JP2009004996A - 通話録音システム - Google Patents

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Abstract

【課題】録音対象となる通話相手先が制限されず、かつ、必要な通話を必要なタイミングで録音することができる通話録音システムを提供する。
【解決手段】IP電話機101と、IP電話機と接続し、同電話機の通話内容を録音する通話録音装置102とを備えた通話録音システムであって、IP電話機は、通話相手先の電話機から音声信号を受信する受信部11と、通話相手先の電話機に対して音声信号を送信する送信部12と、受信部で受信した音声信号及び送信部で送信する音声信号を合成して合成音声信号を生成するミキシング部13と、合成音声信号を通話内容として、通話録音装置に録音させるべく、この通話録音装置に対して、合成音声信号をIPパケットで転送する制御部14及び録音/通信部15とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、電話機及び相手先電話機間の通話内容を通話録音装置に録音する通話録音システムに関する。
従来、このような通話録音システムによれば、通話録音装置がPSTN(公衆電話交換回線網)とIP電話システムのネットワークとの間のゲートウェイ部分に位置し、そのゲートウェイを通過する音声データのみを通話録音装置に蓄積する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
また、他の従来の通話録音システムによれば、IPネットワーク上の任意の位置に、汎用のインターフェースを介してパケット収集することができる接続情報管理システムを設置し、IPネットワークにおいて送受信される制御信号パケットおよび音声パケットをインターフェース経由で収集し、この収集した制御信号パケットおよび音声パケットを解析して、それぞれ接続情報および通話録音データを得て、この通話録音データを記憶装置に蓄積するものが知られている(例えば、特許文献2)。
さらに、他の従来の通話録音システムによれば、IP網を介した電話機同士の通話内容を通話録音装置によって録音する場合、呼接続要求に応じて、発呼側電話機及び着呼側電話機の双方に向けて、接続相手に対応する接続先IPアドレスとして該通話録音装置のIPアドレスを設定することで、この通話録音装置を経由して電話機同士が通話し、その通話内容を通話録音装置内に録音するようにしたものが知られている。(例えば、特許文献3)。
特開2000−201237号公報 特開2004−32022号公報 特開2007−13254号公報
しかしながら、上記特許文献1のシステムによれば、通話録音装置がPSTNとIP電話システムのネットワークとの間のゲートウェイ部分に位置しているため、ゲートウェイ部分を通過する音声データを蓄積することが可能ではあるが、ネットワーク内のIP電話機同士の通話内容についてはゲートウェイ部分を通過しないため、同通話内容を蓄積することができず、録音対象となる通話相手先が制限されるという問題がある。
また、特許文献2のシステムによれば、IPネットワーク内の不特定多数の通話ログの蓄積、すなわち音声パケットだけでなく制御パケットをも含めた通話ログの蓄積監視が必要となる為、大容量の蓄積装置が必要となり、しかも、音声パケットの取り出しには、音声以外の制御パケットの収集解析が必要となるなど、音声情報以外の不要な情報が必要となる為、無駄が多いなどの問題がある。
また、特許文献3のシステムによれば、通話録音装置を経由して電話機同士が通話し、その通話内容を通話録音装置が録音するようにしたが、例えば録音要求が同時に複数発生した場合には、処理しきれなくなる為、運用上一定の録音要求数で、制限する必要がある。
そこで、本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、通話相手先を制限せず、しかも、面倒な処理を要することなく、必要な通話内容を必要なタイミングで録音することができる通話録音システムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の通話録音システムは、電話機と、この電話機と接続し、同電話機の通話内容を録音する通話録音装置とを備えた通話録音システムであって、前記電話機は、通話相手先の電話機から音声信号を受信する受信手段と、前記通話相手先の電話機に対して音声信号を送信する送信手段と、前記受信手段によって受信される音声信号及び前記送信手段によって送信される音声信号を合成して合成音声信号を生成する合成手段と、前記合成手段によって合成された合成音声信号を通話内容として、前記通話録音装置に録音させるべく、この通話録音装置に対して、前記合成音声信号をIPパケットで転送する転送手段とを有するようにした。
