JP2001245730A - 線材製バスケット及びワゴン - Google Patents

線材製バスケット及びワゴン

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JP2001245730A
JP2001245730A JP2000062950A JP2000062950A JP2001245730A JP 2001245730 A JP2001245730 A JP 2001245730A JP 2000062950 A JP2000062950 A JP 2000062950A JP 2000062950 A JP2000062950 A JP 2000062950A JP 2001245730 A JP2001245730 A JP 2001245730A
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wagon
horizontal bar
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JP2000062950A
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Tadashi Fukazawa
忠志 深澤
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Original Assignee
Iris Ohyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線材製バスケットを容易にかつ確実に取り付
ける。 【解決手段】 複数本の線材を組み合わせて籠状に形成
した線材製バスケット12及びこの線材製バスケット1
2が組み込まれるワゴン11である。支柱16に3本設
けられた水平棒材17に一方から当接する当接支持部2
1と、上下方向に2個設けられて、水平棒材17にその
上方から他方へ回り込んで係止するフック部22とを備
えた。フック部22のうちの下部の抜落ち防止型フック
部22Bは、上記水平棒材17を抱え込むように湾曲さ
せ、この湾曲させた抜落ち防止型フック部22Bと当接
支持部21との最小間隔が水平棒材17よりも小さくな
るように設定した。支柱16を上下に分割した場合は、
分割部23を挟んだ上下位置にフック部22を設け、そ
のうち下部を抜落ち防止型フック部22Bとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の線材を組
み合わせて籠状に形成された線材製バスケット及びワゴ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】物を載置して運んだり保管したりするワ
ゴンは一般に知られている。このようなワゴン1は、通
常図2に示すように、線材製バスケット2と、テーブル
3と、支柱4とから構成されている。
【0003】線材製バスケット2は、複数本の線材2A
を組み合わせて籠状に形成されている。テーブル3は平
坦な板材で構成されている。支柱4は、逆U字状に折り
曲げて形成され、各線材製バスケット2及びテーブル3
を四隅から支持している。
【0004】各支柱4の下端部にはキャスタ5が設けら
れ、ワゴン1を自由に移動できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
線材製バスケット2では、被係止部側であるワゴン1の
支柱4に固定する場合、通常ネジで行われる。ところ
が、多数箇所をネジで固定するのは手間が掛かり、線材
製バスケット2の取付作業が煩雑であるという問題点が
ある。
【0006】また、線材製バスケット2の取付作業が煩
雑なため、ワゴン1の組立作業性が悪いという問題点が
ある。
【0007】また、背の高いワゴン1においては、搬送
時等の収納をコンパクトにするために支柱4を分割した
ものがあるが、この場合、支柱4の分割部分の接合のた
めに、支柱4内にボルトとナットとを埋め込む等の構成
がとられる。しかし、この場合、ボルトをナットにねじ
込む作業を4本の支柱4に対してそれぞれ行わなければ
ならず、組み立て作業が煩雑であるという問題点があ
る。
【0008】また、平板状のテーブル3においても、こ
のテーブル3と支柱4との間または各支柱4間に掛け渡
されたテーブル支持棒材(図示せず)に固定しなければ
ならず、その組み立て作業が煩雑であるという問題点が
ある。
【0009】さらに、平板状のテーブル3においては、
テーブル支持棒材等に組み付けられた状態では十分な強
度を有するが、分解して収納や搬送するときには、多少
強度が弱く、外部から大きな荷重が加わると、変形して
しまうおそれがあるという問題点がある。
【0010】本発明は以上述べたような点に鑑みてなさ
れたもので、容易にかつ確実に組み立てることができる
線材製バスケット及びワゴンを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために第1の発明に係る線材製バスケットは、複数本の
線材を組み合わせて籠状に形成した線材製バスケットに
おいて、被係止部側の水平棒材に一方から当接する当接
支持部と、上記水平棒材にその上方から他方へ回り込ん
で係止するフック部とからなり、上記フック部を、上記
水平棒材を抱え込むように湾曲させ、この湾曲させたフ
ック部と上記当接支持部との最小間隔が上記水平棒材よ
りも小さくなるように設定されたことを特徴とする。
【0012】上記構成により、フック部を水平棒材に掛
ける。このとき、フック部と当接支持部との最小間隔は
水平棒材よりも小さいので、フック部を水平棒材に押し
込む。これにより、フック部は水平棒材に係止されると
