JP3943417B2 - 留守番電話サービス提供システム、留守番電話サービス提供方法、通信機器、留守番電話サービス提供装置 - Google Patents

留守番電話サービス提供システム、留守番電話サービス提供方法、通信機器、留守番電話サービス提供装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着信側が不在であるときなど、着側通信機器の状態に応じ、発側通信機器からのメッセージを蓄積し、着側通信機器に対してメッセージを再生する留守番電話サービス提供システム、留守番電話サービス提供方法に関わる。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、移動体通信網やPHS網等に代表される通信サービスには、着信側が不在であるとき、発信側の発側利用者が有する通信機器から着信側の着側利用者の通信機器に対する通話内容を着信側に代わり録音し、着信側に対して録音された通話が存在することを通知する留守番電話サービスが広く普及している。着信側利用者は通知を受け留守番電話が蓄積されていることを知ると留守番電話サービスセンターに発信し問い合わせを行うことにより、蓄積された通話を再生することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の留守番電話サービスにおいては、着信側に対し録音された通話が存在することのみ通知され、誰からの通話なのか、いつの通話なのか、通話時間はどれくらいか、何件蓄積されているかということは実際に留守番電話サービス用の通信を行い、通話内容を再生させなければ分からない。
【0004】
また、仮に誰からのいつの録音通話なのかを利用者に通知したとしても、蓄積された通話が複数であるときは、音声ガイダンスの指示に従いながら決められた順序で通話を再生させなければならないため、発信者と時刻から優先的に再生したい通話があっても、即座にその通話を再生することはできない。
【0005】
本発明は、上記の問題を解決するために成されたものであり、留守番電話が蓄積された際、着信側利用者に対し、誰が、いつ、どれくらいの通話時間かということを通知するとともに、複数のメッセージが録音されている場合、複数の蓄積された通話を利用者に通知し、通知された録音通話のうち再生したい通話を記録・保存する順序に関わらず再生することを可能とすることによって、留守番電話サービスを利用者にとってより便利なサービスとすることのできる留守番電話サービス提供システム、方法、及びこれらに用いられる通信機器、留守番電話サービス提供装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、着側通信機器の状態に応じ、発側通信機器からのメッセージを蓄積する留守番電話サービスを提供する際、発側通信機器からメッセージを取得し、発側通信機器を特定する電話番号等の通信機器識別子を取得し、メッセージの蓄積開始時間及び終了時間を取得し、メッセージの時間長を計測し、これらを時間情報として生成し、メッセージと、通信機器識別子及び時間情報とを関連付けて通話蓄積部に蓄積し、通話蓄積部に蓄積された情報に基づいて、通信機器識別子と時間情報を通知する蓄積内容通知データを生成し、蓄積内容通知データを着側通信機器に送信する。
【0007】
本発明によれば、着側通信機器に対して蓄積内容通知データを送信することによって、発側の電話番号や蓄積したメッセージの蓄積開始時間や時間長を、着側のユーザーに対して知らせることができるので、着側のユーザは、メッセージの再生操作を行う前に、蓄積メッセージの概要を知ることができ、メッセージを再生する際の利便性を高めることができる。
【0008】
上記発明においては、蓄積されているメッセージ数を計数し、この計数結果に応じて蓄積内容通知データを生成することが好ましい。この場合には、蓄積されているメッセージ数を、着側ユーザーに知らせることができる。
【0009】
上記発明において、蓄積内容通知データには、蓄積されたメッセージを特定するメッセージ識別子が含まれ、着側通信機器において、蓄積内容通知データに含まれたメッセージ識別子を抽出し、抽出したメッセージ識別子により特定されるメッセージの再生を指示する再生指示データを生成することが好ましい。この場合には、着側ユーザーが、再生を希望するメッセージを選択することができ、重要なメッセージを優先的に再生させるなど、ユーザーの利便性をより高めることができる。
【0010】
上記発明において、蓄積内容通知データは、着側通信機器において、音声、画像、文字又は記号等により提示されることが好ましい。なお、この音声や画像は、発側のユーザーがアップロードした音声や、映像等とすることができる。この場合には、蓄積されたメッセージの通知の多様化を図ることができる。
【0011】
上記発明において、蓄積内容通知データに複数のメッセージが含まれている場合、着側通信機器において、提示された情報に基づき任意のメッセージを選択し、選択されたメッセージを再生することを指示することが好ましい。この場合、着側ユーザーは、提示された複数のメッセージについての情報に基づいて、再生指示操作を行うことができる。
【0012】
