JP3968576B2 - Ip電話システム、電話端末およびネットワーク間中継交換装置 - Google Patents
Ip電話システム、電話端末およびネットワーク間中継交換装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、IP(Internet Protocol)電話システムに関し、特に、IPネットワークを通じた緊急通報のための発明に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットやイントラネットのようなIPネットワークを利用して音声信号を送る技術であるVoIP(Voice over Internet Protocol)を用いて電話通信を行なうようにするIP電話システムが提供されている。このIP電話システムは、例えば、一般のLAN(Local Area Network)用の規格であるITU‐T勧告H.323が用いられて構成される。
【0003】
IPネットワークにおいては、通話音声信号は所定時間長分毎にパケット化されてLAN上を順次に伝送されるもので、そのためのトランスポート層のプロトコルとしてはRTP(Real−time Transport Protocol)が用いられる。このRTPにおいては、送信側では、RTPヘッダの中にパケットの順序番号(シーケンス番号)やタイムスタンプ(時刻情報)を付けてパケットを送信し、受信側では、前記順序番号やタイムスタンプを基に、再生の同期をとることにより、実時間動作をすることで、音声通話ができる。
【0004】
IPネットワークに接続された電話端末同士の通話は、上述のように、IPネットワーク内でパケット通信を行なうことにより行なうことができる。そして、IPネットワークの外の、従来からある公衆電話網に接続される電話端末との通話は、ネットワーク間中継交換装置としてのゲートウエイ装置(必要な場合にはゲートキーパ装置を伴う)を介して行なうことができる。
【0005】
すなわち、ゲートウエイ装置は、IPネットワークに接続されるとともに公衆電話網に接続され、IPネットワークを通じて電話端末から送られてきた、公衆電話網に接続されている相手方への呼は、公衆電話網を通じて相手方に送り、当該相手方の応答を確認すると、当該相手方と電話端末との間に通信路を形成するようにする。
【0006】
また、ゲートウエイ装置は、公衆電話網に接続されている相手方からの呼を受けたときには、それがIPネットワークに接続された電話端末へ宛てた呼であるときには、IPネットワークを通じて、当該呼を前記電話端末に着信させる。そして、当該電話端末が応答すると、前記相手方と電話端末との間に通信路を形成するようにする。
【0007】
そして、音声通話情報に関しては、ゲートウエイ装置は、IPネットワークを通じて電話端末から受け取った音声パケットは、パケット分解してアナログ音声信号に変換して、公衆電話網を介して相手方に送り、また、公衆電話網を通じて前記相手方から受け取ったアナログ音声信号は、デジタル信号に変換してパケット化し、IPネットワークを通じて電話端末に送るようにする。
【0008】
ところで、警察署や消防署などへの緊急通報は、現状においては、アナログ公衆網やISDN(Integrated Services Digital Network)などの公衆電話網を通じて、以下のようにして行なわれる。
【0009】
すなわち、通報者が「110」番や「119」番などの特番を用いて発呼を行なうと、公衆電話網の交換局が、その呼を当該地域の警察署や消防署の通信指令室に着信させるようにする。通信指令室が応答して緊急通報の発呼に応答して、通信回線が生成されると、その通信回線は、交換局によって保持されるようになっている。したがって、通報者側で、通信回線を一旦開放しても、通信指令室から逆信を行なうことにより、通報者側と再接続することができるようになっている。このため、緊急通報内容は、確実に通報者から通信指令室のオペレータに伝えられる。
【0010】
IP電話システムにおいても、電話端末からゲートウエイ装置を介することにより、公衆電話網を通じた緊急通報を行なうことができるようにすることが考えられる。
【0011】
しかしながら、IPネットワークを通じた通信においては、緊急通報であっても、一般的な通信と同様の接続品質をもって扱われ、過負荷等の理由によりIPネットワーク上の通信が切断されてしまった場合には、緊急通報の相手先である通信指令室と、IPネットワークに接続された電話端末との間では、回線は保持されることなく、通信路が切断されることになる。
【0012】
したがって、通信指令室から緊急通報をしてきた電話端末への再接続ができず、また、誰が、どこから緊急通報してきたかを通信指令室が捕捉できない場合が生じるという問題がある。
【0013】
IP電話システムにおけるこの問題を解決する方策の一つとして、例えば特許文献1(特開2000−138752号公報)には、IPネットワークに接続された電話端末から緊急ライン(緊急通報)の発呼があった場合には、IPネットワークではなく、公衆電話網を介して緊急通報の相手先である通信指令室に直接接続するように切り換えるようにする発明が提案されている。
【0014】
すなわち、上記特許文献1の発明においては、電話端末が接続されるIP電話終端装置に対して、IPネットワークと、公衆電話網とが接続され、IP電話終端装置において、発呼の相手先が「110」や「119」などの緊急通報の特番であるか否かを判別して、特番である場合には、公衆電話網に電話端末を接続するようにする。したがって、IP電話終端装置として特殊のものが必要であった。
【0015】
【特許文献1】
特開2000−138752号公報。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来は、IPネットワークを通じた緊急通報を行なう方法として、通信回線が一旦開放されても、確実に緊急通報内容が緊急通報先に送られるようにするもの、また、緊急通報先からの逆信が緊急通報者側に確実に着信されるようにするものは存在していない。
【0017】
この発明は、IPネットワークを通じた緊急通報において、緊急通報内容の緊急通報先への送信、また、緊急通報先からの緊急通報者への逆信が確実にできるようにした、IP電話システムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1の発明によるIP電話システムは、
IPネットワークに接続され、前記IPネットワークを通じて音声情報をパケット化データとして送受信する1または複数の電話端末と、
前記IPネットワークに接続されるとともに公衆電話網に接続され、前記IPネットワークと前記公衆電話網との間での送受信情報の中継交換処理を行なうものであって、前記公衆電話網に接続される緊急通報の相手方に、緊急通報のための中継処理を行なう機能を備えるネットワーク間中継交換装置と、
を備え、
前記電話端末は、
前記緊急通報のための処理を行なう機能を備える前記ネットワーク間中継交換装置のIPネットワーク上のアドレス情報と、緊急通報用設定情報を記憶する第1の記憶部と、
発呼の相手先の番号入力を受け付けるための入力操作部と、
前記入力操作部を通じて緊急通報の相手先の電話番号入力を受けたときに、前記緊急通報の相手先の電話番号の情報と、前記第1の記憶部から読み出した前記緊急通報用設定情報を含めた呼設定情報を、前記第1の記憶部の前記アドレス情報を用いて、前記IPネットワークを通じて前記ネットワーク間中継交換装置に宛てて送出する手段と、
を備え、
前記ネットワーク間中継交換装置は、
前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記呼設定情報に含まれる前記緊急通報用設定情報を記憶する第2の記憶部と、
音声合成手段と、
前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記緊急通報の相手先に対して前記公衆電話網を通じて発呼を行ない、前記緊急通報の相手先と前記電話端末との間の通信の中継を行なう手段と、
前記公衆電話網を通じて前記緊急通報の相手先と通信中に、前記IPネットワークを通じた前記電話端末との間の通信路が遮断されたときに、前記第2の記憶部に記憶した前記緊急通報用設定情報を、前記音声合成手段により音声情報に変換して、前記緊急通報の相手先に送信するようにする手段と、
を備えることを特徴とする。
【0019】
また、請求項2の発明によるIP電話システムは、
IPネットワークに接続され、前記IPネットワークを通じて音声情報をパケット化データとして送受信する1または複数の電話端末と、
前記IPネットワークに接続されるとともに公衆電話網に接続され、前記IPネットワークと前記公衆電話網との間での送受信情報の中継交換処理を行なうものであって、前記公衆電話網に接続される緊急通報の相手方に、緊急通報のための中継処理を行なう機能を備えるネットワーク間中継交換装置と、
を備え、
前記電話端末は、
