JP2005088999A - パレット - Google Patents

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Fumio Sasaki
文雄 佐々木
Takayoshi Kai
貴芳 甲斐
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Abstract

【課題】 既製のパレットに中棚を任意の高さに簡易な手段で支持させ、中棚のレイアウトを自由に変更可能とし、パレットの保管スペースを有効に活用できるようにして、物品の保管のための経費をより安価に抑えると共に、中棚を棚受けに対して容易に載置及び取出できるようにして、物品の出し入れを容易に行えるようにする。
【解決手段】 パレット2の支柱4A,4B及び4A′,4B′間に中棚6を支持する棚受け8,8′を設ける。棚受け8(8′)は、中棚6を支持するレール部12b(12b′)を備えた支持杆12(12′)と、該支持杆の両端部に配設される固定部材14A、14B(14A′,14B′)とを有する。棚受け8,8′をパレット2の支柱4A,4B及び4A′,4B′間に架設し、中棚6をレール部12b,12b′上に載置することにより棚受け8,8′に支持させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、倉庫等の保管施設において、商品などの物品を載置して保管するための棚を有する棚式のパレットに関するものである。
例えば、倉庫等の保管施設において、商品などの物品を載置して保管するための棚を有する棚式のパレットは、特に例示するまでもなく従来より公知のものである。
而して、上記従来のパレットは、保管する品物の形状や寸法に依存するところが多く、したがって、パレットの購入時においては、保管する物品の寸法を測り、予め大きさを決めたうえで購入するパレットを選択する必要があった。
しかしながら、次にそのパレットを使用するにあたって、載置する物品の形状や寸法が変わってしまうと、中棚の位置によってはその物品を載置できなくなる場合が少なからずあり、その場合には新たにその物品を載置できるパレットを購入しなくてはならず、パレットを購入する経費が嵩んでしまうという問題点がある。逆に、既存のパレットが載置したい物品に比して大きすぎると、その物品を上記パレットに載置すると保管施設内の貴重な保管スペースを大きなパレットで無駄に占拠されてしまうことになり、また、大きなパレットを有効に活用するため、該パレットに数多くの物品を下積みしてしまうと、下積みした物品が荷痛みしてしまうことも考えられる。
さらに、下積みできない物品を載置する場合、その物品をパレットに平置きにしなくてはならないため、多くのパレットを必要とするばかりでなく、それらのパレットを保管する広い保管スペースが必要となり、物品を保管するための経費が大きな負担になってしまうという問題点も指摘されている。
叙上に鑑みて、本発明の技術的課題は、既製のパレットに中棚を任意の高さに簡易な手段で支持させることができるようにすることにより、中棚のレイアウトを自由に変更可能とし、パレットの保管スペースを有効に活用できるようにして、延いては、物品の保管のための経費をより安価に抑えることができるようにすると共に、棚受けに対して中棚を容易に載置及び取出できるようにすることにより、物品の出し入れを容易に行うことができるようにすることにある。
また、本発明の他の技術的課題は、上記棚受けに、フォークリフト等の荷役手段から直接中棚を載置できるようにして、該荷役手段による中棚の載置をより容易に行うことができるようにすることにある。
上記課題を解決するための本発明は、平面視略矩形状に形成され、その四隅に支柱を有するパレットにおいて、上記パレットにおける対向辺の両側の支柱間に架設して、中棚を支持するための棚受けを上記支柱の任意の高さに固定可能に設け、上記棚受けを、中棚を支持するレール部を備えた支持杆と;該支持杆の両端部に配設されるところの上記パレットの支柱に該棚受けを固定するための固定部材と;を有するものとして構成し、該棚受けをそれぞれパレットの支柱間に架設し、該棚受けにおける支持杆のレール部上に上記中棚を載置することにより、該中棚を棚受けに支持させるようにしたことを特徴とするものである。