外れなくなる。即ち、湾曲して形成されたフック部は、
水平棒材を抱え込む。さらに、フック部と当接支持部と
の最小間隔は水平棒材よりも小さくなっているため、フ
ック部を水平棒材から外そうとすると、当接支持部に当
たってします。即ち、水平棒材を抱え込んだフック部を
水平棒材から外そうとすると、フック部と当接支持部と
の隙間に水平棒材がつかえてしまい、強い力で引き抜か
ない限り抜けることはない。これにより、線材製バスケ
ットを被係止部側の水平棒材に対して容易にかつ確実に
取り付けることができる。
【0013】第2の発明に係る線材製バスケットは、複
数本の線材を組み合わせて籠状に形成した線材製バスケ
ットにおいて、上下方向に複数本設けられた被係止部側
の水平棒材に一方から当接する当接支持部と、上下方向
に複数個設けられ、上記水平棒材のうちの1本にその上
方から他方へ回り込んで係止する複数のフック部とから
なり、上記複数のフック部の一または二以上を、上記水
平棒材を抱え込むように湾曲させ、この湾曲させたフッ
ク部と上記当接支持部との最小間隔が上記水平棒材より
も小さくなるように設定されたことを特徴とする。
【0014】上記構成により、複数のフック部を水平棒
材に掛けることで、被係止部に線材製バスケットを取り
付ける。このとき、いくつかのフック部は、水平棒材を
抱え込むように湾曲させ、当接支持部との最小間隔が水
平棒材よりも小さくなるように設定されているため、一
旦取り付けられた線材製バスケットは、容易に抜けるこ
とはなく、確実に支持される。即ち、線材製バスケット
を被係止部側の水平棒材に対して容易にかつ確実に取り
付けることができる。
【0015】第3の発明に係るワゴンは、複数本の線材
を組み合わせて籠状に形成した線材製バスケットと、こ
の線材製バスケットをその四隅から支持する支柱とを備
えてなるワゴンにおいて、上記支柱に、一本または複数
本の水平棒材を掛け渡して固定し、上記線材製バスケッ
トの両側に、上記水平棒材に当接及び係止する、上記第
1の発明または第2の発明に係る当接支持部及びフック
部を備えたことを特徴とする。
【0016】上記構成により、支柱に固定された水平棒
材にフック部を掛けることで、線材製バスケットを支柱
に取り付ける。これにより、線材製バスケットを支柱に
容易に取り付けることができると共に、フック部と当接
支持部とで線材製バスケットが水平棒材から抜け落ちな
いように確実に支持することができる。
【0017】第4の発明に係るワゴンは、複数本の線材
を組み合わせて籠状に形成した線材製バスケットと、こ
の線材製バスケットをその四隅から支持する支柱とを備
えてなるワゴンにおいて、上記支柱を上下に分割すると
共に、この分割部分を挟んだ上下の位置に複数本の水平
棒材を掛け渡して固定し、上記線材製バスケットの両側
に、上記水平棒材に当接すると共に上記分割部分を挟ん
だ上下の水平棒材にそれぞれ係止する、上記第2の発明
に係る当接支持部及び複数のフック部を備え、上記複数
のフック部のうちの少なくとも分割部分の下方のフック
部を上記水平棒材を抱え込むように湾曲させて、上記当
接支持部との最小間隔が上記水平棒材よりも小さくなる
ように設定されたことを特徴とする。
【0018】上記構成により、複数のフック部を水平棒
材に掛けることで、支柱に線材製バスケットを取り付け
る。このとき、下方のフック部は、当接支持部とで水平
棒材を掴んで抜けないため、上方のフック部は下方のフ
ック部で支持されて上方へずれることがなくなる。これ
により、上方のフック部で係止された水平棒材が上方へ
ずれることがなくなり、この水平棒材が固定された上方
の支柱が下方の支柱から抜け落ちることがなくなる。こ
の結果、線材製バスケットを取り付けるだけで、上下に
分割された支柱を確実に支持することができる。
【0019】第5の発明に係るワゴンは、複数本の線材
を組み合わせて籠状に形成した線材製バスケットと、こ
の線材製バスケットをその四隅から支持する支柱とを備
えてなるワゴンにおいて、上記支柱に、水平棒材を掛け
渡して固定し、上記線材製バスケットの両側に、上記支
柱に設けられた挿入穴に挿入される挿入棒部と、上記水
平棒材に係止して線材製バスケットに加わる荷重を支え
る係止棒部とを備えたことを特徴とする。
【0020】上記構成により、ワゴンの組み立てに際し
て、線材製バスケットの両側の挿入棒部を支柱の挿入穴
に挿入すると、係止棒部が水平棒材に係止される。これ
により、線材製バスケットに加わる荷重は、支柱に挿入
された挿入棒部と、水平棒材に係止された係止棒部と
で、分散して支持される。
【0021】第6の発明に係るワゴンは、複数本の線材
を組み合わせて籠状に形成した線材製バスケットと、こ
の線材製バスケットをその四隅から支持する支柱とを備
えてなるワゴンにおいて、上記線材製バスケットが、互
いに対向する一方の一対の側壁部と、他方の一対の側壁
部と、底面壁部とからなり、上記一方の側壁部が複数本
の水平棒材を上記支柱に掛け渡した状態で固定して構成
され、上記他方の側壁部が複数本の線材を平板状に組み
合わせて構成されると共に、その両側端部に上記2本の
支柱にそれぞれ設けられた挿入穴に挿入する挿入棒部を
備え、上記底面壁が複数本の線材を平板状に組み合わせ
て構成されると共に、その周囲に上記水平棒材またはこ
の水平棒材と直交して支柱間に掛け渡された支持棒材に
係止するフック部を備えたことを特徴とする。
【0022】上記構成により、他方の側壁部はその挿入
棒部を支柱の挿入穴に挿入して取り付ける。底面壁はそ
のフック部を水平棒材または支持棒材に係止して取り付
ける。また、一方の側壁部は支柱に掛け渡した状態で予
め構成されている。これにより、線材製バスケットを支
柱に容易に組み付けることができる。
【0023】第7の発明に係るワゴンは、平板状のテー