上記発明において、メッセージの内容を示す内容情報を、発側通信機器から取得し、蓄積されたメッセージに内容情報を関連付けて蓄積し、内容通知データに内容情報を付加することが好ましい。この場合には、例えば発側のユーザーにおいて、メッセージにサブジェクトを付加するなどすることにより、着側ユーザーがメッセージの内容をより詳細に把握することができる。
【0013】
なお、上記のような本発明は、様々な種類の通信ネットワークの形態や通信方式に適用することができる。即ち、本発明に係る通信ネットワークの形態は、移動体通信網、総合ディジタル通信網、パーソナルハンディフォンシステム用通信網、又はインターネットのいずれであっても良い。
【0014】
また、本発明における入力操作としては、操作としては、音声信号による指示やボタンクリック等、通信機器や通信ネットワークの形態に応じて各種の手段が考えられるがいずれであっても良い。
【0015】
上記発明において、メッセージの出力や、システムに対する入力・選択操作は様々な通信ネットワークや通信機器の形態に応じて数々の組み合わせが考えられる。例えば、ネットワークが移動体通信網でメッセージの出力手段が音声によるものである場合、ボタン入力によるPB信号の転送による転送手段が考えられる。また、通信機器がPCであるインターネット電話の場合、蓄積内容出力手段は音声・動画・テキスト等各種メディアを複合した出力手段を用いることができ、入力手段もマウスクリックやキーワード入力等各種手段が考えられ、選択再生転送手段もインターネット上の各種プロトコルを用いることによって実現できる。また、今後はIPが各種の端末で利用可能となることが想定されるため機器はPCに限られない。
【0016】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
(留守番電話サービス提供システムの構成)
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る留守番電話サービス提供システムの全体構成を示す図を示すブロック図である。
【0017】
図1に示すように、本実施形態に係る留守番電話サービス提供システムは、通信ネットワーク1の利用者が使用する通信機器2と、通信ネットワーク1上に配置された留守番電話蓄積装置4、情報転送装置3とを備えている。なお、通信ネットワーク1は、無線や有線等によるネットワークであり、PDC網やW−CDMA網等の移動体通信網、ISDN等の固定通信網、インターネットなどを採用することができる。
【0018】
通信機器2は、例えばPC等の端末装置や、携帯端末、携帯電話等で構成される。図2は、通信機器2の構成を示す図である。通信機器2は、情報転送装置3と各種のデータの通信を行う通信部2aと、各種のデータについて音声出力・画像表示等の出力を行う出力部2bと、各種のデータを格納する格納部2cと、利用者が所定情報を入力するための入力部2dと、各部を制御する制御部2eとを有する。
【0019】
出力部2bは、情報転送装置3から取得した蓄積内容通知データを提示するものであり、留守番電話の発信者や発信時刻・通話時間を伴う蓄積通知が音声又は画像等により利用者に出力する機能を持つ。
【0020】
また、入力部2dは、蓄積されたメッセージが複数件あるとき、蓄積内容通知データを基に、再生したいメッセージを選択するための選択手段として機能する。なお、この入力部2dの操作としては、ボタン操作やマウスクリック等による入力がある。一方、入力部2dは、発側通信機器として動作する場合には、サブジェクト管理部4cに対して、内容情報を入力したり、音声や画像をアップロード(登録)する際の操作にも用いられる。
【0021】
格納部2cには、情報転送装置3のアドレス情報(例えばIPアドレス、メールアドレス、SIP URL等が挙げられる)又は電話番号が格納されている。以下、電話番号又はアドレス情報を電話番号等という。情報転送装置3は、電話信号だけでなく、パケットデータも受け付けられる場合もあるからである。また、格納部2cには、電話帳に相当する機能が設けられ、利用者の知人の電話番号等も格納されている。
【0022】
制御部2eには、特に、サブジェクト情報から、メッセージ識別子を抽出し、抽出したメッセージ識別子により特定されるメッセージの再生を留守番電話蓄積装置4bに対して指示する機能を有する。
【0023】
情報転送装置3は、利用者1が使用する通信機器2と通信回路を通じてデータの送受信を行う装置であり、移動体通信網においては基地局や交換機、インターネットにおいてはルーターや各種サーバーである。この情報転送装置3は、通信回線を通じて留守番電話蓄積装置4と接続されている。
【0024】
図3は、情報転送装置3の構成を示す図である。情報転送装置3は、第1の利用者の通信機器2とデータの送受信を行う第1通信部3aと、第2の利用者の通信機器2とデータの送受信を行う第2通信部3bと、留守番電話蓄積装置4とデータの送受信を行う第3通信部3cと、各種データを保持する格納部3dと、各通信部及び格納部3dを制御する制御部3eとを有する。ここで、格納部3dには、通信サービス利用者の電話番号等や、留守番電話蓄積装置4の電話番号等が格納されている。
【0025】
2人の利用者が通常の通信を行う際、情報転送装置3を経由して発側利用者と着側利用者との間で通信が行われる。発側利用者は第1通信部3aと通信制御用のデータ及び着側利用者に対して送信するデータの送受信を行い、情報転送装置3において制御部3eは格納部3dより発側利用者及び着側利用者の電話番号等を認証およびアドレス解決を行い、第2通信部3bに対して着側利用者の通信機器2とデータ送受信を行うための呼出し等の手続きを行うよう命令する。この命令に応じて、第2通信部3bが、着側利用者の通信機器2から呼出しに対する応答を受信すると制御部3eに通知し、制御部は第1通信部3aと第2通信部3bとの間で通信を開始させる。