本発明のパレットの好ましい実施形態においては、上記棚受けにおける支持杆を、上部の鍔部と、中棚を支持する下部のレール部とを側板で連結することにより断面略コ字状に形成し、上記棚受けを、それぞれ断面略コ字状をなす支持杆の開口が相対峙するようにパレットの支柱間に架設し、上記パレットに対して中棚を支持杆の開口内に水平方向に挿入して、該支持杆におけるレール部上をスライドさせ、該レール部上に上記中棚を載置することにより、該中棚を棚受けに支持させるようにすることができ、この場合、上記棚受けを、支持杆における中棚を挿入する開口側の鍔部の縁部に、荷役手段による中棚の挿入時に、該中棚の挿入先端を上記支持杆のレール部上に上方から載置するための切欠きを有するものとすれば、フォークリフト等の荷役手段から上記支持杆のレール部上に直接中棚を載置でき、該荷役手段による中棚の載置をより容易に行うことができる点で有効である。
また、本発明の他の好ましい実施形態においては、上記棚受けにおける支持杆を、中棚を支持するレール部の外側縁に側板を立設することにより断面略L字状に形成することができる。
更に、上記棚受けの両端に設けた固定部材を、それぞれ略平行する挟持片を有する略コ字状に形成して、該挟持片でパレットの支柱を挟持し、該挟持片の一方を貫通する固定ボルトを締め付けて上記支柱に当接させることにより、上記棚受けを支柱の任意の高さに架設可能に構成することができ、この場合、支持杆の上記中棚を挿入する開口側において、該開口側から略コ字状の固定部材に各支柱を挿着し、支持杆を上記支柱の内側に位置させるのが適切である。また、上記固定部材が、固定ボルトによる支柱への固定時に挟持片の相互の開きを防止する開き止め部材を有していることが好ましい。
更に、上記固定部材を、上記パレットの内側から該支柱に当接する第1固定片と、パレットの外側から該支柱に当接する第2固定片とで形成し、上記第1固定片を支持杆に取付けると共に、第1固定片と第2固定片とを支柱から離れた位置で相互に連結しているものとすることができる。
上記構成を有するパレットは、中棚を支持するための棚受けを、上記パレットにおける支柱の任意の高さに簡易な手段で支持できるようにしているので、中棚間のレイアウトを自由に変更することが可能になり、結果的にパレットの保管スペースを有効に活用することができると共に、物品の保管のための経費をより安価に抑えることができ、また、物品の下積みによる荷痛み等を防止することができる。
しかも、上記棚受けは、中棚を該棚受けにおける支持杆のレール部上に対して容易に載置及び取出ができるようにしているので、中棚上に載置した物品を容易に出し入れすることが可能になる。
更に、フォークリフト等の荷役手段から直接棚受けの支持杆におけるレール部上に中棚を載置することができるように構成しているので、上記荷役手段による中棚の載置をより容易に行うことができる。
本発明に係るパレットを実施するための最良の形態を、図面に基づいて詳細に説明するに、図1乃至図3は、本発明に係るパレットの全体的な構成を示している。
このパレット2は、図1乃至図3からわかるように、平面視略矩形状のベース棚3の四隅に支柱4A,4B,4A′,4B′を立設することにより形成されており、該パレット2の左右両側における対向辺の両端に位置する支柱4A,4B及び4A′,4B′間には、それぞれ中棚6を支持するための棚受け8,8′を架設している。なお、上記棚受け8,8′は、図1において、該棚受け8,8′に平行する鉛直面に対して面対称であるため、以下の説明においては、特に必要がなければ左側の棚受け8に関連する構成についてのみ説明することとし、右側の棚受け8′に関連する構成については、その符号に「′」を付するものとして、その説明を省略する。
上記パレット2の背面側に位置する両支柱4B,4B′間の間隔は、図1に示すように、正面側に位置する両支柱4A,4A′間の間隔よりも若干幅を狭くして配設されている。これは、上記中棚6の挿入先端を上記支柱4B,4B′に当接させることにより、該中棚6を該パレット2の背面で停止させるためのものである。なお、パレット2の背面側の支柱4B,4B′は、必ずしもそれらの間隔を狭くして配設する必要はなく、正面側に位置する両支柱4A,4A′間の間隔と同幅にしても良い。
更に、上記パレット2の左右両側の上下端部には、それぞれ該パレット2を載積するための略三角形状の嵌合枠10A,10A′及び10B,10B′が付設されており、該パレット2の下端の嵌合枠10B,10B′を、もう一方のパレット2における上端の嵌合枠10A,10A′に嵌合させることにより、複数のパレット2を載積できるようにしている。
上記棚受け8は、図4(a)〜(e)に詳細に示すように、断面略コ字状に形成した支持杆12の両端部に、上記パレット2の前後の支柱4A,4Bに当該棚受け8を固定せしめる固定部材14A,14Bを溶接等により固設することにより形成したもので、両棚受け8,8′を、それぞれ断面コ字状をなす支持杆12,12′の開口側が相対峙するようにパレット2の支柱4A,4B及び4A′,4B′間に架設し、上記パレット2に対して水平方向に中棚6を支持杆12,12′の開口内に挿入することにより、該中棚6を棚受け8,8′に支持させるようにしている。