ブルと、そのテーブルを四隅から支持する支柱とを備え
てなるワゴンにおいて、上記テーブルを支持するテーブ
ル支持棒材を上記支柱間に掛け渡した状態で固定して設
けられ、上記テーブルの周縁に、この周縁を下方に折り
曲げた垂直壁部と、この垂直壁部の下端を水平に折り曲
げて上記テーブル支持棒材を抱え込むようにした水平壁
部とを備えたことを特徴とする。
【0024】上記構成により、テーブルの対向する2つ
の垂直壁部及び水平壁部で2本のテーブル支持棒材をそ
れぞれ抱え込むようにして、そのテーブル支持棒材を支
柱間に掛け渡して固定する。これにより、テーブルを容
易にかつ確実に支柱に組み付けることができる。このと
き、テーブルの左右の移動は、垂直壁部がテーブル支持
棒材に当接することで規制される。テーブルの上下の移
動は、水平壁部がテーブル支持棒材に当接することで規
制される。
【0025】第8の発明に係るワゴンは、平板状のテー
ブルと、そのテーブルを四隅から支持する支柱とを備え
てなるワゴンにおいて、上記テーブルが、四角形状の上
板部と、この上板部の周縁から下方に折り曲げた垂直壁
部と、上記上板部の四隅を上記垂直壁部と共に上記支柱
に合わせて円弧状に切り欠いた切欠き部と、この切欠き
部に取り付けられ上記支柱の外周に合わせて円弧状の壁
部を形成して四隅で隣接する上記垂直壁部を互いにつな
ぐ円弧状板片と、この円弧状板片に設けられ当該テーブ
ルを上記支柱に固定するための固定穴とを備えたことを
特徴とする。
【0026】上記構成により、テーブルを4本の支柱に
取り付けるときは、四隅の円弧状板片に4本の支柱を合
わせ、固定穴にボルトを通して互いに固定する。保管や
搬送のために分解された状態では、テーブルの周縁は、
垂直壁部と円弧状板片とで囲われる。即ち、テーブルの
周縁は、垂直壁部と円弧状板片とで全周に亘って連続し
た縦壁を構成することができる。これにより、テーブル
の強度が大幅に向上する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。なお、本発明の実施形態
に係るワゴンでは、線材製バスケットまたはテーブルの
みで構成される場合もあるが、全体的には上述した従来
のワゴン1とほぼ同様であるため、ここでは本実施形態
の特徴部分のみを説明する。このため、従来のワゴン1
と同様の部材には同一符号を付してそのまま用いる。
【0028】[第1の実施形態]本発明の第1の実施形
態について図1及び図3を基に説明する。本実施形態に
係るワゴン11の特徴は線材製バスケット12の取付構
造を改良した点にある。
【0029】線材製バスケット12は、金属製の線材を
用いて作られたバスケットで、主に、底面壁部13と、
回動式側壁部14と、固定式側壁部15とから構成され
ている。
【0030】底面壁部13は、線材製バスケット12の
底部を構成する部材で、直交する多数本の線材を組み合
わせて平面板状に構成されている。回動式側壁部14
は、底面壁部13のうち互いに対向する一方の両側(図
3中の左奥側及び右手前側)に回動可能に取り付けられ
た壁部である。この回動式側壁部14は、縦方向に並列
に多数本配設された縦線材14Aと、横方向に並列に3
本配設された横線材14Bとを組み合わせて構成されて
いる。縦線材14Aの下端部は、底面壁部13の端部に
回動可能に取り付けられている。これにより、回動式側
壁部14は、搬送等の際には折り畳まれて底面壁部13
に重ねられ、嵩張らないようになっている。固定式側壁
部15は、逆U字状に折り返して形成された支柱16に
掛け渡して固定された水平棒材17によって構成されて
いる。この水平棒材17は支柱16の上下方向に3本並
列に設けられている。
【0031】回動式側壁部14の両端部には、当接支持
部21と、フック部22とが設けられている。
【0032】当接支持部21は、被係止部側に一方から
当接して位置決め及び支持を行う部材である。即ち、当
接支持部21は、被係止部側である上記固定式側壁部1
5を構成する水平棒材17にその一方(図1中の右側)
から当接することで、支柱16に対する線材製バスケッ
ト11の位置決めを行うと共に、他方に当接したフック
部22と相俟って線材製バスケット11を支持するため
の部材である。この当接支持部21は、具体的には回動
式側壁部14の両端部に位置する縦線材14Aで構成さ
れている。この当接支持部21は、上下方向に3本配設
された各水平棒材17に均等に当接するようになってい
る。
【0033】フック部22は、水平棒材17に引っ掛か
ることで、線材製バスケット11を支柱16側に取り付
けるための部材である。このフック部22は、回動式側
壁部14を構成する3本の横線材14Bのうちの上部及
び下部の横線材14Bの両端部にそれぞれ設けられてい
る。この上下2つのフック部22のうち上部は簡易係止
型フック部22A、下部は抜落ち防止型フック部22B
となっている。
【0034】簡易係止型フック部22Aは、上部の横線
材14Bの端部をほぼ直角に下方へ折り曲げて構成され
ている。この簡易係止型フック部22Aの角部は、水平
棒材17の外径sに合わせて円弧状に形成されている。
簡易係止型フック部22Aと当接支持部21との間隔
は、水平棒材17の外径sとほぼ同様か僅かに大きくな
るように設定されている。
【0035】抜落ち防止型フック部22Bは、当接支持
部21と相俟って水平棒材17を掴み、線材製バスケッ
ト12が支柱16から外れないようにするための部材で
ある。この抜落ち防止型フック部22Bは、水平棒材1
7の上方から他方(図1中の左側)へ回り込んで水平棒
材17を抱え込むように湾曲させて形成されている。抜
落ち防止型フック部22Bと当接支持部21との最小間
隔tは、水平棒材17の外径sよりも小さくなるように