従って、本発明の通話録音システムによれば、例えば呼制御情報を処理するSIPサーバ等の中継装置が介在することなく、電話機同士の処理に基づいて通話内容を録音する構成を実現することで、通話相手先を制限せず、しかも、面倒な処理を要することなく、必要な通話内容を必要なタイミングで録音することができる。
また、本発明の通話録音システムにおいて、前記転送手段は、前記通話録音装置に対して、前記合成音声信号をIPパケットでリアルタイムに転送するようにした。
従って、本発明の通話録音システムによれば、電話機同士の通話内容をリアルタイムに録音することができる。
また、本発明の通話録音システムにおいて、前記転送手段は、前記通話録音装置が録音可能か否かを検出し、前記通話録音装置が録音可能でないことが検出された場合に合成音声信号を一時的に記憶する記憶手段を有し、前記通話録音装置が録音可能になったことが検出された場合に当該記憶手段に記憶した合成音声信号を、前記通話録音装置に対してIPパケットで転送するようにした。
従って、本発明の通話録音システムによれば、前記通話録音装置が録音可能でない状態になっている場合でも、電話機内に一時的に通話内容を録音することにより、通話内容が消失するのを防止できる。
また、本発明の通話録音システムにおいて、前記転送手段は、前記通話相手先の電話機との間で通話路が確立したタイミングに応じて、前記通話録音装置に対して、前記合成音声信号をIPパケットで転送するようにした。
従って、本発明の通話録音システムによれば、ユーザが意識することなく、通話路が確立したタイミングで自動的に通話内容を録音することができる。
また、本発明の通話録音システムにおいて、前記転送手段は、所定の操作手段が操作されたタイミングに応じて、前記通話録音装置に対して、前記合成音声信号をIPパケットで転送するようにした。
従って、本発明の通話録音システムによれば、ユーザが必要と判断したタイミングで、通話内容を録音することができる。
また、本発明の通話録音システムは、前記転送手段によって転送したIPパケットの合成音声信号が前記通話録音装置に正常に録音されたか否かを示す情報を表示する表示手段を有するようにした。
従って、本発明の通話録音システムによれば、ユーザは通話中及び通話後に、通話内容が録音されたかどうかを容易に確認することができる。
上記のように構成された本発明の通話録音システムによれば、例えば呼制御情報を処理するSIPサーバ等の中継装置が介在することなく、電話機同士の処理に基づいて通話内容を録音する構成を実現することで、通話相手先を制限せず、しかも、面倒な処理を要することなく、必要な通話内容を必要なタイミングで録音することができる。
以下、図面に基づいて本発明の第1乃至第3の実施の形態を示す通話録音システムについて説明する。
図1は第1乃至第3の実施の形態を示す通話録音システムの概略構成を示すブロック図である。
図1において、IP電話機101、通話録音装置(録音サーバ)102、管理コンソール103がLANのセグメント104に接続されている。
また、セグメント104には他のIP電話機105やルータ106が接続されている。ルータ106は、セグメント104のIP電話機101と他のセグメント107のIP電話機108とを接続している。さらに、セグメント104は、ゲートウェイ109を介してPSTN(公衆交換電話網)110に接続され、PSTN110にアナログ電話機111が収容されている。尚、図には示していないが、セグメント104又はセグメント107にはSIP(Session Initiation Protocol)サーバが接続されており、IP電話機101、105、108、及び、ゲートウェイ109によりIP電話機として機能するアナログ電話機111のうち、任意の2つの電話機の間の呼制御を実行して通話路を確立するものである。
また、通話路が確立した後は、SIPサーバが介在することなく、IP電話機同士又はIP電話機とアナログ電話機111を代行するゲートウェイ109とが直接通信するものである。
IP電話機101は、受話部11、送話部12、ミキシング部13、制御部14、録音/通信部15、操作部16、表示部17などで構成されている。
受話部11は、相手先の電話機(例えば、図1のIP電話機105)から受信する制御信号パケット及び音声パケット等のIPパケットのうち、音声パケットのみを抽出して、ヘッダ等を除いた音声データをアナログ信号に変換してスピーカ(図示せず)から発音するものである。
送話部12は、マイク(図示せず)から入力される音声信号をデジタルの音声データに変換し、ヘッダ等を付加して音声パケットを生成し、相手先の電話機に対して送信するものである。
