JP2005086286A - 電話装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】VoIP通話開始時に、PSTN番号検出部8又はVoIP処理部2により検出された接続先の番号に基づいて、番号検索制御部9によりデータベース9Aに記憶された接続先のPSTN網10に対するPSTN番号を検索して不揮発性メモリ9Bに予め記録し、VoIP処理部2からインターネット網20を介してVoIP通話中に、停電検知部3にて商用電源31の停電を検知すると、給電切替部4にて、網給電部1に切り替えて網給電が可能なPSTN網10からの給電を行ない、PSTN自動発呼部7を起動し、不揮発性メモリ9Bに予め記録されていた接続先のPSTN番号を用いて、PSTN網10に対して自動的に発呼し、VoIP通話の接続先の応答により、該接続先とPSTN網10を介して再通話接続を行なうことにより、通話を再開させる。
【選択図】図1
Description
かかるVoIP通話を実現するための従来のVoIPアダプタとしては、次のような技術が提案されている。例えば、特許文献1に示す特開2001−223748号公報「インターネット電話ネットワークシステム」に記載された技術は、通話情報として入力された音声をパケット化してデジタルデータとして通信するデジタル通信回線と、入力された音声をアナログデータのまま通信するアナログ通信回線とを用いるインターネット電話ネットワークシステムにおいて、電話機から通話情報と電話番号とからなる所定の情報を入力することにより、接続先判定手段により、前記デジタル通信回線と前記アナログ通信回線とのいずれか一方の経路を選択して、選択した経路に前記所定の情報を出力する通話装置アダプタを有することを特徴としている。
即ち、網給電が可能なPSTN網(公衆電話網)などの第一のネットワークを経由して通話中の状態にある場合に、商用電源の停電が発生した場合には、そのまま第一のネットワークを経由した通話を継続し、一方、給電がなされない接続装置からなるインターネット網などの第二のネットワークを経由して音声パケットとして通話を行なうVoIP通話中に、商用電源の停電が発生した場合には、該停電を自動的に検知して、各回路部に対する給電系統を網給電が可能な第一のネットワークからの給電に自動的に切り替えると共に、予め設定されている発呼情報(第一のネットワークに対する電話番号)を用いて、第一のネットワークに対して自動的に発呼接続し直して、通話を再開させることが可能であり、停電発生時における使用者に対する利便性を大幅に向上させることができる。
図1は、本発明に係る電話装置の要部の一構成例と共に該電話装置のネットワーク接続構成の一例を示す概念図である。図1に示すように、電話装置100は、既存の電話機41を用いても、破線にて囲まれたVoIPアダプタ51により、網給電が可能な第一のネットワークであるPSTN網10と、網給電が不可能な第二のネットワーク即ちイーサネット(登録商標)やxDSLモデム等の接続装置を介して音声パケットとして送受信するインターネット網20との双方に接続することが可能であり、いずれのネットワークを介しても通話接続を行なうことが可能である。
ここで、PSTN網10は、接続されている各種装置に対して網給電が可能な音声通話用ネットワークである。また、公衆回線11及び12は、PSTN網10と電話装置100のVoIPアダプタ51及び既存のVoIPアダプタ52とを接続して、PSTN網10から給電されてくる電力を各アダプタに対して供給すると共に、アナログ音声帯域を含む各種信号を伝送することを可能とする電話回線である。
給電切替部4は、停電検知部3からの制御を受けて、商用電源31からの電力を供給する通常給電部5と、PSTN網10から公衆回線11を介して電力が供給されてくる網給電部1とのいずれから電話装置100の各回路部に対して電力を供給させるかを切り替える給電切替手段を備えている。ここに、通常給電部5は、商用電源31から供給される電力をもって電話装置100の各回路部に対して電力を供給する手段を備えている。
ここで、通話種別が、既存の電話機41が既存の電話機42に対して網給電が可能なPSTN網10を経由してPSTN発呼する場合か、もしくは、既存の電話機42から既存の電話機41に対してPSTN網10を経由してPSTN着呼した場合であることが判別されると(ステップS1の「PSTN発呼又はPSTN着呼」の場合)、ステップS2へ進み、PSTN網10を経由した実際の通話が開始され通話状態となる(ステップS2)。