上記支持杆12は、上部の鍔部12aと中棚6を支持する下部のレール部12bとを側板12cで連結して断面略コ字状に形成することにより構成されており、該支持杆12における上記中棚6を挿入する開口側の鍔部12aの縁部には、フォークリフト等の荷役手段による中棚6の挿入時に、該中棚6の挿入先端を上記支持杆12のレール部12b上に上方から直接載置させるための切欠き12dを形成している。
上記固定部材14A,14Bは、それぞれ略平行する一対の挟持片14a,14bを有する略コ字状に形成されており、それらの挟持片14a,14b間に上記パレット2における支柱4A,4Bを挟持し、一方の挟持片14aに設けたボルト穴14cに、固定ボルト16を螺通して締め付け、上記支柱4A,4Bに該固定ボルト16の先端を当接させることにより、上記棚受け8を支柱4A,4Bの任意の高さに架設できるようにしている。
また、上記棚受け8は、中棚6を挿入する開口側において、コ字状に形成した固定部材14A,14Bの挟持片14a,14bを各支柱4A,4Bにその開口側から挿着することにより、支持杆12が上記支柱4Aの内側に位置するように構成している。
上記中棚6は、図1からわかるように、棚受け8,8′に支持されうる程度の幅と、パレット2の前面から突出しない程度の奥行き、並びに上記棚受け8の支持杆12における上部の鍔部12aと下部のレール部12bとの間に挿入できうる程度の厚さを有する略矩形状の枠体6aを備え、該枠体6aの中間には、該中棚6に載置する物品を支持するための中間枠6bが設けられている。
なお、上記中棚6は、上述した構成のものに限定されず、中棚6に載置する物品の大きさや重量等に応じて、適宜の形状のものとすることができる。
ここで、本実施例におけるパレット2では、上述したように、パレット2の背面側に位置する両支柱4B,4B′間の間隔を若干狭くして配設しているため、上記棚受け8における支持杆12の両端に設けた固定部材14A,14Bは、正面側に位置する固定部材14Aは前方に開口させ、背面側に位置する固定部材14Bは内側に開口させている。この固定部材14A,14Bの開口する方向は、上記パレット2における支柱4A,4B,4A′,4B′の位置に応じて適宜変更して形成することができる。
上記構成を有するパレット2は、中棚6を支持するための棚受け8,8′を、上記パレット2における支柱4A,4B,4A′,4B′の任意の高さに簡易な手段で支持できるようにしているので、必要に応じて複数の中棚6を設けたり、さらにはそれらの中棚6間のレイアウトを自由に変更することが可能になり、結果的にパレット2の保管スペースを有効に活用することができると共に、物品保管のための経費をより安価に抑えることができ、また、物品の下積みによる荷痛み等を防止することができる。
しかも、上記棚受け8,8′は、中棚6を該棚受け8,8′におけるレール部12b,12b′上をスライドさせることにより、該中棚6を挿入し又は引き出しすることができるようにしているので、中棚6上に載置した物品を容易に出し入れすることが可能になる。
更に、上記棚受け8が、支持杆12における上記中棚6を挿入する開口側の鍔部12aの縁部に、荷役手段による中棚6の挿入時に、該中棚6の挿入先端を上記支持杆12のレール部12b上に載置させるための切欠き12dを有するものとして構成することにより、フォークリフト等の荷役手段から直接棚受け8の支持杆12におけるレール部12b上に中棚6を載置することができ、上記荷役手段による中棚6の載置をより容易に行うことができる。
上記パレットにおける棚受けの構成は、前記第1実施例のものに限定されず、例えば、図5に示す第2実施例の棚受け28,28′ように構成することができる。なお、この第2実施例の棚受け28,28′においても、図5において、該棚受け28,28′に平行する鉛直面に対して面対称であるため、以下の説明においては、特に必要がなければ左側の棚受け28に関連する構成についてのみ説明することとし、右側の棚受け28′に関連する構成については、その符号に「′」を付するものとして、その説明を省略する。
この第2実施例のパレットにおける棚受け28は、支持杆32におけるレール部32bの外側縁に、中棚6の横ずれを防止する側板32cを立設することにより断面略L字状に形成している。このように構成すると、上記中棚6をパレット2に対して載置し、あるいはパレット2から取出するに際し、その位置に制限されることがなく、上記荷役手段による中棚6の載置及び取出をより容易に行うことができる。