ミキシング部13は、受話部11から入力される音声パケットと送話部12から入力される音声パケットとを合成して、その音声合成パケットを制御部14に入力するものである。
また、制御部14は、IP電話機101全体を制御する。すなわち、操作部16の操作に応じた処理を実行し、ミキシング部13から入力される音声合成パケットをセグメント104の有線LAN又はPIAFS(PHS Internet Access Forum Standard)によって通話録音装置102に転送するものである。あるいは、録音/通信部15に入力して一時的に記憶した後に通話録音装置102に転送するものである。
通話録音装置102は、電話機通信IF(インターフェース)部21、通話録音制御部22、利用者管理部23、録音情報管理部24、WEBサービス部25などで構成されている。
電話機通信IF部21は、LAN(セグメント104)を介して、IP電話機101(又は、他の電話機)の録音/通信部15との間で通信を行って、IP電話機101から転送される合成音声パケットを受信して通話録音制御部22に入力するものである。
通話録音制御部22は、通話録音装置102全体を制御し、IP電話機101から転送される合成音声パケットを録音情報管理部24に録音するものである。
尚、図1では省略しているが、IP電話機101の制御部14及び通話録音装置102の通話録音制御部22とセグメント104との間には、コマンドやデータの授受を中継するLANインターフェースが設けられている。
管理コンソール103は、ユーザID及びパスワードの入力によって通話録音装置102にログオンして、通話録音装置102の情報設定、録音内容の確認、録音内容の検索などに使用されるものである。
尚、請求項記載の電話機はIP電話機101、通話録音装置は通話録音装置102、相手先の電話機はIP電話機105、受信手段は受信部11、送信手段は送信部12、合成手段はミキシング部13、転送手段は制御部14及び録音/通信部15、記憶手段は録音/通信部15、操作手段は操作部16、表示手段は表示部17に相当するものである。
次に、2つの電話機同士、例えば、IP電話機101とIP電話機105との通話内容を録音する場合の動作について説明する。
図2は、発信者電話機としてのIP電話機101が被呼者電話機としてのIP電話機105に発信した場合に、IP電話機101、IP電話機105、及び通話録音装置102の第1の実施の形態における録音処理のシーケンス図である。
図2において、まず、図示しないSIPサーバを介して、発信者電話機101と被呼者電話機105との間で呼制御情報の授受が行われる。すなわち、発信者電話機101が被呼者電話機105に発信要求のコマンドを送信すると(ステップS1)、被呼者電話機105は発信要求OKのメッセージを発信者電話機101に送信する(ステップS2)。
次に、発信者電話機101が被呼者電話機105に呼び出しのコマンドを送信すると(ステップS3)、被呼者電話機105は着信応答のメッセージを発信者電話機101に送信する(ステップS4)。この結果、発信者電話機101と被呼者電話機105との間で通話路が確立して、SIPサーバを介することなく、直にIPパケットの送受信が行われて通話が開始する(ステップS5)。
通話中において、被呼者電話機105の操作部の録音ボタンがオンされたときは(ステップS6)、被呼者電話機105から通話録音装置102に対して音声情報すなわち音声パケットの送信が開始される(ステップS7)。
一方、発信者電話機101の操作部の録音ボタンがオンされたときは(ステップS8)、発信者電話機101から通話録音装置102に対して音声情報(音声パケット)の送信が開始される(ステップS9)。
通話中において、いずれか一方の電話機、例えば、発信者電話機101がオンフックされて切断要求のコマンドが被呼者電話機105に送信されると(ステップS10)、被呼者電話機105から発信者電話機101に切断要求OKのコマンドが送信される(ステップS11)。
次に、発信者電話機101から切断完了のコマンドが被呼者電話機105に送信されると(ステップS12)、通話が終了する。
この結果、被呼者電話機105から通話録音装置102に対して音声情報が送信されている場合には、被呼者電話機105から通話録音装置102に対して音声情報送信終了のコマンドが送信される(ステップS13)。
一方、発信者電話機101から通話録音装置102に対して音声情報が送信されている場合には、発信者電話機101から通話録音装置102に対して音声情報送信終了のコマンドが送信される(ステップS14)。
通話録音装置102は、被呼者のIP電話機105又は発信者のIP電話機101から音声情報送信終了のコマンドを受信すると、正常に終了したか否か、すなわち、送信された通話情報が正常に録音されたか否かを判別する(ステップS15)。