【0026】
ここで、着側利用者が不在又は不都合により着信できないとき、第2通信部3bから制御部3eに対し不在通知を行い、制御部3eは留守番電話サービスを起動し、第3通信部を3cに対し留守番電話蓄積装置4と接続するよう指示し、発側利用者の通信機器2と留守番電話蓄積装置4との間で通信が行われる。
【0027】
なお、情報転送装置3は、情報転送の機能と通信機器の電話番号等と位置情報及び加入者情報を有する機能とサービスを制御を行う機能の3つの論理的な機能が必要であり、図3においては便宜上一つの装置にまとめてあるが、物理的に複数の装置に分かれていても良い。その際、制御部・格納部・各通信部は伝送路を用いて接続されるが、処理自体は上記のものと本質的には変わらない。
【0028】
留守番電話蓄積装置4は、着側利用者が不在であるとき発側利用者からのメッセージを蓄積し、着側利用者の通信機器2に対し発側利用者の電話番号等・発信時刻・通話時間等を記憶し、着側利用者に対し蓄積内容通知データとして通知する機能を持ち、着側利用者からの要求に応じて、蓄積通話の再生処理を実施する装置である。なお以下では、着信側に通知する発側利用者の電話番号等・発信時刻・通話時間等の情報を通話のサブジェクト情報と記す。
【0029】
図4は、留守番電話蓄積装置4の構成を示すブロック図である。同図に示すように、留守番電話蓄積装置4は、情報転送装置3と接続しデータの送受信を行う網内接続部4aと、メッセージを保持する通話蓄積部4bと、サブジェクト情報(蓄積内容通知データ)を作成・保持し着側利用者へのサブジェクト情報通知およびサブジェクト情報に基づく再生命令を実施するサブジェクト管理部4cと、利用者に対し、メッセージの蓄積時や、メッセージの再生時にガイダンスを再生するガイダンス再生部4d、および各部を制御する制御部4eとを有する。
【0030】
網内接続部4aは、情報転送装置3を介して、発側通信機器からメッセージを取得するとともに、発側通信機器から電話番号等の通信機器識別子を取得するものである。取得されたメッセージ及び電話番号は、制御部4eにより、相互に関連付けられて、通話蓄積部4bに蓄積される。
【0031】
通話蓄積部4bは、メッセージに電話番号や、時間情報、内容情報を関連付けて蓄積するものであり、制御部4eからの指示に基づいて、データの入出を行う。この通話蓄積部4bにおいて、各メッセージには、メッセージを特定するためのメッセージ識別子が付与されている。サブジェクト管理部4cは、サブジェクト情報(蓄積内容通知データ)を作成するとともに、着側の通信機器へ送信する機能を有する。
【0032】
制御部4eは、特に、メッセージの蓄積開始時間及び終了時間を取得し、これらからメッセージの時間長を計測しこれを時間情報として、通話蓄積部4bに蓄積する機能を有する。また、この制御部4eは、通話蓄積部4bに蓄積されたメッセージ数を、着側のユーザー単位で計数する機能を備えており、所定数のメッセージが蓄積されたのをトリガーに、サブジェクト情報を生成するようにすることもできる。
【0033】
情報転送装置3から発側利用者の通信が留守番電話蓄積装置4に転送されたとき、網内接続部4aから制御部4eにイベントが通知され、制御部4eはガイダンス再生部4dに操作用ガイダンスを再生するよう指示し、ガイダンス再生部4dの指示を基に発側利用者からの通話の蓄積が開始されると、制御部4eは通話蓄積部4bに対し発側利用者からのメッセージを蓄積するよう指示し、同時にサブジェクト管理部4cに対し、発側利用者の電話番号等や発信時刻と通話蓄積部における通話データの通話蓄積部におけるメモリ領域等への参照データを記憶するよう指示する。
【0034】
通話の蓄積が終了すると、制御部4eはサブジェクト管理部4cに通話終了を通知し、サブジェクト管理部4cは終了時刻から通話時間を計算し、電話番号等や発信時刻と共に一組のサブジェクト情報保持し、同時に通話データの通話蓄積部における参照データを保持する。その後サブジェクト管理部4cは、着側利用者の通信機器2にサブジェクト情報を転送するよう情報転送装置3に指示するために、制御部4eを中継して網内接続部4aに命令する。またサブジェクト管理部4cは、着側利用者がサブジェクト情報に基づき蓄積通話の再生を行う際、着側利用者の通信機器2からの指示を解釈し、選択されたサブジェクト情報に対応する通話データを通話蓄積部におけるメモリ領域への参照データを基に通話蓄積部4bに蓄積されたメッセージを再生するよう指示する。
【0035】
(サブジェクト情報)
ここで、本実施形態にかかるサブジェクト情報について詳述する。このサブジェクト情報は、
・蓄積されたメッセージを特定するメッセージ識別子(サブジェクトID)
・発側通信機器を特定する電話番号等の通信機器識別子
・メッセージの蓄積開始時間、終了時間、メッセージの時間長等の時間情報
・メッセージの内容を示す内容情報(テキストタイトル、静止画・動画、音声情報など)
の項目が含まれた蓄積内容通知データであり、図10に例示するような、XML形式で記述することができる。すなわち、同図に示すように、本実施形態に係るサブジェクト情報は、図中”<>”で括られたタグにより、各項目の属性を定義する。