ここで、この第2実施例のその他の構成及び作用は、実質的に前記第1実施例と同様であるから、同一部部または相当部分に同一符号を付して、それらの説明を省略する。
また、上記第1及び第2実施例のパレットのように、棚受けの固定部材が略コ字状に形成されている場合には、図6に示す第3実施例のように、棚受けの各固定部材に、固定ボルトによる支柱への固定の際に挟持片の間が開くのを防止する開き止め部材を設けることができる。
具体的に、この第3実施例は、棚受け40が、図6(a)〜(c)に示すように、略L字状に形成した支持杆41と、該支持杆41の一端側に設けた中棚挿入側の固定部材42と、支持杆41の他端側に設けたパレット奥側に位置する固定部材43とを有し、各固定部材42,43は、それぞれ平行な一対の挟持片42a,42b,43a,43bを有する略コ字状に形成されている。そして、各固定部材42,43には、図6(a)に示すように、それぞれの挟持片間に固定された支柱4A,4Bよりも挟持片の開放端側に、上記開き止め部材44,45が支柱4A,4Bと接触しないように設けられている。なお、図6(a),(b)は、左側が中棚の挿入側としてあらわされている。
この第3実施例に係るパレットの棚受け40は、上記固定部材42,43は、いずれも、棚受け40に中棚が挿入される方向とは反対の方向に開口していて、各挟持片のうち、棚受け40の設置時にパレットの外方側に位置する挟持片42a,43aには、支柱固定用の固定ボルト46,47がそれぞれ螺挿されている。また、固定部材42は、固定ボルト46が螺挿されていない挟持片42bが、溶接等により支持杆41の側板41aに取り付けられることにより該支持杆41に固定され、一方、固定部材43は、固定ボルト47が螺挿されている挟持片43aが、支持杆41におけるパレットの奥側に位置するに端部に溶接等により取り付けられることにより該支持杆41に固定されている。さらに、上記挟持片42b以外の各挟持片42a,43a,43bは、支柱4A,4Bの幅よりも十分に長く形成されている。
上記開き止め部材44は、挟持片42aの外方側から該挟持片42aをほぼ水平に貫通する開き止め用ボルト44aと、該ボルト44aと螺合するナット44bとで構成されている。上記ナット44bは、上記支持杆41の側板41aの外方側における上記開き止め用ボルト44aに対応する位置に、溶接によって直接固定されている。なお、支持杆41の側板41aのナット44bのねじ穴に対応する部分には、開き止め用ボルト44aのねじ杆とほぼ同径の貫通孔41bが設けられている。
一方、開き止め45は、挟持片43aの外方側から挟持片43a,43bをほぼ水平に貫通する開き止め用ボルト45aと、該ボルト45aと螺合するナット45bとで構成されている。上記ナット45bは、挟持片43bの外方側であって、上記開き止め用ボルト45aが挟持片43bを貫通する位置に、該挟持片43bに直接溶接されている。
上記構成を有する棚受け40は、上記第1及び第2実施例と同様にパレットの支柱に取り付けて使用する。このとき、上記開き止め用ボルト44a,45aとナット44b,45bとをそれぞれ螺合することにより、固定ボルト46,47の支柱4a,4bへの強い締め付けによって各挟持片間の距離が開く方向に力が作用した場合でも、支柱固定部材42の挟持片42a,42b、及び固定部材43の挟持片43a,43bのそれぞれの挟持片間の開きが簡単且つ確実に防止されるため、棚受けの支柱4A,4Bへの固定をより強固に行うことができる一方で、棚受けの高さの変更も容易である。
上記第1及び第2、第3実施例のパレットは、棚受けの固定部材の構成を、一対の挟持片を有する略コ字状に形成しているが、図7に示す第4実施例のように、棚受けの固定部材を一対の固定片により構成したものとしてもよい。
具体的に、この第4実施例は、図7(a)〜(c)に示すように、棚受け50の固定部材52,53を、略L字状に形成した支持杆51に固定された一定幅を有する第1固定片54,55と、該第1固定片54,55とほぼ同幅で、且つ第1固定片54,55と連結される第2固定片56,57と、対応する第1固定片と第2固定片を相互に連結する連結ボルト58,59とで構成している。なお、図7(a),(b)は、左側が中棚の挿入側としてあらわされている。
上記第1固定片54,55は、棚受け50をパレットの支柱4A,4Bに設置した際にパレットの内側から支柱4A,4Bに当接するもので、支柱の内側の半部を収容する凹部54a,55aと、該凹部54a,55aの開口側の両端に設けられた第2固定片56,57との連結に供する板状の連結部54b,55bと、該連結部54b,55bのほぼ中央に設けられた上記連結ボルト58,59用のねじ孔(図示せず)と、上記第2固定片56,57との対向面と相反する側に固定された、連結ボルト58、59と螺合するナット54c,55cとを有している。