まず、既存の電話機42の接続先登録パターンが、PSTN番号とVoIP番号とのそれぞれで異なる番号を所有している図3における名称「A」の場合であれば、次のように動作する。接続相手先の既存の電話機42との通話において、PSTN網10経由の既存の電話機42との発呼接続、又は、PSTN網10から既存のVoIPゲートウェイ30及びインターネット網20経由の既存の電話機42との発呼接続、あるいは、その逆の経路となる既存の電話機42との着呼接続がなされている場合には、PSTN番号検出部8又はVoIP処理部2は、図3の名称「A」におけるPSTN番号“0111111111”を検出する。
Claims (4)
- 接続された装置に対して網給電が可能な第一のネットワークに接続されると共に、接続された装置に対する給電が不可能な第二のネットワークにも接続されて、いずれかのネットワークを経由して、前記第一のネットワーク及び/又は前記第二のネットワークに接続された他の電話装置との間で通話が可能な電話装置において、前記第一のネットワークを経由して前記他の電話装置に対して発呼するための発呼情報を予め記憶する発呼情報記憶手段と、商用電源の停電を検知する停電検知手段と、該商用電源からの給電と前記第一のネットワークからの網給電とを切り替える給電切替手段とを具備し、前記第一のネットワークと前記第二のネットワークとの双方に接続された他の電話装置と、前記第二のネットワークを経由した通話中の状態にある場合に、商用電源の停電を前記停電検知手段により検知した場合、前記給電切替手段により前記第一のネットワークからの網給電に切り替えると共に、前記発呼情報記憶手段により予め記憶された前記発呼情報を用いて前記第一のネットワークを経由して、通話中の状態にあった該他の端末装置に対して発呼することを特徴とする電話装置。
- 接続された装置に対して網給電が可能な第一のネットワークに接続されると共に、接続された装置に対する給電が不可能な第二のネットワークにも接続されて、いずれかのネットワークを経由して、前記第一のネットワーク及び/又は前記第二のネットワークに接続された他の電話装置との間で通話が可能な電話装置において、前記第一のネットワークを経由して前記他の電話装置に対して発呼するための発呼情報を予め記憶する発呼情報記憶手段と、商用電源の停電を検知する停電検知手段と、該商用電源からの給電と前記第一のネットワークからの網給電とを切り替える給電切替手段とを具備し、前記第一のネットワークにのみ、又は、前記第一のネットワークと前記第二のネットワークとの双方に接続された他の電話装置と、前記第一のネットワークを経由した通話中の状態にある場合に、商用電源の停電を前記停電検知手段により検知した場合、前記第一のネットワークからの網給電により前記第一のネットワークを経由した通話状態を継続することを特徴とする電話装置。
- 接続された装置に対して網給電が可能な第一のネットワークに接続されると共に、接続された装置に対する給電が不可能な第二のネットワークにも接続されて、いずれかのネットワークを経由して、前記第一のネットワーク及び/又は前記第二のネットワークに接続された他の電話装置との間で通話が可能な電話装置において、前記第一のネットワークを経由して前記他の電話装置に対して発呼するための発呼情報を予め記憶する発呼情報記憶手段と、商用電源の停電を検知する停電検知手段と、該商用電源からの給電と前記第一のネットワークからの網給電とを切り替える給電切替手段とを具備し、前記第二のネットワークにのみ接続された他の電話装置と、前記第二のネットワークを経由した通話中の状態にある場合に、商用電源の停電を前記停電検知手段により検知した場合、前記発呼情報記憶手段により前記第一のネットワークを経由する前記発呼情報が記憶されていないことを検出して、通話中の状態にあった該他の端末装置との間の通話を終了させることを特徴とする電話装置。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の電話装置において、接続相手先となる可能性がある他の電話装置が接続されている前記第一のネットワーク及び/又は前記第二のネットワークに対する発呼情報を予め設定して登録しているデータベースを具備し、前記発呼情報記憶手段が、当該電話装置が他の電話装置との間で前記第一のネットワーク又は前記第二のネットワークを経由して通話を開始する際に用いられた発呼情報又は着呼情報に基づいて、前記データベースを検索して、該他の電話装置に対する前記第一のネットワークを経由する発呼情報を、存在の有無を含めて予め記憶することを特徴とする電話装置。
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2003
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