【0036】
例えば、同図においては、”<id>〜</id>”(図中▲1▼)によりメッセージ識別子を表記し、”<sender>〜</sender>”(図中▲2▼)により通信機器識別子を表記し、”<start>〜</start>”(図中▲3▼)により蓄積開始時間を表記し、”<end>〜</end>”(図中▲4▼)により蓄積終了時間を表記し、”<period>〜</period>”(図中▲5▼)によりメッセージの時間長を表記し、”<subject>〜</subject>”(図中▲6▼)により内容情報を表記している。
【0037】
なお、蓄積されているメッセージが複数件ある場合は、上記▲1▼〜▲6▼を一組のインスタンスとして、このインスタンスを蓄積件数分だけ記述する。
【0038】
ただし、上述したXMLによる記述は、サブジェクト情報記述の一例であり、本発明は、上記例に限定されるものではない。
【0039】
(留守番電話サービス提供システムを用いた提供方法)
上述の構成を有する留守番電話サービス提供システムの処理について以下に説明する。
【0040】
(1)発側利用者からの通話を蓄積する際の処理
図5は、上述の構成を有する留守番電話サービス提供システムを用いて、発側利用者が発話を蓄積するの際の処理を示すシーケンスである。
【0041】
ステップS100では発側利用者が通信機器2を用いて着側利用者と通信するために通信ネットワークにおける情報転送装置3に発呼する。ステップS100では、情報転送装置3において制御部3eは、格納部3dより発側利用者及び着側利用者の電話番号等の認証およびアドレス解決を行い、第2通信部3bに対して着側利用者の通信機器2とデータ送受信を行うための呼出し等の手続きを行うよう命令する。
【0042】
ステップS120では、着側利用者が個人の都合により呼出しに対応不可、通信機器2と情報転送装置間の伝送路断(移動体通信における圏外やインターネットにおける中継ルータの故障等)、通信機器2の電源断等の諸事情により呼出しに応じない状況である。
【0043】
ステップS130では、情報転送装置3が、第2通信部3bから制御部3eに対し不在通知を行い、制御部3eは留守番電話サービスを起動し、第3通信部を3cに対し留守番電話蓄積装置4と接続するよう指示し、留守番電話蓄積装置4においては、網内接続部4aから制御部4eにイベントが通知される。
【0044】
ステップS140では、発側の通信機器2に対し、着側の通信機器2ではなく留守番電話蓄積装置に接続されたことを通知する。ステップS150では、留守番電話蓄積装置4においてステップS130にて、網内接続部4aから制御部4eにイベントが通知された後、制御部4eはガイダンス再生部4dに操作用ガイダンスを再生するよう指示し、ガイダンス再生部4dからのガイダンスデータが網内接続部4aから情報転送装置3を経由し、発側の通信機器2に対し転送され、出力部2bにより発側利用者に対し出力される。
【0045】
ここで、転送されるガイダンスデータは音声データだけでなく、テキストデータや画像データ、それらの複合データであってもよく、利用者が着側利用者が通話に応じられないために留守番電話サービスに接続されたことが分かればよいものとする。
【0046】
ステップS160では、ガイダンスの指示を基に発側利用者からの通話の蓄積が開始されると、留守番電話蓄積装置4において、制御部4eは通話蓄積部4bに対し発側利用者からのメッセージを蓄積するよう指示し、同時にサブジェクト管理部4cに対し、発側利用者の電話番号等や発信時刻と通話蓄積部における通話データの通話蓄積部におけるメモリ領域等への参照データを記憶するよう指示する。
【0047】
ステップS170では、発側利用者の通信機器2と留守番電話蓄積装置4との間で通信が行われ、メッセージが留守番電話蓄積装置4における通話蓄積部4bにおいて蓄積される。なお、蓄積される通信データは、音声のみならず、テキストデータや音声付動画等の複合メディアによる通信データであってもよい。
【0048】
ステップS180では、ガイダンスに基づき通話の蓄積が終了すると、留守番電話蓄積装置4において、制御部4eはサブジェクト管理部4cに通話終了を通知し、サブジェクト管理部4cは終了時刻から通話時間を計算し、電話番号等や発信時刻と共に一組のサブジェクト情報保持し、同時に通話データの通話蓄積部における参照データを保持する。
【0049】
(2)着側利用者に対し、サブジェクト情報(蓄積内容通知データ)を通知する際の処理
図6は、上述の構成を有する留守番電話サービス提供システムを用いて、着側利用者に対しサブジェクト情報を通知する際の処理を示すシーケンスである。
【0050】
ステップS200では、留守番電話蓄積装置4において、サブジェクト管理部4cは、制御部4eを中継して網内接続部4aに対し、情報転送装置3が着側利用者の通信機器2にサブジェクト情報を転送するよう要求命令を出す。網内接続部4aは、要求に基づき、サブジェクト情報を通信機器2に転送するよう情報転送装置3に対して要求する。ここで、ステップS200はステップS180終了後に実施されるが、ステップS180の後即座に実施しても、ある程度時間を置いてから実施してもよいものとする。
【0051】