一方、第2固定片56,57は、棚受け50を支柱4A,4Bに設置した際にパレットの外側から支柱4A,4Bに当接するもので、支柱の外側の半部を収容する凹部56a,57aと、該凹部56a,57aの開口側の両端に設けられた第1固定片54,55との連結に供する板状の連結部56b,57bと、該連結部56b,57bのほぼ中央に設けられた上記連結ボルト58,59用のねじ孔(図示せず)とを有している。
上記構成を有するパレットは、棚受け50の固定部材52,53の各第1固定片54,55を支柱4A,4Bの内側から当接させた上で、対応する第2固定片56,57を支柱4A,4Bの外側から当接させ、連結ボルト58,59を第2固定片56,57の外方側からねじ孔56c,57cに挿入する。そして、第1固定片54,55と第2固定片56,57とを、各凹部の両脇で連結して相互に締め付けることにより、棚受け50を所望の高さに簡単に固定することができる。また、この場合、第1及び第2固定片の各凹部が支柱4A,4Bと面で接触し各固定片と支柱との間の摩擦が大きくなるため、棚受けの耐荷重性が向上するだけでなく、固定用ボルトによってパレットの支柱を傷つけないという利点がある。
上記第4実施例に係る棚受け50は、第1固定片と第2固定片との連結を2本の連結ボルトを使用して行い、支柱の両脇でボルト締めする構成としているが、図8に示す第5実施例のように、第1固定片及び第2固定片の対応する一端側に相互に係合する係合手段をそれぞれ設け、第1固定片及び第2固定片の他端側のみを1本の連結ボルトによって連結し、ボルト締めする構成としてもよい。なお、図8は、左側が中棚の挿入側としてあらわされている。
即ち、この第5実施例に係る棚受け60の固定部材62,63は、支持杆61に固定された第1固定片64,65を、支柱の内側の半部を収容する凹部64a,65aと、該凹部64a,65aの開口側の一端に設けられた上記係合手段の一部を構成する係合突部64b,65bと、上記第2固定片66,67との連結ボルト68,69による連結を行う板状の連結部64c,65cと、該連結部64c,65cにおける上記第2固定片66,67との対向面と相反する側に固定された、連結ボルト68、69と螺合するナット64d,65dとで構成している。
また、第2固定片66,67を、支柱の外側の半部を収容する凹部66a,67aと、該凹部66a,67aの開口側の一端側に設けられ、上記第1固定片64,65の係合突部64b,65bに引っかかるように折り曲げられた係合するフック部66b,67bと、凹部66a,67aの開口側の他端側に設けられ、上記第1固定片64,65の連結部64c,65cと連結ボルト68,69によって連結される板状の連結部66c、67cとで構成している。
上記構成を有する棚受け60は、各第1固定片64,65を支柱の内側から当接させた上で、対応する第2固定片66,56を、フック部66b,67bを第1固定片の64,65の係合突部64b,65bに引っかけた状態で支柱4A,4Bの外側から当接させる。そして、各第1固定片64,65と第2固定片66,67とをそれぞれの連結部において一本の連結ボルト68,69でそれぞれ相互に連結して締め付けることにより、梃子の原理によって棚受け第1及び第2固定片が支柱をしっかり挟み込むため、支柱に簡単に固定することができる。
なお、上記第3、第4及び第5実施例は、パレットの左側に取り付ける棚受けについてのみ説明し、右側に取り付けるものについては説明を省略しているが、右側に取り付ける棚受けについては、左側に取り付けるものと固定部材や支持杆等が対称な位置になる程度で、基本的な構成は同じである。
また、上述の第1乃至第5実施例のいずれの実施例においても、設置される中棚に、パレット内における中棚の上部スペースや下部のスペースを仕切る板状あるいは枠状等、任意の構成の間仕切りを設けることができる。
本発明の第1実施例に係るパレットの中棚分離状態の斜視図である。 同正面図である。 同左側面図である。 棚受け(左)の平面図である。 同左側面図である。 同右側面図である。 同正面図である。 同背面図である。 本発明の第2実施例に係るパレットの中棚分離状態の斜視図である。 本発明の第3実施例に係るパレットの棚受け(左)の平面図である。 同正面図である。 同左側面図である。 本発明の第4実施例に係るパレットの棚受け(左)の平面図である。 同正面図である。 同左側面図である。 本発明の第4実施例に係るパレットの棚受け(左)の平面図である。
符号の説明
2 パレット
4A,4B,4A′,4B′ 支柱