前記緊急通報のための処理を行なう機能を備える前記ネットワーク間中継交換装置のIPネットワーク上のアドレス情報を少なくとも記憶する第1の記憶部と、
発呼の相手先の番号入力を受け付けるための入力操作部と、
前記入力操作部を通じて緊急通報の相手先の電話番号入力を受けたときに、前記緊急通報の相手先の電話番号の情報と自端末のIPネットワーク上のアドレス情報を含む呼設定情報を、前記第1の記憶部の前記アドレス情報を用いて、前記IPネットワークを通じて前記ネットワーク間中継交換装置に宛てて送出する手段と、
を備え、
前記ネットワーク間中継交換装置は、
前記IPネットワークに接続された前記電話端末それぞれのIPネットワーク上のアドレス情報と、緊急通報用設定情報とを関連付けて予め記憶する第2の記憶部と、
前記電話端末からの呼設定情報を受け取ったときに、前記電話端末のIPネットワーク上のアドレス情報を記憶する第3の記憶部と、
音声合成手段と、
前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記緊急通報の相手先に対して前記公衆電話網を通じて発呼を行ない、前記緊急通報の相手先と前記電話端末との間の通信の中継を行なう手段と、
前記公衆電話網を通じて前記緊急通報の相手先と通信中に、前記IPネットワークを通じた前記電話端末との間の通信路が遮断されたときに、前記第3の記憶部に記憶されている前記電話端末のIPネットワーク上のアドレス情報を用いて、前記第2の記憶部に記憶されている前記緊急通報用設定情報を読み出し、前記音声合成手段により音声情報に変換して、前記緊急通報の相手先に送信するようにする手段と、
を備えることを特徴とする。
【0020】
また、請求項3の発明によるIP電話システムは、
IP(Internet Protocol)ネットワークに接続され、前記IPネットワークを通じて音声情報をパケット化データとして送受信する1または複数の電話端末と、
前記IPネットワークに接続されるとともに公衆電話網に接続され、前記IPネットワークと前記公衆電話網との間での送受信情報の中継交換処理を行なうものであって、前記公衆電話網に接続される緊急通報の相手方に、緊急通報のための中継処理を行なう機能を備えるネットワーク間中継交換装置と、
を備え、
前記電話端末は、
前記緊急通報のための中継処理を行なう機能を備える前記ネットワーク間中継交換装置のIPネットワーク上のアドレス情報を少なくとも記憶する第1の記憶部と、
発呼の相手先の番号入力を受け付けるための入力操作部と、
前記入力操作部を通じて緊急通報の相手先の電話番号入力を受けたときに、前記緊急通報の相手先の電話番号の情報と自端末のIPネットワーク上のアドレス情報を含む呼設定情報を、前記第1の記憶部の前記IPネットワーク上のアドレス情報を用いて、前記IPネットワークを通じて前記ネットワーク間中継交換装置に宛てて送出する手段と、
前記ネットワーク間中継交換装置との前記IPネットワークを通じた通信路が切断された後、前記ネットワーク間中継交換装置において前記緊急通報の相手先からの逆信の着信を受けたときに、当該逆信の着信に含められる予め定められた緊急通報の逆信であることを示す情報を含む着信のみに対して応答可能とするように制御する制御手段と、
を備え、
前記ネットワーク間中継交換装置は、
前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記呼設定情報に含まれる前記電話端末のIPネットワーク上のアドレス情報を記憶する第2の記憶部と、
前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記緊急通報の相手先に対して前記公衆電話網を通じて発呼を行ない、前記緊急通報の相手先と前記電話端末との間の通信の中継を行なう手段と、
前記緊急通報の発呼を行なった電話端末との前記IPネットワークを通じた通信路が切断されたときに、前記緊急通報の相手先からの前記公衆電話網を通じた逆信の着信を監視する逆信監視手段と、
前記逆信監視手段で前記逆信の着信を検出したときに、前記緊急通報の逆信であることを示す情報を前記逆信の着信に含める手段と、
前記緊急通報の逆信であることを示す情報を含めた前記逆信の着信を、前記第2の記憶部に記憶した前記IPネットワーク上のアドレス情報を用い、前記IPネットワークを通じて前記緊急通報の発呼を行なった電話端末に対して転送する手段と、
を備えることを特徴とする。
【0021】
【作用】
上述の構成の請求項1の発明によれば、電話端末は、その入力操作部を通じて緊急通報の相手先の電話番号入力を受けたときには、第1の記憶部から読み出した、例えば自端末の所在地および自端末の使用者を示す情報などからなる緊急通報用設定情報を含めた呼設定情報を、第1の記憶部に記憶されているIPネットワーク上のアドレス情報を用いて、IPネットワークを通じて、緊急通報のための処理を行なう機能を備えるネットワーク間中継交換装置に宛てて送出する。
【0022】
この呼設定情報を受けたネットワーク間中継交換装置は、呼設定情報に含まれる緊急通報用設定情報を第2の記憶部に記憶して保持する。そして、緊急通報の相手先に対して公衆電話網を通じて発呼を行なって、緊急通報の相手先と発呼を行なった電話端末との間の通信路を生成し、両者間の通信の中継を行なう。
【0023】
そして、緊急通報の通信中に、ネットワーク間中継交換装置と緊急通報の発呼を行なった電話端末との間のIPネットワーク上での通信路が、過負荷などの理由により切断されたときには、ネットワーク間中継交換装置は、第2の記憶部に記憶している緊急通報用設定情報を、音声合成手段により音声に変換して、公衆電話網を通じて緊急通報の相手先に送るようにする。
【0024】
したがって、請求項1の発明によれば、緊急通報として必要な情報は、確実に緊急通報の相手先に届くことになる。
【0025】
請求項2の発明の場合には、請求項1の発明とは異なり、電話端末からの緊急通報の呼設定情報には、前記緊急通報用設定情報は含まれない。その代わりに、ネットワーク間中継交換装置は、第2の記憶部に、IPネットワークに接続された電話端末それぞれのIPネットワーク上のアドレス情報と、当該電話端末の所在地および当該電話端末の使用者を示す情報などからなる緊急通報用設定情報とを関連付けて予め記憶している。
【0026】
そして、緊急通報の通信中に、ネットワーク間中継交換装置と緊急通報の発呼を行なった電話端末との間のIPネットワーク上での通信路が、過負荷などの理由により切断されたときには、ネットワーク間中継交換装置は、呼設定情報に含まれていた緊急通報の発呼を行なった電話端末のIPネットワーク上のアドレス情報を用いて、第2の記憶部に記憶している緊急通報用設定情報を読み出し、音声合成手段により音声信号に変換して、公衆電話網を通じて緊急通報の相手先に送るようにする。
【0027】
したがって、請求項2の発明によれば、緊急通報として必要な情報は、確実に緊急通報の相手先に届くことになる。
【0028】
請求項3の発明においては、電話端末は、その入力操作部を通じて緊急通報の相手先の電話番号入力を受けたときには、緊急通報の相手先の電話番号の情報と自端末のIPネットワーク上のアドレス情報を含む呼設定情報を、第1の記憶部に記憶されているIPネットワーク上のアドレス情報を用いてIPネットワークを通じて、緊急通報のための処理を行なう機能を備えるネットワーク間中継交換装置に宛てて送出する。
【0029】
この呼設定情報を受けたネットワーク間中継交換装置は、呼設定情報に含まれる緊急通報の発呼を行なった電話端末のIPネットワーク上のアドレス情報を第2の記憶部に記憶して保持する。そして、緊急通報の相手先に対して公衆電話網を通じて発呼を行なって、緊急通報の相手先と発呼を行なった電話端末との間の通信路を生成し、両者間の通信の中継を行なう。
【0030】
そして、ネットワーク間中継交換装置は、緊急通報の発呼を行なった電話端末とのIPネットワークを通じた通信路が切断されたときに、逆信監視手段で、緊急通報の相手先からの公衆電話網を通じた逆信の着信を監視するようにする。
【0031】
そして、ネットワーク間中継交換装置は、逆信監視手段で逆信の着信を検出したときには、第2の記憶部に記憶したIPネットワーク上のアドレス情報を用いて、緊急通報の逆信を示す情報を含めて緊急通報先からの逆信の着信を、IPネットワークを通じて緊急通報の発呼を行なった電話端末に対して転送する。
【0032】
したがって、この請求項3の発明によれば、緊急通報において、ネットワーク間中継交換装置と緊急通報の発呼を行なった電話端末とのIPネットワークを通じた通信路が切断されても、緊急通報の相手先からの逆信が、緊急通報の発呼を行なった電話端末に確実に着信されるものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、この発明によるIP電話システムの実施の形態を、図を参照しながら説明する。
【0034】
[第1の実施形態]