設定されている。抜落ち防止型フック部22Bの先端側
には案内部22Cが形成されている。この案内部22C
は、抜落ち防止型フック部22Bを水平棒材17に押し
込みやすいようにするための部材である。案内部22C
は、開く方向(図1中の左下方向)へ折り返して形成さ
れ、水平棒材17に当接して抜落ち防止型フック部22
Bを容易に押し広げることができるようになっている。
これにより、抜落ち防止型フック部22Bを水平棒材1
7に押し込むときに、案内部22Cが最初に水平棒材1
7に当接して抜落ち防止型フック部22Bが押し広げら
れ、押し込みやすいようになっている。なお、抜落ち防
止型フック部22Bは金属製の線材であり、弾性を有す
るため、ある程度撓むようになっている。
【0036】ワゴン11の支柱16は、分割部23を境
に上下に分割され、保管や搬送時に短くできるようにな
っている。この分割部23は、パイプ状の支柱16内に
挿入される接続プラグ(図示せず)によって支持されて
いる。この接続プラグは、分割部23で分割された支柱
16の一方に埋め込まれて固定され、他方の支柱16内
に緩やかに挿入されるようになっている。この接続プラ
グと他方の支柱16とはネジ等で固定されることはな
く、支柱16は分割部23を境に容易に切り離せるよう
になっている。
【0037】なお、上記2つのフック部22が係止する
上下2本の水平棒材17は、各フック部22の位置に整
合する位置に正確に取り付けられている。
【0038】[動作]以上のように構成されたワゴン1
1では、保管や輸送時には小さくまとめられる。具体的
には、回動式側壁部14を折り畳んで底面壁部13に重
ねる。支柱16は分割部23を境に切り離して短くまと
める。キャスタ5も支柱16から取り外す。これによ
り、ワゴン全体を小さくまとめて収納する。
【0039】ワゴンを組み立てるときは、支柱16を分
割部23で接続する。線材製バスケット12は、その回
動式側壁部14を立てて、支柱16の上部の水平棒材1
7に簡易係止型フック部22Aを、下部の水平棒材17
に抜落ち防止型フック部22Bを掛ける。このとき、簡
易係止型フック部22Aは、当接支持部21との間隔が
水平棒材17の外径sとほぼ同様か僅かに大きくなるよ
うに設定されているため、容易に掛けることができる。
これにより、簡易係止型フック部22Aは上部の水平棒
材17に係止される。
【0040】一方、抜落ち防止型フック部22Bは、水
平棒材17に押し込むことで、案内部22Cが水平棒材
17に当接して開かれる。さらに、押し込むことで、抜
落ち防止型フック部22Bと当接支持部21との間に水
平棒材17がはまり込む。これにより、抜落ち防止型フ
ック部22Bと当接支持部21が水平棒材17を掴み、
抜け落ちることがなくなる。即ち、抜落ち防止型フック
部22Bが上方へ抜けることがなくなる。これにより、
当接支持部21を介して抜落ち防止型フック部22Bと
一体的に取り付けられている簡易係止型フック部22A
が上方へずれることがなくある。この結果、支柱16
は、分割部23の上部がその下部から抜けることがなく
なる。即ち、分割部23の下部の支柱16に固定された
水平棒材17を抜落ち防止型フック部22Bが掴み、分
割部23の上部の支柱16に固定された水平棒材17を
簡易係止型フック部22Aが引っ掛けて支持するため、
支柱16が分割部23で上下に分離することがなくな
る。
【0041】また、キャスタ5を支柱16の下端部に取
り付ける。
【0042】[効果]このように、抜落ち防止型フック
部22Bを水平棒材17を抱え込むように湾曲させて形
成すると共に、抜落ち防止型フック部22Bと当接支持
部21との最小間隔tを水平棒材17の外径sよりも小
さくしたので、水平棒材17にはまり込んだ抜落ち防止
型フック部22Bは抜け落ちることがなくなる。即ち、
抜落ち防止型フック部22Bを上方にずらして水平棒材
17から外そうとすると、抜落ち防止型フック部22B
が水平棒材17に当たってつかえてしまい、強い力で引
き抜かない限り抜けることはない。
【0043】また、抜落ち防止型フック部22Bに案内
部22Cを設けたので、この案内部22Cが水平棒材1
7に当たって抜落ち防止型フック部22Bを容易に取り
付けることができる。
【0044】この結果、線材製バスケット12を被係止
部側の水平棒材17に対して容易にかつ確実に取り付け
ることができる。
【0045】また、分割部23の下部の支柱16に取り
付けた水平棒材17を抜落ち防止型フック部22Bで掴
んで、分割部23の上部に支柱16に取り付けた水平棒
材17に簡易係止型フック部22Aを引っ掛けるので、
分割部23で分割された支柱16を容易にかつ確実に支
持することができる。
【0046】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態について図4を基に説明する。本実施形態に係
るワゴン31の特徴は線材製バスケット32の取付構造
を改良した点にある。
【0047】本実施形態に係る線材製バスケット32
は、金属製の線材を用いて作られ、主に、底面壁部33
と、一体側壁部34と、別体側壁部35とから構成され
ている。
【0048】底面壁部33は、第1の実施形態の底面壁
部13と同様に、直交する多数本の線材33A,33B
を組み合わせた平面板状に構成されている。
【0049】一体側壁部34は底面壁部33の両側に一
体的に取り付けられている。この一体側壁部34は、直
交する多数本の線材34A,34Bを組み合わせた平面
板状に構成されている。具体的には、底面壁部33の線
材33Bを延長した縦線材34Aと、この縦線材34A
の上下端部を支持する2本の横線材34Bとを組み合わ
せて一体側壁部34が構成されている。なお、この一体
側壁部34は、底面壁部33に対して回動しないように