ステップS210では、情報転送装置3において、ステップS200における留守番電話蓄積装置4の網内接続部4aからの通信機器2へのサブジェクト情報転送要求を第3通信部3cが受け、第3通信部3cは制御部3eに通知し、制御部3eは格納部3dより発側利用者及び着側利用者の電話番号等を認証およびアドレス解決を行い、第2通信部3bから着側利用者の通信機器2とに対し、サブジェクト情報を転送する。
【0052】
ステップS220では、通信機器2において、通信部2aにサブジェクト情報がデータとして転送されると、制御部2eが出力部2bに対し、転送されたサブジェクト情報を出力するように指示する。ここで、転送される発信の電話番号等や発信時刻・通話時間等のサブジェクト情報の出力は、音声によるだけでなく、テキストや画像(静止画・動画)それらの複合データであってもよいものとする。
【0053】
また、情報転送装置3からの転送手段も、例えばE−Mailのような形式でもよく、インスタントメッセージやショートメッセージイングサービスのような通知でもよい。
【0054】
また、格納部2cに格納されている、電話帳・アドレス帳機能に相当する利用者の知人の電話番号等を参照し、出力部は発信者の電話番号等を出力する際、アドレス帳に記載されている知人の名前やニックネーム等で表現することも可能である。電話番号やE−Mailアドレス、IPアドレスのような文字・数字の羅列でなく、利用者にとって意味のある形式で表示することにより、着側利用者にとって発信者が誰であるのかより分かりやすく表現できる。
【0055】
(3)着側利用者がサブジェクト情報に基づき、蓄積された通話を再生する際の処理
図7は、上述の構成を有する留守番電話サービス提供システムを用いて、着側利用者がサブジェクト情報に基づき再生したい通話を選択し再生する際の処理を示すシーケンスである。
【0056】
ステップS300では、サブジェクト情報が複数件存在するとき、着側利用者が通信機器2において、入力部2dにおけるボタン操作やマウスクリック・音声命令等による入力手段により選択する。ステップS310では、着側利用者の通信機器2から再生指示データが制御部2eにより情報転送装置3における第2通信部3bに対し転送される。この再生指示データは、再生すべきメッセージのサブジェクト情報、またはサブジェクトのID(メッセージ識別子)が含まれるものとする。
【0057】
ステップS320では、情報転送装置3においてステップS310における通信機器2からの再生要求を第2通信部3bが受信すると、制御部3eがその要求を留守番電話蓄積装置4に対して転送することを判断し、格納部3dに格納されている留守番電話蓄積装置4の電話番号等を参照し、留守番電話蓄積装置4に対し転送する。
【0058】
ステップS330では、留守番電話蓄積装置4において情報転送装置3から転送された着側利用者の通信機器2からの再生指示データを網内接続部4aが受信すると、制御部4eがサブジェクト管理部4cに通知する。サブジェクト管理部4cは、保持しているサブジェクト情報の中から、メッセージ識別子により特定されるサブジェクト情報を検索して、通話蓄積部4bのメモリ領域を指定し、通話蓄積部4bに対し蓄積通話を通信機器2に対し再生するよう制御部4eに依頼する。制御部4eは通話蓄積部4bに対し選択されたメッセージを再生するよう要求する。
【0059】
ステップS340では、留守番電話蓄積装置4における網内接続部4aと情報転送装置3における第3通信部3cとの間で、留守番電話蓄積装置における通話蓄積部4bからの蓄積されているメッセージが転送される。ステップS350では、情報転送装置3において第2通信部3bは第3通信部3cを経由し着側の通信機器2に対しメッセージを転送する処理を行う。ステップS360では、着側通信機器2において出力部2bにより利用者にメッセージを出力する。
【0060】
なお、上述した通話内容の再生は、音声ファイルを送信し通信機器2で再生してもよく、ストリーミング形式による再生でも構わない。
【0061】
(第1実施形態の変形例)
第1実施形態の変形例として、メッセージのタイトルやダイジェスト情報などもサブジェクト情報の一部として利用してもよい。変形したサブジェクト情報は上述の実施形態における留守番電話蓄積装置4のサブジェクト管理部4cにて保持することとする。
【0062】
変形したサブジェクト情報は、発側利用者がメッセージを蓄積する際に通信機器2の入力部を用いて利用者がメッセージのタイトルを入力する形式でもよい。または、留守番電話蓄積装置4において、音声翻訳装置を付加することによりメッセージのダイジェストを抽出したりメッセージの最初の数秒間を記録しサブジェクト情報に付加する形式でもよい。
【0063】
[第2実施形態]
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、メッセージの蓄積があったとき、サブジェクト(蓄積内容通知データ)を着側利用者に対し直接送信するのではなく、先ず、メッセージが蓄積されていることの通知を着側ユーザに行い、ユーザ動作によりサブジェクトを取得することを要旨とする。その後利用者はメッセージを再生する。
【0064】
本実施形態の留守番電話サービス提供システムの構成において、第1実施形態と異なる点は、サブジェクト通知方法と再生方法であり、システム構成そのものは同一であるためシステム構成図として第1実施形態と同一のものを用いる。発側利用者の蓄積方法は、上述した第1実施形態と同一であるため省略する。着側利用者へのサブジェクト情報の通知手順について図8に示す。