図1に示すように、この実施形態のIP電話システムにおいては、インターネットなどのIPネットワーク4に対して、1または複数台のIP電話端末1と、ゲートウエイ装置2と、ゲートキーパ装置3とが接続されて構成されている。IP電話端末1のそれぞれと、ゲートウエイ装置2と、ゲートキーパ装置3とには、IPネットワーク上のIPネットワーク上のアドレス情報が予め付与されている。このIPネットワーク上のアドレス情報には、いわゆるIPアドレスと、電話番号とがある。
【0035】
ゲートウエイ装置2は、アナログ電話網やISDNなどの公衆電話網5に接続される。公衆電話網5には、周知のように、警察署の通信指令室6や消防署の通信指令室7が接続されている。
【0036】
IP電話端末1は、この例では、IPネットワーク専用の電話端末の構成とされたもので、後述するように、コンピュータの機能を備えると共に、ハンドセットを備えている。
【0037】
ゲートウエイ装置2は、IPネットワーク4と公衆電話網5とを接続するための中継機能を備えるもので、連続音声信号とIP音声パケットの相互変換や、IP音声パケットのIP電話端末1やゲートキーパ装置3とのやり取り、さらに、電話番号とIPアドレスとの相互変換などを行なう。ゲートウエイ装置2は、例えばパーソナルコンピュータで構成される。
【0038】
ゲートウエイ装置2は、例えば地域ごとに設けられるもので、図1では、1個のみが示されているが、実際には、複数個がIPネットワーク4に対して接続される。そして、この実施形態のゲートウエイ装置2は、後述する緊急通報用の機能を備える。
【0039】
ゲートキーパ装置3は、例えばパーソナルコンピュータで構成される。ゲートキーパ装置3は、IPネットワーク4内の端末として自己に登録された複数の電話端末1やゲートウエイ装置2の管理、帯域幅の割り当て、電話番号とIPアドレスの対応付けなどを行ない、IP電話端末1と、他のIP電話端末1との電話通信を管理する機能などを有する。
【0040】
また、ゲートキーパ装置3は、ゲートウエイ装置2を通じた公衆電話網5と、自己に登録された複数のIP電話端末1との間での電話通信の交換管理も行なう。
【0041】
この実施形態では、ゲートウエイ装置2とゲートキーパ装置3とにより、ネットワーク間中継交換装置が構成される。IP電話端末1間での通話等、IPネットワーク4において、相手先をIPアドレスを直接用いて指定する場合には、ゲートキーパ装置3は省略することもできる。
【0042】
[IP電話端末1のハードウエア構成例]
この実施の形態のIP電話システムにおけるIP電話端末1のハードウエア構成例を図2に示す。この実施の形態のIP電話端末1は、端末本体100と、ハンドセット150とからなる。ハンドセット150は、図示を省略したが、送話器を構成するマイクロホンと、送話アンプと、受話器を構成するスピーカと、受話アンプとを備えている。
【0043】
端末本体100は、コンピュータにより構成されており、CPU101に対して、システムバス102を介して、ROM103と、RAM104と、音声データ入出力インターフェース105と、LANインターフェース106と、送受信バッファ107と、パケット処理部108と、緊急通報用設定情報メモリ109と、タイマー回路110と、ディスプレイコントローラ111と、操作入力インターフェース(図ではインターフェースはI/Fと記載する。以下同じ)113と、LED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)駆動回路115が接続されている。
【0044】
ディスプレイコントローラ111には、例えばLCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)からなるディスプレイ112が接続されており、このディスプレイ112の表示画面には、CPU101の制御にしたがった表示が行われる。
【0045】
また、操作入力インターフェース113には、テンキー、カーソルキーやその他の操作キーを含む操作入力部114が接続されている。CPU101は、操作入力インターフェース113を介して、操作入力部114において使用者がいずれの入力キーを操作したかを認識し、その認識結果に基づいて、キー入力操作に応じた処理をROM103のプログラムに従って実行する。
【0046】
LED駆動回路115には、LED群116が接続されており、CPU101からの制御指示にしたがって、所定のLEDの点灯、点滅、消灯が制御される。LED群116の中には、逆信待ち表示用のLEDが含まれる。
【0047】
ROM103には、IP電話端末としての発呼時や着呼時の処理シーケンスを実行するプログラム、緊急通報発呼時および逆信着信のためのプログラムなどが記憶されている。RAM104は、主としてROM103のプログラムがCPU101によって実行される際にワークエリアとして使用される。
【0048】
LANインターフェース106は、IPネットワーク4を通じて送られてくるパケット化データを取り込んで、送受信バッファ107に書き込み、また、送受信バッファ107のパケット化データを、IPネットワーク4に送出するための機能を備える。送受信バッファ107は、パケット化データの送信および受信タイミングを調整するためのものである。
【0049】
パケット処理部108は、LANインターフェース106により取り込んだパケット化データを分解して制御データや音声データを得る機能と、送信する制御データや音声データをパケット化して送出するパケット化データを生成する機能を有する。このパケット処理部108は、パケット化データを分解したり、生成したりするためのバッファメモリを備える。
【0050】
なお、このパケット処理部108のパケット分解処理機能や生成処理機能は、CPU101と、ROM103とにより、ソフトウエアとして実現することもできる。
【0051】
音声データ入出力インターフェース105は、パケット分解されて得られた音声データをアナログ音声信号に変換してハンドセット150に供給し、また、ハンドセット150から入力されるアナログ音声信号をデジタル信号に変換して取り込む機能を備える。
【0052】
緊急通報用設定情報メモリ109には、緊急通報先である警察署や消防署の通信指令室6,7に、緊急通報時に、通報の発呼元として通知すべき緊急通報用設定項目の情報が記憶されている。緊急通報用設定項目の例としては、図3に示すように、緊急通報用ゲートウエイ装置2のアドレスと、当該IP電話端末1が設置されている住所、当該電話端末1の使用者(あるいは所有者)の氏名、電話番号等の情報が、メモリ109には記憶される。
【0053】
緊急通報用ゲートウエイ装置2のアドレスは、当該電話端末1が設置されている住所に最も近い場所に設置されているゲートウエイ装置2のアドレス情報であり、このアドレス情報としては、当該ゲートウエイ装置2に割り当てられた電話番号あるいはIPアドレスが用いられる。
【0054】
[ゲートウエイ装置2のハードウエア構成例]
次に、この実施形態のIP電話システムにおけるゲートウエイ装置2のハードウエア構成例を図4に示す。この実施形態のゲートウエイ装置2は、例えばパーソナルコンピュータにより構成されるもので、CPU201に対して、システムバス202を介してROM203と、RAM204と、LANインターフェース205と、送受信バッファ206と、パケット処理部207と、回線インターフェース208と、音声合成処理部209と、アドレス変換処理部210と、緊急通報用情報メモリ211とが接続されている。
【0055】
ROM203には、電話番号情報とIPアドレスとの変換の処理プログラム、緊急通報時の処理プログラムなど、ゲートウエイ装置2が実行する処理プログラムが記憶されている。
【0056】
RAM204は、主としてROM203のプログラムがCPU201によって実行される際にワークエリアとして使用される。
【0057】
また、LANインターフェース205は、IPネットワーク4を通じて送られてくるパケット化データを取り込み、また、IPネットワーク4にパケット化データを送出するための機能を備える。送受信バッファ206は、パケット化データの送信および受信タイミングを調整するためのものである。
【0058】
パケット処理部207は、LANインターフェース205により取り込んだパケットを分解し、また、送信するパケット化データを生成する機能を有する。パケット処理部207は、パケット化データを分解/生成したり、転送処理のために一時保存したりするためのバッファメモリを備える。
【0059】
回線インターフェース208は、公衆電話網5に接続される1あるいは複数の電話回線の捕捉、着信検出などの機能を備える。
【0060】
音声合成処理部209は、後述するように、緊急通報時に、必要に応じて、緊急通報用情報メモリ211に記憶されている緊急通報者の住所や氏名を、音声合成処理して、音声信号に変換する機能を有する。
【0061】
アドレス変換処理部210は、電話端末のIPアドレスと電話番号との対応などの情報を記憶しており、CPU201からの指示に基づき、それらの情報を用いて、パケットの行き先のIPアドレスを決定したり、受信先のIPアドレスを判別したりする。