正常に終了した場合には、電話機105及び電話機101に対して、正常に終了した旨を表示するようにコマンドを送信する(ステップS16)。
一方、正常に終了しなかった場合には、被呼者電話機105及び発信者電話機101に対して、エラーを表示するようにコマンドを送信する(ステップS17)。
図3は、IP電話機101と通話録音装置102との間の音声情報送信のシーケンス図である。
IP電話機101は、通話録音装置102に対して録音要求する場合、電話番号、ユーザID及びパスワードを含む録音要求のコマンドを通話録音装置102に送信する(ステップS21)。通話録音装置102は、IP電話機101から録音要求のコマンドを受信したか否かを判別し(ステップS22)、録音要求のコマンドを受信したとき場合、その録音要求のコマンドに含まれている電話番号、ユーザID、パスワードが、図1の利用者管理部23に登録されている内容と一致するか否かを判別する(ステップS30)。
また、録音情報管理部24に通話録音の空きエリアがあるか否かを検索する。録音要求のコマンドに含まれている電話番号、ユーザID、パスワードが利用者管理部23に登録されている内容と一致し、かつ、録音情報管理部24に通話録音の空きエリアがある場合には、IP電話機101に対して録音要求受諾のメッセージを送信する(ステップS23A)。また、録音要求のコマンドに含まれている電話番号、ユーザID及びパスワードが利用者管理部23に登録されている内容と一致しない場合には、IP電話機101に対して録音要求不受諾のメッセージを送信する(ステップS23B)。
IP電話機101は、録音要求受諾のメッセージを受信すると、IPパケットの音声情報を順次通話録音装置102に転送する(ステップS24〜S27)。そして、通話が終了すると、録音完了のコマンドを通話録音装置102に送信する(ステップS28)。
通話録音装置102は、録音完了のコマンドを受信すると、録音完了受諾のメッセージをIP電話機101に送信して(ステップS29)、再び、IP電話機101から新たな録音要求のコマンドを受信したか否かを判別すべく、ステップS22に移行する。
IP電話機101が録音要求のコマンドを通話録音装置102に送信しても、通話録音装置102から録音要求受諾のメッセージを受信しない場合がある。例えば、録音要求のコマンドに含まれている電話番号、ユーザID、パスワードが、図1の利用者管理部23に登録されている内容と一致しない場合、又は、録音情報管理部24に通話録音の空きエリアがない場合には、通話録音装置102は録音要求拒否のメッセージをIP電話機に送信する。あるいは、通話録音装置102が故障中で録音要求のコマンドに応答するメッセージを何ら送信しない場合もある。
このように、IP電話機101が録音要求のコマンドを通話録音装置102に送信しても、通話録音装置102が音声情報を録音できない場合には、IP電話機101は、録音/通信部15のメモリにIPパケットの音声情報を一時的に録音する。
IP電話機101は、他の電話機との通話が終了した後、例えば、一定時間ごとに録音要求のコマンドを通話録音装置102に送信し、通話録音装置102から録音要求受諾のメッセージを受信すると、録音/通信部15に一時的に録音したIPパケットの音声情報を通話録音装置102に転送する。
音声情報の転送が終了したときは、録音/通信部15に録音した音声情報を消去する。
IP電話機101の表示部17には、通話録音の状態を示すランプの点灯や点滅、又は、LCD(液晶表示デバイス)等によるアイコンが用意されており、「録音中」、「録音待ち」、「録音完了」などの通話録音の状態がそれぞれの態様で表示される。
図4は、IP電話機101、IP電話機105、及び通話録音装置102の第2の実施の形態における録音処理のシーケンス図である。
図4において、まず、図示しないSIPサーバを介して、発信者のIP電話機101と被呼者のIP電話機105との間で呼制御情報の授受が行われる。すなわち、発信者電話機101が被呼者電話機105に発信要求のコマンドを送信すると(ステップS31)、被呼者電話機105は発信要求OKのメッセージを発信者電話機101に送信する(ステップS32)。
次に、発信者電話機101が被呼者電話機105に呼び出しのコマンドを送信すると(ステップS33)、被呼者電話機105は着信応答のメッセージを発信者電話機101に送信する(ステップS34)。この着信応答のタイミングで通話路が確立し、被呼者電話機105は、ユーザの操作に依らず自動的に、通話録音装置102に対して音声情報すなわち音声パケットの送信を開始する(ステップS35)。
