なう作業は容易となる。
また、図7において、カバー部材160は、当該カバー部材160をユニットボックス6の底壁部8aに取り付けるための取付部36を有している。取付部36は、図9に示しているように、本体部14の左右両側部に設けられた脚部である。
また、図7において、モータ155(モータ本体部155b)は、モータ本体部155bを底壁部8aに固定するための取付部155dを有している。取付部155dは、モータ本体部155bの左右両側部に設けられた脚部である。
そして、カバー部材160は、取付部36と底壁部8aとの間に介在している弾性部材38aを有している。また、モータ155は、取付部155dと底壁部8aとの間に介在している弾性部材38bを有している。これにより、カバー部材160及びモータ155は弾性部材38a,38bを介して底壁部8aに取り付けられた構成となる。
ギヤポンプ本体142a内のギヤ34が回転することにより、ギヤポンプ本体142aは振動し、また、バルブブロック150の内部に設けられた弁体が動作した際に、バルブブロック150は振動し、パワーユニット39全体を振動させようとする。しかし、弾性部材38a,38bが、取付部36,155dと底壁部8aとの間に介在することで、パワーユニット39の振動を抑制することができる。つまり、弾性部材38a,38bは、ギヤポンプ本体142a及びバルブブロック150の防振部材として機能することができる。弾性部材38a,38bは例えばゴムである。
上記したように、本実施形態では、第1の油溜め部18を、貨物用駆動部である屋根開閉装置のアクチュエータのポートとして用いたが、場合によっては、第2の油溜め部28を貨物用駆動部のアクチュエータのポートとして用いてもよい。あるいは第1の油溜め部18を、別種の貨物用駆動部にも適用できる。
図12は、パワーユニット39の他の実施形態を示す斜視図である。この図は前後左右及び上部の壁部を取り外した状態である。前記実施形態では、バルブブロック150はカバー部材160の上に固定されていたが、図12の実施形態では、モータ155を覆う部材21の上にバルブブロック150が固定されている。
さらに、図12の実施形態では、ギヤポンプ本体142aにおける吐出ポートを前記サブポート33c(図8参照)としている。つまり、吐出ポート33bは(カバー部材によって)閉じられている構成である。
このサブポート33cに、内部に作動油を流すことができる継手部41が取り付けられており、この継手部41とバルブブロック150とが油圧ホースP3によって繋がっている。つまり、継手部41及び油圧ホースP3が、ギヤポンプ本体142aから吐出された作動油が流れる流路25となっている。そして、継手部41はT字の流路を内部に有するものであり、この継手部41に油溜め部42が接続されている。この油溜め部42は、前記第2の油溜め部28と同じものであり、円筒形の金属製容器からなる。
この実施形態においても、油溜め部42がギヤポンプ本体142aと別体として設けられているため、ギヤポンプ本体142aをパワーユニット39に残して油溜め部42を取り換えることができる。つまり、ギヤポンプ本体142aを取り換えることなく、油溜め部42を取り外し、容量の異なる別の油溜め部を設けることで、油溜め部の容量を変更することができる。
以上の前記各実施形態によれば、パワーユニット39がアクチュエータを動作させ荷受台30を駆動させる動作を行なった際に、パワーユニット39のギヤポンプ本体142aにおいて作動油の脈動による騒音や振動が発生した場合であっても、ギヤポンプ本体142aを取り換えることなく、油溜め部を取り外し、容量の異なる別の油溜め部を設けることで、油溜め部の容量を変更し、作動油の脈動による騒音や振動の発生を低減させることができる。
なお、上記各実施形態では、ポンプとしてギヤポンプの例を示し、その脈動を抑制する油溜め部がポートとし用いられる場合で説明した。しかしながら、ポンプとして、ギヤポンプ以外のポンプで脈動を生じる構成であって油溜め部を必要とするのであれば、用いるポンプはギヤポンプに限定されない。
また、油溜め部18(接続部13)の形状は上記実施形態に限定されない。例えば、油溜め部18は、図13に示すような形態であってもよい。図13に示した油溜め部18では、その空間部である孔18aは、接続部13の長手方向に貫通する貫通孔で形成され、孔18aの長手方向一端部(図13において、油溜め部18の右側の端部である一端部)が接続部13の外部と連通した開放部180とされている。この開放部180に油圧ホースが接続されて、開放部180が、開閉用シリンダWS1,WS2に作動油を供給するポートとして用いられる。
孔18aの長手方向他端部は、蓋部材18bによって閉塞されている。また、孔18aの長手方向途中部分には、ギヤポンプ本体142aから吐出した作動油を流す流路25が連通されている。