【0062】
緊急通報用情報メモリ211には、IP電話端末1からの緊急通報の発呼があったときに、その呼設定情報に含まれる住所、氏名、電話番号等の情報を記憶する。後述するように、緊急通報時に、ゲートウエイ装置2と緊急通報の発呼を行なったIP電話端末1との間のIPネットワーク4を通じた通信路が切断されたときに、CPU201は、このメモリ211に記憶されている情報を読み出して、音声合成処理部209により音声合成し、緊急通報先に送るようにする。
【0063】
[緊急通報時の動作]
[IP電話端末の動作]
図5および図6は、IP電話端末1から、「110」あるいは「119」の特番による緊急通報が行なわれた場合の動作のフローチャートである。この図5および図6の各処理ステップは、IP電話端末1のCPU101が、ROM103のプログラムに従って実行するものである。
【0064】
先ず、CPU101は、操作入力部114を通じた操作により発呼処理が行われたか否か判別する(ステップS1)。発呼処理が行われていないと判別したときには、その他の処理を行なう(ステップS2)。
【0065】
ステップS1で発呼処理が行われたと判別したときには、CPU101は、その発呼は、テンキーにより、電話番号「110」あるいは「119」が入力されたことによる緊急通報の特番発呼であるか否か判別する(ステップS3)。特番発呼ではないと判別したときには、CPU101は、通常の発呼ルーチンを実行する(ステップS4)。通常の発呼ルーチンの処理の説明は、この明細書では、省略する。
【0066】
ステップS3で特番発呼であると判別したときには、CPU101は、緊急通報用設定情報メモリ109に記憶されている緊急通報用ゲートウエイ装置2のアドレスおよび緊急通報用設定情報の例としての自端末が設置されている住所、自装置の使用者の氏名、電話番号を読み出し、呼設定情報を生成して、IPネットワーク4を通じて、緊急通報用ゲートウエイ2に宛てて送る(ステップS5)。
【0067】
この呼設定情報には、「110」あるいは「119」からなる緊急通報の相手先電話番号、ゲートウエイ装置2のアドレス、自端末のアドレスと、緊急通報用設定情報の例としての緊急通報用ゲートウエイ装置2のアドレスおよび自端末が設置されている住所、自装置の使用者の氏名、電話番号とが含まれる。ゲートウエイ装置2のアドレスはIPアドレスが用いられ、自端末のアドレスとしては、電話番号またはIPアドレスのいずれかが用いられる。
【0068】
緊急通報用ゲートウエイ装置2のIPアドレスが不明の場合には、ゲートキーパ装置3に「110」、「119」の緊急通報の相手先を問い合わせ、呼設定情報はゲートウエイ装置2に送られる。緊急通報用ゲートウエイ装置2のIPアドレスが既知の場合には、ゲートキーパ装置3を介さないでゲートウエイ装置2に送られる。
【0069】
ゲートウエイ装置2は、この緊急通報の呼設定情報を受け取ると、後述のようにして、公衆電話網5を通じて緊急通報先である警察署や消防署の通信指令室6または7に発呼を行ない、通信指令室6または7が応答を行なうと、その応答をIP電話端末に転送する。
【0070】
そこで、IP電話端末1では、特番相手の通信指令室6または7の応答を待ち(ステップS6)、応答があったら、当該通信指令室6または7と、音声による通話を行なう。ここで、このステップS7における通話音声の伝送は、IP電話端末1とゲートウエイ装置2間では、音声パケットにより行なわれ、ゲートウエイ装置2と通信指令室6または7との間では、アナログ音声により行なわれることになる。
【0071】
次に、CPU101は、緊急通報の通話について、ハンドセット150のオンフックによる終話操作がなされたか否か判別し(ステップS8)、終話操作がなされたと判別したときには、緊急通報用のゲートウエイとのIPネットワーク4を通じた通信路を切断する(ステップS10)。
【0072】
そして、CPU101は、タイマー回路110をセットして、通信指令室6または7からの逆信を待つ時間を設定する逆信待ちタイマーをスタートさせる(ステップS11)。そして、CPU101は、IP電話端末1が逆信待ちの状態であることの表示をディスプレイ112の画面に行なうとともに、LED駆動回路115を制御して、逆信待ち表示用のLEDを点滅あるいは点灯させて、逆信待ちを表示する(ステップS12)。
【0073】
ステップS8で、終話操作が判別されること無く、例えばIPネットワーク4における過負荷などにより、緊急通報用のゲートウエイ装置2とのIPネットワーク4を通じた通信路が切断されてしまったことを検出したときにも(ステップS9)、CPU101は、ステップS11に進んで、逆信待ちタイマーをスタートさせ、次のステップS12で、逆信待ちの表示を行なう。
【0074】
ゲートウエイ装置2は、通信指令室6または7からの逆信を検知すると、緊急通報の発呼を行なったIP電話端末1に対して、その逆信の着信を転送するようにする。この際に、当該IP電話端末1に対する逆信の着信には、逆信であることを示す情報が含まれる。この例では、この逆信であることを示す情報としては、ゲートウエイ装置2からの発IDが用いられる。そして、その場合の逆信であることを示す発IDとしては、予め設定された特定の番号情報、例えば発呼時に使用した「110」や「119」が用いられる。
【0075】
IP電話端末1のCPU101は、この逆信待ちの状態においては、先ず、着信を受けたか否か判別する(ステップS21)。そして、着信を受けなかったと判別したときには、オフフック操作による発信操作が行われたか否か判別し(ステップS22)、発信操作が行われたと判別したときには、ハンドセット150の受話器にビジートーンを送って、発信不可であることを利用者に知らせる(ステップS23)。このとき、使用者は、逆信待ちのディスプレイ112の表示およびLEDによる逆信待ち表示を見て、逆信待ちを認識することができる。
【0076】
ステップS22で、発信操作が行われていないと判別したときには、CPU101は、タイマー回路110をチェックして、逆信タイマーのスタートから所定時間が経過したか否か判別する(ステップS24)。所定時間経過していないと判別したときには、ステップS21に戻り、着信を待つ。また、所定時間経過していると判別したときには、CPU101は、この処理ルーチンを終了する。
【0077】
ステップS21で、着信を検知したときには、CPU101は、着信の際の情報に含まれる発IDをチェックし(ステップS25)、その発IDが逆信を示すものであるか否か判別する(ステップS26)。逆信を示すものではないと判別したときには、CPU101は、当該着信を受け付けずに、通信路を切断する(ステップS27)。そして、ステップS21に戻り、着信を待つ。
【0078】
そして、ステップS26で逆信の着信であると判別したときには、CPU101は、IP電話端末1において、着信音を鳴動させる(ステップS28)。そして、この着信鳴動に対する使用者の応答を待つ(ステップS29)。そして、使用者がハンドセットをオフフックして、応答をしたことを検知すると、その応答情報をゲートウエイ装置2に送る(ステップS30)。
【0079】
これにより、逆信をしてきた通信指令室と、緊急通報をしたIP電話端末1との間に通話路が形成され、通話が可能となる。
【0080】
そして、CPU101は、オンフックによる終話操作が行われたか否か判別し(ステップS32)、終話操作がなされたと判別したときには、通話路を切断して、この処理ルーチンを終了する。
【0081】
[ゲートウエイ装置2の動作]
図7〜図10は、IP電話端末1から上述したような緊急通報の発呼が行なわれたときのゲートウエイ装置2の動作を示すフローチャートである。この図7〜図10の各処理ステップは、ゲートウエイ装置2のCPU201が、ROM203のプログラムに従って実行するものである。
【0082】
まず、CPU201は、IP電話端末1からの呼設定情報を受信したか否か判別する(ステップS31)。呼設定情報を受信しなかったと判別したときには、その他の処理を行なう(ステップS32)。
【0083】
ステップS31で、呼設定情報を受信したと判別したときには、CPU201は、その呼設定情報に含まれる発呼先の電話番号をチェックし(ステップS33)、当該発呼先の電話番号が緊急通報先である特番であるか否か判別する(ステップS34)。特番ではないと判別したときには、CPU201は、通常の発信処理ルーチンを実行する(ステップS35)。この明細書では、当該通常の発信処理ルーチンについては説明を省略する。
【0084】
ステップS34で、発呼先が特番であると判別したときには、CPU201は、IP電話端末1からの呼設定情報に含まれるIP電話端末のアドレスと、住所、氏名、電話番号等の情報を緊急通報用情報メモリ211に格納する(ステップS36)。そして、緊急通報先の公衆回線は、アナログ回線であるかISDN回線であるかを判別する(ステップS37)。
【0085】