固定したが、回動可能に設けてもよい。
【0050】別体側壁部35は、支柱36に取り付けら
れた3本の水平棒材37によって構成されている。
【0051】一体側壁部34の2本の横線材34Bの端
部には、挿入棒部39が設けられている。この挿入棒部
39は、後述する係止棒部41と相俟って線材製バスケ
ット32に加わる荷重を支えるための部材である。2本
の挿入棒部39のうち上部の挿入棒部39Aは、支柱3
6の上部挿入穴40Aに挿入されて支持される。この上
部挿入穴40Aは支柱36に対して貫通しておらず、線
材製バスケット32側にのみ開口して形成されている。
【0052】下部の挿入棒部39Bは、支柱36の下部
挿入穴40Bに挿入されて支持される。挿入棒部39B
にはネジ山が形成されている。下部挿入穴40Bは支柱
36を貫通して設けられている。挿入棒部39Bは、下
部挿入穴40Bに挿入されて支柱36の反対側へ延出
し、ナット(図示せず)で固定されるようになってい
る。
【0053】底面壁部33の端部には係止棒部41が設
けられている。この係止棒部41は、別体側壁部35を
構成する3本の水平棒材37のうちの下部の水平棒材3
7に係止し、挿入棒部39と相俟って線材製バスケット
32に加わる荷重を支えるための部材である。この係止
棒部41は、底面壁部33を構成する線材33Aのうち
の2本の線材33Aの端部を延長して形成されている。
具体的には、上記2本の線材33Aを上方に折り曲げた
立ち上げ部41Aと、この立ち上げ部41Aの上端から
水平に折り曲げた水平支持部41Bとから構成されてい
る。立ち上げ部41Aの寸法は、その上端の水平支持部
41Bが別体側壁部35の下部の水平棒材37と同じ高
さになるように設定されている。
【0054】[動作]以上のように構成されたワゴン3
1は、次のようにして組み立てられる。
【0055】上部の挿入棒部39Aを支柱36の上部挿
入穴40Aに、下部の挿入棒部39Bを支柱36の下部
挿入穴40Bにそれぞれ挿入する。これにより、係止棒
部41の水平支持部41Bが別体側壁部35の下端の水
平棒材37にその上側から係止される。
【0056】次いで、支柱36に貫通して反対側から延
出した下部挿入穴40Bの先端部にナットを螺合して締
め付ける。
【0057】この他に、キャスタ5等を取り付ける。
【0058】[効果]以上のように、挿入棒部39A,
39Bを上部及び下部挿入穴40A,40Bにそれぞれ
挿入して、下部の挿入棒部39Bをナットで固定するだ
けで、線材製バスケット32を支柱36に取り付けるこ
とができるため、ワゴン31を容易に組み立てることが
できる。
【0059】線材製バスケット32は、挿入棒部39と
係止棒部41とで支柱36側に支えられるため、十分な
強度が得られ、線材製バスケット32に多数の物が載置
されて大きな荷重がかかっても、その荷重を確実に支持
することができるようになる。
【0060】[第3の実施形態]次に、本発明の第3の
実施形態について図5を基に説明する。本実施形態に係
るワゴン43の特徴は線材製バスケット44の取付構造
を改良した点にある。
【0061】本実施形態に係る線材製バスケット44
は、金属製の線材を用いて作られ、主に、底面壁部45
と、着脱側壁部46と、固定側壁部47とから構成され
ている。
【0062】底面壁部45は、直交する多数本の線材4
5A,45Bを組み合わせた平面板状に構成されてい
る。この底面壁部45は単体の部材として構成され、着
脱側壁部46等から分離されている。底面壁部45の一
方向(図5中の前後方向)に配設された線材45Aのう
ちの数本にフック部49が設けられている。このフック
部49は、線材45Aを底面壁部45の周縁部から外方
へ延長し、下方へ折り曲げて形成されている。このフッ
ク部49が後述する水平支持棒54に係止されること
で、底面壁部45が支柱52側に支持されるようになっ
ている。
【0063】着脱側壁部46は、多数本の線材を平板状
に組み合わせて構成されている。具体的には、多数本の
縦線材46Aの上下端部と中央部とにそれぞれ取り付け
られて3本の横線材46Bとから構成されている。この
3本の横線材46Bのうち上下の横線材46Bの端部に
は挿入棒部51が設けられている。この挿入棒部51
は、横線材46Bの端部を延長して形成されている。こ
の挿入棒部51が後述する支柱52の挿入穴52Aに挿
入されることで、着脱側壁部46が支柱52側に取り付
けられるようになっている。
【0064】固定側壁部47は支柱52に設けられてい
る。この固定側壁部47は具体的には、支柱52に掛け
渡した状態で固定された3本の水平棒材53で構成され
ている。
【0065】支柱52は、逆U字状に折り曲げて形成さ
れている。さらに、対向する2つの支柱52は2本の水
平支持棒54で連結して支持されている。この水平支持
棒54は、支柱52にボルト等によって一体的に固定さ
れる。支柱52のうち水平棒材53が取り付けられた部
分には、挿入穴52Aが上下に2つずつ設けられてい
る。この上下の挿入穴52Aの間隔は、着脱側壁部46
の上下の横線材46Bの端部にそれぞれ設けられた挿入
棒部51の間隔に整合されている。これにより、上下2
つの挿入棒部51が上下2つの挿入穴52Aに整合して
挿入できるようになっている。
【0066】[動作]以上のように構成されたワゴン4
3は、次のようにして組み立てられる。
【0067】支柱52に水平支持棒54を仮止めして、
底面壁部45のフック部49を水平支持棒54に掛ける
と共に、着脱側壁部46の挿入棒部51を挿入穴52A
に挿入する。次いで、水平支持棒54を支柱52に固定
する。
【0068】この他に、キャスタ5等を取り付ける。
【0069】[効果]以上のように、線材製バスケット
44の支柱52への取り付けが、底面壁部45を水平支