【0065】
同図に示すように、ステップS400とステップS410において、留守番電話蓄積装置4は、着側利用者に対するメッセージが蓄積されたとき、蓄積通知を転送する。ステップS420において通信機器2において出力部より蓄積通知が出力される。このとき、蓄積通知には、蓄積の有無のみが示される。この出力される蓄積通知はテキストやアイコン等の画像等であってもよく、また音による通知であってもよいが限定しない。
【0066】
ステップS430において利用者は蓄積通知を基にメッセージのサブジェクトを取得することを通信機器2の入力手段を用いて要求する。ステップS440,S450において、情報転送装置3を経由して留守番電話蓄積装置4にサブジェクト情報取得要求が転送される。ステップS460において、留守番電話蓄積装置4において、制御部4eは着側利用者の通信機器2の電話番号等をIDとしてサブジェクト管理部4cに蓄積されているサブジェクト情報を検索する要求を行い、サブジェクト情報を入手する。
【0067】
ステップS470,S480において、留守番電話蓄積装置4は情報転送装置3を経由し通信機器2に対しサブジェクト情報を転送する。ステップS490において、着側利用者の通信機器2はサブジェクト情報を出力する。このとき、利用者は蓄積通知が転送されたときサブジェクト情報を入手する処理を行わずに直接蓄積通話を再生させても構わないが、従来の留守番電話サービスとほぼ同様であるため処理手段は省略する。
【0068】
なお、サブジェクト情報取得後、蓄積メッセージを再生させる手順は、上述した第1実施形態と同一であるため省略する。
【0069】
(第2実施形態の変形例1)
変形例1では、メッセージが蓄積されていることを通知する際、サブジェクト情報を表示する着側利用者専用のWebページのURLをユーザに通知し、ユーザ動作によりサブジェクト情報を取得する形態としてもよい。
【0070】
(第2実施形態の変形例2)
第1実施形態の変形例と同様、録音内容のタイトルやダイジェスト情報などもサブジェクト情報の一部(内容情報データ)として利用してもよい。動作手段そのものは上述の第2実施形態や第2実施形態の変形例1の動作と同様であり、サブジェクト情報の内容のみが異なるものとなる。
【0071】
[第3実施形態]
次いで、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、サブジェクト(蓄積内容通知データ)の直接送信や、メッセージが蓄積されていることの通知等を行うことなく、ユーザの意思に基づく動作によりサブジェクトを取得することを要旨とする。その後利用者はメッセージを再生する。
【0072】
本実施形態の留守番電話サービス提供システムにおいて、システム構成そのものは同一であるためシステム構成図として第1実施形態と同一のものを用いる。発側利用者の蓄積方法は、上述した第1実施形態と同一であるため省略する。着側利用者へのサブジェクト情報の取得手順について図9に示す。
【0073】
同図に示すように、利用者の発意により、ステップS500において利用者は、メッセージのサブジェクト情報を取得することを通信機器2の入力手段を用いて要求する。ステップS510,S520において、情報転送装置3を経由して留守番電話蓄積装置4にサブジェクト情報取得要求が転送される。ステップS530では、留守番電話蓄積装置4において、制御部4eは着側利用者の通信機器2の電話番号等をIDとしてサブジェクト管理部4cに蓄積されているサブジェクト情報を検索する要求を行い、サブジェクト情報を選択する。
【0074】
ステップS540,S550において、留守番電話蓄積装置4は、情報転送装置3を経由し通信機器2に対しサブジェクト情報を転送する。ステップS560において、着側利用者の通信機器2は、転送されたサブジェクト情報を出力する。なお、このサブジェクト情報取得後、蓄積メッセージを再生させる手順は、上述した第1実施形態と同一であるため省略する。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、留守番電話が蓄積された際、着信側利用者に対し、誰が、いつ、どれくらいの通話時間かということを通知するとともに、複数のメッセージが録音されている場合、複数の蓄積された通話を利用者に通知し、通知された録音通話のうち再生したい通話を記録・保存する順序に関わらず再生することを可能とすることによって、留守番電話サービスを利用者にとってより便利なサービスとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の留守番電話サービス提供システムの構成を示す図である。
【図2】第1実施形態の通信機器の構成を示す図である。
【図3】第1実施形態の情報転送装置の構成を示す図である。
【図4】第1実施形態の留守番電話蓄積装置の構成を示す図である。
【図5】第1実施形態において、発側利用者からの発話を蓄積する際の処理を示すシーケンス図である。
【図6】第1実施形態において、着側利用者に対しサブジェクト情報を通知する際の処理を示すシーケンス図である。
【図7】第1実施形態において、着側利用者がサブジェクト情報に基づき蓄積された通話を再生する際の処理を示すシーケンス図である。
【図8】第2実施形態において、着側利用者に対し蓄積通話の存在を通知する際の処理を示すシーケンス図である。