ステップS37で、ISDN回線であると判別したときには、CPU201は、空きのISDN回線を選択し(ステップS38)、発信者番号として予め定められている所定のサブアドレスを付加して、緊急通報先の通信指令室6または7に対して発呼する(ステップS39)。このときに、ユーザ・ユーザ情報として、メモリ211に記憶した緊急通報用設定情報、この例では、発呼したIP電話端末1が設置されている住所、当該IP電話端末1の使用者の氏名、電話番号等を通信指令室に送るようにしてもよい。
【0086】
そして、通信指令室6または7の応答を待ち(ステップS40)、応答を検知すると、CPU201は、緊急通報の発呼を行なってきたIP電話端末1に対して、相手応答を通知する(ステップS41)。これにより、通信指令室6または7と、緊急通報の発呼を行なったIP電話端末1との間で、ゲートウエイ装置2を中継装置として、IPネットワーク4および公衆電話網5とを通じた通信路が形成され、通話が可能の状態となる(ステップS42)。
【0087】
そして、次に、CPU201は、IP電話端末1におけるオンフック操作に基づく解放完了メッセージを受け取ったか否か判別し(ステップS51)、受け取らないと判別したときには、ゲートウエイ装置2と緊急通報の発呼を行なったIP電話装置1との間が、IPネットワーク4の過負荷等の理由で切断されたか否か判別する(ステップS52)。ゲートウエイ装置2と緊急通報の発呼を行なったIP電話装置1との間が切断されていないと判別したときには、ステップS51に戻る。
【0088】
ステップS52で、ゲートウエイ装置2と緊急通報の発呼を行なったIP電話装置1との間が切断されたと判別したときには、CPU201は、メモリ211に記憶した住所、氏名、電話番号等の緊急通報用設定情報項目の情報を読み出し、音声合成処理部209に渡して、音声信号に変換する。そして、その音声合成した緊急通報用設定情報項目の音声信号を公衆電話網5を通じて通信指令室6または7に送る(ステップS53)。そして、CPU201は、通信指令室6または7との通話路を切断する(ステップS55)。
【0089】
また、ステップS51で、IP電話端末1でオンフック動作がなされたと判別したときには、CPU201は、IP電話端末1とのIPネットワーク4を通じた通信路を切断し(ステップS54)、また、通信指令室6または7との通話路を切断する(ステップS55)。
【0090】
そして、通信指令室6または7からの逆信の着信を待つ(ステップS56)。そして、ステップS56で、公衆電話網5を通じた着信があったと検知したときには、CPU201は、その呼設定情報に含まれる着信先情報をチェックし、緊急通報の発呼時にゲートウエイ装置2で付加されたサブアドレスが着信先情報として含まれているかどうか判別する(ステップS58)。
【0091】
ステップS58で、前記サブアドレスを検出しなかったときには、CPU201は、通常の着信処理ルーチンを実行する(ステップS59)。この通常の着信処理ルーチンの説明は省略する。
【0092】
ステップS58で、前記サブアドレスを検出したと判別したときには、前述した逆信のための発IDを含めて、メモリ211に記憶されていた緊急通報の発呼を行なったIP電話端末1に対して逆信の着信を転送する(ステップS60)。そして、当該IP電話端末1からの応答情報を待って(ステップS61)、応答情報の受信を確認すると、CPU201は、逆信を送ってきた通信指令室6または7にIP電話端末1の応答を通知する(ステップS62)。
【0093】
したがって、これにより、通信指令室6または7とIP電話端末1とが再接続されて、通話が行なわれる(ステップS63)。
【0094】
その後、CPU201は、IP電話端末1におけるオンフック操作による終話を監視し(ステップS64)、終話を検出すると、IP電話端末1との間のIPネットワークを通じた通信路と、公衆電話網を通じた通信指令室との間の通信路を切断し、公衆回線を開放し、処理を終了する(ステップS65)。
【0095】
また、ステップS37において、公衆回線がアナログ回線であると判別したときには、CPU201は、空きのアナログ回線を捕捉し(ステップS71)、緊急通報先の通信指令室6または7に対して発呼する(ステップS72)。
【0096】
そして、通信指令室6または7の応答を待ち(ステップS73)、応答を検知すると、CPU201は、緊急通報の発呼を行なってきたIP電話端末1に対して、相手応答を通知する(ステップS74)。これにより、通信指令室6または7と、緊急通報の発呼を行なったIP電話端末1との間で、ゲートウエイ装置2を中継装置として、IPネットワーク4および公衆電話網5とを通じた通信路が形成され、通話が可能の状態となる(ステップS75)。
【0097】
そして、次に、CPU201は、IP電話端末1におけるオンフック操作に基づく解放完了メッセージを受け取ったか否か判別し(ステップS76)、受け取らないと判別したときには、ゲートウエイ装置2と緊急通報の発呼を行なったIP電話装置1との間が、IPネットワーク4の過負荷等の理由で切断されたか否か判別する(ステップS77)。ゲートウエイ装置2と緊急通報の発呼を行なったIP電話装置1との間が切断されていないと判別したときには、ステップS76に戻る。
【0098】
ステップS77で、ゲートウエイ装置2と緊急通報の発呼を行なったIP電話装置1との間が切断されたと判別したときには、CPU201は、メモリ211に記憶した住所、氏名、電話番号等の緊急通報用設定情報項目の情報を読み出し、音声合成処理部209に渡して、音声信号に変換する。そして、その音声合成した緊急通報用設定情報項目の音声信号を公衆電話網5を通じて通信指令室6または7に送る(ステップS78)。そして、CPU201は、通信指令室6または7との通話路を切断する(ステップS80)。
【0099】
また、ステップS76で、IP電話端末1でオンフック動作がなされたと判別したときには、CPU201は、IP電話端末1とのIPネットワーク4を通じた通信路を切断し(ステップS79)、また、通信指令室6または7との通話路を切断する(ステップS80)。
【0100】
そして、CPU201は、公衆電話網5を通じた通信指令室6または7からの着信を待ち(ステップS81)、公衆電話網5を通じた着信があったと検知したときには、CPU201は、緊急通報に使用した一旦解放した回線への着信であるか否か判別する(ステップS82)。
【0101】
ステップS82で、緊急通報に使用した一旦解放した回線への着信でないと判別したときには、CPU201は、通常の着信処理ルーチンを実行する(ステップS83)。この通常の着信処理ルーチンの説明は省略する。
【0102】
ステップS82で、緊急通報に使用した一旦解放した回線への着信であると判別したときには、前述した逆信のための発IDを含めて、メモリ211に記憶されていた緊急通報の発呼を行なったIP電話端末1に対して逆信の着信を転送する(ステップS84)。そして、当該IP電話端末1からの応答情報を待って(ステップS85)、応答情報の受信を確認すると、CPU201は、逆信を送ってきた通信指令室6または7にIP電話端末1の応答を通知する(ステップS86)。
【0103】
したがって、これにより、通信指令室6または7とIP電話端末1とが再接続されて、通話が行なわれる(ステップS87)。
【0104】
その後、CPU201は、IP電話端末1におけるオンフック操作による終話を監視し(ステップS88)、終話を検出すると、IP電話端末1との間のIPネットワークを通じた通信路と、公衆電話網を通じた通信指令室との間の通信路を切断し、公衆回線を開放し、処理を終了する(ステップS89)。
【0105】
以上のようにして、この実施形態によれば、IPネットワークに接続された電話端末から「110」や「119」を番号入力することにより、IPネットワークを通じて緊急通報をすることができる。
【0106】
そして、その場合において、通信指令室と電話端末との間で緊急通報の通話中の途中で、過負荷などの理由でIPネットワークにおける通信路が切断されてしまった場合においても、緊急通報の発呼を行なった電話端末が設置されている住所、使用者(所有者)の氏名、電話番号等の緊急通報に必要な項目は、ゲートウエイ装置2で、メモリから読み出されて、音声合成により音声として通信指令室に確実に送られる。
【0107】
また、上述したように、ゲートウエイ装置が介在することにより、通信指令室から緊急通報の発呼を行なった電話端末に対する逆信も確実に行なえるものである。そして、その場合に、通信指令室のハードウエア構成には、変更を要しないというメリットもある。
【0108】
なお、ゲートウエイ装置2が緊急通報の相手先である通信指令室に発呼を行なう場合に、使用する公衆回線がISDN回線である場合には、ユーザ・ユーザ情報として、電話端末が設置されている住所、使用者(所有者)の氏名、電話番号等の緊急通報用設定情報を通信指令室に送ることができるので、通信指令室の設備が、当該ユーザ・ユーザ情報を取得して利用できるものであれば、音声合成による緊急通報用設定情報の伝送は省略してもよい場合がある。