持棒54に掛け、着脱側壁部46を挿入穴52Aに挿入
して水平支持棒54を支柱52に固定するだけで済むた
め、容易にワゴン43を組み立てることができるように
なる。
【0070】[第4の実施形態]次に、本発明の第4の
実施形態について図6及び図7を基に説明する。本実施
形態に係るワゴンの特徴は平板状のテーブル62の取付
構造を改良した点にある。なお、本実施形態に係るワゴ
ンを構成する支柱は上記第3の実施形態の支柱52と同
じ構成を有している。さらに、第3の実施形態に係る水
平支持棒54と同様に2つの支柱52を連結して支持す
るテーブル支持棒66が設けられている。
【0071】本実施形態に係るテーブル62は、金属製
の板材で平板状に構成されている。このテーブル62の
周縁には、垂直壁部63と、水平壁部64とが設けられ
ている。垂直壁部63は、テーブル62の周縁を下方に
折り曲げて形成されている。水平壁部64は垂直壁部6
3の下端を内側へ水平に折り曲げて形成され、テーブル
支持棒66を抱え込むようになっている。
【0072】テーブル62の四隅には、円弧状に切り欠
いた支柱嵌合部65が形成されている。この支柱嵌合部
65は、支柱の外周に整合するように、支柱の外径と同
じ曲率で形成されている。
【0073】[動作]以上のように構成されたワゴン
は、次のようにして組み立てられる。
【0074】テーブル62の対向する縁部の垂直壁部6
3及び水平壁部64でテーブル支持棒66を抱え込むよ
うにして、このテーブル支持棒66を対向する支柱52
間に掛け渡して固定する。
【0075】これにより、テーブル62を容易にかつ確
実に支柱52に組み付けることができる。このとき、テ
ーブル62の横方向への移動は、垂直壁部63がテーブ
ル支持棒66に当接することで規制される。テーブル6
2の上下方向への移動は、水平壁部64がテーブル支持
棒66に当接することで規制される。
【0076】この他に、キャスタ5等を取り付ける。
【0077】[効果]以上のように、テーブル62に垂
直壁部63と水平壁部64とを設けたので、テーブル支
持棒66を支柱52に固定すると、垂直壁部63と水平
壁部64とがテーブル支持棒66を抱え込む状態にな
り、テーブル62とテーブル支持棒66との間を固定し
なくても、テーブル62を確実に支持することができ
る。
【0078】[第5の実施形態]次に、本発明の第5の
実施形態について図8及び図9を基に説明する。本実施
形態に係るワゴンの全体構成は上記第4の実施形態のワ
ゴンとほぼ同様である。
【0079】本実施形態に係るワゴンの特徴は平板状の
テーブル71の取付構造を改良した点にある。
【0080】本実施形態に係るテーブル71は、上記第
4の実施形態のテーブル62と同じ構成を有している。
即ち、テーブル71は、金属製の板材で平板状に構成さ
れ、その周縁に垂直壁部72と水平壁部73と支柱嵌合
部74とが設けられている。これら垂直壁部72、水平
壁部73及び支柱嵌合部74は上記第4実施形態の垂直
壁部63、水平壁部64及び支柱嵌合部65と同様の構
成を有している。なお、本実施形態においては、水平壁
部73はなくてもよい。
【0081】テーブル71の四隅に円弧状に切り欠いて
形成された切欠き部としての支柱嵌合部74は、支柱5
2の外周に整合するように、支柱52の外径と同じ曲率
で形成されている。この支柱嵌合部74には円弧状板片
76が取り付けられている。この円弧状板片76は、垂
直壁部72を四隅の部分で連続した縦壁を作って、テー
ブル71の強度を高めるための部材である。円弧状板片
76は、円弧部77と、固定部78とから構成されてい
る。円弧部77は、支柱嵌合部74と同様に支柱52の
外周に合わせて円弧状の湾曲させて形成されている。2
つの固定部78は、平板状に形成され、円弧部77の両
側に90度の角度をなして一体的に設けられている。
【0082】以上の構成の円弧状板片76は、その2つ
の固定部78が、垂直壁部72の内側に接着剤や溶接等
で固定される。これにより、円弧部77は、支柱嵌合部
74で途切れた垂直壁部72をつないで連続した縦壁を
形成する。即ち、垂直壁部72をテーブル71の全周に
亘って連続した縦壁にしている。
【0083】円弧部77には、テーブル71を支柱52
に固定するための固定穴79が設けられている。
【0084】[動作]以上のように構成されたワゴン
は、次のようにして組み立てられる。
【0085】4本の支柱52をテーブル71の四隅の支
柱嵌合部74に設けた円弧状板片76に合わせ、固定穴
79にボルト(図示せず)を通して互いに固定する。
【0086】これにより、テーブル71を容易にかつ確
実に支柱52に組み付けることができる。
【0087】組み付けられたテーブル71上に物を載置
して荷重がかかると、その荷重は、垂直壁部72と円弧
状板片76とで支えられる。垂直壁部72が円弧状板片
76でつながれて連続した縦壁になると、途中で切れて
た縦壁に比べて大幅に強度が増す。この大幅に強度が増
した垂直壁部72及び円弧状板片76で、テーブル71
上に載置された物を確実に支持する。
【0088】一方、搬送や保管の際には、複数枚のテー
ブル71を積み重ねたり、支柱52等とまとめて積み重
ねたりして、小さく梱包する。このとき、テーブル71
の上側面や下側面から荷重がかかっても、大幅に強度が
増した垂直壁部72及び円弧状板片76で支持して、テ
ーブル71の変形を防止する。
【0089】[効果]以上のように、円弧状板片76を
設けて垂直壁部72を連続した縦壁に形成するため、テ
ーブル71の強度を大幅に増大させることができる。こ
の結果、補強用の部材を用いなくても、テーブル71に
十分な強度を持たせることができる。
【0090】[変形例] (1) 上記第1の実施形態では、フック部22をワゴ