図14は、さらに別の油溜め部18の形態を表している。この場合、空間部である孔18aは、その上下方向が長手方向とされ、左右方向が短手方向とされ、孔18aの短手方向一端部(図14において、油溜め部18の右側の端部である一端部)が大きく開放されて、接続部13の外部と連通する開放部180とされている。そして、開放部180を閉塞する蓋部材18cが、取付ボルト18dによって接続部13に固定され、蓋部材18cに油圧ホースが接続されされて、開放部180が開閉用シリンダWS1,WS2に作動油を供給するポートとして用いられる。孔18aの短手方向他端部(図14において、油溜め部18の左側の端部である他端部)は閉じられている。孔18aの短手方向途中部には、ギヤポンプ本体142aから吐出した作動油を流す流路25が連通されている。
図15は、さらに別の油溜め部18の形態を表している。この場合、油溜め部18は、ギヤポンプ本体142aの上部に配置され、孔18aの上下方向が長手方向とされている。そして、空間部である孔18aの上方端部(一端部)が開放して、接続部13の外部と連通する開放部180とされている。この実施形態では、油溜め部18における開放部180は、孔18aにおいて一つだけ形成されており、この開放部180が、一つの貨物用駆動部のアクチュエータ(例えば、開閉用シリンダWS1,WS2、リフトシリンダ23、スライドシリンダ37の何れか)へ作動油を供給するポートとして用いられる。
上記実施形態で示したように、本発明における油溜め部の一端部としては、孔の長手方向の端部のみに限定されず、短手方向の側端部でもよい。
また、本発明のパワーユニット39及び荷受台昇降装置1は、図示する形態に限らずこの発明の範囲内において他の形態のものであっても良い。例えば、前記実施形態では、荷受台昇降装置1を、荷受台30を荷箱35の下方に格納する床下格納型として説明したが、これ以外のものであってもよく、例えば、起立格納型や、垂直昇降型であってもよい。 さらに、パワーユニット39の取り付け位置は左右逆であってもよく、また、パワーユニット39の前後方向は反対であってもよい。
1…荷受台昇降装置、6…ユニットボックス、10…油圧駆動装置、13…接続部、18…油溜め部、18a…孔、23…リフトシリンダ、25…流路、34…ギヤ、37…スライドシリンダ、39…パワーユニット、40…コントロールボックス、142a…ギヤポンプ本体、180…開放部、D…後扉、P1…油圧ホース、P2…油圧ホース、P3…油圧ホース、PM1…ポート、PM2…ポート、PM3…ポート、PM4…ポート、PM5…ポート、V…車両、WS1,WS2…開閉用シリンダ

Claims (3)

  1. 複数の貨物用駆動部にそれぞれアクチュエータを備えた貨物自動車における、前記それぞれのアクチュエータに作動油を供給するパワーユニットであって、
    ポンプ本体を有して作動油を該ポンプ本体の外部へ吐出するポンプと、該ポンプの駆動に伴う脈動を抑制するための油溜め部とを備え、該油溜め部は油溜め部本体と、該油溜め部本体に設けられた空間部を備え、
    該空間部は、複数の貨物用駆動部のうち、一つの貨物用駆動部以外の他の貨物用駆動部のアクチュエータに作動油を供給するポートとして用いられるよう、一端部で開放した開放部以外の部分で開放されていることを特徴とするパワーユニット。
  2. 荷物を積み下ろしするための荷受台を動作させる荷受台昇降装置および、荷物を収納するための荷箱の屋根を開閉させる屋根開閉装置のそれぞれのアクチュエータに、作動油を供給するパワーユニットであって、
    前記空間部を長手方向一端部で開放した開放部が、前記屋根開閉装置のアクチュエータに作動油を供給するポートとして用いられるとともに、空間部を長手方向途中部分で開放して油溜め部本体の外部と連通する流路が形成され、該流路が前記荷受台昇降装置のアクチュエータに作動油を供給するポートとして用いられる請求項記載のパワーユニット。
  3. 貨物自動車に搭載されて荷物を積み下ろしするための荷受台を動作させる荷受台昇降装置であって、
    複数の貨物用駆動部にそれぞれアクチュエータと、前記それぞれのアクチュエータに作動油を供給するパワーユニットを備え、
    パワーユニットは、ポンプ本体を有して作動油を該ポンプ本体の外部へ吐出するポンプと、該ポンプの駆動に伴う脈動を抑制するための油溜め部とを備え、該油溜め部は油溜め部本体と、該油溜め部本体に設けられた空間部を備え、
    該空間部は、複数の貨物用駆動部のうち、一つの貨物用駆動部以外の他の貨物用駆動部のアクチュエータに作動油を供給するポートとして用いられるよう、一端部で開放した開放部以外の部分で開放されていることを特徴とする荷受台昇降装置。
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