【図9】第3実施形態において、着側利用者が、サブジェクト情報を取得する際の処理を示すシーケンス図である。
【図10】実施形態にかかるサブジェクト情報の記述例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…通信ネットワーク
2…通信機器
2a…通信部
2b…出力部
2c…格納部
2d…入力部
2e…制御部
3…情報転送装置
3a…第1通信部
3b…第2通信部
3c…第3通信部
3d…格納部
3e…制御部
4…留守番電話蓄積装置
4a…網内接続部
4b…通話蓄積部
4c…サブジェクト管理部
4d…ガイダンス再生部
4e…制御部

Claims (22)

  1. 着側通信機器の状態に応じ、発側通信機器からのメッセージを蓄積する留守番電話サービス提供システムであって、
    前記発側通信機器から前記メッセージを取得するメッセージ取得部と、
    前記発側通信機器を特定する通信機器識別子を取得する識別子取得部と、
    前記メッセージの蓄積開始時間及び終了時間を取得し、前記メッセージの時間長を計測し、これらを時間情報として生成する時間情報生成部と、
    前記メッセージと、前記通信機器識別子及び前記時間情報とを関連付けて蓄積する通話蓄積部と、
    前記通話蓄積部に蓄積された情報に基づいて、前記通信機器識別子と前記時間情報と前記メッセージの最初の一定期間とを通知する蓄積内容通知データを生成する通知データ生成部と、
    前記蓄積内容通知データを前記着側通信機器に送信する送信部と
    を有することを特徴とする留守番電話サービス提供システム。
  2. 前記通話蓄積部は、蓄積されている前記メッセージ数を計数する計数部を備え、この計数部による計数結果に応じて前記蓄積内容通知データを生成することを特徴とする請求項1に記載の留守番電話サービス提供システム。
  3. 前記蓄積内容通知データには、蓄積された前記メッセージを特定するメッセージ識別子が含まれ、
    着側通信機器は、前記蓄積内容通知データに含まれた前記メッセージ識別子を抽出し、抽出した前記メッセージ識別子により特定される前記メッセージの再生を指示する再生指示データを生成する再生指示データ生成部を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の留守番電話サービス提供システム。
  4. 前記蓄積内容通知データは、前記着側通信機器において音声、画像、文字又は記号等により提示されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の留守番電話サービス提供システム。
  5. 前記着側通信機器は、前記蓄積内容通知データに複数のメッセージが含まれている場合に、前記提示された情報に基づき任意のメッセージを選択するための入力部を備え、
    前記再生指示データ生成部は、入力部により選択された前記メッセージを再生することを指示する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の留守番電話サービス提供システム。
  6. 前記メッセージの内容を示す内容情報を、前記発側通信機器から取得する内容情報取得部を備え、
    前記通話蓄積部は、蓄積された前記メッセージに前記内容情報を関連付けて蓄積し、
    前記蓄積内容通知データ生成部は、生成する内容通知データに前記内容情報を付加する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の留守番電話サービス提供システム。
  7. 着側通信機器の状態に応じ、発側通信機器からのメッセージを蓄積する留守番電話サービス提供方法であって、
    前記発側通信機器から前記メッセージを取得するステップ(1)と、
    前記発側通信機器を特定する通信機器識別子を取得するステップ(2)と、
    前記メッセージの蓄積開始時間及び終了時間を取得し、前記メッセージの時間長を計測し、これらを時間情報として生成するステップ(3)と、
    前記メッセージと、前記通信機器識別子及び前記時間情報とを関連付けて通話蓄積部に蓄積するステップ(4)と、
    前記通話蓄積部に蓄積された情報に基づいて、前記通信機器識別子と前記時間情報と前記メッセージの最初の一定期間とを通知する蓄積内容通知データを生成するステップ(5)と、
    前記蓄積内容通知データを前記着側通信機器に送信するステップ(6)と
    を有することを特徴とする留守番電話サービス提供方法。
  8. 前記ステップ(4)において、蓄積されている前記メッセージ数を計数し、前記ステップ(5)では、この計数結果に応じて前記蓄積内容通知データを生成することを特徴とする請求項7に記載の留守番電話サービス提供方法。
  9. 前記蓄積内容通知データには、蓄積された前記メッセージを特定するメッセージ識別子が含まれ、
    前記着側通信機器において、前記蓄積内容通知データに含まれた前記メッセージ識別子を抽出し、抽出した前記メッセージ識別子により特定される前記メッセージの再生を指示する再生指示データを生成する
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の留守番電話サービス提供方法。