【0109】
[第2の実施形態]
上述の第1の実施形態では、IP電話端末1からの緊急通報の発呼の際に、その呼設定情報に、住所や氏名、電話番号等の緊急通報用設定情報を含めて送るようにした。これに対して、この第2の実施形態では、電話端末から住所や氏名、電話番号等の緊急通報用設定情報を送るのではなく、予め、ゲートウエイ装置2において、それらの情報を、各IP電話端末1のアドレスに対応してメモリに登録しておき、緊急通報の通話中に、IPネットワーク4における通信路が切断された場合には、そのメモリに記憶されている情報を、上述と同様に、緊急通報の相手先に送るようにする。
【0110】
すなわち、この第2の実施形態の場合には、システム構成は、図1に示したものと同様であるが、以下の点が第1の実施形態と異なる。
【0111】
この第2の実施形態の場合には、IPネットワーク4に電話端末1が接続される際には、その電話端末1が設置される住所、使用者や所有者の氏名、電話番号等の前述した緊急通報用設定情報がゲートウエイ装置2に登録される。ゲートウエイ装置2は、登録された緊急通報用設定情報を、緊急通報用メモリに、それぞれの電話端末1に割り当てられたアドレス(電話番号あるいはIPアドレス)に対応付けて記憶するようにする。
【0112】
そして、ゲートウエイ装置2は、緊急通報の呼設定情報を電話端末から受け取ったときには、呼設定情報中に含まれる発呼元の電話端末のアドレスを記憶する。そして、緊急通報の通話中の途中で、IPネットワークにおける通信路が切断された場合には、ゲートウエイ装置2は、前記記憶したアドレスを頼りに、緊急通報用メモリに記憶されている当該電話端末に関する住所、氏名、電話番号等の緊急通報用設定情報を検索して読み出し、音声合成処理部209により音声情報に変換し、通報先の通信指令室に送るようにする。その他の構成および動作については、上述の第1の実施形態と同様である。
【0113】
したがって、この第2の実施形態においても、前述の第1の実施形態と同様にして、通信指令室と電話端末との間で緊急通報の通話中の途中で、過負荷などの理由でIPネットワークにおける通信路が切断されてしまった場合においても、緊急通報の発呼を行なった電話端末が設置されている住所、使用者(所有者)の氏名、電話番号等の緊急通報に必要な項目は、ゲートウエイ装置2で、メモリから読み出されて、音声合成により音声として通信指令室に確実に送られる。
【0114】
また、第1の実施形態と同様に、通信指令室から緊急通報の発呼を行なった電話端末に対する逆信も確実に行なえるものである。
【0115】
なお、この第2の実施形態の場合においても、ゲートウエイ装置2が緊急通報の相手先である通信指令室に発呼を行なう場合に、使用する公衆回線がISDN回線である場合には、緊急通報の発呼を行なった電話端末が設置されている住所、使用者(所有者)の氏名、電話番号等の緊急通報に必要な項目の情報を、そのアドレスを頼りにメモリから読み出して、ユーザ・ユーザ情報として、通信指令室に送ることができる。
【0116】
[変形例]
なお、IP電話端末1の代わりに、IPネットワーク用のアダプタを介して、アナログ電話端末を接続するようにすることもできる。その場合には、この発明による電話端末の構成は、IPネットワーク用のアダプタとアナログ電話端末の組み合わせとなる。そして、その場合には、第1の実施形態の場合には、IPネットワーク用のアダプタが、緊急通報用設定情報メモリを備え、呼設定情報中にメモリから読み出した緊急情報用設定情報を含める手段を備える。また、逆信待ちのための機能も、IPネットワーク用のアダプタが備えるものである。
【0117】
なお、図3に示した緊急通報用設定情報は、一例であり、電話番号の情報は省略してもよい。また、これらの情報に他の情報を加えてもよい。
【0118】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、IPネットワークを通じて緊急通報が行なわれる場合において、緊急通報先と電話端末との間で緊急通報の通話中の途中で、過負荷などの理由でIPネットワークにおける通信路が切断されてしまった場合においても、緊急通報の発呼を行なった電話端末が設置されている住所、使用者(所有者)の氏名、電話番号等の緊急通報用設定情報は、ネットワーク間中継交換装置で、メモリから読み出されて、音声合成により音声として緊急通報の相手先に確実に送られる。
【0119】
また、ネットワーク間中継交換装置が介在することにより、緊急通報先から緊急通報の発呼を行なった電話端末に対する逆信も確実に行なえるものである。そして、その場合に、緊急通報先におけるハードウエア構成には、変更を要しないというメリットもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この実施形態のIP電話システムの全体の概要を示す図である。
【図2】IP電話端末の実施形態の構成例を示すブロック図である。
【図3】緊急通報用設定情報メモリの記憶内容の例を示す図である。
【図4】ネットワーク間中継交換装置を構成するゲートウエイ装置の構成例を示すブロック図である。
【図5】実施形態のIP電話端末における緊急通報時の動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図6】実施形態のIP電話端末における緊急通報時の動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図7】実施形態のネットワーク間中継交換装置における緊急通報時の動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図8】実施形態のネットワーク間中継交換装置における緊急通報時の動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図9】実施形態のネットワーク間中継交換装置における緊急通報時の動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図10】実施形態のネットワーク間中継交換装置における緊急通報時の動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【符号の説明】
1 IP電話端末
2 ゲートウエイ装置
3 ゲートキーパ装置
4 IPネットワーク
5 公衆電話網
6,7 緊急通報先の通信指令室
Claims (12)
- IP(Internet Protocol)ネットワークに接続され、前記IPネットワークを通じて音声情報をパケット化データとして送受信する1または複数の電話端末と、
前記IPネットワークに接続されるとともに公衆電話網に接続され、前記IPネットワークと前記公衆電話網との間での送受信情報の中継交換処理を行なうものであって、前記公衆電話網に接続される緊急通報の相手方に、緊急通報のための中継処理を行なう機能を備えるネットワーク間中継交換装置と、
を備え、
前記電話端末は、
前記緊急通報のための処理を行なう機能を備える前記ネットワーク間中継交換装置のIPネットワーク上のアドレス情報と、緊急通報用設定情報を記憶する第1の記憶部と、
発呼の相手先の番号入力を受け付けるための入力操作部と、
前記入力操作部を通じて緊急通報の相手先の電話番号入力を受けたときに、前記緊急通報の相手先の電話番号の情報と、前記第1の記憶部から読み出した前記緊急通報用設定情報を含めた呼設定情報を、前記第1の記憶部の前記アドレス情報を用いて、前記IPネットワークを通じて前記ネットワーク間中継交換装置に宛てて送出する手段と、
を備え、
前記ネットワーク間中継交換装置は、
前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記呼設定情報に含まれる前記緊急通報用設定情報を記憶する第2の記憶部と、
音声合成手段と、
前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記緊急通報の相手先に対して前記公衆電話網を通じて発呼を行ない、前記緊急通報の相手先と前記電話端末との間の通信の中継を行なう手段と、
前記公衆電話網を通じて前記緊急通報の相手先と通信中に、前記IPネットワークを通じた前記電話端末との間の通信路が遮断されたときに、前記第2の記憶部に記憶した前記緊急通報用設定情報を、前記音声合成手段により音声情報に変換して、前記緊急通報の相手先に送信するようにする手段と、
を備えることを特徴とするIP電話システム。 - IP(Internet Protocol)ネットワークに接続され、前記IPネットワークを通じて音声情報をパケット化データとして送受信する1または複数の電話端末と、
前記IPネットワークに接続されるとともに公衆電話網に接続され、前記IPネットワークと前記公衆電話網との間での送受信情報の中継交換処理を行なうものであって、前記公衆電話網に接続される緊急通報の相手方に、緊急通報のための中継処理を行なう機能を備えるネットワーク間中継交換装置と、