ン11の線材製バスケット12に用いた場合を例に説明
したが、本発明をこれに限らず、図10に示すような、
小物を入れる線材製バスケット81に用いてもよい。こ
の場合、バスケット本体82の一側に簡易係止型フック
部22Aと抜落ち防止型フック部22Bが設けられ、壁
等に設けられた水平棒材83に掛けられる。この場合で
も、上記第1の実施形態同様の作用、効果を奏すること
ができる。
【0091】(2) 上記第1の実施形態では、抜落ち
防止型フック部22Bを下方にだけ設けたが、両方に設
けてよい。また、支柱16が分割されていない場合は、
上方にだけ設けてもよい。この場合でも、上記第1の実
施形態同様の作用、効果を奏することができる。
【0092】(3) 第3実施形態では、フック部49
を水平支持棒54に掛けて支持するようにしたが、支柱
52に取り付けられた水平棒材53に掛けるように設け
てもよい。この場合でも、上記第3の実施形態同様の作
用、効果を奏することができる。
【0093】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば次のような効果を奏することができる。
【0094】(1) フック部を、水平棒材を抱え込む
ように湾曲させ、当接支持部との最小間隔が上記水平棒
材よりも小さくなるように設定したので、線材製バスケ
ットを被係止部側の水平棒材に対して容易に取り付ける
ことができると共に、抜け落ちを確実に防止することが
できる。
【0095】(2) 水平棒材を抱え込むように湾曲さ
せて当接支持部との最小間隔が上記水平棒材よりも小さ
くなるように設定したフック部を、ワゴンの線材製バス
ケットに設けたので、線材製バスケットを支柱に容易に
取り付けることができると共に、線材製バスケットが抜
け落ちないように確実に支持することができる。
【0096】(3) 上下の分割された支柱の下部に、
水平棒材を抱え込むように湾曲させて当接支持部との最
小間隔が上記水平棒材よりも小さくなるように設定され
たフック部を設けたので、線材製バスケットを取り付け
るだけで、上下に分割された支柱を確実に支持すること
ができる。
【0097】(4) 線材製バスケットの両側に、支柱
に設けられた挿入穴に挿入される挿入棒部と、水平棒材
に係止して線材製バスケットに加わる荷重を支える係止
棒部とを備えたので、線材製バスケットに加わる荷重
を、挿入棒部と係止棒部とで分散して支持し、十分な強
度を持たせることができる。
【0098】(5) 線材製バスケットの一方の側壁部
が複数本の水平棒材を支柱に掛け渡した状態で固定して
構成され、他方の側壁部が複数本の線材を平板状に組み
合わせて構成されると共にその両側端部に2本の支柱に
それぞれ設けられた挿入穴に挿入する挿入棒部を備え、
底面壁が複数本の線材を平板状に組み合わせて構成され
ると共にその周囲に上記水平棒材またはこの水平棒材と
直交して支柱間に掛け渡された支持棒材に係止するフッ
ク部を備えたので、線材製バスケットを支柱に容易に組
み付けることができる。
【0099】(6) テーブルを支持するテーブル支持
棒材を支柱間に掛け渡した状態で固定して設けられ、テ
ーブルの周縁に、この周縁を下方に折り曲げた垂直壁部
と、この垂直壁部の下端を水平に折り曲げて上記テーブ
ル支持棒材を抱え込むようにした水平壁部とを備えて構
成したので、テーブルを容易にかつ確実に支柱に組み付
けることができる。
【0100】(7) テーブルを、四角形状の上板部
と、この上板部の周縁から下方に折り曲げた垂直壁部
と、上記上板部の四隅を上記垂直壁部と共に上記支柱に
合わせて円弧状に切り欠いた切欠き部と、この切欠き部
に取り付けられ上記支柱の外周に合わせて円弧状の壁部
を形成して四隅で隣接する上記垂直壁部を互いにつなぐ
円弧状板片と、この円弧状板片に設けられ当該テーブル
を上記支柱に固定するための固定穴とを備えて構成した
ので、テーブルの周縁に全周に亘って連続した縦壁を構
成することができ、テーブルの強度を大幅に向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る線材製バスケッ
トのフック部を示す要部断面図である。
【図2】従来のワゴンを示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る線材製バスケッ
トの要部を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る線材製バスケッ
トの要部を示す斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る線材製バスケッ
トの要部を示す斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係るテーブルを示す
斜視図である。
【図7】図6のテーブルの要部を示す斜視図である。
【図8】本発明の第5の実施形態に係るテーブルをその
裏面から示す斜視図である。
【図9】図8のテーブルの要部を示す分解斜視図であ
る。
【図10】変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11:ワゴン、12:線材製バスケット、13:底面壁
部、14:回動式側壁部、15:固定式側壁部、16:
支柱、17:水平棒材、21:当接支持部、22:フッ
ク部、22A:簡易係止型フック部、22B:抜落ち防
止型フック部、23:分割部、31:ワゴン、32:線
材製バスケット、33:底面壁部、34:一体側壁部、
35:別体側壁部、36:支柱、37:水平棒材、3
8:支柱、39:挿入棒部、41:係止棒部、43:ワ
ゴン、44:線材製バスケット、45:底面壁部、4
6:着脱側壁部、47:固定側壁部、49:フック部、