6 中棚
8,8′,28,28′,40,50,60 棚受け
12,12′,32,32′,41,51,61 支持杆
12a,12a′ 鍔部
12b,12b′,32b,32b′ レール部
12c,12c′,32c,32c′,41a 側板
12d,12d′ 切欠き
14A,14B,14A′,14B′,42,43,52,53,62,63 固定部材
14a,14b,14a′,14b′,42a,43b 挟持片
16,16′,46,47 固定ボルト
44,45 開き止め部材
54,55,64,65 第1固定片
56,57,66,67 第2固定片

Claims (8)

  1. 平面視略矩形状に形成され、その四隅に支柱を有するパレットにおいて、
    上記パレットにおける対向辺の両側の支柱間に架設して、中棚を支持するための棚受けを上記支柱の任意の高さに固定可能に設け、
    上記棚受けを、中棚を支持するレール部を備えた支持杆と;該支持杆の両端部に配設されるところの上記パレットの支柱に該棚受けを固定するための固定部材と;を有するものとして構成し、
    該棚受けをそれぞれパレットの支柱間に架設し、上記中棚を該棚受けにおける支持杆のレール部上に載置することにより、該中棚を棚受けに支持させるようにした、
    ことを特徴とするパレット。
  2. 上記棚受けにおける支持杆を、上部の鍔部と、中棚を支持する下部のレール部とを側板で連結することにより断面略コ字状に形成し、
    上記棚受けを、それぞれ断面略コ字状をなす支持杆の開口が相対峙するようにパレットの支柱間に架設し、上記パレットに対して中棚を支持杆の開口内に水平方向に挿入して、該支持杆におけるレール部上をスライドさせ、該レール部上に載置することにより、該中棚を棚受けに支持させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のパレット。
  3. 上記棚受けが、支持杆における中棚を挿入する開口側の鍔部の縁部に、荷役手段による中棚の挿入時に、該中棚の挿入先端を上記支持杆のレール部上に上方から載置するための切欠きを有することを特徴とする請求項2に記載のパレット。
  4. 上記棚受けにおける支持杆を、中棚を支持するレール部の外側縁に側板を立設することにより断面略L字状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のパレット。
  5. 上記棚受けの両端に設けた固定部材を、それぞれ略平行する挟持片を有する略コ字状に形成して、
    上記挟持片でパレットの支柱を挟持し、該挟持片の一方を貫通する固定ボルトを締め付けて上記支柱に当接させることにより、上記棚受けを支柱の任意の高さに架設可能に構成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のパレット。
  6. 支持杆の上記中棚を挿入する開口側において、該開口側から上記略コ字状の固定部材に各支柱を挿着し、支持杆を上記支柱の内側に位置させたことを特徴とする請求項5に記載のパレット。
  7. 上記固定部材が、固定ボルトによる支柱への固定時に挟持片の相互の開きを防止する開き止め部材を有していることを特徴とする請求項5及び請求項6に記載のパレット。
  8. 上記固定部材を、上記パレットの内側から該支柱に当接する第1固定片と、パレットの外側から該支柱に当接する第2固定片とで形成し、上記第1固定片を支持杆に固定すると共に、第1固定片と第2固定片とを支柱から離れた位置で相互に連結していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のパレット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010064758A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Ngk Insulators Ltd ハニカム構造体包装体
KR200469751Y1 (ko) 2013-04-10 2013-11-05 거창물류 주식회사 적재용 파레트
JP2016155564A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 親和パッケージ株式会社 輸送用パレット
JP2019127280A (ja) * 2018-01-23 2019-08-01 株式会社キユーソー流通システム パレット機能を有するラック及び保管システム

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