を備え、
前記電話端末は、
前記緊急通報のための処理を行なう機能を備える前記ネットワーク間中継交換装置のIPネットワーク上のアドレス情報を少なくとも記憶する第1の記憶部と、
発呼の相手先の番号入力を受け付けるための入力操作部と、
前記入力操作部を通じて緊急通報の相手先の電話番号入力を受けたときに、前記緊急通報の相手先の電話番号の情報と自端末のIPネットワーク上のアドレス情報を含む呼設定情報を、前記第1の記憶部の前記アドレス情報を用いて、前記IPネットワークを通じて前記ネットワーク間中継交換装置に宛てて送出する手段と、
を備え、
前記ネットワーク間中継交換装置は、
前記IPネットワークに接続された前記電話端末それぞれのIPネットワーク上のアドレス情報と、緊急通報用設定情報とを関連付けて予め記憶する第2の記憶部と、
前記電話端末からの呼設定情報を受け取ったときに、前記電話端末のIPネットワーク上のアドレス情報を記憶する第3の記憶部と、
音声合成手段と、
前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記緊急通報の相手先に対して前記公衆電話網を通じて発呼を行ない、前記緊急通報の相手先と前記電話端末との間の通信の中継を行なう手段と、
前記公衆電話網を通じて前記緊急通報の相手先と通信中に、前記IPネットワークを通じた前記電話端末との間の通信路が遮断されたときに、前記第3の記憶部に記憶されている前記電話端末のIPネットワーク上のアドレス情報を用いて、前記第2の記憶部に記憶されている前記緊急通報用設定情報を読み出し、前記音声合成手段により音声情報に変換して、前記緊急通報の相手先に送信するようにする手段と、
を備えることを特徴とするIP電話システム。 - IP(Internet Protocol)ネットワークに接続され、前記IPネットワークを通じて音声情報をパケット化データとして送受信する1または複数の電話端末と、
前記IPネットワークに接続されるとともに公衆電話網に接続され、前記IPネットワークと前記公衆電話網との間での送受信情報の中継交換処理を行なうものであって、前記公衆電話網に接続される緊急通報の相手方に、緊急通報のための中継処理を行なう機能を備えるネットワーク間中継交換装置と、
を備え、
前記電話端末は、
前記緊急通報のための中継処理を行なう機能を備える前記ネットワーク間中継交換装置のIPネットワーク上のアドレス情報を少なくとも記憶する第1の記憶部と、
発呼の相手先の番号入力を受け付けるための入力操作部と、
前記入力操作部を通じて緊急通報の相手先の電話番号入力を受けたときに、前記緊急通報の相手先の電話番号の情報と自端末のIPネットワーク上のアドレス情報を含む呼設定情報を、前記第1の記憶部の前記IPネットワーク上のアドレス情報を用いて、前記IPネットワークを通じて前記ネットワーク間中継交換装置に宛てて送出する手段と、
前記公衆電話網および前記IPネットワークを通じて前記緊急通報の相手先と通信中に、前記ネットワーク間中継交換装置との前記IPネットワークを通じた通信路が切断されたときには、その後、前記ネットワーク間中継交換装置において前記緊急通報の相手先からの逆信の着信を受けたときに当該逆信の着信に含められる予め定められた緊急通報の逆信であることを示す情報を含む着信のみに対して応答可能とするように制御する制御手段と、
を備え、
前記ネットワーク間中継交換装置は、
前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記呼設定情報に含まれる前記電話端末のIPネットワーク上のアドレス情報を記憶する第2の記憶部と、
前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記緊急通報の相手先に対して前記公衆電話網を通じて発呼を行ない、前記緊急通報の相手先と前記電話端末との間の通信の中継を行なう手段と、
前記緊急通報の発呼を行なった電話端末との前記IPネットワークを通じた通信路が切断されたときに、前記緊急通報の相手先からの前記公衆電話網を通じた逆信の着信を監視する逆信監視手段と、
前記逆信監視手段で前記逆信の着信を検出したときに、前記緊急通報の逆信であることを示す情報を前記逆信の着信に含める手段と、
前記緊急通報の逆信であることを示す情報を含めた前記逆信の着信を、前記第2の記憶部に記憶した前記IPネットワーク上のアドレス情報を用い、前記IPネットワークを通じて前記緊急通報の発呼を行なった電話端末に対して転送する手段と、
を備えることを特徴とするIP電話システム。 - 請求項3に記載のIP電話システムにおいて、
前記ネットワーク間中継交換装置は、前記公衆電話網がISDN回線であるときに、前記緊急通報の相手先への発呼時に発信者番号として予め定めた番号を送るとともに、
前記逆信監視手段は、前記緊急通報の相手先からの着信時の情報に前記発信者番号として予め定めた番号が含まれているか否かにより、前記緊急通報の相手先からの逆信であるか否かを判別する
ことを特徴とするIP電話システム。 - IP(Internet Protocol)ネットワークに接続され、前記IPネットワークを通じて音声情報をパケット化データとして送受信する電話端末であって、
前記IPネットワークに接続されるとともに公衆電話網に接続され、前記IPネットワークと前記公衆電話網との間での送受信情報の中継交換処理を行なうネットワーク間中継交換装置であって、前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記呼設定情報に含まれる前記緊急通報用設定情報を記憶する第1の記憶部と、音声合成手段と、前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記緊急通報の相手先に対して前記公衆電話網を通じて発呼を行ない、前記緊急通報の相手先と前記電話端末との間の通信の中継を行なう手段と、前記公衆電話網を通じて前記緊急通報の相手先と通信中に、前記IPネットワークを通じた前記電話端末との間の通信路が遮断されたときに、前記第1の記憶部に記憶した前記緊急通報用設定情報を、前記音声合成手段により音声情報に変換して、前記緊急通報の相手先に送信するようにする手段と、を備え、前記公衆電話網に接続される緊急通報の相手方に、緊急通報のための中継処理を行なう機能を備えるネットワーク間中継交換装置のIPネットワーク上のアドレス情報と、緊急通報用設定情報を記憶する第2の記憶部と、
発呼の相手先の番号入力を受け付けるための入力操作部と、
前記入力操作部を通じて緊急通報の相手先の電話番号入力を受けたときに、前記緊急通報の相手先の電話番号の情報と前記第2の記憶部から読み出した前記緊急通報用設定情報を含めた呼設定情報を、前記第2の記憶部の前記IPネットワーク上のアドレス情報を用いて、前記IPネットワークを通じて前記ネットワーク間中継交換装置に宛てて送出する手段と、
を備えることを特徴とする電話端末。 - IP(Internet Protocol)ネットワークに接続され、前記IPネットワークを通じて音声情報をパケット化データとして送受信する電話端末であって、
前記IPネットワークに接続されるとともに公衆電話網に接続され、前記IPネットワークと前記公衆電話網との間での送受信情報の中継交換処理を行なうネットワーク間中継交換装置であって、前記IPネットワークに接続された前記電話端末それぞれのIPネットワーク上のアドレス情報と、緊急通報用設定情報とを関連付けて予め記憶する第1の記憶部と、前記電話端末からの呼設定情報を受け取ったときに、前記電話端末のIPネットワーク上のアドレス情報を記憶する第2の記憶部と、音声合成手段と、前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記緊急通報の相手先に対して前記公衆電話網を通じて発呼を行ない、前記緊急通報の相手先と前記電話端末との間の通信の中継を行なう手段と、前記公衆電話網を通じて前記緊急通報の相手先と通信中に、前記IPネットワークを通じた前記電話端末との 間の通信路が遮断されたときに、前記第2の記憶部に記憶されている前記電話端末のIPネットワーク上のアドレス情報を用いて、前記第1の記憶部に記憶されている前記緊急通報用設定情報を読み出し、前記音声合成手段により音声情報に変換して、前記緊急通報の相手先に送信するようにする手段と、を備え、前記公衆電話網に接続される緊急通報の相手方に、緊急通報のための中継処理を行なう機能を備えるネットワーク間中継交換装置のIPネットワーク上のアドレス情報を少なくとも記憶する第3の記憶部と、
発呼の相手先の番号入力を受け付けるための入力操作部と、
前記入力操作部を通じて緊急通報の相手先の電話番号入力を受けたときに、前記緊急通報の相手先の電話番号の情報と自端末のIPネットワーク上のアドレス情報を含む呼設定情報を、前記第3の記憶部の前記アドレス情報を用いて、前記IPネットワークを通じて前記ネットワーク間中継交換装置に宛てて送出する手段と、