51:挿入棒部、52:支柱、53:水平棒材、54:
水平支持棒。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の線材を組み合わせて籠状に形成
    した線材製バスケットにおいて、 被係止部側の水平棒材に一方から当接する当接支持部
    と、 上記水平棒材にその上方から他方へ回り込んで係止する
    フック部とからなり、 上記フック部を、上記水平棒材を抱え込むように湾曲さ
    せ、この湾曲させたフック部と上記当接支持部との最小
    間隔が上記水平棒材よりも小さくなるように設定された
    ことを特徴とする線材製バスケット。
  2. 【請求項2】 複数本の線材を組み合わせて籠状に形成
    した線材製バスケットにおいて、 上下方向に複数本設けられた被係止部側の水平棒材に一
    方から当接する当接支持部と、 上下方向に複数個設けられ、上記水平棒材のうちの1本
    にその上方から他方へ回り込んで係止する複数のフック
    部とからなり、 上記複数のフック部の一または二以上を、上記水平棒材
    を抱え込むように湾曲させ、この湾曲させたフック部と
    上記当接支持部との最小間隔が上記水平棒材よりも小さ
    くなるように設定されたことを特徴とする線材製バスケ
    ット。
  3. 【請求項3】 複数本の線材を組み合わせて籠状に形成
    した線材製バスケットと、この線材製バスケットをその
    四隅から支持する支柱とを備えてなるワゴンにおいて、 上記支柱に、一本または複数本の水平棒材を掛け渡して
    固定し、 上記線材製バスケットの両側に、上記水平棒材に当接及
    び係止する、上記請求項1または2に記載の当接支持部
    及びフック部を備えたことを特徴とするワゴン。
  4. 【請求項4】 複数本の線材を組み合わせて籠状に形成
    した線材製バスケットと、この線材製バスケットをその
    四隅から支持する支柱とを備えてなるワゴンにおいて、 上記支柱を上下に分割すると共に、この分割部分を挟ん
    だ上下の位置に複数本の水平棒材を掛け渡して固定し、 上記線材製バスケットの両側に、上記水平棒材に当接す
    ると共に上記分割部分を挟んだ上下の水平棒材にそれぞ
    れ係止する、上記請求項2に記載の当接支持部及び複数
    のフック部を備え、 上記複数のフック部のうちの少なくとも分割部分の下方
    のフック部を上記水平棒材を抱え込むように湾曲させ
    て、上記当接支持部との最小間隔が上記水平棒材よりも
    小さくなるように設定されたことを特徴とするワゴン。
  5. 【請求項5】 複数本の線材を組み合わせて籠状に形成
    した線材製バスケットと、この線材製バスケットをその
    四隅から支持する支柱とを備えてなるワゴンにおいて、 上記支柱に、水平棒材を掛け渡して固定し、 上記線材製バスケットの両側に、上記支柱に設けられた
    挿入穴に挿入される挿入棒部と、上記水平棒材に係止し
    て線材製バスケットに加わる荷重を支える係止棒部とを
    備えたことを特徴とするワゴン。
  6. 【請求項6】 複数本の線材を組み合わせて籠状に形成
    した線材製バスケットと、この線材製バスケットをその
    四隅から支持する支柱とを備えてなるワゴンにおいて、 上記線材製バスケットが、互いに対向する一方の一対の
    側壁部と、他方の一対の側壁部と、底面壁部とからな
    り、 上記一方の側壁部が複数本の水平棒材を上記支柱に掛け
    渡した状態で固定して構成され、 上記他方の側壁部が複数本の線材を平板状に組み合わせ
    て構成されると共に、その両側端部に上記2本の支柱に
    それぞれ設けられた挿入穴に挿入する挿入棒部を備え、 上記底面壁が複数本の線材を平板状に組み合わせて構成
    されると共に、その周囲に上記水平棒材またはこの水平
    棒材と直交して支柱間に掛け渡された支持棒材に係止す
    るフック部を備えたことを特徴とするワゴン。
  7. 【請求項7】 平板状のテーブルと、そのテーブルを四
    隅から支持する支柱とを備えてなるワゴンにおいて、 上記テーブルを支持するテーブル支持棒材を上記支柱間
    に掛け渡した状態で固定して設けられ、 上記テーブルの周縁に、この周縁を下方に折り曲げた垂
    直壁部と、この垂直壁部の下端を水平に折り曲げて上記
    テーブル支持棒材を抱え込むようにした水平壁部とを備
    えたことを特徴とするワゴン。
  8. 【請求項8】 平板状のテーブルと、そのテーブルを四
    隅から支持する支柱とを備えてなるワゴンにおいて、 上記テーブルが、 四角形状の上板部と、 この上板部の周縁から下方に折り曲げた垂直壁部と、 上記上板部の四隅を上記垂直壁部と共に上記支柱に合わ
    せて円弧状に切り欠いた切欠き部と、 この切欠き部に取り付けられ上記支柱の外周に合わせて
    円弧状の壁部を形成して四隅で隣接する上記垂直壁部を
    互いにつなぐ円弧状板片と、 この円弧状板片に設けられ当該テーブルを上記支柱に固
    定するための固定穴とを備えたことを特徴とするワゴ
    ン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008513065A (ja) * 2004-11-05 2008-05-01 向明 李 収納棚連接器
JP2016522111A (ja) * 2013-04-24 2016-07-28 カール・フロイデンベルク・カーゲーCarl Freudenberg KG クリーニングカート

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