そして、発信者電話機101と被呼者電話機105との間で通話が行われる(ステップS36)。この後のシーケンスは、図2に示した第1の実施の形態と同じである。
図5は、発信者のIP電話機101、被呼者のIP電話機105、及び通話録音装置102の第3の実施の形態における録音処理のシーケンス図である。
図5において、まず、図示しないSIPサーバを介して、発信者電話機101と被呼者電話機105との間で呼制御情報の授受が行われる。すなわち、発信者電話機101が被呼者電話機105に発信要求のコマンドを送信すると(ステップS41)、被呼者電話機105は発信要求OKのメッセージを発信者電話機101に送信する(ステップS42)。
次に、発信者電話機101が被呼者電話機105に呼び出しのコマンドを送信し(ステップS43)、被呼者電話機105から着信応答のメッセージすなわち被呼者応答を受信する(ステップS44)。
この被呼者応答のタイミングで通話路が確立し、発信者電話機101は、ユーザの操作に依らず自動的に、通話録音装置102に対して音声情報すなわち音声パケットの送信を開始する(ステップS45)。
そして、発信者電話機101と被呼者電話機105との間で通話が行われる(ステップS46)。この後のシーケンスは、図2に示した第1の実施の形態と同じである。
図6は、第1乃至第3の実施の形態における通話録音装置102の利用者管理部23に登録される利用者管理情報のフォーマットを示す図である。
利用者管理情報は、ユーザID、電話番号、氏名、属性、パスワード、及び、パスワードの有効期限のフィールドで構成される。これらのデータは、図1の管理コンソール103から設定することができる。ただし、パスワード及びその有効期限は必須のデータではない。
属性に登録された管理者は、図1のWEBサービス部25経由で、ユーザID、電話番号、氏名、パスワード、及び、パスワードの有効期限のデータを変更することができる。
図3のステップS22及びステップS30において記載したように、通話録音装置102は、IP電話機101(IP電話機105、IP電話機108、ゲートウェイ109も同様)から録音要求のコマンドを受信すると、録音要求のコマンドに含まれている電話番号、ユーザID、及びパスワードのデータを利用者管理部23に登録されているデータと照合して、それぞれが一致しているかどうかを判別する。
図7は、第1乃至第3の実施の形態における通話録音装置102の録音情報管理部24に登録される録音管理情報のフォーマット及びIP電話機から転送されて記憶される録音音声データを示す図である。
録音管理情報は、管理ID、ユーザID、録音ファイル名(ユーザID及び管理番号)、有効/削除の識別、及び、有効期限のフィールドで構成される。利用者管理情報と同様に、これらのデータも管理コンソール103から設定することができる。録音音声データは録音ファイル名で管理され、有効期限が経過するまでは有効なデータとして保存され、有効期限が経過すると削除される。
尚、上記各実施の形態においては、同じセグメント104上のIP電話機101とIP電話機105との通話を録音する場合について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、IP電話機101と他の電話機、すなわち、ルータ106を介して接続される、異なるセグメント107のIP電話機108、又は、ゲートウェイ109及びPSTN110を介して通話路が形成されるアナログ電話機111との通話を録音する場合でも、上記各実施の形態の場合と同じである。すなわち、いずれの場合においても、呼制御情報を処理するSIPサーバ等の中継装置が介在することなく、電話機同士の処理に基づいて通話内容(音声情報)を録音する構成を実現することで、録音対象となる通話相手先が制限されず、かつ、必要な通話を必要なタイミングで録音することができる。
本実施の形態によれば、IP電話機101に、その受信部11によって受信される通話相手先の音声信号及び送信部12によって送信される音声信号を合成して合成音声信号を生成し、この合成音声信号を通話内容として、通話録音装置102に録音させるべく、この通話録音装置102に対して、合成音声信号をIPパケットで転送する機能を持たせるようにしたので、例えば呼制御情報を処理するSIPサーバ等の中継装置が介在することなく、電話機同士の処理に基づいて通話内容を録音する構成を実現することで、通話相手先を制限せず、しかも、面倒な処理を要することなく、必要な通話内容を必要なタイミングで録音することができる。
実施の形態によれば、通話録音装置102に対して、合成音声信号をIPパケットでリアルタイムに転送するようにしたので、電話機同士の通話内容をリアルタイムに録音することができる。