を備えることを特徴とする電話端末。 - IP(Internet Protocol)ネットワークに接続され、前記IPネットワークを通じて音声情報をパケット化データとして送受信する電話端末であって、
前記IPネットワークに接続されるとともに公衆電話網に接続され、前記IPネットワークと前記公衆電話網との間での送受信情報の中継交換処理を行なうネットワーク間中継交換装置であって、前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記呼設定情報に含まれる前記電話端末のIPネットワーク上のアドレス情報を記憶する第1の記憶部と、前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記緊急通報の相手先に対して前記公衆電話網を通じて発呼を行ない、前記緊急通報の相手先と前記電話端末との間の通信の中継を行なう手段と、前記緊急通報の発呼を行なった電話端末との前記IPネットワークを通じた通信路が切断されたときに、前記緊急通報の相手先からの前記公衆電話網を通じた逆信の着信を監視する逆信監視手段と、前記逆信監視手段で前記逆信の着信を検出したときに、前記緊急通報の逆信であることを示す情報を前記逆信の着信に含める手段と、前記緊急通報の逆信であることを示す情報を含めた前記逆信の着信を、前記第1の記憶部に記憶した前記IPネットワーク上のアドレス情報を用い、前記IPネットワークを通じて前記緊急通報の発呼を行なった電話端末に対して転送する手段と、を備え、前記公衆電話網に接続される緊急通報のための中継処理を行なう機能を備えるネットワーク間中継交換装置のIPネットワーク上のアドレス情報を少なくとも記憶する第2の記憶部と、
発呼の相手先の番号入力を受け付けるための入力操作部と、
前記入力操作部を通じて緊急通報の相手先の電話番号入力を受けたときに、前記緊急通報の相手先の電話番号の情報と自端末のIPネットワーク上のアドレスを含む呼設定情報を、前記第2の記憶部の前記IPネットワーク上のアドレス情報を用いて、前記IPネットワークを通じて前記ネットワーク間中継交換装置に宛てて送出する手段と、
前記公衆電話網および前記IPネットワークを通じて前記緊急通報の相手先と通信中に、前記ネットワーク間中継交換装置との前記IPネットワークを通じた通信路が切断されたときには、その後、前記ネットワーク間中継交換装置において前記緊急通報の相手先からの逆信の着信を受けたときに、当該逆信の着信に含められる予め定められた緊急通報の逆信であることを示す情報を含む着信のみに対して応答可能とするように制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする電話端末。 - 請求項1または請求項2に記載のIP電話システムにおいて、
前記電話端末は、
前記公衆電話網および前記IPネットワークを通じて前記緊急通報の相手先と通信中に、前記ネットワーク間中継交換装置との前記IPネットワークを通じた通信路が切断されたときには、当該通信中であった回線においては、その後、前記ネットワーク間中継交換 装置が前記緊急通報の相手先からの逆信の着信を受けたときに、当該逆信の着信に含める予め定められた緊急通報の逆信であることを示す情報を含む着信のみに対して応答可能とするように制御する制御手段
を備え、
前記ネットワーク間中継交換装置は、
前記緊急通報の発呼を行なった電話端末との前記IPネットワークを通じた通信路が切断されたときに、前記緊急通報の相手先からの前記公衆電話網を通じた逆信の着信を監視する逆信監視手段と、
前記逆信監視手段で前記逆信の着信を検出したときに、前記第2の記憶部に記憶した前記IPネットワーク上のアドレス情報を用い、前記緊急通報の逆信であることを示す情報を含めて前記逆信の着信を、前記IPネットワークを通じて前記緊急通報の発呼を行なった電話端末に対して転送する手段と、
を備えることを特徴とするIP電話システム。 - IP(Internet Protocol)ネットワークに接続されるとともに公衆電話網に接続され、前記IPネットワークと前記公衆電話網との間での送受信情報の中継交換処理を行なうものであって、前記公衆電話網に接続される緊急通報の相手方に、緊急通報のための中継処理を行なう機能を備えるネットワーク間中継交換装置であって、
前記IPネットワークに接続され、前記IPネットワークを通じて音声情報をパケット化データとして送受信する電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記呼設定情報に含まれる緊急通報用設定情報を記憶する記憶部と、
音声合成手段と、
前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記緊急通報の相手先に対して前記公衆電話網を通じて発呼を行ない、前記緊急通報の相手先と前記電話端末との間の通信の中継を行なう手段と、
前記公衆電話網を通じて前記緊急通報の相手先と通信中に、前記IPネットワークを通じた前記電話端末との間の通信路が遮断されたときに、前記記憶部に記憶した前記緊急通報用設定情報を、前記音声合成手段により音声情報に変換して、前記緊急通報の相手先に送信するようにする手段と、
を備えることを特徴とするネットワーク間中継交換装置。 - IP(Internet Protocol)ネットワークに接続されるとともに公衆電話網に接続され、前記IPネットワークと前記公衆電話網との間での送受信情報の中継交換処理を行なうものであって、前記公衆電話網に接続される緊急通報の相手方に、緊急通報のための中継処理を行なう機能を備えるネットワーク間中継交換装置であって、
前記IPネットワークに接続され、前記IPネットワークを通じて音声情報をパケット化データとして送受信する1または複数の電話端末それぞれのIPネットワーク上のアドレス情報と、緊急通報用設定情報とを関連付けて記憶する第1の記憶部と、
前記電話端末からの呼設定情報を受け取ったときに、前記電話端末のIPネットワーク上のアドレス情報を記憶する第2の記憶部と、
音声合成手段と、
前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記緊急通報の相手先に対して前記公衆電話網を通じて発呼を行ない、前記緊急通報の相手先と前記電話端末との間の通信の中継を行なう手段と、
前記公衆電話網を通じて前記緊急通報の相手先と通信中に、前記IPネットワークを通じた前記電話端末との間の通信路が遮断されたときに、前記第2の記憶部に記憶されている前記電話端末のIPネットワーク上のアドレス情報を用いて、前記第1の記憶部に記憶されている前記緊急通報用設定情報を読み出し、前記音声合成手段により音声情報に変換して、前記緊急通報の相手先に送信するようにする手段と、
を備えることを特徴とするネットワーク間中継交換装置。 - IP(Internet Protocol)ネットワークに接続されるとともに公衆電話網に接続され、前記IPネットワークと前記公衆電話網との間での送受信情報の中継交換処理を行なうものであって、前記公衆電話網に接続される緊急通報の相手方に、緊急通報のための中継処理を行なう機能を備えるネットワーク間中継交換装置であって、
前記IPネットワークに接続され、前記IPネットワークを通じて音声情報をパケット化データとして送受信する電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記呼設定情報に含まれる前記電話端末のIPネットワーク上のアドレス情報を記憶する記憶部と、
前記電話端末からの呼設定情報に含まれる発呼の相手先の電話番号が前記緊急通報の相手先の電話番号であるときに、前記緊急通報の相手先に対して前記公衆電話網を通じて発呼を行ない、前記緊急通報の相手先と前記電話端末との間の通信の中継を行なう手段と、
前記緊急通報の発呼を行なった電話端末との前記IPネットワークを通じた通信路が切断されたときに、前記緊急通報の相手先からの前記公衆電話網を通じた逆信の着信を監視する逆信監視手段と、
前記逆信監視手段で前記逆信の着信を検出したときに、緊急通報の逆信であることを示す情報を前記逆信の着信に含める手段と、
前記緊急通報の逆信であることを示す情報を含めた前記逆信の着信を、前記記憶部に記憶した前記IPネットワーク上のアドレス情報を用い、前記IPネットワークを通じて前記緊急通報の発呼を行なった電話端末に対して転送する手段と、
を備えることを特徴とするネットワーク間中継交換装置。 - 請求項11に記載のネットワーク間中継交換装置において、
前記公衆電話網がISDN回線であるときに、前記緊急通報の相手先への発呼時に発信者番号として予め定めた番号を送るとともに、
前記逆信監視手段は、前記緊急通報の相手先からの着信時の情報に前記発信者番号として予め定めた番号が含まれているか否かにより、前記緊急通報の相手先からの逆信であるか否かを判別する
ことを特徴とするネットワーク間中継交換装置。
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