  10. 前記蓄積内容通知データは、前記着側通信機器において、音声、画像、文字又は記号等により提示されることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の留守番電話サービス提供方法。
  11. 前記蓄積内容通知データに複数のメッセージが含まれている場合に、前記着側通信機器において、前記提示された情報に基づき任意のメッセージを選択し、
    前記ステップ(5)では、選択された前記メッセージを再生することを指示する
    ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の留守番電話サービス提供方法。
  12. 前記メッセージの内容を示す内容情報を、前記発側通信機器から取得するステップをさらに備え、
    前記ステップ(4)では、蓄積された前記メッセージに前記内容情報を関連付けて蓄積し、
    前記ステップ(5)では、生成する内容通知データに前記内容情報を付加する
    ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の留守番電話サービス提供方法。
  13. 着側通信機器の状態に応じ、発側通信機器からのメッセージを蓄積する留守番電話サービス提供装置に接続可能な通信機器であって、
    前記メッセージを蓄積した前記発側通信機器を特定する通信機器識別子と、該メッセージの蓄積開始時間、終了時間及び時間長等の時間情報と、前記メッセージの最初の一定期間とを通知する蓄積内容通知データを取得する手段と、
    取得した前記蓄積内容通知データを提示する通知データ提示手段と
    を有することを特徴とする通信機器。
  14. 前記蓄積内容通知データには、蓄積されたメッセージを特定するメッセージ識別子が含まれ、
    前記蓄積内容通知データに含まれた前記メッセージ識別子を抽出し、抽出した前記メッセージ識別子により特定される前記メッセージの再生を指示する再生指示データを生成する再生指示データ生成部を備える
    ことを特徴とする請求項13に記載の通信機器。
  15. 前記通知データ提示部は、前記蓄積内容通知データを、音声、画像、文字又は記号等により提示することを特徴とする請求項13又は14に記載の通信機器。
  16. 前記蓄積内容通知データに複数のメッセージが含まれている場合に、前記提示された情報に基づき任意のメッセージを選択するための入力部を備え、
    前記再生指示データ生成部は、前記入力部により選択された前記メッセージを再生することを指示する
    ことを特徴とする請求項13乃至15のいずれかに記載の通信機器。
  17. 前記蓄積内容通知データには、蓄積された前記メッセージの内容を示す内容情報が付加され、
    前記通知データ提示部は、前記内容情報を付加して提示する
    ことを特徴とする請求項13乃至16のいずれかに記載の通信機器。
  18. 前記メッセージの内容を示す内容情報を、留守番電話サービス提供装置に登録する内容情報登録部を備えることを特徴とする請求項13乃至17のいずれかに記載の通信機器。
  19. 着側通信機器の状態に応じ、発側通信機器からのメッセージを蓄積する留守番電話サービス提供装置であって、
    前記発側通信機器から前記メッセージを取得するメッセージ取得部と、
    前記発側通信機器を特定する通信機器識別子を取得する識別子取得部と、
    前記メッセージの蓄積開始時間及び終了時間を取得し、前記メッセージの時間長を計測し、これらを時間情報として生成する時間情報生成部と、
    前記メッセージと、前記通信機器識別子及び前記時間情報とを関連付けて蓄積する通話蓄積部と、
    前記通話蓄積部に蓄積された情報に基づいて、前記通信機器識別子と前記時間情報と前記メッセージの最初の一定期間とを通知する蓄積内容通知データを生成する通知データ生成部と、
    前記蓄積内容通知データを前記着側通信機器に送信する送信部と、
    前記着側通信機器の要求に応じて蓄積された前記メッセージを再生するメッセージ再生部と
    を有することを特徴とする留守番電話サービス提供装置。
  20. 前記通話蓄積部は、蓄積されている前記メッセージ数を計数する計数部を備え、この計数部による計数結果に応じて前記蓄積内容通知データを生成することを特徴とする請求項19に記載の留守番電話サービス提供装置。
  21. 前記通知データ生成部は、前記蓄積内容通知データに、蓄積された前記メッセージを特定するメッセージ識別子を付加する機能を有し、
    前記メッセージ再生部は、前記着側通信機器から、前記メッセージ識別子により特定される前記メッセージの再生を指示する再生指示データに基づいて前記メッセージの再生を行う機能を有する
    ことを特徴とする請求項19又は20に記載の留守番電話サービス提供装置。
  22. 前記メッセージの内容を示す内容情報を、前記発側通信機器から取得する内容情報取得部を備え、
    前記通話蓄積部は、蓄積された前記メッセージに前記内容情報を関連付けて蓄積し、
    前記蓄積内容通知データ生成部は、生成する内容通知データに前記内容情報を付加する
    ことを特徴とする請求項19乃至21のいずれかに記載の留守番電話サービス提供装置。
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