実施の形態によれば、通話録音装置102の録音可否を監視し、この通話録音装置が録音可能でない状態になっている場合でも、IP電話機101内の録音/通信部15に一時的に通話内容を録音するようにしたので、通話内容が消失してしまうような事態を回避することができる。
実施の形態によれば、通話相手先のIP電話機105との通話路が確立したタイミングで自動的に通話内容を録音するようにしたので、ユーザが意識することなく、自動的に通話内容を録音することができる。
実施の形態によれば、ユーザの所定操作に応じて通話内容を録音するようにしたので、ユーザ自身が必要と判断したタイミングで通話内容を録音することができる。
実施の形態によれば、制御部14及び録音/通信部15によって転送したIPパケットの音声信号が通話録音装置102に正常に録音されたか否かを示す情報をIP電話機101の表示部17に表示するようにしたので、ユーザは通話中及び通話後に、通話内容が録音されたかどうかを容易に確認することができる。
本発明の通話録音システムによれば、例えば呼制御情報を処理するSIPサーバ等の中継装置が介在することなく、電話機同士の処理に基づいて通話内容を録音する構成を実現することで、通話相手先を制限せず、しかも、面倒な処理を要することなく、必要な通話内容を必要なタイミングで録音することができるため、電話機同士の通話内容を効率的に録音するためのシステムに有用である。
本発明に関わる第1乃至第3の実施の形態を示す通話録音システムの概略構成を示すブロック図である。 発信者のIP電話機、被呼者のIP電話機、及び通話録音装置の第1の実施の形態における録音処理のシーケンス図である。 IP電話機と通話録音装置との間の音声情報送信のシーケンス図である。 発信者のIP電話機、被呼者のIP電話機、及び通話録音装置の第2の実施の形態における録音処理のシーケンス図である。 発信者のIP電話機、被呼者のIP電話機、及び通話録音装置の第3の実施の形態における録音処理のシーケンス図である。 第1乃至第3の実施の形態における通話録音装置の利用者管理部に登録される利用者管理情報のフォーマットを示す図である。 第1乃至第3の実施の形態における通話録音装置の録音情報管理部に登録される録音管理情報のフォーマット及びIP電話機から転送されて記憶される録音音声データを示す図である。
符号の説明
101 IP電話機
102 通話録音装置
105 IP電話機
108 IP電話機
111 アナログ電話機
11 受話部
12 送話部
13 ミキシング部
14 制御部
15 録音/通信部
16 操作部
17 表示部

Claims (6)

  1. 電話機と、この電話機と接続し、同電話機の通話内容を録音する通話録音装置とを備えた通話録音システムであって、
    前記電話機は、
    通話相手先の電話機から音声信号を受信する受信手段と、
    前記通話相手先の電話機に対して音声信号を送信する送信手段と、
    前記受信手段によって受信される音声信号及び前記送信手段によって送信される音声信号を合成して合成音声信号を生成する合成手段と、
    前記合成手段によって合成された合成音声信号を通話内容として、前記通話録音装置に録音させるべく、この通話録音装置に対して、前記合成音声信号をIPパケットで転送する転送手段と、
    を有することを特徴とする通話録音システム。
  2. 前記転送手段は、前記通話録音装置に対して、前記合成音声信号をIPパケットでリアルタイムに転送することを特徴とする請求項1記載の通話録音システム。
  3. 前記転送手段は、前記通話録音装置が録音可能か否かを検出し、前記通話録音装置が録音可能でないことが検出された場合に合成音声信号を一時的に記憶する記憶手段を有し、前記通話録音装置が録音可能になったことが検出された場合に当該記憶手段に記憶した合成音声信号を、前記通話録音装置に対してIPパケットで転送することを特徴とする請求項1記載の通話録音システム。
  4. 前記転送手段は、前記通話相手先の電話機との間で通話路が確立したタイミングに応じて、前記通話録音装置に対して、前記合成音声信号をIPパケットで転送することを特徴とする請求項1又は2記載の通話録音システム。
  5. 前記転送手段は、所定の操作手段が操作されたタイミングに応じて、前記通話録音装置に対して、前記合成音声信号をIPパケットで転送することを特徴とする請求項1又は2記載の通話録音システム。
  6. 前記転送手段によって転送したIPパケットの合成音声信号が前記通話録音装置に正常に録音されたか否かを示す情報を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の通話録音システム。

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